JP3563120B2 - 三脚の開脚度調節装置 - Google Patents

三脚の開脚度調節装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、三脚の開脚度調節装置に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、三脚の開脚状態を簡便な操作で調節することのできる三脚の開脚度調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カメラ等の撮影機器を支持する機材として三脚が広く利用されてきている。三脚においては、3本の脚部が、その上端に設けた固定端を中心として側方に回動自在とされており、撮影機器を設置する際には、脚部が適宜な開脚度に広げられて使用される。
【0003】
このような三脚については、広げられた脚部が安定に支持されるように、スプレッダーと称される支持部材が脚部に接続されたのも知られている。この支持部材によって、脚部の開脚度を保持するとともに、その開脚度に制限を加え、脚部の広がり過ぎを防止することができるようにしている。カメラ等の撮影機器が三脚頂部に取り付けられても、その重量によって脚部が不必要に広がり、撮影機器が転倒するのが防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような三脚については、脚部の開脚状態を安定に保持するばかりでなく、その使用に当たっては、開脚度を簡単に調節することが望まれてもいる。
すなわち、従来においては、三脚の開脚状態を調節する場合には、その脚部を所望の状態まで広げ、あるいは狭めるようにしているが、その操作性は必ずしも良好ではないという問題があった。この三脚の開脚度調節の操作性については、プロフェッショナル向けのカメラ等の撮影機器を取り付ける大型の三脚の場合において特に顕在化され、その改善が急務とされている。
【0005】
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来の三脚の開脚度調節についての上記欠点を解消し、三脚の開脚状態を簡便な操作で調節することのできる三脚の開脚度調節装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するものとして、三脚の脚部に接続される放射状に配置された3本の連杆が、中心体に上下方向に回動自在に接続された三脚の開脚度調節装置であって、この開脚度調節装置には、下方に延びる中心軸を有する操作ツマミと、操作ツマミの中心軸の下端部に連結され、側部には連杆の先端部に接触して連杆の回動角度を規制する3つの回動規制部材が放射状に設けられた作動体と、操作ツマミの中心軸の周りに巻かれ、上端が操作ツマミに下端が中心体にそれぞれ接続されたコイルバネとが備えられるとともに、中心体にはその中央部に開口が上下方向に形成され、この開口に操作ツマミの中心軸が上方より挿入されて操作ツマミは、これに連結された作動体とともに回転及び上下動自在とされており、かつ、中心体には、作動体の回動規制部材が接触することによって作動体の回転を停止するストッパーが設けられるとともに、開口の周りに下方に延びる筒状体が設けられ、この筒状体の下端部には切欠が形成されており、この切欠に係合自在とされた突起が、作動体の上面部に設けられていて、作動体の突起が、中心体に設けられた筒状体の切欠に係合した状態では、操作ツマミは、コイルバネの上向きの弾性力によって押し上げられ、この状態においてコイルバネは内側にねじられ、復元力が蓄積されており、操作ツマミが押し下げられ、作動体の突起が筒状体の切欠から外されると、コイルバネには上方に向かう弾性力が蓄積される一方、蓄積されていたねじりによる復元力が開放され、操作ツマミが作動体とともに回転し、回動規制部材がストッパーに接触すると、その回転は停止し、この時、回動規制部材は、連杆の先端部に対面して配置され、連杆の回動を規制し、操作ツマミが上記回転方向と逆方向に回動規制部材がストッパーに接触するまで回転されると、コイルバネは内側にねじられ、また、回動規制部材による連杆の回動規制が解除され、作動体の突起が筒状体の切欠の直下に配置され、操作ツマミの押し下げによってコイルバネに蓄積されていた上方に向かう弾性力が開放されて、操作ツマミは作動体とともに押し上げられ、作動体の突起が筒状体の切欠に係合することを特徴とする三脚の開脚度調節装置を提供する。
【0007】
【作 用】
