JP3029060U - ねじ用チャック - Google Patents

ねじ用チャック

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JP3029060U
JP3029060U JP1996002787U JP278796U JP3029060U JP 3029060 U JP3029060 U JP 3029060U JP 1996002787 U JP1996002787 U JP 1996002787U JP 278796 U JP278796 U JP 278796U JP 3029060 U JP3029060 U JP 3029060U
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screw
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寛 森本
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寛 森本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ用チャックに於て、ねじをぐらつかない
ように保持できると共に、全体をコンパクトとすること
ができるようにする。 【解決手段】 内筒体2の先端部にテーパ面5を形成す
る。外筒体4は、軸心方向から見て花弁状に配設される
と共に内端部がねじ頭部に当接状に係止する複数のねじ
頭部掴持片20を有する。内筒体2の基部を外筒体4より
も基端側へ突出させて摘み部45を形成する。内筒体2の
周壁に径方向の貫孔16を設け、その貫孔16に内側に僅か
に突出してビット1の凹部8に係止する係止用球体7を
挿入する。中間筒体3の内周面に係止用球体7に当接乃
至近接して抜け止めすると共に中間筒体3を先端側へス
ライドさせた状態に於て係止用球体7から退避する突部
3aを突設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ねじをねじ込む際にそのねじをビット先端に一時的に保持するため のねじ用チャックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビット先端にねじを一時的に保持するためのねじ用チャックとしては、 例えば、特公昭59−44193 号に記載のものが公知であった。その従来のねじ用チ ャックは、ビットの先端部が挿入された円筒体に、ねじ頭部を差し込むと共に、 4つの球体にてねじの軸部を挾持状に保持するように構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来のねじ用チャックでは、ねじ軸部を球体にて挾持し た状態でもねじ頭部がビット先端から不意に離れてしまうことがあり、ねじがぐ らついたり、ねじ頭部とビットとが噛み合わなくなることがあった。また、4つ の球体を取付けるための構造やねじをねじ込んだ後にチャックが離れるようにす るための構造等が複雑であり、全体的に大型となる───特に長さ寸法が大きく なる───という欠点があった。
【0004】 そこで、本考案は、上述の欠点を解消して、ねじをぐらつかないように保持で きると共に、全体をコンパクトとすることができるねじ用チャックを提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案に係るねじ用チャックは、ビットと、該ビ ットに外嵌される内筒体と、該内筒体に軸心方向へスライド自在かつ軸心廻りに 回転自在に外嵌される中間筒体と、該中間筒体と上記内筒体に軸心方向へスライ ド自在かつ軸心廻りに回転自在に外嵌される外筒体と、を備え、上記内筒体の先 端部にテーパ面を形成し、さらに、上記外筒体は、軸心方向から見て花弁状に配 設されると共に内端部がねじ頭部に当接状に係止する複数のねじ頭部掴持片を有 