JP3052539B2 - 有軌道台車の衝突防止装置 - Google Patents

有軌道台車の衝突防止装置

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JP3052539B2
JP3052539B2 JP4347392A JP4347392A JP3052539B2 JP 3052539 B2 JP3052539 B2 JP 3052539B2 JP 4347392 A JP4347392 A JP 4347392A JP 4347392 A JP4347392 A JP 4347392A JP 3052539 B2 JP3052539 B2 JP 3052539B2
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重蔵 木附
栄 清宮
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有軌道道台車の衝突防止
装置に係り、特に所定の曲率で屈曲したコーナー軌道を
有する走行軌道上に複数台設置される有軌道台車におい
て、台車間の衝突を防止するための有軌道台車の衝突防
止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動倉庫の荷役にあっては荷役
物を移送するために有軌道に複数台の有軌道台車が設置
されており、この有軌道台車は荷役物を格納する格納棚
側のステーションコンベアと荷の搬出入口に設置された
ステーションコンベアとの間に敷設された閉ループの走
行軌道上を巡回走行するものである。
【0003】すなわち、図12に示すように、格納棚側
と搬出入口との間に走行軌道1が設置され、この走行軌
道1は内側レール2と外側レール3との2本のなる無端
レールにより構成されている。走行軌道1には荷役物を
受け渡すために複数台の台車4が走行し、この台車4に
は外側レール3に沿って転動する一対の走行車輪5,6
が走行方向前後に設けられると共に、内側レール2に沿
って転動する一対の走行車輪7,8が走行方向前後に設
けられている。走行レール2,3間には台車4を推進さ
せるための推進軸9が設けられ、この推進軸9はその回
転力で台車4に設けられた一対の駆動輪11、12を回
転させて台車4に推進力を与えるようになっている。
【0004】このように構成された台車4は推進軸9の
回転駆動により外側レール3を走行の基準として走行す
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数台の台
車4が走行するため、台車4,4間の衝突を未然に防止
するにはセンサなどにより前方の台車の存在を検知する
ことが有効であり、この場合、走行軌道1等の地上側に
衝突防止用センサを設置したのでは台車4を設置する際
の工事が面倒であり、工期が長くなる問題がある。特
に、工期の短縮化を図るために、走行基準となる外側に
位置する走行車輪5,6に駆動モータを取り付けて自走
式の台車を走行させようとする場合には台車を走行軌道
1に設置するだけで走行が可能であることから、工事の
簡素化および短縮化を達成するためにはセンサなどの機
器類は台車に設置することが求められる。
【0006】他方、前方の台車4の存在を検知するため
に台車4にセンサを設置する場合、先行する台車4の後
端部に投光センサを設けると共に後方に位置する台車4
の前端部に受光センサを設けることが考えられる。これ
らのセンサは台車4が直線走行する場合には衝突を防止
することを可能にするが、コーナー軌道の走行の際には
前方の台車4からの光信号を後方の台車4では検知でき
ない問題がある。
【0007】すなわち、図13に示すように、走行軌道
1には台車4をリターンさせるために直線走行軌道1b
から所定の曲率で折り返されて他方の直線軌道1cに至
るコーナー軌道1aが形成され、このコーナー軌道1a
の出口Aには前方台車4aが停止している。この前方台
車4Aの後部に設けられた発信器13から発信してもそ
の信号は走行軌道1の直線走行軌道1cに沿って後方に
直線的に発せられるため、コーナー軌道1aを走行する
後方台車4の前部に設けられた受信器14は前方台車4
