JP3057985B2 - 多室型空気調和装置 - Google Patents

多室型空気調和装置

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JP3057985B2
JP3057985B2 JP5301542A JP30154293A JP3057985B2 JP 3057985 B2 JP3057985 B2 JP 3057985B2 JP 5301542 A JP5301542 A JP 5301542A JP 30154293 A JP30154293 A JP 30154293A JP 3057985 B2 JP3057985 B2 JP 3057985B2
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indoor heat
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の室内機を有す
る多室型空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多室型空気調和装置としては、特
開平4−28970号公報に記載されたものがある。こ
の多室型空気調和装置は、一つの室外機と、その室外機
に接続された複数の室内機とを備えている。
【0003】ところで、多室型空気調和装置において、
図5に示すように、室外機50を屋上に設置し、室内機
51,52を同階の2部屋に夫々配置して、室内機51,
52を暖房運転をすると、圧縮機(図示せず)から吐出
された高温高圧の冷媒ガスは、各室内機51,52の室
内熱交換器(図示せず)に流入して放熱し、凝縮する。
このように、運転部屋数が2室の場合は、図6に示すよ
うに、圧縮機の運転周波数をF1とし、図5に示す室外
機50と室内機51,52との液柱ヘッド差圧ΔP以上
の差圧を冷媒圧力ΔP1により確保している。なお、上
記室外機50側に膨張弁EV11,EV12を配設している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記室内機
52の運転を停止して、運転部屋数を1室にした場合
は、上記停止した室内機52に対応する膨張弁EV12
微小開度(一定)にすると共に、暖房負荷が運転部屋数
が2室の場合より小さくなることによって、圧縮機の運
転周波数はF1より低いF2となり、その運転周波数F2
に伴って冷媒圧力がΔP1より小さいΔP2となる。そし
て、上記液柱ヘッド差圧ΔPより冷媒圧力ΔP2が小さ
くなると、膨張弁EV12の冷媒流量がゼロに近くなり、
室内機52の室内熱交換器(図示せず)に冷媒が液とな
って溜る。このため、上記多室型空気調和装置は、ガス
欠となって保護装置(図示せず)が作動して、停止する
という問題がある。なお、インバータ制御でない圧縮機
の場合も、運転部屋数が減少すると、圧縮機のポールチ
ェンジや冷媒バイパス制御等により容量制御を行うため
に冷媒圧力が下がり、同様の液溜りが発生する。
【0005】また、上記室外機50より低い位置に室内
機51,52を据え付けた場合、室外機50と室内機5
1,52との高低差は、液柱ヘッド差圧ΔPの大きさに
略比例するから、上記高低差を余り大きくすると、液柱
ヘッド差圧ΔPが大きくなり、液溜りが発生するため、
設置箇所の高低差が制限され、この多室型空気調和装置
の運転範囲が狭くなるという問題がある。さらに、上記
室内機51,52が据え付けられた部屋の室温が低いほ
ど、冷媒ガスは放熱して凝縮し、上記室内熱交換器内に
冷媒液が溜りやすくなるため、室内機51,52を設置
する場所の室温の運転範囲も狭くなるという問題があ
る。したがって、この多室型空気調和装置に要求される
べき運転範囲を満足できず、高低差のある高い建物への
設置や寒冷地での使用ができない場合が起こり、設置場
所が限定されてしまうのである。
【0006】そこで、この発明の目的は、暖房運転にお
いて、停止した室内機の室内熱交換器に冷媒液が溜った
ことを検出して、その停止中の室外機に対応する膨張弁
の開度を制御して、液溜りを防止できる多室型空気調和
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の多室型空気調和装置は、互いにラインを
介して接続された圧縮機と室外熱交換器とを有すると共
に、上記室外熱交換器に分岐ラインを介して一端が夫々
