JPH1058349A - 締結具駆動工具 - Google Patents
締結具駆動工具Info
- Publication number
- JPH1058349A JPH1058349A JP9151133A JP15113397A JPH1058349A JP H1058349 A JPH1058349 A JP H1058349A JP 9151133 A JP9151133 A JP 9151133A JP 15113397 A JP15113397 A JP 15113397A JP H1058349 A JPH1058349 A JP H1058349A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- work
- contact member
- driving tool
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25C—HAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
- B25C1/00—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
- B25C1/008—Safety devices
Abstract
(57)【要約】
【課題】 締結具駆動工具においてワーク当接部材と制
御部材とを含んで成る制御機構を改良すること。 【解決手段】 ワーク当接部材がワークに接触して該ワ
ークに対してしっかりと押し付けられたときに、前記締
結具駆動工具が作動可能となり、かつ、前記ワーク当接
部材が、前記ワークから離反したときに、前記締結具駆
動工具が作動不能となる締結具駆動工具において、ワー
ク当接部の長さを調節可能にして、締結具のワーク内へ
の進入深さを調節可能とした。
御部材とを含んで成る制御機構を改良すること。 【解決手段】 ワーク当接部材がワークに接触して該ワ
ークに対してしっかりと押し付けられたときに、前記締
結具駆動工具が作動可能となり、かつ、前記ワーク当接
部材が、前記ワークから離反したときに、前記締結具駆
動工具が作動不能となる締結具駆動工具において、ワー
ク当接部の長さを調節可能にして、締結具のワーク内へ
の進入深さを調節可能とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は締結具駆動工具の調
節可能な制御機構の改良に関する。
節可能な制御機構の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、空気動力式または燃焼動力式
であっても、締結具駆動工具ではノーズ部を通して締結
具がワーク内に打ち込まれる。前記ノーズ部にはワーク
当接部材を有する制御機構が設けられている。ワーク当
接部材はノーズ部の内方へ移動可能であると共に、前記
ノーズ部から外方へ移動可能となっている。前記制御機
構は制御部材を具備している。この制御部材は、前記ワ
ーク当接部材とともに所定の移動範囲内で移動可能とな
っており、かつ、前記ワーク当接部材と制御部材は前記
移動範囲内の外側によった位置へ向けて付勢されてい
る。制御機構は、前記ワーク当接部材がワークに当接し
て、移動範囲の内側によった位置まで内方へ移動するま
で、該ワークに対してしっかりと押し付けられたとき
に、締結具駆動工具を作動可能とし、前記ワーク当接部
が前記ワークから離反して前記移動範囲の内側によった
位置から外方へ付勢され移動したときに、締結具駆動工
具が作動不能となるように制御する。
であっても、締結具駆動工具ではノーズ部を通して締結
具がワーク内に打ち込まれる。前記ノーズ部にはワーク
当接部材を有する制御機構が設けられている。ワーク当
接部材はノーズ部の内方へ移動可能であると共に、前記
ノーズ部から外方へ移動可能となっている。前記制御機
構は制御部材を具備している。この制御部材は、前記ワ
ーク当接部材とともに所定の移動範囲内で移動可能とな
っており、かつ、前記ワーク当接部材と制御部材は前記
移動範囲内の外側によった位置へ向けて付勢されてい
る。制御機構は、前記ワーク当接部材がワークに当接し
