JPH0725356Y2 - タンクの架台構造 - Google Patents

タンクの架台構造

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JPH0725356Y2
JPH0725356Y2 JP13723689U JP13723689U JPH0725356Y2 JP H0725356 Y2 JPH0725356 Y2 JP H0725356Y2 JP 13723689 U JP13723689 U JP 13723689U JP 13723689 U JP13723689 U JP 13723689U JP H0725356 Y2 JPH0725356 Y2 JP H0725356Y2
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tank
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正之 久保田
孝司 加藤
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Hitachi Chemical Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、タンク用架台構造に係わり、特にその補強
部分の改良に関するものである。
《従来の技術》 従来のタンクとしては、例えば1m×1mの方形に形成され
た受圧面の周縁に接合縁を設け、FRP等の合成樹脂によ
り一体成形させたパネルを複数枚用いて、その接合縁同
士をパッキングを介してボルト・ナットで接合し、タン
クの底壁、側壁および屋根をそれぞれ組立てることによ
り、箱状体の容器を制作している。
特に飲料水を貯留するようにした専用のタンクにおいて
は、底壁の点検を容易にするため、一般にコンクリート
よりなる直方体の布基礎を地面上に2本以上互いに平行
に配置し、これら布基礎上面に鋼製の梁を掛け渡して架
台を構成するようにしている。
以下、従来の架台構造を第9図ないし第11図に基づいて
説明すると、架台5Cの直交主梁6e,6fおよび補助梁7a,7b
は、底壁パネル10の接合縁に沿わせて互いに直交させ、
井桁状に組立ててタンクの底壁3を支えるようにしてい
る。この架台5Cを構成する鋼材は、3種類に大別するこ
とができる。すなわち、布基礎9に対して直交して配置
される直交主梁6e,6fと、布基礎9に対し平行に配置さ
れ架台5Cの枠組材となる平行主梁11と、布基礎9に対し
平行に配置される補助梁7a,7bである。
ここで、直交主梁6e,6fと平行主梁11は、次の理由から
同一サイズの鋼材が使用されている。
(1)平行主梁11には、第10図に示すように、タンクの
側壁パネル17と架台5Cの平行主梁11とを締結する据付ボ
ルト16を挿通させるための据付ボルト穴13、および平行
主梁11と布基礎9を締結する基礎ボルト14を挿通させる
ための基礎ボルト取付穴15とを設けなければならず、し
たがって、平行主梁11の高さは直交主梁6e,6fの高さと
同一に設定する必要がある。
(2)平行主梁11は、上面フランジ部で底壁パネル10を
支えるとともに、該フランジ部には据付ボルト16が組込
まれるため、平行主梁11の上面フランジ部には、据付ボ
ルト穴13の縁端距離を配慮した寸法a以上の幅が必要に
なる。
したがって、直交主梁6e,6fと平行主梁11は、上記
(1)の理由で高さ、また(2)の理由でフランジ幅を
同一にしなければならない。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上記従来の架台構造には次のような欠点
があり、その改善が望まれていた。
(1)第10図に示すように、タンクを組立てるときに、
布基礎9と平行主梁11の間に隙間がないので、架台の外
側から平行主梁11の裏側、つまり内側に手を入れること
ができない。このため、底壁パネル10と側壁パネル17を
締結するボルト18を締める際に、ボルト締付け作業がし
にくく多くの手間と時間がかかる。
(2)平行主梁11の単位長さ当たりの重量は、直交主梁
6e,6fの重量と同じであるため、平行主梁11自体が重く
なるとともに、材料原価が高くなる。
(3)平行主梁11自体の重量が重いので、架台5Cを据付
けるための時間がそれだけ多くかかる。
(4)鋼材を節約するため、第10図のように、平行主梁
11の中心をパネル10の接合縁外周より寸法bだけ外側へ
ずらして組立てる方法が通常とられているが、この場
合、第9図に示すように、架台5Cの組立て寸法はその端
部と中央部とで異なるため設計が煩雑になり、製作時に
組立てミスを誘発しやすいという問題がある。
この考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、組立て性を向上させ、作業時間の短縮および
製作不良を防止できるタンクの架台構造を提供すること
にある。
《課題を解決するための手段》 上記の問題点を解決するため、請求項1の考案は、互い
に平行に対向して配置した複数の布基礎上に基礎ボルト
で固定され、かつ複数本の形鋼製の主梁および補助梁に
より井桁状に組み合わせられたタンクの架台構造におい
て、主梁を布基礎と直交させて配置し、この主梁よりも
高さの低い補助梁を架台の外側で上記布基礎と平行に配
置し、この補助梁の上面を主梁の上面と同一高さに設け
るとともに、布基礎上面と架台外側の補助梁下面との間
に隙間を設け、上記タンクの底壁パネルの垂直接合縁が
接合される主梁の上面フランジ部に据付ボルト穴を、上
記接合部位よりも内側の位置に形成したことを特徴とす
る。
また、請求項2の考案は、上記底壁パネルの垂直接合縁
の外周面を主梁の中心位置に一致させたことを特徴とす
る。
《作用》 請求項1に記載の考案によれば、布基礎上面と補助梁と
の間に隙間を形成したため、架台が軽くなるだけでな
く、タンクを組立てる際にはこの隙間から補助梁の裏側
に手を入れることができる。したがって、タンク下部を
架台にボルト締結する作業を短時間のうちに効率よく行
うことができる。
また、請求項2に記載の考案によれば、主梁の上面フラ
ンジ部の据付ボルト穴を、底壁パネルの接合部位よりも
内側に配設したため、架台端部の主梁間の間隔を中央部
の間隔と同じ寸法に設定でき、これにより設計が容易に
なり製作ミスを防止することができる。
さらに、請求項3に記載の考案によれば、底壁パネルの
垂直接合縁外周面を主梁の中心線位置に一致させたた
め、製作のとき主梁と底壁パネルとの寸法ずれをチェッ
クしながら正確に組付けることができる。
《実施例》 以下に、この考案の一実施例を第1図ないし第8図に基
づいて説明する。
第1図は、この考案に係わる架台5の上にタンク1を据
付けた状態を示す断面図である。この図において、タン
ク1は、複数枚の直立接合縁付パネルの垂直接合縁同士
を、その間にパッキングをはさんでボルトで締結するこ
とにより、底壁3、側壁4、屋根2を形成して、箱状体
の容器に組立てられたもので、前記パネルは方形の受圧
面の周縁に垂直接合縁を有してFRP等の合成樹脂より形
成されている。5はタンク1が据付けられる架台で、架
台5は、底壁パネル10の直立接合縁の下面に沿うよう井
桁状に鋼材で組合わされている。
第2図はこの架台5の斜視図であって、架台5は布基礎
9の上に基礎ボルト14で締結して取付けられている。
8は布基礎9と平行に配置され、かつ直交主梁6b,6cよ
り高さが低い小形の枠組平行補助梁で、その上面は直交
主梁6b,6cの上面に合わせて組立てられている。これに
より、布基礎9の上面と枠組平行補助梁8の下面との間
には隙間が形成されている。したがって、タンク組立て
時に前記隙間を利用して外側から枠組平行補助梁8の裏
側に手を入れることができるようにされている。このた
め、パネル締結用のボルトを取付けるときに、作業時間
の短縮が可能になっている。また、枠組平行補助梁8は
直交主梁6b,6cより小形で軽いため、材料コストの低減
化が図られ、布基礎9上への据付作業時間も短縮化して
いる。
第3図は、架台5とタンク下部を示す断面図であって、
19は断面L字状の折曲板の2平面に少なくとも各1個の
ボルト挿通穴を設けた屈曲板である。この屈曲板19の1
片側に設けたボルト挿通穴を直交主梁6b,6c上面の据付
ボルト穴13と合致するように当接させた状態で、据付ボ
ルト13により屈曲板19と直交主梁6b,6cが連結固定され
ている。また、屈曲板19の他の片側を底壁パネル10の垂
直接合縁10aの内面側に合わせた状態で、パネル締結ボ
ルト18により底壁パネル10と側壁4が互いに一体に締結
されている。このため、直交主梁6b,6cのフランジ幅の
中心線と底壁パネル10の垂直接合縁10a外周を一致させ