接続された複数の膨張弁を有する室外機と、上記室外機
の上記複数の膨張弁の他端にラインを介して一端が夫々
接続され、他端が分岐ラインを介して上記圧縮機に接続
された室内熱交換器を夫々有する複数の室内機とを備え
た多室型空気調和装置において、少なくとも一つの上記
室内機の室内熱交換器の内部の凝縮温度を検出する凝縮
温度センサと、暖房運転中において、停止した上記室内
機の室内熱交換器に接続された上記膨張弁を微小開度に
し、その後、停止した上記室内機の上記凝縮温度センサ
から出力された凝縮温度を表わす検出信号に基づいて、
上記室内熱交換器の液溜りを防止するように、停止した
上記室内機の室内熱交換器に接続された上記膨張弁の開
度を上記微小開度よりも大きくする制御手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0008】また、請求項2の多室型空気調和装置は、
請求項1に記載の多室型空気調和装置において、上記室
内機の室内熱交換器の暖房時の冷媒の出口側に設けら
れ、その室内熱交換器の出口側の冷媒の冷媒温度を表わ
す検出信号を出力する温度センサを備え、上記制御手段
は、暖房運転時に上記凝縮温度センサからの検出信号と
上記温度センサからの検出信号とを受けて、停止した上
記室内機の上記凝縮温度と上記冷媒温度との差を算出し
て、その算出した差が一定値より小さくなったとき、上
記差が上記一定値より小さくなった上記室内機の上記室
内熱交換器に接続された上記膨張弁の開度を上記微小開
度よりも大きくすることを特徴としている。
【0009】また、請求項3の多室型空気調和装置は、
請求項1に記載の多室型空気調和装置において、上記制
御手段は、暖房運転時に上記凝縮温度センサからの検出
信号を受けて、運転中の上記室内機の上記凝縮温度と停
止中の上記室内機の上記凝縮温度との差を算出して、そ
の算出した差が一定値を越えたとき、上記差が上記一定
値を越えた停止側の上記室内機の上記室内熱交換器に接
続された上記膨張弁の開度を上記微小開度よりも大きく
することを特徴としている。
【0010】
【作用】上記目的を達成するため、請求項1の多室型空
気調和装置は、上記室内熱交換器の内部の冷媒温度を検
出する凝縮温度センサを備えた少なくとも一つの上記室
内機を、例えば上記室外機より低い位置に設置した場
合、暖房運転中において、上記制御手段は、停止した室
内機の室内熱交換器に接続された上記膨張弁を微小開度
にする。その後、上記停止した室内機と室外機との高低
差による液柱ヘッドにより上記膨張弁の前後の差圧が十
分でなくなり、上記微小開度にした膨張弁の冷媒流量が
ゼロに近くなると、その停止した室内機の室内熱交換器
内に冷媒の液溜りが発生しようとする。このとき、上記
制御手段は、室内熱交換器に設けられた凝縮温度センサ
からの検出信号に基づいて、室内熱交換器の液溜りを防
止するように、停止した室内機の室内熱交換器に接続さ
れた膨張弁の開度を上記微小開度より大きくする。この
膨張弁の開度を大きくすることによって、膨張弁の冷媒
流量を液溜りしない適正な流量に制御する。
【0011】このように、上記停止した室内機に対応す
る膨張弁の開度をその室内機の室内熱交換器に設けられ
た凝縮温度センサからの検出信号に基づいて、上記膨張
弁を適正流量に制御するから、室内熱交換器内の液溜り
を防止できる。したがって、上記室外機と各室内機との
据付位置の高低差や室温に対する運転可能な範囲を広げ
て、この多室型空気調和装置に要求される目標運転範囲
を確保できる。
【0012】また、請求項2の多室型空気調和装置は、
請求項1の多室型空気調和装置において、上記室内機の
室内熱交換器の暖房時の冷媒の出口側に設けられた上記
温度センサは、その出口側の冷媒の冷媒温度を検出す
る。そして、上記制御手段は、暖房運転時に上記凝縮温
度センサからの検出信号と温度センサからの検出信号と
を受けて、停止した室内機の室内熱交換器内の凝縮温度
とその室外熱交換器の出口側の冷媒温度との差を算出す
る。上記算出した差が一定値より小さくなったとき、そ
の差が一定値を越えた室内機の熱交換器に接続された上
記膨張弁の開度を上記微小開度より大きくする。そし
て、上記膨張弁の開度を大きくすることによって、室内
熱交換器内に液溜りが発生しないように、膨張弁の冷媒
流量を適正な量に制御する。
【0013】したがって、上記凝縮温度センサからの検
出信号と温度センサからの検出信号に基づいて、停止し