Aに極めて接近しない限り台車4Aの存在を検知できな
いことになる。特に、省スペース化を図るべく直線走行
軌道1b,1c間の間隔を狭くすると、コーナー軌道1
aの曲率半径も小さくなることから、信号の授受が困難
になる。
【0008】このため、従来は台車間の衝突を防止する
ために先行する台車4Aがコーナー軌道1aの出口に停
止しているときは後方の台車4Bをコーナー軌道1aの
入口Bに待機させることを余儀なくされており、台車の
搬送効率が低下する問題があった。
【0009】本発明は上記問題点を有効に解決すべく創
案されたものである。
【0010】本発明は走行軌道上を走行する複数台の台
車間の衝突を未然に防止すると共に台車の搬送効率を高
めることのできる有軌道台車の衝突防止装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1の発明は、内外の走行レールを
並行に敷設して所定の長さ直線に延びた直線走行軌道と
所定の曲率で折り返されたコーナー軌道とに形成された
走行軌道と、該走行軌道上に複数台走行自在に設置さ
れ、外側の走行レールを転動する水平方向旋回自在な駆
動輪を有すると共に内側の走行レールを転動する水平方
向旋回自在で、且つ、走行方向に沿って前後に設けられ
た従動車輪を有する有軌道台車と、駆動輪と従動車輪の
車軸をそれぞれ支持する支持フレームに設けられたロー
ラ支持部材に支持され、上記走行レールを挟んで駆動輪
と従動車輪の走行をそれぞれ案内するガイドローラと
上記台車の走行方向後方の従動車輪のローラ支持部材に
支持され、かつ、内側の走行レールの内側面に位置され
走行方向後方に臨んで広角に光信号を投光する投光器
と、上記台車の走行方向前方の従動車輪のローラ支持部
材に支持され、かつ、内側の走行レールの内側面に位置
され、上記投光器からの光信号を受光し、その受光した
台車がコーナー軌道上にあるとき、その台車を減速制御
させるための受光器と、コーナー軌道内およびコーナー
軌道の出入口近傍の直線走行軌道にそれぞれ設けられた
被検出部と、台車の走行方向前方に位置される従動車輪
のローラ支持部材に支持されて設けられ上記被検出部を
検出する位置センサと、該位置センサの信号と上記受光
器の信号が入力され、先行する台車が上記コーナー軌道
の出口に位置しているときに光信号を受光し、且つ、位
置センサが被検出部を検出した台車をコーナー軌道内に
停止させ、先行する台車が上記コーナー軌道内に位置し
ているときに光信号を受光し、且つ、位置センサが被検
出部を検出した台車をコーナー軌道の入口近傍の直線走
行軌道に停止させ、受光器が光信号を受光しなくなった
とき停止位置から台車を走行させるコントローラからな
台車停止手段と、コーナー軌道と直線走行軌道の出入
口部の内側レールの内周部に沿って設けられ、コーナー
軌道付近に位置する台車の速度制御と上記投光器を作動
・停止させるための磁気テープと、台車の走行方向前方
に位置される従動車輪のローラ支持部材に設けられ、上
記磁気テープを読み取る磁気センサとを備えたことを特
徴とする有軌道台車の衝突防止装置であり、請求項2の
発明は、被検出部が、上記 コーナー軌道内およびコーナ
ー軌道の出入口近傍の直線軌道にそれぞれ配置された遮
光板からなり、位置センサは、投受光器からなり、上記
遮光板の位置で遮光されたときに、その台車の停止位置
を検知する請求項1記載の有軌道台車の衝突防止装置
あり、請求項3の発明は、磁気センサの信号は、上記コ
ントローラに入力され、コントローラは、走行台車が直
線走行軌道の入口からコーナー軌道に走行するとき高速
から中速に速度制御し、走行台車がコーナー軌道から直
線走行軌道の出口まで走行するとき投光器を停止状態か
ら作動状態にする請求項1記載の有軌道台車の衝突防止
装置である。
【0012】
【作用】上記構成によれば、コーナー軌道前後での台車
間の衝突を回避すべく、そのコーナー軌道に進入した台
車の投光器を作動させ、その後方で光信号を受光した台
車を減速走行させ、且つその間に、コーナー軌道上及び
コーナー軌道に入る直線走行軌道上に予め設けた被検出
部を検出したときに停止させるようにすることで、台車
の衝突を確実に防止できる。
