JP2000037956A - レーザー熱転写記録方法 - Google Patents

レーザー熱転写記録方法

Info

Publication number
JP2000037956A
JP2000037956A JP22543198A JP22543198A JP2000037956A JP 2000037956 A JP2000037956 A JP 2000037956A JP 22543198 A JP22543198 A JP 22543198A JP 22543198 A JP22543198 A JP 22543198A JP 2000037956 A JP2000037956 A JP 2000037956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
layer
ink
image receiving
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22543198A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Maejima
勝己 前島
Shinji Kudo
伸司 工藤
Rieko Suzuki
理愛子 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP22543198A priority Critical patent/JP2000037956A/ja
Publication of JP2000037956A publication Critical patent/JP2000037956A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大サイズの画像形成に対応でき、高速出力が可
能であり、特に大サイズの面内均一性とブロッキング防
止性の更なる向上を実現でき、しかも単色モアレを軽減
できるレーザー熱転写記録方法を提供すること。 【解決手段】ロール状に巻かれた受像シート4およびイ
ンクシート3を繰出部6,5から順次繰り出し、繰り出
された受像シート4およびインクシート3を順に露光ド
ラム7に巻設して減圧密着により保持し、インクシート
3の裏面から画像データーに応じてレーザービーム8を
照射し、インクシート3にてレーザービーム8を吸収し
熱に変換し、変換した熱によりインクシート3より受像
シート4に画像を転写形成するレーザー熱転写記録方法
において、前記露光ドラム7の直径が360mm以上で
あり、前記インクシート3のインク層の膜厚が0.1〜
0.7μmであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザー熱転写記録
方法に関し、詳しくは大サイズの画像形成に対応でき、
高速出力が可能であり、特に大サイズの面内均一性とブ
ロッキング防止性の更なる向上を実現でき、しかも単色
モアレを軽減できるレーザー熱転写記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高解像度出力が要求される分野、
例えば医療、印刷分野等での記録方式として、レーザー
等の高出力光源を利用したレーザー熱転写記録方法が注
目され、提案されている。
【0003】印刷分野においては、近年特にかかるレー
ザー熱転写記録方法において、大サイズの画像を得るこ
とが要求され、しかもかかる大サイズの画像の出力時間
を短くすることが要求されており、そのためにマルチビ
ームヘッドを採用したり、あるいは露光ドラム径を大き
くする試みがなされている。
【0004】レーザー熱転写記録方法においては、ロー
ル状に巻かれた受像シートおよびインクシートを繰出部
から順次繰り出し、繰り出された受像シートおよびイン
クシートを順に露光ドラムに巻設して減圧密着により保
持し、インクシートの裏面から画像データーに応じてレ
ーザービームを照射し、インクシートにてレーザービー
ムを吸収し熱に変換し、変換した熱によりインクシート
より受像シートに画像を転写形成しているが、大サイズ
の画像を得ようとすると、画像が不均一になる問題があ
り、大サイズにおける画像の均一化が課題となってい
た。
【0005】またかかるレーザー熱転写記録方法におい
て、繰出部の繰出ロールに、インクシートを保持する際
に、インクシートのブロッキングが課題となる。
【0006】本発明者は、レーザー熱転写記録方法にお
いて、画像形成における面内均一性は露光エネルギーを
熱に変換する効率の均一性および転写プロセスにおける
均一性に影響されると考え、大サイズ化による面内均一
性を向上させるために、材料としての検討を進め、イン
クシートと受像シートの構成および物性を調整すること
により、面内均一性が向上することを見い出した。特に
インクシートのインク層の厚みの調整が面内均一性と深
く関連することを見い出した。
【0007】また本発明者は、繰出ロールに、インクシ
ートを保持する際に生じるインクシートのブロッキング
を防ぐために、インク層を外巻きにすることは熱転写分
野においてよく知られているが、インク層を外巻にする
と画像の均一性は劣化するという課題があった。インク
層表面を粗面化することにより画像の均一性が更に向上
し、インク層を外巻にすることが可能となった。
【0008】さらに、本発明者は、露光ドラムの径を大
きくし、かつインク層の厚みを調整することにより、驚
くべきことにマルチビームヘッドによる単色モアレが軽
減されることを見い出し、本発明に至ったものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、大サイズの画像形成に対応でき、高速出力が可能で
あり、特に大サイズの面内均一性とブロッキング防止性
の更なる向上を実現でき、しかも単色モアレを軽減でき
るレーザー熱転写記録方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の発明は、ロール状に巻かれた受像シートお
よびインクシートを繰出部から順次繰り出し、繰り出さ
れた受像シートおよびインクシートを順に露光ドラムに
巻設して減圧密着により保持し、インクシートの裏面か
ら画像データーに応じてレーザービームを照射し、イン
クシートにてレーザービームを吸収し熱に変換し、変換
した熱によりインクシートより受像シートに画像を転写
形成するレーザー熱転写記録方法において、前記露光ド
ラムの直径が360mm以上であり、前記インクシート
のインク層の膜厚が0.1〜0.7μmであることを特
徴とするレーザー熱転写記録方法である。
【0011】請求項2に記載の発明は、ロール状に巻か
れた受像シートおよびインクシートが、受像シートの受
像層が外巻きにして巻かれており、且つインクシートの
インク層が外巻きにして巻かれていることを特徴とする
請求項1記載のレーザー熱転写記録方法である。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記インクシー
トのインク層の表面粗さRzが1μm以上3μm以下で
あることを特徴とした請求項1又は2記載のレーザー熱
転写記録方法である。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記インクシー
トの支持体が70μm以上125μm以下であることを
特徴とした請求項1、2又は3記載のレーザー熱転写記
録方法である。
【0014】請求項5に記載の発明は、前記受像シート
のスティフネスが15g以上70g以下であることを特
徴とした請求項1〜4のいずれかに記載のレーザー熱転
写記録方法である。
【0015】請求項6に記載の発明は、前記受像シート
の受像層表面粗さRzが1μm以上5μm以下であるこ
と特徴とした請求項1〜5のいずれかに記載のレーザー
熱転写記録方法である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0017】本発明のレーザー熱転写記録方法は、イン
ク層の転写は溶融型転写、アブレーションによる転写、
昇華型転写のいずれでもよく、レーザービームを熱に変
換しその熱エネルギーを利用してインクを受像シートに
転写し、受像シート上に画像を形成する方法である。