た室内機に対応する膨張弁の開度を制御して、膨張弁の
冷媒流量を適正な量に制御するから、室内熱交換器内に
液溜りが発生するのを防止できる。
【0014】また、請求項3の多室型空気調和装置は、
請求項2の多室型空気調和装置において、上記室内機の
室内熱交換器の凝縮温度センサは、室内熱交換器内の凝
縮温度を検出する。そして、上記制御手段は、暖房運転
時に凝縮温度センサからの検出信号を受けて、運転中の
室内機の凝縮温度と停止中の室内機の凝縮温度との差を
算出する。上記算出した差が一定値を越えたとき、その
差が一定値を越えた停止側の室内機の室内熱交換器に接
続された上記膨張弁の開度を上記微小開度より大きくす
る。そして、上記膨張弁の開度を大きくすることによっ
て、室内熱交換器内に液溜りが発生しないように、膨張
弁の冷媒流量を適正な量に制御する。
【0015】したがって、上記運転中の室内機の凝縮温
度センサからの検出信号と停止中の室内機の凝縮温度セ
ンサからの検出信号に基づいて、停止した室内機に対応
する膨張弁の開度を制御して、停止側の室内機に対応す
る膨張弁の冷媒流量を適正な量に制御するから、室内熱
交換器内に液溜りが発生するのを防止できる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の多室型空気調和装置を一実
施例により詳細に説明する。
【0017】図1は、この発明の一実施例の多室型空気
調和装置の回路図を示しており、1は互いにライン10
を介して接続された圧縮機11と室外熱交換器12とを
有し、その室外熱交換器12に分岐ライン20a,20
b,20cを介して一端が夫々接続された膨張弁EV1,EV2
を有する室外機、2は上記膨張弁EV1の他端にライン2
0dを介して一端が接続され、他端が分岐ライン30a,
30bを介して圧縮機11に接続された室内熱交換器2
1を有する室内機、3は上記膨張弁EV2の他端にライン
20eを介して一端が接続され、他端が分岐ライン30
a,30cを介して圧縮機11に接続された室内熱交換器
31を有する室内機である。上記室外機1のライン10
には、四路切換弁12を配設し、この四路切換弁12を
介して分岐ライン30aを圧縮機11に接続している。
また、上記室外熱交換器12に接続された分岐ライン2
0aには、閉鎖弁14を配設する一方、分岐ライン30a
には閉鎖弁17を配設している。
【0018】上記室内機2の室内熱交換器21には、冷
媒の凝縮温度DC1を検出する凝縮温度センサとしての温
度検知サーミスタ22を配置し、室内熱交換器21の暖
房時の冷媒の出口側近傍のライン20dに冷媒の冷媒温
度DL1を検出する温度センサとしての温度検知サーミス
タ23を配置している。また、上記室内機3の室内熱交
換器31には、冷媒の凝縮温度DC2を検出する凝縮温度
センサとしての温度検知サーミスタ32を配置し、室内
熱交換器31の暖房時の冷媒の出口側近傍のライン20
eに冷媒の冷媒温度DL2を検出する温度センサとしての
温度検知サーミスタ33を配置している。そして、上記
温度検知サーミスタ22,23,32,33からの検出信
号を受けて、上記膨張弁EV1,EV2に制御信号を出力す
る制御手段としての制御部4を備えている。
【0019】図2は、上記室内熱交換器21,31にお
ける冷媒の状態を示す概略図である。上記室内熱交換器
21,31内のハッチング部は過冷却液、ドット部は冷
媒液と冷媒ガス、空白部は冷媒ガスを夫々示しており、
暖房時に高温高圧の冷媒ガスは、分岐ライン30b,30
cから室内熱交換器21,31内に夫々流入し、室内熱交
換器21,31で放熱して凝縮し、冷媒液となる。上記
温度検知サーミスタ22,32は、室内熱交換器21,3
1内の冷媒液と冷媒ガスの混合状態の温度すなわち凝縮
温度を検出する。一方、上記温度検知サーミスタ23,
33は、冷媒の出口側近傍のライン20d,20e内の過
冷却液となった冷媒の冷媒温度を検出する。
【0020】上記構成の多室型空気調和装置において、
上記制御部4は図4に示すフローチャートに従って動作
する。
【0021】まず、電源を投入してスタートすると、ス
テップS1で図示しない操作部からの暖房指令により暖
房運転処理を開始する。そして、ステップS2で停止室
があるか否か、すなわち停止した室内機があるか否かを
確認して、停止室がない場合はステップS1に戻り、暖
房運転処理を続ける。一方、上記ステップS1で停止室