【0013】この際、投光器からの光信号は、コーナー
軌道で、台車の向きが変えられても、投光器及び受光器
が、内側走行レールに沿って走行する水平旋回自在な従
動車輪に設けられているので常にレールの接線方向に向
き、且つ、投光器は、後方に向けて広角に亘って光信号
を投光するため、後方の台車の受光器はその先行する台
車を確実に検出することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0015】図1に示すように、例えば自動倉庫におい
て格納棚側の多数のステーションコンベア21と搬出入
口側の多数のステーションコンベア22との間で荷役物
を受け渡すべく、これらの間には荷役物を移送するため
の複数台の自走式有軌道台車23が、走行軌道1に設置
されている。この走行軌道1は並行に敷設された内側レ
ール2と外側レール3とからなる2本の無端レールによ
り構成されると共に、互いに比較的狭い間隔を隔てて所
定の長さ直線に延びた直線走行軌道1b,1cを有する
と共にこれら直線走行軌道1b,1cを結ぶべく所定の
曲率で折り返されたコーナー軌道1aを有する。
【0016】台車23には図2および図3に示すように
外側レール3を転動する一対の駆動車輪24、25が設
けられ、この駆動車輪24、25は台車23の一側部に
走行方向前後に配置されている。同様に、内側レール2
転動する一対の従動車輪26、27が台車23の他側
に走行前後方向に設けられている。
【0017】具体的には図2および図3に示すように、
台車23の下部には、モータ28、29で駆動される駆
動車輪24、25が支持フレーム31で支持されてお
り、第3図に示すように、この支持フレーム31は台車
の下端部に旋回軸32で支持されて駆動車輪24、25
を水平方向に旋回自在に支持するようになっている。支
フレーム31には外側レール3を挟持して駆動車輪2
4、25の走行を案内する4つのガイドローラ33が設
けられ、このガイドローラ33は外側レール3に沿って
設けられた給電装置34からモータ28、29などの機
器に電するようになっている。
【0018】他方、第2図および第4図に示すように従
動車輪26、27は台車23の下部に水平方向旋回自在
に支持されており、例えば後部従動車輪27について説
明すると、図4に示すように、後部従動車輪27の車輪
軸35は支持フレーム36に支持され、この支持フレー
36の上部はアーム37に支持されている。このアー
ム37には、支持フレーム36を水平方向に旋回自在に
支持する旋回軸38が設けられている。アーム37の一
端部は台車23の下端部に設けられた固定旋回軸39に
水平方向に旋回可能に支持されている。支持フレーム
6には内側レール2を挟んで従動車輪26、27の走行
を案内するガイドローラ41が支持されており、このガ
イドローラ41は支持フレーム36に取り付けられたロ
ーラ支持部材42に支持されている。前部従動車輪26
も同様に構成されている。
【0019】特に、本発明にあっては図2および図4に
示すように各台車23を停止制御するために、台車23
の走行方向後方に位置する後部従動車輪27の支持フレ
ーム36には走行方向後方に臨んでに亘って広角(例え
ば投光角度150度〜180度、投光距離3m)に光信
号Pを投光する投光器(赤外発光LED)51が設けら
れると共に、台車23の走行方向前方に位置する前部従
動車輪26の支持フレーム36には投光器51からの光
信号Pを150度〜180度に亘って受光する受光器5
2が設けられている。したがって、投光器51は水平方
向旋回自在に支持される後部従動車輪27と一体的に内
側レール2に沿って後方に向けて指向され、同様に、受
光器52も水平方向旋回自在に支持される前部従動車輪
26と一体的に内側レール2に沿って前方に向けて指向
されるように構成されている。
【0020】なお、投光器51にあってはローラ41を
支持するローラ支持部材42に垂直ブラケット53およ
び水平ブラケット54を介して取り付けられ、図5に示
すように、水平ブラケット54には円弧状の一対の長穴
55が形成されている。この長穴55には投光器51の
指向角度を水平方向に所定角度の範囲に亘って調節する
ボルト56が係合するようになっている。図示されない
