JP3792106B2 - パイプの連結構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、筒状パイプを軸方向に連結一体化するためのパイプの連結構造及び掃除具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば図5に示す掃除具50の柄や、杖の柄等の長尺のロッド状部材51は、複数の円筒状パイプ52を軸方向に連結一体化して形成される場合がある。円筒状パイプ52を連結一体化するための連結部53の構造としては、例えば連結すべき一対の円筒状パイプ52,52の各端部の開口に、内周面に雌ねじを有する雌ねじ体を各々取り付け、これらの一対の雌ねじ体を対向配置し、外周面に雄ねじを備えた雄ねじ体を対向配置した双方の雌ねじ体に螺合することによって、一対の円筒状パイプ52,52を接合一体化する構造が知られている。かかる連結部53の構造は、連結部53に曲げ応力が加わると当接する端面間に隙間が生じて摩擦力が得られなくなり、雌ねじ体と雄ネジ体の螺合が緩みやすくなると共に、連結部53が折れ曲がって破損しやすくなる。
【0003】
曲げ応力に強い連結部の構造として、一方の筒状パイプのオス側端部を他方の筒状パイプのメス側端部の先端開口に挿入することによって構成される二重構造の連結部が考えられる。このような連結部は、がたつきが生じないように各端部が密着する二重構造とする必要がある。また密着した二重構造を精度良く容易に形成できると共に、密着状態を強固に保持して不用意に外れないようにする必要がある。
【0004】
本発明は、連結部の密着した二重構造を精度良く容易に形成できると共に、密着状態を強固に保持できるパイプの連結構造及び該連結構造を用いた掃除具の提供を目的とする。
【0005】
【発明を解決するための手段】
本発明は、一方の筒状パイプのオス側端部を他方の筒状パイプのメス側端部の先端開口に挿入し、前記オス側端部の側面に形成したオス側嵌合穴と前記メス側端部の側面に形成したメス側嵌合穴とを合致させて嵌合部材を嵌合することにより一対の前記筒状パイプを軸方向に連結一体化する連結構造であって、前記オス側端部は、その外周面に先端に向かって縮径する2段のテーパー面を備え、先端側の1段目テーパー面の勾配よりも、後方の2段目テーパー面の勾配が急勾配となっており、前記メス側端部は、その内周面に、縮径された前記オス側端部の前記1段目テーパー面の緩い勾配と合致する勾配で先端に向かって徐々に拡径する内側テーパー面を備えており、前記嵌合部材は、スリーブ部材の内周面から内側に突出して設けられた係合突起であり、前記スリーブ部材は、その軸方向全長に亘って切り込みが設けられていることにより、その内径を拡大するように弾性変形可能な構成を備え、スリーブ部材が弾性変形することにより、前記係合突起を径方向内方に付勢する付勢力を生じ、これによって、合致した前記オス側嵌合穴及びメス側嵌合穴に嵌合させた前記係合突起の嵌合状態を保持するようになっており、前記オス側嵌合穴の前記1段目テーパー面と前記2段目テーパー面との変曲部からの距離と、前記メス側嵌合穴の前記メス側端部の先端からの距離とが同じとなっていて、前記メス側端部の先端を前記変曲部に位置させることにより、前記オス側嵌合穴と前記メス側嵌合穴とを合致させ、前記メス側端部の先端が、前記1段目テーパー面と前記2段目テーパー面との変曲部に位置するまで前記オス側端部が挿入されることにより、前記オス側端部の1段目テーパー面と前記メス側端部の内側テーパー面とが密接状態で重なり合った二重構造の連結部が形成され、且つ前記メス側端部の外周面に装着した前記スリーブ部材の係合突起を合致した前記オス側嵌合穴及びメス側嵌合穴に嵌合係止することによって、一対の円筒状パイプを軸方向に連結一体化するパイプの連結構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0006】
筒状パイプは、必ずしも円筒状パイプである必要はなく、例えば正方形、台形、正六角形等の断面形状を有する筒状パイプであってもよい。また、縮径とは、必ずしも円形断面の直径が減少してゆくことのみを意味するものではなく、正方形、台形、正六角形等の断面形状においては、その断面の相似形を保ったまま、当該断面が徐々に縮小してゆくことを意味する。
