JP2512438Y2 - 振出し釣竿 - Google Patents

振出し釣竿

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JP2512438Y2
JP2512438Y2 JP1989059228U JP5922889U JP2512438Y2 JP 2512438 Y2 JP2512438 Y2 JP 2512438Y2 JP 1989059228 U JP1989059228 U JP 1989059228U JP 5922889 U JP5922889 U JP 5922889U JP 2512438 Y2 JP2512438 Y2 JP 2512438Y2
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俊二 須永
勝 秋葉
真志 武田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、振出し釣竿に係わり、特に、中間竿の元竿
への収納時に、中間竿を元竿に確実に固定することがで
きる振出し釣竿に関する。
〔従来の技術〕
一般に、振出し釣竿は、釣竿の全長を複数個に分割
し、先竿の外側に複数の中間竿を同心円状に配置し、こ
れ等の中間竿を元竿に収納して構成されている。
そして、振出し釣竿には、中間竿を元竿に収納した時
にガタつくことを防止するため、種々の手段が講じられ
ている。
このような振出し釣竿としては、例えば、実公昭47-2
6393号公報に開示されるようなものが知られている。
この公報に開示される振出し釣竿は、先竿の外側に同
心円状に配置され先端が縮径される複数の中間竿を、元
竿内に収納した時に、先端が楔状に形成された嵌合リン
グを、中間竿先端とこの中間竿に隣接する他の中間竿先
端との間、又は中間竿先端とこの中間竿の外側に隣接す
る元竿先端との間に嵌入し、中間竿同士又は中間竿を元
竿に固定している。
又、例えば、実公昭59-32274号公報に開示されるよう
なものが知られている。
この公報に開示される振出し釣竿は、中間竿先端の縮
径部外周に、この中間竿の外側に隣接する他の中間竿又
は元竿先端の縮径部の内径と同一の外径になるように突
部を形成し、先竿の外側に同心円状に配置される複数の
中間竿を元竿内に収納した時に、中間竿の縮径部外周の
突部が、この中間竿の外側に隣接する他の中間竿又は元
竿の先端縮径部の内面に当接されている。
このような振出し釣竿では、中間竿を元竿に収納した
時に、中間竿と中間竿及び中間竿と元竿とのガタつきを
少なくすることができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、先に述べた実公昭47-26393号公報の振
出し釣竿では、別部品の嵌合リングを、中間竿先端と他
の中間竿先端との間又は中間竿先端と元竿先端との間に
嵌入していたため、嵌合リングの装着が面倒であり、
又、嵌合リングは別部品であるため、喪失する虞がある
という問題があった。
又、後に述べた実公昭59-32274号公報の振出し釣竿で
は、中間竿先端の突部が、この中間竿の外側に隣接する
他の中間竿又は元竿の縮径部の内面に当接して固定さ
れ、中間竿は十分に固定されていなかったため、元竿に
中間竿の一部を収納して釣りを行なう場合には、元竿の
先に接続される中間竿を手で支持して使用する必要があ
り、又、釣り中に、元竿に収納されている中間竿が抜け
出る虞があった。
本考案は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、中間竿の元竿への収納時に、中間竿を元竿
に、容易かつ確実に固定することができる振出し釣竿を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の振出し釣竿は、釣り糸が固着される先
竿と、この先竿の外側に配置される複数の中間竿と、前
記先竿と中間竿を収納する元竿と、この元竿の後端部に
取り付けられるエンドキャップとからなり、前記中間竿
の先端に縮径部を形成し後端に拡径部を形成すると共
に、前記中間竿の振出時に、前記中間竿の前記縮径部の
内面に、この中間竿の内側に隣接する他の中間竿の前記
拡径部を嵌着し、前記先竿の外側に隣接する前記中間竿
の縮径部に前記先竿の後端の拡径部を嵌着し、前記元竿
の先端の縮径部の内面にこの元竿の内側に隣接する前記
中間竿の拡径部を嵌着してなる振出し釣竿において、前
記元竿の縮径部の内周面又は前記中間竿の先端の外周面
又は前記中間竿の縮径部の内周面に、前記元竿又は中間
竿の周面の一部分が突出し、前記中間竿の前記元竿への
収納時に、少なくとも前記元竿とこれに隣接する中間竿
とが弾性状態で当接する押圧部を設けたものである。
請求項2記載の振出し釣竿は、先竿とこれに隣接する
