JP3545301B2 - パイプの連結構造 - Google Patents

パイプの連結構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3545301B2
JP3545301B2 JP2000009380A JP2000009380A JP3545301B2 JP 3545301 B2 JP3545301 B2 JP 3545301B2 JP 2000009380 A JP2000009380 A JP 2000009380A JP 2000009380 A JP2000009380 A JP 2000009380A JP 3545301 B2 JP3545301 B2 JP 3545301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
insertion hole
cylindrical
pipe
cylindrical pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000009380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001200817A (ja
Inventor
宏俊 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2000009380A priority Critical patent/JP3545301B2/ja
Publication of JP2001200817A publication Critical patent/JP2001200817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3545301B2 publication Critical patent/JP3545301B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一対の円筒状パイプを軸方向に連結一体化するためのパイプの連結構造及び該連結構造に用いるスリーブ部材、及び掃除具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば図4に示す掃除具50の柄や、杖の柄等の長尺のロッド状部材51は、複数の円筒状パイプ52を軸方向に連結一体化して形成される場合がある。円筒状パイプ52を連結一体化するための連結部53の構造としては、例えば連結すべき一対の円筒状パイプ52,52の各端部の開口に、内周面に雌ねじを有する雌ねじ体を各々取り付け、これらの一対の雌ねじ体を対向配置し、外周面に雄ねじを備えた雄ねじ体を対向配置した双方の雌ねじ体に螺合することによって、一対の円筒状パイプ52,52を接合一体化する構造が知られている。
【0003】
上記従来の連結部53の構造によれば、雌ねじ体と雄ネジ体の螺合に加えて、対向して当接する雌ねじ体の端面同士の摩擦力によって雌ねじ体のゆるみを抑えるように構成されたものである。したがって、連結部53に曲げ応力が加わると当接する端面間に隙間が生じて摩擦力が得られなくなり、雌ねじ体と雄ネジ体の螺合が緩みやすくなると共に、連結部53が折れ曲がって破損しやすくなる。また、上記従来の連結部53の構造によれば、その構造が複雑である。
【0004】
本発明は、連結部に曲げ応力が加わっても当該連結部に緩みや破損が生じるのを効果的に防止できると共に、簡易な構造によって一対の円筒状パイプを軸方向に容易に連結一体化することのできるパイプの連結構造及び該連結構造に用いるスリーブ部材、及び掃除具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一方の円筒状パイプの縮径した端部を他方の円筒状パイプの端部の開口に挿入して連結部とし、該連結部を覆って配置されるスリーブ部材を用いて一対の前記円筒状パイプを軸方向に連結一体化する連結構造であって、前記連結部を構成する一対の円筒状パイプの各端部にはその周面に突起挿入穴を各々形成し、前記スリーブ部材は、その内周面から内側に突出して前記突起挿入穴に挿入係止される係合突起を備えており、前記一方の円筒状パイプの縮径した端部の基端部は勾配部となっていて、他方の円筒状パイプの開口の縁部を該勾配部に当接させた状態で、一対の突起挿入穴を合致させることができる位置に、各突起挿入穴が開口形成されており、重なり合った一方の円筒状パイプの突起挿入穴と他方の円筒状パイプの突起挿入穴に係合突起が挿入係止された状態では、これらの突起挿入穴はパイプ同士が離れる方向にズレており、前記係合突起はピン挿入孔を有する拡開可能な中空突起であり、該ピン挿入孔に楔ピンを挿入係止することにより、重ね合わせた一対の突起挿入穴内で係合突起を拡開させてこれらの内壁面に押し付け、一対の突起挿入穴の中心が合致する方向にスライド移動させつつ、一方の円筒状パイプと他方の円筒状パイプを相互に引き寄せて、遊びを解消して前記連結部をロックするパイプの連結構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0006】