がある場合、例えば室内機3が停止している場合は、ス
テップS3に進む。
【0022】次ぎに、ステップS3で停止している室内
機の膨張弁EVyの開度を微小開度の一定値に固定する。
この膨張弁EVyを微小開度にして、常に冷媒を微小流量
流すことによって、室内熱交換器内に冷媒液が溜らない
ようにしている。このようにして、運転開始時に室内熱
交換器に溜った冷媒液による騒音の発生を防止してい
る。なお、図3に示すように、上記膨張弁EVyの開度と
冷媒流量とは略比例するが、範囲Sに示す流量バラツキ
があり、上記微小開度を冷媒流量がゼロにならない流量
範囲fとなる制御開度としている。
【0023】次ぎに、ステップS4に進み、停止してい
る室内機の凝縮温度DCyと冷媒温度DLyとの差(DCy
Ly)を算出する。そして、ステップS5で上記差(D
Cy−DLy)が一定値Hより小さいか否かを確認して、差
(DCy−DLy)が一定値Hより小さい場合、ステップS
9に進み、停止している室内機に対応する膨張弁EVy
開度をΔV1だけ大きくして、ステップS4に戻る。一
方、ステップS5で差(DCy−DLy)が一定値Hを越え
た場合、ステップS6に進む。
【0024】そして、ステップS6で運転している室内
機の凝縮温度DCxと停止している室内機の凝縮温度DCy
との差(DCx−DCy)を算出する。そして、ステップS
7で上記差(DCx−DCy)が一定値Jを越えたか否かを
確認して、差(DCx−DCy)が一定値Jを越えた場合、
ステップS8に進み、停止している室内機に対応する膨
張弁EVyの開度をΔV2だけ大きくして、ステップS4
に戻る。一方、ステップS7で差(DCx−DCy)が一定
値Jより小さい場合、ステップS4に戻る。
【0025】そして、上記膨張弁EVyの冷媒流量が十分
でなく、室内熱交換器に冷媒液が溜る場合は、ステップ
S4,5,9またはステップS4〜8を繰り返して、膨
張弁EVyの開度を開いて、液溜りが発生しない適正な流
量になるまで制御する。
【0026】例えば、上記室内機2を暖房運転して、室
内機3を停止した場合、上記停止した室内機3の室内熱
交換器31内に冷媒液が溜ると、室内熱交換器31内の
凝縮温度DC2と冷媒温度DL2との差(DC2−DL2)が小
さくなる。そして、上記制御部4は、停止した室内機3
の室内熱交換器31の凝縮温度DC2と冷媒温度DL2との
差(DC2−DL2)が一定値Hより小さくなったとき、室
内機3に対応する膨張弁EV2の開度を大きくする。
【0027】また、上記停止した室内機3の室内熱交換
器31内に冷媒液が溜まると、室内熱交換区31の凝縮
温度DC2が低下して、運転中の室外機2の熱交換器21
の凝縮温度DC1と停止中の室外機3の熱交換器31の凝
縮温度DC2との相対的な差(DC1−DC2)が大きくな
る。そして、上記制御部4は、運転中の室内機2の室内
熱交換器21の凝縮温度DC1と停止中の室内機3の室内
熱交換器31の凝縮温度DC2との差(DC1−DC2)が一
定値Jを越えたとき、室内機2に対応する膨張弁EV2
開度を大きくする。
【0028】このように、上記室内機2の室内熱交換器
21に設けられた凝縮温度センサ22と温度センサ23
とからの検出信号と、運転中の室内機3の室内熱交換器
31に設けられた凝縮温度センサ32からの検出信号と
に基づいて、停止中の室内機2に対応する膨張弁EV2
開度を適正流量に制御して、室内熱交換器内の液溜りを
防止できる。したがって、上記室外機1と各室内機2,
3との高低差が大きく、かつ室温が低温で液溜りが発生
しやすい条件でも液溜りを防止するから、この多室型空
気調和装置に要求される目標運転範囲を確保することが
できる。
【0029】上記実施例では、2機の室内機2,3を用
いたが、3機以上の室内機を用いてもよい。また、上記
室内機2,3は、室外機1より低い位置に配置している
が、室外機に対する室内機の位置は低い位置に限らない
のは勿論である。
【0030】また、上記2機の室内機2,3に凝縮温度
センサとしての温度検知サーミスタ22,32と温度セ
ンサとしての温度検知サーミスタ23,33とを設けた
が、複数の室内機のうちの少なくとも一つの室内機に凝
縮温度センサと温度センサを設けてもよい。また、上記
室内機に凝縮温度センサのみを設けてもよい。
【0031】また、上記室内機2,3の凝縮温度センサ
と温度センサとして温度検知サーミスタ22,23,3
2,33を用いたが、凝縮温度センサと温度センサはこ
