JPH08128239A - 伸縮ポ−ル - Google Patents

伸縮ポ−ル

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JPH08128239A
JPH08128239A JP26673194A JP26673194A JPH08128239A JP H08128239 A JPH08128239 A JP H08128239A JP 26673194 A JP26673194 A JP 26673194A JP 26673194 A JP26673194 A JP 26673194A JP H08128239 A JPH08128239 A JP H08128239A
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diameter pipe
lock
locking
rod
pipe
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Hiroshi Aono
弘嗣 青野
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Riken Light Metal Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 (1)伸縮ポ−ルを任意の長さ位置で、容易
かつ確実に固定できる。(2)内パイプの抜けを簡単な
機構で防止できる。(3)物干用又はテントやタ−プの
シ−ト支持用ポ−ルとしても好適である。(4)収納時
におけるパイプが短尺化できる。などの伸縮ポ−ルを提
供することを目的とする。 【構成】 大径のパイプ内に小径のパイプを伸縮自在に
収納する伸縮ポ−ルにおいて、前記小径パイプの端にね
じ部3a付きのロッド部材2を取付け、このロッド部材
2に遊嵌挿入されるロック用支持材4と前記ロッド部材
2のねじ部3aに螺合する他方のねじ部付きロック用押
圧材6との間にあって、前記ロック用支持材4とロック
用押圧材6とによる挟圧力によって半径方向に拡開し前
記大径のパイプの内壁に圧接可能に支持されたロック材
5とからなるロック装置Xを有している。そして、内外
のパイプを相対的に回すだけで、所望長さ位置で、固定
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物干竿、物干用の支
柱、テント又はタ−プなどの支柱に使用する伸縮ポ−ル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種ポ−ルはポ−ル端での凹凸嵌
合によって結合し、長尺化していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(1)伸縮ポ−ルを任意の長さ位置で、容易かつ確実に
固定できる。(2)内パイプの抜けを簡単な機構で防止
できる。(3)物干用又はテントやタ−プのシ−ト支持
用ポ−ルとしても好適である。(4)収納時におけるパ
イプが短尺化できる。などの伸縮ポ−ルを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1)大径のパイプ内に小径のパイプを伸縮自在に収納
する伸縮ポ−ルにおいて、前記小径パイプの端にねじ部
3a付きのロッド部材2を取付け、このロッド部材2に遊
嵌挿入されるロック用支持材4と前記ロッド部材2のね
じ部3aに螺合する他方のねじ部付きロック用押圧材6
との間にあって、前記ロック用支持材4とロック用押圧
材6とによる挟圧力によって半径方向に拡開し前記大径
のパイプの内壁に圧接可能に支持されたロック材5とか
らなるロック装置Xを有している。 (2)大径のパイプ内に小径のパイプを伸縮自在に収納
する伸縮ポ−ルにおいて、前記小径のパイプ端にねじ部
3a′付きロッド部材2′を取付け、このロッド部材2′
のねじ部3a′に螺合可能なロック用押圧材6′と、前
記ロッド部材2′のロック用押圧材側のロック用支持部