て、移動範囲の内側によった位置まで内方へ移動するま
で、該ワークに対してしっかりと押し付けられたとき
に、締結具駆動工具を作動可能とし、前記ワーク当接部
が前記ワークから離反して前記移動範囲の内側によった
位置から外方へ付勢され移動したときに、締結具駆動工
具が作動不能となるように制御する。
【０００３】米国特許第５１９１８６号、米国特許４７
６７０４３号、米国特許第５３８５２６号に例示されて
いるように、クギなどの締結具の打込深さを調節可能と
する締結具駆動工具の制御機構が周知となっている。こ
こで、打込深さとは締結具駆動工具により打ち込まれた
クギなどの締結具のワーク内への進入深さを意味するも
のとする。一般的に、制御機構は、締結具の上端部がワ
ーク表面から上方に離反した状態または浮き上がった状
態で止まるように、若しくは、ワーク表面から下側に埋
め込まれた状態で止まるように調節可能である。
６７０４３号、米国特許第５３８５２６号に例示されて
いるように、クギなどの締結具の打込深さを調節可能と
する締結具駆動工具の制御機構が周知となっている。こ
こで、打込深さとは締結具駆動工具により打ち込まれた
クギなどの締結具のワーク内への進入深さを意味するも
のとする。一般的に、制御機構は、締結具の上端部がワ
ーク表面から上方に離反した状態または浮き上がった状
態で止まるように、若しくは、ワーク表面から下側に埋
め込まれた状態で止まるように調節可能である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、締結具駆動
工具、特に、締結具駆動工具においてワーク当接部材と
制御部材とを含んで成る制御機構を改良することを目的
としている。
工具、特に、締結具駆動工具においてワーク当接部材と
制御部材とを含んで成る制御機構を改良することを目的
としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、ノーズ部を有
し、制御手段、すなわち、所定の移動範囲内で外側から
前記ノーズ部へ向けて内方に、かつ、前記ノーズ部から
外方へ移動可能なワーク当接部材と、前記ワーク当接部
材と共に移動可能に設けられた制御部材とを含む制御手
段を具備する駆動締結具駆動工具を改良する。前記ワー
ク当接部材と制御部材は移動範囲内の外側によった位置
へ外方に付勢されており、ワーク当接部材がワークに接
触して該ワークに対してしっかりと押し付けられたとき
に、前記締結具駆動工具が作動可能となり、かつ、前記
ワーク当接部材が、前記ワークから離反して前記外方へ
の付勢により前記移動範囲内の内側によった位置から外
方へ移動したときに、前記締結具駆動工具が作動不能と
なる。
し、制御手段、すなわち、所定の移動範囲内で外側から
前記ノーズ部へ向けて内方に、かつ、前記ノーズ部から
外方へ移動可能なワーク当接部材と、前記ワーク当接部
材と共に移動可能に設けられた制御部材とを含む制御手
段を具備する駆動締結具駆動工具を改良する。前記ワー
ク当接部材と制御部材は移動範囲内の外側によった位置
へ外方に付勢されており、ワーク当接部材がワークに接
触して該ワークに対してしっかりと押し付けられたとき
に、前記締結具駆動工具が作動可能となり、かつ、前記
ワーク当接部材が、前記ワークから離反して前記外方へ
の付勢により前記移動範囲内の内側によった位置から外
方へ移動したときに、前記締結具駆動工具が作動不能と
なる。
【０００６】本発明によれば、前記制御手段が、更に、
中心軸線を有するスプールとスプール拘束部材とを具備
している。このスプールは、該スプールと、前記制御部
材と前記ワーク当接部材との何れか一方との間の回転連
結部、および、前記スプールと、前記制御部材と前記ワ
ーク当接部材の残りの一方との間のネジ連結部におい
て、前記制御部材を前記ワーク当接部材に連結する。前
記スプール拘束部材は、スプール拘束位置とスプール解
放位置との間で移動可能に設けられ、前記スプール拘束
位置に付勢されており、ワーク当接部材が移動範囲内の
外側によった位置から内方へ移動したときに、前記スプ
ールと係合して前記スプールが前記回転連結部とネジ連
結部において回転しないように拘束し、かつ、前記ワー
