JPH08136078A - 多室冷暖房装置 - Google Patents

多室冷暖房装置

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Publication number
JPH08136078A
JPH08136078A JP27130494A JP27130494A JPH08136078A JP H08136078 A JPH08136078 A JP H08136078A JP 27130494 A JP27130494 A JP 27130494A JP 27130494 A JP27130494 A JP 27130494A JP H08136078 A JPH08136078 A JP H08136078A
Authority
JP
Japan
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temperature
refrigerant
expansion valve
indoor
liquid pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP27130494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Marumoto
一彦 丸本
Masao Kurachi
正夫 蔵地
Takashi Kaneko
孝 金子
Michiyoshi Kusaka
道美 日下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP27130494A priority Critical patent/JPH08136078A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非共沸混合物を用いた冷暖房装置において、
暖房時に循環冷媒の組成変化や温度滑りの影響を考慮
し、より正確な液冷媒飽和温度を検知することによって
適切に室内側膨張弁の開度を制御し、室内機の能力制御
を適切に行い快適な冷房を提供する。 【構成】 室内側熱交換器7a,7bと室内側膨張弁8
a,8bの間の液配管温度を検知する液配管温度検知セ
ンサー10a,10bと、吐出圧力を検知する吐出圧力
センサー20と、循環冷媒の組成を検知する循環冷媒組
成検知手段19と、循環冷媒組成と吐出圧力より液冷媒
飽和温度を計算する液冷媒飽和温度計算手段17a4,
17b4と、液配管温度と液冷媒飽和温度の差によって
過冷却度を計算する過冷却度計算手段13a4,13b
4と、過冷却度に基づき室内側膨張弁8a,8bを動作
させる室内側膨張弁動作手段15a,15bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非共沸混合冷媒を用い
た多室冷暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては特開平6−1376
91号公報で知られるような多室冷暖房装置がある。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の技術につ
いて説明する。図13において、1は圧縮機、2は四方
弁、3は室外側熱交換器、4は室外側膨張弁、5は室外
ファンであり、これら圧縮機1、四方弁2、室外側熱交
換器3、室外側膨張弁4、室外ファン5により室外機6
を形成している。7a,7bは室内側熱交換器、8a,
8bは室内側膨張弁、9a,9bは室内ファンで、それ
ぞれ室内機12a,12bを形成している。そして、室
外機6と室内機12a,12bは液管21とガス管22
によって環状に連接されている。
【0004】また、室内側熱交換器7a,7bと室内側
膨張弁8a,8bの間に液配管温度検知センサー10
a,10bを設置し、圧縮機1の吐出圧力を検知する吐
出圧力センサー20を備え、吐出圧力センサー20で検
出した圧縮機1の吐出圧力を用いて室内側熱交換器7
a,7bの飽和温度を計算し、液配管温度検知センサー
10a,10bで検知した液冷媒温度との差によって過
冷却度を計算する過冷却度計算手段14a,14b及び
過冷却度計算手段14a,14bにて計算された過冷却
度に基づいて室内側膨張弁8a,8bを動作させる室内
膨張弁動作手段15a,15bを有している。
【0005】以上の様に構成された多室冷暖房装置の動
作について問題となる暖房運転のみ説明する。
【0006】暖房運転時は、圧縮機1で圧縮された高温
高圧ガスは四方弁2を介しガス管22を通って室内側熱
交換器7a,7bに至る。
【0007】室内側熱交換器7a,7bでは、室内ファ
ン9a,9bにより、室内空気と熱交換し、放熱暖房を
行いながら凝縮し高圧の液冷媒となり、室内側膨張弁8
a,8bを通り、液配管21を介して室外側膨張弁4で
減圧され、低温低圧の2相冷媒となって室外側熱交換器
3に送られ室外ファン5により、室外空気の熱を吸熱し
て蒸発する。
【0008】この時、過冷却度計算手段14a,14b
は、吐出圧力センサー20検知した圧縮機1の吐出圧力
に基づいて、室内側熱交換器7a,7bの飽和冷媒温度
を計算し、それぞれ液配管温度検知センサー10a,1
0bで検出した液配管温度の差として過冷却度を計算す
る。算出した過冷却度に応じて室内膨張弁動作手段15
a,15bは、室内側膨張弁8a,8bの開度を適宜調
整してそれぞれ室内側熱交換器7a,7bの能力を制御
している。
【0009】また、それぞれ過冷却度計算手段14a,
14bと室内膨張弁動作手段15a,15bでそれぞれ
