JPS6239735Y2 - - Google Patents

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JPS6239735Y2
JPS6239735Y2 JP10853581U JP10853581U JPS6239735Y2 JP S6239735 Y2 JPS6239735 Y2 JP S6239735Y2 JP 10853581 U JP10853581 U JP 10853581U JP 10853581 U JP10853581 U JP 10853581U JP S6239735 Y2 JPS6239735 Y2 JP S6239735Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
drum
headrest
toothed belt
seat back
shifter
Prior art date
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Application number
JP10853581U
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English (en)
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JPS5814754U (ja
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Publication date
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Publication of JPS5814754U publication Critical patent/JPS5814754U/ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シートバツクのリクライニング角度
に応じて、シートバツクに対して自動的に傾動可
能にするヘツドレスト支持装置に関する。
従来の一般的ヘツドレスト支持装置はヘツドレ
ストをシートバツクに固定してしまうか、シート
バツクのリクライニング角度には関係無く傾動調
節可能なものであつた。しかし、このヘツドレス
ト支持装置では、シートバツクを傾動させると、
その傾動角度だけヘツドレストも傾動し、前者で
はヘツドレストに頭を持たせ掛けると顔が不都合
な方向を向いて事実上使用できない場合があり、
後者ではいちいち調節しなければならず煩雑で使
用感の悪いものであつた。
そこで、平行リンク機構によりシートバツクの
リクライニング角度に応じて、シートバツクに対
してヘツドレストが自動的に傾動するヘツドレス
ト支持装置が提案されている(実開昭55−100558
号公報)。
しかし、このヘツドレスト支持装置にあつても
次の問題点が存する。
すなわち、平行リンク機構は四辺形リンクであ
るため大きなスペースを必要とすること、ヘツド
レストは必ずシートバツクに対して傾動するので
シートバツクを完全に倒して平にしたいような場
合にヘツドレストが突出してかえつて不都合を生
じることなどである。
本考案は上記問題点に着目してなされたもの
で、巻き掛け伝動により小さいスペースに簡単に
設けられるようにし、しかも、必要によりヘツド
レストをシートバツクに対し固定できるようにし
たヘツドレスト支持装置を提供するものである。
以下、図面に示す一実施例に基づき本考案を説
明する。
第1図乃至第3図に示すように、ヘツドレスト
本体1を保持ロツド11を介して保持するヘツド
レスト保持部2が、シートバツクAの上部の水平
フレーム3に回動可能に嵌合して設けられてい
る。保持ロツド11はヘツドレスト保持部2に挿
通保持され、必要によりヘツドレスト本体1の高
さを調節できるように構成されている。
ヘツドレスト保持部2に近接して、支持部材3
1,32により支持された支持軸4のまわりに回
動可能に支持されたドラム5が配設されている。
円筒状のドラム5は、外周に平滑部51と歯部5
2とを有しており、端面53の支持軸4軸心とは
偏心した位置に突設された駆動シヤフト54で、
ヘツドレスト保持部2の一端に穿設された長孔2
1に連結している。シートクツシヨンBには、シ
ートバツクAを前記回転可能に支持したピンA1
を有し、このピンA1と同心に固定歯車6が固設
され、この固定歯車6とドラム5との間に歯付ベ
ルト7が巻き掛けられている。
前記支持軸4は本実施例では支持部材31,3
2により回動不可能に支持されており、この支持
軸4に刻設したスプライン41に突条81が係合