し、上記内筒体の基部を上記外筒体よりも基端側へ突出させて摘み部を形成する と共に、該内筒体の周壁に径方向の貫孔を設け、該貫孔に内側に僅かに突出して ビットの外面に設けられた凹部に係止する係止用球体を挿入し、さらに、その内 筒体の先端寄りに外鍔部を設け、かつ、上記中間筒体の内周面に上記係止用球体 に当接乃至近接して抜け止めすると共に該中間筒体を先端側へスライドさせた状 態に於て該係止用球体から退避する突部を突設し、その内筒体の外鍔部と中間筒 体の突部との間に、上記中間筒体と上記外筒体を基端側へ弾発付勢する弾発部材 を、介装すると共に、上記中間筒体が基端側へ抜けないように上記突部に当接す る外係止部材を、上記内筒体に外嵌状に取付けたものである。
【0006】 また、本考案に係るねじ用チャックは、ビットと、該ビットに外嵌される内筒 体と、該内筒体に軸心方向へスライド自在かつ軸心廻りに回転自在に外嵌される 中間筒体と、該中間筒体と上記内筒体に軸心方向へスライド自在かつ軸心廻りに 回転自在に外嵌される外筒体と、を備え、上記内筒体の先端部にテーパ面を形成 し、さらに、上記外筒体は、軸心方向から見て花弁状に配設されると共に内端部 がねじ頭部に当接状に係止する複数のねじ頭部掴持片を有し、上記内筒体の基部 を上記外筒体よりも基端側へ突出させて摘み部を形成すると共に、該内筒体の周 壁に径方向の貫孔を設け、該貫孔に内側に僅かに突出してビットの外面に設けら れた凹部に係止する係止用球体を挿入し、さらに、その内筒体の先端寄りに外鍔 部を設け、かつ、上記中間筒体の内周面に上記係止用球体に当接乃至近接して抜 け止めすると共に該中間筒体を先端側へスライドさせた状態に於て該係止用球体 から退避する突部を突設し、その内筒体の外鍔部と中間筒体の突部との間に、上 記中間筒体と上記外筒体を基端側へ弾発付勢する弾発部材を、介装すると共に、 上記中間筒体が基端側へ抜けないように上記突部に当接する外係止部材を、上記 内筒体に外嵌状に取付け、上記中間筒体の先端面に周方向溝を設けると共に、そ の周方向溝に、上記中間筒体と上記外筒体を相互に離れる方向へ弾発付勢する補 助弾発部材を、挿入したものである。
【0007】 また、本考案に係るねじ用チャックは、ビットと、該ビットに外嵌される内筒 体と、該内筒体に軸心方向へスライド自在かつ軸心廻りに回転自在に外嵌される 中間筒体と、その中間筒体の基端側に配設されるスペーサリングと、該スペーサ リングと中間筒体に軸心方向へスライド自在かつ軸心廻りに回転自在に外嵌され る外筒体と、を備え、上記内筒体の先端部にテーパ面を形成し、さらに、上記外 筒体は、軸心方向から見て花弁状に配設されると共に内端部がねじ頭部に当接状 に係止する複数のねじ頭部掴持片を有し、上記内筒体と中間筒体との間に、上記 中間筒体と上記外筒体を基端側へ弾発付勢する弾発部材を、介装し、上記外筒体 の基端部に、上記スペーサリングと中間筒体を抜け止めする内爪部を有する複数 の可撓性短片を形成したものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、実施の形態に基き本考案を詳説する。
【0009】 図1は、本考案に係るねじ用チャックの実施の一形態を示し、このねじ用チャ ックは、壁や柱等にねじをねじ込む際にそのねじをビット先端に一時的に保持す るためのものであり、ねじを回転させるためのビット1と、そのビット1に外嵌 される内筒体2と、その内筒体2に軸心方向へスライド自在かつ軸心廻りに回転 自在に外嵌される中間筒体3と、その中間筒体3と内筒体2に軸心方向へスライ ド自在かつ軸心廻りに回転自在に外嵌される外筒体4と、を備えている。内筒体 2と中間筒体3と外筒体4は、夫々樹脂製である。
