JPH08100883A - 三脚の開脚度調節装置 - Google Patents

三脚の開脚度調節装置

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JPH08100883A
JPH08100883A JP23706894A JP23706894A JPH08100883A JP H08100883 A JPH08100883 A JP H08100883A JP 23706894 A JP23706894 A JP 23706894A JP 23706894 A JP23706894 A JP 23706894A JP H08100883 A JPH08100883 A JP H08100883A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】三脚の開脚状態を簡便な操作で調節する。 【構成】三脚の脚部に接続する3本の連杆2が、中心体
1接続した開脚度調節装置であり、下方に延びる中心軸
20を有する操作ツマミ19と、中心軸の下端部に連結
し、側部には連杆の先端部5に接触して連杆の回動角度
を規制する3つの回動規制部材30を放射状に設けた作
動体27と、中心軸の周りに巻かれ、上端25が操作ツ
マミに下端26が中心体に夫々接続したコイルバネ24
とを備えると共に、中心体にはその開口に中心軸が上方
より挿入されて操作ツマミは、作動体と共に回転及び上
下動自在とされ、かつ、中心体には、作動体の回転を停
止するストッパー33を設けると共に、開口の周りに下
方に延びる筒状体34を設け、この筒状体の下端部には
切欠35を形成し、この切欠に係合自在とした突起36
を、作動体の上面部に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、三脚の開脚度調節装
置に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、
三脚の開脚状態を簡便な操作で調節することのできる三
脚の開脚度調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ等の撮影機器を支持す
る機材として三脚が広く利用されてきている。三脚にお
いては、3本の脚部が、その上端に設けた固定端を中心
として側方に回動自在とされており、撮影機器を設置す
る際には、脚部が適宜な開脚度に広げられて使用され
る。
【0003】このような三脚については、広げられた脚
部が安定に支持されるように、スプレッダーと称される
支持部材が脚部に接続されたのも知られている。この支
持部材によって、脚部の開脚度を保持するとともに、そ
の開脚度に制限を加え、脚部の広がり過ぎを防止するこ
とができるようにしている。カメラ等の撮影機器が三脚
頂部に取り付けられても、その重量によって脚部が不必
要に広がり、撮影機器が転倒するのが防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな三脚については、脚部の開脚状態を安定に保持する
ばかりでなく、その使用に当たっては、開脚度を簡単に
調節することが望まれてもいる。すなわち、従来におい
ては、三脚の開脚状態を調節する場合には、その脚部を
所望の状態まで広げ、あるいは狭めるようにしている
が、その操作性は必ずしも良好ではないという問題があ
った。この三脚の開脚度調節の操作性については、プロ
フェッショナル向けのカメラ等の撮影機器を取り付ける
大型の三脚の場合において特に顕在化され、その改善が
急務とされている。
【0005】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の三脚の開脚度調節についての
上記欠点を解消し、三脚の開脚状態を簡便な操作で調節
することのできる三脚の開脚度調節装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、三脚の脚部に接続される放射状
に配置された3本の連杆が、中心体に上下方向に回動自
在に接続された三脚の開脚度調節装置であって、この開
脚度調節装置には、下方に延びる中心軸を有する操作ツ
マミと、操作ツマミの中心軸の下端部に連結され、側部
には連杆の先端部に接触して連杆の回動角度を規制する
3つの回動規制部材が放射状に設けられた作動体と、操
作ツマミの中心軸の周りに巻かれ、上端が操作ツマミに
下端が中心体にそれぞれ接続されたコイルバネとが備え
られるとともに、中心体にはその中央部に開口が上下方