ク当接部材と制御部材が移動範囲内の外側によった位置
にあるときスプールを拘束しないようになっている。
中心軸線を有するスプールとスプール拘束部材とを具備
している。このスプールは、該スプールと、前記制御部
材と前記ワーク当接部材との何れか一方との間の回転連
結部、および、前記スプールと、前記制御部材と前記ワ
ーク当接部材の残りの一方との間のネジ連結部におい
て、前記制御部材を前記ワーク当接部材に連結する。前
記スプール拘束部材は、スプール拘束位置とスプール解
放位置との間で移動可能に設けられ、前記スプール拘束
位置に付勢されており、ワーク当接部材が移動範囲内の
外側によった位置から内方へ移動したときに、前記スプ
ールと係合して前記スプールが前記回転連結部とネジ連
結部において回転しないように拘束し、かつ、前記ワー
ク当接部材と制御部材が移動範囲内の外側によった位置
にあるときスプールを拘束しないようになっている。
【０００７】好ましくは、前記スプールは、その外周面
に軸方向に延びる複数のリブと複数の溝とが交互に形成
されており、前記スプール拘束部材が前記スプールの中
心軸線と交差する直線に沿って移動可能になっている。
好ましくは、更に、前記スプール拘束部材は、前記ワー
ク当接部材が移動範囲の内側によった位置まで内方へ移
動したときに、隣接したリブの間の前記溝の１つの中に
突き出すことによりスプールを拘束し、前記ワーク当接
部が前記移動範囲の外側によった位置に移動したとき
に、スプールを拘束しないようになっている。
に軸方向に延びる複数のリブと複数の溝とが交互に形成
されており、前記スプール拘束部材が前記スプールの中
心軸線と交差する直線に沿って移動可能になっている。
好ましくは、更に、前記スプール拘束部材は、前記ワー
ク当接部材が移動範囲の内側によった位置まで内方へ移
動したときに、隣接したリブの間の前記溝の１つの中に
突き出すことによりスプールを拘束し、前記ワーク当接
部が前記移動範囲の外側によった位置に移動したとき
に、スプールを拘束しないようになっている。
【０００８】本発明の他の目的、特徴、利点は添付図面
を参照して説明する本発明の実施形態から明らかとな
る。
を参照して説明する本発明の実施形態から明らかとな
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１に示すように、締結駆動締結
具駆動工具１０はノーズ部１２を具備しており、該ノー
ズ部を貫通してクギその他の締結具がワーク内に打ち込
まれる。ノーズ部には、本発明の好ましい実施形態によ
る制御機構２０が配設されている。制御機構２０は後述
するように、打込深さ、つまり、締結具駆動工具１０に
よりクギなどの締結具をワーク内に打ち込む深さを調節
できるように構成されている。
具駆動工具１０はノーズ部１２を具備しており、該ノー
ズ部を貫通してクギその他の締結具がワーク内に打ち込
まれる。ノーズ部には、本発明の好ましい実施形態によ
る制御機構２０が配設されている。制御機構２０は後述
するように、打込深さ、つまり、締結具駆動工具１０に
よりクギなどの締結具をワーク内に打ち込む深さを調節
できるように構成されている。
【００１０】図示するように、締結具駆動工具１０は空
気動力式のクギ打込締結具駆動工具である。制御機構２
０に類似する制御機構は、また、空気動力式ステープル
打ち機、燃焼動力式クギ打込締結具駆動工具または燃焼
動力式ステープル打ち機などの他の形式の締結具駆動工
具にも有効である。
気動力式のクギ打込締結具駆動工具である。制御機構２
０に類似する制御機構は、また、空気動力式ステープル
打ち機、燃焼動力式クギ打込締結具駆動工具または燃焼
動力式ステープル打ち機などの他の形式の締結具駆動工
具にも有効である。
【００１１】制御機構２０はワーク当接部材３０と制御
部材４０とを具備している。ワーク当接部材３０は、所
定の移動範囲内で、ノーズ部１２の方へ内側へ（図面に
おいて上方へ）およびノーズ部１２から外方へ（図面に
おいて下方へ）移動可能となっている。制御部材４０は
ワーク当接部材３０とともに移動可能となっている。ワ
ーク当接部材３０は長脚部３２と、足部３４と、短脚部