【0010】 外筒体4の基端部には内爪部9が形成され、かつ、中間筒体3の基端側には樹 脂製のスペーサリング10が配設される。また、内筒体2と中間筒体3との間に、 中間筒体3とスペーサリング10と外筒体4を基端側へ弾発付勢する弾発部材11を 、介装する。弾発部材11の先端部は、内筒体2の先端寄りに設けられた外鍔部2 aの基端面に当接し、弾発部材11の基端部は、中間筒体3の内周面に突設された 突部3aの先端面に当接する。
【0011】 さらに、中間筒体3に対して外筒体4を相対的に先端側へ弾発付勢する補助弾 発部材12を、中間筒体3と外筒体4の間に、設ける。中間筒体3の先端面に周方 向溝13を設けると共に、その周方向溝13に、中間筒体3と外筒体4を相互に離れ る方向へ弾発付勢する補助弾発部材12を、挿入する。補助弾発部材12の先端部は 、外筒体4の後に詳しく説明するねじ頭部掴持片20の先端部に形成された係止用 片部22の基端面に当接し、補助弾発部材12の基端部は、中間筒体3の先端面に設 けられた周方向溝13に挿入されると共にその溝13の底面に当接する。
【0012】 しかして、内筒体2の先端部にテーパ面5を形成すると共にその内筒体2の先 端面をねじ頭部の基端面に当接する当接面6とする。そのテーパ面5の基端部が 外鍔部2aとされる。また、内筒体2は、ビット1の外径寸法よりも僅かに大き な内径寸法を有するビット挿通孔15を有する。内筒体2のビット挿通孔15の内径 寸法は、ねじ頭部の外径寸法よりも小さく設定され、その挿通孔15の先端縁とテ ーパ面5の先端縁との間の正面視円環状の面が、当接面6となる。
【0013】 さらに、内筒体2の基部を上記外筒体4よりも基端側へ突出させて摘み部45を 形成する。また、内筒体2の周壁に径方向の貫孔16を設け、その貫孔16に内側に 僅かに突出してビット1の外面に設けられた凹部8に係止する係止用球体7を挿 入する。かつ、中間筒体3が基端側へ抜けないように突部3aに当接する外係止 部材14を、内筒体2に外嵌状に取付ける。係止用球体7…は、金属製の球体から 成る。なお、図1では貫孔16と係止用球体7が夫々2つのみあらわれている。外 係止部材14は、内筒体2の外周面に設けられた周方向溝に嵌入されたCリング等 から成る。
【0014】 また、図1と図4に示すように、ビット1の外周面には、そのビット1の先端 部1aが内筒体2の先端側へ所定寸法Hだけ突出するように上記係止用球体7… が係脱可能に係止する凹部8が、設けられている。所定寸法Hは、ねじ頭部に設 けられた十文字孔(プラスねじ)又は一文字溝(マイナスねじ)の深さ寸法より も僅かに小さく設定される。なお、図例では、ビット1の先端部1aはプラスね じ用とされているが、マイナスねじ用の先端部を有するものを別に用意しておき 、使用するねじに合わせて交換するのが好ましい。
【0015】 次に、図1と図2と図3に示すように、外筒体4は、軸心方向から見て花弁状 に配設されると共に内端部がねじ頭部に当接状に係止する複数のねじ頭部掴持片 20…を有する。
【0016】 外筒体4のねじ頭部掴持片20は、回転中心軸と平行な可撓性片部21と、該可撓 性片部21の先端から内側へ延伸された係止用片部22とから成る。その係止用片部 22の内端部に、ねじ頭部を取付ける際にねじ頭部掴持片20が拡開するようにねじ 頭部に摺接する誘導傾斜面23と、ねじ頭部を取付けた状態に於て該ねじ頭部の外 周面に当接する係止保持用傾斜面24が、形成されている。
【0017】 係止用片部22の先端部は丸みをもったアール面とされ、その先端部の内側の面 が上記誘導傾斜面23とされ、外側の面は誘導傾斜面23とは逆に傾斜する傾斜面18 とされている。
【0018】 また、図2に示すように、複数のねじ頭部掴持片20…の係止用片部22…の内端 縁にてねじ頭部の外径寸法よりも小さい外径寸法のねじ挿入口25が形成され、後 に詳しく説明するように、ねじ頭部を挿入する際に、そのねじ挿入口25が拡大す る。
