JPH09266831A - 着脱式側柵の固定構造 - Google Patents
着脱式側柵の固定構造Info
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- JPH09266831A JPH09266831A JP8080025A JP8002596A JPH09266831A JP H09266831 A JPH09266831 A JP H09266831A JP 8080025 A JP8080025 A JP 8080025A JP 8002596 A JP8002596 A JP 8002596A JP H09266831 A JPH09266831 A JP H09266831A
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Abstract
がたつくことなく固定できるようにする。 【解決手段】 操作レバー8を水平状態とすることによ
り、第1支柱4aの開口末端部におけるスリーブ10か
ら突出した軸部材7を所定距離L2−L1分引き上げて、
スリーブ10と軸部材7先端におけるワッシャ12間の
距離を縮め、スリーブ10の円錐形状の下半部10aを
押圧子11の上端側に押しつけて、押圧子11を径方向
に拡開変形させ、押圧子11を係止穴3内壁面に圧接し
て第1支柱4aをがたつかないように、且つ抜け落ちな
いように固定する。
Description
ームに設けられる着脱自在な着脱式側柵の固定構造に関
するものである。
られる側柵は、(1)転落防止対策、(2)食事台(オ
ーバーテーブル)等の支持部材、(3)ベッドからの乗
り降りの際の手掛かり、(4)痴呆症患者の徘徊防止対
策として用いられている。
(3)の手掛かりとしての機能を発揮するには、着脱式
の側柵では、不充分なところがある。すなわち、前記着
脱式側柵の固定構造においてはベッドのサイドフレーム
に差し込むだけであり、固定手段がないとがたつきをお
こし、不安定となり、使用者に不安感を与えることとな
る。また、(4)の痴呆症患者の徘徊防止目的として
は、側柵を差し込んだだけでは、痴呆症患者が側柵を引
き抜いて振り回したりして、不充分であるといわざるを
得ない。本発明は、このような点を改善するために提案
されたものであって、着脱式側柵を簡単な操作でサイド
フレームにがたつくことなく固定できるようにした、着
脱式側柵の固定構造を提供することを目的とする。
ために、本発明は、ベッド等のサイドフレームに形成し
た係止孔に着脱可能に構成した着脱式側柵において、中
空状パイプによって一体的に構成し、前記係止穴に嵌入
するようにした支柱部と、柵部とを有し、前記支柱部
は、外径が係止穴の内径に比較して小とし、頂部側に基
枠部材を設けて、この基枠部材を貫通して前記支柱部内
に軸部材を挿通すると共に、この軸部材の下端側を支柱
部の開口末端側から突出させ、前記軸部材の基枠部材上
における上端側に、軸部材を軸方向に進退動作させるた
めの操作レバーを取り付ける一方、前記軸部材に、下半
部を円錐形状とすると共に、上半部を円筒形状としたス
リーブを摺動可能に嵌入して、このスリーブの上半部
を、支柱部の開口末端部に嵌合装着し、前記スリーブと
軸部材の下端部間に、長手方向に一部を切り欠いた円筒
状の変形可能な押圧子を遊嵌し、この押圧子の上端側
に、前記スリーブにおける下半部を当接させると共に、
下半部の先端側を押圧子内に臨入させ、前記操作レバー
によって軸部材を所定距離引き上げ操作してスリーブと
軸部材の下端部間の距離を退縮させて、前記押圧子内に
スリーブの下半部を押し込んで押圧子を拡開変形させる
ことで、係止孔内壁に押圧子を圧接させて、支柱部を係
止孔に固定するようにした。前述の支柱部に挿通した軸
部材において、支柱部の開口末端部側から突出した軸部
材の下端部側に、下端部に向かって軸径方向に広がる拡
開端部を設け、長手方向に一部を切り欠いた円筒状の変
形可能な押圧子を軸部材に遊嵌すると共に、支柱部の開
口末端部に装着したスリーブの下半部先端側を押圧子内
に嵌入する一方、軸部材の下端部側における拡開端部の
外周部を押圧子の下端側から押圧子内に臨入させ、前記
操作レバーによって軸部材を所定距離引き上げ操作して
スリーブと軸部材の拡開端部間の距離を退縮させて、前
