JPH08296912A - 多室冷暖房装置 - Google Patents

多室冷暖房装置

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JPH08296912A
JPH08296912A JP9830495A JP9830495A JPH08296912A JP H08296912 A JPH08296912 A JP H08296912A JP 9830495 A JP9830495 A JP 9830495A JP 9830495 A JP9830495 A JP 9830495A JP H08296912 A JPH08296912 A JP H08296912A
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JP
Japan
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indoor
expansion valve
refrigerant
temperature sensor
temperature
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Withdrawn
Application number
JP9830495A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Nakagawa
信博 中川
Kazuo Nakatani
和生 中谷
Yasunori Nishio
安則 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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Publication of JPH08296912A publication Critical patent/JPH08296912A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/21Refrigerant outlet evaporator temperature

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は非共沸混合冷媒を使用した場合の冷
房運転において、適正な室内機能力制御を行える多室冷
暖房装置を提供することを目的とする。 【構成】 室内側熱交換器8a,8b入口、出口の温度
を検出する温度検出手段19a,19bと、入口温度か
ら飽和圧力を計算する飽和圧力計算手段20a,20b
と、飽和ガス温度を計算する飽和ガス温度計算手段21
a,21bと、過熱度を計算する過熱度計算手段22
a,22bと、過熱度を基に室内側膨張弁9a,9bの
開度を判定する室内側膨張弁開度判定手段23a,23
bと、室内側膨張弁9a,9bを動作させる室内側膨張
弁動作手段24a,24bを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非共沸混合冷媒を用い
た多室冷暖房装置において、冷房運転時の室内機制御に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては特開昭63−180
051号公報で知られるような多室冷暖房装置がある。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の技術につ
いて説明する。図10において、1は圧縮機、2は四方
弁、3はアキュムレータ、4は室外側熱交換器、5は室
外側膨張弁、6は室外ファンであり、これらで室外機7
を形成している。
【0004】8a,8bは室内側熱交換器、9a,9b
は室内側膨張弁、10a,10bは室内ファンであり、
これらで室内機13a,13bを形成している。
【0005】そして、室外機7と室内機13a,13b
は液管17とガス管18によって環状に連接されてい
る。
【0006】11a,11bは第1温度センサーであ
り、室内側熱交換器8a,8bと室内側膨張弁9a,9
bの間の配管に取り付けられている。12a,12bは
第2温度センサーであり、室内側熱交換器8a,8bと
ガス管18を連結する配管に取り付けられている。
【0007】14a,14bは過熱度計算手段であり、
第1温度センサー11a,11bと第2温度センサー1
2a,12bで検出した温度から室内側熱交換器8a,
8bの過熱度を計算する。
【0008】15a,15bは室内側膨張弁動作手段で
あり、過熱度計算手段14a,14bで計算された過熱
度に基づいて室内側膨張弁9a,9bを動作させる。
【0009】16a,16bは制御装置であり、過熱度
計算手段14a,14b、室内側膨張弁動作手段15
a,15bから構成されている。
【0010】以上の様に構成された多室冷暖房装置の動
作について問題となる冷房運転のみ説明する。
【0011】圧縮機1で圧縮された高温高圧ガスは四方
弁2を介して室外側熱交換器4に送られ、室外ファン6
により室外空気に放熱して凝縮液化し、室外側膨張弁5
を通って室内機13a,13bに送られる。
【0012】そして、冷媒は室内側膨張弁9a,9bで
減圧され、低温低圧の2相冷媒となって室内側熱交換器
8a,8bに送られ、室内ファン10a,10bにより
室内空気の熱を吸熱冷房して蒸発する。
【0013】この時、過熱度計算手段14a,14b