制御装置16a,16bを形成している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷媒として非共沸混合物を用いた場合、
一定圧力において、温度滑りによる影響のため飽和液温
度は飽和ガス温度より下降するため、吐出圧力センサー
20検知した圧縮機1の吐出圧力に基づいて、室内側熱
交換器7a,7bの飽和冷媒温度を計算した場合、飽和
ガス温度を計算することになる。
【0011】よって、液配管温度検知センサー10a,
10bで検出した温度より吐出圧力センサー20検知し
た圧縮機1の吐出圧力に基づいて計算した飽和温度の差
を過冷却度とした場合非常に精度が悪いことになる。従
って、室内側膨張弁8a,8bの開度を適宜調整して適
切な能力制御ができず快適な空調環境を得られないとい
う課題を有していた。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、冷媒
として非共沸混合物を用いた場合においても暖房時によ
り精度良く過冷却度を算出し、算出された過冷却度に基
づいて室内側膨張弁を制御することにより、室内側熱交
換器の能力制御を適切に行い、快適な暖房を提供するこ
とを目的としている。
【0013】また、上記従来の構成では、非共沸混合冷
媒を使用しているため、運転条件や設置条件によっては
冷凍サイクル内を循環する冷媒の循環組成が変化する。
このため条件によっては更に精度の悪い過冷却度を計算
することになる。
【0014】本発明は上記課題を解決するもので、冷媒
として非共沸混合物を用いた場合に循環組成が変化して
も暖房時により精度良く過冷却度を算出し、算出された
過冷却度に基づいて室内側膨張弁を制御することによ
り、室内側熱交換器の能力制御を適切に行い、快適な暖
房を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の多室冷暖房装置は、圧縮機、四方弁、室外側
熱交換器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交
換器、室内側膨張弁から成る複数の室内機を接続して環
状の冷媒回路を構成し、前記室内側熱交換器と前記室内
側膨張弁の間に取り付けられ液配管温度を検知する液配
管温度検知センサーと、前記室内側熱交換器の出入口の
略中央の冷媒温度を検知する中央温度センサーと、前記
中央温度センサーで検知した配管温度を飽和温度として
前記液配管温度検知センサーにて検知した液配管温度と
の差によって過冷却度を計算する過冷却度計算手段と、
暖房時に前記過冷却度計算手段によって計算した過冷却
度に基づき前記室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁
動作手段を設けている。
【0016】また、圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、
室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内
側膨張弁から成る複数の室内機を接続して環状の冷媒回
路を構成し、循環冷媒の組成を検知する循環冷媒組成検
知手段と、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間
に取り付けられ液配管温度を検知する液配管温度検知セ
ンサーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒
温度を検知する中央温度センサーと、前記循環冷媒組成
検知手段で検知した循環冷媒組成に基づき前記中央温度
センサーで検知した中央温度に定数を加減することによ
って補正し飽和液冷媒温度を算出する定数補正手段と、
前記定数補正手段にて計算した飽和温度を用いて前記液
配管温度検知センサーにて検知した液配管温度との差に
よって過冷却度を計算する過冷却度計算手段と、暖房時
に前記過冷却度補正手段によって計算した過冷却度に基
づき前記室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手
段を設けている。
【0017】さらに、圧縮機、四方弁、室外側熱交換
器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、
室内側膨張弁から成る複数の室内機を接続して環状の冷
媒回路を構成し、循環冷媒の組成を検知する循環冷媒組
成検知手段と、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁
の間に取り付けられ液配管温度を検知する液配管温度検
知センサーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の
冷媒温度を検知する中央温度センサーと、前記循環冷媒
組成検知手段で検知した循環冷媒組成に基づき前記中央
温度センサーで検知した中央温度の関数として補正値を
算出して前記中央温度センサーで検知した中央温度に補
正を加え飽和液冷媒温度を算出する関数補正手段と、前
記関数温度補正手段にて計算した飽和温度を用いて前記
液配管温度検知センサーにて検知した液配管温度との差
によって過冷却度を計算する過冷却度計算手段と、暖房
時に前記過冷却度補正手段によって計算した過冷却度に
基づき前記室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
手段を設けている。
【0018】さらにまた、圧縮機、四方弁、室外側熱交