この発明の三脚の開脚度調節装置においては、三脚の脚部に接続される放射状に配置された3本の連杆が、中心体に上下方向に回動自在に接続されるとともに、下方に延びる中心軸を有する操作ツマミと、操作ツマミの中心軸の下端部に連結され、側部には連杆の先端部に接触して連杆の回動角度を規制する3つの回動規制部材が放射状に設けられた作動体と、操作ツマミの中心軸の周りに巻かれ、上端が操作ツマミに下端が中心体にそれぞれ接続されたコイルバネとが備えられている。
【0008】
中心体には、その中央部に開口が上下方向に形成され、この開口に操作ツマミの中心軸が上方より挿入されて操作ツマミは、これに連結された作動体とともに回転及び上下動自在とされている。また、中心体には、作動体の回動規制部材が接触することによって作動体の回転を停止するストッパーが設けられ、さらに開口の周りに下方に延びる筒状体が設けられている。この筒状体の下端部には切欠が形成されている。
【0009】
そして、筒状体の切欠に係合自在とされた突起が、作動体の上面部に設けられている。
このような構成とすることにより、連杆の回動角度が回動規制部材の配置位置によって変更され、三脚の開脚状態の調節が可能となる。回動規制部材の配置位置の変更は、作動体が連結された操作ツマミの操作によって簡便に行うことができる。
【0010】
すなわち、作動体の突起が、中心体に設けられた筒状体の切欠に係合した状態では、操作ツマミは、コイルバネの上向きの弾性力によって押し上げられている。また、この状態においては、コイルバネは内側にねじられており、復元力が蓄積されている。ここで、操作ツマミを押し下げ、作動体の突起を切欠から外すと、コイルバネに蓄積された復元力が開放され、これに伴って操作ツマミ及び作動体が回転することとなる。回動規制部材がストッパーに接触すると、その回転が停止され、この時、回動規制部材は、連杆の先端部に対面して配置される。このため、連杆は、その先端部が回動規制部材に接触する範囲内でしか回動することができず、連杆の回動角度が小さくなる。連杆に接続される三脚脚部の開脚状態は狭められる。
【0011】
一方、操作ツマミを上記とは逆方向に、回動規制部材がストッパーに接触するまで回転させると、回動規制部材による連杆の回動規制が解除される。連杆は、最大限まで回動することができ、三脚の開脚状態は最大となる。また、三脚を完全に畳むこともでき、三脚を畳むことによって連杆を畳むことができる。
なお、この状態においては、作動体の突起が筒状体の切欠の直下に配置され、操作ツマミの押下げによって蓄積された上方に向かう弾性力が開放されるため、操作ツマミは再び押し上げられ、作動体も引き上げられて、作動体の突起が筒状体の切欠に係合する。コイルバネには、操作ツマミの回転によって内側にねじりが加えられ、復元力が蓄積される。
【0012】
このように、この発明の三脚の開脚度調節装置においては、操作ツマミを押す及び回転するという単純な操作によって連杆の回動角度を調節することができ、三脚脚部の開脚度の調節は簡便となる。また、操作ツマミの操作は、連杆がどのような広がり状態にあっても可能であり、三脚脚部の開脚度の調節を任意の時期に行うことができる。プロフェッショナル向けのカメラ等の撮影機器に使用される大型の三脚の場合にも、三脚脚部の開脚度の調節に際しての操作性は良好となる。
【0013】
【実施例】
以下、図面に沿って実施例を示し、この発明の三脚の開脚度調節装置についてさらに詳しく説明する。
図1及び図2は、各々、この発明の三脚の開脚度調節装置の一実施例を示した要部斜視図及びA−A断面図である。
【0014】
たとえばこれらの図1及び図2に示した開脚度調節装置においては、三脚の鉛直方向の中心軸上に配置される中心体(1)の周りに3本の連杆(2)が放射状に配置されている。中心体(1)の側面には、連杆(2)の上端部が接続される3つの連杆接続部(3)が設けられている。この連杆接続部(3)は、開口(4)を有する断面略U字型の突片としており、中心体(1)の側面から外側に放射状に向かっている。連杆(2)の先端部(5)は、板状に形成されており、この先端部(5)が連杆接続部(3)の開口(4)に挿入され、ピン(6)を介して連杆接続部(3)に接続されている。このため、連杆(2)は、このピン(6)を回動の中心として上下方向の回動が自在となっている。
【0015】