れに限らず、冷媒の温度を検出する素子であればよい。
【0032】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の多室型空気調和装置は、互いにラインを介して接続
された圧縮機と室外熱交換器とを有すると共に、上記室
外熱交換器に分岐ラインを介して一端が夫々接続された
複数の膨張弁を有する室外機と、上記室外機の複数の膨
張弁の他端にラインを介して一端が夫々接続され、他端
が分岐ラインを介して圧縮機に接続された室内熱交換器
を夫々有する複数の室内機とを備え、少なくとも一つの
室内機の室内熱交換器の内部の凝縮温度を凝縮温度セン
サにより検出すると共に、暖房運転中において、制御手
段は、停止した上記室内機の室内熱交換器に接続された
膨張弁を微小開度にし、その後、停止した上記室内機の
上記凝縮温度センサから出力された凝縮温度を表わす検
出信号に基づいて、室内熱交換器の液溜りを防止するよ
うに、停止した上記室内機の室内熱交換器に接続された
上記膨張弁の開度を上記微小開度よりも大きくするもの
である。
【0033】したがって、請求項1の発明の多室型空気
調和装置によれば、上記室内熱交換器に設けられた凝縮
温度センサからの検出信号に基づいて、上記停止した室
内機に対応する膨張弁の開度を開いて、その膨張弁を適
正流量に制御するから、たとえ上記室外機より低い位置
に室内機を設置しても、上記膨張弁の前後において、そ
の室外機と室内機との高低差による液柱ヘッド以上の差
圧を確保して、室内熱交換器内の液溜りを防止すること
ができる。また、上記室外機と各室内機との据付位置の
高低差や室温に対する運転可能な範囲を広げて、この多
室型空気調和装置に要求される目標運転範囲を確保する
ことができる。
【0034】また、請求項2の発明の多室型空気調和装
置は、請求項1に記載の多室型空気調和装置において、
上記室内機の室内熱交換器の暖房時の冷媒の出口側に設
けられ、その出口側の冷媒の冷媒温度を表わす検出信号
を出力する温度センサを備え、上記制御手段は、暖房運
転時に上記凝縮温度センサからの検出信号と上記温度セ
ンサからの検出信号とを受けて、停止した室内機の凝縮
温度と冷媒温度との差を算出して、その算出した差が一
定値より小さくなったとき、上記差が一定値より小さく
なった室内機の室内熱交換器に接続された上記膨張弁の
開度を上記微小開度よりも大きくするものである。
【0035】したがって、請求項2の発明の多室型空気
調和装置によれば、上記凝縮温度センサからの検出信号
と温度センサからの検出信号に基づいて、停止した室内
機に対応する膨張弁の開度を制御して、膨張弁の冷媒流
量を適正な量に制御する。したがって、たとえ上記室外
機より低い位置に室内機を設置しても、上記膨張弁の前
後において、その室外機と室内機との高低差による液柱
ヘッド以上の差圧を確保するから、室内熱交換器内に液
溜りが発生するのを防止することができる。
【0036】また、請求項3の発明の多室型空気調和装
置は、請求項1に記載の多室型空気調和装置において、
上記制御手段は、暖房運転時に上記凝縮温度センサから
の検出信号を受けて、運転中の上記室内機の凝縮温度と
停止中の上記室内機の凝縮温度との差を算出して、その
算出した差が一定値を越えたとき、上記差が上記一定値
を越えた停止側の室内機の上記熱交換器に接続された上
記膨張弁の開度を上記微小開度よりも大きくするもので
ある。
【0037】したがって、請求項3の発明の多室型空気
調和装置によれば、上記運転中の室内機の凝縮温度セン
サからの検出信号と停止中の室内機の凝縮温度センサか
らの検出信号に基づいて、停止した室内機に対応する膨
張弁の開度を制御して、その膨張弁の冷媒流量を適正な
量に制御する。したがって、たとえ上記室外機より低い
位置に室内機を設置しても、上記膨張弁の前後におい
て、その室外機と室内機との高低差による液柱ヘッド以
上の差圧を確保するから、室内熱交換器内に液溜りが発
生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の一実施例の多室型空気調和
装置の回路図である。
【図2】 図2は上記多室型空気調和装置の室内機の室
内熱交換器の概略図である。
【図3】 図3は上記多室型空気調和装置の膨張弁の開
度に対する冷媒流量の特性を示す図である。
