JP3040047B2 - レーザ記録方法 - Google Patents
レーザ記録方法Info
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- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K15/00—Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
- G06K15/02—Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
- G06K15/12—Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers
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- G06K15/1223—Resolution control, enlarging or reducing, edge or detail enhancement
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
- B41J2/475—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves
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- G06K15/029—Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by thermal printers using optical beams
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録材料に対して
レーザビームによる熱エネルギを付与することにより画
像等の記録を行うレーザ記録方法に関する。
レーザビームによる熱エネルギを付与することにより画
像等の記録を行うレーザ記録方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】感熱記録材料に対して熱エネルギを付与
し、画像等の記録を行う熱記録装置が普及している。例
えば、複数の発熱抵抗体を１次元的に配列したサーマル
ヘッドを用いたサーマルプリンタ装置が広汎に使用され
ている。
し、画像等の記録を行う熱記録装置が普及している。例
えば、複数の発熱抵抗体を１次元的に配列したサーマル
ヘッドを用いたサーマルプリンタ装置が広汎に使用され
ている。
【０００３】前記サーマルプリンタ装置の場合、各発熱
抵抗体を画像情報に応じて順次発熱させ、画素の集合と
して画像を形成している。この場合、現在発熱中の発熱
抵抗体からの熱エネルギは、当該サーマルヘッドの支持
体に伝導するため、続く発熱抵抗体による画素形成に影
響が生じ、所望の濃度からなる画像を形成出来なくなっ
てしまう。
抵抗体を画像情報に応じて順次発熱させ、画素の集合と
して画像を形成している。この場合、現在発熱中の発熱
抵抗体からの熱エネルギは、当該サーマルヘッドの支持
体に伝導するため、続く発熱抵抗体による画素形成に影
響が生じ、所望の濃度からなる画像を形成出来なくなっ
てしまう。
【０００４】そこで、特公昭６４−２０７６号公報に開
示された「サーマル記録装置」では、現在発熱させるべ
き発熱抵抗体の直前と上下と次回との発熱情報を考慮し
て、前記現在発熱させるべき発熱抵抗体への印加パルス
数を制御することにより、サーマルヘッドの支持体の温
度上昇の影響を補償し、にじみのない高品位な印字を行
うようにしている。
示された「サーマル記録装置」では、現在発熱させるべ
き発熱抵抗体の直前と上下と次回との発熱情報を考慮し
て、前記現在発熱させるべき発熱抵抗体への印加パルス
数を制御することにより、サーマルヘッドの支持体の温
度上昇の影響を補償し、にじみのない高品位な印字を行
うようにしている。
【０００５】一方、他の熱記録装置として、レーザビー
ムを熱源に用いることで高速記録を可能としたレーザ記
録装置がある（特開昭６２−７８９６４号参照）。前記
レーザ記録装置では、副走査搬送される感熱記録材料に