4′とロック用押圧材6′とによる挟圧力によって半径
方向に拡開し、前記大径のパイプの内壁に圧接可能なロ
ック材5′とからなるロック装置X′を有している。 (3)ロック材がゴム材、ゴム状の合成樹脂材、金属ば
ね材又は円周方向に分割若しくは分割的に拡がるブロッ
ク部材の何れか一つからなり、ロッド部材とロック用押
圧材による挟圧力によって半径方向に拡開可能にした。 (4)ロック用押圧材のロック材側に傾斜支持部を備
え、前記ロック用押圧材の挟圧力によってロック材を半
径方向に拡開可能にした。 (5)小径のパイプ及び大径のパイプの内壁が断面多角
形に形成され、前記ロック用支持材又はロック用支持部
とロック用押圧材のうちいづれか一方の外側に大径パイ
プの前記多角形内壁の角部と係合する係止突部が形成さ
れている。 (6)大径のパイプ内に、ロック用支持材又はロック用
支持部とロック材を備えた小径のパイプを複数本順次伸
縮可能に収納連結した。
【0005】
【実施例1】図1〜図12に基いて説明する。この伸縮
ポ−ルAは小径のパイプA1 と大径のパイプA2の2本
のパイプを伸縮させる構造である。即ち、小径のパイプ
1が大径のパイプA2 の中空部内で伸縮自在で、本発
明のロック装置Xにより所望長さ位置で連結しロックで
きるようになっている。小径のパイプA1 及び大径のパ
イプA2は共に中空パイプで構成されている。
【0006】図1で明らかなように、ロック装置Xの小
径のパイプA1 には一端に先端キャップ1が固着されて
いる。小径のパイプA1 の他端にはロッド部材2が固着
されている。又ロッド部材2はロッド基部2aと中央か
ら先端側にねじ部3aを有するロッド3が埋込まれて一
体成形され、このロッド3の基部2a側にはロッド部材2
に嵌る中心孔付きで円錐状傾斜面4aと円筒部4cを備
えたロック用支持材4が嵌挿されている。さらにロック
用支持材4の筒状部4bにロック材5が嵌っている。ロ
ック材5はロック用支持材4と対向する側からロッド3
の端側に設けたねじ部3aに螺合するロック用押圧材6
によって挟持され、ロック用押圧材6をねじ込むことに
よってロック材5は半径方向の外側に張り出し、大径パ
イプA2の内面に押圧されて小径パイプA1と大径パイプ
2を固定する。端部にねじ部3aの付いたロッド3の端
部にはロック用押圧材6のはずれ防止用の止め輪12が
係脱可能に取付けられている。
【0007】大径パイプA2 の一端には後部キャップ7
がピン8又はカシメなどによって取付けられている。後
部キャップ7と対向する他端には、小径のパイプA1
抜け防止用の止めキャップ9が固着され、この止めキャ
ップ9にキャップ10が着脱可能に嵌着されている。キ
ャップ10と前記先端キャップ1とはチェ−ン又はひも
などの連継具11で連結されている。伸縮ポ−ルAを伸
ばすには、キャップ10を外し、止めキャップ9を片手
で持ち、小径パイプA1 を引き出してスライドさせる。
そして適宜長さに引き伸ばした位置で大径又は小径パイ
プを回転してロック装置Xのロック用押圧材6をねじ込
み、ロック材5を半径方向外側に拡開して張り出させロ
ック材5の周縁を大径パイプA2 の内面に密着させて固
定する。
【0008】以下伸縮ポ−ルAのロック装置Xに関する
各部材について詳細に説明する。小径パイプと大径パイ
プは図4に示す断面形状をなしている。各パイプは断面
形状が外周は円形、内周は例えば6角形などの多角形の
断面をなしている。このため内周の角部は薄肉となって
いる。なお図示していないが、パイプの断面形状が外周
が円形の他に外周が多角形でもよい。あるいは又外周が
円形で内周が多角形パイプの代りに内外周共に円形のパ
イプの内周に複数の長手方向凹溝を形成してもよい。
【0009】小径パイプA1の端には先端キャップ1が
嵌っている(図5)。先端キャップ1は合成樹脂製・ダイ
カスト製などで、前記小径パイプA1の嵌挿されるスカ
−ト状の基部1aは図5(e)に示す如く外周面がパイプ
の内壁の形状に呼応して例えば6角形などの多角形をな
している。そしてスカ−ト状の基部1aの反対側にはロ
