JPH06183039A - 熱記録装置 - Google Patents

熱記録装置

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JPH06183039A
JPH06183039A JP22755793A JP22755793A JPH06183039A JP H06183039 A JPH06183039 A JP H06183039A JP 22755793 A JP22755793 A JP 22755793A JP 22755793 A JP22755793 A JP 22755793A JP H06183039 A JPH06183039 A JP H06183039A
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JP
Japan
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laser beam
temperature
humidity
recording material
detecting
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Application number
JP22755793A
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English (en)
Inventor
Takao Kuwabara
孝夫 桑原
Toshitaka Agano
俊孝 阿賀野
Yoshihisa Usami
由久 宇佐美
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/47Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
    • B41J2/471Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/475Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves
    • B41J2/4753Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves using thermosensitive substrates, e.g. paper

Abstract

(57)【要約】 【目的】感熱記録材料の温度変化または湿度変化に起因
する濃度むらの発生を防止すること。 【構成】感熱記録材料Sの材料温度を検出する温度セン
サ42またはレーザビームLの照射位置近傍の湿度を検
出するための湿度センサと、前記温度センサ42によっ
て検出された材料温度または前記湿度センサにより検出
された湿度に基づいてレーザビーム照射機構12のレー
ザビーム出力強度を制御する制御部20とを備える。こ
のように構成することにより、熱記録装置10は、感熱
記録材料Sの温度変化または湿度変化に起因する濃度む
らの発生を防止することが可能になり、常に安定した濃
度の画像等を記録することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録材料に対して
レーザビーム照射機構から出力されるレーザビームによ
り画像等の記録を行う熱記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料に対して熱エネルギを付与
し、画像等の記録を行う熱記録装置が普及している。特
に、熱源としてレーザを用いることで高速記録を可能と
したものが出現している(特開昭50−23617号、
特開昭58−94494号、特開昭62−77983
号、特開昭62−78964号等参照)。
【0003】本出願人は、このような熱記録装置に適用
され、良好な画像を高品位で記録することのできる感熱
記録材料として、支持体上に発色剤、顕色剤および光吸
収色素を備え、付加される熱エネルギに応じた濃度で発
色する材料を開発し、さらに、この感熱記録材料にレー
ザビームを用いて記録を行う装置を開発し、特許出願し
ている(特願平3−62684号、特開平5−2421
9号参照)。
【0004】この感熱記録材料は、支持体に、少なくと
も塩基性染料前駆体を含有するマイクロカプセル、顕色
剤および光吸収色素を水に難溶または不溶の有機溶剤に
溶解せしめた後、乳化分散した乳化物を含有する塗布液
を塗布して形成せしめた感熱層を有する。
【0005】塩基性染料前駆体は、エレクトロンを供与
して、あるいは酸等のプロトンを受容して発色する性質
を有するものであって、通常略無色で、ラクトン、ラク
タム、サルトン、スピロピラン、エステル、アミド等の
部分骨格を有し、顕色剤と接触してこれらの部分骨格が
開環若しくは開裂する化合物が用いられる。具体的に
は、クリスタルバイオレットラクトン、ベンゾイルロイ
コメチレンブルー、マラカイトグリーンラクトン、ロー
ダミンBラクタム、1,3,3−トリメチル−6’−エ
