JP2000141890A - レーザー熱転写記録方法及びこの方法に用いるインクシートや受像シートの包材 - Google Patents

レーザー熱転写記録方法及びこの方法に用いるインクシートや受像シートの包材

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JP2000141890A
JP2000141890A JP10338511A JP33851198A JP2000141890A JP 2000141890 A JP2000141890 A JP 2000141890A JP 10338511 A JP10338511 A JP 10338511A JP 33851198 A JP33851198 A JP 33851198A JP 2000141890 A JP2000141890 A JP 2000141890A
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layer
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JP10338511A
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Shinji Kudo
伸司 工藤
Rieko Suzuki
理愛子 鈴木
Katsumi Maejima
勝己 前島
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高湿、または低湿環境下に置いても、インクシ
ートと受像シートからなる画像形成材料の感度の変動を
抑制し、画像欠陥を防止できるレーザー熱転写記録方法
及びこの方法に用いるインクシートや受像シートの包材
を提供する。 【解決手段】画像情報に応じたレーザー光を照射してイ
ンクシートにてレーザー光を吸収し熱に変換し、変換し
た熱により受像シートに画像を転写形成するレーザー熱
転写記録方法において、包材の透湿度が温度25℃、相
対湿度90%の条件下で200kg・cm/m2・24hrs以下であ
り、且つ包材の膜厚が50〜200μmであることを特徴とす
るレーザー熱転写記録方法、好ましい態様は、包材の酸
素透過度が温度23℃の条件下で10cm3・0.1mm/m2
24hrs・atm以下であること、包材の表面比抵抗が温度2
3℃、相対湿度23%の条件下で2×109Ω/cm2以下で
あることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザー熱転写記録方法
及びこの方法に用いるインクシート並びに受像シートの
包材に関し、詳しくは高湿、または低湿環境下に置いて
も、インクシートと受像シートからなる画像形成材料の
感度の変動を抑制し、画像欠陥を防止できるレーザー熱
転写記録方法及びこの方法に用いるインクシートや受像
シートの包材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高解像度出力が要求される分野、
たとえば医療、印刷分野等での画像記録方式として、レ
ーザー等の高出力光源を利用したレーザー熱転写記録方
式が注目されて、提案されている。
【0003】レーザー熱転写記録方式は、レーザーアブ
レーショントランスファー、レーザー溶融熱転写、レー
ザーダイトランスファーを含めたレーザービームを熱に
変換しその熱エネルギーを利用して色材(染料のみの場
合、あるいは染料とバインダーを含む場合、顔料とバイ
ンダーなどで形成される場合などがある)を受像シート
に転写し、受像シート上に画像を形成する方法である。
【0004】かかる光熱変換型のインクシートを用いた
画像転写においては、インクシートから受像シートへイ
ンク層すなわち画像形成層を転写し、又必要に応じ、受
像シートから最終画像転写媒体(たとえば紙等)へ受像
シートの画像形成層を転写することにより最終画像を得
ることができる。
【0005】このような光熱変換型の画像形成材料(イ
ンクシートと受像シート)においては、湿度との関係を
無視できず、湿度が大きく異なる環境下に置かれると、
感度の変動が大きいことが判ってきた。
【0006】従来、通常、インク層面が内側にロール巻
きされていたインクシートのインク層面を、逆に外側に
ロール巻きすると、湿度の影響を受けやすい。これを解
決するために、本発明者は、ロール状シートを収納する
包材に湿度バリア性を付与することで感度変動を抑える
ことができることを見いだした。
【0007】また本発明者は、包材に関し、感度変動
は、レーザー熱転写用のインクシートや受像シートが高
湿、または低湿環境下に置かれることで生じることを見
いだした。そこで、画像形成材料(インクシートと受像
シート)の感度変動の抑制のために、流通から実際に使
用するまでの間に、使用する包材に湿度バリア性のある
素材を用いると、感度変動の抑制が可能となることがわ
かった。