【0007】
本発明によれば、前記1段目テーパー面の勾配は、好ましくは0゜(0度)より大きく、0゜28’(0度28分)よりも小くなっている。前記2段目テーパー面の勾配は、1゜より大きく、90゜よりも小さくなっている。
【0008】
本発明によれば、前記1段目テーパー面のテーパ部寸法は、好ましくは1より大きく2.6より小さくなっている。ここで、テーパ部寸法とは、筒状パイプの先端から2段目テーパー面が存在するところまでの筒状パイプの軸方向に沿った1段目テーパー面の長さを、オス側端部の先端の外径で除した値を意味する。オス側端部の先端の外径は、円形断面の場合にはその直径を意味し、正方形、台形、正六角形等の断面形状の場合には、これらを2等分割する分割線のうち最も短い分割線の長さを意味する。
【0009】
また、本発明は、上記パイプの連結構造によって円筒状パイプを軸方向に連結一体化してなる柄を有する掃除具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態に係るパイプの連結構造は、例えば床面等の拭き掃除を行うための掃除用シート部材が取り付けられた掃除板と、この掃除板から立設して設けられた柄とからなる掃除具の当該柄を複数の円筒状パイプを軸方向に連結一体化して設ける際に採用されたものである(図5参照)。すなわち、掃除具は、運搬や販売の便宜から掃除板や円筒状パイプ等の部品に各々に分解され、これらの部品を一まとめとした状態で製品化されており、使用時にはこれらを組み立てて使用する。
【0011】
本実施形態のパイプの連結構造10は、図1及び図2に示すように、複数の円筒状パイプからなる柄を構成する各一対の円筒状パイプ11,12の連結箇所において採用されるもので、一方の円筒状パイプ11のオス側端部13を他方の円筒状パイプ12のメス側端部14の先端開口15に挿入し、オス側端部13の側面に形成したオス側嵌合穴16とメス側端部14の側面に形成したメス側嵌合穴17とを合致させ、スリーブ部材18の内側に突出する嵌合部材としての係合突起20を嵌合することにより、一対の円筒状パイプ11,12を軸方向Xに連結一体化するものである。
【0012】
また、一方の円筒状パイプ11のオス側端部13は、その外周面に先端に向かって縮径する2段のテーパー面21,22を備え、先端側の1段目テーパー面21の勾配よりも、後方の2段目テーパー面22の勾配が急勾配となっている。
【0013】
他方の円筒状パイプ12のメス側端部14は、その内周面に先端開口15に向かって拡径する内側テーパー面23を備え、この内側テーパー面23はオス側端部13の1段目テーパー面21と同じ勾配となっている。
【0014】
円筒状パイプ11,12は、各々、外径16mm、肉厚1mm程度の大きさの中空断面を有する、長さ250mm程度の金属製(アルミニウム製)の円筒状のパイプ部材である。一方の円筒状パイプ11のオス側端部13は、その先端側のt=25mmの部分が1段目テーパー面21となって外径14.3〜14.1mmに縮径されており、この縮径された端部13が、他方の円筒状パイプ12の内径14.3〜14.1mmの内側テーパー面23を有するメス側端部14に先端開口15を介して挿入されて、一方の円筒状パイプ11のオス側端部13と他方の円筒状パイプ12のメス端部14とが密接状態で重なり合った25mmの長さの二重構造の連結部19が構成される。
【0015】
本実施形態によれば、二重構造の連結部19の重なり長さと等しい1段目テーパー面21の軸方向Xに沿った長さtを、オス側端部13の先端の外径Aで除した値であるテーパー部寸法(t/A)は、25/14=1.78となっている。なお、テーパー部寸法(t/A)は、1より大きく2.6より小さいことが好ましい。テーパー部寸法が1より大きく2.6より小さいことにより、接合部に十分な曲げ強度を保持することができ、大きなガタが生じなくなると共に、パイプの重なり代が大きくなり過ぎて組み立てた状態で柄の全長が短くなるのを回避できる。また、個々のパイプの長さを抑制して、流通時の個箱サイズをコンパクトにすることができる。
