JPH10217673A - 筆記具のグリップ - Google Patents

筆記具のグリップ

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JPH10217673A
JPH10217673A JP9032979A JP3297997A JPH10217673A JP H10217673 A JPH10217673 A JP H10217673A JP 9032979 A JP9032979 A JP 9032979A JP 3297997 A JP3297997 A JP 3297997A JP H10217673 A JPH10217673 A JP H10217673A
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JP
Japan
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grip member
barrel
protrusion
grip
groove
Prior art date
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JP9032979A
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English (en)
Inventor
Toshiro Henmi
寿郎 辺見
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 グリップの外れを確実に防止するために、従
来はグリップ部材の突起を軸筒の溝部に係合しているの
で、グリップ部材を軸筒に挿着する際、グリップ部材の
突起の後端面が軸筒(縮径部)の前端面に円周上の面で
当接してしまい、そのため、グリップ部材を無理矢理膨
らませてから挿着しなければならなかった。特に、材質
が硬いグリップ部材であっては、膨らませることが困難
であり、特殊な器具を使わざるおえないときもあった。
この点を解決す 【解決手段】 軸筒の把持する部分にグリップ部材2が
挿着された筆記具であって、軸筒の外周、或は、グリッ
プ部材の内面の何れか一方に突起13を形成し、他方の
部材にはその突起が係合する溝部を形成し、また、突起
のグリップ部材の挿入方向には傾斜面14を形成すると
ともに、溝部も傾斜面が形成された突起の形状とした筆
記具のグリップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸筒の把持する部
分にグリップ部材を有する筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】軸筒の把持する部分にグリップ部材を有
する筆記具の1例として、図13に示すようなものが知
られている。シャ−プペンシルなどの筆記具の軸筒10
1の前方には、縮径部102が形成されている。その縮
径部102の中間部の前方には、周上に溝部103が形
成されている。また、前記縮径部102には、内面に前
記溝部103と係合する突起104が形成されたグリッ
プ部材105が挿着されている。符号106は、前記軸
筒101の先端に螺着などにより固定された先部材であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術にあっ
ては、グリップ部材102の突起104が軸筒101の
溝部103に係合することによって、また、グリップ部
材105の前端が先部材106の後端に当接することに
よって、つまり、2箇所の係合で前記グリップ部材10
5の軸筒101からの外れが防止されている。前記先部
材106のみでグリップ部材105の外れ(抜け出)を
防止しても良いが、長期の使用によりグリップ部材10
5の前端が膨れあがってしまっても、グリップ部材の突
起と軸筒の溝部との係合でその外れを防止しようとする
ものである。しかし、グリップの外れを確実に防止する
ために、前述したようにグリップ部材の突起を軸筒の溝
部に係合しているので、グリップ部材を軸筒(縮径部)
に挿着するときの、組み立て作業が面倒であった。つま
り、グリップ部材を軸筒に挿着する際、グリップ部材の
突起の後端面が軸筒(縮径部)の前端面に円周上の面で
当接してしまい、そのため、グリップ部材を無理矢理膨
らませてから挿着しなければならなかった。特に、材質
が硬いグリップ部材であっては、膨らませることが困難
であり、特殊な器具を使わざるおえないときもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、軸筒の把持する部分にグリ
ップ部材が挿着された筆記具であって、前記軸筒の外
