JP2001088330A - レーザー熱転写記録装置、レーザー熱転写記録方法およびレーザー熱転写記録システム - Google Patents

レーザー熱転写記録装置、レーザー熱転写記録方法およびレーザー熱転写記録システム

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JP2001088330A
JP2001088330A JP26531099A JP26531099A JP2001088330A JP 2001088330 A JP2001088330 A JP 2001088330A JP 26531099 A JP26531099 A JP 26531099A JP 26531099 A JP26531099 A JP 26531099A JP 2001088330 A JP2001088330 A JP 2001088330A
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layer
humidity
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Rieko Suzuki
理愛子 鈴木
Katsumi Maejima
勝己 前島
Noriyoshi Kojima
紀美 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の環境によらず安定した画像再現性が得
られるレーザー熱転写記録装置、レーザー熱転写記録方
法及びレーザー熱転写記録システムと繰り返し出力を行
っても得られる画像濃度の変動が少ないレーザー熱転写
記録装置、レーザー熱転写記録方法及びレーザー熱転写
記録システムの提供にある。 【解決手段】 装置内に温度と湿度を検知する機構及び
検知した温度と湿度に応じて露光条件を制御する機構を
有することを特徴とするレーザー熱転写記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザー熱転写記録
装置、レーザー熱転写記録方法およびレーザー熱転写記
録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA化の進展に伴い、複写機やプ
リンタ等の画像形成装置を利用した画像形成が広く行わ
れている。前記画像形成においては、電子写真方式、イ
ンクジェット方式、熱転写記録方式等の各種記録方式が
利用されているが、これらの中でも、操作や保守が容易
で、装置の小型化、低コスト化が可能である等の利点に
おいて、熱転写記録方式が特に注目されている。前記熱
転写記録方式に用いる転写材料の熱転写層には、色材が
用いられ、一般に、該色材を含む組成物を軟化ないし溶
融させ、あるいは該色材を蒸発ないし昇華させ、粘着、
吸着、染着等の作用により、例えば紙やフィルムシート
等の受像シート上に画像を形成している。
【0003】前記熱転写記録方式には、以下の2つが従
来から知られている。即ち、1つは、支持体上に熱溶融
性インク層を有する転写材料を熱ヘッドあるいはレーザ
ーを用いてイメージワイズ(像様)に加熱して、該熱溶
融性インク層の一部を受像シートに溶融転写する熱溶融
型転写方式である。他の1つは、支持体上に熱拡散性色
素(昇華性色素)を含むインク層を有する転写材料を用
いて受像シートに前記熱拡散性色素を拡散転写する昇華
型染料転写方式である。
【0004】前記昇華型染料転写方式においては、熱ヘ
ッドからのエネルギー量に応じて色素の転写量を変化さ
せて画像の階調(濃度階調)をコントロールできるの
で、シアン、マゼンタ、イエローの重ね記録を行うこと
によって、カラー画像を得ることができる。
【0005】また、前記熱溶融型転写方式においては、
前記昇華型染料転写方式に比べて、感熱感度が高い、画
像の耐光性に優れている、材料が安価である等の利点が
あり、印刷分野におけるカラープルーフ、版下原稿など
へ広く応用されている。
【0006】この印刷分野においては、デジタルデータ
からの画像形成技術が普及したことにともない、ダイレ
クトデジタルカラープルーフ(DDCP)のニーズが高
まっている。前記DDCPにおいては、印刷物の色再現
・安定再現が求められ、レーザー熱転写記録方式が採用
されている。具体的には、光熱変換層とインク層を有す
る転写材料(以下「熱転写シート」あるいは「インクシ
ート」と称す)と、前記転写材料のインク層を受容する
受像層を有する熱転写用受像シートを用い、前記転写材
料のインク層面と前記受像シートの受像層面を対面さ
せ、該転写材料側から像様にレーザー光を照射して該イ
ンク層を受像層側に熱転写し、さらに画像を坦持した受
像シートから永久支持体へ画像を再転写する画像形成方
法である。
【0007】このようなインクシートと受像シートを有
する光熱変換型の画像形成材料においては、熱転写を行
う際の画像形成材料周辺の温度や湿度といった環境条件