中間竿以外の中間竿及び元竿に押圧部を設けたものであ
る。
〔作用〕
請求項1、2記載の振出し釣竿では、中間竿の収納時
に、元竿の縮径部の内周面又は中間竿の先端の外周面又
は中間竿の縮径部の内周面に部分的に形成された押圧部
による形状変形を許容する空隙部に弾性変形して圧入さ
れる。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説
明する。
第1図は、本考案の振出し釣竿の一実施例を示すもの
で、5段式の振出し釣竿を示している。図において、符
号13は、例えば、炭素繊維強化樹脂からなる円筒状の元
竿を示している。
この元竿13の内部には、釣り糸が固着される、例え
ば、炭素繊維強化樹脂からなる先竿15と、この先竿15の
外側に同心円状に配置され、例えば、炭素繊維強化樹脂
からなる三本の円筒状の中間竿17,19,21が収納されてい
る。
即ち、先竿15の外側には中間竿17が隣接され、この中
間竿17の外側には他の中間竿19が隣接されている。中間
竿19の外側にはさらに他の中間竿21が隣接され、この中
間竿21の外側には元竿13が隣接されている。
中間竿17,19,21の先端には、その先端に向けて縮径す
るテーパ状の縮径部23が形成され、一方、中間竿17,19,
21の後端には、この後端に向けて拡径するテーパ状の拡
径部25が形成されている。中間竿17,19,21の縮径部23
は、弾性変形可能とされている。
又、元竿13の後端部には、エンドキャップ27が着脱可
能に取り付けられている。このエンドキャップ27は、元
竿13に固着されたリング29と、このリング29の後端の内
側に螺着されるキャップ本体31と、このキャップ本体31
の底部に配置された栓33とから構成されている。キャッ
プ本体31の内面には、竿尻に向けて縮径するテーパ面35
が形成され、このテーパ面35には段部37が形成されてい
る。この段部37には中間竿21の後端が嵌合され、キャッ
プ本体31の栓33の内面には、先竿15及び中間竿17,19の
後端が嵌合され、中間竿17,19,21は元竿13の後部にそれ
ぞれ固定されている。
そして、中間竿21の縮径部23には、第2図及び第3図
に示すように、その縮径部23の外側に突出し、中間竿21
の元竿13への収納時に、中間竿21の縮径部23を、後述す
るように弾性変形させる二つの押圧部39が、中間竿21と
一体に対向して形成されている。
これ等の二つの押圧部39間の幅Lは、この中間竿21の
外側に隣接する元竿13の縮径部41の内径Rよりも大きく
形成されている。
又、二つの押圧部39間の幅Lは、中間竿21の元竿13へ
の収納時に押圧部39を圧入し易いように、中間竿21の後
端に向けて次第に狭小に形成されている。
さらに、これ等の押圧部39は、中間竿21の元竿13への
収納時には、元竿13の縮径部41の内面と中間竿21の外面
との間に位置している。
中間竿21と同様にして、内側の中間竿19の縮径部23に
も二つの押圧部39が対向して形成されている。
尚、先竿15と、この先竿15の外側に隣接する中間竿17
は、容易に引き出すことができるように、先端は固定さ
れていない。
以上のように構成された振出し釣竿では、先竿15及び
中間竿17,19,21を引き出す時には、先ず、先竿15が引き
出され、この先竿15後端の拡径部43が外側の中間竿17の
縮径部23に嵌着される。次に、中間竿17が引き出され、
中間竿17後端の拡径部25が外側の中間竿19の縮径部23に
嵌着される。さらに、中間竿19が引き出され、中間竿19
後端の拡径部25が外側の中間竿21の縮径部23に嵌着され
る。そして、中間竿21が引き出され、中間竿21後端の拡
径部25が外側の元竿13の縮径部41に嵌着される。
そして、この実施例では、中間竿21の縮径部23に、こ
の中間竿21の外側に隣接する元竿13の縮径部41の内径R
よりも大きい幅Lを有する押圧部39を設けたので、中間
竿21を外側の元竿13に収納する時には、第4図及び第5
図に示すように、元竿13の縮径部41の内部に、内側の中
間竿21の縮径部23を弾性変形させ押圧部39間の幅Lを狭
めて圧入され、押圧部39が外側の元竿13の縮径部41内面
を外側に押圧することにより、中間竿21と元竿13の縮径
部41との間の空隙部Sに弾性変形し、外側の元竿13に固
定される。
同様にして、中間竿21の縮径部23に、この中間竿21の
内側に隣接する中間竿19の縮径部23が圧入され、中間竿
19が外側の中間竿21に固定される。
以上のように構成された振出し釣竿では、中間竿19,2
1の押圧部39を、この中間竿19,21の外側に隣接する中間
竿21又は元竿13に圧入するだけで、弾性変形された中間
竿19,21の縮径部23の弾性力により、中間竿19の縮径部2