チル−8’−ブトキシインドリノベンゾスピロピラン等
がある。
【0006】これらの発色剤に対する顕色剤としては、
フェノール化合物、有機酸若しくはその金属塩、オキシ
安息香酸エステル等の酸性物質が用いられる。顕色剤は
融点が50℃〜250℃のものが好ましく、特に融点が
60℃〜200℃の水に難溶性のフェノールまたは有機
酸が望ましい。これらの顕色剤の具体例は、例えば、特
開昭61−291183号に記載されている。
【0007】光吸収色素は、可視光領域における光の吸
収が少なく、赤外線領域の波長の吸収が特に高い色素が
好ましい。この色素としては、シアニン系色素、フタロ
シアニン系色素、ピリリウム系・チオピリリウム系色
素、アズレニウム系色素、スクワリリウム系色素、N
i、Cr等の金属錯塩系色素、ナフトキノン系・アント
ラキノン系色素、インドフェノール系色素、インドアニ
リン系色素、トリフェニルメタン色素、トリアリルメタ
ン系色素、アミニウム系・ジインモニウム系色素、ニト
ロソ化合物等を挙げることができる。
【0008】ところで、このような感熱記録材料は、安
定した保存状態を維持するため、スレッショルド以下の
低い熱エネルギでは発色しないように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前記感熱記録
材料の温度、湿度に対応する露光エネルギと発色濃度と
の関係を示す特性図を図9に示す。図において、例え
ば、湿度が72%で同一であるとともに、温度が14℃
と25℃との場合における特性曲線を比較すると、温度
が低い14℃の特性曲線の方が同一の露光エネルギにお
ける発色濃度が高く、この結果、感熱記録材料の感度が
高くなる。一方、例えば、温度が35℃で同一であると
ともに、湿度が10%と74%の場合を比較すると、湿
度が高い74%の特性曲線の方が同一の露光エネルギに
おける発色濃度が高く、この結果、感熱記録材料の感度
が高くなる。このことから、一般的に、感熱記録材料の
温度が低く、または湿度が高い方が感熱記録材料の感度
が上昇する。これとは反対に、感熱記録材料の温度が高
く、または湿度が低い方が感度が低下する。
【0010】そこで、このような感熱記録材料に画像等
を記録する際、熱記録装置内の各部、例えば記録部や感
熱記録材料用集積部等においてその雰囲気中の温度、湿
度が変化することによって濃度むらが発生するととも
に、感熱記録材料の感度が変化してしまい、常時、所望
の階調画像を得ることが困難になるという問題が指摘さ
れている。
【0011】そこで、本発明は、支持体上に発色剤、顕
色剤および光吸収色素を備え、付加される熱エネルギに
応じた濃度で発色する感熱記録材料に対してレーザビー
ムを走査させ画像を記録する熱記録装置において、感熱
記録材料の温度変化に起因する濃度むらをなくし、安定
した濃度の画像を得るとともに、湿度の変化に影響され
ることがなく、常に高精度な画像等を記録することが可
能な熱記録装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明に係る熱記録装置は、支持体上に発色剤、
顕色剤および光吸収色素を備え、付加される熱エネルギ
に応じた濃度で発色する感熱記録材料にレーザビームを
走査させて画像を記録する熱記録装置であって、前記レ
ーザビームを記録する画像に応じて出力するレーザビー
ム照射機構と、前記感熱記録材料に関する温度を検出す
る温度検出機構と、前記感熱記録材料に関する湿度を検
出する湿度検出機構と、前記温度検出機構および湿度検
出機構からの検出値に基づいて前記レーザビーム照射機
構のレーザビーム出力強度を補正する制御部と、を備え
ることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記レーザビームを記録
する画像に応じて出力するレーザビーム照射機構と、前
記感熱記録材料に関する温度を検出する温度検出機構
と、前記温度検出機構からの検出値に基づいて前記レー
ザビーム照射機構のレーザビーム出力強度を補正する制
御部と、を備えることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明は、前記レーザビームを記
録する画像に応じて出力するレーザビーム照射機構と、
前記レーザビーム照射機構によってレーザビームが照射
される前に感熱記録材料をその発色開始温度以下の所定
の温度に予熱するための加熱機構と、前記感熱記録材料
に関する温度を検出する温度検出機構と、前記温度検出
機構からの検出値に基づいて前記レーザビーム照射機構
のレーザビーム出力強度および/または加熱機構の出力
強度を補正する制御部と、を備えることを特徴とする。
【0015】さらにまた、本発明は、前記レーザビーム
を記録する画像に応じて出力するレーザビーム照射機構
と、前記感熱記録材料に関する湿度を検出する湿度検出
機構と、前記湿度検出機構からの検出値に基づいて前記
レーザビーム照射機構のレーザビーム出力強度を補正す
る制御部と、を備えることを特徴とする。
【0016】またさらに、本発明は、前記レーザビーム