【0018】中でも溶融・アブレーション型は印刷に類
似した色相の画像を作成するという点で好ましい。
【0019】更に詳述すると、本発明のレーザー熱転写
記録方法は、ロール巻きされた受像シートおよびインク
シートを繰出部から順次繰り出し、繰り出された受像シ
ートおよびインクシートを順に露光ドラムに巻設して減
圧密着により保持し、インクシートの裏面から画像デー
ターに応じてレーザービームを照射し、インクシートに
てレーザービームを吸収し熱に変換し、変換した熱によ
りインクシートより受像シートに画像を転写形成する方
法である。
【0020】(インクシート)本発明に用いられるイン
クシートは、光熱変換機能およびインク(色材)転写機
能を有するフィルムであり、支持体上に少なくとも光熱
変換機能を有する光熱変換層及びインク層を有してな
り、必要に応じてこれらの層と支持体との間にクッショ
ン層、剥離層等を有することができる。
【0021】支持体としては、剛性を有し、寸法安定性
が良く、画像形成の際の熱に耐えるものならば何でもよ
く、具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレート、ポリカーボネート、ナイロン、塩化
ビニル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポ
リプロピレン等のプラスチックフィルムを使用すること
ができる。
【0022】本発明では、レーザー光をインクシートの
裏面側から照射して画像を形成するので、支持体は透明
であることが望ましい。また支持体は、搬送に適した剛
性と柔軟性を有することが好ましい。
【0023】支持体の好ましい膜厚は70〜125μm
であり、かかる膜厚に調整することにより、大サイズの
露光ドラムの併用により、本発明の効果をより効果的に
発揮する。
【0024】レーザー溶融熱転写法において、インク層
は、加熱時に溶融又は軟化して着色剤とバインダー等を
含有する層毎転写可能である層であり、完全な溶融状態
で転写しなくてもよい。
【0025】上記着色剤としては、例えば無機顔料(二
酸化チタン、カーボンブラック、グラファイト、酸化亜
鉛、プルシアンブルー、硫化カドミウム、酸化鉄ならび
に鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウムのクロム酸塩等)
及び有機顔料(アゾ系、チオインジゴ系、アントラキノ
ン系、アントアンスロン系、トリフェンジオキサジン系
の顔料、バット染料顔料、フタロシアニン顔料及びその
誘導体、キナクリドン顔料等)などの顔料ならびに染料
(酸性染料、直接染料、分散染料、油溶性染料、含金属
油溶性染料又は昇華性色素等)を挙げることができる。
【0026】例えばカラープルーフ材料とする場合、イ
エロー、マゼンタ、シアンがそれぞれ、C.I.210
95又はC.I.21090,C.I.15850:
1,C.I.74160の顔料が好ましく用いられる。
【0027】インク層における着色剤の含有率は、所望
の塗布膜厚で所望の濃度が得られるように調整すればよ
く、特に限定されないが、通常5〜70重量%の範囲内
にあり、好ましくは10〜60重量%である。
【0028】インク層のバインダーとしては、熱溶融性
物質、熱軟化性物質、熱可塑性樹脂等を挙げることがで
きる。
【0029】熱溶融性物質は、通常、柳本MJP−2型
を用いて測定した融点が40〜150℃の範囲内にある
固体又は半固体の物質である。具体的には、カルナウバ
蝋、木蝋、オウリキュリー蝋、エスパル蝋等の植物蝋;
蜜蝋、昆虫蝋、セラック蝋、鯨蝋等の動物蝋;パラフィ
ンワックス、マイクロクリスタルワックス、ポリエチレ
ンワックス、エステルワックス、酸ワックス等の石油
蝋;並びにモンタン蝋、オゾケライト、セレシン等の鉱
物蝋等のワックス類を挙げることができ、更にこれらの
ワックス類などの他に、パルミチン酸、ステアリン酸、
マルガリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸;パルミチルア
ルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、マルガニルアルコール、ミリシルアルコール、エイ
コサノール等の高級アルコール;パルミチン酸セチル、
パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチル、ステアリ
ン酸ミリシル等の高級脂肪酸エステル;アセトアミド、
プロピオン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン
酸アミド、アミドワックス等のアミド類;並びにステア
リルアミン、ベヘニルアミン、パルミチルアミン等の高
級アミン類などが挙げられる。
【0030】又、熱可塑性樹脂としては、エチレン系共
重合体、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ロジン系樹
脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルアセター
ル系樹脂、アイオノマー樹脂、石油系樹脂、および特開
平6−312583号に記載のインク層バインダー用樹
脂等が挙げられ、特に、融点又は軟化点が70〜150
℃の樹脂が好ましく用いられる。
【0031】また本発明では上記の熱可塑性樹脂以外に
天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、
クロロプレンゴム、ジエン系コポリマー等のエラストマ
ー類;エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジンフ
ェノール樹脂、水添ロジン等のロジン誘導体;並びにフ
ェノール樹脂、テルペン樹脂、シクロペンタジエン樹
脂、芳香族系炭化水素樹脂等の高分子化合物などを用い
ることもできる。
【0032】上記熱溶融性物質及び熱可塑性物質を適宜
に選択することにより、所望の熱軟化点あるいは熱溶融
点を有する熱転写性を有するインク層を形成することが
できる。
【0033】本発明においては、熱分解性の高いバイン
ダーを使用することにより、アブレーション転写により
画像形成も可能である。かかるバインダーとしては、平
衡条件下で測定されたときに望ましくは200℃以下の
温度で急速な酸触媒的部分分解を起こすポリマー物質が
挙げられ、具体的にはニトロセルロース類、ポリカーボ
ネート類およびJ.M.J.フレチェット(Freche
t)、F.ボーチャード(Bouchard)、J.M.ホーリ
ハン(Houlihan)、B.クリクズク(Kryczke)および
E.エイクラー(Eichler)、J.イメージング・サイ
エンス(Imaging Science)、30(2)、pp.59-64(1986)に
報告されているタイプのポリマー類、およびポリウレタ
ン類、ポリエステル類、ポリオルトエステル類、および
ポリアセタール類、並びにこれらの共重合体が含まれ
る。また、これらのポリマーは、その分解メカニズムと
共に、上述のホーリー等の出願により詳細に示されてい
る。
【0034】顔料の粒径を揃えることで高濃度が得られ
ることは特開昭62−158092号に開示されている
が、顔料の分散性を確保し、良好な色再現を得るため
に、各種分散剤を使用することが有効である。
【0035】その他の添加剤としては、インク層の可塑
化により感度アップを図る可塑剤の添加、インク層の塗
布性を向上させる界面活性剤の添加、インク層のブロッ
キングを防止するサブミクロンからミクロンオーダーの
粒子(マット材)の添加が可能である。
【0036】本発明において、インク層の膜厚は0.1
〜0.7μmである。かかる範囲に調整することによ
り、本発明の効果を良好に発揮する。
【0037】また本発明では、前記インクシートのイン
ク層の表面粗さRzは、1μm以上3μm以下であるこ
とが、転写画像の面内均一性の観点から好ましい。
【0038】ここで、インク層の表面粗さRzというの
は、WYKO社の光学的三次元表面粗さ計「RST p
lus」を使用し、対物レンズ×40、中間レンズ×
1.0の測定条件で111×150μmの視野をN=5
