JP3042669B2 - 冷却塔受水槽 - Google Patents

冷却塔受水槽

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JP3042669B2
JP3042669B2 JP7139396A JP13939695A JP3042669B2 JP 3042669 B2 JP3042669 B2 JP 3042669B2 JP 7139396 A JP7139396 A JP 7139396A JP 13939695 A JP13939695 A JP 13939695A JP 3042669 B2 JP3042669 B2 JP 3042669B2
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有二 村田
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Mitsubishi Plastics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷却塔の受水槽に係
り、特に複数の冷却塔用ベッドを組み合わせ施行する場
作業性良く構築し易い冷却塔の受水槽に関す
【0002】
【従来技術とその課題】従来、複数の冷却塔用ベッド受
け皿部材を接続して冷却塔の受水槽を構成するものは、
図5に側断面図で示す如く、各ベッド受け皿部材A−
1,A−2の側辺端部に一体に垂下形成した鍔片A−1
1,A−12同士を、パッキンCを介在させて、溝形鋼
よりなるベッド枠組み部材B−1,B−2により鍔片A
−11,A−12の両側からボルトDで締結して受水槽
を組立てたり、また、隣接する受水槽を仕切って形成さ
れる冷却塔の場合には、上記ベッド枠組み部材B−1,
B−2の背面突合わせ面上で、図示してないが、仕切り
部材を組込み該仕切り部材とベッド受け皿部材との間に
パッキンを介して両者をボルトで締結し、次に、上記仕
切り部材の上端部と仕切り壁板の下端部とを、パッキン
を介してボルトで締結して組立てることが行なわれてい
る。
【0003】また、従来、図6に側断面図で示す如く、
ベッド枠組み部材B−1,B−2を背面で突合わせてボ
ルトDにより締結し、その突合わせ締結面上で側辺端部
に鍔片が無いベッド受け皿部材A−1,A−2同士をそ
の端面で当接し、そして、この当接面上をFRP(繊維
強化プラスチック)等の接続補強材Eで覆って接着固定
して受水槽を組立てることも行なわれている。
【0004】しかしながら、上記従来技術の前者の場合
には、ベッド受け皿部材A−1とベッド枠組み部材B−
1、及びベッド受け皿部材A−2とベッド枠組み部材B
−2の両組合せ部材は、予め間隔をおいて配置してあっ
たものを突合わせ、パッキンCを挟み込んでボルトDに
より締付けるものであるが、冷却塔内の狭い低域で行う
接続作業であることから作業効率が悪いと共に、重量物
である両組合せ部材の取付けであるので挟着パッキンC
に均一且つ十分なシール効果は期待できなく、受水槽の
漏水トラブルの原因となる虞れがあった。
【0005】そして、上記従来技術の後者の場合には、
冷却塔内部の狭い場所における作業と相俟って、冷却塔
を敷設する現地におけるFRPによる接続補強作業は、
溶剤揮散等の作業環境の問題があり好ましいものではな
かった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、冷却塔のベッド枠組み部材上で複数のベ
ッド受け皿部材を組合せ接続して構成する冷却塔受水槽
において、当該冷却塔受水槽内にオーバーフロー管を配
設し、各ベッド受け皿部材における接続側の側辺端部に
一体に立上げ鍔片を形成すると共に、当該立上げ鍔片に
切欠き部分を設け、この切欠き部分の頂上部を前記オー
バーフロー管の上端開口部よりも低く設定し、切欠き部
分以外の立上げ鍔片の頂上部を前記オーバーフロー管の
上端開口部よりも高く設定して冷却塔受水槽を構成する
こととした。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。図1は本発明の実施例1を一部切欠展開斜
視図で示し、図2は本発明の実施例2を斜視図で示し、
図3は、図2におけるオーバーフロー管と立上り鍔片と
の関係を一部省略側断面図で示し、図4は本発明の実施
例3で冷却塔仕切り壁板を立設した状態を側断面図で示
す。
【0008】
【実施例1】図1に展開斜視図で示す本発明において
は、側辺端部に立上げ鍔片111,111を一体に形成
した複数のFRP製のベッド受け皿部材11,11を、
溝形鋼よりなる支脚121で支持され、ベッド枠組み部
材12,12上で組合せ接続して、一基の冷却塔の受水
槽1を組立てる場合に、ベッド枠組み部材12,12同
士の接続にはパッキンを挟着することなく直接締結し、
隣接するベッド受け皿部材11,11の各側辺端部に立
上げ形成した立上げ鍔片111,111同士の接続は、
受水槽1の上面側で、パッキン13を挟着して簡単にボ
ルト止孔14で締結固定することができる。
【0009】上記実施例において、FRP製のベッド受
け皿部材11,11は、その側辺端部に立上げ鍔片11
1,111を立設したことによって、ベッド枠組み部材
12,12間にパッキン13を挟着して止水処理をする
必要がないと共に、取付け寸法精度が向上し、また、ベ