ッド1fが本体部中心に埋め込まれている。小径パイプ
1 に嵌挿されるスカ−ト状の基部1aの外側には小径
パイプA1 内面の角部と係合する突状部1bが一体に形
成されている。1cは先端キャップ1の頭部で、片半分
は半径方向薄肉状の止め部1d(図5(c))となり、こ
ゝにチェ−ン又はひも取付用の孔1eが設けられてい
る。ロッド1fはテントなどのシ−トの孔に挿入するた
めのものでステンレスなど棒体で構成されている。頭部
1c内に一体成形されるロッド1fは一部分にロ−レッ
ト1gが加工され、これによりロッド1fが抜けないよ
う強固に固定される。1hは中空部に設けたリブであ
る。1iは突状部1bの間に設けた凹部で、こゝに小径
パイプA1をポンチ等でかしめて固着する。
【0010】図6を参照して小径パイプA1 の他端に固
着されるロッド部材2について説明する。ロッド部材2
も合成樹脂・ダイカスト製などで形成されている。小径
パイプA1 の内面に嵌合するので、ロッド部材2の外周
は多角形例えば6角形をなしている。多角形の角部には
小径パイプの内面角部と係合する突状部2aを備えてい
る。突状部2aと突状部2aとの間には小径パイプA1
をかしめ結合する凹部2bが設けられている。ロッド3
は端側にねじ部3aを、他端の頭部3bは、ロッド部材
2内に一体に埋め込まれている。ロッド3の端にはピン
8挿入用の穴3cが穿設されている。2cはロック用支
持材4の端面に設けた凹部を嵌入するボス部である。
【0011】図7を参照してロック用支持材4について
説明する。ロック用支持材4はロック材5の端面を受け
る傾斜面4aを備えた大径部4bとロック材5を挿入す
る円筒部4cを有し朝顔状をなしている。大径部の端面
にはロッド部材2のボス部2cと係合する皿穴4dが設
けられている。円筒部4cの中心にはロッド3を挿入す
る通し孔4eが設けられる。円筒部4cは両側を平行に
カットしたカット部4fを備え、後述するロック用押圧
材6の回転係止部を形成している。ロック用支持材4の
大径部4bの外周には複数の突状部からなる係止突部4
gを備えている。該突部4gは大径パイプA2 の角形内
面の角部に対向し、伸縮時の案内部及び回転止めとして
機能する。
【0012】図8はロック材5の説明図である。ロック
材5は図8(a)の例ではゴム、軟質合成樹脂又はこれに
類する弾性材料からなり、中心にロック用支持材4の円
筒部4cが嵌る孔5aを有している。5bは内向傾斜面
である。ロック材5は、図8(a)の如き弾性材料製に限
るものでなく、図8(b)又は図8(c)の如く両側面に傾
斜面5bを有する複数(図では3)の硬質合成樹脂、ダ
イカストなどの金属ブロック体でもよい。又図8(d)の
如く花弁状の弾性材を提灯形にしたもの、あるいは図8
(e)の如く波形の花弁を放射状に配設したもの等でもよ
い。又その材料も硬質合成樹脂又は金属製でも差支えな
い。いずれの場合でもロック用押圧材6とロック用支持
材4によってロック材5を挟圧するとロック材が半径方
向外側に張り出し易くする為、ロック用押圧材6とロッ
ク用支持材4及びロック材5の両側を楔状に傾斜させ、
楔作用によってロック材5が外周方向に張出す構造にす
ればよい。
【0013】図9を参照してロック用押圧材6の詳細に
ついて説明する。6aはロック用支持材4の円筒部4c
が嵌る穴で、円筒部4cのカット部4fに対応し、この
穴6aも両側に回転防止用のカット部6bを備えてい
る。すなわち、カット部4fとカット部6bとの係合で
回転を防止しロック材5の挟圧をより完全にしている。
6cはロッド3を螺合するナットなどからなるねじ部
で、ロック用押圧材6の成形時に一体にインサ−トされ
る。なお、ロック用押圧材6は、硬質合成樹脂、金属、
ダイカスト製品を用いる。
【0014】図11は大径パイプA2 の端に取付ける止
めキャップ9の詳細図である。9aは内側に大径パイプ
2 が嵌り、カシメ加工で大径パイプを固定するスカ−
ト状の基部で、この内面開口部に複数の凹部9bを有し、
この凹部9bが小径パイプA1 のロック用支持材4の突