で測定し、平均値を求めた値である。
【0039】インク層中に光熱変換物質を添加できる場
合は、特に光熱変換層を必要としないが、光熱変換物質
が実質的に透明でない場合、転写画像の色再現性を考慮
してインク層と別に光熱変換層を設けることが望まし
い。光熱変換層はインク層に隣接して設けることができ
る。
【0040】光熱変換物質を使用する場合、光源によっ
ても異なるが、光を吸収し効率良く熱に変換する物質が
よく、例えば半導体レーザーを光源として使用する場
合、近赤外に吸収帯を有する物質が好ましく、近赤外光
吸収剤としては、例えばカーボンブラックやシアニン
系、ポリメチン系、アズレニウム系、スクワリリウム
系、チオピリリウム系、ナフトキノン系、アントラキノ
ン系色素等の有機化合物、フタロシアニン系、アゾ系、
チオアミド系の有機金属錯体などが好適に用いられ、具
体的には特開昭63−139191号、同64−335
47号、特開平1−160683号、同1−28075
0号、同1−293342号、同2−2074号、同3
−26593号、同3−30991号、同3−3489
1号、同3−36093号、同3−36094号、同3
−36095号、同3−42281号、同3−9758
9号、同3−103476号等に記載の化合物が挙げら
れる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
【0041】光熱変換層におけるバインダーとしては、
Tgが高く熱伝導率の高い樹脂、例えばポリメタクリル
酸メチル、ポリカーボネート、ポリスチレン、エチルセ
ルロース、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール、
ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテ
ルイミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、アラ
ミド等の一般的な耐熱性樹脂や、ポリチオフェン類、ポ
リアニリン類、ポリアセチレン類、ポリフェニレン類、
ポリフェニレン・スルフィド類、ポリピロール類、およ
び、これらの誘導体または、これらの混合物からなるポ
リマー化合物を使用することができる。
【0042】又、光熱変換層におけるバインダーとして
は、水溶性ポリマーも用いることができる。水溶性ポリ
マーはインク層との剥離性も良く、又、レーザー照射時
の耐熱性が良く、過度な加熱に対しても所謂飛散が少な
い点で好ましい。水溶性ポリマーを用いる場合には、光
熱変換物質を水溶性に変性(スルホ基の導入等により)
したり、水系分散することが望ましい。又、光熱変換層
へ各種の離型剤を含有させることで、光熱変換層とイン
ク層との剥離性を上げ、感度を向上することもできる。
離型剤としては、シリコーン系の離型剤(ポリオキシア
ルキレン変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコ
ーンオイルなど)、弗素系の界面活性剤(パーフルオロ
燐酸エステル系界面活性剤)、その他、各種界面活性剤
等が有効である。
【0043】光熱変換層の膜厚は0.1〜3μmが好ま
しく、より好ましくは0.2〜1.0μmである。光熱
変換層における光熱転換物質の含有量は、通常、画像記
録に用いる光源の波長での吸光度が0.3〜3.0、更
に好ましくは0.7〜2.5になるように決めることが
できる。光熱変換層としてカーボンブラックを用いた場
合、光熱変換層の膜厚が1μmを超えると、インク層の
過熱による焦付きが起こらない代わりに感度が低下する
傾向にあるが、露光するレーザーのパワーや光熱変換層
の吸光度により変化するため適宜選択すればよい。
【0044】光熱変換層が支持体下層との接着性に劣る
場合は、光照射時あるいは熱転写後に、受像シートから
インクシートを剥離する際、膜剥がれを起こし、色濁り
を起こすことがあるので、支持体下層との間に接着層を
設けることも可能である。
【0045】接着層としては、一般的にポリエステル、
ウレタン、ゼラチンなどの従来公知の接着剤が使用でき
る。又、同様な効果を得るために、接着層を設ける代わ
りにクッション層に粘着付与剤、接着剤を添加すること
もできる。
【0046】光熱変換層としては、この他にも蒸着層を
使用することも可能であり、カーボンブラック、特開昭
52−20842号に記載の金、銀、アルミニウム、ク
ロム、ニッケル、アンチモン、テルル、ビスマス、セレ
ン等のメタルブラックの蒸着層の他、周期律表のIb、
IIb、IIIa、IVb、Va、Vb、VIa、VI
b、VIIbおよびVIII族の金属元素、並びにこれ
らの合金、またはこれらの元素とIa、IIa及びII
Ib族の元素との合金、あるいはこれらの混合物の蒸着
層が挙げられ、特に望ましい金属にはAl、Bi、S
n、InまたはZnおよびこれらの合金、またはこれら
の金属と周期律表のIa、IIaおよびIIIb族の元
素との合金、またはこれらの混合物が含まれる。適当な
金属酸化物または硫化物には、Al、Bi、Sn、I
n、Zn、Ti、Cr、Mo、W、Co、Ir、Ni、
Pb、Pt、Cu、Ag、Au、ZrまたはTeの化合
物、またはこれらの混合物がある。また更に、金属フタ
ロシアニン類、金属ジチオレン類、アントラキノン類の
蒸着層も挙げられる。
【0047】蒸着層の膜厚は、500オングストローム
以内が好ましい。
【0048】なお、光熱変換物質はインク層の色材その
ものでもよく、又、上記のものに限定されず、様々な物
質が使用できる。
【0049】クッション層はインクシートと受像シート
との密着を増す目的で設けられる。このクッション層は
熱軟化性又は弾性を有する層であり、加熱により十分に
軟化変形しうるもの、又は低弾性率を有する材料あるい
はゴム弾性を有する材料を使用すればよい。
【0050】クッション層はクッション性を有する層で
あり、ここで言うクッション性を表す指針として、弾性
率や針入度を利用することができる。例えば、25℃に
おける弾性率が1〜250kg/mm程度の、あるい
は、JIS K2530−1976に規定される針入度
が15〜500程度の層が、色校正用カラープルーフ画
像の形成に対して好適なクッション性を示すことが確認
されているが、要求される程度は目的とする画像の用途
に応じて変わるものである。
【0051】クッション層はTMA軟化点が70℃以下
であることが好ましく、より好ましくは60℃以下であ
る。
【0052】クッション層の好ましい特性は必ずしも素
材の種類のみで規定できるものではないが、素材自身の
特性が好ましいものとしては、ポリオレフィン樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタ
ジエン共重合体(SBR)、スチレン−エチレン−ブテ
ン−スチレン共重合体(SEBS)、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体(NBR)、ポリイソプレン樹脂
(IR)、スチレン−イソプレン共重合体(SIS)、
アクリル酸エステル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ブチルゴム、ポリノルボ
ルネン等が挙げられる。
【0053】これらの中でも、比較的低分子量のものが
本発明の要件を満たし易いが、素材との関連で必ずしも
限定できない。
【0054】又、上記以外の素材でも、各種添加剤を加
えることによりクッション層に好ましい特性が付与でき
る。このような添加剤としては、ワックス等の低融点物
質、可塑剤などが挙げられる。具体的にはフタル酸エス
テル、アジピン酸エステル、グリコールエステル、脂肪
酸エステル、燐酸エステル、塩素化パラフィン等が挙げ
られる。又、例えば「プラスチックおよびゴム用添加剤
実用便覧」、化学工業社(昭和45年発行)などに記載
の各種添加剤を添加することができる。
【0055】これら添加剤の添加量等は、ベースとなる
クッション層素材との組合せで好ましい物性を発現させ
るのに必要な量を選択すればよく、特に限定されないが
一般的に、クッション層素材量の10重量%以下、更に
5重量%以下が好ましい。
【0056】クッション層は或る程度の厚さを持たせる
