JPH0694689B2 - 家屋の柱の構造 - Google Patents
家屋の柱の構造Info
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- JPH0694689B2 JPH0694689B2 JP63230489A JP23048988A JPH0694689B2 JP H0694689 B2 JPH0694689 B2 JP H0694689B2 JP 63230489 A JP63230489 A JP 63230489A JP 23048988 A JP23048988 A JP 23048988A JP H0694689 B2 JPH0694689 B2 JP H0694689B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、柱本体と梁との連結を可能とした柱体を精度
よくかつ低コストで形成しうるとともに柱体の輸送、保
管効率の向上にも役立つ家屋の柱の構造に関する。
よくかつ低コストで形成しうるとともに柱体の輸送、保
管効率の向上にも役立つ家屋の柱の構造に関する。
従来、乾式工法の家屋に用いられる柱体としては、梁材
との剛性接合を行うべく、例えば第9図に示すように、
角鋼管状の柱本体A外側面に、梁材B連結用の連結片C
を予め工場等において溶着したものが使用されている。
との剛性接合を行うべく、例えば第9図に示すように、
角鋼管状の柱本体A外側面に、梁材B連結用の連結片C
を予め工場等において溶着したものが使用されている。
しかしこのような従来の柱体は、その形成に際して柱本
体Aと連結片Cとの間に溶接作業を必要とするため、そ
の加工能率が極めて悪くかつ高コストであり、しかも溶
接精度に劣るため品質を著しく低下させていた。又この
ものは出荷時において外側面に連結片Cを突出させてい
るため、輸送、保管効率にも劣る。
体Aと連結片Cとの間に溶接作業を必要とするため、そ
の加工能率が極めて悪くかつ高コストであり、しかも溶
接精度に劣るため品質を著しく低下させていた。又この
ものは出荷時において外側面に連結片Cを突出させてい
るため、輸送、保管効率にも劣る。
本発明は、柱本体にボルト止めしうる梁連結用の上、下
金具を用いることを基本として、柱本体への溶接加工工
数を著減でき、柱全体の形成作業能率及び形成精度の向
上と低コスト化を可能とするとともに、出荷時等におけ
る柱本体外側面からの突出物を排除でき、輸送、保管効
率の向上を計りうる家屋の柱の構造を提供を目的として
いる。
金具を用いることを基本として、柱本体への溶接加工工
数を著減でき、柱全体の形成作業能率及び形成精度の向
上と低コスト化を可能とするとともに、出荷時等におけ
る柱本体外側面からの突出物を排除でき、輸送、保管効
率の向上を計りうる家屋の柱の構造を提供を目的として
いる。
前記目的を達成するために本発明の家屋の柱の構造は、
角鋼管からなる柱本体の上端部かつ複数の柱外面に夫々
梁の先端部を上金具と下金具とを用いて取付ける家屋の
柱の構造であって、前記上金具は、柱本体の上端に配さ
れることにより前記複数の柱外面をこえて張出しかつ前
記梁の上部を固定しうる複数の上片を有ししかも柱本体
の上端を閉じる基板と、該基板の下面に一体に設けられ
かつ柱外面又は柱内面に沿う角筒状の嵌入片とを有する
とともに、前記下金具は、前記柱外面に配される取付片
に、前記梁の下部を支持する下片を設け、しかも上金具
の前記嵌入片と下金具の前記取付片とを柱本体にボルト
止めしている。
角鋼管からなる柱本体の上端部かつ複数の柱外面に夫々
梁の先端部を上金具と下金具とを用いて取付ける家屋の
柱の構造であって、前記上金具は、柱本体の上端に配さ
れることにより前記複数の柱外面をこえて張出しかつ前
記梁の上部を固定しうる複数の上片を有ししかも柱本体
の上端を閉じる基板と、該基板の下面に一体に設けられ
かつ柱外面又は柱内面に沿う角筒状の嵌入片とを有する
とともに、前記下金具は、前記柱外面に配される取付片
に、前記梁の下部を支持する下片を設け、しかも上金具
