JPH05329033A - ロッドの伸縮移動拘束装置 - Google Patents

ロッドの伸縮移動拘束装置

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Publication number
JPH05329033A
JPH05329033A JP14148392A JP14148392A JPH05329033A JP H05329033 A JPH05329033 A JP H05329033A JP 14148392 A JP14148392 A JP 14148392A JP 14148392 A JP14148392 A JP 14148392A JP H05329033 A JPH05329033 A JP H05329033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
coil spring
base material
headrest
operating member
Prior art date
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Pending
Application number
JP14148392A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yamada
雅之 山田
Yuji Nishiyama
優治 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP14148392A priority Critical patent/JPH05329033A/ja
Publication of JPH05329033A publication Critical patent/JPH05329033A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を増加させることなしにロッドのが
たつきを防止することができるロッドの伸縮移動拘束装
置を得る。 【構成】 ロッドの伸縮移動拘束装置としてのサポート
11のコイルスプリング22の端部22Cは、母材14
内に挿入され、その外径は自由状態で母材14の内周壁
14Cより大径とされており、母材14の内周壁14C
を外側方向へ押圧している。また、コイルスプリング2
2の中間部22Eの内径はロッド15の外径より小径と
されており、ロッド15を締め付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用シートのヘッドレ
スト等の支持部に使用されるロッドの伸縮移動拘束装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用シートのヘッドレスト部
は、シートバックに対して任意の高さで固定できるよう
になっており。このヘッドレストの支持部に使用される
ロッドの伸縮移動拘束装置の一例が実開昭61−145
196号に示されている。
【0003】図6に示される如く、このロッドの伸縮移
動拘束装置では、母材70は円筒状に形成されており、
シートバック72に設けられている。また、母材70の
開口端部には鍔73が形成されており、この鍔73に
は、キャップ状に形成した操作部材74が回転自在に装
着されている。操作部材74の頂部の中心部には貫通孔
76が穿設されており、この貫通孔76を囲むように円
弧状の保持枠78が立設されている。この保持枠78の
内側には、コイルスプリング80が収められており、こ
のコイルスプリング80の一端80Aは、操作部材74
内側部に形成された突起74Aに係合し、他端80Bは
鍔73に形成された突起73Aに係合している。また、
コイルスプリング80の中間部の巻回部分80Cには、
下部が母材70の開口部にその長さ方向(図6の矢印H
方向)へ移動可能に挿入されたヘッドレスト82のロッ
ド84が挿入されており、ロッド84の外周壁がコイル
スプリング80の巻回部分80Cによって締め付けられ
てその長さ方向の移動が拘束されるようになっている。
また、ヘッドレスト82を矢印H方向へ移動する場合に
は、操作部材74を回転させ、コイルスプリング80の
巻回部分80Cによるロッド84の締め付け力を弱くし
て行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このロ
ッドの伸縮移動拘束装置では、図7の実線で示される如
く、コイルスプリング80の巻回部分80Cによってロ
ッド84を締め付けている場合には、巻回部分80Cの
外径R1が、図7の想像線で示される如く、ロッド84
の締め付け力を弱くする方向(図7の矢印K方向)へ操
作部材74を回転した場合の巻回部分80Cの外径R2
に比べて小さくなる。このため、ロッド84を拘束した
状態で、コイルスプリング80の巻回部分80Cと保持
枠78との間に隙間88ができ、コイルスプリング80
とともにロッド84が、がたつくという不具合がある。
これを改善するために、保持枠78の内周壁にクッショ
ン材等のがたつきを防止する部材を設けることが考えら
れるが、この場合には、部品点数が増える等の不具合が
ある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、部品点数を増
加させることなしにロッドのがたつきを防止することが
できるロッドの伸縮移動拘束装置を得ることが目的であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、ロッドを摺動自在に嵌装する開口部が設けられた母