対して強度変調されたレーザビームを主走査することで
画像等の記録を行っている。
ムを熱源に用いることで高速記録を可能としたレーザ記
録装置がある（特開昭６２−７８９６４号参照）。前記
レーザ記録装置では、副走査搬送される感熱記録材料に
対して強度変調されたレーザビームを主走査することで
画像等の記録を行っている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザ記録
装置の場合、熱源が複数存在するわけではないため、サ
ーマル記録装置のように、熱源自体の温度上昇の影響を
考慮する必要はない。しかしながら、感熱記録材料に照
射されるレーザビームは、その断面における熱エネルギ
の分布がガウシアン分布となっているため、前記分布に
よる隣接画素への影響を考慮する必要がある。また、感
熱記録材料上での熱の伝導の影響も考慮する必要があ
る。
装置の場合、熱源が複数存在するわけではないため、サ
ーマル記録装置のように、熱源自体の温度上昇の影響を
考慮する必要はない。しかしながら、感熱記録材料に照
射されるレーザビームは、その断面における熱エネルギ
の分布がガウシアン分布となっているため、前記分布に
よる隣接画素への影響を考慮する必要がある。また、感
熱記録材料上での熱の伝導の影響も考慮する必要があ
る。
【０００７】そこで、本発明は、上述した点に鑑みなさ
れたもので、感熱記録材料に対しレーザビームを用いて
情報の記録を行う際、隣接画素からの熱の影響を考慮
し、高精度な記録を高速度に行うことのできるレーザ記
録方法を提供することを目的とする。
れたもので、感熱記録材料に対しレーザビームを用いて
情報の記録を行う際、隣接画素からの熱の影響を考慮
し、高精度な記録を高速度に行うことのできるレーザ記
録方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、付与される熱エネルギに応じた濃度で
発色する感熱記録材料に対して、記録データに基づき画
素毎に強度変調されたレーザビームを１次元方向に照射
して主走査するとともに、該感熱記録材料を主走査方向
と略直交する方向に相対的に移動して副走査を行い、画
像等の記録を行うレーザ記録方法において、現在記録を
行う画素に対する記録データを、当該画素の直前の画素
に対する記録データと、直後の画素に対する記録データ
と、上下の画素に対する記録データとによって補正し、
前記補正された記録データに基づき前記現在記録を行う
画素を形成することを特徴とする。
めに、本発明は、付与される熱エネルギに応じた濃度で
発色する感熱記録材料に対して、記録データに基づき画
素毎に強度変調されたレーザビームを１次元方向に照射
して主走査するとともに、該感熱記録材料を主走査方向
と略直交する方向に相対的に移動して副走査を行い、画
像等の記録を行うレーザ記録方法において、現在記録を
行う画素に対する記録データを、当該画素の直前の画素
に対する記録データと、直後の画素に対する記録データ
と、上下の画素に対する記録データとによって補正し、
前記補正された記録データに基づき前記現在記録を行う
画素を形成することを特徴とする。
【０００９】
【作用】本発明に係るレーザ記録方法では、現在記録を
行う画素の前後および上下の記録データに基づいてその
記録データを補正しているため、高精度な画像等の記録
を高速度で行うことができる。
行う画素の前後および上下の記録データに基づいてその
記録データを補正しているため、高精度な画像等の記録
を高速度で行うことができる。
【００１０】
【実施例】本発明に係るレーザ記録方法について実施例
を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。なお、以下の実施例では、感熱記録材料に対して多
階調記録を行うように制御されるものとする。
を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。なお、以下の実施例では、感熱記録材料に対して多
階調記録を行うように制御されるものとする。
【００１１】図１は、レーザ記録装置１０を示し、この
レーザ記録装置１０は、矢印Ｙ方向に副走査搬送される
感熱記録材料ＳをレーザビームＬによって矢印Ｘ方向に
走査し、画像等を記録するものである。
レーザ記録装置１０は、矢印Ｙ方向に副走査搬送される