を無視できず、これらの条件によって、画像の品質の変
動が大きいことが判ってきた。
【0008】そこで本発明者らは、鋭意検討の結果、レ
ーザー熱転写記録を行う際に装置内の温度と湿度を検知
し、その条件に応じて露光条件を制御することにより上
記問題が解決されることを見いだしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、周囲
の環境によらず安定した画像再現性が得られるレーザー
熱転写記録装置、レーザー熱転写記録方法及びレーザー
熱転写記録システムの提供にある。また、第2の目的
は、繰り返し出力を行っても得られる画像濃度の変動が
少ないレーザー熱転写記録装置、レーザー熱転写記録方
法及びレーザー熱転写記録システムの提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成された。
【0011】1.装置内に温度と湿度を検知する機構及
び検知した温度と湿度に応じて露光条件を制御する機構
を有することを特徴とするレーザー熱転写記録装置。
【0012】2.装置内に温度と湿度を検知する機構及
び検知した温度と湿度に応じて露光条件を制御する機構
を有するレーザー熱転写記録装置を用いて熱転写記録を
行うことを特徴とするレーザー熱転写記録方法。
【0013】3.装置内の温度と湿度を検知する場所を
露光ドラム近傍とすることを特徴とする前記2項に記載
のレーザー熱転写記録方法。
【0014】4.装置内の温度と湿度を検知する手段、
検知した温度と湿度に応じて露光条件を制御する手段及
び熱転写記録する手段を有することを特徴とするレーザ
ー熱転写記録システム。
【0015】以下に本発明について詳細に説明する。
【0016】本発明に係る装置内の温度と湿度を検知す
る機構としては、温度と湿度を検知しうる各種センサー
が選択されるが、測定精度の高いセンサーであることが
好ましい。測定精度としては、温度は±0.5℃、湿度
は±2%の範囲内にあることが好ましい。
【0017】本発明で用いることのできる該温度及び湿
度センサーの具体的な例としては、当該業界で通常使用
されている温度、湿度センサーを用いることができる。
温度センサーとしては、例えば、抵抗温度計、熱電温度
計、膨張温度計、水晶発振温度計及び超音波温度計等を
測定媒体とした温度センサーを挙げることができる。ま
た湿度センサーとしては、例えば、露点湿度計、電気抵
抗式湿度計及び熱伝導度式湿度計等を測定媒体としたセ
ンサーを挙げることができる。
【0018】また、この機構が設けられる場所は、露光
装置の内部であればいかなる場所でも良いが、記録材料
(インクシートや受像シート)の周辺であることが好ま
しく、露光部近傍であることがより好ましい。検知され
た温度と湿度に応じて制御される露光条件の具体例とし
ては、レーザー出力のパワーや露光ドラムの回転数が挙
げられる。露光条件を制御する手段としては、例えば、
あらかじめ温度、湿度と露光条件との間の関係式を求め
ておき、露光時には、先に得られた関係式に検知された
温度、湿度の値を入力することにより最適露光条件を算
出する方法や、温度、湿度と露光条件の関係を一覧表と
してまとめた露光条件対応表を作成しておくといった方
法がある。
【0019】装置内の温度と湿度は、露光するしないに
かかわらず常時検知するようにしても良いし、必要な時
にのみ検知するようにしても良い。検知した温度と湿度
に応じて露光条件を制御する際には、温度、湿度の検知
から露光条件の制御までの時間は短い方が好ましい。露
光条件を制御する頻度は露光を行う度であることが好ま
しいが、シアン、マゼンタ、イエロー等の重ね記録を行
うことによってカラー画像を得る場合は、1つの画像に
つき、1色目の露光を行う前に制御するのが良い。例え
ば、1日1回とか、10画像に1回といった頻度では、
本発明の効果が十分に得られない。検知した温度と湿度
に応じて露光条件を制御モニターした本発明のレーザー
熱転写記録装置には、それ自身に装置内の温度、湿度に
応じた露光条件、特にレーザー出力のパワーや露光ドラ
ムの回転数を記憶する機構が設けられていてもよく、イ
ンクシートや受像シートといった記録材料がレーザー熱
転写記録装置内の露光部に繰り出されると、露光ドラム
近傍の温度、湿度が検知され、自動的に露光条件が設定
されるようなっていることが好ましい。
【0020】図1に本発明が適用されたレーザー熱転写
記録装置の一例の概略断面図を示す。
【0021】図1において、イエロー、マゼンタ、シア
ン及びブラックの各インクシート3は、インクシート補
給手段5にロール状に設置し、また受像シート4もロー
ル状に受像シート補給手段6に設置されている。インク
シート3はインク面を下側にし、受像シート4は受像面
を上側にして引き出され、カッター等で所定の長さにカ
ットされた後、両者は重ね合わされて、圧力ロール1で
密着された後、減圧器保持部分7(あるいは露光ドラム