３６とを有している。短脚部３６はネジが形成された端
部３８を有している。足部３４が長脚部３２と短脚部３
６とを連結している。制御部材４０はフック状に形成さ
れた端部４２と、周溝４６が形成された端部４４とを有
している。これらの移動可能な要素、つまり、ワーク当
接部材３０および制御部材４０は、移動範囲内の外側に
よった位置の限界へ向けて圧縮バネ５０により外方へ
（図面において下方へ）付勢されている。圧縮バネ５０
は移動可能なブラケット５２に支承されている。ブラケ
ット５２は、制御部材４０のフック状の端部４２にリベ
ット５４により取着されている。
部材４０とを具備している。ワーク当接部材３０は、所
定の移動範囲内で、ノーズ部１２の方へ内側へ（図面に
おいて上方へ）およびノーズ部１２から外方へ（図面に
おいて下方へ）移動可能となっている。制御部材４０は
ワーク当接部材３０とともに移動可能となっている。ワ
ーク当接部材３０は長脚部３２と、足部３４と、短脚部
３６とを有している。短脚部３６はネジが形成された端
部３８を有している。足部３４が長脚部３２と短脚部３
６とを連結している。制御部材４０はフック状に形成さ
れた端部４２と、周溝４６が形成された端部４４とを有
している。これらの移動可能な要素、つまり、ワーク当
接部材３０および制御部材４０は、移動範囲内の外側に
よった位置の限界へ向けて圧縮バネ５０により外方へ
（図面において下方へ）付勢されている。圧縮バネ５０
は移動可能なブラケット５２に支承されている。ブラケ
ット５２は、制御部材４０のフック状の端部４２にリベ
ット５４により取着されている。
【００１２】圧縮バネ５０と移動ブラケット５２とを含
む制御機構２０は、ワーク当接部材３０をワークＷに当
接させて、制御部材４０が内方へ（図面において上方
に）移動範囲の内側の限界へ移動するまで該ワークにし
っかりと押し付けられたとき（図２、５、６、７参照）
締結具駆動工具１０が作動可能となり、かつ、ワーク当
接部材３０がワークＷから離反して、バネの付勢により
外方へ（図面において下方へ）移動範囲の内側によった
位置から移動したときに締結具駆動工具１０作動不能と
なるように、周知の態様で締結具駆動工具１０を制御す
るために用いられており、この部分は本発明の範囲外で
ある。
む制御機構２０は、ワーク当接部材３０をワークＷに当
接させて、制御部材４０が内方へ（図面において上方
に）移動範囲の内側の限界へ移動するまで該ワークにし
っかりと押し付けられたとき（図２、５、６、７参照）
締結具駆動工具１０が作動可能となり、かつ、ワーク当
接部材３０がワークＷから離反して、バネの付勢により
外方へ（図面において下方へ）移動範囲の内側によった
位置から移動したときに締結具駆動工具１０作動不能と
なるように、周知の態様で締結具駆動工具１０を制御す
るために用いられており、この部分は本発明の範囲外で
ある。
【００１３】本発明によれば、制御機構２０には、更に
筒状のスプール６０とスプール拘束部材９０とが設けら
れている。スプール６０は中心軸線を有しており、該中
心軸線が制御部材４０の端部４４の中心軸線、および、
ワーク当接部材３０のネジの形成された端部端部３８の
中心軸線と一致するように配設される。スプール６０
は、該スプール６０と制御部材の周溝の形成された端部
４４との間の回転連結部（スイベル連結部）６２、およ
び、スプール６０とワーク当接部材３０との間のネジ連
結部６４とを介して、制御部材４０をワーク当接部材３
０に連結する。スプール６０は、中心孔７０と、周溝７
４が形成された端部７２とネジが形成された端部７６と
を有している。周溝が形成された端部７２内に制御部材
４０の端部４４が挿入され、該端部４４の周溝４６と周
溝７４の間に樹脂製のリング部材１００を配設すること
により保持される。ネジの形成された端部７６にワーク
当接部材３０のネジが形成された端部３８がねじ込まれ
て深さを調節する。スプール６０の外周面には複数の軸
方向に延びるリブ７８と溝８０が交互に形成されてい
る。スプール６０は、ワーク当接部材３０のネジの形成
された端部３８のスプール６９の中心孔７６内へのねじ
込み深さを変えるために、リブ７８のいくつかのリブに
ユーザの指がアクセスできるように配設されている。