向に形成され、この開口に操作ツマミの中心軸が上方よ
り挿入されて操作ツマミは、これに連結された作動体と
ともに回転及び上下動自在とされており、かつ、中心体
には、作動体の回動規制部材が接触することによって作
動体の回転を停止するストッパーが設けられるととも
に、開口の周りに下方に延びる筒状体が設けられ、この
筒状体の下端部には切欠が形成されており、この切欠に
係合自在とされた突起が、作動体の上面部に設けられて
いることを特徴とする三脚の開脚度調節装置を提供す
る。
【0007】
【作 用】この発明の三脚の開脚度調節装置において
は、三脚の脚部に接続される放射状に配置された3本の
連杆が、中心体に上下方向に回動自在に接続されるとと
もに、下方に延びる中心軸を有する操作ツマミと、操作
ツマミの中心軸の下端部に連結され、側部には連杆の先
端部に接触して連杆の回動角度を規制する3つの回動規
制部材が放射状に設けられた作動体と、操作ツマミの中
心軸の周りに巻かれ、上端が操作ツマミに下端が中心体
にそれぞれ接続されたコイルバネとが備えられている。
【0008】中心体には、その中央部に開口が上下方向
に形成され、この開口に操作ツマミの中心軸が上方より
挿入されて操作ツマミは、これに連結された作動体とと
もに回転及び上下動自在とされている。また、中心体に
は、作動体の回動規制部材が接触することによって作動
体の回転を停止するストッパーが設けられ、さらに開口
の周りに下方に延びる筒状体が設けられている。この筒
状体の下端部には切欠が形成されている。
【0009】そして、筒状体の切欠に係合自在とされた
突起が、作動体の上面部に設けられている。このような
構成とすることにより、連杆の回動角度が回動規制部材
の配置位置によって変更され、三脚の開脚状態の調節が
可能となる。回動規制部材の配置位置の変更は、作動体
が連結された操作ツマミの操作によって簡便に行うこと
ができる。
【0010】すなわち、作動体の突起が、中心体に設け
られた筒状体の切欠に係合した状態では、操作ツマミ
は、コイルバネの上向きの弾性力によって押し上げられ
ている。また、この状態においては、コイルバネは内側
にねじられており、復元力が蓄積されている。ここで、
操作ツマミを押し下げ、作動体の突起を切欠から外す
と、コイルバネに蓄積された復元力が開放され、これに
伴って操作ツマミ及び作動体が回転することとなる。回
動規制部材がストッパーに接触すると、その回転が停止
され、この時、回動規制部材は、連杆の先端部に対面し
て配置される。このため、連杆は、その先端部が回動規
制部材に接触する範囲内でしか回動することができず、
連杆の回動角度が小さくなる。連杆に接続される三脚脚
部の開脚状態は狭められる。
【0011】一方、操作ツマミを上記とは逆方向に、回
動規制部材がストッパーに接触するまで回転させると、
回動規制部材による連杆の回動規制が解除される。連杆
は、最大限まで回動することができ、三脚の開脚状態は
最大となる。また、三脚を完全に畳むこともでき、三脚
を畳むことによって連杆を畳むことができる。なお、こ
の状態においては、作動体の突起が筒状体の切欠の直下
に配置され、操作ツマミの押下げによって蓄積された上
方に向かう弾性力が開放されるため、操作ツマミは再び
押し上げられ、作動体も引き上げられて、作動体の突起
が筒状体の切欠に係合する。コイルバネには、操作ツマ
ミの回転によって内側にねじりが加えられ、復元力が蓄
積される。
【0012】このように、この発明の三脚の開脚度調節
装置においては、操作ツマミを押す及び回転するという
単純な操作によって連杆の回動角度を調節することがで
き、三脚脚部の開脚度の調節は簡便となる。また、操作
ツマミの操作は、連杆がどのような広がり状態にあって
も可能であり、三脚脚部の開脚度の調節を任意の時期に
行うことができる。プロフェッショナル向けのカメラ等
の撮影機器に使用される大型の三脚の場合にも、三脚脚
部の開脚度の調節に際しての操作性は良好となる。
【0013】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
の三脚の開脚度調節装置についてさらに詳しく説明す
る。図1及び図2は、各々、この発明の三脚の開脚度調
節装置の一実施例を示した要部斜視図及びA−A断面図
である。
【0014】たとえばこれらの図1及び図2に示した開
脚度調節装置においては、三脚の鉛直方向の中心軸上に
配置される中心体(1)の周りに3本の連杆(2)が放
射状に配置されている。中心体(1)の側面には、連杆
(2)の上端部が接続される3つの連杆接続部(3)が