とも言う)に装填され露光ドラム7にある吸引孔からの
減圧により吸着保持される。次いで、光学的書き込み手
段8により露光が施される。この露光の際に装置内にあ
る本発明に係る温度、湿度を検出する手段10により露
光雰囲気中の温度、湿度を測定し、最適の露光条件にな
るよう減圧器保持部分7の回転数をコントロールして、
最適の露光条件を設定する。
【0022】本発明のレーザー熱転写記録方法は、イン
ク層の転写は溶融熱転写、アブレーションによる転写、
昇華型転写のいずれでもよく、レーザービームを熱に変
換し、その熱エネルギーを利用してインクを受像シート
に転写し、受像シート上に画像を形成する方法である。
中でも溶融・アブレーション型は、印刷に類似した色相
の画像を作成するという点で本発明のターゲットとして
いる。
【0023】レーザー熱転写記録方法に用いられるイン
クシートは、光熱変換機能およびインク(色材)転写機
能を有するフィルムであり、支持体上に少なくとも光熱
変換機能を有する層及びインク層を有してなり、必要に
応じてこれらの層と支持体との間にクッション層、剥離
層等を有することが好ましい。
【0024】支持体としては、剛性を有し、寸法安定性
が良く、平滑性に優れ、画像形成の際の熱に耐えるもの
ならば何でもよく、具体的には特開昭63−19388
6号2頁左下欄12〜18行に記載のフィルム又はシー
トを使用することができる。特に、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネー
ト、ナイロン、塩化ビニル、ポリスチレン、ポリメチル
メタクリレート、シンジオタクチックポリスチレン、ポ
リプロピレン等のプラスチックフィルムを使用すること
が好ましい。これらのプラスチックフィルムには寸法安
定化、帯電防止等の各種加工を施すこともできる。ま
た、後述の各層が良好に支持体上に塗布されるための下
引層を設けることもできる。
【0025】レーザー光をインクシート側から照射して
画像を形成するのであれば、インクシートの支持体は透
明であることが望ましい。また、レーザー光を受像シー
ト側から照射して画像を形成するのであれば、インクシ
ートの支持体は透明である必要はない。インク層とは、
加熱時に溶融又は軟化して着色剤とバインダー等を含有
する層毎に転写可能である層を意味し、完全な溶融状態
で転写しなくてもよい。
【0026】上記着色剤としては、例えば無機顔料(二
酸化チタン、カーボンブラック、グラファイト、酸化亜
鉛、プルシアンブルー、硫化カドミウム、酸化鉄ならび
に鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウムのクロム酸塩等)
及び有機顔料(アゾ系、チオインジゴ系、アントラキノ
ン系、アントアンスロン系、トリフェンジオキサジン系
の顔料、バット染料顔料、フタロシアニン顔料及びその
誘導体、キナクリドン顔料等)などの顔料ならびに染料
(酸性染料、直接染料、分散染料、油溶性染料、含金属
油溶性染料または昇華性色素等)を挙げることができ
る。例えば、カラープルーフ材料とする場合、イエロ
ー、マゼンタ、シアンがそれぞれ、C.I.21095
又はC.I.21090,C.I.15850:1,
C.I.74160の顔料が好ましく用いられる。着色
剤層における着色剤の含有率は、所望の塗布膜厚で所望
の濃度が得られるように調整すればよく、特に限定され
ないが、通常5〜70重量%の範囲内にあり、好ましく
は10〜60重量%である。
【0027】着色剤層のバインダーとしては、熱溶融性
物質、熱軟化性物質、熱可塑性樹脂等を挙げることがで
きる。
【0028】熱溶融性物質は、通常、柳本MJP−2型
を用いて測定した融点が40〜150℃の範囲内にある
固体又は半固体の物質である。具体的には、カルナウバ
蝋、木蝋、オウリキュリー蝋、エスパル蝋等の植物蝋;
蜜蝋、昆虫蝋、セラック蝋、鯨蝋等の動物蝋;パラフィ
ンワックス、マイクロクリスタルワックス、ポリエチレ
ンワックス、エステルワックス、酸ワックス等の石油
蝋;並びにモンタン蝋、オゾケライト、セレシン等の鉱
物蝋等のワックス類を挙げることができ、更にこれらの
ワックス類などの他に、パルミチン酸、ステアリン酸、
マルガリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸;パルミチルア
ルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、マルガニルアルコール、ミリシルアルコール、エイ
コサノール等の高級アルコール;パルミチン酸セチル、
パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチル、ステアリ
ン酸ミリシル等の高級脂肪酸エステル;アセトアミド、
プロピオン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン
酸アミド、アミドワックス等のアミド類;並びにステア
リルアミン、ベヘニルアミン、パルミチルアミン等の高
級アミン類などが挙げられる。
【0029】また、熱可塑性樹脂としては、エチレン系
共重合体、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系
樹脂、塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ロジン系
樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルアセタ
ール系樹脂、アイオノマー樹脂、石油系樹脂等の樹脂
類;天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴ
ム、クロロプレンゴム、ジエン系コポリマー等のエラス
トマー類;エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジ
ンフェノール樹脂、水添ロジン等のロジン誘導体;並び
にフェノール樹脂、テルペン樹脂、シクロペンタジエン
樹脂、芳香族系炭化水素樹脂等の高分子化合物などを挙
げることができる。特に、融点又は軟化点が70〜15
0℃の樹脂が好ましく用いられる。上記熱溶融性物質及
び熱可塑性物質を適宜に選択することにより、所望の熱
軟化点或いは熱溶融点を有する熱転写層を形成すること
ができる。
【0030】顔料の粒径を揃えることで高濃度が得られ
ることは特開昭62−158092号に開示されている
が、顔料の分散性を確保し、良好な色再現を得るため
に、各種分散剤を使用することが有効である。
【0031】その他の添加剤としては、インク層の可塑
化により感度アップを図る可塑剤の添加、インク層の塗
布性を向上させる界面活性剤の添加、着色剤層のブロッ
キングを防止するサブミクロンからミクロンオーダーの
粒子(マット材)の添加が可能である。好ましいインク
層の厚さは0.2〜2μm、更に好ましくは0.3〜
1.5μmである。特に、0.8μm以下とすることで
高感度が得られることが確認されているが、使用するバ
インダーや着色剤の種類、その混合比などによりインク
層の薄膜転写性が異なるので、最適な膜厚範囲は感度と
解像度のバランス、その他所望の画像再現性能により選
択することができる。
【0032】インク層中に光熱変換物質を添加できる場
合は、特に光熱変換層を必要としないが、光熱変換物質
が実質的に透明でない場合、転写画像の色再現性を考慮
してインク層と別に光熱変換層を設けることが望まし
い。光熱変換層はインク層に隣接して設けることができ
る。
【0033】光熱変換物質を使用する場合、光源によっ
ても異なるが、光を吸収し効率良く熱に変換する物質が
よく、例えば半導体レーザーを光源として使用する場
合、近赤外に吸収帯を有する物質が好ましく、近赤外光
吸収剤としては、例えばカーボンブラックやシアニン
系、ポリメチン系、アズレニウム系、スクワリウム系、
チオピリリウム系、ナフトキノン系、アントラキノン系
色素等の有機化合物、フタロシアニン系、アゾ系、チオ
アミド系の有機金属錯体などが好適に用いられ、具体的
には特開昭63−139191号、同64−33547
号、特開平1−160683号、同1−280750
号、同1−293342号、同2−2074号、同3−
26593号、同3−30991号、同3−34891
号、同3−36093号、同3−36094号、同3−
36095号、同3−42281号、同3−97589
号、同3−103476号等に記載の化合物が挙げられ
る。これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いるこ
とができる。
【0034】光熱変換層におけるバインダーとしては、
Tgが高く熱伝導率の高い樹脂、例えばポリメタクリル
酸メチル、ポリカーボネート、ポリスチレン、エチルセ
ルロース、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール、
ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテ
ルイミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、アラ
ミド等の一般的な耐熱性樹脂を使用することができる。
また、光熱変換層におけるバインダーとしては、水溶性
ポリマーも用いることができる。水溶性ポリマーは着色
剤層との剥離性も良く、また、光照射時の耐熱性が良
く、過度な加熱に対しても所謂飛散が少ない点で好まし
い。水溶性ポリマーを用いる場合には、光熱変換物質を
水溶性に変性(スルホ基の導入等により)したり、水系
分散することが望ましい。
【0035】又、光熱変換層へ各種の離型剤を含有させ
ることで、光熱変換層と着色剤層との剥離性を上げ、感
度を向上することもできる。離型剤としては、シリコー