を記録する画像に応じて出力するレーザビーム照射機構
と、前記レーザビーム照射機構によってレーザビームが
照射される前に感熱記録材料をその発色開始温度以下の
所定の温度に予熱するための加熱機構と、前記感熱記録
材料に関する湿度を検出する湿度検出機構と、前記湿度
検出機構からの検出値に基づいて前記レーザビーム照射
機構のレーザビーム出力強度および/または加熱機構の
出力強度を補正する制御部と、を備えることを特徴とす
る。
【0017】
【作用】上記の本発明に係る熱記録装置では、レーザビ
ーム照射機構から感熱記録材料に対してレーザビームが
照射される前に、予め、温度検出機構が感熱記録材料の
レーザビーム照射位置近傍の温度を検出する。制御部
は、前記検出された感熱記録材料の材料温度に基づい
て、レーザビーム照射機構のレーザビーム出力強度を補
正する。
【0018】また、本発明に係る熱記録装置では、レー
ザビーム照射機構から感熱記録材料に対してレーザビー
ムが照射される前に、予め、温度検出機構が感熱記録材
料のレーザビーム照射位置近傍の材料温度を検出すると
ともに、感熱記録材料の環境温度を検出する。制御部
は、前記検出された材料温度と環境温度とから温度勾配
を算出し、前記温度勾配から感熱記録材料のレーザビー
ム照射位置の温度を推定し、この推定温度に基づいてレ
ーザビーム照射機構のレーザビーム出力強度を補正す
る。
【0019】さらに、本発明に係る熱記録装置では、レ
ーザビーム照射機構によってレーザビームが照射される
前に感熱記録材料をその発色開始温度以下の所定の温度
に予熱するための加熱機構を備え、制御部は、前記推定
温度に基づいてレーザビーム照射機構のレーザビーム出
力強度および/または加熱機構の出力強度を補正する。
【0020】さらにまた、本発明に係る熱記録装置で
は、レーザビーム照射機構から感熱記録材料に対してレ
ーザビームが照射される前に、予め、湿度検出機構がレ
ーザビーム照射位置近傍の雰囲気中の記録部湿度を検出
する。前記検出された記録部湿度に基づいて、制御部
は、レーザビーム照射機構のレーザビーム出力強度を補
正する。この場合、前記湿度検出機構は記録前の複数の
感熱記録材料を積層して収容する集積部の湿度を併せて
検出することにより、制御部は、前記検出された記録部
湿度と集積部湿度とから湿度勾配を算出し、前記湿度勾
配から感熱記録材料のレーザビーム照射位置の湿度を推
定し、この推定湿度に基づいてレーザビーム照射機構の
レーザビーム出力強度および/または加熱機構の出力強
度を補正する。
【0021】またさらに、記録前の複数の感熱記録材料
を積層して収容する集積部に温度検出機構と湿度検出機
構とを併設した場合、前記温度検出機構および湿度検出
機構から検出された検出値に基づき、予め制御部に記憶
されたテーブルから所定のデータを選択し、前記選択さ
れたデータよってレーザビーム照射機構のレーザビーム
出力強度および/または加熱機構の出力強度を補正す
る。
【0022】
【実施例】本発明に係る熱記録装置について、好適な実
施例を挙げ添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
【0023】図1は、本発明の第1実施例に係る熱記録
装置のブロック図であり、図2は、図1の要部を示す概
略説明図である。
【0024】熱記録装置10は、矢印B方向に副走査搬
送される感熱記録材料SをレーザビームLによって矢印
A方向に走査し、画像等を記録するものである。この場
合、感熱記録材料Sとしては、支持体上に発色剤、顕色
剤および光吸収色素を備え、付加される熱エネルギに応
じた濃度で発色する材料、例えば、前述した特願平3−
62684号、特開平5−24219号等に記載された
ものを用いるものとする。
【0025】この熱記録装置10は、感熱記録材料S
に、主走査方向(矢印A方向)にレーザビームLを照射
してこの感熱記録材料Sに所定の熱エネルギを付与して
画像等を記録するためのレーザビーム照射機構12と、
前記感熱記録材料Sを、前記主走査方向に略直交する副
走査方向(矢印B方向)に搬送するための副走査搬送機
構14と、前記感熱記録材料Sを、前記レーザビームL
の照射前に所定の温度にプレヒート(予熱)するための
加熱機構16と、感熱記録材料Sの温度を検出するため
の温度検出機構18と、前記温度検出機構18により得
られた検出値に基づいて前記レーザビーム照射機構1
2、前記副走査搬送機構14および前記加熱機構16を
制御する制御部20とを備える。
【0026】レーザビーム照射機構12は、レーザビー
ムLを出力するレーザビーム発生器22と、シリンドリ
カルレンズ26と、反射ミラー28と、該レーザビーム
Lを偏向させるポリゴンミラー30と、fθレンズ32
と、前記シリンドリカルレンズ26と共働してポリゴン
ミラー30の面倒れを補正するシリンドリカルミラー3
4とを備える。なお、前記「レーザビーム発生器22」
は、レーザダイオード、ガスレーザ並びに半導体レーザ
を含む概念で用いている。
【0027】副走査搬送機構14は、モータ36と、こ