の前記嵌入片と下金具の前記取付片とを柱本体にボルト
止めしている。
このように構成する柱は、柱本体に取付く上、下金具の
上片、下片によって梁の上部、下部を夫々固定すること
ができ、柱と梁との強固な剛性連結を可能とする。
上片、下片によって梁の上部、下部を夫々固定すること
ができ、柱と梁との強固な剛性連結を可能とする。
又上、下金具は、夫々ボルトを用いて柱本体に取付くた
め、従来の溶接接合が有していた接合能率及び接合精度
の低下と高コスト化を改善することができ、しかも工場
出荷時等において柱本体単体での輸送を行うことが可能
となり、輸送、保管効率の向上を計ることができる。
め、従来の溶接接合が有していた接合能率及び接合精度
の低下と高コスト化を改善することができ、しかも工場
出荷時等において柱本体単体での輸送を行うことが可能
となり、輸送、保管効率の向上を計ることができる。
以下、本発明の家屋の柱の構造が複数階建の家屋、例え
ば3階建の家屋に用いられる通し柱1に採用され、最上
段に位置する梁2、例えば屋根梁2Aを連結する場合を例
にとり図面に基づき説明する。
ば3階建の家屋に用いられる通し柱1に採用され、最上
段に位置する梁2、例えば屋根梁2Aを連結する場合を例
にとり図面に基づき説明する。
図において通し柱1は、柱本体3の上端部分に、前記屋
根梁2Aの上部2A1及び下部2A2を固定する屋根梁用の上金
具5及び下金具6をボルトを用いて固定しており、又本
例では前記上端部分下方の柱本体3中間部分には、二階
床部、三階床部を夫々担持する梁9である床梁9Aの各
上、下部9A1、9A2を夫々固定する床梁用の上、下金具1
0、11が取付く。
根梁2Aの上部2A1及び下部2A2を固定する屋根梁用の上金
具5及び下金具6をボルトを用いて固定しており、又本
例では前記上端部分下方の柱本体3中間部分には、二階
床部、三階床部を夫々担持する梁9である床梁9Aの各
上、下部9A1、9A2を夫々固定する床梁用の上、下金具1
0、11が取付く。
柱本体3は、家屋の布基礎に埋設するアンカーボルトに
取付可能な脚片(図面せず)を下端に有する長尺な角鋼
管から形成され、該布基礎に立設することにより屋根梁
2A、床梁9A等と協働して家屋の架構体を構成する。又該
屋根梁2Aは、柱本体3の上端部分に取付く屋根梁用の上
金具5及び下金具6により固定される。
取付可能な脚片(図面せず)を下端に有する長尺な角鋼
管から形成され、該布基礎に立設することにより屋根梁
2A、床梁9A等と協働して家屋の架構体を構成する。又該
屋根梁2Aは、柱本体3の上端部分に取付く屋根梁用の上
金具5及び下金具6により固定される。
上金具5は、第2図に示すように基板15とその下面に溶
着固定されて基板15に一体に設けられる嵌入片17とから
なり、該基板15は本例では前記柱本体3の上端に配され
ることによりその上面を覆って柱本体3の上端を閉じる
中央部周縁に、柱の各外面Sをこえて外に張り出す4つ
の矩形板状の上片19……を十字に突出させる。
着固定されて基板15に一体に設けられる嵌入片17とから
なり、該基板15は本例では前記柱本体3の上端に配され
ることによりその上面を覆って柱本体3の上端を閉じる
中央部周縁に、柱の各外面Sをこえて外に張り出す4つ
の矩形板状の上片19……を十字に突出させる。
嵌入片17は、本例では、柱内面S1に沿う垂下片部17A…
…によって四辺を囲む略矩形筒状をなし、前記柱本体3
の上開口部16内に内嵌されるとともに、各垂下片部17A
には柱本体3側壁に設けるボルト挿通用の小孔21……と
合う位置にボルト螺合用のネジ部22が形成される。なお
嵌入片17は、本例ではL字に折曲る一対のアングル材の
両端間を小間隙を有して突き合わすことにより形成さ
れ、このことにより弾性を有し柱本体3との密着性を高
める。又前記ネジ部22は、第4図に示すようにZ字状に
折曲る回り止め片23を介して前記垂下片部17A内面に溶
着されるナット片25により形成される。なお該ネジ部22
は垂下片部17Aに直接ネジ孔を透設することにより形成
してもよく、又嵌入片17は、角鋼管材を用いる他、独立
