JP2781114B2 - ネックフランジ及びその製造方法 - Google Patents

ネックフランジ及びその製造方法

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JP2781114B2
JP2781114B2 JP4318841A JP31884192A JP2781114B2 JP 2781114 B2 JP2781114 B2 JP 2781114B2 JP 4318841 A JP4318841 A JP 4318841A JP 31884192 A JP31884192 A JP 31884192A JP 2781114 B2 JP2781114 B2 JP 2781114B2
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ソーリン・バイオメディカル・インコーポレーテッド
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気管開口チューブを患
者の首に固着するのに使用した時に安楽な状態をもたら
し且つ調整を可能とする気管開口チューブ用ネックフラ
ンジに関する。該ネックフランジは、可撓性を有する材
料で形成された首係合部と、該首係合部内の中央に配置
された該首係合部より可撓性の低い材料で形成された連
結体とを有する。該連結体は、実質的に首係合部に概ね
垂直な平面内で制限された動作をする気管開口カニュー
レを支持する。前記可撓性のある材料と該材料より可撓
性の低い材料は、一方の材料で一部を作成する段階と、
次いでその一部の上にもう一方の材料をインサート成形
する段階とにより成形される。首係合部と連結体は、ネ
ックフランジの下方が見えるように透明な材料で形成す
ることが可能である。
【0002】
【従来の技術】可撓性を有する首フランンジまたは気管
開口チューブにフランジを取り付けるための枢動自在の
ジョイントを有するフランジが市販されている。米国特
許第3,659,612号及び第3,693,624号
では、気管開口チューブに枢動自在に連結された平らな
プラスチック材料から形成されたネックフランジが使用
されている。気管開口チューブとネックフランジは、気
管開口チューブの凹所に嵌合するネックフランジ上のピ
ボットにより移動自在に連結されている。米国特許第
4,033,353号には、その可撓性のある部分によ
り気管開口チューブが取り付けられている可撓性のある
材料で形成されたネックフランジが記載されている。特
に、気管開口チューブと患者の首に固着されるべきフラ
ンジの一部との間のネックフランジ材料の薄いウェブが
可撓性のある部分を画定する。
【0003】米国特許第4,906,234号では、口
腔の異なる領域内に気管内チューブを配置するために医
療用チューブに沿った軸方向の調整を可能とする医療チ
ューブ用ホルダーが使用されている。頭部の回りに取り
付けられたバンドが解放自在のアンカーと協働してホル
ダーの横方向の調整が可能となる。この特許には、患者
の口腔近傍の曲率に装置を適合させることの記載はな
い。気管内チューブは、一切の経皮侵入を有しておら
ず、人間の首への取り付けを目的としたものではない。
【0004】米国特許第4,332,245号では、患
者の首の回りに嵌まる保持部材に掛かるJ字状のクリッ
プの付いたネックフランジが使用されている。該ネック
フランジ及び一体チューブが同一の材料で形成されてい
る。この装置では、可撓性は、構造材料の物性ではなく
壁厚により決定される。
【0005】米国特許第4,315,505号では、洗
浄を容易にする使い捨ての内部カニューレを収容するよ
うにされた成形外部端を有する気管開口チューブが使用
されている。該成形端は、ネックフランジ上のピンを収
容する凹所を含む。ネックフランジは、該ピンの位置を
保持し且つそれぞれの凹所に該ピンを維持するのに十分
な剛性を有していなければならない。この設計では、挿
入された内部カニューレチューブより下方の首の検査が
困難となる。
【0006】上記の従来の技術では、可撓性を有する材
料で形成された首係合部と、該首係合部内の中央に配置
された可撓性の低い材料で形成された連結体とを開示す
るに至っていない。従来技術では、透明な材料で形成さ
れたネックフランジまたはインサート成形で作られたネ
ックフランジは提案されていない。
【0007】
【発明の概要】本発明は、気管開口チューブを担持する
ためのネックフランジ組立体に関する。該ネックフラン
ジ組立体は、首係合部と、該首係合部内に配置された連
結体とを備える。首係合部は、連結体より高い可撓性を
有している。この可撓性の差は、それぞれの構造材料か