【0016】
また、本実施形態によれば、一方の円筒状パイプ11のオス側端部13は、4゜15’(4度15分)の急な勾配で先端に向かって縮径するt’=10mmの長さの2段目テーパー面22と、さらにその先端に向かって0゜13’45”(0度13分45秒)の緩い勾配で徐々に縮径するt=25mmの長さの1段目テーパー面21とからなる2段の縮径構造をその外周面に備える。一方、他方の円筒状パイプ12のメス側端部14は、その内周面に、縮径された1段目テーパー面21の緩い勾配と合致する勾配で先端に向かって徐々に拡径する25mmの長さの内側テーパー面23を備える。
【0017】
なお、1段目テーパー面21及び内側テーパー面23の勾配は、0゜より大きく、0゜28’よりも小さくすることが好ましい。これらの勾配を0゜より大きく、0゜28’よりも小さくすることにより、テーパー面21,23を容易に密着させることができ、接合時にガタが生じるのを回避できると共に、オス側嵌合穴16とメス側端部14の位置が多少ずれた場合でも大きなガタが生じるのを回避できる。また、2段目テーパー面22の勾配は、1゜より大きく、90゜よりも小さくすることが好ましい。この勾配を1゜より大きく、90゜よりも小さくすることにより、2段目テーパー面22と1段目テーパー面21の勾配の差を適度に確保して、オス側端部13が挿入され過ぎるの容易に止めることができ、またメス側端部14の端面を変曲部26まで確実に到達させることができる。これらの、テーパー面21,22,23は、例えば各円筒状パイプ11,12の押し出し成形等による製造時に、その勾配を適宜調整することによって容易に形成することができる。
【0018】
オス側端部13の側面に形成したオス側嵌合穴16及びメス側端部14の側面に形成したメス側嵌合穴17は、いずれも直径5mm程度の円形穴である。オス側嵌合穴16は、1段目テーパー面21と2段目テーパー面22との変曲部26から14mm離れた1段目テーパー面21上の位置に、メス側嵌合穴17はメス側端部14の先端から14mm離れた内側テーパー面23上の位置に各々形成されていることにより、後述するようにオス側端部13をメス側端部14に挿入した際に、オス側嵌合穴16とメス側端部14とを容易に合致させることができる。
【0019】
一方の円筒状パイプ11のオス側端部13には、これの端縁部からオス側嵌合穴16に至る突起スライド案内溝24が円筒状パイプ11の軸方向Xに形成されている。突起スライド案内溝24は、係合突起20をオス側嵌合穴16に向けて案内移動させ、合致したオス側嵌合穴16及びメス側嵌合穴17にスムースに嵌合させるものである。
【0020】
係合突起20は直径5mm程度の略円柱状の突起であって、例えば合成樹脂(プラスチック)製のスリーブ部材18の内周面から内側に突出して、当該スリーブ部材18と一体として設けられている。スリーブ部材18は、連結部19を覆って装着することのできる内径を有する、30mm程度の長さの円筒状部材である。スリーブ部材18は、その軸方向全長に亘って切り込み25が設けられていることにより、その内径を拡大するように弾性変形可能な構成を備える。スリーブ部材18が弾性変形することにより、係合突起20を径方向内方に付勢する付勢力を生じ、これによって、合致したオス側嵌合穴16及びメス側嵌合穴17に嵌合させた係合突起20の嵌合状態を保持する。
【0021】
本実施形態によれば、一方の円筒状パイプ11のオス側端部13を、他方の円筒状パイプ12のメス側端部14の先端開口15に挿入して、オス側嵌合穴16とメス側嵌合穴17とを合致させる。しかる後に、例えばメス側端部14の外周面に予め装着しておいたスリーブ部材18の係合突起20を合致した嵌合穴16,17に嵌合係止することによって、一対の円筒状パイプ11,12を軸方向Xに連結一体化するためのパイプの連結構造10が得られる。
【0022】