換器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換
器、室内側膨張弁から成る複数の室内機を接続して環状
の冷媒回路を構成し、前記室内側熱交換器と前記室内側
膨張弁の間に取り付けられ液配管温度を検知する液配管
温度検知センサーと、前記圧縮機の吐出圧力を検知する
吐出圧力センサーと、循環冷媒の組成を検知する循環冷
媒組成検知手段と、循環冷媒組成検知手段により検知し
た循環冷媒組成を用いて前記吐出圧力センサーで検知し
た前記圧縮機の吐出圧力より液冷媒飽和温度を計算する
液冷媒飽和温度計算手段と、前記液配管温度検知センサ
ーにて検知した液配管温度と前記液冷媒飽和温度計算手
段で計算した液冷媒飽和の差によって過冷却度を計算す
る過冷却度計算手段と、暖房時に前記過冷却度計算手段
によって計算した過冷却度に基づき前記室内側膨張弁を
動作させる室内側膨張弁動作手段を設けている。
【0019】
【作用】本発明は、冷媒として非共沸混合物を用いた場
合でも暖房運転時には、中央温度検知センサーにより検
知した配管温度を飽和温度としているため精度の良く飽
和温度を検出できるので、室内機出口の過冷却度を精度
良く算出できる。
【0020】また、本発明は、冷媒として非共沸混合物
を用い温度滑りや循環組成が変化した場合でも暖房運転
時には循環冷媒組成検知手段を設け、循環冷媒組成に応
じて中央温度センサーで検知した配管温度が飽和液冷媒
温度となるよう定数の加減によって補正し、循環冷媒組
成検知手段で検知した循環冷媒組成に基づき中央温度セ
ンサーで検知した中央温度に定数を加減することによっ
て補正し飽和液冷媒温度を算出し、算出した飽和温度を
用いて液配管温度検知センサーにて検知した液配管温度
との差によって過冷却度を計算しているので室内機出口
の過冷却度を精度良く算出できる。
【0021】さらに本発明は、冷媒として非共沸混合物
を用い温度滑りや循環組成が変化した場合でも暖房運転
時には循環冷媒組成検知手段を設け、循環冷媒組成検知
手段で検知した循環冷媒組成に基づき中央温度センサー
で検知した中央温度の関数として補正値を算出して中央
温度センサーで検知した中央温度に補正を加え飽和液冷
媒温度を算出し、算出した飽和液冷媒温度を用いて液配
管温度検知センサーにて検知した液配管温度との差によ
って過冷却度を計算しているので室内機出口の過冷却度
を精度良く算出できる。
【0022】さらにまた本発明は、循環冷媒組成検知手
段により検知した循環冷媒組成を用いて吐出圧力センサ
ーで検知した圧縮機の吐出圧力より液冷媒飽和温度を
し、液配管温度検知センサーにて検知した液配管温度と
液冷媒飽和温度計算手段で計算した液冷媒飽和の差によ
って過冷却度を計算しているので、室内機出口の過冷却
度を精度良く算出できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1を用いて
説明する。図1は第1の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図である。尚、従来と同一構成について
は同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0024】図1において、10a,10bは室内側膨
張弁8a,8bと室内側熱交換器7a,7bの間の配管
温度を検知する液配管温度センサー、11a,11bは
室内機出入口の略中央の温度を検知する中央温度センサ
ー13a1,13b1は中央温度センサー11a,11
bを飽和温度として液配管温度センサー10a,10b
で検知した配管温度の差で過冷却度を計する過冷却度計
算手段である。
【0025】15a,15bは過冷却度度計算手段13
a1,13b1によって計算された過冷却度に基づき室
内側膨張弁8a,8bを動作させる室内側膨張弁動作手
段であり、これらは制御装置16a1,16b1に収納
されている。
【0026】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、ここでは問題となっている暖房運転について図
2、図3を用いて動作の説明を行うこととする。尚、従
来と同一の動作については、詳細な説明を省略する。
【0027】図2は、本発明の第1の実施例における多
室冷暖房装置のフローチャート、図3は本発明の第1の
実施例における多室冷暖房装置の室内側熱交換器の温度
を示す特性分布図である。但し、図2、図3共に動作が
制御装置16a1と同じ制御装置16b1については制
御装置16a1の動作のみを示し制御装置16b1の動
作は省略している。
【0028】まず、STEP1で制御装置16a1が暖
房運転指令を検知すると、STEP2で液配管温度検知
センサー10aはそれぞれ液配管温度t3aを検知し、
中央温度センサー13a1はそれそれ室内熱交換器7a
の略中央t2aを検知する。
【0029】STEP3では、STEP2で検知した中
央温度t2aを飽和液温度として、過冷却度SCa=t
2a−t3aの計算を行う。
【0030】STEP4では、STEP3で計算した過
冷却度SCaと目標とする過冷却度SC0の比較を行
い、もしSTEP3で計算した過冷却度SCaが目標と
する過冷却度SC0より小さい場合はSTEP5で室内
側膨張弁8aを開成する指令を与え、大きい場合は閉成
する指令を与える。
【0031】STEP6では、STEP5で与えられた
開度に室内側膨張弁8aを動作させる。
【0032】実施例の多室冷暖房装置の室内側熱交換器
7aの温度分布図をに表したのが図3である。冷媒は、