また、本発明は、前記パイプの連結構造に用いるスリーブ部材であって、前記連結部を覆って装着される内径を有し、且つ軸方向全長に亘って切り込みが設けられていることにより拡径するように弾性変形可能なスリーブ本体と、該スリーブ本体の内周面から内側に突出すると共に、ピン挿入孔を有する拡開可能な中空の係合突起と、前記ピン挿入孔に挿入係止されて前記係合突起を拡開させる楔ピンとからなるスリーブ部材を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】
さらに、本発明は、上記パイプの連結構造によって円筒状パイプを軸方向に連結一体化してなる柄を有する掃除具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態に係るパイプの連結構造は、例えば床面等の拭き掃除を行うための掃除用シート部材が取り付けられた掃除板と、この掃除板から立設して設けられた柄とからなる掃除具の、当該柄を複数の円筒状パイプを軸方向に連結一体化して設ける際に採用されたものである(図4参照)。すなわち、掃除具は、運搬や販売の便宜から掃除板や円筒状パイプ等の部品に各々に分解され、これらの部品を一まとめとした状態で製品化されており、使用時にはこれらを組み立てて使用する。
【0009】
そして、本実施形態のパイプの連結構造10は、図1〜図3に示すように、複数の円筒状パイプからなる柄を構成する各一対の円筒状パイプ11,12の連結箇所において採用されるもので、一方の円筒状パイプ11の縮径した端部13を他方の円筒状パイプ12の端部14の開口15に挿入して連結部16とし(図3参照)、この連結部16を覆って配置されるスリーブ部材17を用いて一対の円筒状パイプ11,12を軸方向に連結一体化するものである。
【0010】
連結部16を構成する一対の円筒状パイプ11,12の各端部13,14にはその周面に円形の突起挿入穴18,19が各々形成されており、またスリーブ部材17は、その内周面から内側に突出して突起挿入穴18,19に挿入係止される係合突起20を有している。この係合突起20はピン挿入孔21を有する拡開可能な中空突起であり、ピン挿入孔21にスリーブ部材17の外側から楔ピン24を挿入係止することにより、重ね合わせた突起挿入穴18,19内で係合突起20を拡開させて連結部16をロックする(図3(c)参照)。
【0011】
円筒状パイプ11,12は、各々、外径16mm、肉厚1mm程度の大きさの中空断面を有する、長さ250mm程度の金属製(アルミニウム製)の円筒状のパイプ部材である。一方の円筒状パイプ11の端部13は、その先端のt=25mm程度の部分が外径14mm程度に縮径されており、この縮径された端部13が、他方の円筒状パイプ12の端部14の開口15に挿入されて、一方の円筒状パイプ11の端部13と他方の円筒状パイプ12の端部14とが密接状態で重なり合った25mm程度の長さの二重構造の連結部16が構成される。なお、一方の円筒状パイプ11の端縁部35はその角部がテーパー状に面取りされて、他方の円筒状パイプ12の開口15に挿入する作業をスムースに行うことができるようになっている。
【0012】
また、一方の円筒状パイプ11の端部13は、その外周面が急勾配で10mm程度の長さで先端に向かって縮径した後、緩い勾配でt=25mm程度の長さに亘って徐々に縮径する2段の縮径構造を備えている。他方の円筒状パイプ12の端部14は、その内周面が、上記縮径された端部13の緩い勾配と合致する勾配で、先端に向かって25mm程度の長さに亘って徐々に拡径している。したがって、一方の円筒状パイプ11の端部13を、他方の円筒状パイプ12の端部14の開口15に挿入し、その縮径部分の基端部36である急勾配部を他方の円筒状パイプ12の開口15の縁部に当接させることにより、端部13,14を容易に密接状態とすることが可能になる(図3(b)参照)。
【0013】
なお、一方の円筒状パイプ11の縮径部分の基端部36を他方の円筒状パイプ12の開口15の縁部に当接させた状態で、二重構造の連結部16を適宜周方向にスライドすることによって、一方の円筒状パイプ11の突起挿入穴18を他方の円筒状パイプ12の突起挿入穴19に容易に合致させることができるような位置に、各突起挿入穴18,19は開口形成されている。
【0014】
また、一方の円筒状パイプ11の縮径した端部13には、これの端縁部から突起挿入穴18に至る突起スライド案内溝27(図2参照)が、係合突起21の外径に相当する幅を有する浅い凹状断面で、円筒状パイプ11の軸方向に形成されている。突起スライド案内溝27が形成されていることにより、後述するように、一方の円筒状パイプ11の端部13を他方の円筒状パイプ12の端部14の開口15に挿入する際に、他方の円筒状パイプ12の突起挿入穴19から内方に突出する係合突起20(図2(b)参照)をスライド案内溝27に配置すれば、係合突起20はスライド案内溝27に沿って突起挿入穴18に向かって自動的かつスムースに移動して行くことになり、一方の円筒状パイプ11を周方向にスライドすることなく一対の突起挿入穴18,突起挿入穴19を容易に重ね合わせることが可能になる。
【0015】