した垂下片を基板15に個々に溶着してもよい。
…によって四辺を囲む略矩形筒状をなし、前記柱本体3
の上開口部16内に内嵌されるとともに、各垂下片部17A
には柱本体3側壁に設けるボルト挿通用の小孔21……と
合う位置にボルト螺合用のネジ部22が形成される。なお
嵌入片17は、本例ではL字に折曲る一対のアングル材の
両端間を小間隙を有して突き合わすことにより形成さ
れ、このことにより弾性を有し柱本体3との密着性を高
める。又前記ネジ部22は、第4図に示すようにZ字状に
折曲る回り止め片23を介して前記垂下片部17A内面に溶
着されるナット片25により形成される。なお該ネジ部22
は垂下片部17Aに直接ネジ孔を透設することにより形成
してもよく、又嵌入片17は、角鋼管材を用いる他、独立
した垂下片を基板15に個々に溶着してもよい。
又下金具6は、柱外面Sに沿う取付片26の外面に、前記
上片19と平行に向かい合う矩形板状の下片27を突設した
略T字状をなし、該取付片26と下片27とで挟む下コーナ
部には垂直にのびる補強リブ29が溶着される。又取付片
26には柱本体3外壁に設けるネジ孔であるネジ部31と合
う位置に、小孔32が透設され、上、下金具5、6は夫
々、小孔21を通りかつネジ部22に螺合するボルト及び小
孔32を通りかつネジ部31に螺合するボルトにより柱本体
3に一体かつ強固に固定される。
上片19と平行に向かい合う矩形板状の下片27を突設した
略T字状をなし、該取付片26と下片27とで挟む下コーナ
部には垂直にのびる補強リブ29が溶着される。又取付片
26には柱本体3外壁に設けるネジ孔であるネジ部31と合
う位置に、小孔32が透設され、上、下金具5、6は夫
々、小孔21を通りかつネジ部22に螺合するボルト及び小
孔32を通りかつネジ部31に螺合するボルトにより柱本体
3に一体かつ強固に固定される。
又前記上片19、下片27は、夫々ボルト挿通孔33……を具
え、該上片19、下片27間に、本例ではウエブ36の上下端
に上下のフランジ36A、36Bを突出するI形鋼からなる屋
根梁2Aを嵌入することにより、上片19、下片27は前記上
のフランジ36Aである上部2A1及び下のフランジ36Bであ
る下部2A2を夫々ボルト、ナットを用いて連結固定す
る。
え、該上片19、下片27間に、本例ではウエブ36の上下端
に上下のフランジ36A、36Bを突出するI形鋼からなる屋
根梁2Aを嵌入することにより、上片19、下片27は前記上
のフランジ36Aである上部2A1及び下のフランジ36Bであ
る下部2A2を夫々ボルト、ナットを用いて連結固定す
る。
又柱本体3には、前記中間部分に床梁9Aを固定する床梁
用の上、下金具10、11が取付く。
用の上、下金具10、11が取付く。
上金具10は、第3図に示すように小孔37を有しかつ柱外
面Sに沿う取付片39に、柱外面Sに直交して水平にのび
る上片40を突設したT字状をなし、かつ該取付片39と上
片40とで挟む上コーナ部に補強リブ41を具える。
面Sに沿う取付片39に、柱外面Sに直交して水平にのび
る上片40を突設したT字状をなし、かつ該取付片39と上
片40とで挟む上コーナ部に補強リブ41を具える。
又下金具11は、小孔37を具えかつ前記取付片39の下方に
位置して柱外面Sに沿う取付片42に、前記上片40と向か
い合って水平にのびる下片43を突設したT字状基体の該
取付片42と下片43とで挟む下コーナ部に補強リブ45を具
え、該上、下金具10、11は本例では前記屋根梁用の下金
具6と同構成で形成されている。なおこの上、下金具1
0、11は、前記小孔37を通りかつ前記柱本体3に設ける
透孔46を貫通するボルトを、該柱本体3の内部に挿入さ
れる裏板金物結合体45に螺合することにより柱本体3に
結合される。
位置して柱外面Sに沿う取付片42に、前記上片40と向か
い合って水平にのびる下片43を突設したT字状基体の該
取付片42と下片43とで挟む下コーナ部に補強リブ45を具
え、該上、下金具10、11は本例では前記屋根梁用の下金
具6と同構成で形成されている。なおこの上、下金具1