ン系の離型剤(ポリオキシアルキレン変性シリコーンオ
イル、アルコール変性シリコーンオイルなど)、フッ素
系の界面活性剤(パーフルオロ燐酸エステル系界面活性
剤)、その他、各種界面活性剤等が有効である。光熱変
換層の膜厚は0.1〜3μmが好ましく、より好ましく
は0.2〜1.0μmである。
【0036】光熱変換層における光熱転換物質の含有量
は、通常、画像記録に用いる光源の波長での吸光度が
0.3〜3.0、更に好ましくは0.7〜2.5になる
ように決めることができる。光熱変換層としてカーボン
ブラックを用いた場合、光熱変換層の膜厚が1μmを超
えると、インク層の過熱による焦付きが起こらない代わ
りに感度が低下する傾向にあるが、露光するレーザーの
パワーや光熱変換層の吸光度により変化するため適宜選
択すればよい。
【0037】光熱変換層が支持体下層との接着性に劣る
場合は、光照射時或いは熱転写後に、受像シートからイ
ンクシートを剥離する際、膜剥がれを起こし、色濁りを
起こすことがあるので、支持体下層との間に接着層を設
けることも可能である。接着層としては、一般的にポリ
エステル、ウレタン、ゼラチンなどの従来公知の接着剤
が使用できる。また、同様な効果を得るために、接着層
を設ける代わりにクッション層に粘着付与剤、接着剤を
添加することもできる。
【0038】光熱変換層としては、この他にも蒸着膜を
使用することも可能であり、カーボンブラック、特開昭
52−20842号に記載の金、銀、アルミニウム、ク
ロム、ニッケル、アンチモン、テルル、ビスマス、セレ
ン等のメタルブラックの蒸着層等を挙げることができ
る。尚、光熱変換物質はインク層の色材そのものでもよ
く、また、上記のものに限定されず、様々な物質が使用
できる。
【0039】クッション層はインクシートと受像シート
との密着を増す目的で設けられる。このクッション層は
熱軟化性または弾性を有する層であり、加熱により十分
に軟化変形しうるもの、又は低弾性率を有する材料或い
はゴム弾性を有する材料を使用すればよく、好ましいも
のとしては、ポリオレフィン樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、
ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体
(SBR)、スチレン−エチレン−ブテン−スチレン共
重合体(SEBS)、アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体(NBR)、ポリイソプレン樹脂(IR)、スチ
レン−イソプレン共重合体(SIS)、アクリル酸エス
テル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
アクリル樹脂、ブチルゴム、ポリノルボルネン等が挙げ
られる。これらの中でも、比較的低分子量のものが本発
明の要件を満たし易いが、素材との関連で必ずしも限定
できない。
【0040】クッション層は溶剤塗布により設けること
ができるが、ラテックスやエマルジョンのような水系の
分散物の状態で塗布形成することも可能である。この
他、水溶性樹脂も使用できる。これらの樹脂は、必要に
よって単独又は混合して用いることができる。クッショ
ン層はある程度の厚さを持たせるために塗布或いはラミ
ネート、フィルムの貼合せなどにより行い、更に表面平
滑性を出すために、塗布にて仕上げることもできる。ク
ッション層の総厚は1μm以上、より好ましくは3μm
以上である。
【0041】本発明に使用可能な受像シートは、前記イ
ンクシートから像様に剥離したインク層を受容して画像
を形成するものが挙げられる。通常、受像シートは支持
体と受像層とを有し、また支持体のみから形成されるこ
ともある。受像シートは熱により溶融したインク層が転
写されるのであるから、適度の耐熱強度を有すると共
に、画像が適正に形成されるよう寸法安定性に優れるこ
とが望ましい。
【0042】支持体上に形成する受像層は、バインダー
と必要に応じて添加される各種添加剤やマット材からな
る。また、場合によってはバインダーのみで形成され
る。受像性の良い受像層用バインダーとしては、ポリ酢
酸ビニルエマルジョン系接着剤、クロロプレン系接着
剤、エポキシ樹脂系接着剤等の接着剤、天然ゴム、クロ
ロプレンゴム系、ブチルゴム系、ポリアクリル酸エステ
ル系、ニトリルゴム系、ポリサルファイド系、シリコン
ゴム系、ロジン系、塩化ビニル系、石油系樹脂及びアイ
オノマー樹脂などの粘着材、再生ゴム、SBR、ポリイ
ソプレン、ポリビニルエーテル等を挙げることができ
る。
【0043】また、受像層上に形成された画像を、更に
加熱及び/または加圧により他の被記録媒体に再転写す
る場合は、受像層として極性の比較的小さい(SP値の
小さい)樹脂が特に好ましい。例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−塩化ビニル共重合体、ポリブ