ら生じるものである。首係合部は、連結体を形成するの
に使用される材料より高い可撓性を有する材料で形成さ
れる。連結体は、気管開口チューブの外側カニューレが
首係合部に対して限定移動するように該カニューレを担
持する。
【0008】首係合部内の連結体は、インサート成形に
より形成される。ネックフランジ組立体及びその部分の
成形方法は、本発明の提供する改良されたものである。
本発明の好適な実施例では、異なる透明ポリマーからネ
ックフランジ組立体が形成される。本発明のこの特徴
は、気管開口チューブが患者の首内部へ進入するのを医
師が観察できることである。
【0009】気管開口チューブ用のネックフランジは、
該チューブを位置決めして且つ支持する。気管開口チュ
ーブは、人間の首内部へ挿入される。ネックフランジ
は、一つまたは複数の共通縁により画定される一対の本
質的に平行な大表面を有する薄い可撓性を有する平らな
シートと、該シートの概ね中央に配置され、且つその両
辺に対して中央に配置されるのが好適である開口とを備
える首係合部を含むのが好適である。首係合部は、可撓
性を有する透明なポリマー材料で成形させるのが好適で
ある。
【0010】連結体が首係合部の中央に固着される。連
結体は、前記開口と共通であるi)開口及びii)該開口
内へ伸長して該開口を通過する気管開口チューブを担持
する一対の高くされた対向ピボットピンを備えたリング
状体である。一対の対向ピンは、気管開口チューブの凹
所と同形状をしており、これにより気管開口チューブの
移動が制限される。気管開口チューブの移動は、実質的
に首係合部の一方の大表面に略垂直な平面内、即ち、ピ
ボットピンの軸を中心にした旋回移動に制限されるのが
一般的である。
【0011】連結体は、首係合部の構造材料より可撓性
の低い透明のポリマー材料で成形されるのが好適であ
る。連結体の断面は、(ピンに対して垂直に位置決めさ
れた)段状にされて、一対の対向ピンがリング状体に対
して高く揚げられている。首係合部は、連結体の周りに
ポリマーで成形され、高く揚げられた一対の対向ピン
は、露出したままにされている。連結体は、ASTM
D−785によるショアー硬度Dスケールで約70乃至
100のジュロメーター硬度を有するポリマーで成形す
ることが可能であり、首係合部のジュロメーター硬度
は、ASTM D−2240によるショアー硬度Aスケ
ールで約85または90の範囲のジュロメーター硬度で
あっても良い。
【0012】首係合部が可撓性を有する材料で形成さ
れ、連結体が首係合部の材料より可撓性の低い材料で形
成されたネックフランジ組立体は、先ず比較的剛性のあ
るポリマーで連結体を成形し、該連結体を首係合で覆う
ように成形するオーバーモールディング(overmo
lding)とにより形成される。オーバーモールディ
ングは、リング状連結体を首係合部を成形するように形
作られた金型内に挿入することを含む。次いで、連結体
を形成するのに使用されたポリマーより可撓性の高いポ
リマーが前記金型内に導入され、連結体がより可撓性の
高い首係合部により部分的に包み込まれる。
【0013】本発明のネックフランジの使用方法は、気
管開口チューブを患者の首の入り口内に配置して、首係
合部を気管開口チューブに対して旋回して首係合部を患
者の首に合致させる段階とから成る。これらの段階に次
いで、首係合部を患者の首の開口の回りの曲率に合致す
るように屈曲させ且つ透明な連結体または透明な首係合
部の下の首内への該チューブの侵入状況を観察すること
がある。
【0014】
【実施例】本発明の目的は、比較的可撓性の高い首係合
部と気管開口チューブが位置決めされる比較的剛性のあ
る連結体とを含む気管開口チューブ用のネックフランジ
装置の改良、その製造方法及びその使用方法を提供する
ことである。本発明は、例として記載例示されるネック
フランジの構造、及び特記したその製造方法と使用方法
に限定されるものではない。
【0015】図1は、気管開口チューブ10と、該気管
開口チューブ10が患者の首に対して且つ患者の首内に
配置されて示されている好適な実施例のネックフランジ
11との斜視図である。図を分かりやすくするために、
首12の一部を除去して図示している。気管開口チュー
ブ10及びネックフランジ11は、人間の首12の気管
開口処置に使用することが可能である。気管開口チュー
ブ10は、患者の首12内に配置されて呼吸を助ける空
気源に開口した基部端15からの通路14を形成する先
端13を有する。気管開口チューブ10は、自身が配置
使用される時に人間の首12の外側に配置された基部端
15を含む。中央部16は、気管開口チューブ10の両
端13及び15との間である。該中央部16は、互いに