【0008】そして、酸素バリア性を付与すると予想外
の効果として、より感度低下の抑制可能となり、さら
に、表面比抵抗を低くすることで驚くべき効果として、
感度低下ばかりか画像欠陥も抑制できることが判った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、高湿、または低湿環境下に置いても、インクシート
と受像シートからなる画像形成材料の感度の変動を抑制
し、画像欠陥を防止できるレーザー熱転写記録方法及び
この方法に用いるインクシートや受像シートの包材を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1に記載の発明は、インク層面が外側に巻回
され包材に収納されたロール状のインクシートと受像層
面が外側に巻回され包材に収納されたロール状の受像シ
ートの各々を該包材から取り出して露光記録装置に繰り
出し、インク層を有する面と受像層を有する面を対面す
るようにインクシートと受像シートを重ね合わせて前記
露光記録装置の露光ドラムに保持し、画像情報に応じた
レーザー光を照射してインクシートにてレーザー光を吸
収し熱に変換し、変換した熱により受像シートに画像を
転写形成するレーザー熱転写記録方法において、該包材
の透湿度が温度25℃、相対湿度90%の条件下で200k
g・cm/m2・24hrs以下であり、且つ該包材の膜厚が50〜
200μmであることを特徴とするレーザー熱転写記録方法
である。
【0011】上記課題を解決する本発明の請求項2に記
載の発明は、包材の酸素透過度が温度23℃の条件下で
10cm3・0.1mm/m2・24hrs・atm以下であることを特徴
とする請求項1記載のレーザー熱転写記録方法である。
【0012】上記課題を解決する本発明の請求項3に記
載の発明は、包材の表面比抵抗が温度23℃、相対湿度
23%の条件下で2×109Ω/cm2以下であることを特徴
とする請求項1又は2記載のレーザー熱転写記録方法で
ある。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の包材が単独素材ではなく、異なる素材
からなり、且つ少なくとも2層以上の層構成を有する複
合フィルムであることを特徴とするレーザー熱転写記録
方法である。
【0014】上記課題を解決する本発明の請求項5に記
載の発明は、インク層を有する面と受像層を有する面を
対面するようにインクシートと受像シートを重ね合わせ
て前記露光記録装置の露光ドラムに保持し、画像情報に
応じたレーザー光を照射してインクシートにてレーザー
光を吸収し熱に変換し、変換した熱により受像シートに
画像を転写形成するレーザー熱転写記録方法に用いられ
るロール状のインクシートとロール状の受像シートを収
納する包材において、該包材内においてロール状のイン
クシートはインク層面が外側に巻回され且つロール状の
受像シートは受像層面が外側に巻回されており、該包材
の透湿度が温度25℃、相対湿度90%の条件下で200k
g・cm/m2・24hrs以下であり、且つ該包材の膜厚が50〜
200μmであることを特徴とする包材である。
【0015】上記課題を解決する本発明の請求項6に記
載の発明は、包材の酸素透過度が温度23℃の条件下で
10cm3・0.1mm/m2・24hrs・atm以下であることを特徴
とする請求項5記載の包材である。
【0016】上記課題を解決する本発明の請求項7に記
載の発明は、包材の表面比抵抗が温度23℃、相対湿度
23%の条件下で2×109Ω/cm2以下であることを特徴
とする請求項5又は6記載の包材である。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項5〜7の
いずれかに記載の包材が単独素材ではなく、異なる素材
からなり、且つ少なくとも2層以上の層構成を有する複
合フィルムであることを特徴とする包材である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。
【0019】本発明の方法を実施するための装置例を図
面に基づいて説明する。図1は受像シートとインクシー
トを重ねて露光ドラムに巻き付けた状態を示す図であ
り、図2は露光ドラムの基本的構成を示す概略断面図で
あり、図3は受像シートとインクシートを露光部に繰り
出している状態を示す全体構成図である。
【0020】本装置例において、露光部に繰り出される
インクシートはロール状に巻かれ、そのロール状のイン
クシートが各々色別に繰出部5にセットされる。また受
像シートもロール状に巻かれており、繰出部6にセット
される。
【0021】本発明では、インク層面が外側に巻回され
たロール状のインクシートと受像層面が外側に巻回され
たロール状の受像シートが露光装置に繰り出される構成
になっている。インク層面を外側向きにすると、温度や
湿度の影響により、感度変動を受けやすいが、本発明特
有の包材の特性によって、かかる影響を防止し、感度変