室内側熱交換器7aの入口から出口に沿って、A−B−
Cの順番に流れて行き、Bで中央温度センサー11aが
検知した温度t2を示し、また、中央温度センサー11
aで検知した温度t2と飽和温度tsatの関係を示し
ている。
【0033】この第1の実施例によれば、冷媒として非
共沸混合物を用いた場合でも暖房運転時には、中央温度
検知センサー11a,11bにより検知した配管温度を
飽和温度としているため精度の良く飽和温度を検出でき
るので、室内機出口の過冷却度を精度良く算出できるた
め、適切に室内側膨張弁8a,8bを制御することがで
き、室内機の能力制御を適切に行うことができる。
【0034】次に、本発明の第2の実施例を図4を用い
て説明する。図4は第2の実施例における多室冷暖房装
置の冷媒サイクル図である。尚、従来例及び第1の実施
例と同一構成については同一符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
【0035】図4において、19は例えばアキュムレー
タ(図示せず)の液面レベルによって循環冷媒の組成を
検出する循環冷媒組成検知手段で、これは、アキュムレ
ータ内で、非共沸混合冷媒が気液平衡状態になると、液
側は高沸点冷媒の組成比率が高くなり、ガス側は低沸点
冷媒の組成比率が高くなる。従って、アキュムレータな
いの液量が増加し液面高さが上昇すると、循環冷媒の低
沸点冷媒組成比率が高くなる。また、アキュムレータ内
の液量が減少し液面高さが低下すると、循環冷媒の低沸
点冷媒の組成比率が低くなるためである。14a2,1
4b2は循環冷媒組成検知手段19が検知した循環組成
に基づき定数の加減によって飽和温度の補正を行う定数
補正手段、13a2,13b2は中央温度センサー11
a,11bを飽和温度として液配管温度センサー10
a,10bで検知した配管温度の差で過冷却度を計する
過冷却度計算手段、15a,15bは過冷却度補正手段
14a2,14b2によって補正された過冷却度に基づ
き室内側膨張弁8a,8bを動作させる室内側膨張弁動
作手段であり、これらは制御装置16a2,16b2に
収納されている。
【0036】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、ここでは問題となっている暖房運転について図
5、図6を用いて動作の説明を行うこととする。尚、従
来と同一の動作については、詳細な説明を省略する。
【0037】図5は、本発明の第2の実施例における多
室冷暖房装置のフローチャート、図6は本発明の第2の
実施例における多室冷暖房装置の室内側熱交換器の温度
を示す特性分布図である。但し、図5、図6共に動作が
制御装置16a2と同じ制御装置16b2については制
御装置16a2の動作のみを示し制御装置16b2の動
作は省略している。
【0038】まず、STEP1で制御装置16a2が暖
房運転指令を検知すると、STEP2で液配管温度検知
センサー10aはそれぞれ液配管温度t3aを検知し、
中央温度センサー13a2はそれそれ室内熱交換器7a
の略中央t2aを検知する。
【0039】STEP3では、STEP2で検知した中
央温度t2aに基づき飽和液温度を計算するため、循環
冷媒組成検知手段19により検知された循環組成に応じ
て補正値tを算出し飽和液温度tsat=t2a−CO
NSTの計算を行う。STEP4では、STEP3で計
算した飽和液温度にからSTEP2で検知した液配管温
度t3aの差を過冷却度SCa=tsat−t3aとし
て計算する。
【0040】STEP5では、STEP4で計算された
過冷却度SCaと目標とする過冷却度SC0の比較を行
い、もしSTEP4で補正した過冷却度SCaが目標と
する過冷却度SC0より小さい場合はSTEP6で室内
側膨張弁8aを開成する指令を与え、大きい場合は閉成
する指令を与える。STEP7では、STEP5で与え
られた開度に室内側膨張弁8aを動作させる。
【0041】実施例の多室冷暖房装置の室内側熱交換器
7aの温度分布図をに表したのが図6である。冷媒は、
室内側熱交換器7aの入口から出口に沿って、A−B−
Cの順番に流れて行き、Bで中央温度センサー11aが
検知した温度t2aを示し、また、中央温度センサー1
1aで検知した温度t2aと飽和液冷媒温度tsatと
補正値CONSTの関係を示している。
【0042】この第2の実施例によれば、冷媒として非
共沸混合物を用い温度滑りや循環組成が変化した場合で
も暖房運転時には循環冷媒組成検知手段19を設け、循
環冷媒組成に応じて中央温度センサー11a,11bで
検知した配管温度が飽和液冷媒温度となるよう定数の加
減によって補正し、循環冷媒組成検知手段19で検知し
た循環冷媒組成に基づき中央温度センサー11a,11
bで検知した中央温度に定数を加減することによって補
正し飽和液冷媒温度を算出し、算出した飽和温度を用い
て液配管温度検知センサー10a,10bにて検知した
液配管温度との差によって過冷却度を計算しているので
室内機出口の過冷却度を精度良く算出でき、適切に室内
側膨張弁8a,8bを制御することができ、室内機の能
力制御を適切に行うことができる。
【0043】次に本発明の第3の実施例を図7を用いて
説明する。図7は第3の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図である。尚、第1の実施例と同一構成
については同一符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0044】図7において、18a3,18b3は、循
環冷媒組成検知手段19によって検知された循環組成に