設けられている。この連杆接続部(3)は、開口(4)
を有する断面略U字型の突片としており、中心体(1)
の側面から外側に放射状に向かっている。連杆(2)の
先端部(5)は、板状に形成されており、この先端部
(5)が連杆接続部(3)の開口(4)に挿入され、ピ
ン(6)を介して連杆接続部(3)に接続されている。
このため、連杆(2)は、このピン(6)を回動の中心
として上下方向の回動が自在となっている。
【0015】また、図2に例示したように、三脚の脚部
側に相当する連杆(2)の後端部(7)には、三脚の脚
部に接続可能とした脚部接続部(8)が設けられてい
る。脚部接続部(8)には、連杆(2)と直交する方向
に開口(9)が形成されている。この開口(9)に、三
脚脚部に係合する係合部(10)が挿入されており、開
口(9)の内端部(11)と係合部(10)との間には
バネ(12)を介在させている。このバネ(12)によ
って、係合部(10)は、開口(9)の外側に向かって
押圧されている。また、係合部(10)には、操作部
(13)が設けられてもいる。これらの開口(9)、係
合部(10)、バネ(12)及び操作部(13)は、連
杆(2)の長手方向の中心軸に対して対称位置に配置さ
れている。このため、操作部(13)を指で挟み付けれ
ば、2つの係合部(10)を同時に開口(9)の内側方
向に移動させることができる。この時、バネ(12)は
押し縮められ、この状態において、係合部(10)を三
脚の脚部に設けた接続部に挿入し、操作部(13)の挟
付けを解消すると、バネ(12)の弾性力によって係合
部(10)は、開口(9)の外側方向に押し戻され、三
脚脚部の接続部に係合する。このようにして、開脚度調
節装置の三脚への接続を行うことができる。
【0016】一方、連杆(2)は、内外2本の円筒状の
パイプ(14)(15)を有しており、外パイプ(1
5)が、内パイプ(14)の外周面に沿って移動するこ
とができるようにしている。これによって、連杆(2)
の伸縮が可能となる。また、内パイプ(14)には外側
に突出するストッパー(16)が設けられており、外パ
イプ(15)の内側には突起(17)が設けられてい
る。これらのストッパー(16)及び突起(17)によ
って外パイプ(15)の移動限界が規定されている。外
パイプ(15)は、その突起(17)がストッパー(1
6)と接触するまで内パイプ(14)に沿って移動する
ことができる。
【0017】なお、連杆(2)には、外パイプ(15)
の固定するためのロックリング(18)が設けられてお
り、これを締め付けることにより外パイプ(15)の移
動は阻止され、固定される。また、図1に例示したよう
に、中心体(1)の頂部には、操作ツマミ(19)が設
けられている。後述するように、開脚度調節装置では、
この操作ツマミ(19)を操作することによって連杆
(2)の回動角度を調節することができるようにしてい
る。
【0018】図3は、図1の例の切欠斜視図であり、図
4は、その断面図である。たとえばこれらの図3及び図
4に示したように、操作ツマミ(19)は、円筒体とし
ており、その内側には中心軸(20)が下方に向けられ
て配設されている。中心体(1)の中心部には、この操
作ツマミ(19)の中心軸(20)が挿入されるよう
に、開口(21)が上下方向に形成されている。このよ
うにして、操作ツマミ(19)は、中心体(1)に対し
て回転自在にかつ上下動自在となっている。
【0019】また、中心体(1)の上面には、操作ツマ
ミ(19)の内側面(22)の内側に配置される円筒状
の案内部(23)が設けられてもいる。この案内部(2
3)の設置によって、操作ツマミ(19)の回転及び上
下動が円滑ともなる。操作ツマミ(19)の中心軸(2
0)の周りには、コイルバネ(24)が設けられてい
る。コイルバネ(24)の上端(25)は、操作ツマミ
(19)の頂部裏面に接続され、一方、下端(26)
は、中心体(1)の上面に接続されている。
【0020】また、操作ツマミ(19)の中心軸(2
0)の下端部には、作動体(27)が、ボルト(28)
によって連結されている。作動体(27)の上端部(2
9)は、操作ツマミ(19)の中心軸(20)と外径が
等しくなっており、このため、作動体(27)は、操作
ツマミ(19)と一体的に回転とともに上下動も自在と
なっている。
【0021】この作動体(27)には、連杆(2)の回
動角度を規制する回動規制部材(30)が、3本の連杆
(2)に対応して3つ設けられている。図2にも例示し
たように、回動規制部材(30)は、作動体(27)の