0、11は、前記小孔37を通りかつ前記柱本体3に設ける
透孔46を貫通するボルトを、該柱本体3の内部に挿入さ
れる裏板金物結合体45に螺合することにより柱本体3に
結合される。
裏板金物結合体45は、第3図に示すように本例では一対
の裏板金物47、47をボルト結合した結合体であり、裏板
金物47は、間隔を有して多段かつ水平に配される例えば
八角形状の支持板49……の側縁間を、前記柱本体3の隣
り合う内面S1、S1に沿って夫々垂下する縦長矩形状の裏
板50で継ぐことにより形成される。従って裏板金物47
は、裏板50の内面に支持板49を水平に突出させる。又裏
板金物47は、前記支持板49にボルト結合用の小孔51……
を有し、該一対の裏板金物47、47は、前記裏板50を互い
に向かい合わせかつ上下に重置する夫々の支持板49間を
ボルト止めすることにより前記裏板金物結合体45を形成
する。
の裏板金物47、47をボルト結合した結合体であり、裏板
金物47は、間隔を有して多段かつ水平に配される例えば
八角形状の支持板49……の側縁間を、前記柱本体3の隣
り合う内面S1、S1に沿って夫々垂下する縦長矩形状の裏
板50で継ぐことにより形成される。従って裏板金物47
は、裏板50の内面に支持板49を水平に突出させる。又裏
板金物47は、前記支持板49にボルト結合用の小孔51……
を有し、該一対の裏板金物47、47は、前記裏板50を互い
に向かい合わせかつ上下に重置する夫々の支持板49間を
ボルト止めすることにより前記裏板金物結合体45を形成
する。
又このような裏板金物結合体45は、前記柱本体3内に各
裏板50……を内面S1……に沿わせて挿入されるととも
に、該裏板50下端が柱本体3側壁に螺入するストッパネ
ジ53に当接することにより位置決めされる。又裏板50に
は、柱本体3の前記透孔46と合う位置に、ネジ部52が形
成され、従って前記小孔37を通りかつ透孔46を貫通する
ボルトを該ネジ部52に螺結することにより、前記上、下
金具10、11を柱本体3に強固に固定しうる。なお該ネジ
部52は、前記上金具5のネジ部同様、ネジ孔の他内面に
ナット片等を溶着することによって形成できる。
裏板50……を内面S1……に沿わせて挿入されるととも
に、該裏板50下端が柱本体3側壁に螺入するストッパネ
ジ53に当接することにより位置決めされる。又裏板50に
は、柱本体3の前記透孔46と合う位置に、ネジ部52が形
成され、従って前記小孔37を通りかつ透孔46を貫通する
ボルトを該ネジ部52に螺結することにより、前記上、下
金具10、11を柱本体3に強固に固定しうる。なお該ネジ
部52は、前記上金具5のネジ部同様、ネジ孔の他内面に
ナット片等を溶着することによって形成できる。
又前記上、下金具10、11は、その上、下片40、43に、該
上、下片40、43間に嵌入する床梁9Aの上のフランジであ
る上部9A1及び下のフランジである下部9A2をボルト結合
する小孔55……が夫々透設される。
上、下片40、43間に嵌入する床梁9Aの上のフランジであ
る上部9A1及び下のフランジである下部9A2をボルト結合
する小孔55……が夫々透設される。
なお本例では、高さ寸法の異なる床梁材を固定しうるよ
う下金具11固定用の透孔46及びネジ部52を多段に複数個
所形成しており、又上、下金具10、11を夫々取付ける例
えば4つのネジ部52は、前記支持板49を隔てた両側に形
成することにより各上下金具10、11をより強固に固定し
うる。
う下金具11固定用の透孔46及びネジ部52を多段に複数個
所形成しており、又上、下金具10、11を夫々取付ける例
えば4つのネジ部52は、前記支持板49を隔てた両側に形
成することにより各上下金具10、11をより強固に固定し
うる。
なお本実施例では、柱本体3は比較的小寸な柱片3A、3B
を連結金具61で接続した継ぎ柱状に形成されている。
を連結金具61で接続した継ぎ柱状に形成されている。
連結金具61は、第6図に示すように、柱片3A、3Bを外嵌
しうる外筒62の内部中央を隔板63で間仕切る基体の該隔
板63上下に、柱片3A、3Bに内嵌しうる内筒65、65を突設
してなり、前記外筒62と内筒65との間隙内に前記柱片3A
上端及び柱片3B下端を嵌入するとともに、該柱片3A、3B
の各側壁を外筒62とともに貫通するボルトを前記内筒65
に螺合することにより溶接作業を施すことなく柱片3A、
3Bを接続しうる。
しうる外筒62の内部中央を隔板63で間仕切る基体の該隔
板63上下に、柱片3A、3Bに内嵌しうる内筒65、65を突設
してなり、前記外筒62と内筒65との間隙内に前記柱片3A
上端及び柱片3B下端を嵌入するとともに、該柱片3A、3B
の各側壁を外筒62とともに貫通するボルトを前記内筒65
に螺合することにより溶接作業を施すことなく柱片3A、
3Bを接続しうる。
なお従来の接続にあっては、例えば第7〜9図に示すよ
うに、上端に天板66を配した柱片3Aと、下端内面に該下
端を小距離l下方にこえてのびる脚片67を突出した柱片
3Bとを用い、夫々上下端を突き合わせかつ各外面に突設
する突片69A、69B間を継ぎ板70で連結することにより仮
止めするとともに、該脚片67により形成される前記突き
合わせ部の空所に、溶接を施すことにより接続してお
り、前記突片69A、69Bは溶接後切除される。
うに、上端に天板66を配した柱片3Aと、下端内面に該下
端を小距離l下方にこえてのびる脚片67を突出した柱片
3Bとを用い、夫々上下端を突き合わせかつ各外面に突設
する突片69A、69B間を継ぎ板70で連結することにより仮
止めするとともに、該脚片67により形成される前記突き
合わせ部の空所に、溶接を施すことにより接続してお
り、前記突片69A、69Bは溶接後切除される。
従って本例の連結金具61は、従来のものが有していた現
場での溶接加工、切断加工等を排除でき、高層家屋に用
いられる通し柱の連結作業を容易としかつその輸送効率
を高めうる。
場での溶接加工、切断加工等を排除でき、高層家屋に用
いられる通し柱の連結作業を容易としかつその輸送効率
を高めうる。
然して、柱片3A、3Bに分割されて輸送される柱本体3の
各柱片3A、3Bには、現場において上開口部16から裏板金
物結合体45が挿入され、床梁用の上、下金具10、11がボ
ルト止めされるとともに、柱片3B上端部分に屋根梁用の
上、下金具5、6が取付けられ、しかる後各柱片3A、3B
を連結金具61を用いて一体に接続することにより通し柱
1を形成する。
各柱片3A、3Bには、現場において上開口部16から裏板金
物結合体45が挿入され、床梁用の上、下金具10、11がボ
ルト止めされるとともに、柱片3B上端部分に屋根梁用の
上、下金具5、6が取付けられ、しかる後各柱片3A、3B
を連結金具61を用いて一体に接続することにより通し柱
1を形成する。
このように通し柱1は、現場において上、下金具5、6
及び10、11を取付けできるため、柱本体3単体での輸
送、保管を行うことができ、管理効率を大巾に向上しう
る。
及び10、11を取付けできるため、柱本体3単体での輸
送、保管を行うことができ、管理効率を大巾に向上しう
る。
又柱本体3には、ドリル加工等のみが施され溶接の必要
がなく、又上、下金具5、6及び10、11形成に際し溶接
作業を必要とするが該上、下金具は小型小寸で取扱い性
に優れるため、その加工能率、精度等を高めることがで
き、通し柱1全体としての形成作業能率及び形成精度の
向上と低コスト化を計ることができる。
がなく、又上、下金具5、6及び10、11形成に際し溶接
作業を必要とするが該上、下金具は小型小寸で取扱い性
に優れるため、その加工能率、精度等を高めることがで
き、通し柱1全体としての形成作業能率及び形成精度の
向上と低コスト化を計ることができる。
なお裏板金物結合体45は、柱本体3の剛性強化に役立
ち、しかも連結部分は裏板50と取付片39、42と柱本体3
側壁との三層構造をなすため、前記上、下金具10、11の
固定をより強固なものにしうる。
ち、しかも連結部分は裏板50と取付片39、42と柱本体3
側壁との三層構造をなすため、前記上、下金具10、11の
固定をより強固なものにしうる。