は、第1温度センサー11a,11bで検出した温度
と、第2温度センサー12a,12bで検出した温度の
差を計算して過熱度を求める。この計算は、一定圧力下
の2相領域において飽和温度は一定であるというHCF
C22の特徴を利用したものである。
【0014】計算した過熱度が所定値になるように、室
内側膨張弁動作手段15a,15bで室内側膨張弁9
a,9bの開度を制御し、冷媒を低温低圧ガスとして、
四方弁2とアキュムレータ3を介して、圧縮機1にもど
す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、HCFC22代替冷媒として非共沸混合
冷媒を使用した場合、一定圧力下の2相領域において蒸
発温度が一定でなく(温度すべり)、乾き度が大きくな
るにつれて蒸発温度が高くなるため、第1温度センサー
11a,11bで検出した温度と第2温度センサー12
a,12bで検出した温度の差で単純に過熱度を計算す
ることは出来ない。
【0016】このため、室内側膨張弁9a,9bの開度
が適正に制御されず、圧縮機1への液戻りが生じたり、
室内機13a,13b間の冷媒分流が適正に制御されな
いという課題を有していた。
【0017】また、室内空調負荷が小さい運転状態(例
えば、室内機運転容量が小さい)では、アキュムレータ
3に余剰冷媒が溜まり込み、アキュムレータ3内上部の
ガス冷媒は低沸点冷媒の組成比率が高くなる。
【0018】従って、圧縮機1が吸入するガス冷媒、つ
まり循環冷媒は、封入冷媒とは異なった組成比率とな
り、冷媒物性が変化するため、第1温度センサー11
a、11bで検出した温度と第2温度センサー12a,
12bで検出した温度の差で過熱度を計算することは出
来ない。
【0019】このため、室内側膨張弁9a,9bの開度
が適正に制御されず、圧縮機1への液戻りが生じたり、
室内機13a,13b間の冷媒分流が適正に制御されな
いという課題を有していた。
【0020】さらに、循環冷媒の低沸点冷媒組成比率が
高くなった場合には、同一圧力下でも蒸発温度が低下し
て必要以上に冷房能力が増加するため、室内機13a,
13bの吹出し温度が低下し、居住者に不快感を与える
という課題を有していた。
【0021】本発明は上記課題を解決するもので、非共
沸混合冷媒を使用した場合の冷房運転において、室内側
熱交換器出口過熱度の検出を可能とし、室内側膨張弁を
適正に制御することにより、圧縮機への液戻りや、室内
機間の冷媒分流悪化を防止し、適正な室内機能力制御を
行える多室冷暖房装置を提供することを目的としてい
る。
【0022】また、室内空調負荷が小さい運転状態で、
循環冷媒の組成比率が変化した場合にも、室内側熱交換
器出口過熱度の検出を可能とし、室内側膨張弁を適正に
制御することにより、圧縮機への液戻りや、室内機間の
冷媒分流悪化を防止し、適正な室内機能力制御を行える
多室冷暖房装置を提供することを目的としている。
【0023】さらに、循環冷媒の低沸点冷媒組成比率が
高くなった場合には、室内機吹出し温度の低下を防止
し、快適空調を維持できる多室冷暖房装置を提供するこ
とを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の多室冷暖房装置は、室内側熱交換器と室内側
膨張弁との間の配管に取り付けた第1温度センサーと、
室内側熱交換器と四方弁との間の室内側熱交換器近傍の
配管に取り付けた第2温度センサーと、これらの温度を
検出する温度検出手段と、第1温度センサーの検出結果
を基に飽和圧力を計算する飽和圧力計算手段と、この計
算結果を基に飽和ガス温度を計算する飽和ガス温度計算
手段と、この計算結果と第2温度センサーの検出結果と
の差を計算する過熱度計算手段と、この計算結果を基に
室内側膨張弁の開度を判定する室内側膨張弁開度判定手
段と、この出力信号に基づいて室内側膨張弁を動作させ
る室内側膨張弁動作手段とを備えた構成となっている。
【0025】また、室内側熱交換器と室内側膨張弁との
間の配管に取り付けた第1温度センサーと、室内側熱交
換器と四方弁との間の室内側熱交換器近傍の配管に取り
付けた第2温度センサーと、これらの温度を検出する温
度検出手段と、アキュムレータ内の冷媒溜まり量を検出
する冷媒溜まり量検出手段と、この検出結果を基に循環
冷媒の組成比率を計算する循環組成比率計算手段と、第
1温度センサーの検出結果と循環組成比率計算手段の計
算結果とを基に飽和圧力を計算する飽和圧力計算手段
と、この計算結果を基に飽和ガス温度を計算する飽和ガ
ス温度計算手段と、この計算結果と第2温度センサーの
検出結果との差を計算する過熱度計算手段と、この計算
結果を基に室内側膨張弁の開度を判定する室内側膨張弁
開度判定手段と、この出力信号に基づいて室内側膨張弁
を動作させる室内側膨張弁動作手段とを備えた構成とな
っている。
【0026】さらに、室内側熱交換器と室内側膨張弁と
の間の配管に取り付けた第1温度センサーと、室内側熱
交換器と四方弁との間の室内側熱交換器近傍の配管に取
り付けた第2温度センサーと、これらの温度を検出する
温度検出手段と、アキュムレータ内の冷媒溜まり量を検
出する冷媒溜まり量検出手段と、この検出結果を基に循
環冷媒の組成比率を計算する循環組成比率計算手段と、
この計算結果を基に設定過熱度を計算する設定過熱度計
算手段と、第1温度センサーの検出結果と循環組成比率
計算手段の計算結果とを基に飽和圧力を計算する飽和圧