が、同様な構成で受光器52も指向角度が調整されるよ
うになっている。このように構成された受光器52は投
光器51から光信号Pを受光したことをコントローラ
(図2に図示)57に送信し、コントローラ57は台車
23を停止可能な速度まで減速させるべく駆動車輪2
4,25を駆動制御するようになっている。
【0021】また、台車23を停止制御すべく台車停止
手段61がそれぞれの台車23に設けられる。図2に示
すように、台車停止手段61はコントローラ57からな
り、このコントローラ57には、図1、図6および図7
に示すように、まず、後方の台車23へ光信号を投光す
る投光器51からの信号が送られるようになっている。
さらに、コントローラ57には、先行する台車23の投
光器51からの光信号を受光する受光器52からの信号
と、コーナー軌道1a内およびコーナー軌道1aの出入
口近傍の直線走行軌道1b、1cにそれぞれ設けられた
被検出部としての遮光板62、63、64を検出し、台
車23の走行方向前方に位置される従動車輪26のロー
ラ支持部材42に走行方向前後に設けられた検出部とし
ての一対の位置センサ65、66からの信号と、台車の
走行方向前方に位置される従動車輪26のローラ支持部
材42に設けられた磁気センサ72からの信号とが、送
られるようになっている。位置センサ65、66は上下
方向に光軸を形成する光センサで構成されている。この
位置センサは光軸を遮光板62、63、64で遮光され
るとONしてコントローラ57に送信し、双方の位置セ
ンサ65、66からON信号が出力されると、コントロ
ーラ57は駆動車輪24、25の駆動を停止させる。具
体的には、図6に示すように、台車23の移動量をカウ
ントするロータリエンコーダ67が支持フレーム36か
らブラケット68に支持されて内側レール2の側部を転
動し、前部の位置センサ65が遮光されてから後部の位
置センサ66が遮光されるまでのブレーキのタイミング
はエンコーダ67のカウントでセットされるようになっ
ている。なお、遮光板62、63、64の代わりにこれ
と同一箇所にマークあるいはコードなど被検出部を設
け、その被検出部を読み取る光センサからなる読取器を
台車23に取り付けて台車停止手段61を構成すること
も可能である。
【0022】また、図7に示すようにローラ支持部材4
2にはブラケット71で支持された磁気センサ72が取
り付けられ、図1に示すように、この磁気センサ72は
コーナー軌道1aと直線走行軌道1b、1cの出入口部
内側レール2の内周部に沿って設けられた磁気テープ
73、74を検知するようになっている。これら磁気テ
ープ73、74は直線走行軌道1bからコーナー軌道1
aの入口に亘って高速から中速に減速するS極の減速用
テープ(図中点線で示す)73と、コーナー軌道1
aの入口から他方の直線走行軌道1cに亘って中速度に
保持する目的と、投光器51の投光を作動させるための
N極の磁テープ(図中一点鎖線で示す)74とから構
成されている。したがって、これらの磁気テープ73、
74の検出信号が磁気センサ72からコントローラ57
に入力され、台車23の速度制御がなされることにな
る。また、直線走行軌道1b、1cを走行する他の台車
23の走行に影響を与えないために、磁気センサ72か
ら出力される信号により投光器51の投光区間は中速度
保持磁気テープ74の区間のみに設定されている。
【0023】なお、図1に示すように、直線走行軌道1
b、1cには各ステーションコンベア21、22ごとに
台車23を停止させるための遮光板75が設けられ、台
車23は停止すべきコンベア21、22の手前の遮光板
75の位置からエンコーダ67でカウントして所定距離
走行した位置から減速を開始し停止すべきコンベア
1、22の遮光板75で停止するようになっている。さ
らに、図2に示すように直線走行軌道1b、1c上の衝
突を防止するために、台車23の前後部にはそれぞれ直
線遠方センサ76、77が設けられると共に直線近傍セ
ンサ78が台車23の前部に取り付けられている。本発
明の有軌道台車の衝突防止装置は、以上のような構成で
ある。
【0024】次に、上記実施例の作用について説明する
と、図1に示すように、本発明の有軌道台車の衝突防止