【0019】 さらに、図3に示すように、外筒体4の基端部には、内爪部9を有する複数の 可撓性短片17…が形成される。即ち、外筒体4の基端部に軸心方向と平行なスリ ット状の切欠部が形成され、その切欠部の間が可撓性短片17…となる。その可撓 性短片17…は、このねじ用チャックの組立ての際に、外筒体4内に中間筒体3と スペーサリング10を嵌入するときに、外側へ撓んで拡開し、嵌入後には復元して 、スペーサリング10の基端面に内爪部9…が係止するように構成される。
【0020】 しかして、このねじ用チャックを使用するには、図5に示すように、充電ドリ ルドライバー等の電気ドリルドライバー、エアードライバー、手動のドライバー 等の工具のチャック部30に、ビット1の基端部を固定する。そして、外筒体4の 先端中央部のねじ挿入口25にねじ32のねじ頭部33を押し込む。これにより、ねじ 頭部33の外端縁がねじ頭部掴持片20の係止用片部22の誘導傾斜面23に摺接して、 すべてのねじ頭部掴持片20の可撓性片部21が外側へ撓んで係止用片部22が外側へ 逃げるため、ねじ挿入口25が拡大する。
【0021】 その後、図6に示すように、ねじ頭部33が係止用片部22の内端縁を乗り越えて 、ねじ頭部掴持片20の係止用片部22にてねじ頭部33が掴持される。具体的には、 複数の係止用片部22の係止保持用傾斜面24が、ねじ頭部33のテーパ状の外周面に 密着状に当接すると共に、そのねじ頭部33の基端面に、内筒体2の先端の当接面 6が密着状に当接する。かつ、ねじ頭部33の十文字孔34にビット1の先端部1a が嵌まり込む。
【0022】 これにより、ねじ32から手を離しても、そのねじ32を、ビット1の軸心上にぐ らつかないように保持することができる。従って、図6のようにねじを保持した 状態のまま、ねじ32の先端を図外の木材等に当てて工具を回転駆動させれば、ね じ32をねじ込むことができる。また、他方の手で外筒体4を持てば、外筒体4が 回転しないので、外筒体4にて新建材等が傷つくことがない。
【0023】 しかして、図7に示すように、例えば、ボード等の新建材36を柱等の木材37に 取り付ける際に、その新建材36に貫設された孔にねじ32を挿通させると共にその ねじ32を木材37にねじ込む。そして、外筒体4のねじ頭部掴持片20の係止用片部 22の先端部が、新建材36に当接すると、その反力により係止用片部22が基端側へ 押されると共にその係止用片部22が内筒体2のテーパ面5上を外方へと摺動する 。これにより、係止用片部22が外方へ逃げるため、係止用片部22がねじ頭部33か ら自動的に外れると共に、頭部33が新建材36の表面と面一状となるまでねじ込む ことができる。
【0024】 また、係止用片部22の先端部は丸みをもったアール面とされているので、新建 材36は一層傷がつかない。なお、外筒体4は、ビット1、内筒体2、中間筒体3 等に対して相対的に基端側へ移動するため、補助弾発部材12が弾性エネルギーを 蓄積しつつ短縮する。
【0025】 その後、図8に示すように、新建材36からねじ用チャックを離間させると、ね じ頭部掴持片20の可撓性片部21と補助弾発部材12の弾発力により、外筒体4が元 の位置にもどる。こうして、ねじ32にて新建材36を木材37に固定できる。
【0026】 上述のように、このねじ用チャックによれば、ねじ用チャックにねじを容易、 かつ、迅速、かつ、確実に取付けることができる。また、回転時(ねじ込み時) に、ねじがふらふら揺れず、確実にねじ込むことができる。さらに、大部分が樹 脂(プラスチック)から成るため、ねじ用チャックが軽量となり、ねじ込み作業 が容易となると共に作業者の疲労を軽減できる。また、ねじ用チャックの軸心方 向の長さ寸法を小さくすることができ、ねじ込み作業を行い易い。また、このね じ用チャックからねじを取外したい場合は、ねじを手で引張るのみで簡単に取外 すことができる。
【0027】 なお、図例では、ねじ頭部33が平坦状の基端面とテーパ状の外周面から成るね じを示したが、ねじ頭部33の形状が半球状のねじでも使用可能である。