のモータ36に連結されて感熱記録材料Sを矢印B方向
に副走査搬送させるための搬送ローラ38とを備える。
【0028】加熱機構16は、レーザビームLの照射前
の感熱記録材料Sを所定の温度にプレヒートすべくこの
レーザビームLの下流側の照射位置近傍でかつ感熱記録
材料Sの下方に矢印A方向に延在して配設されるヒータ
40を備える。
【0029】制御部20には、材料温度検出機構18と
して機能し、感熱記録材料Sの記録部近傍の材料温度を
検出する温度センサ(例えば、赤外線放射温度計)42
が接続されている。さらに、制御部20は、モータ36
およびヒータ40を駆動制御する制御回路44を備え、
この制御回路44に、温度センサ42により検出された
温度(検出値)に基づいて画像信号の補正値を演算する
ための演算回路46が接続されている。この演算回路4
6は、乗算回路48に接続されるとともに、この乗算回
路48に画像信号発生回路50から所定の画像信号が送
給され、この画像信号が補正されてドライバ52に送ら
れる。
【0030】第1実施例に係る熱記録装置10は、基本
的には以上のように構成されるものであり、次に、その
動作について説明する。
【0031】制御回路44を介して副走査搬送機構14
を構成するモータ36が駆動されると、このモータ36
に連結された搬送ローラ38が矢印方向に回転し、感熱
記録材料Sは矢印B方向に搬送される。その際、制御回
路44を介して加熱機構16を構成するヒータ40が駆
動され、感熱記録材料SのレーザビームLが未照射の部
分は、発色開始温度以下の所定温度にプレヒートされ
る。
【0032】一方、制御部20は、ドライバ52により
レーザビーム発生器22を駆動して感熱記録材料Sにレ
ーザビームLを照射する前に、温度センサ42を介して
感熱記録材料S自体の材料温度を検出する。前記温度セ
ンサ42によって検出された材料温度は信号として演算
回路46に導入される。演算回路46では、前記温度セ
ンサ42によって検出された感熱記録材料Sの材料温度
と、前記感熱記録材料Sの発色開始温度である基準温度
との温度偏差に基づき、所望の発色をさせるために必要
なレーザビームLの強度を調整する画像信号用補正値が
演算される。
【0033】このようにして演算された画像信号用補正
値は、乗算回路48に送給される。一方、前記乗算回路
48には、画像信号発生回路50から感熱記録材料Sに
記録される画像に応じた画像信号が送られる。従って、
前記画像信号に前記画像信号用補正値が乗算される。こ
の結果、補正された画像信号がドライバ52に供給さ
れ、レーザビーム発生器22が駆動される。レーザビー
ム発生器22は、図示しないレーザダイオードにより前
記温度偏差の分だけ補正されかつ画像信号に応じて変調
された光強度を有するレーザビームLを出力する。前記
出力されたレーザビームLは、シリンドリカルレンズ2
6および反射ミラー28を介してポリゴンミラー30に
導かれる。ポリゴンミラー30は、高速で回転してお
り、その反射面によって反射されたレーザビームLは、
fθレンズ32およびシリンドリカルミラー34を介し
て感熱記録材料Sに導かれ、矢印B方向に副走査搬送さ
れる前記感熱記録材料Sを矢印A方向に主走査する。そ
して、感熱記録材料Sに画像が記録される。
【0034】なお、レーザビームLの強度補正を行うと
ともに、あるいはこの強度補正に代替して、制御回路4
4により加熱機構16を構成するヒータ40を制御し、
温度センサ42によって検出される材料温度を前記基準
温度に近づけるべく、感熱記録材料Sのプレヒート温度
を制御するように構成しても良い。
【0035】以上のように、レーザビーム発生器22か
ら出力されるレーザビームLの強度を補正することによ
り、感熱記録材料Sの温度変化に起因する濃度むらを防
止することができる。例えば、温度センサ42によって
検出された感熱記録材料Sの材料温度が基準温度より低
い場合には、レーザビーム発生器22から出力されるレ
ーザビームLの光強度をレベルアップすれば、感熱記録
材料Sが所望の発色温度となり、これにより安定した所
望の濃度の画像を得ることができる。
【0036】なお、前記レーザビームLの光強度を変化
させる手段としては、例えば、ガスレーザの場合には音
響光学変調器(AOM)を用いて変調し、半導体レーザ
の場合には、励起電流を変化させることにより直接変調
することができる。前記半導体レーザの場合、バイアス
電流に変調信号を重畳して変調する方法、パルス電流を
用いて変調する方法等がある。
【0037】加えて、本実施例では、感熱記録材料Sを
プレヒートするために加熱機構16を備えているが、こ
の加熱機構16が使用されていない熱記録装置10にお
いても同様に、レーザビーム照射機構12の駆動制御を
行うことができることは勿論である。この点について
は、以下に示す第2〜第6実施例でも同様である。
【0038】次に、本発明の第2実施例に係る熱記録装
置を図3および図4に示す。なお、以下に示す実施例に
おいて、第1実施例と同一の構成要素には同一の参照符