横断し合う凹所17を両側に含んでいる。
【0016】図2は、好適なネックフランジ11の正面
端面図であり、気管開口チューブ10は、内部カニュー
レ18と、膨張チューブ20を備えたカフ19とを含ん
でいるように図示されている。図1及び図2から分かる
ように、ネックフランジ11は、薄い可撓性を有するシ
ートで形成された首係合部21を有している。該シート
は、平らであるのが好適であるが弯曲していても良い。
該シートは、その回りの縁24により画定される一対の
概ね平行な大表面22と23、及び該シートを貫通する
略中央開口を含んでいる。好適な実施例の首係合部21
は、可撓性があり、透明なポリマー材料で成形されるの
が好適である。
【0017】好適なポリマー材料は、ASTM D−2
240で測定してショアー硬度Aスケール85以下のジ
ュロメーター硬度を有する必要がある。ASTM D−
638で測定して最小引張り強さ2000psiで、シ
ョアー硬度Aスケール70乃至80の範囲のジュロメー
ター硬度が望ましい。塩化ポリビニール、ポリウレタ
ン、又は、その他の可撓性のある透明な医療グレードの
ポリマー等のポリマーは、首係合部21を成形するのに
使用される可能性がある。選択された特定のポリマー
は、首係合部21を成形するのに使用する添加剤を有し
て、レトルト、ガスまたは3.5ラドまでの放射線によ
る滅菌中及び後で相対的な透明度を維持するのが好適で
ある。
【0018】図3は、図2の線3−3に沿った断面から
分かる如く図2のネックフランジ11の側断面図であ
り、気管開口チューブ10は、取り外されているか、ま
たは、図示されていない。連結体26は、首係合部21
内で中央に配置されて、且つ、図3に示した如く担持さ
れている。連結体26は、図3、図4及び図5に示す如
く、中央開口28を含んだリング状体27である。一対
の対向ピボットピン29は、図1及び図2に例示される
如く、開口28内へ半径方向内側に互いに向き合って伸
長して、該開口を貫通する気管開口チューブの中央部を
支持する。
【0019】図3に示す如く、連結体26は、一対の対
向するピボットピン29がリング状体27に体して高く
揚げられている段状断面を有する。一対の対向ピンは、
気管開口チューブ10の凹所17内に移動自在に嵌合し
て、図1の弧状矢印Aで示す如く且つ実質的に首係合部
の大表面22に概ね垂直な平面内で制限された旋回移動
が可能となる。
【0020】連結体26は、首係合部21より可撓性の
低いジュロメーター硬度の透明なポリマー材料で成形さ
れる。連結体26の好適なポリマー材料は、ASTM
D−785で測定してショアー硬度Dスケールで約85
のジュロメーター硬度と、ASTM D−256で試験
してと少なくとも4.0 ft lb/inのアイゾッ
ド衝撃強さを有することが必要である。ポリカーボネー
トまたはその他の透明な医療グレードのポリマー等の比
較的強く剛性があり、且つ降伏のしないポリマーが連結
体26に使用される。選択されたポリマーは、レトル
ト、ガスまたは3.5ラドまでの放射線による滅菌中及
び後で相対的な透明度を維持する添加剤を有するのが好
適である。
【0021】図4は、図3のネックフランジ11の側断
面図または図2の線4−4に沿った断面図であり、気管
開口チューブ10は含まれていない。連結体26は、射
出成型されて、首係合部21の成形においてインサート
して使用される。連結体26の形状を図5に示す。同図
に示す如く、連結体及び首係合部用の金型設計は、首係
合部21が高く揚げられた一対の対向ピン29を離れる
ようになっている。従って、連結体26は、図5に示し
た好適な形状に形成される。連結体は、次いで首係合部
21の形状を有し且つ連結体26の位置決めを調整する
射出成形キャビティ内へ挿入される。より柔らかで且つ
可撓性の高いポリマーが前記キャビティ内へ射出されて
首係合部21形成する。これにより形成されたネックフ
ランジ11は、ピボットピン29を除いて首係合部21
が連結体26を取り囲んだ材料の一つの組み合わせであ
る。図3の断面図では、首係合部21がリング状体の連
結体26を包み込み、且つ、ピボットピン29が包み込
まれていないのが示されている。
【0022】図2及び図3には、首係合部21内の一対
のD状の穴30が示されている。一対のD状の穴30
は、首12の回りに固着されて、患者の首を通しての侵
入時に気管開口チューブ10を保持する首バンド(図示
なし)の取り付けに使用される。D状の穴30が好適あ
るが、首に都合よく取り付くなら、楕円、長円または正
方形等を含んだいずれの形状であっても良い。各穴30
は、連結体26を包み込む首係合部21の領域から隔置