状部からなる係止突部4g用の挿脱部である。すなわち
凹部9b以外は小径パイプA1 の抜け防止ストッパであ
る。9cは外周に設けた凹溝状の係止部で、この部分を
持って伸縮時に回転操作をするスベリ止めである。9d
は止めキャップ9の端に設けた内向凸部状の係合部で、
こゝにタ−プなどのシ−トの張設支持用兼大径パイプA
2端のカバ−を兼ねるキャップ10(図10)の外向凹
溝状の係止部10aが嵌る。10b(図10)はチェ−
ン又はひもなどの連継具11の一端を固定する孔、10
cは先端キャップ1に取付けたロッド1fの挿入穴であ
る。なお、図示していないが、止めキャップ9の凹部9
bとキャップ10の係止部10aとの嵌合関係を逆にす
る嵌合支持も勿論可能である。
【0015】図12は大径パイプA2 の端をカバ−する
後部キャップ7の詳細図である。これは図10に示す如
く、一端が傘状部7bを有し、スカ−ト状の本体部7a
が大径パイプA2内に嵌る構成となっている。本体部7
aは図12(b)に示す如く多角形例えば断面6角形を
なしている。そして多角形の角部の頂部に係合突部7c
を有している。大径パイプA2 との係合時にはこの係合
突部7cが大径パイプの多角形内周面の角部に当接す
る。7dは本体部7aに直径方向に設けた止部で、前記
大径パイプA2の先端に設けた止部に対し割ピン・ビス又
はカシメ等の止具を挿入若しくは加工し抜けを防止して
いる。
【0016】図1に戻って、12は抜け防止用の止め輪
であり、ロッド3に取付けられ、ロック用押圧材6の後
退量をこれで制限している。
【0017】
【伸縮の方法】伸縮ポ−ルAを図1の「縮」状態から伸
ばすには、キャップ10を止めキャップ9から外し、小
径パイプA1 を図1の左方向に引き出しスライドさせ
る。所望する長さ位置で軸心と直交する方向に内外パイ
プを互いに回転すると、ロック用支持材4の突状部から
なる係止突部4gが大径パイプA2 の内壁に係止し回転
する。すると、ロック用押圧材6とロック用支持材4は
互いのカット部4f,6bの係合で一体に回転する。す
ると、ロック用押圧材6のネジ部6cがロッド3のねじ
部3aとねじ係合しているので、ロック用押圧材6はロ
ック用支持材4に向ってねじ込まれ、ロック用支持材4
とロック用押圧材6に挟まれたロック材5を図1の左方
向に押圧する。すると弾性体或いはブロック体などより
なるロック材5が半径方向即ち大径パイプA2側に膨出
し、大径パイプA2の内面及び多角形の角部に圧接さ
れ、その摩擦で大径パイプA2は小径パイプA1に対し固
定され、所望長さ位置を保持する(図3)。
【0018】逆に縮める時は、内外のパイプA1とA2
互いに逆に回転してロック用押圧材6をロック用支持材
4から離すとロック材5は元の状態に戻る。小径パイプ
を大径パイプの内側に押し入れ図1の状態のように収納
する。ロッド1fにキヤップ10の挿入穴10cを嵌入
し、キャップ10の周縁を止めキャップ9に嵌める。こ
の状態でもよいが、さらに収納状態を確実にするには、
止めキャップ9に収納したロッド1fを回して、ロック
材5を大径パイプに対し係止し確実を期しておく。なお
図示しないが、先端キャップ1の基部1aとロッド1
f、あるいはロッド部材2の基部とロッド3又はロック
用押圧材6の基部とねじ部ナットをそれぞれ一体形状に
することも可能である。
【0019】
【実施例2】図13〜図14で説明する。図13は収納
時の状態図であり、図14は伸長した使用時の状態図を
示している。本実施例は3本の伸縮ポ−ルによる組合せ
型である。この実施例における伸縮ポ−ルBは、実施例
1の小径パイプA1 と大径パイプA2の組合せの他に、
大径パイプA2よりさらに大径又は小径パイプA1 より
さらに小径の第3の追加パイプA3 を組み合せたもので
ある。即ち、小径パイプA1と大径パイプA2との関連構
成は実施例1と同じである。ただし、この場合は大径パ
イプA2の外又は小径パイプA1の内側のいずれかに該追
加パイプA3 が位置するように配設される。
【0020】追加パイプA3(例えば大径パイプA2の外