スリーブ部材17は、連結部16を覆って装着することのできる内径を有し、且つ軸方向全長に亘って切り込み23が設けられていることにより、その内径を拡大するように弾性変形可能なスリーブ本体22と、スリーブ本体22の内周面から内側に突出すると共に、ピン挿入孔21を有する拡開可能な中空の係合突起20と、ピン挿入孔21に挿入係止されて係合突起20を拡開させる楔ピン24とからなる。
【0016】
スリーブ本体22は、例えば合成樹脂(プラスチック)製の30mm程度の長さの円筒状部材である。また、スリーブ本体22には、軸方向全長に亘って直線状に切り込み23が形成されていることにより、16mm程度の内径を有する状態から、当該切り込み23の間隔を周方向に拡げることによって、スリーブ本体22を径方向外方に弾性変形させて拡径することができ、かかる拡径した状態では、スリーブ本体22はその弾性によって径方向内方に向かう付勢力を生じることになる。
【0017】
係合突起20は、切り込み23と対向する位置において、スリーブ本体22の内周面から内側に3mm程度の突出長さで突出している。また、係合突起20は、切り込み23と反対側に設けられたスリーブ本体22の厚肉補強部25に一体として突出形成されている。係合突起20は、その中心部分を貫通して設けられたピン挿入孔21を有する筒状の中空突起である。ピン挿入孔21は、その外側の開口が、厚肉補強部25の外周面に形成されたピン装着開口26において開口しており、また、外側略半分が3mm程度の内径を有すると共に、内側先端に向けてその内径を円錐形状のテーパー部28として縮径させている。そして、係合突起20は、ピン挿入孔21の軸方向に延長する4本の分割スリット33によって周方向に4分割されており、後述するように楔ピン24をピン挿入孔21に挿入係止した際に、テーパー部28が押し拡げられ、弾性変形することによって、係合突起20が拡開する。
【0018】
楔ピン24は、スリーブ本体22と同様の材質の合成樹脂(プラスチック)からなり、スリーブ本体22のピン装着開口26に納まる大きさの円盤形状の押圧部29と、押圧部29の中央から突出する楔部30とからなる。楔部30は、外径が3mm程度の円柱部31とこの円柱部31の先端に設けられた円錐部32とからなり、また円柱部31は、ピン装着開口26において外側端部開口するピン挿入孔21の全長と略等しい5mm程度の長さを有している。これによって、楔ピン24の楔部30をピン挿入孔21に挿入した際に、円柱部31はテーパー部28を押し拡げるようにしてピン挿入孔21の略全長を貫通し、係合突起20を拡開した状態で係止される。なお、楔ピン24は、スリーブ本体22の端縁部に一体として取り付けられた接続帯34を介してスリーブ本体22に連結して設けられている。
【0019】
そして、本実施形態の連結構造10によれば、スリーブ部材17を用いた簡易な構造によって、一対の円筒状パイプ11,12を軸方向に容易に連結一体化することができる。すなわち、切り込み23の間隔を拡げてスリーブ部材17を必要に応じて拡径させて、他方の円筒状パイプ12の端部14の外周面に密接状態で装着すると共に、係合突起20を突起挿入穴19に挿入して他方の円筒状パイプ12の内側面から突出させた状態とする(図3(a),図2(b)参照)。なお、かかるスリーブ部材17の他方の円筒状パイプ12の端部14への取り付けは、工場等において予め行っておくことが好ましい。
【0020】
しかる後に、一方の円筒状パイプ11の縮径した端部13を、他方の円筒状パイプ12の端部14の開口15に挿入してゆく。かかる挿入作業により、係合突起20は、その先端が一方の円筒状パイプ11の端部13の外周面と当接し、スリーブ部材17の弾性によって径方向外方に押し上げられた状態で、スライド案内溝27に沿ってスライド移動する。一方の円筒状パイプ11の突起挿入穴18が他方の円筒状パイプ12の突起挿入穴19に重なると、拡径していたスリーブ部材17の弾性付勢力によって、係合突起20は押し下げられ、パチンという係止音と共に、一方の円筒状パイプ11の突起挿入穴18に容易かつスムースに挿入係止される(図3(b)参照)。
【0021】
重なり合った一方の円筒状パイプ11の突起挿入穴18と他方の円筒状パイプ12の突起挿入穴19に係合突起20が挿入係止された状態では、これらの突起挿入穴18,19は完全には一致しておらず、パイプ11,12同士が離れる方向にズレていることにより(図3(b)の符号s参照)、連結部16には遊びが生じている。本実施形態によれば、このズレsがなくなるようにパイプ11,12を互いに引き寄せ、連結部16の遊びを解消して一方の円筒状パイプ11の縮径した端部13と他方の円筒状パイプ12の端部14とを強固に密着させ、当該連結部16のがたつきを容易に防止することができる。
【0022】