力計算手段と、この計算結果を基に飽和ガス温度を計算
する飽和ガス温度計算手段と、この計算結果と第2温度
センサーの検出結果との差を計算する過熱度計算手段
と、この計算結果と設定過熱度計算手段の計算結果とを
比較して室内側膨張弁の開度を判定する室内側膨張弁開
度判定手段と、この出力信号に基づいて室内側膨張弁を
動作させる室内側膨張弁動作手段とを備えた構成となっ
ている。
【0027】
【作用】本発明は上記のような構成により、非共沸混合
冷媒を使用した場合の冷房運転において、温度検出手段
で検出した第1温度センサーの温度を基に飽和圧力計算
手段で飽和圧力を計算し、この計算結果を基に飽和ガス
温度計算手段で飽和ガス温度を計算する。
【0028】この計算結果と温度検出手段で検出した第
2温度センサーの温度との差を過熱度計算手段で計算
し、予め決めた所定過熱度と室内側膨張弁開度判定手段
で比較する。
【0029】比較結果が所定過熱度より大きい場合には
過熱度大と判定して、室内側膨張弁動作手段で室内側膨
張弁を開く。比較結果が所定過熱度より小さい場合には
過熱度小と判定して、室内側膨張弁動作手段で室内側膨
張弁を閉める。
【0030】このことにより、適正な室内機能力制御を
行う。また、冷媒溜まり量検出手段で検出したアキュム
レータ内の冷媒量を基に循環冷媒の組成比率を循環組成
比率計算手段で計算する。この計算結果と温度検出手段
で検出した第1温度センサーの温度を基に飽和圧力計算
手段で飽和圧力を計算し、飽和ガス温度計算手段で飽和
ガス温度を計算する。
【0031】この計算結果と温度検出手段で検出した第
2温度センサーの温度との差を過熱度計算手段で計算
し、予め決めた所定過熱度と室内側膨張弁開度判定手段
で比較する。
【0032】比較結果が所定過熱度より大きい場合には
過熱度大と判定して、室内側膨張弁動作手段で室内側膨
張弁を開く。比較結果が所定過熱度より小さい場合には
過熱度小と判定して、室内側膨張弁動作手段で室内側膨
張弁を閉める。
【0033】このことにより、室内空調負荷が小さい運
転状態においても、適正な室内機能力制御を行う。
【0034】さらに、冷媒溜まり量検出手段で検出した
アキュムレータ内の冷媒量を基に循環冷媒の組成比率を
循環組成比率計算手段で計算し、この計算結果を基に設
定過熱度計算手段で設定過熱度を計算する。
【0035】循環組成比率計算手段の計算結果と温度検
出手段で検出した第1温度センサーの温度を基に飽和圧
力計算手段で飽和圧力を計算し、飽和ガス温度計算手段
で飽和ガス温度を計算する。
【0036】この計算結果と温度検出手段で検出した第
2温度センサーの温度との差を過熱度計算手段で計算
し、この計算結果と設定過熱度計算手段で計算した設定
過熱度とを室内側膨張弁開度判定手段で比較する。
【0037】比較結果が設定過熱度より大きい場合には
過熱度大と判定して、室内側膨張弁動作手段で室内側膨
張弁を開く。比較結果が設定過熱度より小さい場合には
過熱度小と判定して、室内側膨張弁動作手段で室内側膨
張弁を閉める。
【0038】このことにより、循環冷媒の組成比率変化
による室内機吹出し温度の低下を防止し、快適な空調を
維持する。
【0039】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1、図2を
用いて説明する。図1は第1の実施例における多室冷暖
房装置の冷媒サイクル図である。図2は同実施例におけ
る冷房運転時の動作フローチャートである。
【0040】尚、従来と同一構成については同一符号を
付し、その詳細な説明を省略する。図1において、19
a,19bは温度検出手段であり、第1温度センサー1
1a,11bと第2温度センサー12a,12bにより
室内側熱交換器8a,8b入口、出口の配管温度を検出
する。
【0041】20a,20bは飽和圧力計算手段であ
り、第1温度センサー11a,11bの温度、つまり室
内側熱交換器8a,8b入口の温度を基に、冷媒の飽和
圧力を計算する。
【0042】21a,21bは飽和ガス温度計算手段で
あり、飽和圧力を基に、冷媒の飽和ガス温度を計算す
る。
【0043】22a,22bは過熱度計算手段であり、
第2温度センサー12a,12bの温度、つまり室内側
熱交換器8a,8b出口の温度と、飽和ガス温度との差
を計算して、冷媒の過熱度を求める。
【0044】23a,23bは室内側膨張弁開度判定手
段であり、計算した過熱度と予め決めた所定過熱度とを
比較して、室内側膨張弁9a,9bを開くか、閉めるか
判定する。
【0045】24a,24bは室内側膨張弁動作手段で
あり、室内側膨張弁開度判定手段23a,23bの判定
に基づいて、室内側膨張弁9a,9bの開閉を行う。
【0046】25a,25bは制御装置であり、温度検
出手段19a,19b、飽和圧力計算手段20a,20
b、飽和ガス温度計算手段21a,21b、過熱度計算
手段22a,22b、室内側膨張弁開度判定手段23
a,23b、室内側膨張弁動作手段24a,24bから
構成されている。
【0047】以上のように構成された多室冷暖房装置
に、非共沸混合冷媒を使用した場合の冷房運転時につい
て、図2を参照しながらその動作を説明する。尚、室内
機12a,12bのどちらも同一動作をするので、室内
機12aについてのみ動作を説明する。
【0048】図2において、step1は温度検出手段
19aであり、第1温度センサー11aにより室内側熱
交換器8a入口温度tiを、第2温度センサー12aに
