JPH0748265Y2 - 気管切開チューブ - Google Patents

気管切開チューブ

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JPH0748265Y2
JPH0748265Y2 JP11673090U JP11673090U JPH0748265Y2 JP H0748265 Y2 JPH0748265 Y2 JP H0748265Y2 JP 11673090 U JP11673090 U JP 11673090U JP 11673090 U JP11673090 U JP 11673090U JP H0748265 Y2 JPH0748265 Y2 JP H0748265Y2
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JP
Japan
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tube
tube body
fixture
tracheostomy
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JP11673090U
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純一 宇川
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Fuji Systems Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、弾性フランジを保持した固定具をチューブ
本体に対してずれにくく固定することができるようにし
た気管切開チューブに関するものである。
従来の技術とその課題 従来のこの種の気管切開チューブ01は第7図に示すよう
に、カフ03付のチューブ本体02を有し、このチューブ本
体に弾性フランジ015を保持した固定具010を摺動可能に
嵌挿してなり、フランジ015をチューブ本体02の軸方向
の任意の位置に固定するには固定具010を締め付けるよ
うになっている。
ところで前記チューブはチューブ本体02、カフ03、およ
びフランジ015がポリ塩化ビニル、固定具010を構成する
第1筒体011がナイロン、同第2筒体012がアルミニウム
からなっているので、一旦締め付けた固定具010の第1
筒体011が、フランジ015を固定するときにチューブ本体
02上をずれる可能性があるという問題点があった。
そこで、この考案は前記のような従来の問題点を解決
し、固定具の締め付けにより該固定具をずれにくくで
き、フランジを任意の位置に確実に固定することができ
る気管切開チューブを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するため、この考案の気管切開チューブ
は、チューブ本体をシリコーンゴム製としている。
この場合、固定具をポリアセタール樹脂製とするのが好
ましい。またチューブ本体の肉厚内に主ルーメンのほか
にスピーキング用の小ルーメン、カフ膨張用の小ルーメ
ンを設けるようにしてもよい。
作用 前記のようにチューブ本体をシリコーンゴム製としたの
で、固定具で締め付けてもそのゴムの反発力により、固
定具がチューブ本体上をずれにくくなる。
実施例 この実施例はスピーキングタイプの気管切開チューブに
適用したものである。
第1,2図において1は気管切開チューブで、シリコーン
ゴム製チューブ本体2の先端開口部の近くにシリコーン
ゴム製カフ3が固着されている。5はチューブ本体1の
側面の軸方向に一体に固着されたスピーキングチューブ
で、カフ3の手前(上方)に先端開口部9が開口されて
いる。チューブ本体2の肉厚内には主ルーメン6のほか
にカフ膨張用の小ルーメン7がスピーキング用の小ルー
メン8と相対向して設けられている。チューブ本体2お
よびスピーキングチューブ5にはポリアセタール樹脂製
の固定具10が摺動可能に嵌挿されている。
固定具10は第3図に示す第1筒体11と、第4図に示す第
2筒体12からなっている。第1筒体11はチューブ本体2
およびスピーキングチューブ5の横断面とほぼ等しい横
断面形に形成されてこれらに摺動可能に嵌挿される非円
形の軸方向孔13を偏芯した位置に有している。第1筒体
11の下部外周面には第5図に示すシリコーンゴム製の弾
性フランジ15の中心孔16が弾性圧入する環状凹溝17が形
成されている。18,19はその上下縁に設けられた抜け出
し防止用フランジ部である。第1筒体11の上部外周面に
はおねじ20が形成されている。おねじ20が形成された上
部は円周方向に複数個(図面では4個)に分割されて径
方向に弾性変位可能な爪部21に形成されている。爪部21
間には上端が開口した切欠溝23が形成され、該切欠溝の
1つには軸方向孔13に嵌挿されるスピーキングチューブ
5が位置して爪部21の変位の影響を受けないようになっ
ている。24は軸方向孔13の内周面に形成された軸方向凹
みで、爪部21によって締め付けられるカフ膨張用の小ル
ーメン7を確保するためのものであるが、必ずしも必要
ない。
第2筒体12はチューブ本体2およびスピーキングチュー
ブ5に摺動可能に嵌挿される円形の軸方向孔26を中心に
有している。軸方向孔26の内周面には上端縁の押し込み
部26aを除いて第1筒体11のおねじ20に螺合するめねじ2
7が形成され、めねじ27をおねじ20に螺合し、押し込み
部26aを第1筒体11の爪部21の上端縁21aに押し込むこと
により爪部21を径方向の内側へ弾性変位させてチューブ
本体2を締め付けられるようになっている。28は第2筒
体12の外周面につけられたローレット目である。
次に前記の固定具10を用いてフランジ15を気管切開チュ
ーブ1の任意の位置に固定する手順を説明する。
気管切開チューブ1に嵌挿され任意の位置まで摺動され