応じて、中央温度検知センサー11a,11bで検知し
た中央温度が高いと大きく、低いと小さくなるよう中央
温度を変数とする関数を補正値として、中央温度センサ
ー11a,11bで検知した温度より液冷媒飽和温度t
satを計算する関数補正手段、13a3,13b3は
関数補正手段18a3,18b3で計算した飽和温度t
satと液配管温度センサー10a,10bで検知した
配管温度t3の差SC=tsat−t3で過冷却度を計
する過冷却度計算手段である。15a,15bは過冷却
度計算手段13a3,13b3によって計算された過冷
却度に基づき室内側膨張弁8a,8bを動作させる室内
側膨張弁動作手段であり、これらは制御装置16a3,
16b3に収納されている。
【0045】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、ここでは問題となっている暖房運転について図
8、図9を用いて動作の説明を行うこととする。尚、従
来と同一の動作については、詳細な説明を省略する。
【0046】図8は、本発明の第3の実施例における多
室冷暖房装置のフローチャート、図9は本発明の第3の
実施例における多室冷暖房装置の室内側熱交換器の温度
を示す特性分布図である。但し、図8、図9共に動作が
制御装置16a3と同じ制御装置16b3については制
御装置16a3の動作のみを示し制御装置16b3の動
作は省略している。
【0047】まず、STEP1で制御装置16a3が暖
房運転指令を検知すると、STEP2で液配管温度検知
センサー10aはそれぞれ液配管温度t3aを検知し、
中央温度センサー13a3はそれそれ室内熱交換器7a
の略中央温度t2aを検知する。
【0048】STEP3では、循環冷媒組成検知手段1
9によって検知された循環組成に基づき、STEP2で
検知した中央温度t2aが高いと大きく、低いと小さく
なるよう中央温度t2aを変数とする関数を補正値とし
て、t2aが大きい場合補正値も大きくなり、t2aが
小さいと小さくなる関数をF(t2a)として液冷媒飽
和温度tsat=t2a−F(t2a)を計算する。
【0049】STEP4では、STEP2で検知した液
配管温度温度t3aとSTEP3で計算した液冷媒飽和
温度tsatより、過冷却度SCa=tsat−t3a
として過冷却度の計算を行う。
【0050】STEP5では、STEP4で計算された
過冷却度SCaと目標とする過冷却度SC0の比較を行
い、もしSTEP4で計算した過冷却度SCaが目標と
する過冷却度SC0より小さい場合はSTEP6で室内
側膨張弁8aを開成する指令を与え、大きい場合は閉成
する指令を与える。STEP7では、STEP5で与え
られた開度に室内側膨張弁8aを動作させる。
【0051】本動作を室内側熱交換器の温度を示す特性
分布図上に表したのが図9である。室内側熱交換器7a
の入口から出口に沿って、A−B−Cの順番に流れて行
き、Bで中央温度センサー11aが検知した温度t2を
示し、また、関数補正手段で計算した補正値関数F(t
a2)と液冷媒飽和温度tsatの関係を示している。
【0052】この第3の実施例によれば、冷媒として非
共沸混合物を用い温度滑りや循環組成が変化した場合で
も暖房運転時には循環冷媒組成検知手段19を設け、循
環冷媒組成に応じて中央温度センサー11a,11bで
検知した配管温度が飽和液冷媒温度となるよう中央温度
が高いと大きく、低いと小さくなるよう中央温度の関数
となる補正値を加減する関数補正手段18a3,18b
3で補正し、補正した飽和温度を用いて液配管温度検知
センサー10a,10bにて検知した液配管温度との差
によって過冷却度を計算しているので室内機出口の過冷
却度を精度良く算出できるので、適切に室内側膨張弁8
a,8bを制御することができ、室内機の能力制御を適
切に行うことができる。
【0053】次に本発明の第4の実施例を図10を用い
て説明する。図10は第2の実施例における多室冷暖房
装置の冷媒サイクル図である。尚、第1の実施例と同一
構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略
する。
【0054】図10において、20は圧縮機1の吐出圧
力を検知する吐出圧力センサー、17a4,17b4
は、循環冷媒組成検知手段19によって検知された循環
組成に基づき、吐出圧力センサー20によって検知され
た吐出圧力での液冷媒飽和温度tsatを計算する液冷
媒飽和温度計算手段、13a4,13b4は液冷媒飽和
温度計算手段17a4,17b4で計算した飽和温度t
satと液配管温度センサー10a,10bで検知した
配管温度t3の差SC=tsat−t3で過冷却度を計
する過冷却度計算手段である。
【0055】15a,15bは過冷却度計算手段13a
4,13b4によって計算された過冷却度に基づき室内
側膨張弁8a,8bを動作させる室内側膨張弁動作手段
であり、これらは制御装置16a4,16b4に収納さ
れている。
【0056】以上のように構成された多室冷暖房装置に
ついて、ここでは問題となっている暖房運転について図
11、図12を用いて動作の説明を行うこととする。
尚、従来と同一の動作については、詳細な説明を省略す
る。
【0057】図11は、本発明の第4の実施例における
多室冷暖房装置のフローチャート、図12は本発明の第
4の実施例における多室冷暖房装置の室内側熱交換器の
温度を示す特性分布図である。但し、図11、図12共
に動作が制御装置16a4と同じ制御装置16b4につ
いては制御装置16a4の動作のみを示し制御装置16
