JPH04214153A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

冷凍サイクル装置

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JPH04214153A
JPH04214153A JP759091A JP759091A JPH04214153A JP H04214153 A JPH04214153 A JP H04214153A JP 759091 A JP759091 A JP 759091A JP 759091 A JP759091 A JP 759091A JP H04214153 A JPH04214153 A JP H04214153A
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Fumio Matsuoka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍サイクル装置に
係り、特にその能力の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内側において凝縮器と蒸発器を
同時に動作させる冷凍サイクル装置として例えば特開平
2−8664号公報に示された多室式空気調和機がある
。第3図はその全体構成図であり、図において、1は室
外機、2は容量可変圧縮機、3は四方弁、4は室外側熱
交換器、5は室外側膨張弁、6a、6b、6cは室内機
、8a、8b、8cは室内側熱交換器、9は室外側送風
機、10a、10b、10cは室内側送風機、11はヘ
ッダー、12a、12b、12cは室内側第1二方弁、
13a、13b、13cは室内側第2二方弁、14a、
14b、14cは室内側第1膨張弁、15a、15b、
15cは室内側第2膨張弁、16は二方弁である。
【0003】次に動作について説明する。室外機1が凝
縮器として作動する時を例にとり第3図中実線矢印で示
す運転モードで説明する。
【0004】まず圧縮機2で圧縮された高温高圧のガス
冷媒は、四方弁3を経由して室外側熱交換器4で一部凝
縮して高圧二相冷媒となり、全開となっている室外側膨
張弁5を経て、室内機側に運ばれる。ここで、室内機6
aが暖房運転モードで、室内機6bと6cが冷房運転モ
ードである場合について説明する。室内機6aは暖房運
転モードであるから、室内側第1二方弁12aが開とな
り高圧二相冷媒を通過させて室内側熱交換器8aで完全
凝縮液化し、その冷媒は室内側第2膨張弁15aよりヘ
ッダー11に流入する。このヘッダー20内の高圧液が
室内側第1膨張弁(EV1b)(EV1c)で減圧され
て、冷房運転モードである室内機6b、6cの室内側熱
交換器8b、8cで蒸発ガス化し、室内側第2二方弁1
3b、13cを経て低圧管に集合し、再び室外機1に搬
送され、四方弁3を経て圧縮機2に循環される。このよ
うにして冷媒回路が構成されている。暖房運転である室
内機6aの室内側熱交換器8aには高圧二相冷媒が流入
するが、本来は高圧ガスのみが流入することが望ましい
【0005】従って、この場合二相冷媒を気液分離器で
分離してそれぞれ送出することが考えられる。この気液
分離の手段を示すものとしては例えば特開平2−295
52号公報に示されたものがあり、第4図はその全体構
成図である。この第4図に示されたものにおいては、圧
縮機2から吐出された冷媒ガスが凝縮器4において凝縮
され高圧冷媒液となり、中間圧膨張弁40によって中間
圧に減圧され、気液二相流となり気液分離器41へ送ら
れる。ここで圧力作用によって気体と液体とに分離され
た中間圧の冷媒のうち、気体は圧縮機2の中間圧吸入口
より再び圧縮機2に吸入され、液体のみが電気式低圧膨
張弁42によってさらに低圧まで減圧され、蒸発器43
で蒸発させられた圧縮機2に吸入される。そして、気液
分離器41内部にはサーミスタ44が冷媒液中に半浸漬
して設けられており、冷媒液の液面に応じてこのサーミ
スタ44の温度抵抗値が変わり、この抵抗値に応じて中
間圧膨張弁40を制御手段45により調整することによ
り気液分離器41への冷媒量を制御し、液面を一定に保
つようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の多室式空気調和
機は、以上のように構成されているので、室外熱交換器
で一部凝縮した気液二相冷媒が気液分離されることなく
室内機6aに至り、室内側第1二方弁12aを経て室内
側熱交換器8aに流入し、この気液二相冷媒を完全凝縮
液化させるため、圧力損失は増加し、能力がでなくなっ
て性能が悪くなるという問題点があった。
【0007】また、上述の特開平2−29552号公報
に示されたものの如く、一方で蒸発器あるいは凝縮器の
みを動作させるものにおいて気液分離器を設けるものは
あるが、一方で蒸発器と凝縮器とを動作させることが示
唆されておらず、例えば気液分離器41内のガスは利用
される行先がないことから気液分離器41へ流入する冷
媒のかわき度(液とガスの割合を示す度合)を調整する
ことが考慮されていない。また、機液分離器41への流
入冷媒は流入速度が早く、機液分離器41内の液面は大
きく乱されて安定しないことや、サーミスタ44の温度
変化幅が、充分とれないことから液面検出精度が悪い。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、一部凝縮した気液二相冷媒を用
いて蒸発器と凝縮器とを動作させる場合でも、蒸発器あ
るいは凝縮器のみを動作させる場合と比べて能力が低く
なることがなく、かつ確実な動作が行える冷凍サイクル
装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷凍サイ
クル装置は、第1凝縮器と第2凝縮器および蒸発器との
間に気液分離器を介在せしめて、分離されたガス冷媒を
第2凝縮器に導入し、液冷媒を蒸発器に導入するごとく
構成し、かつ気液分離器の側面と低圧ガス管を結ぶバイ
パス細管を設け、これに設けられたサーミスタの温度と
高圧圧力から求められる冷媒飽和温度とから気液分離器
内の液面レベルを検出し、その検出結果により気液分離
器の液冷媒出口側の電子膨張弁を制御して液冷媒流出量
を調節し、液面レベルを調整する制御器を設けたもので
ある。
【0010】
【作用】この発明においては第1凝縮器からの気液二相
媒が気液分離器でガスと液に分離されてそれぞれ第2凝
縮器、蒸発器に送られ、これらを高能力に動作させるこ
とができるとともに、気液分離器の側面から低圧ガス管
に接続されたバイパス細管を介して常時少流量の冷媒が
高圧の気液分離器から低圧ガス管に流され、そのバイパ
ス細管の途中に設けられた自己発熱型サーミスタの検出
温度が高い時はガスが流れ、低い時は液が流れていると
判断されて液面レベルが検出され、この検出結果に応じ
て気液分離器の液出口側に設けられて電子膨張弁が制御
されて液面レベルが所定範囲に保たれ、第2凝縮器、蒸
発器が確実に動作される。
【0011】
【実施例】実施例1. 第1図において、21は圧縮機、22は第1凝縮器、2
3は気液分離器、24はこの気液分離器23の液出口側
に設けられた第1電子膨張弁、25は気液分離器23か
らガス冷媒のみを導びくガス出口側配管、26はこのガ
ス出口側配管25に接続された第2凝縮器、27はこの
第2凝縮器26の出口側に設けられた第2電子膨張弁、
28はこの第2電子膨張弁27、および上記第1電子膨
張弁24からの配管が合流した配管が第3電子膨張弁2
9を介して接続された蒸発器、30はこの蒸発器28の
冷媒出口を上記圧縮機21に接続する低圧ガス管、31
は上記気液分離器23から低圧ガス管30にバイパスす
る液面検知用バイパス細管、32はこの液面検知用バイ
パス細管31に設けられた自己発熱型サーミスタ、33
は上記ガス出口側配管25に設けられた圧力センサ、3
4はこの圧力センサ33および上記自己発熱型サーミス
タ32の検出出力に基づいて上記第1電子膨張弁24の
開度を制御する制御器である。
【0012】このような構成の冷凍サイクル装置におい
ては、圧縮機21で圧縮された高温高圧のガス冷媒は、
第1凝縮器22で一部凝縮した気液二相冷媒となって気
液分離器23に流入する。なお、この気液二相冷媒のか
わき度は圧縮機21、第1凝縮器22によって調整でき
る。ここでガスと液に分離された冷媒のうちガスはガス
出口側配管25を経て第2凝縮器26に至り、凝縮液化
し第2電子膨張弁27で少し減圧されて中圧液になる。 一方気液分離器23の液冷媒は液出口側配管35を経て
第1膨張弁24で少し減圧され中圧になる。これら第1
、第2電子膨張弁24、27からの中圧の液冷媒が合流
して、第3電子膨張弁29で低圧まで減圧されて蒸発器
28に流入し、蒸発ガス化した低圧ガス冷媒は低圧ガス
管30を経由して再び圧縮機21に吸入される。このよ
うにして冷媒回路が構成され、第2凝縮器26、蒸発器
28にはそれぞれガスまたは液冷媒のみが流入するので
圧力損失を増大することなく、高い能力を保って動作さ
せることができる。また気液分離器23へ流入する冷媒
のかわき度を、第2凝縮器26、蒸発器28の運転状態
に応じて調整し、最適な運転が行える。
【0013】ここで、上記気液分離器23の液面検知用
バイパス細管31を設け、気液分離器23から低圧ガス
管30に常時少量の冷媒を流しており、そのバイパス細
管31の壁面に自己発熱型サーミスタ32を設けてその
温度を検出している。さらに気液分離器23からのガス
出口側配管25の途中に圧力センサー33を設け、その
圧力を検出している。これらは、その検出出力によって
気液分離器23内の液面レベルを知るためのものであり
、これらの検出出力から制御器34が液面レベルを検出
し、これに応じて第1電子膨張弁24を制御することに
より、液面レベルを所定のレベルに保つことにより確実
な動作を保障する構成になている。
【0014】第2図に制御器34の制御フローチャート
を示す。まず、ステップ(S1)において圧力センサ3
3で高圧圧力Pを検出し、ステップ(S2)でその値に
基づいて、冷媒圧力から冷媒の飽和温度を求める式F(
P)により飽和温度Th(P)を計算する。一方ステッ
プ(S3)で自己発熱型サーミスタ32により温度Th
1を検出する。そしてステップ(S4)で上記2つの値
Th(P)とTh1とからその偏差SH=Th1−Th
(P)を計算する。ステップ(S5)でこの偏差SHと
あらかじめ設定した値SH1とを比較し、SHがSH1
より小さい時は、バイパス細管31内を液が流れている
ことになり、気液分離器23内の液面レベルが高いこと
を示している。よって気液分離器23からの液側配管3
5の途中に設けた第1電子膨張弁24の開度Sを大きく
して液をたくさん流して液面レベルを下げる必要があり
、ステップ(S6)でこれに対応する開度を計算する。
【0015】また、偏差SHがSH1より大きいときは
ステップ(S7)でさらにあらかじめ設定した値SH2
と比較され、SHがSH2より大きい時はバイパス細管
31内をガスが流れていることになり、液面レベルが低
いことを示しているので、ステップ(S8)で逆に第1
電子膨張弁24の開度Sを小さくするような開度計算を
行う。そしてステップ(S9)においてステップ(S6
)あるいはステップ(S8)で求められた開度に第1電
子膨張弁24の開度を制御する。これを繰り返すことに
より気液分離器23内の液面レベルは所定範囲内に保た
れ、第2凝縮器26、蒸発器28を常に安定した能力で
動作させることができる。この実施例では液面が多少乱
れていたとしても上述のようにして液面を積極的に上下
させることにより動作を安定にし、凝縮器26、蒸発器
28への冷媒供給を確実にしている。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
凝縮器と第2凝縮器および蒸発器との間に気液分離器を
設け、ガスのみを第2凝縮器に流し、液のみを蒸発器に
流すように構成し、かつ、気液分離器の液面レベルを検
出し、それに応じてガス・液流量比を制御する電子膨張
弁を設けたので、第2凝縮器、蒸発器ともに安定して高
能力で動作できる冷凍サイクル装置が得られるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による冷凍サイクル装置を
示す全体構成図である。
【図2】この発明の一実施例による冷凍サイクル装置の
制御器の制御フローチャートである。
【図3】従来の冷凍サイクル装置の全体構成図である。
【図4】従来の冷凍サイクル装置の全体構成図である。
【符号の説明】
21  圧縮機 22  第1凝縮器 23  気液分離器 24  第1電子膨張弁 25  ガス出口側配管 26  第2凝縮器 27  第2電子膨張弁 28  蒸発器 29  第3電子膨張弁 30  低圧ガス管 31  液面検知用バイパス細管 32  自己発熱型サーミスタ 33  圧力センサ 34  制御器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧縮機の冷媒出口に接続された第1凝
    縮器、この第1凝縮器に接続された気液分離器、この気
    液分離器の液出口に接続された第1電子膨張弁、上記気
    液分離器のガス出口に接続された第2凝縮器、この第2
    凝縮器の液出口に接続された第2電子膨張弁、上記第1
    、第2電子膨張弁の冷媒出口側に第3電子膨張弁を介し
    て接続された蒸発器、この蒸発器のガス出口と上記圧縮
    機を接続する低圧ガス管を備えた冷凍サイクルにおいて
    、上記気液分離器の側面から上記低圧ガス管にかけて接
    続された液面検知用バイパス細管と、この液面検知用バ
    イパス細管に設けられたサーミスタと、上記気液分離器
    のガス出口側配管に設けられた圧力センサと、上記サー
    ミスタの検出温度Th1と上記圧力センサの検出圧力P
    から求められる温度Th(P)との偏差SH=Th1−
    Th(P)に基づいて上記第1電子膨張弁の開度を制御
    する制御器を設けたことを特徴とする冷凍サイクル装置
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