一方の円筒状パイプ11のオス側端部13は、緩い勾配の1段目テーパー面21と急な勾配の2段目テーパー面22とからなる2段のテーパー面を備えるので、メス側端部14の先端が、1段目テーパー面21と2段目テーパー面22との変曲部26に位置するまでオス側端部13が挿入されることにより、1段目テーパー面21とメス側端部14の内側テーパー面23とが容易に密着状態となり、これによって密接状態で重なり合った二重構造の連結部19が容易に形成される。また、オス側嵌合穴16の変曲部26からの距離と、メス側嵌合穴17のメス側端部14の先端からの距離とが同じとなっているので、メス側端部14の先端を変曲部26に位置させることにより、オス側嵌合穴16とメス側嵌合穴17とを容易に合致させることができる。
【0023】
ここで、図4(a)及び(b)に示すように、オス側端部13’に一段の緩いテーパ面21’しか設けられていない場合には、オス側端部13’の外径寸法、或いはメス側端部14’の内径寸法に例えば0.1mm程度の寸法誤差s’があると((a)参照)、オス側端部13’の緩いテーパ面21’とメス側端部14’の緩い内側テーパー面23’とを密着させるためには、重なり合った二重構造の連結部19’の長さL’は大幅に変動することになる((b)参照)。またオス側嵌合穴16’とメス側嵌合穴17’の軸方向X’の位置が大幅にずれてこれらを合致させるのが困難になる。また、オス側嵌合穴16’とメス側嵌合穴17’とを合致させて係合突起を嵌合させたとしても、オス側端部13’はメス側端部14’に対して大幅にスライド可能な状態にあるため、係合突起に大きなせん断力が働いて当該プラスチック製の係合突起が破損するおそれがある。さらに、オス側嵌合穴16’とメス側嵌合穴17’とを合致させた状態ではオス側端部13’とメス側端部14’との間には寸法誤差による隙間s’が残るため連結部19’にがたつきを発生させる要因となる。
【0024】
これに対して、本実施形態によれば、図3(a)及び(b)に示すように、オス側端部13は、緩い勾配の1段目テーパー面21と急な勾配の2段目テーパー面22とからなる2段のテーパー面を備えるので、オス側端部13の外径寸法、或いはメス側端部14の内径寸法に例えば0.1mm程度の寸法誤差sがある場合でも((a)参照)、メス側端部14の先端を2段のテーパー面の変曲部26において当接させることにより、オス側嵌合穴16とメス側嵌合穴17とを大きなズレを生じることなく容易に合致させることができる((b)参照)。また略密着状態で重なり合った二重構造の連結部19をその長さLを大幅に変動させることなく形成することができる。また、合致させたオス側嵌合穴16とメス側嵌合穴17に大きなズレが生じないので嵌合させた係合突起20にせん断力による破損が生じにくい。さらに、オス側端部13とメス側端部14との間に寸法誤差sによる隙間が残っていても、メス側端部14の先端がオス側端部13の2段のテーパー面の変曲部26に当接していることにより、当該先端が強固に支持され、これによってがたつきの発生を容易に抑制することができる。
【0025】
すなわち、本実施形態のパイプの連結構造10によれば、オス側端部13の外径寸法やメス側端部14の内径寸法に寸法誤差sがある場合でも、密着した二重構造の連結部19をその長さLを大幅に変動させることなく精度良く容易に形成できると共に、密着状態を強固に保持することができる。
【0026】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、合致した嵌合穴に嵌合される嵌合部材は、スリーブ部材から一体となって突出する係合突起である必要は必ずしもない。また、1段目テーパー面や2段目テーパー面の勾配、1段目テーパー面のテーパ部寸法等は、上記実施形態の値に限定されるものではない。さらに、本発明は、掃除具の柄に限定されることなく、指示棒、つえ等の、複数の円筒状パイプを軸方向に連結一体化して形成される種々の長尺のロッド状部材における円筒状パイプの連結構造として採用することができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明のパイプの連結構造及び該連結構造を用いた掃除具によれば、連結部の密着した二重構造を精度良く容易に形成できると共に、密着状態を強固に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパイプの連結構造を説明する分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るパイプの連結構造を説明する縦断面図である。