すなわち、重なり合った突起挿入穴18,19に挿入係止された係合突起20のピン挿入孔21に、楔ピン24を、スリーブ本体22のピン装着開口26の外側から押し込めば、係合突起20は拡開することにより突起挿入穴18,19いっぱいに拡がってこれの内壁面に押し付けられ、突起挿入穴18,19を穴の中心が合致する方向にスライド移動させつつ、一方の円筒状パイプ11と他方の円筒状パイプ12とが互いに引き寄せられる(図3(c)参照)。これによって、連結部16はその遊びが解消されて一対パイプ11,12の端部13,14が強固に密着した状態でロックされ、当該連結部16のがたつきが効果的に回避されることになる。なお、係合突起20の先端部は、一方の円筒状パイプ11の突起挿入穴18の径より大きく拡開して側面が潰れることになるが、これによって、パイプ11,12の径の誤差によって生じる突起挿入穴18,19の中心のずれの大小を吸収することになる。
【0023】
そして、本実施形態の連結構造10によれば、連結部16は、一方の円筒状パイプ11の端部13と他方の円筒状パイプ12の端部14とが相当の長さで(本実施形態では25mm)密接配置された二重構造を備えているので、清掃具の使用時等において、連結部16に大きな曲げ応力が加わっても、かかる二重構造のラップ部分で当該曲げ応力を十分に支持することができ、連結部16に緩みや破損が生じるのを効果的に回避することができる。また、特に、円筒状パイプ11,12は、金属製のパイプ部材であるので、曲げ応力に対するさらに強固な支持力を発揮することができる。
【0024】
すなわち、本実施形態によれば、連結部16に曲げ応力が加わっても当該連結部16に緩みや破損が生じるのを効果的に防止できると共に、簡易な構造によって一対の円筒状パイプ11,12を軸方向に容易に連結一体化することができる。
【0025】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、突起挿入穴は必ずしも円形である必要はなく、楕円形や長円形等であっても良い。また、スリーブ部材における楔ピンのスリーブ本体への接続は、必ずしも接続帯を介したものである必要はなく、スリーブ本体に開閉可能にヒンジ結合された蓋体の内側に楔ピンを設け、蓋体の開閉によって楔ピンをピン挿入孔に挿入係止することもできる。
【0026】
さらに、本発明は、掃除具の柄に限定されることなく、指示棒、つえ等の、複数の円筒状パイプを軸方向に連結一体化して形成される種々の長尺のロッド状部材における円筒状パイプの連結構造として採用することができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明のパイプの連結構造及び該連結構造に用いるスリーブ部材、及び清掃具によれば、連結部に曲げ応力が加わっても当該連結部に緩みや破損が生じるのを効果的に防止できると共に、簡易な構造によって一対の円筒状パイプを軸方向に強固に連結一体化することのできるパイプの連結構造を容易に構成することができる。

【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパイプの連結構造により連結された一対の円筒状パイプを示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るパイプの連結構造を説明する、(a)は分解斜視図、(b)は(a)のA−Aに沿った縦断斜視図である。
【図3】(a),(b),(c)は、本発明の一実施形態に係るパイプの連結構造を説明する断面図である。
【図4】従来のパイプの連結構造を備えた清掃具を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 パイプの連結構造
11 一方の円筒状パイプ
12 他方の円筒状パイプ
13 端部(一方の円筒状パイプの縮径した端部)
14 端部(他方の円筒状パイプの端部)
15 開口
16 連結部
17 スリーブ部材
18 突起挿入穴
19 突起挿入穴
20 係合突起
21 ピン挿入孔
22 スリーブ本体
23 切り込み
24 楔ピン
27 突起スライド案内溝
28 テーパー部
29 押圧部
30 楔部
33 分割スリット

Claims (4)

  1. 一方の円筒状パイプの縮径した端部を他方の円筒状パイプの端部の開口に挿入して連結部とし、該連結部を覆って配置されるスリーブ部材を用いて一対の前記円筒状パイプを軸方向に連結一体化する連結構造であって、
    前記連結部を構成する一対の円筒状パイプの各端部にはその周面に突起挿入穴を各々形成し、前記スリーブ部材は、その内周面から内側に突出して前記突起挿入穴に挿入係止される係合突起を備えており、
    前記一方の円筒状パイプの縮径した端部の基端部は勾配部となっていて、他方の円筒状パイプの開口の縁部を該勾配部に当接させた状態で、一対の突起挿入穴を合致させることができる位置に、各突起挿入穴が開口形成されており、
    重なり合った一方の円筒状パイプの突起挿入穴と他方の円筒状パイプの突起挿入穴に係合突起が挿入係止された状態では、これらの突起挿入穴はパイプ同士が離れる方向にズレており、
    前記係合突起はピン挿入孔を有する拡開可能な中空突起であり、該ピン挿入孔に楔ピンを挿入係止することにより、重ね合わせた一対の突起挿入穴内で係合突起を拡開させてこれらの内壁面に押し付け、一対の突起挿入穴の中心が合致する方向にスライド移動させつつ、一方の円筒状パイプと他方の円筒状パイプを相互に引き寄せて、遊びを解消して前記連結部をロックするパイプの連結構造。