より室内側熱交換器8a出口温度toを検出し、ste
p2へ移行する。
【0049】step2は飽和圧力計算手段20aであ
り、室内側熱交換器8a入口温度tiを飽和液温度とし
て、飽和圧力PLが飽和液温度の関数で表されることを
利用して、次式よりPLを計算し、step3へ移行す
る。
【0050】PL=fL(ti) step3は飽和ガス温度計算手段21aであり、飽和
ガス温度tgが飽和圧力PLの関数で表されることを利
用して、次式よりtgを計算し、step4へ移行す
る。
【0051】tg=fg(PL) step4は過熱度計算手段22aであり、室内側熱交
換器8a出口温度toと飽和ガス温度tgとの差、つま
り過熱度SHを次式で計算して、step5へ移行す
る。
【0052】SH=to−tg step5は室内側膨張弁開度判定手段23aであり、
過熱度SHと予め決めた所定過熱度とを比較する。本実
施例では、所定過熱度を5Kと決めた。
【0053】step5で、 SH=5K の場合には過熱度SHが所定値で、室内側膨張弁9aの
開度が適正であり、維持すると判定して、step7へ
移行する。
【0054】step7は室内側膨張弁動作手段24a
であり、室内側膨張弁9aの開度を維持してstep1
へ戻る。
【0055】step5で、 SH=5K でない場合には過熱度SHが所定値でなく、室内側膨張
弁9aの開度が適正でないと判定して、step6へ移
行する。
【0056】step6は室内側膨張弁開度判定手段2
3aであり、 SH>5K の場合には過熱度SHが所定値より大きく、室内側膨張
弁9aの開度を大きくすると判定して、step8へ移
行する。
【0057】step8は室内側膨張弁動作手段24a
であり、室内側膨張弁9aを開いてstep1へ戻る。
【0058】step6で、 SH>5K でない場合には過熱度SHが所定値より小さく、室内側
膨張弁9aの開度を小さくすると判定して、step9
へ移行する。
【0059】step9は室内側膨張弁動作手段24a
であり、室内側膨張弁9aを閉めてstep1へ戻る。
【0060】この第1の実施例によれば、非共沸混合冷
媒を使用した場合の冷房運転において、室内側熱交換器
8a,8b入口温度を飽和液温度として飽和圧力を計算
し、この圧力を基に計算した飽和ガス温度と、室内側熱
交換器8a,8b出口温度の差、つまり過熱度を計算す
る。この過熱度と所定過熱度とを比較することにより、
室内側熱交換器8a,8bの出口過熱度の大小判定が可
能となり、室内側膨張弁9a,9bを適正に制御でき
る。
【0061】このことにより、圧縮機1への液戻りや、
室内機間の冷媒分流悪化を防止し、適正な室内機能力制
御を行うことができる。
【0062】次に、本発明の第2の実施例を図3、図
4、図5を用いて説明する。図3は第2の実施例におけ
る多室冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図4は同実
施例における冷房運転時の動作フローチャートである。
図5は同実施例におけるアキュムレータの冷媒溜まり量
と循環冷媒の組成比率の相関を示す特性図である。
【0063】尚、第1の実施例と同一構成については同
一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0064】図3において、26は液面センサーであ
り、アキュムレータ3内部に複数のフロートスイッチを
設けている。
【0065】27a,27bは冷媒溜まり量検出手段で
あり、液面センサー26を使ってアキュムレータ3内の
冷媒溜まり量を検出する。
【0066】28a,28bは循環組成比率計算手段で
あり、アキュムレータ3内の冷媒溜まり量から循環冷媒
の組成比率を計算する。
【0067】29a,29bは飽和圧力計算手段であ
り、第1温度センサー11a,11bの温度、つまり室
内側熱交換器8a,8b入口の温度と、循環冷媒の組成
比率を基に飽和圧力を計算する。
【0068】30a,30bは制御装置であり、温度検
出手段19a,19b、冷媒溜まり量検出手段27a,
27b、循環組成比率計算手段28a,28b、飽和圧
力計算手段29a,29b、飽和ガス温度計算手段21
a,21b、過熱度計算手段22a,22b、室内側膨
張弁開度判定手段23a,23b、室内側膨張弁動作手
段24a,24bから構成されている。
【0069】以上のように構成された多室冷暖房装置
に、非共沸混合冷媒を使用した場合の冷房運転時につい
て、図4、図5を参照しながらその動作を説明する。
尚、室内機12a,12bのどちらも同一動作をするの
で、室内機12aについてのみ動作を説明する。
【0070】図4において、step1は温度検出手段
19aであり、第1温度センサー11aにより室内側熱
交換器8a入口温度tiを、第2温度センサー12aに
より室内側熱交換器8a出口温度toを検出し、ste
p2へ移行する。
【0071】step2は冷媒溜まり量検出手段27a
であり、液面センサー26によりアキュムレータ3内部
の冷媒溜まり量Gを検出し、step3へ移行する。
【0072】step3は循環組成比率計算手段28a
であり、冷媒溜まり量Gを基に循環冷媒の組成比率αを
計算し、step4へ移行する。
【0073】ここで、非共沸混合冷媒であるR407C
を使用した場合には、アキュムレータ3の冷媒溜まり量
Gと循環冷媒の組成比率αの間には図5に示すような関
係があることが発明者らの実験からわかっており、計算
式は次式で表される。