3と外側の中間竿21の縮径部23及び中間竿21の縮径部23
と外側の元竿13の縮径部41とを、容易かつ確実に固定す
ることができ、中間竿19,21収納時のガタつきを防止す
ることができる。
又、先竿15或いは中間竿17,19,21が破損した場合に
は、キャップ本体31を元竿13から外し、第6図及び第7
図に示すように、中間竿21を元竿13の後端側に押圧して
移動させ、破損した先竿15或いは中間竿17,19,21を元竿
13から抜き取り、新しい先竿15或いは中間竿17,19,21と
取り替えることができ、破損した先竿15或いは中間竿1
7,19,21の交換を容易に行なうことができる。
さらに、この実施例では、中間竿19,21収納時には、
中間竿19,21後部がエンドキャップ27によりそれぞれ固
定されているため、中間竿19,21の前後が固定されてお
り、振出し釣竿のガタつきを有効に防止することができ
る。
又、振出し釣竿を所望長さに調整し、例えば、中間竿
21を使用せず、中間竿17,19を引き出した場合、使用し
ない中間竿21が外側の元竿13に収納されており、この元
竿13に収納された使用しない中間竿21を、前述のよう
に、外側の元竿13に確実に固定することができ、従来の
ように、元竿13の先に接続されている中間竿19を手で支
持して使用する必要がなく、又、釣り中に、使用しない
中間竿21が外側の元竿13から抜け出ることを有効に防止
することができる。
第8図乃至第11図は、それぞれ本考案の中間竿19,21
の縮径部23の他の例を示している。
第8図の縮径部51は、その外周形状が楕円形、或いは
ほぼ円形状に形成され、対向する部分が厚肉に形成され
て押圧部53とされている。この押圧部53は、成形時に一
体に形成され、或いは成形後研削加工されて形成されて
いる。
このような縮径部51では、第1図で示す実施例と同様
の効果を得ることができる。
第9図の縮径部55は、その外周が円形状に形成され、
その外周を三等分する位置に三つの凹部が形成され、こ
の凹部に耐摩耗部材を固着して押圧部57が形成されてい
る。
このような縮径部55では、凹部に耐摩耗部材が固着さ
れているので、外側の縮径部55に圧入される際の摩耗を
抑制することができる。
第10図の縮径部61は、その外周が円形状に形成され、
その外周を四等分する位置に四つの凸部が一体に形成さ
れて押圧部63が形成されている。この押圧部63は、縮径
部61に耐摩耗部材を一体に形成しても良い。
このような縮径部61では、外側の縮径部61に圧入され
る際には、四つの押圧部63により、外側の縮径部61の内
面を外側に押圧するので、縮径部61を外側の縮径部61に
強力に固定することができる。
第11図の縮径部65は、円形状に形成され、縮径部65の
対向する部分に、接着又は溶着等により円弧状の他部材
を固着して二つの押圧部67が形成されている。
このような縮径部65では、縮径部65に他部材を接着又
は溶着して押圧部67を形成しているので、押圧部67を容
易に形成することができる。
第12図及び第13図は、元竿13の後端部に配置されるエ
ンドキャップ27の他の例を示すものである。
第12図のエンドキャップ71は、元竿13に固着されたリ
ング73と、このリング73の内面に螺合するキャップ本体
75とから構成され、キャップ本体75の中央部内面には円
盤状の平坦部77が形成され、この平坦部77の外周は竿尻
に向かって縮径するテーパ面79とされている。
このようなエンドキャップ71では、中間竿19,21を竿
尻側に移動させて元竿13に収納すると中間竿19,21の拡
径部25が縮径するようにして、中間竿19,21の後端が固
定され、テーパ面79により容易に固定することができ
る。
第13図のエンドキャップ81は、元竿13の外周にキャッ
プ本体83が螺着され、このキャップ本体83の内部には、
円状の凹部85が形成された固定部87が配置されている。
この固定部87は、硬質ゴム或いは樹脂性からなる弾性部
材により形成されている。
このようなエンドキャップ81では、固定部87の凹部85
には、中間竿19,21の後端が挿入され、中間竿19,21の後
端を元竿13の後部に確実に固定することができる。
第14図および第15図は、本考案の振出し釣竿のさらに
他の実施例を示すもので、この実施例では、中間竿21の
先端外周に押圧部39が形成されている。
一方、元竿13の先端に形成される縮径部41の外周に
は、先端側に、例えば、PE1アモルファス繊維からなる
弾性係数の小さい、すなわち伸び率の大きい前側部材89
が一体に、好ましくは、先端部の肉厚の大部分を占める
ように形成され、この前側部材89の後ろには、前側部材
89より弾性係数の大きい後側部材91が一体に形成されて
いる。
以上のように構成された振出し釣竿においても第1図