タジエン樹脂、エチレン−アクリル共重合体、塩化ビニ
ル系樹脂、各種変性オレフィンなどである。受像層の膜
厚は通常、1〜10μmであるが、クッション層を受像
層として用いる場合はこの限りではない。
【0044】クッション層としてはインクシートで記載
したクッション層が利用できる。
【0045】受像シートの支持体としては、インクシー
トで説明したものと同様のものが使用できる。その他、
必要に応じて受像層と支持体の間、より好ましくは受像
層とクッション層の間に剥離層、受像層と反対側の支持
体表面にバックコート層、帯電防止層などを設けること
ができる。
【0046】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されるものではない。
【0047】実施例1 《インクシートの作製》 インクシート1 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(三菱化学ポリエステル社製、T100)に、下記バッ
クコート層塗布液1をワイヤーバーにて1.0g/m2
の乾燥付き量になるように塗布、乾燥した。ついで、バ
ックコート層と反対の面に下記クッション層塗布液1を
リバースロールコーターによって塗布、乾燥して、乾燥
膜厚6μmのクッション層を形成した。このクッション
層の上に下記光熱変換層塗布液1をワイヤーバーにより
塗布、乾燥して、波長830nmの透過吸収率が0.8
5の光熱変換層を形成した。この光熱変換層の乾燥付き
量は、0.6g/m2であった。次いで光熱変換層の上
に下記インク層塗布液1をワイヤーバーにより塗布、乾
燥して、乾燥膜厚が0.5μmのインク層を形成し、イ
ンクシート1を作製した。
【0048】 (バックコート層塗布液1) ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−30:日本合成化学社製) 79部 フッ素化合物(ユニダインTG810:ダイキン工業社製、樹脂分18%) 5部 帯電防止剤(エフコール214:松本油脂社製) 10部 PMMA樹脂粒子(体積平均粒径5.6μm) 9部 水 90部 (クッション層塗布液1) スチレン−エチレン−ブテン−スチレン共重合体 (クレイトンG1657:シェル化学社製) 14部 タッキファイヤー(スーパーエステルA100:荒川化学社製) 6部 メチルエチルケトン 10部 トルエン 80部 (光熱変換層塗布液1) ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−30:日本合成化学社製) 6部 カーボンブラック分散物(SD−9020:大日本インキ社製) 4部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS−383、旭硝子社製) 0.2部 水 490部 (インク層塗布液1) マゼンタ顔料分散物 (MHIマゼンタ#785、御国色素社製: ブリリアントカーミンのメチルエチルケトン分散物) 48部 スチレン−アクリル共重合体樹脂 (ハイマーSBM−73F:三洋化成社製) 8.7部 エチレン−酢酸ビニル樹脂 (EV−40Y:三井デュポンポリケミカル社製) 0.9部 フッ素系界面活性剤(メガファックF−178K:大日本インキ社製) 0.4部 シリコン樹脂粒子(トスパール130、東芝シリコーン社製) 1部 メチルエチルケトン 25部 シクロヘキサノン 16部 インクシート2 インクシート1のバックコート層塗布液1、クッション
層塗布液1、光熱変換層塗布液1およびインク層塗布液
1を下記バックコート層塗布液2、クッション層塗布液
2、光熱変換層塗布液2およびインク層塗布液2にそれ
ぞれ変更した以外はインクシート1と同様にしてインク
シート2を作製した。
【0049】 (バックコート層塗布液2) ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋紡績社製) 8.64部 PMMA樹脂粒子(MX−500H、綜研化学社製) 0.36部 メチルエチルケトン 54.6部 トルエン 27.3部 シクロヘキサノン 9.1部 (クッション層塗布液2) スチレン−イソプレン共重合体 (クレイトンD−1117:シェル化学社製) 3.96部 ポリスチレン(SB−150:三洋化成社製) 0.99部 PMMA樹脂粒子(MX−220:綜研化学社製) 0.05部 メチルエチルケトン 57.0部 トルエン 38.0部 (光熱変換層塗布液2) ポリビニルアルコール(RS−110:クラレ社製) 3.6部 カーボンブラック分散物 (CAB−O−JET300:CABOT社製) 2.1部 ホウ酸 0.24部 フッ素界面活性剤(FT−251:ネオス社製) 0.06部 水 75.2部 イソプロピルアルコール 18.8部 (インク層塗布液2) マゼンタ顔料分散物(MHIマゼンタ#1038:御国色素社製、 顔料固形分15wt%、平均粒径0.16μm) 12部 スチレン−アクリル共重合体樹脂 (ハイマーSBM−73F:三洋化成社製) 2.4部 エチレン−酢酸ビニル樹脂 (EV−40Y:三井デュポンポリケミカル社製) 0.2部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS−383、旭硝子社製) 0.1部 メチルエチルケトン 60.5部 シクロヘキサノン 24.8部 インクシート3 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(三菱化学ポリエステル社製、T100)に透過率50