して基部82が支持軸4に嵌合し、支持軸4に対
して軸方向摺動可能にシフタ8が設けられてい
る。シフタ8の基部82の内端面83とドラム5
の外端面55との間に拡幅付勢バネ84が嵌挿さ
れ、ドラム5は支持部材31に押し付けられ、シ
フタ8は支持部材32の方向へ付勢されており、
基部82よりドラム5外周へ係合腕85が延び、
その先端部の溝形の係合部86に歯付ベルト7を
外側から摺動可能に係合し、係合腕85の根元に
はドラム5の歯部52と係合する部分歯87が形
成されている。シフタ8の基部82の外端面には
円周方向の傾斜面88が形成されており、傾斜面
88の中間には中間係合溝89が刻設され、さら
に傾斜面88は外端平面90に接続している。
支持軸4の外端部にはハンドル91により回動
される操作部材9が遊転可能に軸支されている。
操作部材9には、シフタ8の基部82の外端面に
形成された傾斜面88、中間係合溝89、外端平
面90に係合し、シフタ8を移動操作する押動係
合片92が突設されている。
次に作用を説明する。
第2図および第3図実線に示すように、シフタ
8が外側端に位置し、操作部材9の押動係合片9
2は傾斜面88の最低所に係合し、係合部86に
係合した歯付ベルト7がドラム5の歯部52に噛
み合つており、係合腕85の根元に形成された部
分歯87は歯部52に噛み合つていない状態とな
つている。この状態でシートバツクAに傾動力を
与えれば、水平フレーム3を介して支持軸4に該
傾動力が伝わり、支持軸4をピンA1まわりに回
転させようとする。しかし、固定歯車6によつて
歯付ベルト7は固持されているからシートバツク
Aの傾動を阻止しようとし、該阻止力に打ち勝つ
力が加わつていれば、歯付ベルト7に加わつた力
で、歯部52を介してドラム5に回転力が伝わ
り、ドラム5はシートバツクAに対しては相対的
に回転する。このため、ドラム5の端面53に突
設された駆動シヤフト54は支持軸4を中心とし
た円弧運動をする。駆動シヤフト54は長孔21
を介してヘツドレスト保持部2の一端に係合して
いるから、ヘツドレスト保持部2は水平フレーム
3を中心として回転する。したがつて、ヘツドレ
スト本体1は前後に傾動する。第1図に示すよう
に、シートバツクAが起立した状態でヘツドレス
ト本体1を適切な角度に設定した後に倒すと、ヘ
ツドレスト本体1は、シートバツクAと同一角度
だけ倒れた位置1aに対して起立した位置1bに
示す姿勢をとることができる。ヘツドレスト本体
1の傾動の割合は、水平フレーム3と駆動シヤフ
ト54との距離、ドラム5の歯部52と固定歯車
6との外径比を変えることにより適切に設定する
ことができる。
ハンドル91により操作部材9を第2図に示す
位置から時計方向に回動させれば、押動係合片9
2がシフタ8の基部82の外端面の傾斜面88を
押すので、シフタ8は内方に移動する。このた
め、歯付ベルト7はドラム5の歯部52から外れ
て平滑部51に移動する。押動係合片92は傾斜
面88の中間位置で中間係合溝89に嵌入係合し
て停止することが出来、シフタ8の係合部86は
第3図に示す一点鎖線位置に停止し、部分歯87
は歯部52には噛み合つていない。この状態で
は、ドラム5は歯付ベルト7に対しては空滑りす
るから空転することができる。そこで、ヘツドレ
スト本体1に手を掛けて傾動させれば、水平フレ
ーム3を中心にして回動する。この位置で、操作
部材9を反時計方向に回動させれば、シフタ8は
スプリング84によつて外方に移動し、ドラム5
の歯部52と、歯付ベルト7は再び噛合される。
したがつて、ヘツドレスト本体1の初期角度を調
節したり、中間位置でも適宜調節することができ
る。
ハンドル91を前記移動位置よりさらに回転さ
せ、押動係合片92を外端平面90に係合させれ
ば、シフタ8の係合部86は第3図二点鎖線位置
に移動する。歯付ベルト7はドラム5の平滑部5
1上を左右移動するだけであるが、シフタ8の部
分歯87は歯部52に噛み合う。この状態では、
ドラム5は歯付ベルト7に対しては空滑り可能と
なつているが、支持部材31,32に対して回動
不能に支持された支持軸4のスプライン41にシ
フタ8の突条81が係合しているから、シフタ8
は回転せず、その部分歯87によりドラム5は固
定される。したがつてヘツドレスト本体1も固定
される。シートバツクAを傾動すると歯付ベルト
7は前記したように、シートバツクAの傾動力に
より、移動方向の力が加わり、歯付ベルト7がド
ラム5に対して空滑り状態であるので、歯付ベル
ト7は相対的に移動する。しかし、ドラム5には
回転力が伝わらないばかりか、部分歯87によつ
てドラム5の歯部52が噛み合つているので、ド
ラム5の回転はない。このため第1図に示すよう
に、シートバツクAを倒しても、ヘツドレスト1