ッド受け皿部材11,11同士の固定は、立上げ鍔片1
11自体が比較的柔軟なFRPからなる片持ち構造のも
のであることと、受水槽1の上面側で取付け作業が出来
るために、重量物であっても簡単且つ効率良く接続を行
なうことができる。
【0010】
【実施例2】図2に斜視図で示す本発明は、支脚121
に支持され、ベッド受け皿部材11上に充填材2を組込
みユニット化した構造のものであって、組込んだ充填材
2に近接したベッド受け皿部材11の立上げ鍔片111
の頂部112は、図3に側断面図で示す如く、オーバー
フロー管3の上端開口部31より高く設定し、隣接する
ベッド受け皿部材11の立上げ鍔片111の頂部112
との突合わせ部に、簡単な固定具142で係止してお
く。
【0011】そして、充填材2に近接していないベッド
受け皿部材11の立上げ鍔片111には切欠き鍔片11
3を設け、この切欠き鍔片113に沿いパッキン13を
介して、図示してないが、隣接するベッド受け皿部材1
1の切欠き鍔片113同士間を、ボルト止孔14にボル
トを締着して接続すると共に、ベッド枠組み部材12同
士をパッキン無しで直接接続する。
【0012】上記実施例において、充填材2とベッド受
け皿部材11の立上げ鍔片111間は、手を差入れるこ
とも出来ない程に狭いため、立上げ鍔片111をオーバ
ーフロー管3の上端開口部31より高く立上げて、立上
げ鍔片111の頂部112で簡単に係止して隣接するベ
ッド受け皿部材11同士を接続することが出来、また、
上記の如く切欠き鍔片113を設けた個所が、オーバー
フロー管3の上端開口部31より低い場合には、漏水防
止のため切欠き鍔片113に沿いパッキン13を介在さ
せ、ボルト止孔14にボルトを締着して接続するが、こ
の場合においても、受水槽1の上面側で作業が出来るた
め、簡単且つ確実に接続固定することができる。
【0013】また、複数のベッド受け皿部材11,11
を組合せ接続して、一基の冷却塔の受水槽1を構成する
場合には、図2に示す如く、オーバーフロー管3の管口
部31の高さより高く設定した立上げ鍔片111の切欠
き鍔片113に、図示してないが、パッキン13を介し
て隣接するベッド受け皿部材11の切欠き鍔片113に
当接して、受水槽1の上面でボルト141によりベッド
受け皿部材11,11同士を簡単に締結し接続すること
ができる。
【0014】
【実施例3】また、図4に側断面図で示す本発明は、仕
切り壁板15−1,15−2を立設して、隣接する冷却
塔の受水槽1,1間を仕切る場合であって、溝形鋼より
なる冷却塔のベッド枠組み部材12,12上で、FRP
よりなる隣接するベッド受け皿部材11,11の立上げ
鍔片111,111同士間を、パッキンを介在させるこ
となくボルト141で締結してベッド受け皿部材11,
11間を接続する。この時、ボルト141による締結部
位は、受水槽1のオーバーフロー管3の上端開口部31
の高さより高く設定する必要があり、そして立上げ鍔片
111の頂部112で、接続アングル151,152を
添えてボルト141により締結して、仕切り壁板15−
1,15−2を連接し、該仕切り壁板15−1,15−
2を設けることにより冷却塔の受水槽1を隣合わせに併
設することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、特に、複数の冷却塔用ベッドを組合せ
て受水槽を形成する場合に、受水槽の上面側の取付け作
業し易い状態のもとで、複数の冷却塔用ベッドの接続が
できるので作業効率が大幅に向上すると共に、接続する
ベッド受け皿部材同士間で均一且つ確実なパッキンの装
着が出来るので、受水槽からの漏水の防止効果が大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を一部切欠展開斜視図で示
す。
【図2】本発明の実施例2を斜視図で示す。
【図3】図2におけるオーバーフロー管と立上げ鍔片と
の関係を一部省略側断面図で示す。
【図4】本発明の実施例3で冷却塔仕切り壁板を立設し
た状態を側断面図で示す。
【図5】従来技術の1例を側断面図で示す。
【図6】従来技術の他の例を側断面図で示す。
【符号の説明】
1 受水槽 11 ベッド受け皿部材 111 立上げ鍔片 112 切欠き鍔片 12 ベッド枠組部材 121 支脚 13 パッキン 14 ボルト止孔 141 ボルト 142 固定具 15 仕切り壁板 2 充填材 3 オーバーフロー管 31 上端開口部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却塔のベッド枠組み部材上で複数のベ
    ッド受け皿部材を組合せ接続して構成する冷却塔受水槽
    であって、 当該冷却塔受水槽内にオーバーフロー管を配設し、 各ベッド受け皿部材における接続側の側辺端部に一体に
    立上げ鍔片を形成すると共に、当該立上げ鍔片に切欠き
    部分を設け、この切欠き部分の頂上部を前記オーバーフ
    ロー管の上端開口部よりも低く設定し、切欠き部分以外
    の立上げ鍔片の頂上部を前記オーバーフロー管の上端開
    口部よりも高く設定してなる構成を有する冷却塔受水
    槽。
  2. 【請求項2】 上記立上げ鍔片に、仕切り壁板を接続形
    成してなる請求項1に記載の冷却塔受水槽。
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