感熱記録材料ＳをレーザビームＬによって矢印Ｘ方向に
走査し、画像等を記録するものである。
【００１２】ここで、感熱記録材料Ｓは、透明支持体と
この支持体上に形成された感熱層とを備えている。この
感熱層は、ロイコ染料である塩基性染料前駆体を含有す
るマイクロカプセルと顕色剤との組合せに、レーザビー
ムＬを吸収してこれを熱エネルギに変換する光吸収色素
を含有して構成される（特願平３−６２６８４号、特願
平３−１８７４９４号参照）。
この支持体上に形成された感熱層とを備えている。この
感熱層は、ロイコ染料である塩基性染料前駆体を含有す
るマイクロカプセルと顕色剤との組合せに、レーザビー
ムＬを吸収してこれを熱エネルギに変換する光吸収色素
を含有して構成される（特願平３−６２６８４号、特願
平３−１８７４９４号参照）。
【００１３】塩基性染料前駆体は、エレクトロンを供与
して、あるいは酸等のプロトンを受容して発色する性質
を有するものであって、通常略無色で、ラクトン、ラク
タム、サルトン、スピロピラン、エステル、アミド等の
部分骨格を有し、顕色剤と接触してこれらの部分骨格が
開環もしくは開裂する化合物が用いられる。
して、あるいは酸等のプロトンを受容して発色する性質
を有するものであって、通常略無色で、ラクトン、ラク
タム、サルトン、スピロピラン、エステル、アミド等の
部分骨格を有し、顕色剤と接触してこれらの部分骨格が
開環もしくは開裂する化合物が用いられる。
【００１４】ロイコ染料に対する顕色剤としては、フェ
ノール化合物、含硫フェノール系化合物、カルボン酸系
化合物、スルホン系化合物、尿素系またはチオ尿素系化
合物等が挙げられる。
ノール化合物、含硫フェノール系化合物、カルボン酸系
化合物、スルホン系化合物、尿素系またはチオ尿素系化
合物等が挙げられる。
【００１５】レーザ記録装置１０は、２次元画像データ
を記憶する画像メモリ１２と、前記２次元画像データを
補正した補正後画像データを記憶する補正後画像メモリ
１４と、前記補正後画像データを求める演算部１６と、
前記補正後画像データに従ったレーザ駆動信号を生成す
るレーザ駆動部１８とを備える。前記レーザ駆動信号
は、レーザビームＬを出力するレーザダイオード２０に
供給される。レーザダイオード２０と感熱記録材料Ｓと
の間には、レーザビームＬを平行光束とするコリメータ
レンズ２２と、レーザビームＬを偏向するポリゴンミラ
ー２４と、ｆθレンズ２６と、レーザビームＬを感熱記
録材料Ｓに導く反射ミラー２８とが配列される。
を記憶する画像メモリ１２と、前記２次元画像データを
補正した補正後画像データを記憶する補正後画像メモリ
１４と、前記補正後画像データを求める演算部１６と、
前記補正後画像データに従ったレーザ駆動信号を生成す
るレーザ駆動部１８とを備える。前記レーザ駆動信号
は、レーザビームＬを出力するレーザダイオード２０に
供給される。レーザダイオード２０と感熱記録材料Ｓと
の間には、レーザビームＬを平行光束とするコリメータ
レンズ２２と、レーザビームＬを偏向するポリゴンミラ
ー２４と、ｆθレンズ２６と、レーザビームＬを感熱記
録材料Ｓに導く反射ミラー２８とが配列される。
【００１６】次に、以上のように構成されるレーザ記録
装置１０による記録動作について説明する。
装置１０による記録動作について説明する。
【００１７】画像メモリ１２から出力された２次元画像
データは、演算部１６において後述する演算処理がなさ
れ、高品位画像を得ることのできる補正後画像データと
して一旦補正後画像メモリ１４に記憶される。次いで、
前記補正後画像データは、レーザ駆動部１８においてレ
ーザ駆動信号に変換され、レーザダイオード２０に供給
される。前記レーザダイオード２０は、前記レーザ駆動
信号に従って強度変調されたレーザビームＬを出力す
る。レーザビームＬは、コリメータレンズ２２によって
平行光束とされた後、ポリゴンミラー２４により反射偏
向され、ｆθレンズ２６および反射ミラー２８を介して
感熱記録材料Ｓに導かれる。この場合、前記感熱記録材
料Ｓは、矢印Ｙ方向に副走査搬送されており、その表面
がレーザビームＬによって主走査方向（矢印Ｘ方向）に
加熱されることで２次元画像が形成される。
データは、演算部１６において後述する演算処理がなさ