記押圧子内にスリーブの下半部を押し込むと共に、軸部
材下端部側の拡開端部を押圧子の下端側から、押圧子内
に押し込んで、押圧子の上下端側双方を径方向に拡開変
形させることで、係止孔内壁に押圧子を圧接させて、支
柱部を係止孔に固定するようにした。さらに前述の構成
において、押圧子を、表面側が比較的軟質性の樹脂と、
内面側が比較的硬質の樹脂とによって構成することがで
きる。
の固定構造の実施の形態を挙げ、添付の図面に基づい
て、以下説明する。図1に、着脱式側柵1を示す。この
着脱式側柵1は、中空状パイプによって一体的に構成
し、ベッドのサイドフレーム2上の係止穴3に嵌入する
ようにした第1の支柱4a、第2の支柱4bと、柵部5
とを有する。前記第1支柱4aおよび第2支柱4bは、
前記係止穴3に余裕をもって差し込むことができるよう
に、外径が係止穴3の内径に比較して小としている。第
1支柱4aは、柵部5の下部横パイプ5a、中間横パイ
プ5bに対して直角方向に指向し、頂部を中間横パイプ
5bと上部横パイプ5cとの間に位置させ、第2支柱4
bは、柵部5の下部横パイプ5aから上部横パイプ5c
に至り、中間にて中間横パイプ5bと連結している。
部材6を有し、この基枠部材6を貫通して、第1支柱4
a内に長尺な軸部材7を挿通し、第1支柱4aの開口末
端側から突出させている。この軸部材7の基枠部材6上
の上端部には、軸部材7を軸方向に進退動作させるため
の操作レバー8を取り付ける一方、第1支柱4aの開口
末端側における下端部には、ナット部材9を螺着してい
る。また前記軸部材7には、下半部10aを円錐形状と
すると共に、上半部10bを円筒形状としたスリーブ1
0を摺動可能に嵌入しており、このスリーブ10の円筒
形状の上半部10bを、前記第1支柱4aの開口末端部
に嵌合装着している。そして、前記スリーブ10と軸部
材7の下端部におけるナット部材9間には、長手方向に
一部を切り欠いた円筒状の変形可能な押圧子11を遊嵌
すると共に、ナット部材9によってワッシャ12を介し
支持している(図2参照)。また、前記押圧子11の上
端側に、前記スリーブ10における円錐形状の下半部1
0aを当接すると共に、先端側を押圧子11内に嵌入し
ている。かかる押圧子11は、表面側が軟質性樹脂11
a(例、エラストマー等)と内面側を硬質性樹脂11b
によって構成している(図3参照)。
枠部材6において、前記基枠部材6は、第1支柱4a頂
部の開口面を閉止するようにした、断面略コ型形状の枠
体である。前記操作レバー8は、基枠部材6上におい
て、軸部材7の上端部と回動可能に連結しており、前記
操作レバー8と軸部材7との連結軸13と、操作レバー
8が鉛直状態の際に基枠部材6底部と接する面8aとの
距離L1に比較して、操作レバー8が水平状態の際に基
枠部材6底部と接する面8bとの距離L2を大として、
操作レバー8を水平状態とすることで、前記軸部材7を
軸方向に所定距離引き上げる構造としている(図2参
照)。なお、かかる操作レバー8の基枠部材6底部と接
する面8aと面8bとの間は、基枠部材6底部に円滑に
接触しつつ、操作レバー8を操作することができるよう
に円弧状に面取りしている。
5の上部横パイプ5cを掴みながら、ベッドのサイドフ
レーム2の係止穴3に第1支柱4aおよび第2支柱4b
を差し込み、第1支柱4a頂部の操作レバー8を操作す
る(図1参照)。すなわち、鉛直状にある操作レバー8
を水平状に変位操作する。すると、操作レバー8は、基
枠部材6底部と接する面が、鉛直状態の際に接する面8
aから水平状態の際に接する面8bに移行する。この場
合、(鉛直状態の際に接する面8aと、操作レバー8と
軸部材7との連結軸13との距離L1)<(水平状態の
際に接する面8bと、操作レバー8と軸部材7との連結
軸13との距離L2)であるので、操作レバー8を水平
状態とすることで、前記軸部材7は、軸方向にL2−L1
分、引き上げられる。なお、かかる操作レバー8の操作
は、基枠部材6底部と接する面8aと面8bとの間の円
弧状の面取りによって、円滑に行うことができる。
り、第1支柱4aの開口末端部におけるスリーブ10か
ら突出した軸部材7において、引き上げられた距離L2
−L1分、スリーブ10と軸部材7先端におけるワッシ
ャ12間の距離が縮まることとなり、スリーブ10にお