  2. 前記一方の円筒状パイプは、これの縮径した端部の基端部である前記勾配部から先端に向かって徐々に縮径する緩い勾配の部分を備えており、他方の円筒状パイプの端部は、その内周面が、前記縮径された端部の緩い勾配と合致する勾配で徐々に拡径している請求項に記載のパイプの連結構造。
  3. 請求項1又は2に記載のパイプの連結構造に用いるスリーブ部材であって、
    前記連結部を覆って装着される内径を有し、且つ軸方向全長に亘って切り込みが設けられていることにより拡径するように弾性変形可能なスリーブ本体と、該スリーブ本体の内周面から内側に突出すると共に、ピン挿入孔を有する拡開可能な中空の係合突起と、前記ピン挿入孔に挿入係止されて前記係合突起を拡開させる楔ピンとからなるスリーブ部材。
  4. 請求項1又は2に記載のパイプの連結構造によって円筒状パイプを軸方向に連結一体化してなる柄を有する掃除具。
JP2000009380A 2000-01-18 2000-01-18 パイプの連結構造 Expired - Fee Related JP3545301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000009380A JP3545301B2 (ja) 2000-01-18 2000-01-18 パイプの連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000009380A JP3545301B2 (ja) 2000-01-18 2000-01-18 パイプの連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001200817A JP2001200817A (ja) 2001-07-27
JP3545301B2 true JP3545301B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=18537543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000009380A Expired - Fee Related JP3545301B2 (ja) 2000-01-18 2000-01-18 パイプの連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3545301B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200467535Y1 (ko) 2011-07-15 2013-06-20 금성에이스산업(주) 연결 각도 가변 조인트
CN106640879A (zh) * 2017-02-22 2017-05-10 陈志忠 磁性栓
CN108775314A (zh) * 2018-06-08 2018-11-09 云南联塑科技发展有限公司 一种易于逃生的塑料逃生管件

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001200817A (ja) 2001-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4067257B2 (ja) パイプの連結構造
EP1239761B1 (en) Pipe connecting structure and cleaning tool
US5641255A (en) Clip
JP2007321900A (ja) クリップ
JPH04327676A (ja) 中空断面部材用コーナロック固着具
US4312612A (en) Screw fixing device
JP3545301B2 (ja) パイプの連結構造
JP2592358B2 (ja) 管継手
KR101296171B1 (ko) 해제클립
JPH0215045Y2 (ja)
JP4412816B2 (ja) パイプの連結構造
JP3649689B2 (ja) パイプの連結構造
JP4646949B2 (ja) パイプの連結構造
JP5894483B2 (ja) 柄の連結構造
JP2004019670A (ja) ツーピースクリップ
JP5025706B2 (ja) パイプの連結構造
JP2007278513A (ja) パイプの連結構造
JP2001317513A (ja) パイプの連結構造
JP2002147421A (ja) パイプの連結構造
JP4400785B2 (ja) 棒状体の連結構造
JP2002147420A (ja) 管体の連結構造
JP4553478B2 (ja) パイプの連結構造
JP5132756B2 (ja) パイプの連結構造
JP3792106B2 (ja) パイプの連結構造
KR100299068B1 (ko) 고정용 클립

Legal Events

Date Code Title Description
A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040407

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees