JP3054784B2 - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JP3054784B2
JP3054784B2 JP3138470A JP13847091A JP3054784B2 JP 3054784 B2 JP3054784 B2 JP 3054784B2 JP 3138470 A JP3138470 A JP 3138470A JP 13847091 A JP13847091 A JP 13847091A JP 3054784 B2 JP3054784 B2 JP 3054784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱、感圧記録材料に
関し、特に近赤外吸収画像をもった感熱記録材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ロイコ染料を用いる記録材料は特公昭4
5−14039号公報にみられるように古くから知られ
ており、感圧記録紙や感熱記録紙等として利用され、年
々その使用量も増えてきている。
【0003】一般に使用されているロイコ染料として
は、例えばトリフェニルメタン系、フルオラン系、フェ
ノチアジン系、オーラミン系等が挙げられる。これらの
染料は各種の色調があり、用途に応じて使い分けられて
いる。しかしながら、これらの染料は色調即ち、可視領
域の吸収を目的として開発されているものが多く、近赤
外領域即ち700〜1,000nm範囲に吸収を有する
染料については、殆ど開発されていないのが現状であ
る。近年、半導体レーザーの普及が広まるにつれ、バー
コード等の記録画像を半導体レーザーで読み取ろうとす
る動きがあり、感圧紙、感熱紙等でも近赤外領域に吸収
を持つことが要求されるようになってきた。中でも、6
50〜800nmの領域は、現在半導体レーザーの波長
として、最も注目を浴びている領域であり、この領域に
吸収を有する画像を形成する感圧紙、感熱紙が特に望ま
れている。
【0004】従来、近赤外領域に吸収をもつロイコ染料
及び感熱、感圧記録材料に関する提案はいくつかみられ
る。例えば特開昭51−121035号、特開昭58−
157779号、特開昭60−27589号、特開昭6
2−243653号各公報にみられるようなビニル基を
2個含有するフタリド化合物や特開昭59−19975
7号、特開昭60−226871号にみられるようなフ
ルオレン化合物や特開昭62−85986号公報にみら
れるようなフルオラン化合物や特開昭60−23176
6号公報にみられるようなスルホニルメタン化合物等が
ある。また、650〜800nmの領域に吸収を有すロ
イコ染料として、ビニル基を1個含有するフタリド化合
物に関する提案も、特開昭51−121037号、特開
昭57−167979号、特開昭63−165379号
各公報にその例がみられる。
【0005】しかしながら、これらの記録材料は近赤外
領域に吸収を有しているものの、その強度が不充分であ
るため光学読取装置による読取りが不十分になったり安
定性が劣り、両像が消色しやすかったりする欠点があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、発色画像
が、近赤外領域に強い吸収を有し、しかも、保存安定性
に優れた近赤外吸収感熱記録材料を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ロイコ
染料と、該ロイコ染料を接触時発色せしめる呈色剤との
間の発色反応を利用した記録材料において、上記ロイコ
染料の少なくとも1種が下記化1及び化2で表わされる
化合物であることを特徴とする感熱記録材料が提供され
る。
【0008】
【化1】 1,R2:低級アルキル基 R3:水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基 X1:ジアルキルアミノフェニル基 Y1:水素原子、低級アルキル基 A :ベンゼン環、ナフタレン環
【0009】
【化2】 1,R2:低級アルキル基 3:水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシル基 2無置換又は低級アルコキシル基で置換されフェ
ニル基 2:低級アルキル基、無置換又は低級アルコキシル基
で置換されたフ ェニル基 :ベンゼン環、ナフタレン環
【0010】前記化1及び化2で示されるロイコ染料は
新規な化合物であって、近赤外領域に強い吸収能を有す
るため、記録材料用のロイコ染料として極めて有用であ
る。
【0011】前記化1及び化2において、R1,R2の具
体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基等の低級アルキル基挙げられる。
3の具体例としては、水素原子、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキル基;メ
チキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ
基等の低級アルコキシ基が挙げられる。
【0012】また前記化1において、X1の具体例とし
ては、p−ジメチルアミノフェニル基、p−ジエチルア
ミノフェニル基、p−ジプロピルアミノフェニル基、p
−ジブチルアミノフェニル基等が挙げられる。更に、Y
1の具体例としては、水素原子、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキ
ル基が挙げられる。
【0013】更にまた前記化2において、X2の具体例
としては、4−メトキシフェニル基、4−エトキシフェ
ニル基、4−ブトキシフェニル基、2,4−ジメトキシ
フェニル基、2,4−ジエトキシフェニル基、3,4−
ジメトキシフェニル基、3,4−ジエトキシフェニル
基、3,4,5−トリメトキシフェニル基等が挙げられ
る。更にY2の具体例としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキ
ル基、又は前記X2と同じ基が挙げられる。
【0014】本発明における前記化1で表わされるロイ
コ染料の具体例としては、表1に示されるものが挙げら
れるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0015】
【表1−(1)】
【表1−(2)】
【0016】本発明の前記化2で表わされるロイコ染料
の具体例としては、表2に示されるものが挙げられる
が、必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0017】
【表2−(1)】
【表2−(2)】
【0018】本発明で用いる前記化1及び化2で表わさ
れるロイコ染料の発色色調は濃青色から赤黒色である
が、色調補正あるいは吸収特性の補正等を目的として他
のロイコ染料と併用することもできる。
【0019】この場合に併用されるロイコ染料として
は、一般にこの種のロイコ系記録材料において知られて
いるロイコ染料が用いられ、例えば、トリフエニルメタ
ン系、フルオラン系、フエノチアジン系、オーラミン
系、スピロピラン系等の染料のロイコ化合物が好ましく
用いられる。このようなロイコ染料の具体例としては、
例えば、以下に示すようなものが挙げられる。3,3−ビ
ス(p−ジメチルアミノフエニル)−フタリド、3,3−ビス
(p−ジメチルアミノフエニル)−6−ジメチルアミノフタ
リド(別名クリスタルバイオレツトラクトン)、3,3−ビ
ス(p−ジメチルアミノフエニル)−6−ジエチルアミノフ
タリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)−6−
クロルフタリド、3,3−ビス(p−ジブチルアミノフエニ
ル)フタリド、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフ
ルオラン、3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7,8−ベンズフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−クロルフルオラン、3−(N−p−トリル−N−
エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、2
−{N−(3′−トリフルオルメチルフエニル)アミノ}−
6−ジエチルアミノフルオラン、2−{3,6−ビス(ジエチ
ルアミノ)−9−(o−クロルアニリノ)キサンチル安息香
酸ラクタム}、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m
−トリクロロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラン、3−ジブ
チルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラン、3−N
−メチル−N−アミルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N,N−
ジエチルアミノ)−5−メチル−7−(N,N−ジベンジルア
ミノ)フルオラン、ベンゾイルロイコメチレンブル−、
6′−クロロ−8′−メトキシ−ベンゾインドリノ−ピリ
ロスピラン、6′−ブロモ−3′−メトキシ−ベンゾイン
ドリノ−ピリロスピラン、3−(2′−ヒドロキシ−4′−
ジメチルアミノフエニル)−3−(2′−メトキシ−5′−
クロルフエニル)フタリド、3−(2′−ヒドロキシ−4′
−ジメチルアミノフエニル)−3−(2′−メトキシ−5′
−ニトロフエニル)フタリド、3−(2′−ヒドロキシ−
4′−ジエチルアミノフエニル)−3−(2′−メトキシ−
5′−メチルフエニル)フタリド、3−(2′−メトキシ−
4′−ジメチルアミノフエニル)−3−(2′−ヒドロキシ
−4′−クロル−5′−メチルフエニル)フタリド、3−モ
ルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロメチルアニ
リノ)フルオラン、3−ピロリジノ−7−トリフルオロメ
チルアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロ
ロ−7−(N−ベンジル−トリフルオロメチルアニリノ)フ
ルオラン、3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフエニ
ル)メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−
クロル−7−(α−フエニルエチルアミノ)フルオラ
ン、3-ジブチルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラ
ン、3-ジブチルアミノ-6-メチル-7-(2′,6′-ジメチル
アニリノ)フルオラン、3((N−エチル−p−トルイジノ)
−7−(α−フエニルエチルアミノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニルフエニルア
ミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7
−(α−フエニルエチルアミノ)フルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、2−クロロ−3
−(N−メチルトルイジノ)−7−(pーn−ブチルアニリノ)
フルオラン、3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミ
ノ)−5、6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4′−ブ
ロモフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
メシチジノ−4′、5′−ベンゾフルオラン、3-ジエチル
アミノ-6-メチル-7-(2′,4′-ジメチルアニリノ)フルオ
ラン等。
【0020】また、本発明で前記ロイコ染料と組合せて
用いる呈色剤としては、前記ロイコ染料を接触時発色さ
せる種々の電子受容性化合物、又は、酸化剤等が適用さ
れる。このようなものは従来公知であり、その具体例を
示すと、以下に示すような無機酸、有機酸、フェノール
性物質、フェノール樹脂等が挙げられる。ベントナイ
ト、ゼオライト、酸性白土、活性白土、シリカゲル、フ
ェノール樹脂、4,4′−イソプロピリデンビスフェノー
ル、4,4′−イソプロピリデンビス(o−メチルフェノー
ル)、4,4′−セカンダリーブチリデンビスフェノール4,
4′−イソプロピリデンビス(o−ターシャリーブチルフ
ェノール)、4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、
4,4′−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、
2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリーブチ
ルフェノール)、2,2′ーメチレンビス(4−エチル−6−
ターシャリーブチルフェノール)、4,4′−ブチリデンビ
ス(6−ターシャリーブチル−2-メチル)フェノール、1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ターシャ
リブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−
4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、
4,4′−チオビス(6−ターシャリーブチル−2−メチル)
フェノール、4,4′−ジフェノールスルホン、4,2′−ジ
フェノールスルホン、4-イソプロポキシ-4′-ヒドロキ
シジフェニルスルホン、4-ベンジロキシ-4′-ヒドロキ
シジフェニルスルホン、4,4′−ジフェノールスルホキ
シド、P−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、P−ヒドロ
キシ安息香酸ベンジル、プロトカテキユ酸ベンジル、没
食子酸ステアリル、没食子酸ラウリル、没食子酸オクチ
ル、1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジ
オキサヘプタン、1,5−ビス(4−ヒドロキシフェニルチ
オ)−3−オキサペンタン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニルチオ)−プロパン、2,2′-メチレンビス(4-エチル
-6-ターシャリブチルフェノール)、1,3−ビス(4−ヒド
ロキシフェニルチオ)−2−ヒドロキシプロパン、N,N′
−ジフェニルチオ尿素、N,N′−ジ(m−クロロフェニル)
チオ尿素、サリチルアニリド、5−クロロ−サリチルア
ニリド、サリチル−o−クロロアニリド、2−ヒドロキシ
−3−ナフトエ酸、チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯
体、2-アセチルオキシ-3-ナフトエ酸の亜鉛塩、2−ヒド
ロキシ−1−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸、ヒドロキシナフトエ酸の亜鉛、アルミニウム、カル
シウム等の金属塩ビス-(4-ヒドロキシフェニル)酢酸メ
チルエステル、ビス-(4-ヒドロキシフェニル)酢酸ベン
ジルエステル、1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼ
ン、1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、2,4′
−ジフェノールスルホン、3,3′−ジアリル−4,4′−ジ
フェノールスルホン、α,α-ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)-α-メチルトルエンチオシアン酸亜鉛のアンチピリ
ン錯体、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモ
ビスフェノールS、3,4−ジヒドロキシ−4′−メチルジ
フェニルスルホン、ビス-(3-アリル-4-ヒドロキシフェ
ニル)スルホン等。
【0021】本発明において、感熱記録材料を得るため
に、ロイコ染料及び呈色剤を支持体上に結合支持させる
場合、慣用の種々の結合剤を適宜用いることができる。
また、感熱記録材料を得るために、カプセル化ロイコ染
料を支持体に支持させたり、顕色剤を支持体に支持させ
る場合、同様に慣用の種々の結合剤を適宜用いることが
できる。このような結合剤の具体例を挙げると、例え
ば、以下のものが挙げられる。ポリビニルアルコール、
澱粉及びその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチ
ルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導
体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、ア
クリルアミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリル
アミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸三元共重合
体、スチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イ
ソブチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリ
アクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイ
ン等の水溶性高分子の他、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタ
ン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、エチレン/酢酸ビ
ニル共重合体等のエマルジョンやスチレン/ブタジエン
共重合体、スチレン/ブタジエン/アクリル系共重合体等
のラテックス類等。
【0022】また、本発明により感熱記録材料を得る場
合は、必要に応じて、熱感度向上剤として種々の熱可融
性物質を使用することができ、その具体例としては次の
化合物が挙げられる。ステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪
酸類、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド等の脂
肪酸アミド類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミ
ニウム、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、
ベヘン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩類、p-ベンジルビフェニ
ル、ターフェニル、トリフェニルメタン、p-ベンジルオ
キシ安息香酸ベンジル、β-ベンジルオキシナフタレ
ン、β-ナフトエ酸フェニルエステル、1-ヒドロキシ-2-
ナフトエ酸フェニルエステル、1-ヒドロキシ-2-ナフト
エ酸メチルエステル、ジフェニルカーボネート、テレフ
タル酸ジベンジルエステル、テレフタル酸ジメチルエス
テル、1,4-ジメトキシナフタレン、1,4-ジエトキシナフ
タレン、1,4-ジベンジルオキシナフタレン、1,2-ビス
(フェノキシ)エタン、1,2-ビス(3-メチルフェノキシ)エ
タン、1,2-ビス(4-メチルフェノキシ)エタン、1,4-ビス
(フェノキシ)ブタン、1,4-ビス(フェノキシ)-2-ブテ
ン、1,2-ビス(4-メトキシフェニルチオ)エタン、ジベン
ゾイルメタン、1,4-ビス(フェニルチオ)ブタン、1,4-ビ
ス(フェニルチオ)-2-ブテン、1,2-ビス(4-メトキシフェ
ニルチオ)エタン、1,3-ビス(2-ビニルオキシエトキシ)
ベンゼン、1,4-ビス(2-ビニルオキシエトキシ)ベンゼ
ン、p-(2-ビニルオキシエトキシ)ビフェニル、p-アリー
ルオキシビフェニル、p-プロパギルオキシビフェニル、
ジベンゾイルオキシメタン、1,3-ジベンゾイルオキシプ
ロパン、ジベンジルジスルフィド、1,1-ジフェニルエタ
ノール、1,1-ジフェニルプロパノール、p-(ベンジルオ
キシ)ベンジルアルコール、1,3-ジフェノキシ-2-プロパ
ノール、N-オクタデシルカルバモイル-p-メトキシカル
ボニルベンゼン、N-オクタデシルカルバモイルベンゼン
等。
【0023】また、本発明においては、必要に応じ、こ
の種感圧及び感熱記録材料に慣用される補助添加成分、
例えば、填料、界面活性剤、滑剤、圧力発色防止剤等を
併用することができる。この場合、填料としては、例え
ば、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、
水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレ
ー、タルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無
機系微粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メ
タクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微
粉末を挙げることができ、滑剤としては、高級脂肪酸及
びその金属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステ
ル、動物性、植物性、鉱物性又は石油系の各種ワックス
類等があげられる。
【0024】本発明において、感圧記録材料を作成する
場合、呈色剤シートは、前記呈色剤を適当な分散剤を用
い、水又は有機溶媒で分散又は溶解後、必要に応じ結合
剤を加え、紙等の支持体に塗布して作成し、一方、発色
剤シートは、マイクロカプセル化ロイコ染料を、適当な
分散剤によって分散し、紙等の支持体に塗布して作成す
る。この場合のマイクロカプセル化は、例えば、USP
2800457号明細書に記載の方法等の従来公知の方
法によって実施することができる。
【0025】一方、感熱記録材料を作成する場合、別々
に分散して得たロイコ染料及び呈色剤の分散液を適当な
結合剤と混合し、この混合液を紙などの支持体上に塗布
する。この場合、発色層を1層もしくは2層以上に分け
て塗布してもよく、あるいはロイコ染料の層と呈色剤の
層に分けて塗布してもよい。また感熱記録材料で公知な
ように、オーバー層、アンダー層、バック層等を設ける
こともできる。
【0026】本発明によれば、ロイコ染料と呈色剤を別
々の支持体に支持させた熱転写型感熱記録材料も提供さ
れるが、このものを作成するには、ロイコ染料を水又は
溶剤に分散又は溶解して、耐熱性シート例えば、ポリエ
ステルフィルムの支持体に塗布して転写シートを形成
し、一方、呈色剤を水又は溶剤に分散又は溶解して、支
持体に塗布して受容シートを形成する。
【0027】本発明の感熱記録材料は、従来のものと同
様に種々の分野において利用されるが、殊に、その優れ
た近赤外光吸収特性を利用して、光学文字読取り装置用
や、ラベルバーコードリーダー、バーコードリーダーの
記録読取り用の記録材料として利用することができる。
【0028】なお、本発明の記録材料を感熱記録型ラベ
ルシートとして使用する場合、支持体の一方の面に前記
したロイコ染料と呈色剤を含む感熱発色層を設け、支持
体の他方の面に接着剤層を介して剥離台紙を設けた構造
のものにすればよい。
【0029】
〔A液〕
表3中のロイコ染料 10部 ポリビニルアルコール10%水溶液 10部 水 30部 〔B液〕 4,4′−ジフェノールスルホン 30部 ステアリン酸アミド 20部 炭酸カルシウム 20部 ポリビニルアルコール10%水溶液 70部 水 245部 〔A液〕、〔B液〕を1:1の割合で混合し、感熱塗液
を得た。これを坪量50g/m2の上質紙に塗料固形分
が0.5g/m2となるように塗布乾燥して感熱記録紙
を得た。以上のようにして得た感熱記録紙を、サーマル
印字シミュレーター(松下電子部品(株)製)を用い、印
加電力0.45w/dot、通電時間1.8msec、
1ライン記録時間20msec、副走査密度3.58l
ine/mmで印字し、日立分光光度計330で、68
0nm、780nmでの画像部及び地肌部の反射率を測
定し、各々の波長でのPCS値を求めた。結果を表3に
示す。ここでPCS値は、日立分光光度計330で反射
率を測定し、次式で求めたものである。
【0030】
【表3】 表3から明らかなように本発明の感熱記録材料は、6
80nm、780nm両方の波長において、いづれも優
れた読取り性能をもったものであることが明らかであ
る。
【0031】実施例5〜7、比較例4,5 表4中のロイコ染料を使用する以外は、全て実施例1と
同様にして、感熱記録紙を得た。得られた感熱記録紙に
ついて、実施例1と同様にして日立分光光度計330で
680nmでの画像部及び地肌部の反射率を測定し、同
様に結果を表4に示す。
【0032】
【表4】 表4から明らかなように本発明の感熱記録材料は、6
80nmでの判読性能が優れ、半導体レーザーズキャナ
ーへの対応が可能であることが明らかである。
【0033】
【発明の効果】本発明の記録材料は、前記化1で表わさ
れるロイコ染料を用いた場合は、700〜900nmに
わたり、又、前記化2で表わされるロイコ染料を用いた
場合は可視域から750nmにわたり、発色画像が強い
吸収能を有し、汎用の半導体レーザーを光源とするスキ
ャナーにより、その画像を充分読取ることができるもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/30 B41M 5/145 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロイコ染料と該ロイコ染料を接触時発色
    せしめる呈色剤との間の発色反応を利用した感熱記録材
    料において、上記ロイコ染料の少くとも一種が、下記化
    1で表わされる化合物であることを特徴とする感熱記録
    材料。 【化1】 1,R2:低級アルキル基 R3:水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基 X1:ジアルキルアミノフェニル基 Y1:水素原子、低級アルキル基 A :ベンゼン環、ナフタレン環
  2. 【請求項2】 ロイコ染料と該ロイコ染料を接触時発色
    せしめる呈色剤との間の発色反応を利用した感熱記録材
    料において、上記ロイコ染料の少くとも一種が、下記化
    2で表わされる化合物であることを特徴とする感熱記録
    材料。 【化2】 1,R2:低級アルキル基 3:水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシル基 2無置換又は低級アルコキシル基で置換されフェ
    ニル基 2:低級アルキル基、無置換又は低級アルコキシル基
    で置換されたフ ェニル基 :ベンゼン環、ナフタレン環
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