れ、高品位画像を得ることのできる補正後画像データと
して一旦補正後画像メモリ１４に記憶される。次いで、
前記補正後画像データは、レーザ駆動部１８においてレ
ーザ駆動信号に変換され、レーザダイオード２０に供給
される。前記レーザダイオード２０は、前記レーザ駆動
信号に従って強度変調されたレーザビームＬを出力す
る。レーザビームＬは、コリメータレンズ２２によって
平行光束とされた後、ポリゴンミラー２４により反射偏
向され、ｆθレンズ２６および反射ミラー２８を介して
感熱記録材料Ｓに導かれる。この場合、前記感熱記録材
料Ｓは、矢印Ｙ方向に副走査搬送されており、その表面
がレーザビームＬによって主走査方向（矢印Ｘ方向）に
加熱されることで２次元画像が形成される。
【００１８】ここで、図２に示すように、感熱記録材料
Ｓの任意の記録位置ａ0 に対して所望の濃度の画素を形
成する方法について説明する。この場合、記録位置ａ0
に画素を形成する補正前の記録データをｄ0 とし、前記
記録位置ａ0 の主走査方向（矢印Ｘ方向）上流側に隣接
する記録位置ａ2 、主走査方向下流側に隣接する記録位
置ａ3 、副走査方向（矢印Ｙ方向）上流側に隣接する記
録位置ａ1 、副走査方向下流側に隣接する記録位置ａ4
に画素を形成する補正前の記録データを夫々ｄ 2 、
ｄ3 、ｄ1 、ｄ4 とする。
Ｓの任意の記録位置ａ0 に対して所望の濃度の画素を形
成する方法について説明する。この場合、記録位置ａ0
に画素を形成する補正前の記録データをｄ0 とし、前記
記録位置ａ0 の主走査方向（矢印Ｘ方向）上流側に隣接
する記録位置ａ2 、主走査方向下流側に隣接する記録位
置ａ3 、副走査方向（矢印Ｙ方向）上流側に隣接する記
録位置ａ1 、副走査方向下流側に隣接する記録位置ａ4
に画素を形成する補正前の記録データを夫々ｄ 2 、
ｄ3 、ｄ1 、ｄ4 とする。
【００１９】感熱記録材料Ｓは、図３に示すように、レ
ーザビームＬによって付与される熱エネルギにより温度
Ｔ1 からＴ2 の範囲で発色する。前記レーザビームＬの
断面におけるエネルギ分布はガウシアン分布であるた
め、主走査方向に配列した記録位置ａ2 、ａ0 、ａ3 に
おける各記録データｄ2 、ｄ0 、ｄ3 による温度分布は
図４に示すようになる。記録位置ａ0 の画素の主走査ピ
ッチ範囲内には、記録位置ａ2 およびａ3 に照射された
レーザビームＬの一部（斜線で示す）が照射される。ま
た、記録位置ａ2 およびａ3 に付与された熱エネルギ
は、破線で示すように、感熱記録材料Ｓを介して徐々に
記録位置ａ0 に伝達される。この場合、主走査方向の１
画素当たりの記録時間ＴM は、図２に示すように、１μ
ｓ〜１０μｓ程度と極めて短時間である。従って、記録
位置ａ0 には、主走査方向前後の記録位置ａ2 およびａ
3 の熱エネルギが記録位置ａ0 に付与される熱エネルギ
と略同時期に付与され、これによって記録位置ａ0 の濃
度が所望の濃度よりも上昇することになる。なお、記録
位置ａ2 は、記録位置ａ0 の上流側にあるため、記録位
置ａ3 よりも画像の濃度に対する影響が大きい。
ーザビームＬによって付与される熱エネルギにより温度
Ｔ1 からＴ2 の範囲で発色する。前記レーザビームＬの
断面におけるエネルギ分布はガウシアン分布であるた
め、主走査方向に配列した記録位置ａ2 、ａ0 、ａ3 に
おける各記録データｄ2 、ｄ0 、ｄ3 による温度分布は
図４に示すようになる。記録位置ａ0 の画素の主走査ピ
ッチ範囲内には、記録位置ａ2 およびａ3 に照射された
レーザビームＬの一部（斜線で示す）が照射される。ま
た、記録位置ａ2 およびａ3 に付与された熱エネルギ
は、破線で示すように、感熱記録材料Ｓを介して徐々に
記録位置ａ0 に伝達される。この場合、主走査方向の１
画素当たりの記録時間ＴM は、図２に示すように、１μ
ｓ〜１０μｓ程度と極めて短時間である。従って、記録
位置ａ0 には、主走査方向前後の記録位置ａ2 およびａ
3 の熱エネルギが記録位置ａ0 に付与される熱エネルギ
と略同時期に付与され、これによって記録位置ａ0 の濃
度が所望の濃度よりも上昇することになる。なお、記録
位置ａ2 は、記録位置ａ0 の上流側にあるため、記録位
置ａ3 よりも画像の濃度に対する影響が大きい。
【００２０】一方、副走査方向に配列した記録位置