に示した実施例とほぼ同様の効果を得ることができる
が、この実施例では、元竿13の縮径部41の外周に、前側
部材89および後側部材91を一体に形成したので、縮径部
41の前側部材89を径方向に充分に弾性変形することが可
能となり、中間竿21をソフトな状態でスムースに固定す
ることが可能となる。
第16図および第17図は、本考案の振出し釣竿のさらに
他の実施例を示すもので、この実施例では、中間竿93の
先端外周に押圧部95が形成されている。
一方、元竿97の縮径部99先端内径は、押圧部95の外径
より大径とされており、内径部には、90度の角度を置い
て4箇所に円弧状の突出部101が形成されている。
これ等の突出部101は、中間竿93を元竿97内に収納し
た時に、第17図に示したように、弾性変形した状態で、
中間竿93の押圧部95に当接するような内径寸法とされて
いる。
また、この実施例では、第18図および第19図に示すよ
うに、中間竿93の後端は、中間竿93の引き出し時におい
て、元竿97の先端から距離Aにおいて、突出部101が部
分的に弾性変形状態で当接し、これに続く距離Bにおい
て全周面当たりで当接するように形成されている。
以上のように構成された振出し釣竿においても第1図
に示した実施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、以上のように構成された振出し釣竿では、中間
竿93の引き出し時には、中間竿93の後端は、元竿97の先
端から距離Aにおいて、突出部101が部分的に弾性変形
状態で当接され、これに続く距離Bにおいて全周面当た
り状態で当接されることとなるため、中間竿93を引き出
した時に、非常にソフトな感じで、元竿97に係止される
こととなり、また、中間竿93の抜けも確実に防止される
こととなる。
第20図および第21図は、本考案の振出し釣竿のさらに
他の実施例を示すもので、この実施例では、中間竿117
の先端外周には、逆テーパ状の押圧部119が形成されて
おり、この押圧部119には、180度の角度を置いて2箇所
の切欠平坦部121が形成されている。
一方、元竿123の縮径部125先端内側には、中間竿117
の切欠平坦部121に対応する形状の突出部127が180度の
角度を置いて形成されている。
以上のように構成された振出し釣竿においても第1図
に示した実施例とほぼ同様の効果を得ることができる
が、この実施例では、中間竿117を回転し、元竿123の突
出部127に中間竿117の切欠平坦部121を位置させること
により、元竿123から中間竿117を容易に引き抜くことが
可能となる。
また、中間竿117を回転し、第21図に示したように、
元竿123の突出部127の位置と、中間竿117の切欠平坦部1
21の位置とをずらすことにより、押圧部119の弾性変形
により、中間竿117を確実に固定することが可能とな
る。
そして、この実施例では、押圧部119を逆テーパ状に
形成したので、中間竿117を押圧して挿入することによ
り、中間竿117をさらに確実強固に固定することが可能
となる。
さらに、元竿123に中間竿117を収納した時に、元竿12
3の先端より中間竿117の先端が突出するように中間竿11
7の節長を長く形成することで、この突出部を手で支持
し、中間竿117の引き抜きあるいは元竿123への収納を容
易に行なうことが可能となる。
なお、この方法は、押圧部の軸長方向の長さを突出長
さに応じて長くすることでどの実施例にも適用すること
が可能となる。
特に、この実施例では、中間竿117の押圧部119を逆テ
ーパ状としたので、押圧部119を確実に突出することが
可能となる。
第22図および第23図は、本考案の振出し釣竿のさらに
他の実施例を示すもので、この実施例では、中間竿129
の先端外周には、押圧部131が形成されており、この押
圧部131の中央には、環状凹部133が形成されている。
一方、元竿135の縮径部137の先端内側には、中間竿12
9の押圧部131の外径より小径の内径を有する突出部139
が180度の角度を置いて形成されており、中間竿129の元
竿135への収容時には、突出部139が環状凹部133に係止
されるように構成されている。
以上のように構成された振出し釣竿においても第1図
に示した実施例とほぼ同様の効果を得ることができる
が、この実施例では、元竿135への中間竿129の収容時に
は、突出部139が環状凹部133に係止されることとなるた
め、中間竿129の軸方向への移動を確実に抑制すること
が可能となる。
尚、上記実施例では、5段式の振出し釣竿について説
明したが、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、多数段式の振出し釣竿に本考案を適用しても良いこ
とは勿論である。
また、以上述べた実施例では、縮径部の外側に押圧部
