JP3041110B2 - 薬剤散布ロボット - Google Patents

薬剤散布ロボット

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JP3041110B2
JP3041110B2 JP3296942A JP29694291A JP3041110B2 JP 3041110 B2 JP3041110 B2 JP 3041110B2 JP 3296942 A JP3296942 A JP 3296942A JP 29694291 A JP29694291 A JP 29694291A JP 3041110 B2 JP3041110 B2 JP 3041110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬剤散布ロボットに関
し、詳細には、作物への薬剤の株元灌注または固体ごと
の散布を行なう薬剤散布ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たばこ作物等に対する、菌核病、
立枯病などの防除薬剤の株元灌注は、動力噴霧機のノズ
ルの噴板を取り去ったものを用いて圧力を下げて流し込
むか、コップ様の容器を用いて汲み出しながら注ぐこと
で行なってきた。また、比較的生育段階初期のたばこ作
物等に対する舞病などの防除は、動力噴霧機等により全
面散布を行なってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれの手段
も人手によって行なう必要があり、腰をかがめた不自然
な姿勢で低い位置での薬剤散布作業を長時間続けること
を強いられるため、株元への薬剤散布は大変な作業であ
り、人手によらない薬剤散布の自動化が望まれていた。
【0004】なお、連続走行を基本とする機械散布技術
を株元灌注に用いるには、防除薬剤の株元灌注量が10
0CC/ 株以上という比較的多量であることから、薬剤を
散布しながら連続走行すると、多量の薬剤が無駄にな
る。また、全面散布においても同様に作物以外へ多量の
飛散が生じる。
【0005】本発明は、薬剤を無駄にすることなく作物
への株元灌注および散布作業を自動的に簡単に行なうこ
とができ、さらに、作物の誤感知を防止して的確に薬剤
の散布を行なうことができる薬剤散布ロボットを提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明の薬剤散布ロボットは、作物を感知す
る作物感知手段と、該作物感知手段で感知されている作
物に対して薬剤を散布する薬剤散布手段と、作物感知手
段で作物を感知して薬剤散布手段および後記自走手段を
制御する制御手段と、作物感知手段、薬剤散布手段およ
び制御手段を搭載して自走する自走手段とを備え、略一
定間隔で並ぶ作物に対して自走手段で移動しながら薬剤
を散布する薬剤散布ロボットであって、前記制御手段
は、作物感知手段により作物を感知したときに該作物感
知手段の動作を停止させるとともに自走手段を停止させ
て薬剤散布手段で薬剤を散布し、予め設定された散布時
間が経過すると薬剤散布を終了するとともに自走手段を
自走させるように制御し、かつ、前記作物感知手段の動
作を停止してから当該薬剤散布ロボットが前記作物間の
移動に要する時間と前記散布時間の合計時間より僅かに
短い時間が経過した時点から、作物感知手段を動作させ
るように制御するものであることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の薬剤散布ロボットは、略一定間隔で並
ぶ作物に対して自走手段で移動する。このとき、制御手
段の制御により、作物感知手段で作物が感知されると自
走手段が停止されて現在感知された作物に対して薬剤散
布手段で薬剤が散布される。
【0008】また、制御手段の制御により、作物を感知
すると作物感知手段の動作が停止するとともに自走手段
が停止し、薬剤が散布されて散布の時間が経過すると自
走手段が自走される。この自走の間に、「作物感知手段
の動作を停止してから前記散布の時間と当該薬剤散布ロ
ボットが前記作物間の移動に要する時間と前記散布の時
間の合計時間より僅かに短い時間が経過した時点」が訪
れ、この時点から作物感知手段が動作し始める。これに
より、作物感知手段が動作する時間は作物が感知される
前の僅かな時間のみとなり、略一定間隔で並ぶ作物に対
して、作物間の移動中などの誤感知を防止して順次的確
に作物に薬剤を散布することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の薬剤散布
ロボットの一実施例について説明する。
【0010】図1は本発明の実施例の薬剤散布ロボット
を示す全体斜視図、図2はその一部破砕斜視図、図3は
制御系の回路図であり、この薬剤散布ロボットは、駆動
用モータM2と車輪1とを有する自走基台2に、薬剤タ
ンク3、薬剤散布ノズル4、反射型光電センサにより作
物を感知する作物感知センサ5および制御ボックス6を
備えている。
【0011】制御ボックス6内には、図3に示したプル
アップ抵抗R、0Vになるとタイマーが起動するタイマ
ー付リレー回路T1、タイマーT2用自己保持回路Aが
収納された基板ボックス7が設けられている。
【0012】図1において、10は薬剤散布ノズル4と
作物感知センサ5との取付支柱であり、薬剤散布ノズル
4と作物感知センサ5とが高さ及び方向調節可能に取り
付けられている。
【0013】11は薬剤の注入口、M1は薬剤タンク3
内の薬剤を薬剤散布ノズル4へ供給する散布用モータ、
12は散布用モータM1と散布ノズル4との間を連結す
るホースである。
【0014】また、図2において、13は駆動用のバッ
テリー、14は回路用のバッテリー、15は制御用スイ
ッチ、16は駆動用スイッチを示している。