号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0039】第2実施例の熱記録装置60は、感熱記録
材料Sの記録部近傍の材料温度を検出する温度センサ4
2の他に、前記感熱記録材料Sの周囲の環境温度を検出
し、環境温度検出機構62として機能する温度センサ6
4が設けられている点で前記実施例と異なる。前記温度
センサ64は演算回路46に接続され、演算回路46
は、一方の温度センサ42により検出された記録部近傍
の感熱記録材料Sの材料温度と、他方の温度センサ64
により検出された感熱記録材料Sの周囲の環境温度とか
ら、感熱記録材料Sの記録部近傍の材料温度と感熱記録
材料Sの記録部の温度との温度勾配を算出する。この温
度勾配に基づいて感熱記録材料Sの記録部の温度を推定
することができる。
【0040】このように、感熱記録材料Sの材料温度と
環境温度とから温度勾配を算出することにより、制御回
路44は、レーザビームLが照射される感熱記録材料S
の記録部における温度を高精度に予測することが可能と
なる。そこで、演算回路46は前記温度勾配に係る信号
を乗算回路48に供給し、画像信号を補正する。この補
正された画像信号に基づき、制御部20からドライバ5
2を介してレーザビーム発生器22に駆動信号を導出
し、前記レーザビーム発生器22から出力されるレーザ
ビームLの光強度を変調することで、一層高精度で且つ
安定した画像記録を行うことができる。
【0041】以上から、感熱記録材料Sの温度が変動す
る場合であっても、前記変動する温度に対応してレーザ
ビーム発生器22のレーザビーム出力および/またはヒ
ータ16の出力を補正することにより、所望の画像濃度
を得ることができる。この結果、感熱記録材料Sの温度
変化に起因する濃度むらの発生を防止することができ
る。また、温度に対する補正を行っているので、常に安
定した濃度の画像を得ることができる。
【0042】次に、第3実施例に係る熱記録装置を図5
に示す。
【0043】第3実施例の熱記録装置70では、図1に
示す温度センサ42に代替して、演算回路46にレーザ
ビームLの照射位置近傍の雰囲気中の湿度を検出する湿
度センサ72が接続されている点で異なる。
【0044】この熱記録装置70では、湿度検出機構7
2を構成する湿度センサ74を介してレーザビームLの
照射位置近傍の雰囲気中の湿度が検出される。この検出
された湿度が演算回路46に導入され、この演算回路4
6により該湿度に対応して、感熱記録材料Sの湿度によ
る感度特性に基づいて画像信号用補正値が演算される。
この補正値が乗算回路48に送給されるとともに、画像
信号発生回路50から感熱記録材料Sに記録される画像
に応じた画像信号が前記乗算回路48に送られ、該補正
値がこの画像信号に乗算されて補正された画像信号が得
られる。そして、この補正された画像信号に基づいてド
ライバ52の作用下にレーザビーム発生器22が駆動さ
れ、このレーザビーム発生器22から強度の調整された
レーザビームLが出力される。
【0045】ここで、湿度センサ74により検出された
湿度が高い場合は、演算回路46、乗算回路48および
ドライバ52を介し、強度を低く調整したレーザビーム
Lがレーザビーム発生器22から出力される。高湿度の
場合は感熱記録材料Sに含まれる水分量が多く感熱記録
材料Sの感度が高くなっているため、前記感熱記録材料
Sに照射されるレーザビームLの強度を低くすることに
より、該感熱記録材料Sに所望の階調の画像等を記録す
ることが可能になるからである。一方、湿度センサ74
により検出された湿度が低い場合は、大きい強度に調整
されたレーザビームLをレーザビーム発生器22から出
力することにより、感度の低下した感熱記録材料Sに所
望の画像を記録することができる。
【0046】これによって、湿度の変化に起因して感熱
記録材料Sの感度が種々変化しても、レーザビーム発生
器22から出力されるレーザビームLの強度を調整し、
かつ高精度に感熱記録材料Sの感度に対応することがで
きるという効果が得られる。
【0047】なお、前記湿度センサ74によって検出さ
れた湿度に基づいてレーザビームLの補正を行うととも
に、制御回路44を介して加熱機構16を構成するヒー
タ40を制御し、このヒータ40による感熱記録材料S
のプレヒート温度を制御するようにしてもよい。
【0048】次いで、本発明の第4実施例に係る熱記録
装置80について説明する。
【0049】図6に示すように、この熱記録装置80
は、記録前の複数の感熱記録材料Sを積層して収容する
マガジン(集積部)82を備え、このマガジン82に、
集積部の湿度を検出するための湿度検出機構84を構成
する湿度センサ86が配設されている。マガジン82と
副走査搬送機構14との間には、このマガジン82内に
積層されている感熱記録材料Sを一枚ずつ取り出すため
の枚葉機構(図示せず)が設けられている。なお、湿度
による感熱記録材料Sの感度変化は、湿度の変動に対し
て追随が遅いことから、マガジン82に湿度センサ86
を配設することが実際的である。
【0050】このように構成される熱記録装置80で