ａ1 、ａ0 、ａ4 における各記録データｄ1 、ｄ0 、ｄ
4 による温度分布は図５に示すようになる。記録位置ａ
0 の画素の副走査ピッチ範囲内には、記録位置ａ1 およ
びａ4 に照射されたレーザビームＬの一部（斜線で示
す）が照射される。また、記録位置ａ1 およびａ4 に付
与された熱エネルギは、破線で示すように、感熱記録材
料Ｓを介して徐々に記録位置ａ0 に伝達される。この場
合、副走査方向の記録時間ＴS は、図２に示すように、
主走査方向の記録時間ＴM に比較して１ｍｓ程度と長時
間である。従って、副走査方向上下の記録位置ａ1 およ
びａ4 の記録位置ａ0 に対する熱エネルギの影響は、記
録位置ａ2 およびａ3 よりも小さいが、記録位置ａ0 の
濃度は所望の濃度よりも上昇することになる。なお、記
録位置ａ1 は、記録位置ａ0 の上流側にあるため、記録
位置ａ4 よりも画像の濃度に対する影響が大きい。
ａ1 、ａ0 、ａ4 における各記録データｄ1 、ｄ0 、ｄ
4 による温度分布は図５に示すようになる。記録位置ａ
0 の画素の副走査ピッチ範囲内には、記録位置ａ1 およ
びａ4 に照射されたレーザビームＬの一部（斜線で示
す）が照射される。また、記録位置ａ1 およびａ4 に付
与された熱エネルギは、破線で示すように、感熱記録材
料Ｓを介して徐々に記録位置ａ0 に伝達される。この場
合、副走査方向の記録時間ＴS は、図２に示すように、
主走査方向の記録時間ＴM に比較して１ｍｓ程度と長時
間である。従って、副走査方向上下の記録位置ａ1 およ
びａ4 の記録位置ａ0 に対する熱エネルギの影響は、記
録位置ａ2 およびａ3 よりも小さいが、記録位置ａ0 の
濃度は所望の濃度よりも上昇することになる。なお、記
録位置ａ1 は、記録位置ａ0 の上流側にあるため、記録
位置ａ4 よりも画像の濃度に対する影響が大きい。
【００２１】以上のことから、ｋ4 ＜ｋ3 ＜ｋ2 ＜ｋ1
且つ０＜ｋ1 ＋ｋ2 ＋ｋ3 ＋ｋ4 ≦１の関係にある所定
の係数を用いて、記録位置ａ0 に対する記録データＤ
を、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ1 ・ｄ2 −ｋ2 ・ｄ3 −ｋ3 ・ｄ1 −ｋ4 ・ｄ4 …（１） と設定することにより、記録位置ａ0 に対して所望の濃
度の画像を形成することができる。
且つ０＜ｋ1 ＋ｋ2 ＋ｋ3 ＋ｋ4 ≦１の関係にある所定
の係数を用いて、記録位置ａ0 に対する記録データＤ
を、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ1 ・ｄ2 −ｋ2 ・ｄ3 −ｋ3 ・ｄ1 −ｋ4 ・ｄ4 …（１） と設定することにより、記録位置ａ0 に対して所望の濃
度の画像を形成することができる。
【００２２】また、主走査方向に対する記録時間Ｔ
M は、上述したように短時間であるため、記録位置ａ2
およびａ3 からの影響を略等しいものとみなすと、
（１）式の代わりに、ｋ3 ＜ｋ2 ＜ｋ1 且つ０＜２ｋ1
＋ｋ2 ＋ｋ3 ≦１である所定の係数を用いて、前記記録
データＤを、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ1 ・（ｄ2 ＋ｄ3 ）−ｋ2 ・ｄ1 −ｋ3 ・ｄ4 …（２） と設定することにより、記録位置ａ0 に対して所望の濃
度の画像を形成することができる。
M は、上述したように短時間であるため、記録位置ａ2
およびａ3 からの影響を略等しいものとみなすと、
（１）式の代わりに、ｋ3 ＜ｋ2 ＜ｋ1 且つ０＜２ｋ1
＋ｋ2 ＋ｋ3 ≦１である所定の係数を用いて、前記記録
データＤを、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ1 ・（ｄ2 ＋ｄ3 ）−ｋ2 ・ｄ1 −ｋ3 ・ｄ4 …（２） と設定することにより、記録位置ａ0 に対して所望の濃
度の画像を形成することができる。
【００２３】また、記録位置ａ1 およびａ4 からの影響
を略等しいものとみなすと、（２）式の代わりに、ｋ2
＜ｋ1 且つ０＜２ｋ1 ＋２ｋ2 ≦１である所定の係数を