ために塗布(ブレードコーター、ロールコーター、バー
コーター、カーテンコーター、グラビアコーター等)あ
るいはラミネート(例えばホットメルトによる押出しラ
ミネーション法等)、フィルムの貼合せなどにより行
い、更に表面平滑性を出すために、塗布にて仕上げるこ
ともできる。
【0057】又、特殊なクッション層として熱軟化性あ
るいは熱可塑性の樹脂を発泡させたボイド構造の樹脂層
を用いることも可能である。
【0058】表面平滑性が必須な目止めクッション層を
更に形成する場合、これは各種塗布方式によってコーテ
ィングを行うことが望ましい。
【0059】クッション層の膜厚は0.5〜10μmが
好ましく、より好ましくは1〜7μmである。
【0060】(受像シート)本発明のレーザー熱転写記
録方法に使用される受像シートは、基本的に支持体上に
受像層を有するものであればよいが、中でも支持体の一
方の面にバックコート層、他方の面にクッション層、受
像層を順次積層した構成から成る受像シートが好まし
い。
【0061】本発明の受像シートは、そのスティフネス
が15g以上70g以下であることが好ましい。かかる
範囲にあることによって、画像の面内均一性が向上す
る。
【0062】本明細書において、スティフネスというの
は、(株)東洋精機製作所製 スティフネステスター
UT−100−230を使用して以下の条件で測定した
値である。
【0063】測定条件 サンプルサイズ:10cm×8cm(有効面積 8cm
×8cm) たわみ角度:10° 押し込み量:2mm
【0064】受像シートに用いられる支持体としては、
寸法安定性が良く画像形成の際の熱に耐えるものならば
何でもよく、具体的には特開昭63−193886号2
頁左下欄12〜18行に記載のフィルム又はシートを使
用することができる。支持体は、搬送に適した剛性と柔
軟性を有することが好ましい。
【0065】支持体の膜厚は75〜150μmが好まし
く、更に好ましくは75〜125μmである。
【0066】バックコート層に用いられるバインダーと
しては、ゼラチン、ポリビニルアルコール、メチルセル
ロース、ニトロセルロース、アセチルセルロース、芳香
族ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ア
ルキド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、弗素樹
脂、ポリイミド樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ウ
レタン変性シリコーン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、テフロン樹脂、ポリ
ビニルブチラール樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリビニル
アセテート、ポリカーボネート、有機硼素化合物、芳香
族エステル類、弗化ポリウレタン、ポリエーテルスルホ
ンなど汎用ポリマーを使用することができる。
【0067】バックコート層のバインダーとして架橋可
能な水溶性バインダーを用い、架橋させることは、マッ
ト材の粉落ち防止やバックコートの耐傷性の向上に効果
がある。又、保存時のブロッキングにも効果が大きい。
【0068】この架橋手段は、用いる架橋剤の特性に応
じて、熱、活性光線、圧力の何れか一つ又は組合せなど
を特に限定なく採ることができる。場合によっては、支
持体への接着性を付与するため、支持体のバックコート
層を設ける側に任意の接着層を設けてもよい。
【0069】バックコート層に好ましく添加されるマッ
ト材としては、有機又は無機の微粒子が使用できる。有
機系マット材としては、ポリメチルメタクリレート(P
MMA)、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、その他のラジカル重合系ポリマーの微粒子、ポリエ
ステル、ポリカーボネートなど縮合ポリマーの微粒子な
どが挙げられる。
【0070】バックコート層は0.5〜5g/m程度
の付量で設けられることが好ましい。0.5g/m
満では塗布性が不安定で、マット材の粉落ち等の問題が
生じ易い。又、5g/mを大きく超えて塗布されると
好適なマット材の粒径が非常に大きくなり、保存時にバ
ックコートによる受像層面のエンボス化が生じ、特に薄
膜のインク層を転写する熱転写では記録画像の抜けやム
ラが生じ易くなる。
【0071】マット材は、その数平均粒径が、バックコ
ート層のバインダーのみの膜厚よりも2.5〜20μm
大きいものが好ましい。マット材の中でも、8μm以上
の粒径の粒子が5mg/m以上が必要で、好ましくは
6〜600mg/mである。これによって特に異物故
障が改善される。又、粒径分布の標準偏差を数平均粒径
で割った値σ/r(=粒径分布の変動係数)が0.3
以下となるような、粒径分布の狭いものを用いること
で、異常に大きい粒径を有する粒子により発生する欠陥
を改善できる上、より少ない添加量で所望の性能が得ら
れる。この変動係数は0.15以下であることが更に好
ましい。
【0072】バックコート層には、搬送ロールとの摩擦
帯電による異物の付着を防止するため、帯電防止剤を添
加することが好ましい。帯電防止剤としては、カチオン
系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面
活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子の他、「11
290の化学商品」化学工業日報社、875〜876頁
等に記載の化合物などが広く用いられる。
【0073】バックコート層に併用できる帯電防止剤と
しては、上記の物質の中でも、カーボンブラック、酸化
亜鉛、酸化チタン、酸化錫などの金属酸化物、有機半導
体などの導電性微粒子が好ましく用いられる。特に、導
電性微粒子を用いることは、帯電防止剤のバックコート
層からの解離がなく、環境によらず安定した帯電防止効
果が得られるために好ましい。
【0074】又、バックコート層には、塗布性や離型性
を付与するために、各種活性剤、シリコンオイル、弗素
系樹脂等の離型剤などを添加することも可能である。
【0075】バックコート層は、クッション層及び受像
層のTMA(Thermomechanical Analysis)により測定
した軟化点が70℃以下である場合に特に好ましい。
【0076】TMA軟化点は、測定対象物を一定の昇温
速度で、一定の荷重を掛けながら昇温し、対象物の位相
を観測することにより求める。本発明においては、測定
対象物の位相が変化し始める温度を以てTMA軟化点と
定義する。TMAによる軟化点の測定は、理学電気社製
Thermoflexなどの装置を用いて行うことがで
きる。
【0077】受像シートに設けられるクッション層は、
インクシートで用いたものと同様のものを用いることが
できる。
【0078】次に受像シートを構成する受像層について
説明する。受像層は、バインダーと必要に応じて添加さ
れる各種添加剤から成る。
【0079】本発明において、受像層の表面粗さRz
は、1μm以上5μm以下であることが好ましい。この
範囲にあると、画像の面内均一性、特に受像シートの端
部と中央部との転写特性の差が小さくなる。5μmを越
えると、単色モアレが発生しやすくなる。
【0080】なお、表面粗さRzの定義及び測定法は前
述したものと同義である。
【0081】受像層は、TMA測定による軟化点が70
℃以下が好ましく、より好ましくは60℃以下である。
【0082】受像層バインダーの具体例としては、ポリ
酢酸ビニルエマルジョン系接着剤、クロロプレン系接着
剤、エポキシ樹脂系接着剤等の接着剤、天然ゴム、クロ
ロプレンゴム系、ブチルゴム系、ポリアクリル酸エステ
ル系、ニトリルゴム系、ポリサルファイド系、シリコン
ゴム系、石油系樹脂などの粘着材、再生ゴム、塩化ビニ
ル系樹脂、SBR、ポリブタジエン樹脂、ポリイソプレ
ン、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルエーテル、
アイオノマー樹脂、SIS、SEBS、アクリル樹脂、
エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−アクリル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル樹脂(EVA)、塩ビグ
ラフトEVA樹脂、EVAグラフト塩ビ樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレ
フィン樹脂、各種変性オレフィン、ポリビニルブチラー
ル等が挙げられる。
【0083】受像層のバインダー膜厚は0.8〜2.5
μmが好ましい。
【0084】受像層はマット材を含有することが好まし
い。マット材は、数平均粒径が、受像層のマット材の存
在しない部分の平均膜厚より1.5〜5.5μm大きい
ことが好ましく、添加量は0.02〜0.2g/m
好ましい。この程度のマット材を添加することは、薄膜
のインク層を用いる熱転写において適度の密着性を保持
するのに好ましく、特にレーザー熱転写記録において好
ましい。
【0085】より好ましいマット材は、数平均粒径が受
像層のマット材の存在しない部分の平均膜厚より1.5
〜5.5μm大きいもので、かつ、この範囲の粒径の粒
子が70個数%以上含まれることがより好ましい。
【0086】受像シートには、受像層とクッション層と
の間に剥離層を設けることもできる。剥離層は、受像シ
ートから画像を形成した受像層を最終支持体に再転写す
る場合に特に有効である。
【0087】剥離層のバインダーとしては、具体的にポ
リオレフィン、ポリエステル、ポリビニルアセタール、
ポリビニルホルマール、ポリパラバン酸、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリカーボネート、エチルセルロース、ニ
トロセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、ポリ塩化ビニル、ウレタン樹脂、フッ素
系樹脂、ポリスチレン,アクリロニトリルスチレン等の
スチレン類及びこれら樹脂を架橋したもの、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、
ポリエーテルスルホン、アラミド等のTgが65℃以上
の熱硬化性樹脂及びそれら樹脂の硬化物が挙げられる。
硬化剤としてはイソシアナート、メラミン等の一般的硬
化剤を使用することができる。
【0088】上記物性に合わせて剥離層のバインダーを
選ぶとポリカーボネート、アセタール、エチルセルロー
スが保存性の点で好ましく、更に受像層にアクリル系樹
脂を用いるとレーザー熱転写後の画像を再転写する際に
剥離性良好となり特に好ましい。
【0089】又、別に、冷却時に受像層との接着性が極
めて低くなる層を剥離層として利用することができる。
具体的には、ワックス類、バインダー等の熱溶融性化合
物や熱可塑性樹脂を主成分とする層とすることができ
る。
【0090】熱溶融性化合物としては、特開昭63−1
93886号に記載の物質等がある。特にマイクロクリ
スタリンワックス、パラフィンワックス、カルナバワッ
クスなどが好ましく用いられる。熱可塑性樹脂として
は、エチレン−酢酸ビニル系樹脂等のエチレン系共重合
体、セルロース系樹脂等が好ましく用いられる。
【0091】このような剥離層には添加剤として、高級
脂肪酸、高級アルコール、高級脂肪酸エステル、アミド
類、高級アミン等を必要に応じて加えることができる。
【0092】剥離層の別の構成は、加熱時に溶融又は軟
化することによって、それ自体が凝集破壊することで剥
離性を持つ層である。このような剥離層には過冷却物質
を含有させることが好ましい。
【0093】過冷却物質としては、ポリ−ε−カプロラ
クトン、ポリオキシエチレン、ベンゾトリアゾール、ト
リベンジルアミン、バニリン等が挙げられる。
【0094】更に、別の構成の剥離性層では、受像層と
の接着性を低下させるような化合物を含ませる。このよ
うな化合物としては、シリコーンオイルなどのシリコン
系樹脂;テフロン、弗素含有アクリル樹脂等の弗素系樹
脂;ポリシロキサン樹脂;ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアセタール、ポリビニルホルマール等のアセター
ル系樹脂;ポリエチレンワックス、アミドワックス等の
固形ワックス類;弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤
等を挙げることができる。
【0095】剥離層の形成方法としては、前記素材を溶
媒に溶解又はラテックス状に分散したものをブレードコ
ーター、ロールコーター、バーコーター、カーテンコー
ター、グラビアコーター、等の塗布法、ホットメルトに
よる押出しラミネーション法などが適用でき、クッショ
ン層上に塗布し形成することができる。又は、仮ベース
上に前記素材を溶媒に溶解又はラテックス状に分散した
ものを、上記の方法で塗布したものとクッション層とを
貼り合わせた後に仮ベースを剥離して形成する方法があ
る。
【0096】剥離層の膜厚は0.3〜3.0μmが好ま
しい。膜厚が大きすぎるとクッション層の性能が現れ難
くなるため、剥離層の種類により調整することが必要で
ある。
【0097】(装置例の説明)本発明の方法を実施する
装置例の概略を図面に基づいて説明する。
【0098】図1〜3は装置例を示す図であり、図1は
受像シートとインクシートを重ねて露光ドラムに巻き付
けた状態を示す斜視図、図2は露光ドラムの基本的構成
を示す断面図、図3は受像シートとインクシートを露光
部に繰り出すための繰出部と露光部を示す全体構成図で
ある。
【0099】露光部に繰り出されるインクシートは、ロ
ール状に巻かれ、そのロール状のインクシートが各々色
別に繰出部5にセットされる。また受像シートもロール
状にに巻かれており、繰出部6にセットされる。
【0100】本発明ではロール状インクシートやロール
状受像シートは、インクシートではインク層を外巻きに
して巻かれ、かつ受像シートでは受像層を外巻きにして
巻かれていることが、大サイズの画像形成においてもブ
ロッキング防止性が向上するので好ましい。
【0101】本発明において、露光ドラム7の直径は3
60mm以上である、すなわち大サイズ化に対応できる
ドラムを使用している点に特徴がある。
【0102】この装置例で用いる露光ドラム7は複数の
吸引孔2を有しており、ドラム表面に受像シートとイン
クシートを減圧密着させる構成になっている。2−1は
吸引孔2が開いた状態を示しており、2−2は吸引孔2
が閉じた状態を示している。ドラム7にはインクシート
と受像シートの密着性を向上させるために圧力ロール1
が接設されている。
【0103】3はインクシートであり、3−1はイエロ
ーシート、3−2はマゼンタシート、3−3はシアンシ
ート、3−4はブラックシートを示している。4は受像
シートである。
【0104】8はレーザー露光による光学的書込み手段
であり、9は筐体、10は減圧孔弁である。
【0105】上記装置例においては、繰出部6から受像
シートが繰り出され、所定の長さに切断され、露光ドラ
ム7に巻かれ、吸引された密着状態でシートが保持され
る。受像シート4ではバックコート面がドラムに接する
ように保持される。
【0106】次いで、繰出部5からイエローシートが繰
り出され、所定の長さに切断され、露光ドラム7に巻か
れ、レーザー露光され、その後イエローシートが排出さ
れ、次のマゼンタシートが繰り出され、カットされ、巻
き付けられ、露光後排出され、次いで同様にシアンシー
トが繰り出され、カットされ、巻き付けられ、露光後排
出され、次いでブラックシートが繰り出され、カットさ
れ、巻き付けられ、露光後排出される。いずれの場合も
受像層とインク層が対向するように保持される。
【0107】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明の態様はこれに限定されるものではない。尚、特に
断りない限り、実施例中の「部」は有効固体分の「重量
部」を表す。 (インクシートの作成)
【0108】インクシート1 厚さ100μmのダイヤホイルヘキスト社製PET(ポ
リエチレンテレフタレートフィルム、T100,#10
0)を支持体として、その上に下記組成の中間層塗布液