【0074】α=(X,Y,Z)=fa(G) ここに、X:R32の組成比率 Y:R125の組成比率 Z:R134aの組成比率 step4は飽和圧力計算手段29aであり、室内側熱
交換器8a入口温度tiを飽和液温度として、飽和圧力
PLが飽和液温度と循環冷媒の組成比率αの関数で表さ
れることを利用して、次式よりPLを計算し、step
5へ移行する。
【0075】PL=fL(ti,α) step5は飽和ガス温度計算手段21aであり、飽和
ガス温度tgが飽和圧力PLの関数で表されることを利
用して、次式よりtgを計算し、step6へ移行す
る。
【0076】tg=fg(PL) step6は過熱度計算手段22aであり、室内側熱交
換器8a出口温度toと飽和ガス温度tgとの差、つま
り過熱度SHを次式で計算して、step7へ移行す
る。
【0077】SH=to−tg step7は室内側膨張弁開度判定手段23aであり、
過熱度SHと予め決めた所定過熱度とを比較する。本実
施例では、所定過熱度を5Kと決めた。
【0078】step7で、 SH=5K の場合には過熱度SHが所定値で、室内側膨張弁9aの
開度が適正であり、維持すると判定して、step9へ
移行する。
【0079】step9は室内側膨張弁動作手段24a
であり、室内側膨張弁9aの開度を維持してstep1
へ戻る。
【0080】step7で、 SH=5K でない場合には過熱度SHが所定値でなく、室内側膨張
弁9aの開度が適正でないと判定して、step8へ移
行する。
【0081】step8は室内側膨張弁開度判定手段2
3aであり、 SH>5K の場合には過熱度SHが所定値より大きく、室内側膨張
弁9aの開度を大きくすると判定して、step10へ
移行する。
【0082】step10は室内側膨張弁動作手段24
aであり、室内側膨張弁9aを開いてstep1へ戻
る。
【0083】step8で、 SH>5K でない場合には過熱度SHが所定値より小さく、室内側
膨張弁9aの開度を小さくすると判定して、step1
1へ移行する。
【0084】step11は室内側膨張弁動作手段24
aであり、室内側膨張弁9aを閉めてstep1へ戻
る。
【0085】この第2の実施例によれば、非共沸混合冷
媒を使用した場合の冷房運転において、アキュムレータ
3内の冷媒溜まり量を基に循環冷媒の組成比率を計算
し、室内側熱交換器8a,8b入口温度を飽和液温度と
して、飽和液温度と循環冷媒の組成比率から飽和圧力を
計算する。
【0086】この圧力を基に計算した飽和ガス温度と、
室内側熱交換器8a,8b出口温度の差、つまり過熱度
を計算し、所定過熱度と比較することにより、室内側膨
張弁9a,9bを適正に制御できる。
【0087】このことにより、室内空調負荷が小さい運
転状態で、循環冷媒の組成比率が変化した場合でも、圧
縮機1への液戻りや、室内機間の冷媒分流悪化を防止
し、適正な室内機能力制御を行うことができる。
【0088】次に、本発明の第3の実施例を図6、図
7、図8、図9を用いて説明する。図6は第3の実施例
における多室冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図7
は同実施例における冷房運転時の動作フローチャートで
ある。図8は同実施例におけるR32の循環組成比率と
冷房能力の変化割合の相関を示す特性図である。図9は
同実施例における冷房能力の変化割合と設定過熱度の相
関を示す特性図である。
【0089】尚、第2の実施例と同一構成については同
一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0090】図6において、31a,31bは設定過熱
度計算手段であり、循環組成比率計算手段28a,28
bで求めたR32の組成比率を基に、設定過熱度を計算
する。
【0091】32a,32bは室内側膨張弁開度判定手
段であり、過熱度計算手段22a,22bで計算した過
熱度と設定過熱度とを比較して、室内側膨張弁9a,9
bを開くか、閉めるか判定する。
【0092】33a,33bは制御装置であり、温度検
出手段19a,19b、冷媒溜まり量検出手段27a,
27b、循環組成比率計算手段28a,28b、設定過
熱度計算手段31a,31b、飽和圧力計算手段29
a,29b、飽和ガス温度計算手段21a,21b、過
熱度計算手段22a,22b、室内側膨張弁開度判定手
段32a,32b、室内側膨張弁動作手段24a,24
bから構成されている。
【0093】以上のように構成された多室冷暖房装置
に、非共沸混合冷媒を使用した場合の冷房運転時につい
て、図7、図8、図9を参照しながらその動作を説明す
る。尚、室内機12a,12bのどちらも同一動作をす
るので、室内機12aについてのみ動作を説明する。
【0094】図7において、step1は温度検出手段
19aであり、第1温度センサー11aにより室内側熱
交換器8a入口温度tiを、第2温度センサー12aに
より室内側熱交換器8a出口温度toを検出し、ste
p2へ移行する。
【0095】step2は冷媒溜まり量検出手段27a
であり、液面センサー26によりアキュムレータ3内部
の冷媒溜まり量Gを検出し、step3へ移行する。
【0096】step3は循環組成比率計算手段28a
であり、冷媒溜まり量Gを基に循環冷媒の組成比率αを
計算し、step4へ移行する。
【0097】ここで、非共沸混合冷媒であるR407C
を使用した場合には、アキュムレータ3の冷媒溜まり量