を形成した例について述べたが、本考案は、かかる実施
例に限定されるものではなく、縮径部の内側に押圧部を
形成しても良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、請求項1、2記載の振出し釣竿で
は、中間竿の元竿への収納時には、押圧部が形成された
中間竿の縮径部が、この中間竿の外側又は内側に隣接す
る他の中間竿又は元竿の縮径部の内部に、押圧部が形成
された縮径部を弾性変形させて圧入され、縮径部の弾性
力により、押圧部が外側又は内側に隣接する他の中間竿
又は元竿の縮径部の内面を外側又は内側に何けて押圧
し、中間竿を元竿に弾性変形による安定した係止力で確
実に固定できるとともに、寸法制度のバラつきがあって
もガタやナキ(異音)の発生を防止でき、魚釣り中に中
間竿が動いたり飛び出す不具合を防止できる。
又、中間竿の収納,引出操作もしやすくなり、操作性
に優れた振出し釣竿になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の振出し釣竿の一実施例を示す縦断面図
である。 第2図は第3図のII-II線に沿う横断面図である。 第3図は元竿の内側に隣接する中間竿を元竿に収納する
状態を示す縦断面図である。 第4図は第5図のIV-IV線に沿う横断面図である。 第5図は元竿の内側に隣接する中間竿を元竿に収納した
状態を示す縦断面図である。 第6図は第7図のVI-VI線に沿う横断面図である。 第7図は元竿の内側に隣接する中間竿をエンドキャップ
を外して抜き出す状態を示す縦断面図である。 第8図乃至第11図は本考案の振出し釣竿の縮径部の変形
例を示す縮径部の横断面図である。 第12図及び第13図は本考案の振出し釣竿のエンドキャッ
プの変形例を示す振出し釣竿の縦断面図である。 第14図は本考案の振出し釣竿のさらに他の実施例を示す
縦断面図である。 第15図は第14図のXV-XV線に沿う横断面図である。 第16図は本考案の振出し釣竿のさらに他の実施例を示す
縦断面図である。 第17図は第16図のXVII-XVII線に沿う横断面図である。 第18図は第16図の振出し釣竿の中間竿の引き抜き時の状
態を示す縦断面図である。 第19図は第18図のXIX-XIX線に沿う横断面図である。 第20図は本考案の振出し釣竿のさらに他の実施例を示す
縦断面図である。 第21図は第20図のXXI-XXI線に沿う横断面図である。 第22図は本考案の振出し釣竿のさらに他の実施例を示す
縦断面図である。 第23図は第22図のXXIII-XXIII線に沿う横断面図であ
る。 〔主要な部分の符号の説明〕 13……元竿 15……先竿 17,19,21……中間竿 23,41……縮径部 25,43……拡径部 27……エンドキャップ 39……押圧部。
フロントページの続き (72)考案者 鶴藤 友義 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダイワ精工株式会社内 (56)参考文献 実公 昭59−32274(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り糸が固着される先竿と、この先竿の外
    側に配置される複数の中間竿と、前記先竿と中間竿を収
    納する元竿と、この元竿の後端部に取り付けられるエン
    ドキャップとからなり、前記中間竿の先端に縮径部を形
    成し後端に拡径部を形成すると共に、前記中間竿の振出
    時に、前記中間竿の前記縮径部の内面に、この中間竿の
    内側に隣接する他の中間竿の前記拡径部を嵌着し、前記
    先竿の外側に隣接する前記中間竿の縮径部に前記先竿の
    後端の拡径部を嵌着し、前記元竿の先端の縮径部の内面
    にこの元竿の内側に隣接する前記中間竿の拡径部を嵌着
    してなる振出し釣竿において、 前記元竿の縮径部の内周面又は前記中間竿の先端の外周
    面又は前記中間竿の縮径部の内周面に、前記元竿又は中
    間竿の周面の一部分が突出し、前記中間竿の前記元竿へ
    の収納時に、少なくとも前記元竿とこれに隣接する中間
    竿とが弾性状態で当接する押圧部を設けたことを特徴と
    する振出し釣竿。
  2. 【請求項2】先竿とこれに隣接する中間竿以外の中間竿
    及び元竿に押圧部を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の振出し釣竿。
JP1989059228U 1988-07-07 1989-05-23 振出し釣竿 Expired - Lifetime JP2512438Y2 (ja)

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