JP3495359B2 - 感光材料へのマーキング方法 - Google Patents

感光材料へのマーキング方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は感光材料へのマーキ
ング方法に関し、特に、CTスキャナ等の高精細画像の
ハードコピー装置に使用される、平面性重視の高感度の
感光フィルムへの記録等に用いて好適なマーキング方法
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、X線フィルム等の感光フィルムへ
のマーキング(製造元の名称,品種等の記録)は、活字
を感光材料表面に押しつけ、圧力によるカブリを発生さ
せることによって行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した活字を用いた
マーキング方法では、以下の問題点がある。 切替え時間が長く、瞬時切替えやオンライン設定が困
難である。 活字間の圧力バランスの調整が難しく、調整に長時間
を必要とする。 活字は高価で納期が長く、新品種展開時に、準備期間
が必要である。 フィルム平面に凹凸ができるため、平面性を重視する
画像記録用フィルム(特に、CTスキャナ等の画像処理
後の高精細画像のハードコピーに用いられるフィルム)
には印字できない。したがって、現状では、このような
高い平面性が要求されるフィルムには何らマーキングが
なされておらず、フィルムの識別が難しい等の不便があ
る。 【0004】このような問題点を解決するために、本発
明者は、印字をプログラムできるマスクレスの、ドット
印字タイプのレーザーマーカーを用いてレーザーマーク
を行うことを発案し、その実用性等について検討した
が、その結果、以下の問題点が明らかとなった。 【0005】すなわち、レーザー光の走査には、一般
に、ポリゴンミラーが用いられているが、この場合、レ
ーザービームは主走査方向に伸長した楕円形となり、こ
のために、主走査方向の線分(縦線)は、楕円形のドッ
トの一部が重なりあって光照射密度が増大し、その部分
の熱カブリ(熱変成)が増大して、フィルムの黒化濃度
が副走査方向の線や斜め線に比べて濃くなってしまい、
文字中濃度にばらつきを生じることがわかった。 【0006】また、そのようなビームの部分的な重なり
による照射密度の増大は、フィルム表面に付着するゴミ
等の異物の存在と相まって、異常燃焼を促進してしまう
危険もあり、この場合は、フィルムにはその燃焼により
発生する火花によって異常なカブリが生じることもわか
った。 【0007】本発明は、このような本発明者による検討
結果に基づいてなされたものであり、その目的は、上述
の問題点を解決して、ドットタイプのレーザーマーカー
を使用して、感光材料にマークを形成するマーキング方
法を実用化,確立することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、複数のレーザ
ー光源のそれぞれを独立にオン/オフ駆動し、各光源か
らのレーザービームを感光材料上に照射し、これによ
り、ほぼ円形のドットを所定間隔で形成して、印字を行
うことを特徴とするものである。 【0009】単一レーザー光源からのレーザービーム
を、ポリゴンミラーにより走査した場合、レーザー装置
の1パルス駆動中にもポリゴンミラーの回転が継続され
るため、形成されるドットは、主走査方向に伸長した
(すなわち細長い)楕円形状となる。したがって、この
主走査方向に連続するドットを含む文字は、その主走査
方向部分でドットの部分的な重なりが生じ、その場合に
感光フィルム面の熱カブリが促進され、黒化がすすみ、
副走査方向の線や斜め線との濃度ばらつきが生じ、文字
中濃度の不均一が生じる。 【0010】そこで、主走査方向に連続したドットの印
字を行う場合には、ドットの間引き(スキップ)を行う
ことにより、楕円ドットの先端部での重なりを防止でき
る。この場合の間引きは、文字品質の極力の維持を考慮
すると、1ドット毎の間引きが適当である。 【0011】このように、ドッドの重なりを排すること
によって、局所的なレーザ光の集中を排除し、そのこと
によって異常燃焼を防止し、均一な文字中濃度のレーザ
ーマークを実現できる。 【0012】また、キーボード等から入力されたデータ
をリアルタイムで印字でき、かつレーザー光が印字面に
非接触であるため、印字文字や文字配置の変更が容易で
あり、また、フィルムの平面性を阻害しない。 【0013】また、強力なレーザービームによるドット
形成は、感光材料表面の乳剤層の熱カブリ(熱変成)と
ともに乳剤層の昇華による、ある程度の凹凸(フィルム
の平面性に影響を及ぼさないレベルの凹凸)を与え、現
像の前後において、共に、マークの識別が可能である。 【0014】しかし、本発明は、このような一つの光源
からのレーザービームをポリゴンミラー等の偏向手段で
走査する構成は採用せず、主走査方向のドット密度に対
応した数の、複数のレーザ光源を配置しておき、各光源
のオン/オフにより主走査方向の所定位置にドットを形
成するものである。本発明では、各レーザービームの主
走査方向の走査を排除でき、これによって各ドットはほ
ぼ等円形となり、かつ所定の間隔(均一な間隔)での規
則正しいドット印字が可能となる。したがって、ドット
の部分的な重なりが生じる心配がなく、均一な濃度の印
字ができる。 【0015】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の形態例を
説明するための図で、本形態例は、印字ドット間の重な
りを排するために、複数のレーザー光源を持つマーキン
グ装置である。 【0016】図1のマーキング装置は、主走査方向に配