b4の動作は省略している。
【0058】まず、STEP1で制御装置16a4が暖
房運転指令を検知すると、STEP2で液配管温度検知
センサー10aはそれぞれ液配管温度t3aを検知し、
吐出圧力センサーは圧縮機1の吐出圧力Pを検知する。
【0059】STEP3では、循環冷媒組成検知手段1
9によって検知された循環組成に基づき吐出圧力センサ
ー20によって検知された吐出圧力での液冷媒飽和温度
tsatを計算する。
【0060】STEP4では、STEP2で検知した液
配管温度温度t3aとSTEP3で計算した液冷媒飽和
温度tsatより、過冷却度SCa=tsat−t3a
として過冷却度の計算を行う。
【0061】STEP5では、STEP4で計算された
過冷却度SCaと目標とする過冷却度SC0の比較を行
い、もしSTEP4で計算した過冷却度SCaが目標と
する過冷却度SC0より小さい場合はSTEP6で室内
側膨張弁8aを開成する指令を与え、大きい場合は閉成
する指令を与える。STEP7では、STEP5で与え
られた開度に室内側膨張弁8aを動作させる。
【0062】本動作を室内側熱交換器7aの温度を示す
特性分布図上に表したのが図12である。冷媒は、室内
側熱交換器7aの入口から出口に沿って、A−B−Cの
順番に流れて行き、Cで液冷媒配管温度センサー10a
が検知した温度t3aを示し、また、液冷媒飽和温度計
算手段17a4で計算した液冷媒飽和温度tsatの関
係を示している。
【0063】この第4の実施例によれば、循環冷媒組成
検知手段19により検知した循環冷媒組成を用いて吐出
圧力センサー20で検知した圧縮機1の吐出圧力より液
冷媒飽和温度をし、液配管温度検知センサー10a,1
0bにて検知した液配管温度と液冷媒飽和温度計算手段
17a4,17b4で計算した液冷媒飽和の差によって
過冷却度を計算し、室内機出口の過冷却度を精度良く算
出できるので、適切に室内側膨張弁8a,8bを制御す
ることができ、室内機の能力制御を適切に行うことがで
きる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明かなように本発明は、
圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁から成
る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨張弁から成る複
数の室内機を接続して環状の冷媒回路を構成し、前記室
内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に取り付けられ液
配管温度を検知する液配管温度検知センサーと、前記室
内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒温度を検知する中
央温度センサーと、前記中央温度センサーで検知した配
管温度を飽和温度として前記液配管温度検知センサーに
て検知した液配管温度との差によって過冷却度を計算す
る過冷却度計算手段と、暖房時に前記過冷却度計算手段
によって計算した過冷却度に基づき前記室内側膨張弁を
動作させる室内側膨張弁動作手段を設けたので、冷媒と
して非共沸混合物を用いた場合でも暖房運転時には、中
央温度検知センサーにより検知した配管温度を飽和温度
としているため精度の良く飽和温度を検出できるので、
室内機出口の過冷却度を精度良く算出できるため、適切
に室内側膨張弁を制御することができ、室内機の能力制
御を適切に行うことができる。
【0065】また、圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、
室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内
側膨張弁から成る複数の室内機を接続して環状の冷媒回
路を構成し、循環冷媒の組成を検知する循環冷媒組成検
知手段と、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間
に取り付けられ液配管温度を検知する液配管温度検知セ
ンサーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒
温度を検知する中央温度センサーと、前記循環冷媒組成
検知手段で検知した循環冷媒組成に基づき前記中央温度
センサーで検知した中央温度に定数を加減することによ
って補正し飽和液冷媒温度を算出する定数補正手段と、
前記定数補正手段にて計算した飽和温度を用いて前記液
配管温度検知センサーにて検知した液配管温度との差に
よって過冷却度を計算する過冷却度計算手段と、暖房時
に前記過冷却度補正手段によって計算した過冷却度に基
づき前記室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手
段を設けたので、冷媒として非共沸混合物を用い温度滑
りや循環組成が変化した場合でも暖房運転時には循環冷
媒組成検知手段を設け、循環冷媒組成に応じて中央温度
センサーで検知した配管温度が飽和液冷媒温度となるよ
う定数の加減によって補正し、循環冷媒組成検知手段で
検知した循環冷媒組成に基づき中央温度センサーで検知
した中央温度に定数を加減することによって補正し飽和
液冷媒温度を算出し、算出した飽和温度を用いて液配管
温度検知センサーにて検知した液配管温度との差によっ
て過冷却度を計算しているので室内機出口の過冷却度を
精度良く算出でき、適切に室内側膨張弁を制御すること
ができ、室内機の能力制御を適切に行うことができる。
【0066】さらに、圧縮機、四方弁、室外側熱交換