は、感熱記録材料Sが積層されているマガジン82の雰
囲気中の湿度が湿度センサ86を介して検出され、制御
部20は、前記検出された湿度に基づいてレーザビーム
Lおよび/またはヒータ40の出力強度を補正する。な
お、以下に示す実施例において、前記出力強度の補正方
法は、前記第3実施例と同様であることから、その詳細
な説明を省略する。
【0051】次に、本発明の第5実施例に係る熱記録装
置90を図7に示す。
【0052】この熱記録装置90は、図5に示す第3実
施例と図6に示す第4実施例を併合して構成している。
従って、前記第3、第4実施例と同一の構成要素には同
一の参照符号を付している。
【0053】すなわち、マガジン82に配設された湿度
センサ86によって集積部の湿度が検出され、レーザビ
ームLの照射位置近傍の雰囲気中の湿度が湿度センサ7
4を介して検出される。そこで、制御部20において、
前記湿度センサ74、86により検出された湿度に基づ
いて湿度勾配を算出し、前記湿度勾配によって予測され
た記録部の湿度に基づいて画像信号の補正が行われる。
従って、記録部近傍の雰囲気中の湿度並びに感熱記録材
料Sがマガジン82に収容されている際の湿度の両方が
考慮されるため、この感熱記録材料Sに含まれる水分量
をより正確に検出することができ、該感熱記録材料Sの
感度に対する補正が一層高精度に遂行できるという効果
が得られる。
【0054】次に、本発明の第6実施例に係る熱記録装
置100を図8に示す。
【0055】この熱記録装置100は、図6に示す第4
実施例に対して、温度検出機構102を構成し集積部の
温度を検出する温度センサ104が付加されている点で
異なる。このように構成された熱記録装置100では、
前記温度センサ104によって検出された集積部の温度
と湿度センサ86によって検出された集積部の湿度とを
制御部20に導入する。制御部20では、前記検出され
た温度と湿度に基づき、予め記憶された露光エネルギと
発色濃度との特性(図9参照)に基づいて補正テーブル
を形成する。そこで、制御部20は、前記形成された補
正テーブルに基づいてレーザビーム発生器22から出力
されるレーザビームLの出力強度および/またはヒータ
40の出力強度を補正する。
【0056】なお、上記の第2実施例と第3実施例また
は第4実施例とを併合し、材料温度、環境温度および湿
度を加味して制御を行うようにすれば、一層高精度な画
像等の記録が可能になることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】本発明に係る熱記録装置によれば、以下
の効果が得られる。
【0058】すなわち、感熱記録材料の温度または雰囲
気中の湿度が変動する場合であっても、前記変動する温
度または湿度に対応してレーザビーム照射機構のレーザ
ビーム出力強度および/または加熱機構の出力強度を補
正することにより、所望の濃度を得ることができる。こ
の結果、感熱記録材料の温度変化または湿度変化に起因
する濃度むらを防止することができる。さらに、感熱記
録材料の温度または湿度に対する補正を行っているの
で、常に安定した濃度の画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る熱記録装置のブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す熱記録装置の要部説明図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る熱記録装置のブロッ
ク図である。
【図4】図3に示す熱記録装置の要部説明図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る熱記録装置のブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第4実施例に係る熱記録装置の概略側
面説明図である。
【図7】本発明の第5実施例に係る熱記録装置の概略側
面説明図である。
【図8】本発明の第6実施例に係る熱記録装置の概略側
面説明図である。
【図9】感熱記録材料の温度と湿度に対応した露光エネ
ルギと発色濃度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10、60、70、80、90、100…熱記録装置 12…レーザビーム照射機構 14…副走査
搬送機構 16…加熱機構 18、102
…温度検出機構 20…制御部 22…レーザ
ビーム発生器 40…ヒータ 42、64、
104…温度センサ 44…制御回路 46…演算回
路 48…乗算回路 62…環境温
度検出機構 72、84…湿度検出機構 74、86…
湿度センサ 82…マガジン S…感熱記録
材料 L…レーザビーム
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前記感熱記録
材料の保存されていた環境での温度、湿度に対応する露
光エネルギと発色濃度との関係を示す特性図を図9に示
す。図において、例えば、湿度が72%で同一であると