側に設けた大径の追加パイプ)の構成は次の通りであ
る。実施例1における大径パイプA2 の端にロッド部材
2′を結合し、該ロッド部材2′にロック用支持材4′
を嵌める。そしてロック用支持材4′とロック用押圧材
6′の間にロック材5′を挟持させたものである。各部
品の構成は実施例1に説明したものに比し付加したパイ
プの太さに合せて寸法を適宜大小変え他は同一であるの
で説明を省く。
【0021】
【作動】小径パイプA1と大径パイプA2との関係におい
ては、大径パイプA2 の端にロック装置Xを付加してい
る。第1実施例と同じ作動をするので内外パイプの固定
保持は省略する。
【0022】次に追加パイプA3 の端に取付けた止めキ
ャップ9を他端に後部キャップ7を取付け、追加パイプ
3より大径パイプA2を引き出し所望位置で回転させる
と、前実施例と同様にロック材5がロック用押圧材6に
より外側に膨出され、中間の大径パイプA2と追加パイ
プA3との相対位置を固定する。かくして多数本のパイ
プにより、使用時には実施例1よりさらに長い伸縮ポ−
ルBを得るとともに、収納時は前記とほぼ同一長さの縮
小がえられる。
【0023】なお第2実施例は3本の伸縮ポ−ルによる
組合せ型としたが、これに限定されない。第2追加パイ
プA3 の後部キャップ7を除いて図11の右方に大径パ
イプA2、小径パイプA1を追加パイプA3 内に付設する
5本の伸縮ポ−ルによる組合せ型も勿論可能である。第
1実施例のロッド部材2とロック用支持材4を一体形成
する構成もあり、この場合にはロック用支持材4の突状
部4gを削除することもできる。
【0024】
【実施例3】図15及び図16で説明する。図15は小
径パイプA1と大径パイプA2のさらに別のロック装置
X′の構造例である。この実施例に於ては、図16の分
解図で明らかなように、ロック装置X′の各構成部材が
前記第1実施例又は第2実施例の実施例と異っている。
特に小径パイプA1 の端にロッド部材2′が固着されて
おり、このロッド部材2′は第1実施例のロッド部材2
とロック用支持材4が一体に成形された構造のロック用
支持部4′付きロッド部材2′の他はほぼ前実施例と同
様である。又ロック材5′は第1実施例と同様の構成の
もの(図8)を使用するが、例えば図15では割りナッ
ト型をなし、この割りナットの中央にロッド3′を通す
通し孔5a′が設けられている。ロック用押圧材6′は
6角ナット型で、ロッド3′のねじ部に螺合するねじ部
6a′が設けられている。12′はロック用押圧材6′
の抜け防止用止め輪である。
【0025】さて、このような構成で伸縮ポ−ルを伸す
には、内外パイプを互いに引き出しスライドさせる。所
望位置で内外パイプを回転すると、ロック用押圧材6′
が大径パイプA2 の多角形内面と係合しているので、こ
のロッド部材2′に対しロック用押圧材6′が回る。す
ると図15の左側へロック用押圧材6′が移動し、ロッ
ク材5′をロッド3′とロック用押圧材6′間に挟圧す
る。ロック材5′はロッド部材2′に設けた円錐状傾斜
面2a′に押し付けられて、外方に押し広げられるの
で、ロック材5′は楔効果でさらに外側(半径方向)に拡
がり、大径パイプA2の内面に強く押し付けられる。か
くして内外パイプは固定される。止めキャップ9′は大
径パイプA2 の端にカシメ、ビスなどで止着されたスカ
−ト状の基筒9a′とこの基筒9a′に螺合される係止
部9c′付きの止部9b′から構成されている。10′
は止めキャップ9′に嵌めるキャップである。
【0026】図17は実施例3のロック装置X′を実施
例2のように3本組合型に応用したもので、各部の構成
は図15の2本型とほぼ同一である。
【0027】図18は実施例4のロック装置X″であ
り、実施例3のロック装置X′の各構成を逆に構成した
ものである。小径パイプA1 の端にねじ部3a″受け用
付きで他方が凹穴3b″付きのロッド部材2″が固着さ
れている。またこのねじ部3a″に螺合されるねじ部6
a″付きのロッド3″を埋め込んだロック用押圧材6″
を前記ロッド部材2″のねじ部3a″にねじ込んでいる。