ける円錐形状の下半部10aが押圧子11の上端側に押
しつけられ、さらに下半部10aが押圧子11の上端側
から、押圧子11内に入り込んでいき、押圧子11は径
方向に拡開変形し、これによって押圧子11が係止穴3
内壁面に圧接されるので、第1支柱4aはがたつかない
ように、且つ抜け落ちないように固定される(図4参
照)。なおこの際、押圧子11は、内面側を硬質性樹脂
11bによって構成しているので、スリーブ10におけ
る下半部10aからの押圧力を減衰することなく受け止
めることができ、しかも表面側が軟質性樹脂11aで構
成したことにより、係止穴3内壁面に充分な圧接力で押
圧子11の表面側を圧接することができる。このよう
に、操作レバー8を鉛直状態から水平状態に変位操作す
るだけの簡単な操作によって、当初の目的を達成するこ
とができるので、機能性に優れ、使い勝手の良い、しか
もコスト的にも問題のない側柵ということができる。
次のような構成でも良い。この場合、図5、図6に示す
ように、サイドフレーム2の係止穴3に嵌入するように
した第1支柱4aに挿通した軸部材20において、第1
支柱4aの開口末端部側から突出した軸部材20の下端
部側に、下端部に向かって軸径方向に広がる拡開端部2
0aを形成し、この拡開端部20aによって、長手方向
に一部を切り欠いた円筒状の変形可能な押圧子11を支
持している。すなわち、押圧子11は、第1支柱4aの
開口末端部に装着したスリーブ10の円錐形状の下半部
10aが当接すると共に、先端側が押圧子11内に嵌入
し、且つ軸部材20の下端部側における拡開端部20a
の軸径方向に広がる外周部の中間部が押圧子11の下端
側から押圧子11内に臨入した状態で支持されている。
なお、前記軸部材20の上端部側は、前述の固定構造と
同様、基枠部材6から突出させると共に、操作レバー8
を回動可能に取り付けており、ここでは、それらの説明
を省略する。
水平状態とすることにより、第1支柱4aの開口末端部
におけるスリーブ10から突出した軸部材20が引き上
げられ、スリーブ10と軸部材20下端部側の拡開端部
20a間の距離が縮まることとなり、スリーブ10にお
ける円錐形状の下半部10aが押圧子11の上端側に押
しつけられ、さらに軸部材20下端部側の拡開端部20
aが押圧子11の下端側から、押圧子11内に入り込ん
でいき、押圧子11は上下端側双方が径方向に拡開変形
し、これによって押圧子11が係止穴3内壁面に圧接さ
れ、着脱式側柵1は一層、確実に且つ強固にがたつくこ
となく、抜け落ちることなく固定することができる(図
7参照)。
ム上の係止穴に余裕をもって差し込むことができるよう
な寸法の支柱部に、軸部材を挿通してこの軸部材を軸方
向に引き上げ変位させることで、支柱部末端から突出し
た軸部材の先端側に保持した押圧子によって係止穴内壁
にがたつくことなく、且つ抜け落ちることなく支柱部を
固定保持することができる。
一例を示す外観斜視図である。
た断面説明図である。
成する構成体の組み合わせ分解斜視説明図である。
ろを示す断面作用説明図である。
説明図である。
わせ分解斜視説明図である。
ろを示す断面作用説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ベッド等のサイドフレームに形成した
係止孔に着脱可能に構成した着脱式側柵において、中空
状パイプによって一体的に構成し、前記係止穴に嵌入す
るようにした支柱部と、柵部とを有し、前記支柱部は、
外径が係止穴の内径に比較して小とし、頂部側に基枠部
材を設けて、この基枠部材を貫通して前記支柱部内に軸
部材を挿通すると共に、この軸部材の下端側を支柱部の
開口末端側から突出させ、前記軸部材の基枠部材上にお
ける上端側に、軸部材を軸方向に進退動作させるための
操作レバーを取り付ける一方、前記軸部材に、下半部を
円錐形状とすると共に、上半部を円筒形状としたスリー
ブを摺動可能に嵌入して、このスリーブの上半部を、支
柱部の開口末端部に嵌合装着し、前記スリーブと軸部材
の下端部間に、長手方向に一部を切り欠いた円筒状の変
形可能な押圧子を遊嵌し、この押圧子の上端側に、前記
スリーブにおける下半部を当接させると共に、下半部の
先端側を押圧子内に臨入させ、前記操作レバーによって
軸部材を所定距離引き上げ操作してスリーブと軸部材の