ることができる。これにより、直交主梁6b,6cの間隔を
寸法lに統一でき、架台組立て時の寸法合わせを簡単に
行うことができる。
第4図は直交主梁6cと枠組平行主梁8aの接合部を示す断
面図、第5図は第4図の右側面図である。図示のよう
に、第4図は、直交主梁6cの上下のフランジ間に締結用
のボルト穴を設けたガセットプレート19を差し込んで溶
接固定し、両端に締結用ボルト穴を設けた枠組平行補助
梁8aとボルト穴同士を位置合わせして、ボルト18aで直
交主梁6cと枠組平行補助梁8aを固定連結した例である。
もちろん、これに限らず、例えばガセットプレート19に
補強ボルト取付穴を設け、第1図の補強固定ボルト12で
取付けてもよい。
第6図および第7図には、それぞれこの考案の他の実施
例を示す。
第6図の実施例は、布基礎9と平行に配置された架台5a
の枠組材である枠組平行補助梁8bとして、架台5aの全長
に渡って1本の連続した鋼材を用いたことを特徴とする
ものである。したがって、特に長さ2m以上の長い架台5a
を製作するときに、井桁の各ブロック毎に枠組平行補助
梁8bを切断する手間を省くことができ、かつ少なくとも
その切断部分だけ原価の安い架台5aを製作することがで
きる。
また、第7図の実施例は、鋼製枠組平行補助梁8bの上面
幅を直交主梁6bとほぼ同等に設定し、枠組平行補助梁8c
上にも据付ボルト穴13を設けたことを特徴とするもので
ある。したがって、据付ボルト穴13を架台5bの周囲鋼材
に均等に分布させることができるので、タンクと架台5b
をより強固に締結させることができる。
《考案の効果》 以上説明したように、この考案は、補助梁の下面と布基
礎との間に隙間を設けたため、この隙間から手を入れて
タンク下部と架台とを組立てることができ、組立て時間
を従来に比べ短縮させることができる。また、架台の補
助梁を軽くすることができるため、材料原価が安くなる
ばかりか、架台自身が軽くなり据付け時の作業性も容易
になる。
さらに、請求項2の考案によれば、架台上面の据付ボル
ト穴を底壁パネルの垂直接合縁の内側に設けたため、複
数の主梁同士間の各間隔を共通の寸法値に設定でき、設
計が容易になって架台の組立てを正確かつ簡単に行うこ
とができる。
また、請求項3の考案によれば、底壁パネルの垂直接合
縁の外周面と主梁の中心位置とを合致させたため、架台
の寸法ずれの有無を確認しながら正確に組付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す架台とタンクの全体
断面図、第2図は第1図の架台を示す斜視図、第3図は
架台とタンク下部を示す断面図、第4図は主梁とガセッ
トプレートを示す断面図、第5図は主梁とボルトを示す
側面図、第6図,第7図はそれぞれこの考案の他の実施
例を示す架台の斜視図、第8図は第2図の平面図、第9
図は従来の架台を示す平面図、第10図は従来の架台とタ
ンクを示す部分断面図、第11図は第9図の架台を示す斜
視図である。 1…タンク 5,5a,5b,5c…架台 6,6a,6b…直交主梁 7,7a,7b…補助梁 8,8a,8b,8c…枠組平行補助梁 9…布基礎 10…底壁パネル 11…平行主梁 13…据付ボルト穴 14…基礎ボルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行に対向して配置した複数の布基
    礎上に基礎ボルトで固定され、かつ複数本の形鋼製の主
    梁および補助梁により井桁状に組み合わせられたタンク
    の架台構造において、主梁を布基礎と直交させて配置
    し、この主梁よりも高さの低い補助梁を架台の外側で上
    記布基礎と平行に配置し、この補助梁の上面を主梁の上
    面と同一高さに設けるとともに、布基礎上面と架台外側
    の補助梁下面との間に隙間を設け、上記タンクの底壁パ
    ネルの垂直接合縁が接合される主梁の上面フランジ部に
    据付ボルト穴を、上記接合部位よりも内側の位置に形成
    したことを特徴とするタンクの架台構造。
  2. 【請求項2】上記底壁パネルの垂直接合縁の外周面を主
    梁の中心位置に一致させたことを特徴とする請求項1記
    載のタンクの架台構造。
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