材と、ロッドを通す貫通孔が穿設され前記母材に回転可
能に装着された操作部材と、ロッド外周部に巻付けられ
一端が前記開口部内に係合され他端が前記操作部材に係
合されロッドを締め付け保持するコイルスプリングと、
を備えたロッドの伸縮移動拘束装置であって、前記コイ
ルスプリングの一部に前記母材の開口部の内周壁に当接
し外側方向へ押圧する大径部を設けたことを特徴として
いる。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明のロッドの伸縮移動拘束
装置では、ロッドを締め付け保持するコイルスプリング
の一部に、母材の開口部の内周壁に当接する大径部が形
成されている。従って、コイルスプリングはロッドを締
め付け保持するとともに、大径部が母材の開口部の内周
壁に当接し外側方向へ押圧して、母材とコイルスプリン
グとの隙間を無くす。このため、部品点数を増加させる
ことなしにロッドのがたつきを防止することができる。
【0008】
【実施例】本発明のロッドの伸縮移動拘束装置の第1実
施例を図1〜図4に従って説明する。なお、図中矢印F
Rは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
【0009】図4に示される如く、シートバック10の
上端部10Aの車幅方向略中央部には、車幅方向に所定
の間隔をあけて一対の取付孔12が形成されている。こ
れらの取付孔12には、ロッドの伸縮移動拘束装置とし
てのサポート11がそれぞれ嵌合されており、これらの
サポート11には、ヘッドレスト13をシートバック1
0に固定するためのロッド15が挿入支持されるように
なっている。
【0010】図3に示される如く、サポート11の母材
14は円筒形状とされており、一端部14Aは拡径され
外周壁がテーパー状とされており、軸方向にスリット1
6が形成されている。従って、母材14は一端部14A
の先端部をシートバック10の取付孔12に挿入し、打
ち込むことで容易に、取付孔12に嵌合できるようにな
っている。
【0011】母材14の他方の端部14Bには、外周部
に円盤状の鍔18が形成されており、この鍔18の端部
14A側の面には凸部19が形成されている。この凸部
19は、取付孔12の開口端部に形成された切欠き21
に係合し、母材14の回り止めとして作用する。
【0012】また、鍔18には、略180°の位置に一
対の切欠き18Aが形成されている。これらの切欠き1
8Aは、キヤップ状とされた操作部材20の下端部に内
側へ向けて形成された一対の爪部21と対応しており、
これらの一対の爪部21が、切欠き18Aを通って、鍔
18の端部14A側の面に当接している。従って、操作
部材20は母材14に回転可能に取付けられている。な
お、切欠き18Aと爪部21の位置及び個数はこれに限
定されない。
【0013】この操作部材20の中央部には、ロッド1
5を挿入するための貫通孔20Aが穿設されている。こ
の貫通孔20Aの端部14A側は拡径されており、保持
枠20Bとされている。この保持枠20Bの端部は、母
材14の鍔18に当接している。また、保持枠20Bの
内側には、コイルスプリング22の一方の端部22Aの
二巻きが挿入されており、コイルスプリング22の先端
22Bが保持枠20Bの根本部に穿設された係合孔24
に挿入されている。
【0014】図1に示される如く、コイルスプリング2
2の端部22Aの外径は、自由状態で保持枠20Bの内
周壁20Cより大径とされており、保持枠20Bへの挿
入状態(図1の状態)では、保持枠20Bの内周壁20
Cを外側方向へ押圧している。
【0015】一方、このコイルスプリング22の他方の
端部22Cの二巻きは、母材14内に挿入されており、
先端22Dが母材14の内周壁14Cに形成されたリン
グ状の縮径部26の係合孔28に挿入されている。コイ
ルスプリング22の端部22Cの外径は、自由状態で母
材14の内周壁14Cより大径とされており、母材14
への挿入状態(図1の状態)では、母材14の内周壁1
4Cを外側方向へ押圧している。
【0016】また、コイルスプリング22の中間部22
Eの自由状態での内径D1は、端部22A、22Bに比
べ縮径され、ロッド15の外径D2より小径とされてお
り、ロッド15を締め付けるようになっている。
【0017】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
では、サポート11をシートバック10の上端部10A
の取付孔12に固定し、ヘッドレスト13のロッド15
を操作部材20の貫通孔20Aに挿入する。この時、コ
イルスプリング22の中間部22Eの内径D1は、ロッ
ド15の外径D2より小径とされているため、図2に示
される如く、操作部材20を図2の反時計回転方向(図
2の矢印A方向)に回転させ、コイルスプリング22を
拡径させ、ロッド15を操作部材20の貫通孔20Aに
挿入する。
【0018】その後、操作部材20を図2の時計回転方
向(図2の矢印B方向)へ戻すと、コイルスプリング2
2の中間部22Eによって、ロッド15が常時締め付け
られている状態となるため、コイルスプリング22の中
間部22Eの摩擦力によってヘッドレスト13の移動を
拘束することができる。
【0019】また、ヘッドレスト13の高さを任意の位
置に調節する場合には、前述の操作を繰り返せば、自由
にヘッドレスト13の高さを調節することができ、ヘッ
ドレスト13を無段階に調節できる。
【0020】一方、コイルスプリング22の端部22C
の外径は、自由状態で母材14の内周壁14Cより大径
とされており、母材14への挿入状態(図1の状態)で