【図3】(a)及び(b)は、パイプに寸法誤差がある場合の連結構造を説明する縦断面図である。
【図4】(a)及び(b)は、パイプに寸法誤差がある場合のオス側端部に2段のテーパー面を備えていない連結構造を説明する縦断面図である。
【図5】従来のパイプの連結構造を備えた清掃具を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 パイプの連結構造
11 一方の円筒状パイプ
12 他方の円筒状パイプ
13 オス側端部
14 メス側端部
15 先端開口
16 オス側嵌合穴
17 メス側嵌合穴
18 スリーブ部材
19 連結部
20 係合突起(嵌合部材)
21 1段目テーパー面
22 2段目テーパー面
23 内側テーパー面
24 突起スライド案内溝
25 切り込み
26 変曲部
A オス側端部の先端の外径
t 1段目テーパー面の長さ
X パイプの軸方向
Claims (5)
- 一方の筒状パイプのオス側端部を他方の筒状パイプのメス側端部の先端開口に挿入し、前記オス側端部の側面に形成したオス側嵌合穴と前記メス側端部の側面に形成したメス側嵌合穴とを合致させて嵌合部材を嵌合することにより一対の前記筒状パイプを軸方向に連結一体化する連結構造であって、
前記オス側端部は、その外周面に先端に向かって縮径する2段のテーパー面を備え、先端側の1段目テーパー面の勾配よりも、後方の2段目テーパー面の勾配が急勾配となっており、
前記メス側端部は、その内周面に、縮径された前記オス側端部の前記1段目テーパー面の緩い勾配と合致する勾配で先端に向かって徐々に拡径する内側テーパー面を備えており、
前記嵌合部材は、スリーブ部材の内周面から内側に突出して設けられた係合突起であり、前記スリーブ部材は、その軸方向全長に亘って切り込みが設けられていることにより、その内径を拡大するように弾性変形可能な構成を備え、スリーブ部材が弾性変形することにより、前記係合突起を径方向内方に付勢する付勢力を生じ、これによって、合致した前記オス側嵌合穴及びメス側嵌合穴に嵌合させた前記係合突起の嵌合状態を保持するようになっており、
前記オス側嵌合穴の前記1段目テーパー面と前記2段目テーパー面との変曲部からの距離と、前記メス側嵌合穴の前記メス側端部の先端からの距離とが同じとなっていて、前記メス側端部の先端を前記変曲部に位置させることにより、前記オス側嵌合穴と前記メス側嵌合穴とを合致させ、
前記メス側端部の先端が、前記1段目テーパー面と前記2段目テーパー面との変曲部に位置するまで前記オス側端部が挿入されることにより、前記オス側端部の1段目テーパー面と前記メス側端部の内側テーパー面とが密接状態で重なり合った二重構造の連結部が形成され、
且つ前記メス側端部の外周面に装着した前記スリーブ部材の係合突起を合致した前記オス側嵌合穴及びメス側嵌合穴に嵌合係止することによって、一対の円筒状パイプを軸方向に連結一体化するパイプの連結構造。 - 前記一方の筒状パイプ11のオス側端部には、これの端縁部からオス側嵌合穴に至る突起スライド案内溝が、前記筒状パイプの軸方向に形成されている請求項1記載のパイプの連結構造。
- 前記1段目テーパー面の勾配は、0゜より大きく且つ0゜28’より小さく、前記2段目テーパー面の勾配は、1゜よりも大きく且つ90゜よりも小さい請求項1又は2に記載のパイプの連結構造。
- 前記1段目テーパー面のテーパ部寸法(1段目テーパー面の長さ/オス側端部の先端の外径)が、1より大きく且つ2.6より小さい請求項1〜3のいずれかに記載のパイプの連結構造。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のパイプの連結構造によって筒状パイプを軸方向に連結一体化してなる柄を有する掃除具。
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