Gと循環冷媒の組成比率αの間には図5に示すような関
係があることが発明者らの実験からわかっており、計算
式は次式で表される。
【0098】α=(X,Y,Z)=fa(G) ここに、X:R32の組成比率 Y:R125の組成比率 Z:R134aの組成比率 step4は設定過熱度計算手段31aであり、循環組
成比率計算手段28aで求めたR32の組成比率Xを基
に、次式により設定過熱度SHsetを計算し、ste
p5へ移行する。
【0099】 SHset=fc(γ)=fc(fd(X)) SHsetは室内機13aの吹出し温度を一定に保つた
めの制御目標値であり、この内容について、図8、図9
を用いて説明する。
【0100】蒸発圧力一定下では図8に示すように、R
32の循環組成比率Xと冷房能力の変化割合γの間には
相関関係があり、Xが増加するとγも増加する。
【0101】このγの変化に応じて、図9に示すように
SHsetを求める。例えば、γが増加した場合にはS
Hsetを大きくする。このSHsetを目標に室内側
熱交換器8a出口の過熱度を制御することにより、室内
側熱交換器8aの冷媒循環量を減らし、冷房能力増加を
防止し、室内機13aの吹出し温度を一定に保つ。
【0102】step5は飽和圧力計算手段29aであ
り、室内側熱交換器8a入口温度tiを飽和液温度とし
て、飽和圧力PLが飽和液温度と循環冷媒の組成比率α
の関数で表されることを利用して、次式よりPLを計算
し、step6へ移行する。
【0103】PL=fL(ti,α) step6は飽和ガス温度計算手段21aであり、飽和
ガス温度tgが飽和圧力PLの関数で表されることを利
用して、次式よりtgを計算し、step7へ移行す
る。
【0104】tg=fg(PL) step7は過熱度計算手段22aであり、室内側熱交
換器8a出口温度toと飽和ガス温度tgとの差、つま
り過熱度SHを次式で計算して、step8へ移行す
る。
【0105】SH=to−tg step8は室内側膨張弁開度判定手段32aであり、
過熱度SHと設定過熱度SHsetとを比較し、 SH=SHset の場合には過熱度SHが設定値で、室内側膨張弁9aの
開度が適正であり、維持すると判定して、step10
へ移行する。
【0106】step10は室内側膨張弁動作手段24
aであり、室内側膨張弁9aの開度を維持してstep
1へ戻る。
【0107】step8で、 SH=SHset でない場合には過熱度SHが設定値でなく、室内側膨張
弁9aの開度が適正でないと判定して、step9へ移
行する。
【0108】step9は室内側膨張弁開度判定手段3
2aであり、 SH>SHset の場合には過熱度SHが設定値より大きく、室内側膨張
弁9aの開度を大きくすると判定して、step11へ
移行する。
【0109】step11は室内側膨張弁動作手段24
aであり、室内側膨張弁9aを開いてstep1へ戻
る。
【0110】step9で、 SH>SHset でない場合には過熱度SHが設定値より小さく、室内側
膨張弁9aの開度を小さくすると判定して、step1
2へ移行する。
【0111】step12は室内側膨張弁動作手段24
aであり、室内側膨張弁9aを閉めてstep1へ戻
る。
【0112】この第3の実施例によれば、非共沸混合冷
媒を使用した場合の冷房運転において、アキュムレータ
3内の冷媒溜まり量を基に循環冷媒の組成比率を計算
し、室内側熱交換器8a,8b入口温度を飽和液温度と
して、飽和液温度と循環冷媒の組成比率から飽和圧力を
計算する。
【0113】この圧力を基に計算した飽和ガス温度と、
室内側熱交換器8a,8b出口温度の差、つまり過熱度
を計算し、R32の組成比率を基に計算した設定過熱度
と比較することにより、室内側膨張弁9a,9bを適正
に制御できる。
【0114】このことにより、循環冷媒の組成比率変化
による室内機吹出し温度の低下を防止し、快適な空調を
維持することができる。
【0115】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明は
室内側熱交換器と室内側膨張弁との間の配管に取り付け
た第1温度センサーと、室内側熱交換器と四方弁との間
の室内側熱交換器近傍の配管に取り付けた第2温度セン
サーと、これらの温度を検出する温度検出手段と、第1
温度センサーの検出結果を基に飽和圧力を計算する飽和
圧力計算手段と、この計算結果を基に飽和ガス温度を計
算する飽和ガス温度計算手段と、この計算結果と第2温
度センサーの検出結果との差を計算する過熱度計算手段
と、この計算結果を基に室内側膨張弁の開度を判定する
室内側膨張弁開度判定手段と、この出力信号に基づいて
室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手段とを備
えている。
【0116】このことにより、非共沸混合冷媒を使用し
た場合の冷房運転において、室内側熱交換器出口過熱度
の検出を可能とし、室内側膨張弁を適正に制御でき、圧
縮機への液戻りや、室内機間の冷媒分流悪化を防止し、
適正な室内機能力制御を行える多室冷暖房装置を提供で
きる。
【0117】また本発明は、室内側熱交換器と室内側膨
張弁との間の配管に取り付けた第1温度センサーと、室
内側熱交換器と四方弁との間の室内側熱交換器近傍の配
管に取り付けた第2温度センサーと、これらの温度を検
出する温度検出手段と、アキュムレータ内の冷媒溜まり
量を検出する冷媒溜まり量検出手段と、この検出結果を
