JP4253696B2 - 伸縮式柄の固定手段 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、例えば、伸縮式の長柄を取り付けた枝切り用の鋸等における柄の固定手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
山林で立木の枝打ち作業を行なうような場合には、長い柄の先端に鋸刃を取り付けた形の鋸が使用されるのであるが、そのような鋸にあっては、高さの異なる枝に対しても効率よく枝打ち作業ができるようにするため、また、携行時における嵩張りを防止するため、太径のパイプの内側に細径のパイプを配置させることによって伸縮式自在にするとともに、その長さを段階的に固定できるようにした構成となっているのが普通である。
【0003】
このような伸縮式の長柄における固定手段としては、従来、外側部に配置される太径のパイプの先端部に締め込み具を取り付け、それを回転操作することによって内側のパイプの表面を締め付けるようにしたり、あるいは、両方のパイプに孔を形成し、それを一致させた状態でピンを突出させることによって両者を固定するという方式がとられているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、長柄の先端に鋸刃を取り付けた構成の鋸で太い高枝を切断する場合、長柄の軸方向にそって小刻みに反転する大きな力が絶えず加わることになり、従来の締め込み方式では、作業中に徐々に緩んで固定位置が変化してしまう可能性があり、また、長柄を構成するパイプに形成した孔にピンを突出させて固定する方式のものにあっては、孔とピンとの間に生じた隙間や、長期間の使用による孔自体の変形により、不快なガタツキ音を発生させることになり、最後には、使用に耐え得ない程のガタツキを生じさせることになるのである。
【0005】
この発明は、従来の構成のものにみられたこのような問題点を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、外側に配置させる太径の筒棒の内部に、細径の筒棒を差し入れることによって伸縮自在に構成した長柄の固定手段に関するものであって、太径の筒棒の筒口部付近に、テーパ−状突起を有する係合具を弾性体により付勢した形で配置させる一方、細径の筒棒に、テーパ−状突起の先端部が入り込む孔を形成し、テーパ−状突起を付勢状態で配置させる一方、細径の筒棒に、テーパ−状突起の先端部が入り込む孔を形成し、テーパ−状突起を付勢状態で孔に嵌合させることによって細径の筒棒を固定し得るようにするとともに、操作具の操作によりテーパ−状突起の嵌合状態を解除し得るように形成した構成となっているのである。
【0007】
【実施例】
図面に基づいてこの発明の一実施例を説明すると、長柄1は、太径の筒棒2と細径の筒棒3とをもって構成され、筒棒3を筒棒2内に差し入れ配置させることにより伸縮自在に形成される一方、太径の筒棒2の筒口部に、テーパー状突起5を有する係合具4、係合具4を付勢するための弾性体6(バネ)、弾性体6による付勢に逆らって係合具4を押圧するための操作具8をそれぞれ組み込んだケース9を取り付け、係合具4におけるテーパー状突起5を、細径の筒棒3に形成した孔7に嵌合させることによって、細径の筒棒3を固定し得るようにするとともに、操作具8を操作することにより、テーパー状突起5が孔7から抜け、その嵌合状態を解除し得る構成となっているのである。
【0008】
すなわち、係合具4は、図2乃至図5に示すとおり、筒棒2の外周部に配置させ得るように「コ」字状に屈曲させるとともに、屈曲部の内側に向けて3個の突起5が形成されており、しかも、それらの突起5は、先端側に向けて外径が徐々に細くなる形のテーパー状に形成されている。一方、図6乃至図8に示すとおり、長柄1を構成する細径の筒棒3には、それぞれのテーパー状突起5の先端部が嵌合し得る孔7・・が形成されており、テーパー状突起5・・を孔7・・に嵌合させた場合、テーパー状突起5の先端部分が孔7に当接した状態となるように形成されているのである。
【0009】
弾性体6は、一方端部にケース9への取り付け軸部11を有するとともに、他方端部に係合具4の上面部を押圧するための腕12を有する構成となっており、ケース9内に、係合具4とともに組み込むことにより、係合具4を常時筒棒3側に向けて付勢するように構成されているのである。
【0010】
操作具8は、係合具4の下縁部13・13に当接可能な立ち上り片14・14と、回動操作するための摘み部16とを有し、また、立ち上り片14の偏った位置には孔15が形成された構成となっており、ケース9内への組み込みは、立ち上り片14をケースに形成した切りこみ部から差し入れるととに、ケース9内に配置した支持軸17を孔15に挿通させることによって行なわれるのである。従って、ケース9内に、係合具4、弾性体6とともに組み込むことによって、操作具8は、支持軸17を支点にして揺動自在の状態となるととに、摘み部16を持って引き起こした場合、立ち上り片14の突出部が係合具4の下縁部13に当接した状態となって係合具4全体を押し上げる形となり、これにより、係合具4におけるテーパー状突起5は、筒棒3の孔7から抜けた状態となり、筒棒3の固定状態が解除されることになるのである。
【0011】
なお、上記は、操作具8をケース9の下方位置に形成し、摘み部16の引き起し操作によって係合具4を押上げる構成とした場合であるが、別実施例としては、操作具をケースの上方位置に取り付け、その操作によって、係合具4を引き上げる構成することも可能である。
【0012】
請求項2の固定手段は、太径の筒棒2と細径の筒棒3とをもって構成し、筒棒3を筒棒2内に差し入れ配置させることにより伸縮自在に構成する一方、太径の筒棒2の筒口部付近に、先細のテーパー状突起5を有する係合具23を、弾性体20により筒棒3の外側方向に向けて付勢した形で配置させるとともに、操作具21の操作によって、係合具23を付勢に抗して筒棒3側に移動させ、係合具23のテーパー状突起5を筒棒3に形成した孔7に押圧嵌合させる構成となっているのである。