筒状のスプール６０とスプール拘束部材９０とが設けら
れている。スプール６０は中心軸線を有しており、該中
心軸線が制御部材４０の端部４４の中心軸線、および、
ワーク当接部材３０のネジの形成された端部端部３８の
中心軸線と一致するように配設される。スプール６０
は、該スプール６０と制御部材の周溝の形成された端部
４４との間の回転連結部（スイベル連結部）６２、およ
び、スプール６０とワーク当接部材３０との間のネジ連
結部６４とを介して、制御部材４０をワーク当接部材３
０に連結する。スプール６０は、中心孔７０と、周溝７
４が形成された端部７２とネジが形成された端部７６と
を有している。周溝が形成された端部７２内に制御部材
４０の端部４４が挿入され、該端部４４の周溝４６と周
溝７４の間に樹脂製のリング部材１００を配設すること
により保持される。ネジの形成された端部７６にワーク
当接部材３０のネジが形成された端部３８がねじ込まれ
て深さを調節する。スプール６０の外周面には複数の軸
方向に延びるリブ７８と溝８０が交互に形成されてい
る。スプール６０は、ワーク当接部材３０のネジの形成
された端部３８のスプール６９の中心孔７６内へのねじ
込み深さを変えるために、リブ７８のいくつかのリブに
ユーザの指がアクセスできるように配設されている。
【００１４】スプール拘束部材９０は平坦な内側端部９
２と、円錐状の外側端部９４とを有している。スプール
拘束部材９０は、スプール６０の中心軸線と概ね９０°
に交差する直線、つまり、スプール６０の中心軸線から
半径方向に延びる直線に沿って、スプール拘束位置とス
プール解放位置との間で直線状に移動できるように、ノ
ーズ部１２のソケット９６内に配設されている。スプー
ル拘束部材は、コイルバネ９８（図６参照）によりスプ
ール拘束位置に向けて付勢されている。コイルバネ９８
は、スプール拘束部材の内側の端部９２とソケット９６
内に取り付けられたバネ押さえ９０との間で圧縮されて
いる。スプール保持部材９０は、回転連結部６２とネジ
連結部６４において、ワーク当接部材３０が移動範囲内
の外側によった位置から内方へ移動したときに、スプー
ル６０と係合してスプール６０の回転を拘束し、ワーク
当接部材３０が移動範囲内の外側によった位置にあると
きは、スプール６０との係合が解除されスプール６０の
回転を許容するように配設されている。
２と、円錐状の外側端部９４とを有している。スプール
拘束部材９０は、スプール６０の中心軸線と概ね９０°
に交差する直線、つまり、スプール６０の中心軸線から
半径方向に延びる直線に沿って、スプール拘束位置とス
プール解放位置との間で直線状に移動できるように、ノ
ーズ部１２のソケット９６内に配設されている。スプー
ル拘束部材は、コイルバネ９８（図６参照）によりスプ
ール拘束位置に向けて付勢されている。コイルバネ９８
は、スプール拘束部材の内側の端部９２とソケット９６
内に取り付けられたバネ押さえ９０との間で圧縮されて
いる。スプール保持部材９０は、回転連結部６２とネジ
連結部６４において、ワーク当接部材３０が移動範囲内
の外側によった位置から内方へ移動したときに、スプー
ル６０と係合してスプール６０の回転を拘束し、ワーク
当接部材３０が移動範囲内の外側によった位置にあると
きは、スプール６０との係合が解除されスプール６０の
回転を許容するように配設されている。
【００１５】図４に示すように、スプール６０が回転し
てワーク当接部材３０のネジの形成された端部３８が完
全にスプール６０の中止孔７０のネジの形成された端部
７６内にネジ込まれても、締結具駆動工具１０が作動可
能なとき、つまり、連動するワーク当接部材および制御
部材４０の移動範囲内の内側によった位置へ制御部材４
０が内方（上方）へ移動するまで、ワーク当接部材３０
の足部３４がワークＷにしっかりと押接されたとき、ノ
ーズ部１２はワークＷから距離Ｄを以て離間している。
てワーク当接部材３０のネジの形成された端部３８が完
全にスプール６０の中止孔７０のネジの形成された端部
７６内にネジ込まれても、締結具駆動工具１０が作動可
能なとき、つまり、連動するワーク当接部材および制御
部材４０の移動範囲内の内側によった位置へ制御部材４