基に循環冷媒の組成比率を計算する循環組成比率計算手
段と、第1温度センサーの検出結果と循環組成比率計算
手段の計算結果とを基に飽和圧力を計算する飽和圧力計
算手段と、この計算結果を基に飽和ガス温度を計算する
飽和ガス温度計算手段と、この計算結果と第2温度セン
サーの検出結果との差を計算する過熱度計算手段と、こ
の計算結果を基に室内側膨張弁の開度を判定する室内側
膨張弁開度判定手段と、この出力信号に基づいて室内側
膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手段とを備えてい
る。
【0118】このことにより、非共沸混合冷媒を使用し
た場合の冷房運転において、室内空調負荷が小さい運転
状態で、循環冷媒の組成比率が変化した場合にも、室内
側熱交換器出口過熱度の検出を可能とし、室内側膨張弁
を適正に制御でき、圧縮機への液戻りや、室内機間の冷
媒分流悪化を防止し、適正な室内機能力制御を行える多
室冷暖房装置を提供できる。
【0119】さらに本発明は、室内側熱交換器と室内側
膨張弁との間の配管に取り付けた第1温度センサーと、
室内側熱交換器と四方弁との間の室内側熱交換器近傍の
配管に取り付けた第2温度センサーと、これらの温度を
検出する温度検出手段と、アキュムレータ内の冷媒溜ま
り量を検出する冷媒溜まり量検出手段と、この検出結果
を基に循環冷媒の組成比率を計算する循環組成比率計算
手段と、この計算結果を基に設定過熱度を計算する設定
過熱度計算手段と、第1温度センサーの検出結果と循環
組成比率計算手段の計算結果とを基に飽和圧力を計算す
る飽和圧力計算手段と、この計算結果を基に飽和ガス温
度を計算する飽和ガス温度計算手段と、この計算結果と
第2温度センサーの検出結果との差を計算する過熱度計
算手段と、この計算結果と設定過熱度計算手段の計算結
果とを比較して室内側膨張弁の開度を判定する室内側膨
張弁開度判定手段と、この出力信号に基づいて室内側膨
張弁を動作させる室内側膨張弁動作手段とを備えてい
る。
【0120】このことにより、非共沸混合冷媒を使用し
た場合の冷房運転において、循環冷媒の低沸点冷媒組成
比率が高くなった場合には、室内機吹出し温度の低下を
防止し、快適空調を維持できる多室冷暖房装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図2】同実施例おける冷房運転時の動作フローチャー
【図3】本発明の第2の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図4】同実施例おける冷房運転時の動作フローチャー
【図5】同実施例おけるアキュムレータの冷媒溜まり量
と循環冷媒の組成比率の相関関係を示す特性図
【図6】本発明の第3の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図7】同実施例おける冷房運転時の動作フローチャー
【図8】同実施例おけるR32の循環組成比率と冷房能
力の変化割合の相関関係を示す特性図
【図9】同実施例おける冷房能力の変化割合と設定過熱
度の相関関係を示す特性図
【図10】従来の多室冷暖房装置の冷媒サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 3 アキュムレータ 4 室外側熱交換器 5 室外側膨張弁 7 室外機 8a,8b 室内側熱交換器 9a,9b 室内側膨張弁 11a,11b 第1温度センサー 12a,12b 第2温度センサー 13a,13b 室内機 19a,19b 温度検出手段 20a,20b 飽和圧力計算手段 21a,21b 飽和ガス温度計算手段 22a,22b 過熱度計算手段 23a,23b 室内側膨張弁開度判定手段 24a,24b 室内側膨張弁動作手段 27a,27b 冷媒溜まり量検出手段 28a,28b 循環組成比率計算手段 29a,29b 飽和圧力計算手段 31a,31b 設定過熱度計算手段 32a,32b 室内側膨張弁開度判定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、アキュムレータ、室外
    側熱交換器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱
    交換器、室内側膨張弁から成る複数の室内機と、前記室
    外機と前記複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構
    成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁との間の
    配管に取り付けた第1温度センサーと、前記室内側熱交
    換器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍の配
    管に取り付けた第2温度センサーと、前記第1温度セン
    サーと前記第2温度センサーの温度を検出する温度検出
    手段と、前記第1温度センサーの検出結果を基に飽和圧
    力を計算する飽和圧力計算手段と、前記飽和圧力計算手
    段の計算結果を基に飽和ガス温度を計算する飽和ガス温
    度計算手段と、前記飽和ガス温度計算手段の計算結果と
    前記第2温度センサーの検出結果との差を計算する過熱
    度計算手段と、前記過熱度計算手段の計算結果を基に前
    記室内側膨張弁の開度を判定する室内側膨張弁開度判定