また、図2に例示したように、三脚の脚部側に相当する連杆(2)の後端部(7)には、三脚の脚部に接続可能とした脚部接続部(8)が設けられている。脚部接続部(8)には、連杆(2)と直交する方向に開口(9)が形成されている。この開口(9)に、三脚脚部に係合する係合部(10)が挿入されており、開口(9)の内端部(11)と係合部(10)との間にはバネ(12)を介在させている。このバネ(12)によって、係合部(10)は、開口(9)の外側に向かって押圧されている。また、係合部(10)には、操作部(13)が設けられてもいる。これらの開口(9)、係合部(10)、バネ(12)及び操作部(13)は、連杆(2)の長手方向の中心軸に対して対称位置に配置されている。このため、操作部(13)を指で挟み付ければ、2つの係合部(10)を同時に開口(9)の内側方向に移動させることができる。この時、バネ(12)は押し縮められ、この状態において、係合部(10)を三脚の脚部に設けた接続部に挿入し、操作部(13)の挟付けを解すると、バネ(12)の弾性力によって係合部(10)は、開口(9)の外側方向に押し戻され、三脚脚部の接続部に係合する。このようにして、開脚度調節装置の三脚への接続を行うことができる。
【0016】
一方、連杆(2)は、内外2本の円筒状のパイプ(14)(15)を有しており、外パイプ(15)が、内パイプ(14)の外周面に沿って移動することができるようにしている。これによって、連杆(2)の伸縮が可能となる。また、内パイプ(14)には外側に突出するストッパー(16)が設けられており、外パイプ(15)の内側には突起(17)が設けられている。これらのストッパー(16)及び突起(17)によって外パイプ(15)の移動限界が規定されている。外パイプ(15)は、その突起(17)がストッパー(16)と接触するまで内パイプ(14)に沿って移動することができる。
【0017】
なお、連杆(2)には、外パイプ(15)固定するためのロックリング(18)が設けられており、これを締め付けることにより外パイプ(15)の移動は阻止され、固定される。
また、図1に例示したように、中心体(1)の頂部には、操作ツマミ(19)が設けられている。後述するように、開脚度調節装置では、この操作ツマミ(19)を操作することによって連杆(2)の回動角度を調節することができるようにしている。

【0018】
図3は、図1の例の切欠斜視図であり、図4は、その断面図である。
たとえばこれらの図3及び図4に示したように、操作ツマミ(19)は、円筒体としており、その内側には中心軸(20)が下方に向けられて配設されている。中心体(1)の中心部には、この操作ツマミ(19)の中心軸(20)が挿入されるように、開口(21)が上下方向に形成されている。このようにして、操作ツマミ(19)は、中心体(1)に対して回転自在にかつ上下動自在となっている。
【0019】
また、中心体(1)の上面には、操作ツマミ(19)の内側面(22)の内側に配置される円筒状の案内部(23)が設けられてもいる。この案内部(23)の設置によって、操作ツマミ(19)の回転及び上下動が円滑ともなる。
操作ツマミ(19)の中心軸(20)の周りには、コイルバネ(24)が設けられている。コイルバネ(24)の上端(25)は、操作ツマミ(19)の頂部裏面に接続され、一方、下端(26)は、中心体(1)の上面に接続されている。
【0020】
また、操作ツマミ(19)の中心軸(20)の下端部には、作動体(27)が、ボルト(28)によって連結されている。作動体(27)の上端部(29)は、操作ツマミ(19)の中心軸(20)と外径が等しくなっており、このため、作動体(27)は、操作ツマミ(19)と一体的に回転とともに上下動も自在となっている。
【0021】
この作動体(27)には、連杆(2)の回動角度を規制する回動規制部材(30)が、3本の連杆(2)に対応して3つ設けられている。図2にも例示したように、回動規制部材(30)は、作動体(27)の側部に設けられており、その側部より放射状に外側に突出している。回動規制部材(30)が、連杆(2)に対面して配置された時には、その上面が、連杆(2)の先端部(5)に接触することとなり、この接触によって連杆(2)の回動角度を規制する。このような回動規制部材(30)との接触が効果的に行われるように、連杆(2)の先端部(5)には、操作ツマミ(19)の中心軸(20)に対向する面に切欠部(31)が形成されており、その先端部には傾斜面(32)が設けられている。
【0022】
