JP2590205Y2 - キャップ装着構造 - Google Patents

キャップ装着構造

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JP2590205Y2
JP2590205Y2 JP1989051504U JP5150489U JP2590205Y2 JP 2590205 Y2 JP2590205 Y2 JP 2590205Y2 JP 1989051504 U JP1989051504 U JP 1989051504U JP 5150489 U JP5150489 U JP 5150489U JP 2590205 Y2 JP2590205 Y2 JP 2590205Y2
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front side
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cap
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曙南 亀井
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) インキを収納し先端にペン先を有する本体に対し、キ
ャップを着脱可能に装着する構造に関する。
(従来の技術) 従来、インキを収容し先端にペン先を有する本体に対
し、キャップを着脱可能に装着する構造において、キャ
ップの後退を防止するため、第4図に示すように、本体
3外周壁に周状の突起31を形成し、キャップ4には、前
記突起31と適宜数の嵌合する突起41、及び、本体前端32
に当接する周壁部42を形成したもの、或いは、第5図に
示すように、本体3中央に段部33を形成し、前記周壁部
32に代えキャップ4後端43を係止させるようなしたもの
などがある。
(考案が解決しようとする課題) キャップと本体との装着状態において、嵌合はする
が、固定が不十分となったり、嵌合そのものが不確実に
なったりする点である。寸法バラツキにより、前記突部
41と突起31、及び、周壁部42又はキャップ4後端43と本
体3前端32又は段部33との位置あわせが不十分となるこ
とによるが、第4図のものにおいては、突起31と本体3
前端32との距離より突部41と周壁部42との距離が長い
と、周壁部42と本体3前端32との間に隙間ができること
により、キャップ4が前後に移動してしまうし、突部41
と周壁部42との距離より突起31と本体3前端32との距離
が長いと、突起31と突部41の嵌合が不足して、キャップ
4が外れ易くなる。また、第5図のものにおいては、突
部41とキャップ4後端43との距離より突起31と段部33と
の距離が長いと、キャップ4後端43と段部33との間に隙
間ができてキャップ4が前後に移動してしまうし、突起
31と段部33との距離より突部41とキャップ4後端43の距
離が長いと、突起31と突部41の嵌合が不足して、キャッ
プ4が外れ易くなる。
(課題を解決するための手段) 本考案は、その要旨を、インキを収納し先端にペン先
を有する本体に対し、キャップを着脱可能に装着する構
造であって、本体の外周壁に、傾斜壁をなす前側部と後
側部とを有する周状の台形状突起を形成し、キャップに
は、キャップを本体に装着したとき、前記突起と嵌合す
る末広がりの凹嵌部を形成し、嵌合状態において、前記
凹嵌部の傾斜壁である前側部及び後側部が、突起の前側
部及び後側部とそれぞれ当接し合い、当接部間にキャッ
プと本体との非接触部を形成しつつ、前記突起が凹嵌部
によって挟持されていると共に、前記凹嵌部の前側部の
後端において、軸心線と平行な線と前側部の傾斜とが形
成する角度のうち、軸心側前方向に形成される角度をこ
の前側部のテーパー角度Aとし、前記突起の前側部の前
端において、軸心線と平行な線と前側部の傾斜とが形成
する角度のうち、軸径外側後方向に形成される角度を前
記突起の前側部のテーパー角度Cとし、更に、前記凹嵌
部の後側部の前端において、軸心線と平行な線と後側部
の傾斜とが形成する角度のうち、軸心側後方向に形成さ
れる角度をこの後側部のテーパー角度Bとし、前記突起
の後側部の後端において、軸心線と平行な線と後側部の
傾斜とが形成する角度のうち、軸径外側前方向に形成さ
れる角度を前記突起の後側部のテーパー角度Dとしたと
き、90°>A>15°、A≧C、B≠Dの関係を満足する
ことを特徴とするキャップ装着構造。とするものであ
る。
(実施例) 第1図及び第2図に第1実施例を示す。
第1図において、参照符号1が本体を示す。この本体
1には、インキを収容し、前端にボール11aを抱持した
チップ11bを取り付けたカートリッジ11が収容されてい
る。また、本体1前方には先金12が蝶合され、後端には
尾栓3が圧入され、更に、前方外周壁には周状の突起14
が形成されている。一方、参照符号2がキャップを示し
このキャップ2内孔は後方が大径部となっており、この
大径部の前端と、前端近傍の大径部内壁に形成した適宜
数の突部22とにより確保された凹嵌部21が形成されてい
る。この凹嵌部21が前記突起14と嵌合している。
第2図に拡大図を示すように、突起14の前側部14aの
途中部分と凹嵌部21の前側部21aの前端21cとが当接し、
凹嵌部21の後側部21bの途中部分と突起14の後端部14cの
前端14dとが当接しており、凹嵌部21の前側部21aの後端
21dにて軸心線と平行な線と前側部21aの傾斜とが形成す
る角度のうち軸心側前方向に形成される角度である凹嵌
部21の前側部21aのテーパー角Aと、突起14の前側部14a
の前端にて軸心線と平行な線と前側部14aの傾斜とが形
成する角度のうち軸径外側後方向に形成される角度であ
る突起14の前側部14aのテーパー角Cとの大きさは、A
>Cの関係になっている。また、凹嵌部21と突起14との
当接部間に非接触部分が形成され、突起14は前記凹嵌部
21の前側部21aと後側部21bとにより挟持されている。そ
れぞれの当接部は傾斜部分にて当接することにより挟持