    手段と、前記室内側膨張弁開度判定手段の出力信号に基
    づいて前記室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
    手段とを備え、冷媒として非共沸混合冷媒を用いた多室
    冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方弁、アキュムレータ、室外
    側熱交換器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱
    交換器、室内側膨張弁から成る複数の室内機と、前記室
    外機と前記複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構
    成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁との間の
    配管に取り付けた第1温度センサーと、前記室内側熱交
    換器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍の配
    管に取り付けた第2温度センサーと、前記第1温度セン
    サーと前記第2温度センサーの温度を検出する温度検出
    手段と、前記アキュムレータ内の冷媒溜まり量を検出す
    る冷媒溜まり量検出手段と、前記冷媒溜まり量検出手段
    の検出結果を基に循環冷媒の組成比率を計算する循環組
    成比率計算手段と、前記第1温度センサーの検出結果と
    前記循環組成比率計算手段の計算結果とを基に飽和圧力
    を計算する飽和圧力計算手段と、前記飽和圧力計算手段
    の計算結果を基に飽和ガス温度を計算する飽和ガス温度
    計算手段と、前記飽和ガス温度計算手段の計算結果と前
    記第2温度センサーの検出結果との差を計算する過熱度
    計算手段と、前記過熱度計算手段の計算結果を基に前記
    室内側膨張弁の開度を判定する室内側膨張弁開度判定手
    段と、前記室内側膨張弁開度判定手段の出力信号に基づ
    いて前記室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手
    段とを備え、冷媒として非共沸混合冷媒を用いた多室冷
    暖房装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、四方弁、アキュムレータ、室外
    側熱交換器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱
    交換器、室内側膨張弁から成る複数の室内機と、前記室
    外機と前記複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構
    成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁との間の
    配管に取り付けた第1温度センサーと、前記室内側熱交
    換器と前記四方弁との間の前記室内側熱交換器近傍の配
    管に取り付けた第2温度センサーと、前記第1温度セン
    サーと前記第2温度センサーの温度を検出する温度検出
    手段と、前記アキュムレータ内の冷媒溜まり量を検出す
    る冷媒溜まり量検出手段と、前記冷媒溜まり量検出手段
    の検出結果を基に循環冷媒の組成比率を計算する循環組
    成比率計算手段と、前記循環組成比率計算手段の計算結
    果を基に設定過熱度を計算する設定過熱度計算手段と、
    前記第1温度センサーの検出結果と前記循環組成比率計
    算手段の計算結果とを基に飽和圧力を計算する飽和圧力
    計算手段と、前記飽和圧力計算手段の計算結果を基に飽
    和ガス温度を計算する飽和ガス温度計算手段と、前記飽
    和ガス温度計算手段の計算結果と前記第2温度センサー
    の検出結果との差を計算する過熱度計算手段と、前記過
    熱度計算手段の計算結果と前記設定過熱度計算手段の計
    算結果とを比較して前記室内側膨張弁の開度を判定する
    室内側膨張弁開度判定手段と、前記室内側膨張弁開度判
    定手段の出力信号に基づいて前記室内側膨張弁を動作さ
    せる室内側膨張弁動作手段とを備え、冷媒として非共沸
    混合冷媒を用いた多室冷暖房装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001183020A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
WO2008112063A2 (en) * 2007-03-08 2008-09-18 Nordyne, Inc. System and method for controlling an air conditioner or heat pump
EP3431902A1 (en) 2017-07-20 2019-01-23 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Air conditioner and method for operating the same

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