【0028】 また、内筒体2にビット1を取付けた状態から、ビット1を簡単に取り外すこ とができる。即ち、一方の手で外筒体4を持ち、他方の手で内筒体2の摘み部45 又はビット1を持って、相互に反対方向へ引っ張れば、中間筒体3が弾発部材11 の弾発力に抗して内筒体2に対して先端側へ移動するので、中間筒体3の突部3 aが球体7から退避する。これにより、球体7は内筒体2の貫孔16から外方へ出 て、ビット1の凹部8から球体7が外れるので、ビット1が抜ける。逆に、内筒 体2にビット1を嵌め込むには、前述の如く外筒体4と内筒体2を反対方向へ引 っ張った状態で、内筒体2のビット挿通孔15にビット1を挿入し、その後、外筒 体4又は内筒体2から手を離して、ビット1を適当にスライドさせれば、そのビ ット1の凹部8に球体7が嵌まり込んで、ビット1が抜けなくなる。
【0029】 また、外筒体4の基端部に可撓性短片17…を形成したので、このねじ用チャッ クを組み立てる際に、外筒体4の基端側から中間筒体3とスペーサリング10を容 易に嵌め込むことができる。そして、一旦嵌め込んだ後は、外筒体4からスペー サリング10が内爪部9に係止するので、中間筒体3とスペーサリング10は不意に 外れない。これにより、組立作業を簡単かつ迅速に行うことができ、大量生産に 貢献できる。
【0030】 次に、図9は、他の実施の形態に於けるビット1を取り外した状態の断面図を 示し、中間筒体3に対してスペーサリング10と外筒体4を相対的に基端側へ弾発 付勢する補助弾発部材19が、設けられている。具体的には、中間筒体3の基端側 外周面に周方向の切欠部27が設けられ、その切欠部27にコイル状のばね部材を外 嵌する。中間筒体3の先端部には補助弾発部材は設けられず、かつ、凹溝も形成 されない。他の構成は、図1〜図8のものと同様である。
【0031】 上述のように構成したことにより、補助弾発部材19がスペーサリング10と外筒 体4を常時基端側へ弾発付勢しているので、ねじ込みの際に外筒体4の先端が他 の物体に当接したときに、小さな反力にて外筒体4が内筒体2に対して基端側へ 移動する。つまり、このねじ用チャックを取付けた工具を押し付ける力が小さく ても、外筒体4のねじ頭部掴持片20を拡開させることができる。
【0032】 なお、本考案のねじ用チャックは、上述の実施の形態以外にも、ビット1を手 動のドライバーの柄に固着するも自由である。また、補助弾発部材12, 19を省略 してもよい場合がある。さらには、中間筒体3を省略してもよい場合がある。そ のときは、内筒体2の外鍔部2aと外筒体4の内爪部9との間に圧縮ばね等の弾 発部材11を介装すればよい。
【0033】
【考案の効果】
本考案は上述の構成により、次のような著大な効果を奏する。
【0034】 請求項1記載のねじ用チャックによれば、ねじ用チャックに容易、かつ、迅速 、かつ、確実にねじを取付けることができ、ねじ込み作業の作業性が向上する。 また、構造が簡単となり容易に製造できると共に、軽量化できる。また、ビット 1を簡単かつ迅速に取り替えることができる。さらに、全体をコンパクトとする ことができる。また、このねじ用チャックからねじを取外したい場合は、ねじを 手で引張るのみで簡単に取外すことができる。また、他方の手で外筒体4を持て ば、外筒体4の回転が止まるので、他の物体に傷がつくのを防止できる。かつ、 ねじ頭部が埋入状となるまでねじ込めばねじ頭部から本考案のねじ用チャックが 自動的に外れるので作業が楽である。