状態となっており、更に当接部間に非接触部分を形成す
ることによって部品間の寸法設定にばらつきが生じたと
してもこのばらつきを吸収して挟持状態を保持すること
ができ、キャップ固定が確実になせるものである。本体
1が、アクリルスチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂など硬
度の高い材質で形成される場合、キャップの嵌合が硬く
なり過ぎたり、成形時に、形状が崩れるのを防ぐため、
突起14の高さが0.2mm以下が好ましくなる。突起14の高
さが低いと、突起14の前側部14aのテーパー角Cが小さ
くなるため、凹嵌部21の前側部21aの前端21cと突起14の
前側部14aの途中部分とを当接させることで、凹嵌部21
の前側部21aのテーパー角Aを大きくし、挟持力を確保
している。
ここで、凹嵌部21の前側部21aのテーパー角Aは、15
〜90°の範囲に形成されている。角度が小さくなると挟
持力が弱くなり、大きくなると凹嵌部21の前側部21aの
前端角Eが鋭くなり、装着を繰返しているうちに挟持力
が弱くなるためである。
第3図は本考案の第2実施例を示す。尚、以下、第1
実施例と基本的に同一の部位には、同一の参照符号を付
す。
本例のものが第1実施例のものとことなる点は、凹嵌
部21の前側部21aと突起14の前側部14aとが面接触してい
る点である。即ち、凹嵌部21の前側部21aのテーパー角
Aと突起14の前側部14aのテーパー角Cとの大きさは、
A=Cの関係になっている。凹嵌部21の前側部21aのテ
ーパー角Aと突起14の前側部14aのテーパー角Cとの角
度を等しくしておくと、キャップ2を成形する際、凹嵌
部−キャップ2の内孔の大径部に続く前方小径部の径が
バラツいても、突起との当接位置が変化するだけとなる
し、キャップ装着時の嵌合完了位置を確実になし、キャ
ップを挿入し過ぎるようなことが抑制される。当然、キ
ャップを挿入し過ぎると、本体1が先端に有するペン先
部分である前端にボール11aを抱持したチップ11bをいた
めることになる恐れがある。ここで、以上2例に共通し
ていえることとして、突起14の前側部14aのテーパー角
Cは、10〜90°が好ましく、角度が大きくなると、突起
14の前側部14aの後端角Fが鋭くなり、装着を繰返して
いるうちに挟持力が弱くなる恐れがある。凹嵌部21の後
側部21bのテーパー角Bは、4〜15°が好ましく、角度
が小さくなると、嵌合力が嵌合力が弱くなる傾向にあ
り、大きくなるとキャップを抜きにくくなる恐れがあ
る。
その他、要旨を逸脱しない範囲で、種々変形など可能
であり、例えば、凹嵌部の前側部、突起の前側部、凹嵌
部の後側部、及び、突起の後側部のテーパー壁部は適宜
丸みをもっているものでもよいし、各接触部分は図のよ
うな平面でなくてもよい。
また、本体としては、ボールペンを示したが、小管式
筆記具、アイライナーなど適宜筆記具、塗布具本体とし
てもよい。
(効果) 本考案によると、凹嵌部の前側部と凹嵌部の後側部、
及び、突起の前側部と突起の後側部との距離が短いた
め、凹嵌部の前側部と突起の前側部、及び、凹嵌部の後
側部と突起の後側部とが位置合わせし易く、凹嵌部の前
側部と突起の前側部との間に隙間が生じることがなく、
キャップ固定が十分になされる。また、凹嵌部の前側部
と凹嵌部の後側部により、凹嵌部と突起との当接部間に
非接触部を形成しつつ突起を両側より挟み込むことにな
るため、寸法のばらつき等も吸収してキャップ固定が、
がたつきもなくより確実になされるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例を示す縦断面図、第2図は第1図の
I部拡大図、第3図は第2実施例の第2図相当図、第4
図及び第5図は、従来例を示す要部縦断面図。 1……本体、14……突起、14a……突起の前側部、14a…
…突起の後側部、2……キャップ、21……凹嵌部、21a
……凹嵌部の後側部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インキを収納し先端にペン先を有する本体
    に対し、キャップを着脱可能に装着する構造であって、
    本体の外周壁に、傾斜壁をなす前側部と後側部とを有す
    る周状の台形状突起を形成し、キャップには、キャップ
    を本体に装着したとき、前記突起と嵌合する末広がりの
    凹嵌部を形成し、嵌合状態において、前記凹嵌部の傾斜
    壁である前側部及び後側部が、突起の前側部及び後側部
    とそれぞれ当接し合い、当接部間にキャップと本体との
    非接触部を形成しつつ、前記突起が凹嵌部によって挟持
    されていると共に、前記凹嵌部の前側部の後端におい
    て、軸心線と平行な線と前側部の傾斜とが形成する角度
    のうち、軸心側前方向に形成される角度をこの前側部の
    テーパー角度Aとし、前記突起の前側部の前端におい
    て、軸心線と平行な線と前側部の傾斜とが形成する角度
    のうち、軸径外側後方向に形成される角度を前記突起の
    前側部のテーパー角度Cとし、更に、前記凹嵌部の後側
    部の前端において、軸心線と平行な線と後側部の傾斜と
    が形成する角度のうち、軸心側後方向に形成される角度
    をこの後側部のテーパー角度Bとし、前記突起の後側部
    の後端において、軸心線と平行な線と後側部の傾斜とが
    形成する角度のうち、軸径外側前方向に形成される角度
    を前記突起の後側部のテーパー角度Dとしたとき、90°
    >A>15°、A≧C、B≠Dの関係を満足することを特
    徴とするキャップ装着構造。
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JPS60168987U (ja) * 1984-04-16 1985-11-09 株式会社パイロット 筆記具
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