%となるようにアルミ蒸着処理を施した。次いで、下記
組成のインク層塗布液3をワイヤーバーにて塗布乾燥
し、膜厚0.3μmのインク層を形成し、インクシート
3を作製した。
【0050】 (インク層塗布液3) ニトロセルロース (セルノバBTH−1/16:旭化成社製、固形分30%) 2部 2,5−ジメチル−3−ヘキシル−2,5−ジオール 0.15部 赤外線吸収色素(IR−820B:日本化薬社製) 0.25部 シアン顔料分散物 (MHIブルー#454:御国色素社製、固形分35%) 3部 メチルエチルケトン 3部 シクロヘキサノン 0.9部 (受像シートの作製) 受像シート1 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(三菱化学ポリエステル社製、T100)に下記バック
コート層塗布液3を、ワイヤーバーにて2.5g/m2
の乾燥付き量になるように塗布、乾燥したのち、バック
コート層と反対の面に下記のクッション層塗布液3を、
乾燥膜厚が20μmの厚みになるようにアプリケーター
にて塗布、乾燥し、クッション層を形成した。次いで、
クッション層の上に下記の剥離層塗布液1をワイヤーバ
ーにて3.4g/m2の乾燥付き量になるように塗布、
乾燥し、さらに剥離層上に下記の受像層塗布液1をワイ
ヤーバーにて1.5g/m2の乾燥付き量になるよう塗
布、乾燥して受像シート1を作製した。
【0051】 (バックコート層塗布液3) ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋紡績社製) 9.0部 PMMA樹脂粒子(MX−1000:綜研化学社製) 0.3部 カーボンブラック18%MEK分散物 (MHI−273:御国色素社製) 3.6部 シリコンオイル(X−24−8300:信越化学社製) 2部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 40部 トルエン 20部 メチルエチルケトン 27.1部 (クッション層塗布液3) アクリル系ラテックス (ヨドゾールAD105:日本NSC社製、樹脂分50%) 100部 (剥離層塗布液1) エチルセルロース(エトセル10:ダウ・ケミカル社製) 13部 エチルアルコール 87部 (受像層塗布液1) アクリル樹脂ラテックス (ヨドゾールA5805:日本NSC社製、樹脂分55%) 25部 PMMA樹脂粒子(MX−300:綜研化学社製) 0.7部 イソプロピルアルコール 6部 水 60部 受像シート2 白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(UL9:帝
人社製)を使用し、クッション層塗布液3と受像層塗布
液1を以下のクッション層塗布液4、受像層塗布液2に
変更した以外は、受像シート1と同様にして受像シート
2を作製した。
【0052】 (クッション層塗布液4) ポリエチレンラテックス(S3127:東邦化学社製) 82.2部 PMMA樹脂粒子(MX2000:綜研化学社製) 0.2部 水 18部 (受像層塗布液2) アクリル樹脂ラテックス (ヨドゾールA5805:日本NSC社製、樹脂分55%) 25部 PMMA樹脂粒子の30wt%水分散液 (MX−40S:綜研化学社製) 1.8部 フッ素化合物 (ユニダインTG810:ダイキン工業社製、樹脂分18%) 4.2部 イソプロピルアルコール 6部 水 60部 《レーザー熱転写記録装置》図1に示す装置に於いて、
温度、湿度を検知するセンサー(10)を有する装置と
有さない装置を用い、かつ該センサー(10)と露光ド
ラム(7)の距離を変化させて露光を行った。
【0053】本発明で用いた該センサー(10)を有す
る装置については、温度と湿度に応じて最適のレーザー
露光条件が得られる様にした。インクシートと受像シー
トが装置内の露光部に繰り出されると、該センサー(1
0)により装置内の温度と湿度を検知し、検知した温度
と湿度に応じ表1に示す露光ドラムの回転数を選択し、
最適の露光条件(露光ドラム回転数)を設定できるよう
にした。
【0054】
【表1】
【0055】また、本発明の効果を確認するため、室内
の温度と湿度をそれぞれ変更できる環境調整室にレーザ
ー熱転写記録装置を設置し、表2に示すような環境条件
で露光を行った。