【0013】
すわなち、係合具23は、図9、並びに図10に示すとおり、板部25の下方部に、先端側に向けて外径が徐々に細くなる形のテーパー突起5を複数個形成した構成となっており、太径の筒棒2への取り付けは、筒棒2の筒口部にケース24を取り付け、その内部に、係合具23を上下方向に移動可能な状態で収めるとともに、板部25の下方部に弾性体20・20を配置させ、通常の状態にあっては、係合具23全体が上方側に付勢された状態になるようにして行なわれるのである。
【0014】
また、操作具21は、図9、並びに図10に示すとおり、下方の一方側に偏った位置に形成された孔に軸22を差し入れることよって、揺動自在の状態として取り付けれれており、操作具21を起こした状態にした場合には、弾性体20による付勢により、係合具4全体が上方側に押し上げられた状態となるとともに、押し倒した場合には、クランク機能により、弾性体20の付勢に抗して係合具23全体を押し下げ、テーパー状突起5の先端部が筒棒3に形成した孔7に入りこむと同時に、引き続いての押圧により、テーパー状突起5が孔7に対して付勢状態となって当接し、それにより筒棒3を固定状態にし得る構成となっているのである。
【0015】
この発明は、太径の筒棒の内部に細径の筒棒を差し入れることによって、伸縮自在に構成した長柄等の固定手段に関するものであり、山林での枝打ち作業等の際に使用する枝切り鋸の柄等に採用出来るものである。図1は、このような鋸の柄に、この発明にかかる固定手段を採用した場合であって、先端に鋸刃26を取り付ける一方、先端側から順次太径の筒棒を配置することによって、柄1全体を伸縮自在にするとともに、この発明にかかる固定手段を採用し、すべての筒棒を伸ばした状態で、あるいは一部の筒棒を伸ばした状態で固定し得るようにしたものである。
【0016】
【発明の効果】
この発明にかかる伸縮式の長柄等の固定手段は、上記のような構成であって、長柄鋸の柄に使用したような場合にあっては、確実なロック状態にし得るとともに、長期にわたる過酷な使用によっても、ガタツキ等のトラブルを生じさせることなく、スムーズな作業を可能にし得るという利点があるのである。
【0017】
すなわち、長柄の先端部に鋸刃を取り付けた構成の鋸で立木の太い枝を根元から切り落とす場合、その作業中絶えず、長柄の軸方向に小刻みに反転する強い力が加わることになるのであるが、鋸全体の重量を軽くする必要があるため、長柄部分は、肉厚の薄いアルミパイプで形成されるのが普通である。従って、従来のものにみられたように、ピンで固定するという方式を採った場合、ピンを差し入れる孔は容易に磨耗変形する虞があり、当初なかったガタツキが後に生じたり、また、そのようなガタツキが次第に大きくなり、枝切り用の鋸としての使用が不可能になってしまうというようなことがあるのであるが、この発明にかかる固定手段にあっては、弾性体により付勢されるとともに、先端部が細い形のテーパー状突起を筒棒の孔に押圧嵌合させた形で固定する構成となっているため、あたかもクサビを差し込んで固定したような形となり、ガタツキを生じさせることがなく、しかも、長年の使用によって係合孔が変化しても、その分、テーパー状突起が送り込まれた状態となるため、長期間にわたって使用しても、従来のものにみられたガタツキを生じさせるといった現象を解消し得るという利点があるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】長柄鋸を示す側面図である。
【図2】係合具、並びに操作具の構成を示す斜視図である。
【図3】係合具と操作具との係合状態を示す斜視図である。
【図4】係合具と操作具との係合状態を示す斜視図である。
【図5】係合具と弾性体との係合状態を示す一部断面斜視図である。
【図6】筒棒の構成を示す斜視図である。
【図7】固定手段によるロック状態を示す縦断面図である。
【図8】操作具によるロック解除の状態を示す縦断面図である。
【図9】固定手段によるロック解除状態を示す縦断面図である。
【図10】操作具によるロック状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 筒棒
3 筒棒
4 係合具
5 テーパー状突起
6 弾性体
7 孔
8 操作具
21 操作具
23 係合具

Claims (2)

  1. 太径の筒棒2と細径の筒棒3とをもって構成し、筒棒3を太径の筒棒2内に挿入することによって伸縮自在に形成したにあって、太径の筒棒2の筒口部付近に、先細のテーパ−状突起5を有する係合具4を弾性体6により付勢した形で配置させる一方、細径の筒棒3に、テーパ−状突起5の先端部が入り込む孔7を形成し、テーパ−状突起5の先端を付勢状態で孔7に嵌合させることによりよって細径の筒棒3を固定し得るようにするとともに、操作具8の操作により、テーパ−状突起5の嵌合状態を解除し得るように構成したことを特徴とする伸縮式の固定手段。
  2. 太径の筒棒2と細径の筒棒3とをもって構成し、筒棒3を太径の筒棒2内
    に挿入することによって伸縮自在に形成した柄にあって、太径の筒棒2の筒口部付近に、先細のテーパ−状突起5を有する係合具23を、弾性体20により筒棒3の外側方向に向けて付勢した形で配置させる一方、細径の筒棒3に、テーパ−状突起5の先端部が入り込む孔7を形成し、テーパ−状突起5の先端が孔7に入り込むと同時に、テーパ−状突起5が孔7内に押圧状態となって当接し、それにより細径の筒棒3を固定し得るように構成したことを特徴とする伸縮式柄の固定手段。
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