装置においては、出口側の直線走行軌道1bに設けられ
た磁気テープ73を磁気センサ72が検出したとき、コ
ントローラ57は、台車23を高速から中速に減速させ
て走行し、コーナー軌道1aに中速のまま進入し、次
に、磁気センサ72がコーナー軌道1aの入口部から直
線走行軌道1cの一部までに設けられた磁気テープ74
を読み取ると、コントローラ57は、投光器51を作動
させて広角に亘って光信号Pを出力する。この光信号P
は、直線走行軌道1cの一部までに設けられた磁気テー
プ74の位置まで、コントローラ57は投光器51を投
光状態に保ち、磁気テープ74を通過したならば、投光
器51の作動を停止する。この先行する台車23に対し
て、後方に位置する台車23(出口側の直線走行軌道1
bに位置した台車及びコーナー軌道1aに位置した台
車)が先行する投光器51の光信号Pを受光器52が検
出したときには、その台車23は、中速から減速走行に
され、さらにその減速走行中に位置センサ65、66が
被検出部である遮光板63を検出したときには、実質的
にその台車23を、投光器51の信号Pを検出しなくな
るまで停止状態に保って衝突を防止するように制御す
る。この際、投光器51からの光信号Pは、コーナー軌
道1aで、台車23の向きが変えられても、投光器51
及び受光器52が、内側走行レール2に沿って走行する
水平旋回自在な従動車輪26、27に設けられているの
で常にレールの接線方向に向き、且つ、投光器51は、
後方に向けて広角に亘って光信号Pを投光するため、後
方の台車23の受光器52はその先行する台車23を確
実に検出することが可能となる。
【0025】次に、この衝突防止を、図8および図9を
基に、より具体的に説明する。図8はコーナー軌道1a
内で停止する場合、図9はコーナー軌道1aの入口近傍
の直線走行軌道1c上で停止する場合をそれぞれ示す。
【0026】図8に示すように、コーナー軌道1a出口
近傍の直線走行軌道1c上に先行する台車23Aが位置
しており、その後方に台車23Bがコーナー軌道1a内
に進入しようとする場合、先行する台車23Aからコー
ナー軌道1a内に光信号Pが広角に亘って投光されてい
る。後方の台車23Bはコーナー軌道1a内に中速で進
入した直後に先行する台車23Aから光信号Pを受光し
て減速を開始する。すなわち、図1および図7に示すよ
うに、まず、前部の位置センサ65がコーナー軌道1a
の中間位置に設けられた遮光板63を検知すると、台車
23Bは実質的に停止動を開始する。すなわち、前部の
位置センサ65がONしたときから台車23Bは、走行
方向に微動作させてインチング制御され、後部の位置セ
ンサ66がONしたときに完全に停止する。このよう
に、光信号Pを受光した台車23Bは、減速状態から、
前部の位置センサ65が遮光板63を検知したとき、完
全に停止させる後部の位置センサ66がONするまでの
間、実質的に停止したインチング制御を行い、この間に
光信号Pを検出しなくなったときには、中速走行に戻す
ことで、高速化を図ることができる。またインチング制
御は、かならず止まれるスピードとし、コーナー軌道1
aに設ける遮光板63の位置は、インチング制御から完
全停止の間、先行する台車23Aに対して衝突しない車
間距離を保つ位置に設けておく。この光信号Pは、直線
走行軌道1cの一部までに設けられた磁気テープ74の
位置まで、コントローラ57は投光器51を投光状態に
保ち、磁気テープ74を通過したならば、投光器51の
作動を停止する。そして、先行する台車23Aの投光器
51からの光信号Pを台車23Bの受光器52が受光し
なくなれば、台車23Bは走行を再開する。
【0027】図9はコーナー軌道1aの中間に先行する
台車23Bが位置しているときにその後方の台車23C
インチングによる微動作および完全停止制御させるも
のである。すなわち、直線走行軌道1bを走行する後方
の台車23Cはコーナー軌道1a内の台車23Bから発
する光信号Pを受光して中速状態から減速を開始する。
コーナー軌道1aの入口近傍の直線走行軌道1bに遮光
板62が設けられているので、その遮光板62の位置で
位置センサ65、66によるインチング制御による台車
23Cの停止制御がなされることになる。
【0028】このように本発明は先行する台車23か
ら光信号を受光した台車23の停止位置を、その受光
した光信号Pと軌道1上に設けた被検出体である遮光板
62、63、64で決定させるため、先行する台車23
に対してその後方の台車23を一定の車間距離を保持さ
せて停止させることができ、コーナー軌道1aにおける
台車23間の衝突を未然に防止できる。また、コーナー
軌道1aの出口側に先行する台車23が位置されていて
も、後方の台車23をコーナー軌道1aに進入させるこ
とができるため、高速走行する台車23の搬送効率を高
めることができる。
【0029】なお、図8の斜線部に示すように、走行軌
道1を通行するためにカバー部材79が内側走行レール
2間に設けられており、このカバー部材79の下方に投
光器51および受光器52が位置されている。このよう
にカバー部材79が投受光器51,52の上方を覆って
いる場合、カバー部材79が反射物となり、また、カバ
ー部材79を下方から支承するスタンドなどが投受光の
障害となる。
【0030】そこで、図10は走行方向前方に位置する
車輪24、26側に二つの受光器52a、52bを採用
した例を示すものである。すなわち、一方の受光器52
aは台車23の走行方向前方の車体側部に走行方向側方
に向けて設置され、他の受光器52bは台車23の走行
方向前方の車体前部に走行方向前方に向けて設置されて
いる。そこで、コーナー軌道1aの出口近傍の直線走行
軌道1cに先行する台車23Aが位置し、後方の台車2
3Bがコーナー軌道1a内に進入しょうとする場合、コ
ーナー軌道1aの入口近傍の直線走行軌道1cの位置で
内側の受光器52aが前方の台車23Aからの光信号P
を受光し、台車23Bは減速を開始し、上記実施例と同
様にコーナー軌道1aの中間で停止する。次いで、図1
1に示すように、台車23Bを先行する台車としてその
後方から別の台車23Cがコーナー軌道1a内に進入し
ょうとする場合にはコーナー軌道1c中間に位置する台
車23Bからの光信号Pを後方の台車23Cの前部外側
に設けられた受光器52bで受光することになる。この
ように、本発明においては、二つの受光器52a、52
bを用いると、カバー部材79などが反射物となって投
受光の障害となる場合も各台車間の衝突を防止すること
ができる。
【0031】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、先行する
台車の投光器からの光信号を受光した後方の台車の停止
位置をコーナー軌道内あるいはコーナー軌道の出口近傍
の直線走行軌道に設定しているので、コーナー軌道にお
ける台車間の衝突を未然に防止できると共に、先行する
台車がコーナー軌道の出口に位置していても、後方の台
車をコーナー軌道内に進入停止させることができ、高速
走行する台車の搬送効率を高めることができる。この
際、投光器からの光信号は、コーナー軌道で、台車の向
きが変えられても、投光器及び受光器が、内側走行レー
ルに沿って走行する水平旋回自在な従動車輪に設けられ
ているので常にレールの接線方向に向き、且つ、投光器
は、後方に向けて広角に亘って光信号を投光するため、
後方の台車の受光器はその先行する台車を確実に検出す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有軌道台車の停止制御を示す平面図で
ある。
【図2】有軌道台車を示す概略平面図である。
【図3】駆動車輪を示す図である。
【図4】走行方向後方に位置する従動車輪を示す図であ
る。
【図5】位置センサの取り付け構造を示す平面図であ
る。
【図6】走行方向前方に位置する従動車輪を示す図であ
る。
【図7】位置センサおよび磁気センサを示す図である。
【図8】台車のコーナー軌道内への停止制御を示す平面
図である。
【図9】台車のコーナー軌道入口近傍への停止制御を示
す平面図である。
【図10】二つの受光器を有する台車のコーナー軌道内
の停止制御を示す平面図である。
【図11】二つの受光器を有する台車のコーナー軌道出
口近傍の停止制御を示す平面図である。
【図12】従来の有軌道台車を示す平面図である。
【図13】従来の停止制御を示す平面図である。
【符号の説明】