されている。先端13近傍でカフ19が膨張された状体
で気管31が図示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】分かりやすくするために、首及びネックフラン
ジの一部を断面で表した気管開口チューブが患者の首に
対して且つ該首内で所定位置に示された好適な実施例の
ネックフランジの斜視図である。
【図2】参照しやすくされた内部カニューレと膨張チュ
ーブの付いたカフとが含まれた気管開口チューブを再度
示した好適なネックフランジの正面端面図である。
【図3】気管開口チューブを含まない、図2の線3−3
に沿った断面と同様な図2のネックフランジの側断面図
である。
【図4】気管開口チューブを含まない、図3の線4−4
に沿った断面と同様な図3のネックフランジの側断面図
である。
【図5】首係合部より可撓性の低く且つ該首係合部内で
インサート成形される連結体の正面図である。
【符号の説明】
10 気管開口チューブ、 11 ネックフランジ、1
2 首、 21 首係合部、25 開
口、 26 連結体、27 リング状体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノーマン・クランダル アメリカ合衆国カリフォルニア州92626, コスタ・メサ,ユコン・アベニュー 3129 (56)参考文献 特開 昭64−52482(JP,A) 特開 昭55−37337(JP,A) 特開 昭62−128718(JP,A) 実開 平4−71909(JP,U) 実開 昭60−156503(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61M 16/04

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人間の首内へ挿入される時に気管開口チ
    ューブを位置決め支持する気管開口チューブ用のネック
    フランジであって、 a)可撓性を有するポリマー材料で形成され且つ中央に
    配置された開口を有する平らなシート状首係合部と、 b)前記の首係合部のポリマー材料より可撓性の低いポ
    リマー材料で形成され、 前記開口と共通の空間を占有する貫通開口を備えたリン
    グ状体を有し、且つ、 前記首係合部の中央位置で内部に封じ込められ且つその
    一部として担持され、前記開口を貫通する気管開口チュ
    ーブが回動自在に連結されている連結体と、を含むこと
    を特徴とするネックフランジ。
  2. 【請求項2】 前記連結体が前記開口内へ内側に互いに
    向かって伸長する一対の対向したピボットピンを有し、
    該ピボットピンが前記気管開口チューブを担持するよう
    に形成且つ位置決めされていることを特徴とする請求項
    1に記載のネックフランジ。
  3. 【請求項3】 前記連結により、前記気管開口チューブ
    の前記開口に対し且つ実質的に前記首係合部に概ね垂直
    な平面内での制限された旋回が可能となることを特徴と
    する請求項2に記載のネックフランジ。
  4. 【請求項4】 前記連結体が段状断面を有して、前記一
    対の対向したピボットピンが前記連結体の前記リング状
    体の一方の表面に対して高く揚げられるようにされたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のネックフランジ。
  5. 【請求項5】 前記首係合部と前記連結体が異なるポリ
    マーで成形されることを特徴とする請求項1に記載のネ
    ックフランジ。
  6. 【請求項6】 前記連結体が前記係合部のポリマーのジ
    ュロメーター硬度より高いジュロメーター硬度を有する
    ポリマーで成形されることを特徴とする請求項5に記載
    のネックフランジ。
  7. 【請求項7】 前記首係合部の前記ポリマーが前記連結
    体の周りに成形されることを特徴とする請求項6に記載
    のネックフランジ。
  8. 【請求項8】 前記首係合部及び前記連結体が実質的に
    透明であることを特徴とする請求項1に記載のネックフ
    ランジ。
  9. 【請求項9】 前記首係合部及び前記連結体が滅菌後も
    透明度を保持することを特徴とする請求項8に記載のネ
    ックフランジ。
  10. 【請求項10】 前記首係合部及び前記連結体は、双方
    が、3.5ラドまでの放射線滅菌処理後には、透明度が
    僅かに低下したままとなることを特徴とする請求項8に
    記載のネックフランジ。
  11. 【請求項11】 前記リング状体が、前記一対のピボッ