０が内方（上方）へ移動するまで、ワーク当接部材３０
の足部３４がワークＷにしっかりと押接されたとき、ノ
ーズ部１２はワークＷから距離Ｄを以て離間している。
【００１６】図５に示すように、スプール６０を回転さ
せて、ワーク当接部材３０のネジの形成された端部３８
がスプール６０の中心孔７０のネジの形成された端部内
に適当な距離を以てねじ込まれると、締結具駆動工具１
０が作動可能となったときノーズ部１２はワークＷと接
触している。このとき、締結具駆動工具１０が作動して
破線で示すクギＮなどの締結具が締結具は一般的にワー
クの表面と面一となるようにワークＷ内に打ち込まれ
る。同様に、スプール６０を回転させてワーク当接部材
３０のネジの形成された端部３８が、スプール６０の中
心孔のネジの形成された端部７６に更にねじ込まれると
（完全にはねじ込まれていない）、クギＮなどの締結具
は、図４に示す距離Ｄよりも短い距離を以てワークの表
面から浮いた状態で打ち込まれる。
せて、ワーク当接部材３０のネジの形成された端部３８
がスプール６０の中心孔７０のネジの形成された端部内
に適当な距離を以てねじ込まれると、締結具駆動工具１
０が作動可能となったときノーズ部１２はワークＷと接
触している。このとき、締結具駆動工具１０が作動して
破線で示すクギＮなどの締結具が締結具は一般的にワー
クの表面と面一となるようにワークＷ内に打ち込まれ
る。同様に、スプール６０を回転させてワーク当接部材
３０のネジの形成された端部３８が、スプール６０の中
心孔のネジの形成された端部７６に更にねじ込まれると
（完全にはねじ込まれていない）、クギＮなどの締結具
は、図４に示す距離Ｄよりも短い距離を以てワークの表
面から浮いた状態で打ち込まれる。
【００１７】図２に示すように、連動して共に移動可能
なワーク当接部材３０と制御部材４０が、その移動範囲
内の外側によった位置にあるとき、スプール拘束部材９
０はスプール６０より内側にありスプール６０に係合し
ていない。従ってスプール６０は、スプール拘束部材９
０により邪魔されることなく、回転連結部６２とネジ連
結部６４において回転することが可能である。締結具駆
動工具１０が工具箱の中または作業台の上にあるとき、
スプール６０をワーク当接部材３０と制御部材４０とに
対して相対的に回転させることにより、打込深さを容易
に調節することができる。複数のリブ７８がスプール６
０の回転を容易にする。
なワーク当接部材３０と制御部材４０が、その移動範囲
内の外側によった位置にあるとき、スプール拘束部材９
０はスプール６０より内側にありスプール６０に係合し
ていない。従ってスプール６０は、スプール拘束部材９
０により邪魔されることなく、回転連結部６２とネジ連
結部６４において回転することが可能である。締結具駆
動工具１０が工具箱の中または作業台の上にあるとき、
スプール６０をワーク当接部材３０と制御部材４０とに
対して相対的に回転させることにより、打込深さを容易
に調節することができる。複数のリブ７８がスプール６
０の回転を容易にする。
【００１８】図４、５、６に示すように、ワーク当接部
材３０の足部３４がワークＷに対してしっかりと押し付
けられると、ワーク当接部材３０と制御部材４０が、ワ
ーク当接部材３０と制御部材４０の移動範囲内の外側に
よった位置から内方へ（上方に）移動し、スプール拘束
部材９０が複数の溝８０うち１つの溝内、つまり隣接す
る２つのリブ７８の間に進入する。締結具駆動工具１０
が作動するとき、スプール拘束部材９０がスプール６０
が回転しないように拘束する。然しながら、スプール拘
束部材９０を１つの溝８０に隣接する２つのリブ７８の
間の中心に位置させるとき或いは中心に位置させる必要
があるときには、スプール６０を僅かに回転させること
ができる。スプール６０は回転しないように拘束されて
いるが、強いて回転させればスプール６０を回転させる
ことができる。このとき、スプール拘束部材９０がリブ
８０を乗り越える際、該スプール拘束部材９０を付勢す
るコイルバネ９８が圧縮される。本発明の範囲と精神と
を逸脱することなく本発明の変形、改良が可能である。
材３０の足部３４がワークＷに対してしっかりと押し付
けられると、ワーク当接部材３０と制御部材４０が、ワ