一方、中心体(1)の内側面部には、これに沿って突起状のストッパー(33)が3つ設けられており、このストッパー(33)は、連杆接続部(3)に隣接して配置されている。このため、作動体(27)は、回動規制部材(30)がストッパー(33)に接触することによりその回転が停止され、また、回転角度がストッパー(33)間の範囲内に規制されている。
【0023】
また、中心体(1)には、開口(21)の周りに、下方に延びる円筒状の筒状体(34)が設けられている。筒状体(34)の下端部には、対向する一対の切欠(35)が形成されている。そして、作動体(27)の上面部に、その切欠(35)に係合自在とした突起(36)が設けられている。このため、作動体(27)は、中心体(1)の底面から突起(36)が切欠(35)に係合される高さまでの範囲を上下動することができる。
【0024】
たとえば以上の構成を有する三脚の開脚度調節装置は次のように作動する。
図3及び図4に例示した状態においては、作動体(27)の回動規制部材(30)は連杆(2)の先端部(5)から離れた位置に配置され、突起(36)が切欠(35)の直下に配置される。コイルバネ(24)の弾性力は、上方に延びる方向に向かっており、操作ツマミ(19)は上方へと押し上げられる。その結果、作動体(27)が引き上げられ、突起(36)は切欠(35)に係合する。このような突起(36)と切欠(35)との係合により、操作ツマミ(19)及び作動体(27)の回転は阻止されている。
【0025】
この状態においては、連杆(2)は、角度θまで上下方向に回動可能となる。連杆(2)に接続される三脚の脚部の開脚度は最大となる。また、三脚を完全に畳むこともでき、三脚を畳むことによって連杆(2)を畳むことができる。θは、図1に例示した連杆接続部(3)及び連杆(2)の先端部(5)の形状によって適宜設定することができ、たとえば90°とすることができる。
【0026】
また、図3及び図4に例示した状態においては、コイルバネ(24)は、内側にねじられてもおり、外側に広がって元の状態に戻ろうとする復元力が蓄積されている。このため、操作ツマミ(19)の頂面を指で押し下げ、突起(36)を切欠(35)から外すと、コイルバネ(24)の復元力が開放される。この復元力の開放に伴って、操作ツマミ(19)は回転することとなり、作動体(27)が連杆(2)側に回転する。操作ツマミ(19)及び作動体(27)は、回動規制部材(30)がストッパー(33)に接触するまで回転し、停止される。この状態を示したのが図5及び図6の切欠斜視図及び断面図である。
【0027】
これらの図5及び図6に例示したように、操作ツマミ(19)及び作動体(27)の回転が停止すると、回動規制部材(30)が、連杆(2)の先端部(5)に対面して配置される。操作ツマミ(19)の押下げによって、コイルバネ(24)には上方に向かう弾性力が蓄積されることとなるが、突起(36)の頂面が筒状体(34)の下端面に接触するため、操作ツマミ(19)及び作動体(27)は押し下げられた状態を保持する。
【0028】
この状態においては、連杆(2)は、その先端部(5)に設けた傾斜面(32)が回動規制部材(30)の上面に接触するまでしか回動することができない。連杆(2)の回動角度は角度θ(θ<θ)に規制される。θは、回動規制部材(30)の頂面及び連杆先端部(5)の傾斜面(32)の傾斜角度によって適宜設定することができる。たとえば45°とすることができる。
【0029】
このようにして、連杆(2)に接続された三脚の脚部の開脚度を小さくすることができる。なお、このような連杆(2)の回動角度の規制は、図3及び図4に例示した連杆(2)が広げられていない状態から行うことができるばかりでなく、角度θに広げられた状態からも行うことができる。この場合の連杆(2)の回動角度は、(θ−θ)に規制される。
【0030】
そして、この状態において、操作ツマミ(19)を図5図中に示した矢印(R)方向に回転させると、作動体(27)が操作ツマミ(19)と一体的に同方向に回転する。これに伴って、回動規制部材(30)が連杆(2)の先端部(5)から離れ、ストッパー(33)に接触すると、操作ツマミ(19)の回転は阻止される。この状態においては、突起(36)が切欠(35)の直下に配置されるため、コイルバネ(24)に蓄積されていた上方に向かう弾性力が開放され、操作ツマミ(19)が上方に押し戻され、作動体(27)も引き上げられる。そして、突起(36)が切欠(35)に係合し、図3及び図4に示した状態となる。連杆(2)の回動規制部材(30)による回動角度の規制が解除され、再び角度θまでの回動が可能となる。これと同時に、コイルバネ(24)は、操作ツマミ(19)の回転によって内側にねじられ、復元力が蓄積されることとなる。