は位置1bのように起きることは無く、シートバ
ツクAに対する相対的位置は変らない位置1aを
保持する。
本考案に係るヘツドレスト支持装置によれば、
ヘツドレストを使用する際、シートバツクの傾動
に連動してヘツドレストが適切な角度姿勢をとる
ことができるようにするばかりで無く、操作部材
により、ヘツドレストを固定し、あるいは連動お
よび固定から解除して調節可能にすることによ
り、ヘツドレストの使用感を格段に向上させるこ
とができる。歯付ベルトを利用したから、可動部
の運動量が小さく、小さいスペースに容易に設け
ることができる。また、シートバツク側からシー
トクツシヨン側へは、歯付ベルトを固定歯車に引
掛けるだけで連結することができるから、組付も
簡単である。
なお、シフタはドラムの支持軸に嵌合すること
なく別個独に設けても良く、要するにドラムと歯
付ベルトとの相対的位置を切り換えるものであれ
ば良い。また、シフタは三段階に切り変るが、ヘ
ツドレストの固定と、シートバツクとの連動との
二段階だけでも良い。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は要部の
垂直断面図、第2図は斜視図、第3図はドラムの
支持軸軸線方向の垂直断面図である。 1……ヘツドレスト本体、2……ヘツドレスト
保持部、4……支持軸、5……ドラム、51……
平滑部、52……歯部、53……端面、54……
駆動シヤフト、6……固定歯車、7……歯付ベル
ト、8……シフタ、87……部分歯、9……操作
部材、4……シートバツク、A1……ピン、B…
…シートクツシヨン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートクツシヨンに対してピンを介して前後回
    転可能にシートバツクが設けられ、ヘツドレスト
    本体を保持したヘツドレスト保持部がシートバツ
    クの上部に回動可能に設けられ、筒状に形成さ
    れ、その周面に歯部と平滑部とを有するドラム
    が、筒部の端面の偏心位置に突設された駆動シヤ
    フトで前記ヘツドレスト保持部の一端に連結さ
    れ、且つ、シートバツクに設けられた支持軸のま
    わりに回動可能に支持され、該ドラムと前記ピン
    に同心に固設された固定歯車との間に歯付ベルト
    が巻き掛けられ、操作部材により該歯付ベルトを
    前記ドラムの歯部または平滑部のいずれかに切り
    換え得るよう支持軸に対して摺動可能に配設され
    たシフタに該歯付ベルトがドラムの平滑部に在る
    ときドラムの歯部に係合可能な部分歯を形成した
    ことを特徴とするヘツドレスト支持装置。
JP10853581U 1981-07-21 1981-07-21 ヘツドレスト支持装置 Granted JPS5814754U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10853581U JPS5814754U (ja) 1981-07-21 1981-07-21 ヘツドレスト支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10853581U JPS5814754U (ja) 1981-07-21 1981-07-21 ヘツドレスト支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5814754U JPS5814754U (ja) 1983-01-29
JPS6239735Y2 true JPS6239735Y2 (ja) 1987-10-09

Family

ID=29902938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10853581U Granted JPS5814754U (ja) 1981-07-21 1981-07-21 ヘツドレスト支持装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60152741U (ja) * 1984-03-19 1985-10-11 株式会社岐阜加工ベニヤ製作所 床板と載置枠間に挾着する緩衝材
JPH03208957A (ja) * 1990-01-11 1991-09-12 Hayakawa Rubber Co Ltd 衝撃緩和置床材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5814754U (ja) 1983-01-29

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