又本発明に係る屋根梁用上金具5の嵌入片17は、柱外面
Sに沿って柱本体3に外嵌しうるごとく構成することが
できる。かかる場合、嵌入片17は柱本体3側壁に直接ボ
ルト止めする他、前記裏板金物結合体45を用いてより強
固に固定することができる。又通し柱1が例えば平屋建
用等床梁用の上、下金具10、11を不必要とする場合には
上、下金具5、6のみを柱本体3に取付けることもで
き、又上、下金具5、6に設ける上片19、下片27は、四
方に突出させる他、第5図(a)〜(c)に示すように
要求に応じた適宜の方向のみに突出させることができ、
かかる場合、柱本体3の共通使用化を計りうる。
Sに沿って柱本体3に外嵌しうるごとく構成することが
できる。かかる場合、嵌入片17は柱本体3側壁に直接ボ
ルト止めする他、前記裏板金物結合体45を用いてより強
固に固定することができる。又通し柱1が例えば平屋建
用等床梁用の上、下金具10、11を不必要とする場合には
上、下金具5、6のみを柱本体3に取付けることもで
き、又上、下金具5、6に設ける上片19、下片27は、四
方に突出させる他、第5図(a)〜(c)に示すように
要求に応じた適宜の方向のみに突出させることができ、
かかる場合、柱本体3の共通使用化を計りうる。
叙上のごとく本発明の家屋の柱の構造は、柱本体にボル
ト止めしうる梁連結用の上、下金具を用いているため、
柱本体への溶接加工を著減もしくは排除することがで
き、柱全体の形成作業能率及び形成精度の向上と低コス
ト化を可能とする。又輸送、保管等の効率化をも計りう
る他、上金具は、梁の上部を固定するための上片を有す
る基板の下面に、柱本体にボルト止めされる嵌入片を一
体に設けているため、その強度を高めることができ、か
つ取付精度を向上しうるとともに、前記基板は柱本体の
上端に配されることにより該上端を閉じるため、雨水な
どの柱本体内部への浸入を施工の早期の段階で防止しう
る。又上金具、下金具を用いて梁の上、下部を同時に固
定しうるため、施工を能率化でき、しかも梁の取付強度
を高めうる。
ト止めしうる梁連結用の上、下金具を用いているため、
柱本体への溶接加工を著減もしくは排除することがで
き、柱全体の形成作業能率及び形成精度の向上と低コス
ト化を可能とする。又輸送、保管等の効率化をも計りう
る他、上金具は、梁の上部を固定するための上片を有す
る基板の下面に、柱本体にボルト止めされる嵌入片を一
体に設けているため、その強度を高めることができ、か
つ取付精度を向上しうるとともに、前記基板は柱本体の
上端に配されることにより該上端を閉じるため、雨水な
どの柱本体内部への浸入を施工の早期の段階で防止しう
る。又上金具、下金具を用いて梁の上、下部を同時に固
定しうるため、施工を能率化でき、しかも梁の取付強度
を高めうる。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図はその
一部を拡大して示す分解斜視図、第3図は床梁用の上、
下金具及び裏板金物結合体を示す分解斜視図、第4図は
ネジ部を拡大して示す斜視図、第5図(a)〜(c)は
上、下金具の他の実施例を示す平面図、第6図は連結金
具を示す分解斜視図、第7〜8図は従来の通し柱の連結
状態を示す分解斜視図及び断面図、第9図は従来技術を
示す斜視図である。 2……梁、2A1……上部、2A2……下部、 3……柱本体、5……上金具、6……下金具、 15……基板、17……嵌入片、 19……上片、26……取付片、27……下片、 S……外面。
一部を拡大して示す分解斜視図、第3図は床梁用の上、
下金具及び裏板金物結合体を示す分解斜視図、第4図は
ネジ部を拡大して示す斜視図、第5図(a)〜(c)は
上、下金具の他の実施例を示す平面図、第6図は連結金
具を示す分解斜視図、第7〜8図は従来の通し柱の連結
状態を示す分解斜視図及び断面図、第9図は従来技術を
示す斜視図である。 2……梁、2A1……上部、2A2……下部、 3……柱本体、5……上金具、6……下金具、 15……基板、17……嵌入片、 19……上片、26……取付片、27……下片、 S……外面。
Claims (1)