器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、
室内側膨張弁から成る複数の室内機を接続して環状の冷
媒回路を構成し、循環冷媒の組成を検知する循環冷媒組
成検知手段と、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁
の間に取り付けられ液配管温度を検知する液配管温度検
知センサーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の
冷媒温度を検知する中央温度センサーと、前記循環冷媒
組成検知手段で検知した循環冷媒組成に基づき前記中央
温度センサーで検知した中央温度の関数として補正値を
算出して前記中央温度センサーで検知した中央温度に補
正を加え飽和液冷媒温度を算出する関数補正手段と、前
記関数温度補正手段にて計算した飽和温度を用いて前記
液配管温度検知センサーにて検知した液配管温度との差
によって過冷却度を計算する過冷却度計算手段と、暖房
時に前記過冷却度補正手段によって計算した過冷却度に
基づき前記室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作
手段を設けたので、冷媒として非共沸混合物を用い温度
滑りや循環組成が変化した場合でも暖房運転時には循環
冷媒組成検知手段を設け、循環冷媒組成に応じて中央温
度センサーで検知した配管温度が飽和液冷媒温度となる
よう中央温度が高いと大きく、低いと小さくなるよう中
央温度の関数となる補正値を加減する関数補正手段で補
正し、補正した飽和温度を用いて液配管温度検知センサ
ーにて検知した液配管温度との差によって過冷却度を計
算しているので室内機出口の過冷却度を精度良く算出で
きるので、冷媒として非共沸混合物を用い温度滑りや循
環組成が変化した場合でも暖房運転時には循環冷媒組成
検知手段を設け、循環冷媒組成検知手段で検知した循環
冷媒組成に基づき中央温度センサーで検知した中央温度
の関数として補正値を算出して中央温度センサーで検知
した中央温度に補正を加え飽和液冷媒温度を算出し、算
出した飽和液冷媒温度を用いて液配管温度検知センサー
にて検知した液配管温度との差によって過冷却度を計算
しているので室内機出口の過冷却度を精度良く算出で
き、適切に室内側膨張弁を制御することができ、室内機
の能力制御を適切に行うことができる。
【0067】さらにまた、圧縮機、四方弁、室外側熱交
換器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換
器、室内側膨張弁から成る複数の室内機を接続して環状
の冷媒回路を構成し、前記室内側熱交換器と前記室内側
膨張弁の間に取り付けられ液配管温度を検知する液配管
温度検知センサーと、前記圧縮機の吐出圧力を検知する
吐出圧力センサーと、循環冷媒の組成を検知する循環冷
媒組成検知手段と、循環冷媒組成検知手段により検知し
た循環冷媒組成を用いて前記吐出圧力センサーで検知し
た前記圧縮機の吐出圧力より液冷媒飽和温度を計算する
液冷媒飽和温度計算手段と、前記液配管温度検知センサ
ーにて検知した液配管温度と前記液冷媒飽和温度計算手
段で計算した液冷媒飽和の差によって過冷却度を計算す
る過冷却度計算手段と、前記循環冷媒組成検知手段に基
づき前記過冷却度計算手段にて計算した過冷却度を補正
する過冷却度計算手段と、暖房時に前記過冷却度計算手
段によって計算した過冷却度に基づき前記室内側膨張弁
を動作させる室内側膨張弁動作手段を設けたので、循環
冷媒組成検知手段により検知した循環冷媒組成を用いて
吐出圧力センサーで検知した圧縮機の吐出圧力より液冷
媒飽和温度をし、液配管温度検知センサーにて検知した
液配管温度と液冷媒飽和温度計算手段で計算した液冷媒
飽和の差によって過冷却度を計算し、室内機出口の過冷
却度を精度良く算出できるので、適切に室内側膨張弁を
制御することができ、室内機の能力制御を適切に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図2】本発明の第1の実施例における多室冷暖房装置
のフローチャート
【図3】本発明の第1の実施例における多室冷暖房装置
の室内側熱交換器の温度を示す特性分布図
【図4】本発明の第2の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図5】本発明の第2の実施例における多室冷暖房装置
のフローチャート
【図6】本発明の第2の実施例における多室冷暖房装置
の室内側熱交換器の温度を示す特性分布図
【図7】本発明の第3の実施例における多室冷暖房装置
の冷媒サイクル図
【図8】本発明の第3の実施例における多室冷暖房装置
のフローチャート
【図9】本発明の第3の実施例における多室冷暖房装置
の室内側熱交換器の温度を示す特性分布図
【図10】本発明の第4の実施例における多室冷暖房装
置の冷媒サイクル図
【図11】本発明の第4の実施例における多室冷暖房装
置のフローチャート
【図12】本発明の第4の実施例における多室冷暖房装
置の室内側熱交換器の温度を示す特性分布図