    トピンを非封入状態にして、前記首係合部のポリマー内
    に封じ込められていることを特徴とする請求項2に記載
    のネックフランジ。
  12. 【請求項12】 前記連結体のジュロメーター硬度がA
    STM D785によるショアー硬度Dスケールで約8
    5であって、前記一対の対向したピボットピンの可撓性
    が前記首係合部より低くなるようにされたことを特徴と
    する請求項11に記載のネックフランジ。
  13. 【請求項13】 前記首係合部のジュロメーター硬度が
    ASTM D−2240によるショアー硬度Dスケール
    で約70乃至85の範囲にあることを特徴とする請求項
    11に記載のネックフランジ。
  14. 【請求項14】 前記一対のピボットピンのジュロメー
    ター硬度がASTMD785によるショアー硬度Dスケ
    ールで約85であることを特徴とする請求項11に記載
    のネックフランジ。
  15. 【請求項15】 前記一対のピボットピンを除いた一切
    が前記首係合部の前記平らなシート内でインサート成形
    されることを特徴とする請求項11に記載のネックフラ
    ンジ。
  16. 【請求項16】 可撓性を有する材料の首係合部と可撓
    性の低い材料のリング状の連結体とを有するネックフラ
    ンジを製造する方法であって、リング状連結体がある一
    定のポリマーで別途成形され、該リング状連結体が次い
    で前記首係合部を成形するための金型内へ挿入され、ポ
    リマーが前記金型内へ注入されて前記リング状の連結体
    の周りに前記首係合部を形成することを特徴とするネッ
    クフランジを製造する方法。
  17. 【請求項17】 成形工程が前記首係合部が前記リング
    状連結体より可撓性があり且つ前記首係合部と前記連結
    体との組み合わせが透明となるような可撓性があり且つ
    透明であるポリマーを選択する段階を含むことを特徴と
    する請求項16に記載のネックフランジを製造する方
    法。
  18. 【請求項18】 気管開口チューブを人の首内へに挿入
    する時に該チューブを位置決め支持する気管開口チュー
    ブ用のネックフランジであって、前記ネックフランジ
    が、可撓性を有した透明なポリマー材料で成形され、そ
    の周りの縁により画定される一対の略平行な表面と該表
    面を貫通する開口とを備えた薄い可撓性を有したシート
    である首係合部と、 段状断面を有し、前記首係合部より可撓性の低い透明な
    ポリマー材料で成形され、前記首係合部内で中央に配置
    され且つその位置に封じ込められた連結体であって、前
    記開口と共通の開口を有するリング状体と、該リング状
    体に対して高く揚げられた一定の位置で前記リング状体
    に固着され且つ前記開口内へ伸長して前記開口を貫通す
    る気管開口チューブを担持する一対の対向したピボット
    ピンとを有する前記連結体と、を含み、 前記一対のピボットピンは、前記気管開口チューブの凹
    所内に回動自在に保持されて、前記ネックフランジの開
    口内で前記気管開口チューブの前記ピンの軸の回りの制
    限された動作を可能とする、ことを特徴とする気管開口
    チューブ用のネックフランジ。
  19. 【請求項19】 前記首係合部が前記連結体の周りにポ
    リマーで成形され、高く上げられた一対のピボットピン
    は、露出したままとなることを特徴とする請求項18に
    記載のネックフランジ。
  20. 【請求項20】 前記連結体が前記首係合部のポリマー
    の硬度より高い硬度を有するポリマーで成形されること
    を特徴とする請求項19に記載のネックフランジ。
  21. 【請求項21】 人の首内に配置されて通路となり呼吸
    を助ける先端と、気管開口チューブが所定位置に置かれ
    て使用される時に人の首の外側に配置される基部端とを
    備えた気管開口チューブを備え、該気管開口チューブが
    その両端間に中央部を有し、該中央部がその対向側に互
    いに横断する凹所を有し、該凹所と請求項18に記載の
    ネックフランジの対向したピボットピンとの係合によ
    り、前記気管開口チューブがネックフランジに取付けら
    れることを特徴とする、人間の首に気管開口処置を施す
    際に使用される気管開口チューブ及びネックフランジの
    組立体。
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