用いて、前記記録データＤを、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ1 ・（ｄ2 ＋ｄ3 ）−ｋ2 ・（ｄ1 ＋ｄ4 ） …（３） と設定することにより、記録位置ａ0 に対して所望の濃
度の画像を形成することができる。
を略等しいものとみなすと、（２）式の代わりに、ｋ2
＜ｋ1 且つ０＜２ｋ1 ＋２ｋ2 ≦１である所定の係数を
用いて、前記記録データＤを、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ1 ・（ｄ2 ＋ｄ3 ）−ｋ2 ・（ｄ1 ＋ｄ4 ） …（３） と設定することにより、記録位置ａ0 に対して所望の濃
度の画像を形成することができる。
【００２４】さらに、記録位置ａ1 〜ａ4 からの影響を
略等しいものとみなすと、（３）式の代わりに、０＜４
ｋ≦１である係数を用いて、前記記録データＤを、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ・（ｄ2 ＋ｄ3 ＋ｄ1 ＋ｄ4 ） …（４） と設定することにより、記録位置ａ0 に対して所望の濃
度の画像を形成することができる。
略等しいものとみなすと、（３）式の代わりに、０＜４
ｋ≦１である係数を用いて、前記記録データＤを、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ・（ｄ2 ＋ｄ3 ＋ｄ1 ＋ｄ4 ） …（４） と設定することにより、記録位置ａ0 に対して所望の濃
度の画像を形成することができる。
【００２５】そこで、図１に示す演算部１６において、
上記（１）〜（４）の何れかの関係式に基づき画像メモ
リ１２の記録データを変換して補正後記録データを作成
し、これを補正後画像メモリ１４に記憶させておく。そ
して、前記補正後記録データに従ってレーザダイオード
２０を駆動し、画像記録を行えば、周辺画素からの熱エ
ネルギの影響が補完された所望の濃度からなる画像を得
ることができる。
上記（１）〜（４）の何れかの関係式に基づき画像メモ
リ１２の記録データを変換して補正後記録データを作成
し、これを補正後画像メモリ１４に記憶させておく。そ
して、前記補正後記録データに従ってレーザダイオード
２０を駆動し、画像記録を行えば、周辺画素からの熱エ
ネルギの影響が補完された所望の濃度からなる画像を得
ることができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明に係るレーザ記録方法によれば、
以下の効果が得られる。
以下の効果が得られる。
【００２７】すなわち、現在記録しようとする画素の記
録データを前後および上下の記録データに基づいて予め
補正することにより、その補正された記録データに基づ
いて感熱記録材料に所望の情報を高精度且つ高速度に記
録することができる。
録データを前後および上下の記録データに基づいて予め
補正することにより、その補正された記録データに基づ
いて感熱記録材料に所望の情報を高精度且つ高速度に記
録することができる。
【図１】本発明のレーザ記録方法が適用されるレーザ記
録装置の構成図である。
録装置の構成図である。
【図２】感熱記録材料における補正に要する画素の関係
説明図である。
説明図である。
【図３】感熱記録材料の発色特性図である。
【図４】感熱記録材料の主走査方向に対して付与される
熱エネルギによって生じる温度の説明図である。
熱エネルギによって生じる温度の説明図である。
【図５】感熱記録材料の副走査方向に対して付与される
熱エネルギによって生じる温度の説明図である。
熱エネルギによって生じる温度の説明図である。
１０…レーザ記録装置 １２…画像メモリ １４…補正後画像メモリ １６…演算部 １８…レーザ駆動部 ２０…レーザダイ
オード ２４…ポリゴンミラー Ｓ…感熱記録材料
オード ２４…ポリゴンミラー Ｓ…感熱記録材料
Claims (5)
- 【請求項１】付与される熱エネルギに応じた濃度で発色
する感熱記録材料に対して、記録データに基づき画素毎
に強度変調されたレーザビームを１次元方向に照射して
主走査するとともに、該感熱記録材料を主走査方向と略
直交する方向に相対的に移動して副走査を行い、画像等
の記録を行うレーザ記録方法において、 現在記録を行う画素に対する記録データを、当該画素の
直前の画素に対する記録データと、直後の画素に対する