【図13】従来の多室冷暖房装置の冷媒サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 3 室外側熱交換器 4 室外側膨張弁 6 室外機 7a,7b 室内側熱交換器 8a,8b 室内側膨張弁 10a,10b 液配管温度検知センサー 11a,11b 中央温度検知センサー 12a,12b 室内機 13a1,13b1 過冷却度計算手段 13a2,13b2 過冷却度計算手段 13a3,13b3 過冷却度計算手段 13a4,13b4 過冷却度計算手段 14a2,14b2 定数補正手段 15a,15b 室内側膨張弁動作手段 17a4,17b4 液冷媒飽和温度計算手段 18a3,18b3 関数補正手段 19 循環冷媒組成検知手段 20 吐出圧力センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日下 道美 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨
    張弁から成る複数の室内機を接続して環状の冷媒回路を
    構成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に
    取り付けられ液配管温度を検知する液配管温度検知セン
    サーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒温
    度を検知する中央温度センサーと、前記中央温度センサ
    ーで検知した配管温度を飽和温度として前記液配管温度
    検知センサーにて検知した液配管温度との差によって過
    冷却度を計算する過冷却度計算手段と、暖房時に前記過
    冷却度計算手段によって計算した過冷却度に基づき前記
    室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手段を設
    け、冷媒として非共沸混合物を用いた多室冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨
    張弁から成る複数の室内機を接続して環状の冷媒回路を
    構成し、循環冷媒の組成を検知する循環冷媒組成検知手
    段と、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に取
    り付けられ液配管温度を検知する液配管温度検知センサ
    ーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒温度
    を検知する中央温度センサーと、前記循環冷媒組成検知
    手段で検知した循環冷媒組成に基づき前記中央温度セン
    サーで検知した中央温度に定数を加減することによって
    補正し飽和液冷媒温度を算出する定数補正手段と、前記
    定数補正手段にて計算した飽和温度を用いて前記液配管
    温度検知センサーにて検知した液配管温度との差によっ
    て過冷却度を計算する過冷却度計算手段と、暖房時に前
    記過冷却度補正手段によって計算した過冷却度に基づき
    前記室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手段を
    設け、冷媒として非共沸混合物を用いた多室冷暖房装
    置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨
    張弁から成る複数の室内機を接続して環状の冷媒回路を
    構成し、循環冷媒の組成を検知する循環冷媒組成検知手
    段と、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に取
    り付けられ液配管温度を検知する液配管温度検知センサ
    ーと、前記室内側熱交換器の出入口の略中央の冷媒温度
    を検知する中央温度センサーと、前記循環冷媒組成検知
    手段で検知した循環冷媒組成に基づき前記中央温度セン
    サーで検知した中央温度の関数として補正値を算出して
    前記中央温度センサーで検知した中央温度に補正を加え
    飽和液冷媒温度を算出する関数補正手段と、前記関数温
    度補正手段にて計算した飽和温度を用いて前記液配管温
    度検知センサーにて検知した液配管温度との差によって
    過冷却度を計算する過冷却度計算手段と、暖房時に前記
    過冷却度補正手段によって計算した過冷却度に基づき前
    記室内側膨張弁を動作させる室内側膨張弁動作手段を設
    け、冷媒として非共沸混合物を用いた多室冷暖房装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨
    張弁から成る複数の室内機を接続して環状の冷媒回路を
    構成し、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁の間に
    取り付けられ液配管温度を検知する液配管温度検知セン
    サーと、前記圧縮機の吐出圧力を検知する吐出圧力セン
    サーと、循環冷媒の組成を検知する循環冷媒組成検知手
    段と、循環冷媒組成検知手段により検知した循環冷媒組
    成を用いて前記吐出圧力センサーで検知した前記圧縮機
    の吐出圧力より液冷媒飽和温度を計算する液冷媒飽和温
    度計算手段と、前記液配管温度検知センサーにて検知し
    た液配管温度と前記液冷媒飽和温度計算手段で計算した
    液冷媒飽和の差によって過冷却度を計算する過冷却度計
    算手段と、暖房時に前記過冷却度計算手段によって計算
    した過冷却度に基づき前記室内側膨張弁を動作させる室
    内側膨張弁動作手段を設け、冷媒として非共沸混合物を
    用いた多室冷暖房装置。
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