【0035】 請求項2記載のねじ用チャックによれば、ねじ用チャックに容易、かつ、迅速 、かつ、確実にねじを取付けることができ、ねじ込み作業の作業性が向上する。 また、構造が簡単となり容易に製造できると共に、軽量化できる。また、ビット 1を簡単かつ迅速に取り替えることができる。さらに、全体をコンパクトとする ことができる。また、このねじ用チャックからねじを取外したい場合は、ねじを 手で引張るのみで簡単に取外すことができる。また、他方の手で外筒体4を持て ば、外筒体4の回転が止まるので、他の物体に傷がつくのを防止できる。かつ、 ねじ頭部が埋入状となるまでねじ込めばねじ頭部から本考案のねじ用チャックが 自動的に外れるので作業が楽である。また、ねじ込み終了後に、外筒体4を内筒 体2に対して先端側へ自動的かつ確実にもどすことができる。
【0036】 請求項3記載のねじ用チャックによれば、ねじ用チャックに容易、かつ、迅速 、かつ、確実にねじを取付けることができ、ねじ込み作業の作業性が向上する。 また、構造が簡単となり容易に製造できると共に、軽量化できる。また、本考案 のねじ用チャックを容易かつ迅速に組み立てることができ、大量生産に貢献でき る。さらに、全体をコンパクトとすることができる。また、このねじ用チャック からねじを取外したい場合は、ねじを手で引張るのみで簡単に取外すことができ る。また、他方の手で外筒体4を持てば、外筒体4の回転が止まるので、他の物 体に傷がつくのを防止できる。かつ、ねじ頭部が埋入状となるまでねじ込めばね じ頭部から本考案のねじ用チャックが自動的に外れるので作業が楽である。また 、ねじ込み終了後に、外筒体4を内筒体2に対して先端側へ自動的かつ確実にも どすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のねじ用チャックの実施の一形態を示す
断面側面図である。
【図2】外筒体の正面図である。
【図3】外筒体の側面図である。
【図4】ビットの側面図である。
【図5】ねじ用チャックにねじを取付けるときの作用説
明図である。
【図6】ねじ用チャックにねじを取付けた状態の説明図
である。
【図7】ねじ込み完了直前の作用説明図である。
【図8】ねじ込み完了直後の作用説明図である。
【図9】他の実施の形態の要部断面側面図である。
【符号の説明】
1 ビット 2 内筒体 2a 外鍔部 3 中間筒体 3a 突部 4 外筒体 5 テーパ面 7 係止用球体 8 凹部 9 内爪部 10 スペーサリング 11 弾発部材 12 補助弾発部材 13 周方向溝 14 外係止部材 16 貫孔 17 可撓性短片 20 ねじ頭部掴持片 33 ねじ頭部 45 摘み部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット1と、該ビット1に外嵌される内
    筒体2と、該内筒体2に軸心方向へスライド自在かつ軸
    心廻りに回転自在に外嵌される中間筒体3と、該中間筒
    体3と上記内筒体2に軸心方向へスライド自在かつ軸心
    廻りに回転自在に外嵌される外筒体4と、を備え、上記
    内筒体2の先端部にテーパ面5を形成し、さらに、上記
    外筒体4は、軸心方向から見て花弁状に配設されると共
    に内端部がねじ頭部33に当接状に係止する複数のねじ頭
    部掴持片20…を有し、上記内筒体2の基部を上記外筒体
    4よりも基端側へ突出させて摘み部45を形成すると共
    に、該内筒体2の周壁に径方向の貫孔16を設け、該貫孔
    16に内側に僅かに突出してビット1の外面に設けられた
    凹部8に係止する係止用球体7を挿入し、さらに、その
    内筒体2の先端寄りに外鍔部2aを設け、かつ、上記中
    間筒体3の内周面に上記係止用球体7に当接乃至近接し
    て抜け止めすると共に該中間筒体3を先端側へスライド
    させた状態に於て該係止用球体7から退避する突部3a
    を突設し、その内筒体2の外鍔部2aと中間筒体3の突
    部3aとの間に、上記中間筒体3と上記外筒体4を基端
    側へ弾発付勢する弾発部材11を、介装すると共に、上記
    中間筒体3が基端側へ抜けないように上記突部3aに当
    接する外係止部材14を、上記内筒体2に外嵌状に取付け