ともに、温度が14℃と25℃との場合における特性曲
線を比較すると、温度が低い14℃の特性曲線の方が同
一の露光エネルギにおける発色濃度が高く、この結果、
感熱記録材料の感度が高くなる。一方、例えば、温度が
35℃で同一であるとともに、湿度が10%と74%の
場合を比較すると、湿度が高い74%の特性曲線の方が
同一の露光エネルギにおける発色濃度が高く、この結
果、感熱記録材料の感度が高くなる。このことから、一
般的に、感熱記録材料の温度が低く、または湿度が高い
方が感熱材料の感度が上昇する。これとは反対に、感熱
記録材料の温度が高く、または湿度が低い方が感度が低
下する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】図6に示すように、この熱記録装置80
は、記録前の複数の感熱記録材料Sを積層して収容する
マガジン(集積部)82を備え、このマガジン82に、
集積部の湿度を検出するための湿度検出機構84を構成
する湿度センサ86が配設されている。マガジン82と
副走査搬送機構14との間には、このマガジン82内に
積層されている感熱記録材料Sを一枚ずつ取り出すため
の枚葉機構(図示せず)が設けられている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7339−2C B41J 3/00 A

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
    素を備え、付加される熱エネルギに応じた濃度で発色す
    る感熱記録材料にレーザビームを走査させて画像を記録
    する熱記録装置であって、 前記レーザビームを記録する画像に応じて出力するレー
    ザビーム照射機構と、 前記感熱記録材料に関する温度を検出する温度検出機構
    と、 前記感熱記録材料に関する湿度を検出する湿度検出機構
    と、 前記温度検出機構および湿度検出機構からの検出値に基
    づいて前記レーザビーム照射機構のレーザビーム出力強
    度を補正する制御部と、 を備えることを特徴とする熱記録装置。
  2. 【請求項2】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
    素を備え、付加される熱エネルギに応じた濃度で発色す
    る感熱記録材料にレーザビームを走査させて画像を記録
    する熱記録装置であって、 前記レーザビームを記録する画像に応じて出力するレー
    ザビーム照射機構と、 前記レーザビーム照射機構によってレーザビームが照射
    される前に感熱記録材料をその発色開始温度以下の所定
    の温度に予熱するための加熱機構と、 前記感熱記録材料に関する温度を検出する温度検出機構
    と、 前記感熱記録材料に関する湿度を検出する湿度検出機構
    と、 前記温度検出機構および湿度検出機構からの検出値に基
    づいて前記レーザビーム照射機構のレーザビーム出力強
    度および/または加熱機構の出力強度を補正する制御部
    と、 を備えることを特徴とする熱記録装置。
  3. 【請求項3】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
    素を備え、付加される熱エネルギに応じた濃度で発色す
    る感熱記録材料にレーザビームを走査させて画像を記録
    する熱記録装置であって、 前記レーザビームを記録する画像に応じて出力するレー
    ザビーム照射機構と、 前記感熱記録材料に関する温度を検出する温度検出機構
    と、 前記温度検出機構からの検出値に基づいて前記レーザビ
    ーム照射機構のレーザビーム出力強度を補正する制御部
    と、 を備えることを特徴とする熱記録装置。
  4. 【請求項4】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
    素を備え、付加される熱エネルギに応じた濃度で発色す
    る感熱記録材料にレーザビームを走査させて画像を記録
    する熱記録装置であって、 前記レーザビームを記録する画像に応じて出力するレー
    ザビーム照射機構と、 前記レーザビーム照射機構によってレーザビームが照射
    される前に感熱記録材料をその発色開始温度以下の所定
    の温度に予熱するための加熱機構と、 前記感熱記録材料に関する温度を検出する温度検出機構
    と、 前記温度検出機構からの検出値に基づいて前記レーザビ
    ーム照射機構のレーザビーム出力強度および/または加
    熱機構の出力強度を補正する制御部と、 を備えることを特徴とする熱記録装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の装置に
    おいて、前記温度検出機構は感熱記録材料の温度を検出
    する材料温度センサからなることを特徴とする熱記録装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれかに記載の装置に