下端部間の距離を退縮させて、前記押圧子内にスリーブ
の下半部を押し込んで押圧子を拡開変形させることで、
係止孔内壁に押圧子を圧接させて、支柱部を係止孔に固
定するようにしたことを特徴とする着脱式側柵の固定構
造。 - 【請求項2】 前記支柱部に挿通した軸部材におい
て、支柱部の開口末端部側から突出した軸部材の下端部
側に、下端部に向かって軸径方向に広がる拡開端部を設
け、長手方向に一部を切り欠いた円筒状の変形可能な押
圧子を軸部材に遊嵌すると共に、支柱部の開口末端部に
装着したスリーブの下半部先端側を押圧子内に嵌入する
一方、軸部材の下端部側における拡開端部の外周部を押
圧子の下端側から押圧子内に臨入させ、前記操作レバー
によって軸部材を所定距離引き上げ操作してスリーブと
軸部材の拡開端部間の距離を退縮させて、前記押圧子内
にスリーブの下半部を押し込むと共に、軸部材下端部側
の拡開端部を押圧子の下端側から、押圧子内に押し込ん
で、押圧子の上下端側双方を径方向に拡開変形させるこ
とで、係止孔内壁に押圧子を圧接させて、支柱部を係止
孔に固定するようにしたことを特徴とする請求項1記載
の着脱式側柵の固定構造。 - 【請求項3】 前記押圧子は、表面側が比較的軟質性
の樹脂と、内面側が比較的硬質の樹脂によって構成した
ことを特徴とする請求項1または2記載の着脱式側柵の
固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8080025A JP3058321B2 (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 着脱式側柵の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8080025A JP3058321B2 (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 着脱式側柵の固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09266831A true JPH09266831A (ja) | 1997-10-14 |
JP3058321B2 JP3058321B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=13706750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8080025A Expired - Fee Related JP3058321B2 (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 着脱式側柵の固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058321B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003052763A (ja) * | 2001-08-16 | 2003-02-25 | Paramount Bed Co Ltd | ベッドにおける側柵 |
JP2019141555A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | 株式会社プラッツ | ベッド用側柵 |
-
1996
- 1996-04-02 JP JP8080025A patent/JP3058321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003052763A (ja) * | 2001-08-16 | 2003-02-25 | Paramount Bed Co Ltd | ベッドにおける側柵 |
JP2019141555A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | 株式会社プラッツ | ベッド用側柵 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3058321B2 (ja) | 2000-07-04 |
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