なお、ロック用押圧材6″の外側に大径パイプA2 の多
角形内壁の角部と係合する係止突部6g″が設けられ、
かつねじ部6a″の端にはロッド部材2″のねじ部3
a″に螺合してはずれ防止用の止め輪12″を装着して
いる。又、ロッド部材2″とロック用押圧材6″との間
に前述した挟圧力によって半径方向に拡開するよう支持
されたロック材5″が嵌挿されている。
【0028】
【効果】大径のパイプ内に小径のパイプを伸縮自在に収
納する伸縮ポ−ルにおいて、前記小径パイプの端にねじ
部3a付きのロッド部材2を取付け、このロッド部材2
に遊嵌挿入されるロック用支持材4と前記ロッド部材2
のねじ部3aに螺合する他方のねじ部付きロック用押圧
材6との間にあって、前記ロック用支持材4とロック用
押圧材6とによる挟圧力によって半径方向に拡開し前記
大径のパイプの内壁に圧接可能に支持されたロック材5
とからなるロック装置Xを有している。このような内外
の構成にしたので、大径と小径のパイプを回転すると、
ロック装置Xのロック用押圧材6が回転し、ロッド部材
2のねじ部と螺合しているので、ロック用支持材4側に
移動し、ロック材5を半径方向に拡開させて大径パイプ
の内面に密接する。かくして、容易かつ確実に所望の伸
長位置に固定できる。又、収納時は短尺のパイプ構成が
えられる。
【0029】大径のパイプ内に小径のパイプを伸縮自在
に収納する伸縮ポ−ルにおいて、小径のパイプ端にねじ
部3a′付きロッド部材2′を取付け、このロッド部材
2′のねじ部3a′に螺合可能なロック用押圧材6′
と、前記ロッド部材2′のロック用押圧材6′側のロッ
ク用支持部4′とロック用押圧材6′とによる挟圧力に
よって半径方向に拡開し、大径のパイプの内壁に圧接可
能なロック材5′とからなるロック装置X′を有してい
る。このような構成にしたので、ロック装置X′を構成
するロッド部材の構成をより簡略化できる。
【0030】内及び外パイプの内壁面を多角形にしたの
で、強度的に優れている。同時に、多角形内壁の角部に
ロック装置Xのロッド部材を係合させるようにしたの
で、パイプ間の軸方向の移動をスム−ズに案内できると
共に、固定時に大径のパイプの回転を確実にすることが
できる。さらに大径パイプの内側に順次小径パイプを、
又は小径パイプの外方に大径パイプを順次接続可能と
し、パイプの端にロック装置を設けてこれにより適宜長
さ位置をロックするようにしたので、任意長さの伸縮ポ
−ルを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、収納時の断面図。
【図2】第1実施例のロック装置の分解斜視図。
【図3】第1実施例の伸縮ポ−ルの伸びた状態を示す。
【図4】内外パイプの縦断面図。
【図5】パイプの端に固着する先端キャップの詳細図。
【図6】パイプの他端に固着するロッド部材の詳細図。
【図7】ロック装置を構成するロック用支持材の詳細
図。
【図8】ロック材の詳細図。
【図9】ロック用押圧材の詳細図。
【図10】キャップの詳細図。
【図11】止キャップの詳細図。
【図12】パイプの端に取付ける後部キャップの詳細
図。
【図13】本発明の第2実施例で、3本型伸縮ポ−ルの
収納時の断面図。
【図14】第2実施例の3本型伸縮ポ−ルの伸長時の断
面図。
【図15】本発明の第3実施例で、(a)はロック装置の
要部断面図、(b)はパイプの要部断面図。
【図16】第3実施例のロック装置の分解図。
【図17】図15の実施例における3本型伸縮ポ−ルの
例を示す。
【図18】本発明の第4実施例で、(a)は要部断面図、
(b)は分解図である。
【符号の説明】
A,B 伸縮ポ−ル A1 小径パイプ A2 大径パイプ A3 追加パイプ X,X′,X″ ロッ
ク装置 1 先端キャップ 1a 基部 1b 突状部 1c 頭部 1d 止め部 1e 孔 1f ロッド 1g ロ−レット 1h リブ 1i 凹部 2,2′ ロッド部材 2a 突状部 2b 凹部 2c ボス部 3,3′ ロッド 3a,3a′ ねじ部 3b 頭 3c 穴 4,4′ ロック用支持材 4a 傾斜面 4b 大径部 4c 円筒部 4d 皿孔 4e 通し孔 4f カット部 4g,6g 突部 5,5′ ロック材 5a 孔 6,6′ ロック用押圧材 6a 穴 6a′ ねじ部 6b カット部 6c ねじ部 7,7′ 後部キャ