【図4】 図4は上記多室型空気調和装置の制御部の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 図5は従来の多室型空気調和装置の室外機を
高い位置に設置した場合の概略図である。
【図6】 図6は図5の多室型空気調和装置の2室運転
時と1室運転時の冷媒圧力の変化を示す図である。
【符号の説明】
1…室外機、2,3…室内機、4…制御部、10,20
d,20e…ライン、11…圧縮機、12…四路切換弁、
13…室外熱交換器、14,17…閉鎖弁、Ev1,Ev2
膨張弁、20a,20b,20c,30a,30b,30c…分岐
ライン、21,31…室内熱交換器、22,23,32,3
3…温度検知サーミスタ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにライン(10)を介して接続された
    圧縮機(11)と室外熱交換器(13)とを有すると共に、
    上記室外熱交換器(13)に分岐ライン(20a,20b,2
    0c)を介して一端が夫々接続された複数の膨張弁(EV1,
    V2)を有する室外機(1)と、上記室外機(1)の上記複
    数の膨張弁(EV1,EV2)の他端にライン(20d,20e)を
    介して一端が夫々接続され、他端が分岐ライン(30a,
    30b,30c)を介して上記圧縮機(11)に接続された室
    内熱交換器(21,31)を夫々有する複数の室内機(2,
    3)とを備えた多室型空気調和装置において、 少なくとも一つの上記室内機(2,3)の室内熱交換器(2
    1,31)の内部の凝縮温度(DCx,DCy)を検出する凝縮
    温度センサ(22,32)と、 暖房運転中において、停止した上記室内機(2,3)の室
    内熱交換器(21,31)に接続された上記膨張弁(EV1,
    V2)を微小開度にし、その後、停止した上記室内機
    (2,3)の上記凝縮温度センサ(22,32)から出力され
    た凝縮温度(DCy)を表わす検出信号に基づいて、上記室
    内熱交換器(21,31)の液溜りを防止するように、停
    止した上記室内機(2,3)の室内熱交換器(21,31)に
    接続された上記膨張弁(EV1,EV2)の開度を上記微小開
    度よりも大きくする制御手段(4)とを備えたことを特徴
    とする多室型空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多室型空気調和装置に
    おいて、上記室内機(2,3)の室内熱交換器(21,31)
    の暖房時の冷媒の出口側に設けられ、その室内熱交換器
    (21,31)の出口側の冷媒の冷媒温度(DLy)を表わす
    検出信号を出力する温度センサ(23,33)を備え、上
    記制御手段(4)は、暖房運転時に上記凝縮温度センサ
    (22,32)からの検出信号と上記温度センサ(23,3
    3)からの検出信号とを受けて、停止した上記室内機
    (2,3)の上記凝縮温度(DCy)と上記冷媒温度(DLy)と
    の差(DCy−DLy)を算出して、その算出した差(DCy
    Ly)が一定値(H)より小さくなったとき、上記差(DCy
    −DLy)が上記一定値(H)より小さくなった上記室内機
    (2,3)の上記室内熱交換器(21,31)に接続された上
    記膨張弁(EV1,EV2)の開度を上記微小開度よりも大き
    くすることを特徴とする多室型空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の多室型空気調和装置に
    おいて、上記制御手段(4)は、暖房運転時に上記凝縮温
    度センサ(22,32)からの検出信号を受けて、運転中
    の上記室内機(2,3)の上記凝縮温度(DCx)と停止中の
    上記室内機(2,3)の上記凝縮温度(DCy)との差(DCx
    Cy)を算出して、その算出した差(DCx−DCy)が一定
    値(J)を越えたとき、上記差(DCx−DCy)が上記一定値
    (J)を越えた停止側の上記室内機(2,3)の上記室内熱
    交換器(21,31)に接続された上記膨張弁(EV1,EV2)
    の開度を上記微小開度よりも大きくすることを特徴とす
    る多室型空気調和装置。
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