側部に設けられており、その側部より放射状に外側に突
出している。回動規制部材(30)が、連杆(2)に対
面して配置された時には、その上面が、連杆(2)の先
端部(5)に接触することとなり、この接触によって連
杆(2)の回動角度を規制する。このような回動規制部
材(30)との接触が効果的に行われるように、連杆
(2)の先端部(5)には、操作ツマミ(19)の中心
軸(20)に対向する面に切欠部(31)が形成されて
おり、その先端部には傾斜面(32)が設けられてい
る。
【0022】一方、中心体(1)の内側面部には、これ
に沿って突起状のストッパー(33)が3つ設けられて
おり、このストッパー(33)は、連杆接続部(3)に
隣接して配置されている。このため、作動体(27)
は、回動規制部材(30)がストッパー(33)に接触
することによりその回転が停止され、また、回転角度が
ストッパー(33)間の範囲内に規制されている。
【0023】また、中心体(1)には、開口(21)の
周りに、下方に延びる円筒状の筒状体(34)が設けら
れている。筒状体(34)の下端部には、対向する一対
の切欠(35)が形成されている。そして、作動体(2
7)の上面部に、その切欠(35)に係合自在とした突
起(36)が設けられている。このため、作動体(2
7)は、中心体(1)の底面から突起(36)が切欠
(35)に係合される高さまでの範囲を上下動すること
ができる。
【0024】たとえば以上の構成を有する三脚の開脚度
調節装置は次のように作動する。図3及び図4に例示し
た状態においては、作動体(27)の回動規制部材(3
0)は連杆(2)の先端部(5)から離れた位置に配置
され、突起(36)が切欠(35)の直下に配置され
る。コイルバネ(24)の弾性力は、上方に延びる方向
に向かっており、操作ツマミ(19)は上方へと押し上
げられる。その結果、作動体(27)が引き上げられ、
突起(36)は切欠(35)に係合する。このような突
起(36)と切欠(35)との係合により、操作ツマミ
(19)及び作動体(27)の回転は阻止されている。
【0025】この状態においては、連杆(2)は、角度
θ1 まで上下方向に回動可能となる。連杆(2)に接続
される三脚の脚部の開脚度は最大となる。また、三脚を
完全に畳むこともでき、三脚を畳むことによって連杆
(2)を畳むことができる。θ 1 は、図1に例示した連
杆接続部(3)及び連杆(2)の先端部(5)の形状に
よって適宜設定することができ、たとえば90°とする
ことができる。
【0026】また、図3及び図4に例示した状態におい
ては、コイルバネ(24)は、内側にねじられてもお
り、外側に広がって元の状態に戻ろうとする復元力が蓄
積されている。このため、操作ツマミ(19)の頂面を
指で押し下げ、突起(36)を切欠(35)から外す
と、コイルバネ(24)の復元力が開放される。この復
元力の開放に伴って、操作ツマミ(19)は回転するこ
ととなり、作動体(27)が連杆(2)側に回転する。
操作ツマミ(19)及び作動体(27)は、回動規制部
材(30)がストッパー(33)に接触するまで回転
し、停止される。この状態を示したのが図5及び図6の
切欠斜視図及び断面図である。
【0027】これらの図5及び図6に例示したように、
操作ツマミ(19)及び作動体(27)の回転が停止す
ると、回動規制部材(30)が、連杆(2)の先端部
(5)に対面して配置される。操作ツマミ(19)の押
下げによって、コイルバネ(24)には上方に向かう弾
性力が蓄積されることとなるが、突起(36)の頂面が
筒状体(34)の下端面に接触するため、操作ツマミ
(19)及び作動体(27)は押し下げられた状態を保
持する。
【0028】この状態においては、連杆(2)は、その
先端部(5)に設けた傾斜面(32)が回動規制部材
(30)の上面に接触するまでしか回動することができ
ない。連杆(2)の回動角度は角度θ2 (θ2 <θ1
に規制される。θ2 は、回動規制部材(30)の頂面及
び連杆先端部(5)の傾斜面(32)の傾斜角度によっ
て適宜設定することができる。たとえば45°とするこ
とができる。
【0029】このようにして、連杆(2)に接続された
三脚の脚部の開脚度を小さくすることができる。なお、
このような連杆(2)の回動角度の規制は、図3及び図
4に例示した連杆(2)が広げられていない状態から行
うことができるばかりでなく、角度θ1 に広げられた状
態からも行うことができる。この場合の連杆(2)の回
動角度は、(θ1 −θ2 )に規制される。
【0030】そして、この状態において、操作ツマミ