1 走行軌道 1a コーナー軌道 1b,1c 直線走行軌道 2 内側走行レール 3 外側走行レール 23 台車 24,25 駆動車輪 26,27 従動車輪 51 投光器 52 受光器 61 台車停止手段 P 光信号
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−259705(JP,A) 特開 平3−29882(JP,A) 特開 平1−195169(JP,A) 実開 平3−16568(JP,U) 実開 昭61−133809(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 13/00 - 13/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外の走行レールを並行に敷設して所定
    の長さ直線に延びた直線走行軌道と所定の曲率で折り返
    されたコーナー軌道とに形成された走行軌道と、該走行
    軌道上に複数台走行自在に設置され、外側の走行レール
    を転動する水平方向旋回自在な駆動輪を有すると共に内
    の走行レールを転動する水平方向旋回自在で、且つ、
    走行方向に沿って前後に設けられた従動車輪を有する有
    軌道台車と、駆動輪と従動車輪の車軸をそれぞれ支持す
    る支持フレームに設けられたローラ支持部材に支持さ
    れ、上記走行レールを挟んで駆動輪と従動車輪の走行を
    それぞれ案内するガイドローラと、上記台車の走行方向
    後方の従動車輪のローラ支持部材に支持され、かつ、内
    側の走行レールの内側面に位置され走行方向後方に臨ん
    で広角に光信号を投光する投光器と、上記台車の走行方
    向前方の従動車輪のローラ支持部材に支持され、かつ、
    内側の走行レールの内側面に位置され、上記投光器から
    の光信号を受光し、その受光した台車がコーナー軌道上
    にあるとき、その台車を減速制御させるための受光器
    と、コーナー軌道内およびコーナー軌道の出入口近傍の
    直線走行軌道にそれぞれ設けられた被検出部と、台車の
    走行方向前方に位置される従動車輪のローラ支持部材に
    支持されて設けられ上記被検出部を検出する位置センサ
    と、該位置センサの信号と上記受光器の信号が入力さ
    れ、先行する台車が上記コーナー軌道の出口に位置して
    いるときに光信号を受光し、且つ、位置センサが被検出
    部を検出した台車をコーナー軌道内に停止させ、先行す
    る台車が上記コーナー軌道内に位置しているときに光信
    号を受光し、且つ、位置センサが被検出部を検出した
    車をコーナー軌道の入口近傍の直線走行軌道に停止さ
    、受光器が光信号を受光しなくなったとき停止位置か
    ら台車を走行させるコントローラからなる台車停止手段
    、コーナー軌道と直線走行軌道の出入口部の内側レー
    ルの内周部に沿って設けられ、コーナー軌道付近に位置
    する台車の速度制御と上記投光器を作動・停止させるた
    めの磁気テープと、台車の走行方向前方に位置される従
    動車輪のローラ支持部材に設けられ、上記磁気テープを
    読み取る磁気センサとを備えたことを特徴とする有軌道
    台車の衝突防止装置。
  2. 【請求項2】 被検出部が、上記コーナー軌道内および
    コーナー軌道の出入口近傍の直線軌道にそれぞれ配置さ
    れた遮光板からなり、位置センサは、投受光 器からな
    り、上記遮光板の位置で遮光されたときに、その台車の
    停止位置を検知する請求項1記載の有軌道台車の衝突防
    止装置。
  3. 【請求項3】 磁気センサの信号は、上記コントローラ
    に入力され、コントローラは、走行台車が直線走行軌道
    の入口からコーナー軌道に走行するとき高速から中速に
    速度制御し、走行台車がコーナー軌道から直線走行軌道
    の出口まで走行するとき投光器を停止状態から作動状態
    にする請求項1記載の有軌道台車の衝突防止装置。
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