は、母材14の内周壁14Cを外側方向へ押圧してい
る。
【0021】従って、母材14とコイルスプリング22
との隙間が無いため、部品点数を増加させることなし
に、ロッド15のがたつきを防止することができる。
【0022】なお、操作部材20の外周部に滑り止め用
の凹凸又はノブ用の突起を設け操作部材20の操作性を
向上させても良い。
【0023】次に本発明のロッドの伸縮移動拘束装置の
第2実施例を図5に従って説明する。なお、第1実施例
と同一部材については同一符号を付してその説明を省略
する。
【0024】図5に示される如く、本実施例では、母材
14に螺旋状の切欠き30、31が設けられており、こ
れらの切欠き30、31に対応するコイルスプリング2
2の部位22F、22Gが拡径され、切欠き30、31
から突出している。また、コイルスプリング22の部位
22F、22Gの外径は、自由状態で取付孔12の内周
壁12Aより大径とされており、取付孔12への挿入状
態(図5の状態)では、取付孔12の内周壁12Aを外
側方向へ押圧している。
【0025】従って、本実施例では、母材14と取付孔
12とのがたつきをコイルスプリング22を介して無く
すことができる。
【0026】また、保持枠20Bの端部と母材14の鍔
18との間に隙間32が形成されており、コイルスプリ
ング22は操作部材20によって、母材14方向(図5
の矢印C方向)へ若干移動可能とされている。このた
め、操作部材20をコイルスプリング22の縮径方向へ
回転させた状態で、矢印C方向へ若干移動することで、
コイルスプリング22の部位22F、22Gを切欠き3
0、31から抜き出し、母材14の内周壁に当接させる
ことができる。このため、母材14を取付孔12に容易
に挿入することができる。
【0027】なお、上記各実施例では、ヘッドレスト1
3のロッド15の伸縮移動拘束装置について説明した
が、本発明のロッドの伸縮移動拘束装置は、ヘッドレス
トのロッドに限定されず、他のロッドに対しても使用可
能である。
【0028】
【発明の効果】本発明のロッドの伸縮移動拘束装置は、
ロッドを締め付け保持するコイルスプリングの一部に、
母材の開口部の内周壁に当接し外側方向へ押圧する大径
部を設けた構成としたので、部品点数を増加させること
なしにロッドのがたつきを防止することができるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1ー1線断面図である。
【図2】図1の2ー2線断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るロッドの伸縮移動拘
束装置を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るロッドの伸縮移動拘
束装置が適用されたアームレストを示す分解斜視図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例に係るロッドの伸縮移動拘
束装置を示す断面図である。
【図6】従来例に係るロッドの伸縮移動拘束装置を示す
断面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【符号の説明】
10 シートバック 11 サポート(ロッドの伸縮移動拘束装置) 12 取付孔 13 ヘッドレスト 14 母材 15 ロッド 20 操作部材 22 コイルスプリング 22A 端部 22C 端部 22E 中間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッドを摺動自在に嵌装する開口部が設
    けられた母材と、ロッドを通す貫通孔が穿設され前記母
    材に回転可能に装着された操作部材と、ロッド外周部に
    巻付けられ一端が前記開口部内に係合され他端が前記操
    作部材に係合されロッドを締め付け保持するコイルスプ
    リングと、を備えたロッドの伸縮移動拘束装置であっ
    て、前記コイルスプリングの一部に前記母材の内周壁に
    当接し外側方向へ押圧する大径部を設けたことを特徴と
    するロッドの伸縮移動拘束装置。
JP14148392A 1992-06-02 1992-06-02 ロッドの伸縮移動拘束装置 Pending JPH05329033A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14148392A JPH05329033A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 ロッドの伸縮移動拘束装置

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JP14148392A Pending JPH05329033A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 ロッドの伸縮移動拘束装置

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JP (1) JPH05329033A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1985002050A1 (en) * 1983-10-25 1985-05-09 Fanuc Ltd Apparatus for controlling writing and reading in relation to graphic memory
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