(19)を図5図中に示した矢印(R)方向に回転させ
ると、作動体(27)が操作ツマミ(19)と一体的に
同方向に回転する。これに伴って、回動規制部材(3
0)が連杆(2)の先端部(5)から離れ、ストッパー
(33)に接触すると、操作ツマミ(19)の回転は阻
止される。この状態においては、突起(36)が切欠
(35)の直下に配置されるため、コイルバネ(24)
に蓄積されていた上方に向かう弾性力が開放され、操作
ツマミ(19)が上方に押し戻され、作動体(27)も
引き上げられる。そして、突起(36)が切欠(35)
に係合し、図3及び図4に示した状態となる。連杆
(2)の回動規制部材(30)による回動角度の規制が
解除され、再び角度θ1 までの回動が可能となる。これ
と同時に、コイルバネ(24)は、操作ツマミ(19)
の回転によって内側にねじられ、復元力が蓄積されるこ
ととなる。
【0031】このように、三脚の開脚度調節装置では、
操作ツマミ(19)を押す及び回転するという単純な操
作によって連杆(2)の回動角度を調節することができ
るため、三脚脚部の開脚度の調節は簡便となる。また、
操作ツマミ(19)の操作は、連杆(2)がどのような
広がり状態にあっても可能なため、三脚脚部の開脚度の
調節を任意の時期に行うこともできる。その操作に制限
が加わることはない。プロフェッショナル向けのカメラ
等の撮影機器に使用される大型の三脚の場合にも、三脚
脚部の開脚度の調節に際しての操作性は良好である。
【0032】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。連杆の構造及び連杆と中心体と
の接続構造等の細部については様々な態様が可能である
ことはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、三脚脚部の開脚状態を簡便な操作で調節すること
ができる。プロフェッショナル向けのカメラ等の撮影機
器に使用される大型の三脚の場合にも操作性は良好とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の三脚の開脚度調節装置の一実施例を
示した要部斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の例の切欠斜視図である。
【図4】図3の断面図である。
【図5】連杆の回動角度の規制状態を例示した切欠斜視
図である。
【図6】図5の断面図である。
【符号の説明】
1 中心体 2 連杆 3 連杆接続部 4 開口 5 先端部 6 ピン 7 後端部 8 脚部接続部 9 開口 10 係合部 11 内端部 12 バネ 13 操作部 14 内パイプ 15 外パイプ 16 ストッパー 17 突起 18 ロックリング 19 操作ツマミ 20 中心軸 21 開口 22 内側面 23 案内部 24 コイルバネ 25 上端 26 下端 27 作動体 28 ボルト 29 上端部 30 回動規制部材 31 切欠部 32 傾斜面 33 ストッパー 34 筒状体 35 切欠 36 突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三脚の脚部に接続される放射状に配置さ
    れた3本の連杆が、中心体に上下方向に回動自在に接続
    された三脚の開脚度調節装置であって、この開脚度調節
    装置には、下方に延びる中心軸を有する操作ツマミと、
    操作ツマミの中心軸の下端部に連結され、側部には連杆
    の先端部に接触して連杆の回動角度を規制する3つの回
    動規制部材が放射状に設けられた作動体と、操作ツマミ
    の中心軸の周りに巻かれ、上端が操作ツマミに下端が中
    心体にそれぞれ接続されたコイルバネとが備えられると
    ともに、中心体にはその中央部に開口が上下方向に形成
    され、この開口に操作ツマミの中心軸が上方より挿入さ
    れて操作ツマミは、これに連結された作動体とともに回
    転及び上下動自在とされており、かつ、中心体には、作
    動体の回動規制部材が接触することによって作動体の回
    転を停止するストッパーが設けられるとともに、開口の
    周りに下方に延びる筒状体が設けられ、この筒状体の下
    端部には切欠が形成されており、この切欠に係合自在と
    された突起が、作動体の上面部に設けられていることを
    特徴とする三脚の開脚度調節装置。
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