ーク当接部材３０と制御部材４０の移動範囲内の外側に
よった位置から内方へ（上方に）移動し、スプール拘束
部材９０が複数の溝８０うち１つの溝内、つまり隣接す
る２つのリブ７８の間に進入する。締結具駆動工具１０
が作動するとき、スプール拘束部材９０がスプール６０
が回転しないように拘束する。然しながら、スプール拘
束部材９０を１つの溝８０に隣接する２つのリブ７８の
間の中心に位置させるとき或いは中心に位置させる必要
があるときには、スプール６０を僅かに回転させること
ができる。スプール６０は回転しないように拘束されて
いるが、強いて回転させればスプール６０を回転させる
ことができる。このとき、スプール拘束部材９０がリブ
８０を乗り越える際、該スプール拘束部材９０を付勢す
るコイルバネ９８が圧縮される。本発明の範囲と精神と
を逸脱することなく本発明の変形、改良が可能である。
【図１】本発明実施形態による締結具駆動工具の一部を
破断して示す斜視図である。
破断して示す斜視図である。
【図２】締結具駆動工具の制御機構とノーズ部の部分断
面、立面図である。
面、立面図である。
【図３】図２において矢視線３−３に沿う断面図であ
る。
る。
【図４】締結具駆動工具が作動した位置を示す図２と同
様の図であり、締結具がワーク表面から浮いた状態で止
まるように打ち込まれた状態を示す図である。
様の図であり、締結具がワーク表面から浮いた状態で止
まるように打ち込まれた状態を示す図である。
【図５】締結具駆動工具が作動した位置を示す図２と同
様の図であり、締結具がワーク表面と面一となる状態で
止まるように打ち込まれた状態を示す図である。
様の図であり、締結具がワーク表面と面一となる状態で
止まるように打ち込まれた状態を示す図である。
【図６】図４において矢視線６−６に沿う断面図であ
る。
る。
【図７】制御機構の略示分解斜視図である。
【図８】スプールの上端面を示す拡大図である。
【図９】図８において矢視線９−９に沿う断面図であ
る。
る。
【図１０】スプールの状端部の部分拡大断面図である。
１０…締結具駆動工具 １２…ノーズ部 ３０…ワーク当接部材 ４０…制御部材 ６０…スプール ９０…スプール拘束部材
フロントページの続き (72)発明者 スコット エー．ハウエル アメリカ合衆国，イリノイ，クリスタル レイク，レイク ストリート 342，アパ ートメント シー.
Claims (1)
- 【請求項１】 制御手段、すなわち、所定の移動範囲内
で外側から前記ノーズ部へ向けて内方に、かつ、前記ノ
ーズ部から外方へ移動可能なワーク当接部材と、前記ワ
ーク当接部材と共に移動可能に設けられた制御部材とを
含む制御手段を具備し、ノーズ部を有する、駆動締結具
駆動工具であって、 前記ワーク当接部材と制御部材は移動範囲内の外側によ
った位置へ外方に付勢されており、ワーク当接部材がワ
ークに接触して該ワークに対してしっかりと押し付けら
れたときに、前記締結具駆動工具が作動可能となり、か
つ、前記ワーク当接部材が、前記ワークから離反して前
記外方への付勢により前記移動範囲内の内側によった位
置から外方へ移動したときに、前記締結具駆動工具が作
動不能となる締結具駆動工具において、 前記制御手段が、更に、スプール、すなわち、中心軸線
を有し、前記スプールと、前記制御部材と前記ワーク当
接部材との何れか一方との間の回転連結部、および、前
記スプールと、前記制御部材と前記ワーク当接部材の残
りの一方との間のネジ連結部において、前記制御部材を
前記ワーク当接部材に連結するスプールと、 スプール拘束部材、すなわち、スプール拘束位置とスプ
ール解放位置との間で移動可能に設けられ、前記スプー
ル拘束位置に付勢され、ワーク当接部材が移動範囲内の
外側によった位置から内方へ移動したときに、前記スプ
ールと係合して前記スプールが前記回転連結部とネジ連
結部において回転しないように拘束し、かつ、前記ワー
ク当接部材と制御部材が移動範囲内の外側によった位置
にあるときスプールを拘束しないようにしたスプール拘
束部材とを具備する締結具駆動工具。
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