た固定具10の第2筒体12のめねじ27をフランジ15が装着
された第1筒体11のおねじ20に螺合し、押し込み部26a
を爪部21の上端縁21aに押し込む。この押し込みにより
第1筒体11の爪部21が徐々に径方向の内側へ弾性変位さ
せられて気管切開チューブ1を締め付ける。これにより
フランジ15は固定具10を介して該チューブ1の任意の位
置に固定される。この固定に際してチューブ本体2およ
びスピーキングチューブ5がシリコーンゴム製となって
おり、かつこれに嵌挿されてこの上を摺動する固定具10
の第2筒体12がポリアセタール樹脂製となっているか
ら、固定具10は一旦固定されるとチューブ本体2のゴム
の反発力によりしっかりと固定されて、従来のようなず
れがなくなる。
一方、固定を解くには第2筒体12のめねじ27により第1
筒体11のおねじ20に対する螺合を緩めていく。これによ
って第1筒体11の爪部21が径方向の外側へ弾性復元し、
フランジ15は固定具10とともに気管切開チューブ1上を
摺動可能となる。
第1図で30はスピーキングチューブ5の延長管、31はキ
ャップ、32はスリップジョイント、33はカフ膨張用チュ
ーブ、34はパイロットバルーン、35は一方弁である。ま
た第2図で37はチューブ本体2の肉厚内に螺旋状に配設
された線状の補強体である。
第6図(A)〜(D)は気管切開チューブ1のそれぞれ
別の実施例を示す。第6図(A)の気管切開チューブ1a
は前記実施例の固定具10の第1筒体11の軸方向孔13の横
断面形と凹み24を除いてほぼ等しい横断面をもってお
り、かつカフ膨張用の小ルーメン7aがスピーキング用の
小ルーメン8aの近傍に設けられている。また第1筒体11
の軸方向の凹み24は形成されていない。スピーキング用
の小ルーメン8aを形成するスピーキングチューブ5は前
記実施例と同様に別体で作ったものをチューブ本体2に
固着しているが、これはチューブ本体2と一体成形によ
り作ってもよい。同図(B)〜(D)の気管切開チュー
ブ1b〜1dはチューブ本体とスピーキングチューブが一体
化により同質化し、スピーキング用の小ルーメン8b,8c,
8dがチューブ本体の肉厚内に設けられている。そして
(B)(C)ではスピーキング用の小ルーメン8b,8cが
設けられるチューブ本体の肉厚が厚くなっているが、
(D)ではその肉厚が円周方向にほぼ等しくなってい
る。
尚、前記実施例ではスピーキングタイプの気管切開チュ
ーブを例示したが、この考案はスピーキングタイプに限
らず通常の気管切開チューブにも適用することが可能で
ある。
考案の効果 この考案は前記のようにチューブ本体をシリコーンゴム
製としたので、固定具がチューブ本体上をずれにくくな
り、これによって固定具で保持されたフランジをチュー
ブ本体の任意の位置に確実に固定することができるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す気管切開チューブの
斜視図、第2図は同上の固定具が嵌挿された気管切開チ
ューブの横断平面図、第3図は固定具の第1筒体を表わ
し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面
図、第4図は固定具の第2筒体を表わし、(A)は平面
図、(B)は半部を破断した正面図、(C)は底面図、
第5図は固定具に装着される弾性フランジの平面図、第
6図(A)(B)(C)(D)は気管切開チューブのそ
れぞれ別の実施例を示す横断平面図、第7図は従来の気
管切開チューブの斜視図である。 1……気管切開チューブ、2……チューブ本体 5……スピーキングチューブ 10……固定具、11……第1筒体、12……第2筒体 15……弾性フランジ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブ本体に弾性フランジを保持した固
    定具を摺動可能に嵌挿し、該固定具を締め付けることに
    より前記フランジをチューブ本体の軸方向の任意の位置
    に固定可能な気管切開チューブにおいて、 前記チューブ本体をシリコーンゴム製としたことをこと
    を特徴とする気管切開チューブ。
  2. 【請求項2】前記固定具をポリアセタール樹脂製とした
    請求項1記載の気管切開チューブ。
  3. 【請求項3】チューブ本体の肉厚内に主ルーメンのほか
    にスピーキング用の小ルーメン、カフ膨張用の小ルーメ
    ンを設けた請求項1又は2記載の気管切開チューブ
JP11673090U 1990-11-07 1990-11-07 気管切開チューブ Expired - Lifetime JPH0748265Y2 (ja)

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JP11673090U JPH0748265Y2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07 気管切開チューブ

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JPH0471909U JPH0471909U (ja) 1992-06-25
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JP3926457B2 (ja) * 1998-02-06 2007-06-06 泉工医科工業株式会社 気管切開チューブ
DE60133100T2 (de) * 2000-05-03 2009-03-12 Dario O. Wellesley Fauza In einer Trachealkanüle integrierte Dichtungmanschette

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