    おいて、前記温度検出機構は前記感熱記録材料の温度を
    検出する材料温度センサおよび前記感熱記録材料が置か
    れた環境の温度を検出する環境温度センサからなり、前
    記制御部は該材料温度センサによって検出された材料温
    度と該環境温度センサによって検出された環境温度との
    温度勾配から前記感熱記録材料のレーザビーム照射位置
    の温度を推定し、この推定温度に基づいて前記レーザビ
    ーム照射機構のレーザビーム出力強度および/または加
    熱機構の出力強度を補正することを特徴とする熱記録装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至4のいずれかに記載の装置に
    おいて、前記制御部は、レーザビーム照射機構を駆動す
    る制御回路と、温度検出機構からの検出値に基づいて補
    正値を演算する演算回路と、前記演算回路で演算された
    補正値と画像信号とを乗算する乗算回路とを有すること
    を特徴とする熱記録装置。
  8. 【請求項8】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
    素を備え、付加される熱エネルギに応じた濃度で発色す
    る感熱記録材料にレーザビームを走査させて画像を記録
    する熱記録装置であって、 前記レーザビームを記録する画像に応じて出力するレー
    ザビーム照射機構と、 前記感熱記録材料に関する湿度を検出する湿度検出機構
    と、 前記湿度検出機構からの検出値に基づいて前記レーザビ
    ーム照射機構のレーザビーム出力強度を補正する制御部
    と、 を備えることを特徴とする熱記録装置。
  9. 【請求項9】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
    素を備え、付加される熱エネルギに応じた濃度で発色す
    る感熱記録材料にレーザビームを走査させて画像を記録
    する熱記録装置であって、 前記レーザビームを記録する画像に応じて出力するレー
    ザビーム照射機構と、 前記レーザビーム照射機構によってレーザビームが照射
    される前に感熱記録材料をその発色開始温度以下の所定
    の温度に予熱するための加熱機構と、 前記感熱記録材料に関する湿度を検出する湿度検出機構
    と、 前記湿度検出機構からの検出値に基づいて前記レーザビ
    ーム照射機構のレーザビーム出力強度および/または加
    熱機構の出力強度を補正する制御部と、 を備えることを特徴とする熱記録装置。
  10. 【請求項10】請求項1、2、8並びに9のいずれかに
    記載の装置において、前記湿度検出機構はレーザビーム
    照射位置近傍の雰囲気中の湿度を検出する記録部湿度セ
    ンサからなることを特徴とする熱記録装置。
  11. 【請求項11】請求項1、2、8並びに9のいずれかに
    記載の装置において、前記湿度検出機構は、記録前の複
    数の感熱記録材料を積層して収容する集積部における湿
    度を検出する集積部湿度センサからなることを特徴とす
    る熱記録装置。
  12. 【請求項12】請求項1、2、8並びに9のいずれかに
    記載の装置において、前記制御部は、レーザビーム照射
    機構を駆動する制御回路と、湿度検出機構からの検出値
    に基づいて補正値を演算する演算回路と、前記演算回路
    で演算された補正値と画像信号とを乗算する乗算回路と
    を有することを特徴とする熱記録装置。
  13. 【請求項13】請求項2または9記載の装置において、
    前記湿度検出機構は、レーザビーム照射位置近傍の雰囲
    気中の湿度を検出する記録部湿度センサと記録前の複数
    の感熱記録材料を積層して収容する集積部における湿度
    を検出する集積部湿度センサとからなり、前記制御部は
    該湿度センサによって検出された記録部湿度と該集積部
    湿度センサによって検出された集積部湿度との湿度勾配
    から前記感熱記録材料のレーザビーム照射位置の湿度を
    推定し、この推定湿度に基づいて前記レーザビーム照射
    機構のレーザビーム出力強度および/または加熱機構の
    出力強度を補正することを特徴とする熱記録装置。
  14. 【請求項14】請求項1または2記載の装置において、
    温度検出機構は、記録前の複数の感熱記録材料を積層し
    て収容する集積部における温度を検出する集積部温度セ
    ンサからなり、湿度検出機構は、前記集積部における湿
    度を検出する集積部湿度センサからなることを特徴とす
    る熱記録装置。
JP22755793A 1992-09-11 1993-09-13 熱記録装置 Pending JPH06183039A (ja)

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