【0015】次に、上記ロボットの操作及び作用につい
て説明する。まず、図4に示したように、薬剤散布ロボ
ットを畦間にセットし、セット後、取付支柱10に組み
合わせた作物感知センサ5と薬剤散布ノズル4とを株K
の高さ及び方向に合わせて位置調節し、作物感知センサ
5で感知した株Kに対して適正な位置で薬剤の散布を行
なえるようにする。
【0016】次に、制御用スイッチ15及び駆動用スイ
ッチ16をONにすると、図1および図4に矢印で示し
たように畦間を薬剤散布ロボットが進行する。
【0017】作物感知センサ5がたばこ等の作物による
反射光を感知すると、図3のリレーR1が作動し、この
リレーR1の作動により、B点は閉じ、C点の電位は抵
抗によりプルアップされているため6Vから0Vへ下が
る。この0Vはタイマー付リレー回路T1に伝達され、
予め設定された時間だけリレーR2が作動する。
【0018】このリレーR2の作動により、リレーR3
が作動してG接点が開くためロボットの駆動用モータM
2の駆動電流が遮断されてロボットは停止する。また、
これと同時にリレーR2の作動により散布用モータM1
に電流が供給されて散布用モータM1が動作状態にな
り、薬剤タンク3から設定量の薬剤が供給されて薬剤散
布ノズル4より作物の株元へ薬剤散布が行なわれる。
【0019】一方、作物感知センサ5の感知によるリレ
ーR1の作動により、D点の接点は閉じるためリレーR
4とタイマーT2が導通され、リレーR4が作動すると
E点の接点は開き、F点の接点は閉じる。また、タイマ
ーT2は導通されると、予め設定した時間の間、接点
は閉じたままなのでF点が閉じることにより自己保持
回路が形成される。
【0020】この自己保持回路の形成によりタイマーT
2が作動している間、リレーR4は作動し続け、E点の
接点は開いたまま電流は遮断され作物感知センサ5は作
動しない。
【0021】また、タイマーT1の設定時間経過後は、
リレーR2が遮断され、散布用モータM1が停止して薬
剤散布ノズル4からの薬剤散布が終了するとともに、駆
動用モータM2が起動して再びロボットが前進する。
【0022】ここで、タイマーT2の設定時間は、図4
に示したように株Kの間隔Pをこの薬剤散布ロボットが
移動に要する時間と散布時間の合計時間より僅かに短い
時間に予め設定されており、この設定時間が経過すると
B接点であるT2が開きリレーR4及びタイマーT2へ
の電流が遮断されE点とT2は閉じる。
【0023】このE点の接点が閉じることにより、作物
感知センサ5に電流が供給されてこの作物感知センサ5
が作動状態となり、次の株を感知できるようになる。
【0024】以上の制御動作により、株の感知、ロボッ
トの停止と薬剤散布、ロボットの移動と株の感知開始の
各動作が繰り返され、間欠的な無人灌注または薬剤散布
が行なわれる。
【0025】また、作物感知センサ5が株の近傍に来る
まではこの作物感知センサ5は作動されないため、株の
葉の面積や風による葉の揺れ等により1株を何回も感知
したり逆に感知しなかったりするなどの誤動作もなくな
る。
【0026】なお、このように作物感知手段による誤感
知を無くす技術は、例えば作物を収穫するようなロボッ
トにも適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、略
一定間隔で並ぶ作物に対して自走手段で自走しながら作
物感知手段で作物を感知し、作物を感知する毎に自走を
停止して感知した作物に対して停止中に薬剤散布手段で
薬剤を散布するように薬剤散布ロボットを構成し、作物
感知手段が動作する時間を作物が感知される前の僅かな
時間のみとしたので、薬剤を無駄にすることなく作物へ
の株元潅注または散布作業を自動的に簡単に行なうこと
ができ、労働負担を飛躍的に軽減することができる。ま
た、作物の誤感知を防止して的確に薬剤の散布を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の薬剤散布ロボットを示す全体
斜視図である。
【図2】実施例の薬剤散布ロボットの一部破砕斜視図で
ある。
【図3】実施例における制御系の回路図である。
【図4】実施例の薬剤散布ロボットの使用状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 車輪 2 自走基台 3 薬剤タンク 4 薬剤散布ノズル 5 作物感知センサ 6 制御ボックス 7 基板ボックス 12 ホース 10 取付支柱 M1 散布用モータ M2 駆動用モータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作物を感知する作物感知手段と、該作物
    感知手段で感知されている作物に対して薬剤を散布する
    薬剤散布手段と、作物感知手段で作物を感知して薬剤散
    布手段および後記自走手段を制御する制御手段と、作物
    感知手段、薬剤散布手段および制御手段を搭載して自走
    する自走手段とを備え、略一定間隔で並ぶ作物に対して
    自走手段で移動しながら薬剤を散布する薬剤散布ロボッ
    トであって、 前記制御手段は、作物感知手段により作物を感知したと
    きに該作物感知手段の動作を停止させるとともに自走手
    段を停止させて薬剤散布手段で薬剤を散布し、予め設定
    された散布時間が経過すると薬剤散布を終了するととも
    自走手段を自走させるように制御し、かつ、前記作物
    感知手段の動作を停止してから当該薬剤散布ロボットが
    前記作物間の移動に要する時間と前記散布時間の合計時
    間より僅かに短い時間が経過した時点から、作物感知手
    段を動作させるように制御するものであることを特徴と
    する薬剤散布ロボット。
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