周、或は、グリップ部材の内面の何れか一方に突起を形
成し、他方の部材にはその突起が係合する溝部を形成
し、また、前記突起のグリップ部材の挿入方向には傾斜
面を形成するとともに、前記溝部も傾斜面が形成された
突起の形状としたことを要旨とするものである。
【0005】
【実施例】図1〜図3に第1例を示し説明する。内断面
が八角形状に形成された軸筒1の前方の握る部分(筆記
の際の把持部)には、本発明の特徴点であるグリップ部
材2が圧入固定されている。このグリップ部材2につい
ては、後に詳述する。グリップ部材2の後方で軸筒1の
側壁には、透孔3が形成されており、その透孔3には、
断面形状がコ字型のノック駒4が軸筒1に対して垂直方
向の径方向に移動可能に取り付けられている。また、前
記軸筒1の前方の内側には、コイルスプリングなどの弾
撥部材5によって後方に付勢されたスライド部材6が配
置されている。そのスライド部材6の前方には、チャッ
クリング7を被嵌したチャック体8が固定されている。
云うまでもなく、このチャック体8は、芯の解放、把持
を行なうものであり、チャックリング7は前記チャック
体8の開閉を行なうものである。また、前記軸筒1の前
端には、内部に芯戻り止め9を圧入した先部材10が螺
合などの手段で着脱自在に取り付けられている。そし
て、これらの構成により、芯繰り出し機構を構成してい
る。所謂、サイドノック式のシャ−プペンシルである。
【0006】尚、前記軸筒1の後方には、キャップ11
が着脱自在に嵌合しており、そのキャップ11には、ク
リップ11aが一体成形されているが、キャップ11と
クリップ11aとを各々形成し一体的に固定しても良
い。符号12は、軸筒1の後端に着脱自在に圧入され、
また、前記キャップ11によって覆われた消しゴムであ
る。
【0007】次に、前記グリップ部材2について、種々
の変形例を挙げ説明する。図1の分解拡大図である、図
2、図3に示す例が、第1例である。グリップ部材2
は、NBRやシリコ−ンゴム、熱可塑性エラストマ−な
どの材質からなり、内面には円周状の突起13が形成さ
れている。その突起13の後方面、つまり、グリップ部
材2の軸筒1への挿入方向の面は、傾斜面14となって
いる。また、その傾斜面14と反対側の面は、グリップ
部材2の挿入方向と直角な方向に、垂直面15となって
いるが、多少は傾斜していても良いものである。尚、グ
リップ部材2の後端内面にも、外方向に傾斜する後端傾
斜面16が形成されている。
【0008】一方、前記軸筒1の前方部で前記グリップ
部材2が取り付けられる位置には、グリップ部材2を軸
筒1に取り付けた際に、略面が合うように縮径部17が
形成されている。そして、その縮径部17の表面中央部
には、縦方向に微小な高さのリブ18が放射状に複数形
成されている。また、前記縮径部17の前方には、前記
グリップ部材2の突起13が係合する溝部19が円周状
に形成されている。その溝部19には、前記突起13の
傾斜面14と面接触する傾斜面20と、突起13の垂直
面15と面接触する垂直面21とが形成されている。つ
まり、前記突起13と溝部19とは、同形状をなしてい
る。尚、縮径部17の後端には、前記グリップ部材2の
後端の後端傾斜面16も面接触する傾斜面22が形成さ
れている。また、本実施例においては、前記突起13や
溝部19を各々の部材の前方ではあるが、中間部に設け
てある。突起13をグリップ部材2の前端に設けてしま
うと、グリップ部材2の前端面と前記先部材10の後端
面との接触面積が多くなり、組み立てる際(先部材10
を軸筒1に螺着する際)、グリップ部材2の前端面と先
部材10の後端面との摩擦力が大きくなってしまうため
である。
【0009】次に、作用について説明する。グリップ部
材2を軸筒1(縮径部17)の前方より挿入し組み立て
るが、その際、グリップ部材2の後端内面が傾斜面16
となっているため、グリップ部材2の後端内面が縮径部
17の表面にひっかかることなく容易に挿入される。ま
た、縮径部17のリブ18によって、縮径部17とグリ
ップ部材2が線で接触しているため、グリップ部材2の
中間部においてもひっかかることなく容易に挿入され
る。さらに、グリップ部材2の突起13が縮径部17の
前端に達した時(当接部分23)には、その突起13の
後面が傾斜面14となっているため、容易に前記縮径部
17との当接部分23を乗り越え、縮径部17の溝部1
9に落ち込み係合する。また、グリップ部材2を軸筒1
に挿着した後においては、前記グリップ部材2の突起1
3の垂直面15が縮径部17の溝部19の垂直面21に
面接触しているため、グリップ部材2に前方への力(縮
径部17より外れようとする力)が作用しても容易に移
動することはない。尚、本例においては、前記先部材1
0の後端をグリップ部材2の前端面に当接することによ