【0056】また、装置内の温度と湿度を検知するセン
サーを有さない装置を用い露光を行う場合は、表2の全
ての環境条件において一定の条件(露光ドラム回転数:
540rpm)で露光を行った。
【0057】
【表2】
【0058】《レーザー熱転写記録と評価》表3に示す
ようにインクシートと受像シートの種類、レーザー熱転
写記録装置の温度、湿度センサーの有無及び該センサー
の設置位置を組み合わせ、かつ露光時の環境条件を変化
させた方式1〜9についてレーザー熱転写による画像形
成を行い、下記の方法でドットゲインとベタ濃度の評価
を行った。
【0059】
【表3】
【0060】(ドットゲインとベタ濃度評価方法)イン
クシートのインク層と受像シートの受像層を対面させて
重ね合わせ、レーザー熱転写記録装置の露光ドラムに巻
き付ける。露光ドラムは複数の吸引孔を有しており、ド
ラム表面にインクシートと受像シートを減圧密着させる
構成になっている。次に、半導体レーザー(830n
m)でインクシート側から照射することにより175線
スクエアードットの50%網点画像を出力し、ラミネー
タ(東京ラミネックス社製、DX−700)にてアート
紙に再転写し、最終画像を得た。得られた網点画像を、
反射濃度計(大日本スクリーン社製、GRETAG D
−186)を用いて50%ドットゲインを測定した。
【0061】さらに、同様の方法で全面ベタ画像を出力
し、ラミネータ(東京ラミネックス社製、DX−70
0)にてアート紙に再転写し、最終画像を得た。得られ
た全面ベタ画像を、反射濃度計(大日本スクリーン社
製、GRETAG D−186)を用いて1枚につき5
点測定し、その平均濃度を算出した。
【0062】なお、レーザー熱転写記録に使用した装置
の光学系は、半導体レーザーをビーム径18μm(ピー
クパワーの1/e2)に集光してあり、照射面のレーザ
ーパワーは270mWである。露光ドラムは直径380
mm、幅200mmであり、ドラムの回転を主走査とし
光学系をドラムの回転に同期させながら移動させ副走査
とした。
【0063】上記の評価により得られた結果を表4に示
す。
【0064】
【表4】
【0065】表4より明らかなように、本発明に係る装
置内に温度、湿度センサーを有する方式1〜6は、比較
例である方式7〜9に比較し、画像形成時の環境変化に
対しドットゲインおよびベタ濃度の再現安定性が極めて
高いことがわかる。
【0066】実施例2 実施例1の方式2と環境条件1及び方式7と環境条件1
の組み合わせで、実施例1と同様の露光及び画像出力を
連続して20版行い、それぞれ得られた画像について、
ドットゲインとベタ濃度を測定し、繰り返し再現性の評
価を行った。以上より得られた結果を表5に示す。
【0067】
【表5】
【0068】表5より明らかなように、本発明に係る装
置内に温度、湿度センサーを有する実施例2では、比較
例に対し、同一画像の出力を連続して行っても安定した
ドットゲイン及びベタ濃度を得ることができた。
【0069】
【発明の効果】本発明により、周囲の環境によらず安定
した画像再現性が得られるレーザー熱転写記録装置、記
録方法及びシステムおよび繰り返し出力を行っても濃度
低下のないレーザー熱転写記録装置、記録方法及びシス
テムを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザー熱転写記録装置の概略断
面図である。
【符号の説明】
1 圧力ロール 2 減圧孔 3 インクシート(3−1はイエロー、3−2はマゼン
タ、3−3はシアン、3−4はブラックの各々のインク
シートを示す) 4 受像シート 5 インクシート補給手段 6 受像シート補給手段 7 減圧器保持部分 8 光学的書き込み手段 9 筐体 10 温度・湿度を検知する手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置内に温度と湿度を検知する機構及び
    検知した温度と湿度に応じて露光条件を制御する機構を
    有することを特徴とするレーザー熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 装置内に温度と湿度を検知する機構及び
    検知した温度と湿度に応じて露光条件を制御する機構を
    有するレーザー熱転写記録装置を用いて熱転写記録を行
    うことを特徴とするレーザー熱転写記録方法。
  3. 【請求項3】 装置内の温度と湿度を検知する場所を露
    光ドラム近傍とすることを特徴とする請求項2記載のレ
    ーザー熱転写記録方法。
  4. 【請求項4】 装置内の温度と湿度を検知する手段、検
    知した温度と湿度に応じて露光条件を制御する手段及び
    熱転写記録する手段を有することを特徴とするレーザー
    熱転写記録システム。
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