ップ 7a 本体部 7b 傘状部 7c 係合部 7d 止部 8 ピン 9,9′ 止めキャ
ップ 9a,9a′ 基筒 9b 凹部 9b′ 止部 9c,9c′ 係止部 9d 係合部 10,10″ キャップ 10a 係止部 10b 孔 10c 挿入穴 11 連継具 12,12″ 止め輪

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径のパイプ内に小径のパイプを伸縮自
    在に収納する伸縮ポ−ルにおいて、前記小径パイプの端
    にねじ部(3a)付きのロッド部材(2)を取付け、このロッ
    ド部材(2)に遊嵌挿入されるロック用支持材(4)と前記
    ロッド部材(2)のねじ部(3a)に螺合する他方のねじ部付
    きロック用押圧材(6)との間にあって、前記ロック用支
    持材(4)とロック用押圧材(6)とによる挟圧力によって
    半径方向に拡開し前記大径のパイプの内壁に圧接可能に
    支持されたロック材(5)とからなるロック装置(X)を有
    していることを特徴とする伸縮ポ−ル。
  2. 【請求項2】 大径のパイプ内に小径のパイプを伸縮自
    在に収納する伸縮ポ−ルにおいて、前記小径のパイプ端
    にねじ部(3a′)付きロッド部材(2′)を取付け、このロ
    ッド部材(2′)のねじ部(3a′)に螺合可能なロック用押
    圧材(6′)と、前記ロッド部材(2′)のロック用押圧材
    側のロック用支持部(4′)とロック用押圧材(6′)とに
    よる挟圧力によって半径方向に拡開し、前記大径のパイ
    プの内壁に圧接可能なロック材(5′)とからなるロック
    装置(X′)を有していることを特徴とする伸縮ポ−ル。
  3. 【請求項3】 ロック材がゴム材、ゴム状の合成樹脂
    材、金属ばね材又は円周方向に分割若しくは分割的に拡
    がるブロック部材の何れか一つからなり、ロッド部材と
    ロック用押圧材による挟圧力によって半径方向に拡開可
    能にした請求項1又は請求項2記載の伸縮ポ−ル。
  4. 【請求項4】 ロック用押圧材のロック材側に傾斜支持
    部を備え、前記ロック用押圧材の挟圧力によってロック
    材を半径方向に拡開可能にした請求項1乃至請求項3記
    載の伸縮ポ−ル。
  5. 【請求項5】 小径のパイプ及び大径のパイプの内壁が
    断面多角形に形成され、前記ロック用支持材又はロック
    用支持部とロック用押圧材のうちいづれか一方の外側に
    大径パイプの前記多角形内壁の角部と係合する係止突部
    が形成されている請求項1乃至請求項4記載の伸縮ポ−
    ル。
  6. 【請求項6】 大径のパイプ内に、ロック用支持材又は
    ロック用支持部とロック材を備えた小径のパイプを複数
    本順次伸縮可能に収納連結した請求項1乃至請求項5記
    載の伸縮ポ−ル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7726898B2 (en) 2002-05-08 2010-06-01 Leki Lenhart GmbH Adjustable-length tube, in particular for poles
WO2017072474A1 (en) * 2015-10-27 2017-05-04 Vale Mill (Rochdale) Limited Clothes airer
JP2018143992A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 ヤマホ工業株式会社 伸縮式散布杆

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