JP3325930B2 - 感光材料へのマーキング方法 - Google Patents

感光材料へのマーキング方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光材料へのマーキング
方法に関し、特に、CTスキャナ等の高精細画像のハー
ドコピー装置に使用される、平面性重視の高感度の感光
フィルムへの記録等に用いて好適なマーキング方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線フィルム等の感光フィルムへ
のマーキング(製造元の名称,品種等の記録)は、活字
を感光材料表面に押しつけ、圧力によるカブリを発生さ
せることによって行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した活字を用いた
マーキング方法では、以下の問題点がある。 切替え時間が長く、瞬時切替えやオンライン設定が困
難である。 活字間の圧力バランスの調整が難しく、調整に長時間
を必要とする。 活字は高価で納期が長く、新品種展開時に、準備期間
が必要である。 フィルム平面に凹凸ができるため、平面性を重視する
画像記録用フィルム(特に、CTスキャナ等の画像処理
後の高精細画像のハードコピーに用いられるフィルム)
には印字できない。したがって、現状では、このような
高い平面性が要求されるフィルムには何らマーキングが
なされておらず、フィルムの識別が難しい等の不便があ
る。
【0004】このような問題点を解決するために、本発
明者は、印字をプログラムできるマスクレスの、ドット
印字タイプのレーザーマーカーを用いてレーザーマーク
を行うことを発案し、その実用性等について検討した
が、その結果、以下の問題点が明らかとなった。
【0005】すなわち、レーザー光の走査には、一般
に、ポリゴンミラーが用いられているが、この場合、レ
ーザービームは主走査方向に伸長した楕円形となり、こ
のために、主走査方向の線分(縦線)は、楕円形のドッ
トの一部が重なりあって光照射密度が増大し、その部分
の熱カブリ(熱変成)が増大して、フィルムの黒化濃度
が副走査方向の線や斜め線に比べて濃くなってしまい、
文字中濃度にばらつきを生じることがわかった。
【0006】また、そのようなビームの部分的な重なり
による照射密度の増大は、フィルム表面に付着するゴミ
等の異物の存在と相まって、異常燃焼を促進してしまう
危険もあり、この場合は、フィルムにはその燃焼により
発生する火花によって異常なカブリが生じることもわか
った。
【0007】本発明は、このような本発明者による検討
結果に基づいてなされたものであり、その目的は、上述
の問題点を解決して、ドットタイプのレーザーマーカー
を使用して、感光材料にマークを形成するマーキング方
法を実用化,確立することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明は、ポリゴンミラ
ーを用いてレーザービームを走査し、感光材料へドット
構成の印字を行う方法であって、主走査方向に伸長した
楕円形状を持つドットを、前記主走査方向に連ねて印字
を行う場合に、ドットの間引きを行ってドット同士の重
なりを排して印字することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】一レーザー光源からのレーザービームを、ポ
リゴンミラーにより走査した場合、レーザー装置の1パ
ルス駆動中にもポリゴンミラーの回転が継続されるた
め、形成されるドットは、主走査方向に伸長した(すな
わち細長い)楕円形状となる。したがって、この主走査
方向に連続するドットを含む文字は、その主走査方向部
分でドットの部分的な重なりが生じ、その場合に感光フ
ィルム面の熱カブリが促進され、黒化がすすみ、副走査
方向の線や斜め線との濃度ばらつきが生じ、文字中濃度
の不均一が生じる。
【0010】そこで、主走査方向に連続したドットの印
字を行う場合には、ドットの間引き(スキップ)を行う
ことにより、楕円ドットの先端部での重なりを防止す
る。この場合の間引きは、文字品質の極力の維持を考慮
すると、1ドット毎の間引きが適当である。
【0011】このように、ドッドの重なりを排すること
によって、局所的なレーザ光の集中を排除し、そのこと
によって異常燃焼を防止し、均一な文字中濃度のレーザ
ーマークを実現できる。
【0012】また、キーボード等から入力されたデータ
をリアルタイムで印字でき、かつレーザー光が印字面に
非接触であるため、印字文字や文字配置の変更が容易で
あり、また、フィルムの平面性を阻害しない。
【0013】また、強力なレーザービームによるドット
形成は、感光材料表面の乳剤層の熱カブリ(熱変成)と
ともに乳剤層の昇華による、ある程度の凹凸(フィルム
の平面性に影響を及ぼさないレベルの凹凸)を与え、現
像の前後において、共に、マークの識別が可能である。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。1は本発明の第1の実施例(ポリゴンミ
ラーによるビーム走査を伴うマーキング方法)の特徴点
を説明するための図であり、(a)〜(c)は比較例と
しての従来技術によるドット印字パターンを示し、
(d)〜(f)は本発明のマーキング方法によるドット
印字パターンを示す。
【0015】図中、縦方向がポリゴンミラーによるレー
ザービームの主走査方向であり、ドットはこの方向に細
長い楕円形となる。したがって、主走査方向における連
続したドット形成を行うと、楕円の先端同士の重なりを
生じる((a)〜(c))。そこで、(d)〜(f)の
ようにスキップフォントを採用し、主走査方向における
連続したドット印字の場合は、1ドット毎に間引き(ス
キップ)を行うことにより、ドット間の重なりを排除
し、文字中濃度を均一に維持する。
【0016】図2(a),(b)は、図1の印字を行う
ためのレーザーマーキング装置の構成例を示す図であ
り、(a)は全体構成を示し、(b)は印字面近傍を部
分的に拡大して示す。
【0017】レーザー制御部1は、CO2 ガス密閉型レ
ーザーを光源として持ち、キーボード等からなるマーク
設定手段2からの入力情報に基づいて、その光源をオン
/オフ駆動し、記録用のレーザー光を出力する。
【0018】レーザー光は反射ミラーを介してヘッド部
3へと伝達される。このヘッド部3は、ポリゴンミラー
4によりレーザー光を主走査方向に走査し、フィルム7
上にマーク10を形成する。フィルム7は平面性重視の
高感度の感光フィルム,例えば、CT画像記録用フィル
ム等のXレイフィルムである。
【0019】副走査方向の走査は、回転軸5を中心とし
たドラムの回転によって、フィルムそのものを移動させ
て行う。回転軸5の回転位置は、回転位置検出手段6に
よって検出され、随時、レーザー制御部1にフィードバ
ックされ、搬送速度の変化に追随して一定の文字幅を維
持する。
【0020】フィルム7は、PETベース60の表裏面
にそれぞれ、乳剤層61とバックコート層62とを有す
る構造をしており、レーザービームによる印字は、乳剤
層61における熱カブリ(熱変成)を利用してなされ
る。
【0021】ポリゴンミラーによる走査を利用するマー
キング装置は、コストが比較的安く、広く普及している
ものであり、本実施例のスキップフォントの採用によっ
て、その装置を感光材料へのマーカーとしても使用でき
るようになる。
【0022】なお、印字ドット間の重なりを排すること
は、図3に示されるような複数のレーザー光源を持つ装
置を用いても達成できる。
【0023】図3のマーキング装置は、主走査方向に配
列された、複数個のCO2 ガス密閉型レーザー光源(2
0a〜20g)を持ち、それぞれの光源からのレーザー
ビームを対応する反射ミラー25a〜25g、共通の反
射ミラー30を介して、フィルム7に照射し、それぞれ
のビームに対応したドット形成を行う。
【0024】この場合、ドットの変形がなく、かつ、ド
ット位置は予め決まっている(すなわち、印字の解像度
は各レーザービームの照射位置によって決定される)た
め、図4(a)〜(c)に例示されるような、円形のド
ットを、ほぼ均一な間隔で形成できる。ドット間の重な
りがないため、均一な濃度の印字ができ、また、スキッ
プフォントも使用しなくてもよく、便利である。
【0025】なお、フィルム7の表面状態(異物の付着
等)等に起因して、レーザー照射による不要な燃焼が生
じやすい場合は、上述の2つの実施例の構成に加えて、
図5(a),(b)に示されるような、不活性ガスの吹
きつけを行って、燃焼を抑制(制御)することが効果的
である。
【0026】図5(a)は専用ノズル41を用いるも
の、(b)は開口部42(集光レンズ40への異物付着
を防止するためにエアーを吹きつけるために予め設けら
れている)を不活性ガスの吹きつけ用に転用するもので
ある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ドットの
重なりを排し、ビーム集中による過度の熱カブリや異常
な燃焼を防止することによって、感光材料への均一濃度
の良好なレーザマークを行うことを可能とする効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の特徴点を説明するための図で
あり、(a)〜(c)は比較例としての従来技術による
ドット印字パターンを示し、(d)〜(f)は本発明の
マーキング方法によるドット印字パターンを示す。
【図2】(a),(b)は、図1の印字を行うためのレ
ーザーマーキング装置の構成例を示す図であり、(a)
は全体構成を示し、(b)は印字面近傍を部分的に拡大
して示す。
【図3】印字ドット間の重なりを排する他の構成例を示
す図である。
【図4】(a)〜(c)はそれぞれ、図3の装置を用い
て印字を行った場合の文字フォント例を示す図である。
【図5】(a),(b)は共に、過度の熱カブリや異常
燃焼の制御のために、不活性ガスの吹きつけを、さらに
実施する場合の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザー制御部 2 マーク設定手段 3 ヘッド部 4 ポリゴンミラー 5 回転軸 6 回転位置検出段 7 Xレイフィルム 10 ドット構成のマーク 20a〜20g レーザー光源 25a〜25g 反射ミラー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリゴンミラーを用いてレーザービーム
    を走査し、感光材料へドット構成の印字を行う方法であ
    って、主走査方向に伸長した楕円形状を持つドットを、
    前記主走査方向に連ねて印字を行う場合に、ドットの間
    引きを行ってドット同士の重なりを排して印字すること
    を特徴とする感光材料へのマーキング方法。
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