をリバースロールコーターによって塗布、乾燥して、乾
燥後の厚みが2μmの中間層を形成し、次いで巻き取り
前に下記組成の光熱変換層塗布液をワイヤーバーコーテ
ィングにより塗布、乾燥して、波長830nmの透過吸
収率が0.8の光熱変換層を形成した。この光熱変換層
の付量は、0.55g/mであった。作成したインク
シートは、外径3インチの紙管にインク層面が外巻きと
なるように巻き取った。
【0109】 (中間層塗布液) SEBS(クレイトンG1657、シェル化学社製) 14部 タッキファイヤー(スーパーエステルA100、荒川化学社製) 6部 メチルエチルケトン 10部 トルエン 80部
【0110】 (光熱変換層塗布液) PVA(ゴーセノールEG−30、日本合成化学社製) 3部 カーボンブラック分散物(SD−9020、大日本インキ社製) 5部 水 95部
【0111】上記シートの光熱変換層の塗工面と反対の
面に下記組成のバックコート層塗布液をワイヤーバーに
て塗布・乾燥し、乾燥付き量1.0g/mバックコー
ト層を形成し、次いで巻き取り前に下記組成のインク層
塗布液1をワイヤーバーコーティングで塗布、乾燥し、
乾燥膜厚が0.51μmのインク層を形成し、インクシ
ート1を得た。
【0112】 (バックコート層塗布液) ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績社製) 9部 PMMA樹脂粒子(MX−1000、総研化学社製) 1部 シリコンオイル(X−24−8300、信越化学社製) 2部 メチルエチルケトン 75部 シクロヘキサノン 10部
【0113】 (インク層塗布液1) マゼンタ顔料分散物 48部 (MHIマゼンタ#785、御国色素社製:ブリリアントカーミンのメチル エチルケトン分散物) スチレン/アクリル樹脂(ハイマーSBM73F、三洋化成社製)8.7部 EVA(EV−40Y、三井デュポンポリケミカル社製) 0.9部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS−382、旭硝子社製) 0.4部 シリコン樹脂粒子(トスパール130、東芝シリコーン社製) 1部 メチルエチルケトン 25部 シクロヘキサノン 16部
【0114】インクシート2 インクシート1の支持体を、厚さ50μmのダイヤホイ
ルヘキスト社製PET(ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、T100,#50)としたこと以外はインクシ
ート1と同様にしてインクシート2を作成した。
【0115】インクシート3 インクシート1の支持体を、厚さ75μmのダイヤホイ
ルヘキスト社製PET(ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、T100,#75)としたこと以外はインクシ
ート1と同様にしてインクシート3を作成した。
【0116】インクシート4 インクシート1の支持体を、厚さ150μmのダイヤホ
イルヘキスト社製PET(ポリエチレンテレフタレート
フィルム、T100,#150)としたこと以外はイン
クシート1と同様にしてインクシート4を作成した。
【0117】インクシート5 インクシート1のインク層塗布液を下記組成に変更し、
乾燥膜厚0.22μmのインク層を形成しインクシート
5を作成した。
【0118】 (インク層塗布液2) マゼンタ顔料分散物 70部 (MHIマゼンタ#785、御国色素社製:ブリリアントカーミンのメチル エチルケトン分散物) スチレン/アクリル樹脂(ハイマーSBM73F、三洋化成社製) 4.7部 EVA(EV−40Y、三井デュポンポリケミカル社製) 0.9部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS−382、旭硝子社製) 0.4部 シリコン樹脂粒子(トスパール130、東芝シリコーン社製) 1部 メチルエチルケトン 5部 シクロヘキサノン 16部
【0119】インクシート6 インクシート1のインク層塗布液を下記組成に変更し、
乾燥膜厚0.61μmのインク層を形成しインクシート
6を作成した。
【0120】 (インク層塗布液3) マゼンタ顔料分散物 43部 (MHIマゼンタ#785、御国色素社製:ブリリアントカーミンのメチル エチルケトン分散物) スチレン/アクリル樹脂(ハイマーSBM73F、三洋化成社製) 8.9部 EVA(EV−40Y、三井デュポンポリケミカル社製) 0.9部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS−382、旭硝子社製) 0.4部 PMMA樹脂粒子(MX−150、綜研化学社製) 1部 メチルエチルケトン 5部 シクロヘキサノン 16部
【0121】インクシート7 インクシート1のインク層塗布液を下記組成に変更し、
乾燥膜厚0.51μmのインク層を形成しインクシート
7を作成した。
【0122】 (インク層塗布液4) マゼンタ顔料分散物 48部 (MHIマゼンタ#785、御国色素社製:ブリリアントカーミンのメチル エチルケトン分散物) スチレン/アクリル樹脂(ハイマーSBM73F、三洋化成社製) 8.7部 EVA(EV−40Y、三井デュポンポリケミカル社製) 0.9部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS−382、旭硝子社製) 0.4部 シリコン樹脂粒子(トスパール120、東芝シリコーン社製) 1部 メチルエチルケトン 25部 シクロヘキサノン 16部
【0123】インクシート8 インクシート1のインク層塗布液を下記組成に変更し、
乾燥膜厚0.51μmのインク層を形成しインクシート
8を作成した。
【0124】 (インク層塗布液5) マゼンタ顔料分散物 48部 (MHIマゼンタ#785、御国色素社製:ブリリアントカーミンのメチル エチルケトン分散物) スチレン/アクリル樹脂(ハイマーSBM73F、三洋化成社製) 8.7部 EVA(EV−40Y、三井デュポンポリケミカル社製) 0.9部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS−382、旭硝子社製) 0.4部 シリコン樹脂粒子(トスパール145、東芝シリコーン社製) 1部 メチルエチルケトン 25部 シクロヘキサノン 16部
【0125】インクシート9 インクシート1のインク層塗布液を下記組成に変更し、
乾燥膜厚0.82μmのインク層を形成しインクシート
9を作成した。
【0126】 (インク層塗布液6) マゼンタ顔料分散物 38部 (MHIマゼンタ#785、御国色素社製:ブリリアントカーミンのメチル エチルケトン分散物) スチレン/アクリル樹脂(ハイマーSBM73F、三洋化成社製)10.7部 EVA(EV−40Y、三井デュポンポリケミカル社製) 0.9部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS−382、旭硝子社製) 0.4部 シリコン樹脂粒子(トスパール130、東芝シリコーン社製) 1部 メチルエチルケトン 25部 シクロヘキサノン 16部
【0127】インクシート10 タイヤホイル・ヘキスト社製ポリオエステルフィルムT
−100(100μm)に透過率50%となるようにア
ルミ蒸着処理をした。
【0128】次いで、下記組成のインク層塗布液7をワ
イヤーバーにて塗布乾燥し、膜厚0.3μmのインク層
を形成し、インクシート10を作成した。
【0129】 (インク層塗布液7) ニトロセルロース(セルノバBTH−1/16、旭化成社製、固形分30%) 1部 2,5−ジメチル−3−ヘキシル−2,5−ジオール 0.3部 赤外線吸収色素(IR−820B、日本化薬社製) 0.5部 シアン顔料分散物(MHIブルー#454、御国色素社製、固形分35%) 5部 PMMA樹脂粒子(MX−150、綜研化学社製) 0.1部 MEK 3部 シクロヘキサノン 0.9部
【0130】インクシート11 インクシート10のインク層塗布液を下記組成のインク
層塗布液8に代え、膜厚0.8μmのインク層を形成し
インクシート11を作成した。