記録データと、上下の画素に対する記録データとによっ
て補正し、前記補正された記録データに基づき前記現在
記録を行う画素を形成することを特徴とするレーザ記録
方法。 - 【請求項２】請求項１記載の方法において、 現在記録を行う画素に対する記録データｄ0 は、当該画
素の直前の画素に対する記録データをｄ2 、直後の画素
に対する記録データをｄ3 、上下の画素に対する記録デ
ータを夫々ｄ1 、ｄ4 として、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ1 ・ｄ2 −ｋ2 ・ｄ3 −ｋ3 ・ｄ1 −ｋ4
・ｄ4 但し、ｋ4 ＜ｋ3 ＜ｋ2 ＜ｋ1 且つ０＜ｋ1 ＋ｋ2 ＋ｋ
3 ＋ｋ4 ≦１となる記録データＤに補正することを特徴
とするレーザ記録方法。 - 【請求項３】請求項１記載の方法において、 現在記録を行う画素に対する記録データｄ0 は、当該画
素の直前の画素に対する記録データをｄ2 、直後の画素
に対する記録データをｄ3 、上下の画素に対する記録デ
ータを夫々ｄ1 、ｄ4 として、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ1 ・（ｄ2 ＋ｄ3 ）−ｋ2 ・ｄ1 −ｋ3 ・
ｄ4 但し、ｋ3 ＜ｋ2 ＜ｋ1 且つ０＜２ｋ1 ＋ｋ2 ＋ｋ3 ≦
１となる記録データＤに補正することを特徴とするレー
ザ記録方法。 - 【請求項４】請求項１記載の方法において、 現在記録を行う画素に対する記録データｄ0 は、当該画
素の直前の画素に対する記録データをｄ2 、直後の画素
に対する記録データをｄ3 、上下の画素に対する記録デ
ータを夫々ｄ1 、ｄ4 として、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ1 ・（ｄ2 ＋ｄ3 ）−ｋ2 ・（ｄ1 ＋
ｄ4 ） 但し、ｋ2 ＜ｋ1 且つ０＜２ｋ1 ＋２ｋ2 ≦１となる記
録データＤに補正することを特徴とするレーザ記録方
法。 - 【請求項５】請求項１記載の方法において、 現在記録を行う画素に対する記録データｄ0 は、当該画
素の直前の画素に対する記録データをｄ2 、直後の画素
に対する記録データをｄ3 、上下の画素に対する記録デ
ータを夫々ｄ1 、ｄ4 として、 Ｄ＝ｄ0 −ｋ・（ｄ1 ＋ｄ2 ＋ｄ3 ＋ｄ4 ） 但し、０＜４ｋ≦１となる記録データＤに補正すること
を特徴とするレーザ記録方法。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP22910793A JP3040047B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | レーザ記録方法 |
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|---|---|---|---|
| JP22910793A JP3040047B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | レーザ記録方法 |
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| JPH0781101A JPH0781101A (ja) | 1995-03-28 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP22910793A Expired - Fee Related JP3040047B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | レーザ記録方法 |
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-
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-
1994
- 1994-09-12 US US08/304,696 patent/US5638109A/en not_active Expired - Fee Related
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