列された、複数個のCO2 ガス密閉型レーザー光源20
a〜20gを持ち、それぞれの光源からのレーザービー
ムを対応する反射ミラー25a〜25g、共通の反射ミ
ラー30を介して、感光材料であるフィルム7のマーキ
ング領域に照射し、それぞれのビームに対応したドット
形成を行う。 【0017】この場合、ドットの変形がなく、かつ、ド
ット位置は予め決まっている(すなわち、印字の解像度
は各レーザービームの照射位置によって決定される)た
め、図2(a)〜(c)に例示されるような、円形のド
ットを、ほぼ均一な間隔で形成できる。ドット間の重な
りがないため、均一な濃度の印字ができ、また、スキッ
プフォントも使用しなくてもよく、便利である。 【0018】なお、フィルム7の表面状態(異物の付着
等)等に起因して、レーザー照射による不要な燃焼が生
じやすい場合は、上述の2つの形態例の構成に加えて、
図3(a),(b)に示されるような、不活性ガスの吹
きつけを行って、燃焼を抑制(制御)することが効果的
である。 【0019】図3(a)は専用ノズル41を用いるも
の、(b)は開口部42(集光レンズ40への異物付着
を防止するためにエアーを吹きつけるために予め設けら
れている)を不活性ガスの吹きつけ用に転用するもので
ある。 【0020】本発明と異なり、ポリゴンミラーによるビ
ーム走査を伴うマーキング方法でも、前述のように、本
発明の課題は解決できる。図4を用いてこの構成の特徴
点を説明する。図4(a)〜(c)は比較例としての従
来技術によるドット印字パターンを示し、(d)〜
(f)は本構成のマーキング方法によるドット印字パタ
ーンを示す。 【0021】図中、縦方向がポリゴンミラーによるレー
ザービームの主走査方向であり、ドットはこの方向に細
長い楕円形となる。したがって、主走査方向における連
続したドット形成を行うと、楕円の先端同士の重なりを
生じる((a)〜(c))。そこで、(d)〜(f)の
ようにスキップフォントを採用し、主走査方向における
連続したドット印字の場合は、1ドット毎に間引き(ス
キップ)を行うことにより、ドット間の重なりを排除
し、文字中濃度を均一に維持する。 【0022】図5(a),(b)は、図4の印字を行う
ためのレーザーマーキング装置の構成例を示す図であ
り、(a)は全体構成を示し、(b)は印字面近傍を部
分的に拡大して示す。 【0023】レーザー制御部1は、CO2 ガス密閉型レ
ーザーを光源として持ち、キーボード等からなるマーク
設定手段2からの入力情報に基づいて、その光源をオン
/オフ駆動し、記録用のレーザー光を出力する。 【0024】レーザー光は反射ミラーを介してヘッド部
3へと伝達される。このヘッド部3は、ポリゴンミラー
4によりレーザー光を主走査方向に走査し、フィルム7
上にマーク10を形成する。フィルム7は平面性重視の
高感度の感光フィルム,例えば、CT画像記録用フィル
ム等のXレイフィルムである。 【0025】副走査方向の走査は、回転軸5を中心とし
たドラムの回転によって、フィルムそのものを移動させ
て行う。回転軸5の回転位置は、回転位置検出手段6に
よって検出され、随時、レーザー制御部1にフィードバ
ックされ、搬送速度の変化に追随して一定の文字幅を維
持する。 【0026】フィルム7は、PETベース60の表裏面
にそれぞれ、乳剤層61とバックコート層62とを有す
る構造をしており、レーザービームによる印字は、乳剤
層61における熱カブリ(熱変成)を利用してなされ
る。 【0027】ポリゴンミラーによる走査を利用するマー
キング装置は、コストが比較的安く、広く普及している
ものであり、本構成例のスキップフォントの採用によっ
て、その装置を感光材料へのマーカーとしても使用でき
る。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、ドットの
重なりを排し、ビーム集中による過度の熱カブリや異常
な燃焼を防止することによって、感光材料への均一濃度
の良好なレーザマークを行うことを可能とする効果があ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態例を示す図である。 【図2】(a)〜(c)はそれぞれ、図1の装置を用い
て印字を行った場合の文字フォント例を示す図である。 【図3】(a),(b)は共に、過度の熱カブリや異常
燃焼の制御のために、不活性ガスの吹きつけを、さらに
実施する場合の構成例を示す図である。 【図4】ポリゴンミラーによるビーム走査を伴うマーキ
ング方法を説明するための図であり、(a)〜(c)は
比較例としての従来技術によるドット印字パターンを示
し、(d)〜(f)は本構成のマーキング方法によるド
ット印字パターンを示す。 【図5】(a),(b)は、図4の印字を行うためのレ
ーザーマーキング装置の構成例を示す図であり、(a)
は全体構成を示し、(b)は印字面近傍を部分的に拡大
して示す。 【符号の説明】 1 レーザー制御部 2 マーク設定手段 3 ヘッド部 4 ポリゴンミラー 5 回転軸 6 回転位置検出段 7 Xレイフィルム 10 ドット構成のマーク 20a〜20g レーザー光源 25a〜25g 反射ミラー

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のレーザー光源のそれぞれを独立に
    オン/オフ駆動し、各光源からのレーザービームを感光
    材料上に照射し、これにより、ほぼ円形のドットを所定
    間隔で形成して印字を行うことを特徴とする感光材料へ
    のマーキング方法。
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