っても、グリップ部材の軸筒からの外れ防止を行ってい
る。
【0010】第2例を図4〜図6に示し説明する。前記
第1例のグリップ部材2の突起13を当間隔に部分的に
形成(突起24)した例である。勿論、軸筒1の縮径部
17の溝部も合わせて部分的に形成(溝部25)してあ
る。前記第1例の作用に加え、グリップ部材2の軸筒1
に対する回転防止作用が向上する。
【0011】第3例を図7〜図8に示し説明する。前記
第1例のグリップ部材2の突起13とその突起13と係
合する縮径部17の溝部19を、縮径部17の後端に位
置させた例である。後端に位置させることにより、第1
例におけるグリップ部材2の後端傾斜面16と縮径部1
7の傾斜面22の加工作業を省略することができ、安価
に製作することができる。
【0012】第4例を図9、図10に示し説明する。前
記第1例のグリップ部材の突起と軸筒の溝部とを逆にし
た例である。具体的には、グリップ部材2には、溝部2
6、傾斜面27並びに、垂直面28が形成されており、
一方、軸筒1の縮径部17には、前記のものと係合する
突起29、傾斜面30並びに、垂直面31が形成されて
いる。尚、前記第3例と同様に、軸筒1の突起29とそ
の突起29と係合するグリップ部材2の溝部26を後端
に位置させても良い(図11、図12参照)。
【0013】
【発明の効果】本発明は、軸筒の把持する部分にグリッ
プ部材が挿着された筆記具であって、前記軸筒の外周、
或は、グリップ部材の内面の何れか一方に突起を形成
し、他方の部材にはその突起が係合する溝部を形成し、
また、前記突起のグリップ部材の挿入方向には傾斜面を
形成するとともに、前記溝部も傾斜面が形成された突起
の形状としたので、グリップ部材を容易に軸筒に挿着す
ることができ、しかも、挿着した後においてはグリップ
部材が軸筒より外れずらい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1例を示す縦半断面図。
【図2】図1のグリップ部材の拡大縦半断面図。
【図3】図1の軸筒の要部拡大縦半断面図。
【図4】第2例を示すグリップ部材の縦半断面図。
【図5】第4図のA矢視図。
【図6】第2例を示す軸筒の要部縦半断面図。
【図7】第3例を示すグリップ部材の縦半断面図。
【図8】第3例を示す軸筒の要部縦半断面図。
【図9】第3例を示すグリップ部材の縦半断面図。
【図10】第3例を示す軸筒の要部縦半断面図。
【図11】第3例を示すグリップ部材の縦半断面図。
【図12】第3例を示す軸筒の要部縦半断面図。
【図13】従来の技術を示す縦半断面図。
【符号の説明】
1 軸筒 2 グリップ部材(部) 3 透孔 4 ノック駒 5 弾撥部材 6 スライド部材 7 チャックリング 8 チャック体 9 芯戻り止め部材 10 先部材 11 キャップ 11a クリップ 12 消しゴム 13 突起 14 傾斜面 15 垂直面分 16 後端傾斜面 17 縮径部 18 リブ 19 溝部 20 傾斜面 21 垂直面 22 後端傾斜面 23 当接部 24 部分突起 25 部分溝部 26 溝部 27 傾斜面 28 垂直面 29 突起 30 傾斜面 101 軸筒 102 縮径部 103 溝部 104 突起 105 グリップ部材 106 先部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒の把持する部分にグリップ部材が挿
    着された筆記具であって、前記軸筒の外周、或は、グリ
    ップ部材の内面の何れか一方に突起を形成し、他方の部
    材にはその突起が係合する溝部を形成し、また、前記突
    起のグリップ部材の挿入方向には傾斜面を形成するとと
    もに、前記溝部も傾斜面が形成された突起の形状とした
    ことを特徴とする筆記具のグリップ。
  2. 【請求項2】 軸筒の把持する部分にグリップ部材が挿
    着された筆記具であって、前記軸筒の外周、或は、グリ
    ップ部材の内面の何れか一方に突起を形成し、他方の部
    材にはその突起が係合する溝部を形成し、また、前記突
    起のグリップ部材の挿入方向には傾斜面を形成し、突起
    の他方の面にはグリップ部材の挿入方向と直角方向の面
    を形成するとともに、前記溝部も傾斜面が形成された突
    起の形状としたことを特徴とする筆記具のグリップ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1、あるいは、請求項2に記
    載の筆記具のグリップであって、前記突起を部分的に形
    成したことを特徴とする筆記具のグリップ。
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040914