    たことを特徴とするねじ用チャック。
  2. 【請求項2】 ビット1と、該ビット1に外嵌される内
    筒体2と、該内筒体2に軸心方向へスライド自在かつ軸
    心廻りに回転自在に外嵌される中間筒体3と、該中間筒
    体3と上記内筒体2に軸心方向へスライド自在かつ軸心
    廻りに回転自在に外嵌される外筒体4と、を備え、上記
    内筒体2の先端部にテーパ面5を形成し、さらに、上記
    外筒体4は、軸心方向から見て花弁状に配設されると共
    に内端部がねじ頭部33に当接状に係止する複数のねじ頭
    部掴持片20…を有し、上記内筒体2の基部を上記外筒体
    4よりも基端側へ突出させて摘み部45を形成すると共
    に、該内筒体2の周壁に径方向の貫孔16を設け、該貫孔
    16に内側に僅かに突出してビット1の外面に設けられた
    凹部8に係止する係止用球体7を挿入し、さらに、その
    内筒体2の先端寄りに外鍔部2aを設け、かつ、上記中
    間筒体3の内周面に上記係止用球体7に当接乃至近接し
    て抜け止めすると共に該中間筒体3を先端側へスライド
    させた状態に於て該係止用球体7から退避する突部3a
    を突設し、その内筒体2の外鍔部2aと中間筒体3の突
    部3aとの間に、上記中間筒体3と上記外筒体4を基端
    側へ弾発付勢する弾発部材11を、介装すると共に、上記
    中間筒体3が基端側へ抜けないように上記突部3aに当
    接する外係止部材14を、上記内筒体2に外嵌状に取付
    け、上記中間筒体3の先端面に周方向溝13を設けると共
    に、その周方向溝13に、上記中間筒体3と上記外筒体4
    を相互に離れる方向へ弾発付勢する補助弾発部材12を、
    挿入したことを特徴とするねじ用チャック。
  3. 【請求項3】 ビット1と、該ビット1に外嵌される内
    筒体2と、該内筒体2に軸心方向へスライド自在かつ軸
    心廻りに回転自在に外嵌される中間筒体3と、その中間
    筒体3の基端側に配設されるスペーサリング10と、該ス
    ペーサリング10と中間筒体3に軸心方向へスライド自在
    かつ軸心廻りに回転自在に外嵌される外筒体4と、を備
    え、上記内筒体2の先端部にテーパ面5を形成し、さら
    に、上記外筒体4は、軸心方向から見て花弁状に配設さ
    れると共に内端部がねじ頭部33に当接状に係止する複数
    のねじ頭部掴持片20…を有し、上記内筒体2と中間筒体
    3との間に、上記中間筒体3と上記外筒体4を基端側へ
    弾発付勢する弾発部材11を、介装し、上記外筒体4の基
    端部に、上記スペーサリング10と中間筒体3を抜け止め
    する内爪部9を有する複数の可撓性短片17…を形成した
    ことを特徴とするねじ用チャック。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3501363B2 (ja) 1999-10-01 2004-03-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション ねじピックアップ装置
CN114311505A (zh) * 2021-12-30 2022-04-12 昆山咏联电子塑胶有限公司 用于工字钉的移动方法
JP7060279B1 (ja) 2021-01-17 2022-04-26 浩樹 木須 ドライバ用ねじ把持保持具。

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CN114311505A (zh) * 2021-12-30 2022-04-12 昆山咏联电子塑胶有限公司 用于工字钉的移动方法

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