【0031】
このように、三脚の開脚度調節装置では、操作ツマミ(19)を押す及び回転するという単純な操作によって連杆(2)の回動角度を調節することができるため、三脚脚部の開脚度の調節は簡便となる。また、操作ツマミ(19)の操作は、連杆(2)がどのような広がり状態にあっても可能なため、三脚脚部の開脚度の調節を任意の時期に行うこともできる。その操作に制限が加わることはない。プロフェッショナル向けのカメラ等の撮影機器に使用される大型の三脚の場合にも、三脚脚部の開脚度の調節に際しての操作性は良好である。
【0032】
もちろんこの発明は、以上の例によって限定されるものではない。連杆の構造及び連杆と中心体との接続構造等の細部については様々な態様が可能であることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上詳しく説明した通り、この発明によって、三脚脚部の開脚状態を簡便な操作で調節することができる。プロフェッショナル向けのカメラ等の撮影機器に使用される大型の三脚の場合にも操作性は良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の三脚の開脚度調節装置の一実施例を示した要部斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の例の切欠斜視図である。
【図4】図3の断面図である。
【図5】連杆の回動角度の規制状態を例示した切欠斜視図である。
【図6】図5の断面図である。
【符号の説明】
1 中心体
2 連杆
3 連杆接続部
4 開口
5 先端部
6 ピン
7 後端部
8 脚部接続部
9 開口
10 係合部
11 内端部
12 バネ
13 操作部
14 内パイプ
15 外パイプ
16 ストッパー
17 突起
18 ロックリング
19 操作ツマミ
20 中心軸
21 開口
22 内側面
23 案内部
24 コイルバネ
25 上端
26 下端
27 作動体
28 ボルト
29 上端部
30 回動規制部材
31 切欠部
32 傾斜面
33 ストッパー
34 筒状体
35 切欠
36 突起

Claims (1)

  1. 三脚の脚部に接続される放射状に配置された3本の連杆が、中心体に上下方向に回動自在に接続された三脚の開脚度調節装置であって、この開脚度調節装置には、下方に延びる中心軸を有する操作ツマミと、操作ツマミの中心軸の下端部に連結され、側部には連杆の先端部に接触して連杆の回動角度を規制する3つの回動規制部材が放射状に設けられた作動体と、操作ツマミの中心軸の周りに巻かれ、上端が操作ツマミに下端が中心体にそれぞれ接続されたコイルバネとが備えられるとともに、中心体にはその中央部に開口が上下方向に形成され、この開口に操作ツマミの中心軸が上方より挿入されて操作ツマミは、これに連結された作動体とともに回転及び上下動自在とされており、かつ、中心体には、作動体の回動規制部材が接触することによって作動体の回転を停止するストッパーが設けられるとともに、開口の周りに下方に延びる筒状体が設けられ、この筒状体の下端部には切欠が形成されており、この切欠に係合自在とされた突起が、作動体の上面部に設けられていて、作動体の突起が、中心体に設けられた筒状体の切欠に係合した状態では、操作ツマミは、コイルバネの上向きの弾性力によって押し上げられ、この状態においてコイルバネは内側にねじられ、復元力が蓄積されており、操作ツマミが押し下げられ、作動体の突起が筒状体の切欠から外されると、コイルバネには上方に向かう弾性力が蓄積される一方、蓄積されていたねじりによる復元力が開放され、操作ツマミが作動体とともに回転し、回動規制部材がストッパーに接触すると、その回転は停止し、この時、回動規制部材は、連杆の先端部に対面して配置され、連杆の回動を規制し、操作ツマミが上記回転方向と逆方向に回動規制部材がストッパーに接触するまで回転されると、コイルバネは内側にねじられ、また、回動規制部材による連杆の回動規制が解除され、作動体の突起が筒状体の切欠の直下に配置され、操作ツマミの押し下げによってコイルバネに蓄積されていた上方に向かう弾性力が開放されて、操作ツマミは作動体とともに押し上げられ、作動体の突起が筒状体の切欠に係合することを特徴とする三脚の開脚度調節装置。
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