- 【請求項1】角鋼管からなる柱本体の上端部かつ複数の
柱外面に夫々梁の先端部を上金具と下金具とを用いて取
付ける家屋の柱の構造であって、 前記上金具は、柱本体の上端に配されることにより前記
複数の柱外面をこえて張出しかつ前記梁の上部を固定し
うる複数の上片を有ししかも柱本体の上端を閉じる基板
と、該基板の下面に一体に設けられかつ柱外面又は柱内
面に沿う角筒状の嵌入片とを有するとともに、 前記下金具は、前記柱外面に配される取付片に、前記梁
の下部を支持する下片を設け、 しかも上金具の前記嵌入片と下金具の前記取付片とを柱
本体にボルト止めしてなる家屋の柱の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63230489A JPH0694689B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 家屋の柱の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63230489A JPH0694689B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 家屋の柱の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0296043A JPH0296043A (ja) | 1990-04-06 |
JPH0694689B2 true JPH0694689B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=16908580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63230489A Expired - Lifetime JPH0694689B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 家屋の柱の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0694689B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2550090Y2 (ja) * | 1991-08-22 | 1997-10-08 | 大和ハウス工業株式会社 | 角形鋼管柱頭部の梁接合構造 |
JP4771161B2 (ja) * | 2006-04-13 | 2011-09-14 | 清水建設株式会社 | 鉄骨柱と鉄骨梁との接合構造 |
BE1017154A5 (nl) * | 2006-06-01 | 2008-03-04 | Quick Building Construction Bv | Bouwprofiel voor het vormen van een ruimtelijke constructie. |
CN106032683B (zh) * | 2016-05-20 | 2019-03-05 | 西安建筑科技大学 | 一种用于偏心梁柱的螺栓连接节点及装配方法 |
CN107795019A (zh) * | 2017-10-18 | 2018-03-13 | 北京工业大学 | 一种装配式钢结构异形柱梁柱节点t型盖板连接装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5065021A (ja) * | 1973-10-15 | 1975-06-02 | ||
JPH0126840Y2 (ja) * | 1984-12-28 | 1989-08-10 |
-
1988
- 1988-09-13 JP JP63230489A patent/JPH0694689B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0296043A (ja) | 1990-04-06 |
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