【0131】 (インク層塗布液8) ニトロセルロース(セルノバBTH−1/16、旭化成社製、固形分30%) 2部 2,5−ジメチル−3−ヘキシル−2,5−ジオール 0.15部 赤外線吸収色素(IR−820B、日本化薬社製) 0.25部 シアン顔料分散物(MHIブルー#454、御国色素社製、固形分35%) 3部 PMMA樹脂粒子(MX−150、綜研化学社製) 0.1部 MEK 3部 シクロヘキサノン 0.9部
【0132】(受像シートの作成) 受像シート1 厚さ100μmのPET(前出、T−100)に、下記
バックコート層をワイヤーバーコーティングにて塗工・
乾燥して、乾燥後の付き量が1.0g/mのバックコ
ート層を形成し、連続して巻き取り前にアクリル系ラテ
ックス(カネボウNSC社製、ヨドゾールAD92K)
を乾燥後の膜厚が約35μmの厚みになるようにアプリ
ケーターにて塗工しクッション層を形成した。
【0133】 (バックコート層塗布液) ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績社製) 9部 PMMA樹脂粒子(MX−1000、総研化学社製) 1部 シリコンオイル(X−24−8300、信越化学社製) 2部 メチルエチルケトン 78部 シクロヘキサノン 10部
【0134】次いで、クッション層の上に以下の組成の
剥離層塗布液をワイヤーバーコーティングにて塗工、乾
燥して、乾燥後膜厚が1.3μmの剥離層を形成し、連
続して下記組成の受像層塗布液をワイヤーバーコーティ
ングにて塗工、乾燥して付き量が1.3g/mの受像
層を形成し、受像シート1を作成した。受像シート1は
いずれも、外径3インチの紙管に受像層面が外巻きとな
るように巻き取った。
【0135】 (剥離層塗布液) エチルセルロース(ダウ・ケミカル社製、エトセル10) 10部 イソプロピルアルコール 90部
【0136】 (受像層塗布液1) アクリル樹脂ラテックス(カネボウNSC社製、ヨドゾールA5805、樹脂分 55%) 17.4部 PMMA樹脂粒子(MX−500、総研化学社製) 0.4部 純水 82.2部
【0137】受像シート2 受像シート1の支持体を、厚さ50μmのダイヤホイル
ヘキスト社製PET(ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム、T100,#50)としたこと以外は受像シート
1と同様にして受像シート2を作成した。
【0138】受像シート3 受像シート1の支持体を、厚さ125μmのダイヤホイ
ルヘキスト社製PET(ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、T100,#125)としたこと以外は受像シ
ート1と同様にして受像シート3を作成した。
【0139】受像シート4 受像シート1の支持体を、厚さ175μmのダイヤホイ
ルヘキスト社製PET(ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、T100,#175)としたこと以外は受像シ
ート1と同様にして受像シート4を作成した。
【0140】受像シート5 受像シート1の受像層塗布液を下記の組成に変更し、乾
燥膜厚1.5g/mの受像層を形成した以外は受像シ
ート1と同様にして受像シート5を作成した。
【0141】 (受像層塗布液2) アクリル樹脂ラテックス(カネボウNSC社製、ヨドゾールA5805、樹脂分 55%) 17.4部 PMMA樹脂粒子(MX−150、総研化学社製) 0.4部 純水 82.2部
【0142】受像シート6 受像シート1の受像層塗布液を下記の組成に変更し、乾
燥膜厚1.1g/mの受像層を形成した以外は受像シ
ート1と同様にして受像シート6を作成した。
【0143】 (受像層塗布液3) アクリル樹脂ラテックス(カネボウNSC社製、ヨドゾールA5805、樹脂分 55%) 17.4部 PMMA樹脂粒子(MX−300、総研化学社製) 0.4部 純水 82.2部
【0144】受像シート7 受像シート1の受像層塗布液を下記の組成に変更し、乾
燥膜厚2.5g/mの受像層を形成した以外は受像シ
ート1と同様にして受像シート7を作成した。
【0145】 (受像層塗布液3) アクリル樹脂ラテックス(カネボウNSC社製、ヨドゾールA5805、樹脂分 55%) 17.4部 PMMA樹脂粒子(MX−1000、総研化学社製) 0.4部 純水 82.2部
【0146】〔評価方法〕図1〜3に示す構成の露光装
置に以下の材料を使用して、面内均一性および175線
スクエアードットの50%網点を出力し、目視で網点再
現性の評価を実施した。
【0147】露光ヘッドは、6.35μmピッチにビー
ムを配列した32chマルチビームタイプの露光ヘッド
を使用した。
【0148】露光で使用した露光ドラムは直径380m
m、幅850mmであり、受像シートの受像層面とイン
クシートのインク層面が向かい合うようにセットした。
【0149】露光条件は、主走査速度が6000mm/
secとし、露光面の1chあたりのレーザーパワーを
100mWとした。
【0150】インク層の表面粗さRz WYKO社の光学的三次元表面粗さ計「RST plu
s」を使用して表面粗さRzを測定した。測定条件は対
物レンズ×40、中間レンズ×1.0の条件で111×
150μmの視野をN=5で測定し、平均値を求めた。
【0151】受像シートのスティフネス スティフネスは、(株)東洋精機製作所製 スティフネ
ステスター UT−100−230を使用して以下の条
件で測定した。
【0152】測定条件 サンプルサイズ:10cm×8cm(有効面積 8cm
×8cm) たわみ角度:10° 押し込み量:2mm
【0153】受像層の表面粗さRz インク層の表面粗さと同様に求めた。
【0154】単色モアレ 評価用の網点発生には、大日本スクリーン製造(株)社
製製版用画像処理システムレナトスを使用し、175線
スクエアードット45゜のスクリーニング条件で50%
平網を出力し、目視評価し、以下の4段階の基準で評価
した。その結果を表1に示す。
【0155】◎:なし ○:ほとどなし △:発生するが、実技上使えるレベル ×:発生、実技画面でも影響が出るレベル
【0156】面内均一性 50%平網の濃度分布を25点で計測し、測定値の最大
と最小の差で評価し、以下の4段階の基準で評価した。
その結果を表1に示す。
【0157】◎:0.02以内 ○:0.03以内 △:0.04以内 ×:0.05以上
【0158】実施例1〜15 インクシートと受像シートを表1に示すように組み合わ
せで試験し、評価した。結果を表1に示す。
【0159】比較例1、2 インクシートと受像シートを表1に示すように組み合わ
せで試験し、評価した。結果を表1に示す。
【0160】
【表1】
【0161】
【発明の効果】本発明によれば、大サイズの画像形成に
対応でき、高速出力が可能であり、特に大サイズの面内
均一性とブロッキング防止性の更なる向上を実現でき、
しかも単色モアレを軽減できるレーザー熱転写記録方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】受像シートとインクシートを重ねて露光ドラム
に減圧密着状態で巻き付けた状態を示す斜視図
【図2】露光ドラムの基本的構成を示す断面図
【図3】露光ドラム及び繰出部の周辺を示す全体構成図
【符号の説明】
1 圧力ロール 2 吸引孔 3 インクシート 4 受像シート 5 繰出部 6 繰出部 7 露光ドラム 8 光学的書込み手段 9 筐体 10 減圧孔弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C065 AA01 AB10 AC01 AC04 AF01 AF02 CA03 CA08 CA13 2H111 AA04 AA16 AA35 BA03 BA17 BB01 CA01 CA11 CA41

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻かれた受像シートおよびイン
    クシートを繰出部から順次繰り出し、繰り出された受像
    シートおよびインクシートを順に露光ドラムに巻設して
    減圧密着により保持し、インクシートの裏面から画像デ
    ーターに応じてレーザービームを照射し、インクシート
    にてレーザービームを吸収し熱に変換し、変換した熱に
    よりインクシートより受像シートに画像を転写形成する
    レーザー熱転写記録方法において、前記露光ドラムの直
    径が360mm以上であり、前記インクシートのインク
    層の膜厚が0.1〜0.7μmであることを特徴とする
    レーザー熱転写記録方法。
  2. 【請求項2】ロール状に巻かれた受像シートおよびイン
    クシートが、受像シートの受像層が外巻きにして巻かれ
    ており、且つインクシートのインク層が外巻きにして巻
    かれていることを特徴とする請求項1記載のレーザー熱
    転写記録方法。
  3. 【請求項3】前記インクシートのインク層の表面粗さR
    zが1μm以上3μm以下であることを特徴とした請求
    項1又は2記載のレーザー熱転写記録方法。
  4. 【請求項4】前記インクシートの支持体が70μm以上
    125μm以下であることを特徴とした請求項1、2又
    は3記載のレーザー熱転写記録方法。
  5. 【請求項5】前記受像シートのスティフネスが15g以
    上70g以下であることを特徴とした請求項1〜4のい
    ずれかに記載のレーザー熱転写記録方法。
  6. 【請求項6】前記受像シートの受像層の表面粗さRzが
    1μm以上5μm以下であること特徴とした請求項1〜
    5のいずれかに記載のレーザー熱転写記録方法。
JP22543198A 1998-07-24 1998-07-24 レーザー熱転写記録方法 Pending JP2000037956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22543198A JP2000037956A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 レーザー熱転写記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22543198A JP2000037956A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 レーザー熱転写記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000037956A true JP2000037956A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16829271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22543198A Pending JP2000037956A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 レーザー熱転写記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000037956A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003051644A1 (fr) * 2001-12-17 2003-06-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Matiere de formation d'image multicolore et procede de formation d'image multicolore
WO2003051645A1 (fr) * 2001-12-17 2003-06-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Procede de formation d'une image multicolore
US6864033B2 (en) 2001-01-24 2005-03-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Multicolor image-forming material
US6879336B2 (en) 2001-03-19 2005-04-12 Fuji Photo Film Co., Ltd. Laser thermal transfer recording method and apparatus therefor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6864033B2 (en) 2001-01-24 2005-03-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Multicolor image-forming material
US6879336B2 (en) 2001-03-19 2005-04-12 Fuji Photo Film Co., Ltd. Laser thermal transfer recording method and apparatus therefor
WO2003051644A1 (fr) * 2001-12-17 2003-06-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Matiere de formation d'image multicolore et procede de formation d'image multicolore
WO2003051645A1 (fr) * 2001-12-17 2003-06-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Procede de formation d'une image multicolore

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003072247A (ja) 中間転写受像シート及びそれを用いた画像形成方法
JP2000071634A (ja) 中間転写媒体を用いた画像形成方法
JP2000118144A (ja) レーザー熱転写画像形成方法、レーザー熱転写画像形成用インクシートおよびレーザー熱転写画像形成用受像シート
JP2000127635A (ja) 熱転写用中間転写媒体を用いた画像記録方法
JP2000037956A (ja) レーザー熱転写記録方法
JP2002052845A (ja) 中間転写受像シート
JP2003300382A (ja) 熱転写中間転写媒体を用いた画像形成方法
JP2000141722A (ja) レーザー熱転写記録方法
JP3758394B2 (ja) レーザー熱転写記録方法
JP2000127636A (ja) 熱転写用中間転写媒体を用いた画像記録方法
JP3757654B2 (ja) レーザー熱転写用インクシートおよびレーザー熱転写記録方法
JP2000141890A (ja) レーザー熱転写記録方法及びこの方法に用いるインクシートや受像シートの包材
JP3845894B2 (ja) 光熱変換型ヒートモード受像材料
JP2000158833A (ja) 光熱変換型ヒートモード記録材料
JP2001010094A (ja) レーザー熱転写記録方法
JP2000127637A (ja) 熱転写用中間転写媒体を用いた画像記録方法
JP2000141723A (ja) 画像形成方法
JP2000263948A (ja) レーザー熱転写用インクシート及び受像シート
JP3864576B2 (ja) 中間転写媒体を用いた画像形成方法
JPH10264542A (ja) 感熱転写用記録材料、感熱転写用受像材料及び画像形成方法
JP2001253178A (ja) レーザー熱転写記録用インクシート
JP2000141927A (ja) レーザー熱転写記録方法
JP2005205608A (ja) 画像形成方法及び、それに用いる受像シート
JP2003165271A (ja) 画像形成方法
JPH1071775A (ja) 感熱転写受像材料及びヒートモード記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051122