動を抑制し、画像欠陥を防止できる。
【0022】この装置例において、露光ドラム7は複数
の吸引孔2,2−1,2−2を有しており、ドラム表面
にインクシートと受像シートを減圧密着させる構成にな
っている。ドラム7にはインクシートと受像シートの密
着性を向上させるために圧力ロール1が接設されてい
る。
【0023】3はインクシートであり、3−1はイエロ
ーシート、3−2はマゼンタシート、3−3はシアンシ
ート、3−4はブラックシートを示している。4は受像
シートである。
【0024】8はレーザー光による光学的書き込み手段
であり、9は筺体である。
【0025】圧力ロール1の手前付近には、図示しない
シートカット手段を設けることができる。
【0026】上記装置例においては、繰出部6からロー
ル状の受像シート4が繰り出され、所定の長さに切断さ
れ、露光ドラム7に巻かれ、吸引され密着状態でシート
が保持される。受像シート4ではバックコート面がドラ
ムに接するように保持される。
【0027】次いで、繰出部5からイエローシート3が
繰り出され、所定の長さに切断され、露光ドラム7に巻
かれ、レーザー露光され、その後イエローシートが排出
され、次のマゼンタシートが繰り出され、カットされ、
巻き付けられ、露光後排出され、次いで同様にシアンシ
ートが繰り出され、カットされ、巻き付けられ、露光後
排出され、次いでブラックシートが繰り出され、カット
され、巻き付けられ、露光後排出される。いずれの場合
も受像層とインク層が対向するように保持される。
【0028】以下に、本発明に用いられる包材について
説明する。
【0029】本発明においては、透湿度が温度25℃、
相対湿度90%の条件下で200kg・cm/m2・24hrs以下で
あり、且つ該包材の膜厚が50〜200μmである包材を用い
ることができる。
【0030】透湿度の測定は、JIS Z 0208に記載の条件
A(温度25±0.5℃、相対湿度90±2%)に従っ
て可能である。なお、本発明では、包材の厚みのパラメ
ーター(cm)が付与されている。
【0031】透湿度が200kg・cm/m2・24hrsを越える場
合には、水蒸気に対する包材のバリヤー性が十分でない
ため、感度変動が大きくなる。
【0032】また包材の全膜厚が50μm未満である場
合には、十分な自己保持性が得られないため適当でな
い。200μmを越える場合には、包材の重量および剛
直度が大きくなり適当でない。
【0033】本発明の好ましい態様としては、第2に、
酸素透過度が温度25℃の条件下で10cm3・0.1mm/m2
・24hrs・atm以下である包材を用いることである。
【0034】酸素透過度の測定は、JIS K 7126に記載の
方法により可能である。なお本発明では、包材の厚みの
パラメーター(mm)が付与されている。酸素透過度が1
0cm3・0.1mm/m2・24hrs・atmを越える場合には、酸素
に対する包材のバリヤー性が十分でないため感度変動が
大きくなる。
【0035】更に本発明の好ましい態様としては、表面
比抵抗が温度23℃、相対湿度23%の条件下で2×10
9Ω/cm2以下である包材を用いることである。
【0036】表面比抵抗の測定は、包材を温度23℃、
相対湿度23%の条件下で2時間調湿した後、(株)川
口電気製作所製「TERAOHMMETER R-503」を用いて行うこ
とができる。表面比抵抗が2×109Ω/cm2を越える場合
には、画像欠陥が生じやすくなる。
【0037】本発明に用いられる包材は、上記の特性の
いずれかを有していればよく、かかる包材が単独素材で
はなく異なる素材からなり、且つ少なくとも2層以上の
層構成を有する複合フィルムであることが好ましい。
【0038】本発明に用いられる包材のガスバリヤー性
を有する材料としては、酸素に関しては塩化ビニリデ
ン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体、ポリアクリロニトリル、ナイ
ロン−6、ポリメタキシレンアジバミド等の樹脂、及び
酸化ケイ素やアルミの蒸着層等の無機物が挙げられる。
また湿気に関しては、塩化ビニリデン、ポリエチレン、
ポリアクリロニトリル、ナイロン−6、ポリプロプロピ
レン等の樹脂、及び酸化ケイ素やアルミの蒸着層等の無
機物が挙げられ、これらを必要ならば、主層を支持体と
し、この上に1層以上積層した複合フィルムの形態で用
いてもよい。
【0039】本発明のレーザー熱転写記録方法は、イン
ク層の転写は溶融型転写、アブレーショントランスファ
ーによる転写、昇華型転写のいずれでもよく、レーザー
ビームを熱に変換しその熱エネルギーを利用してインク
を受像シートに転写し、受像シート上に画像を形成する
方法である。
【0040】中でも溶融・アブレーション型は印刷に類
似した色相の画像を作成するという点で好ましい。
【0041】更に詳述すると、本発明のレーザー熱転写
記録方法は、ロール巻きされた受像シートおよびインク
シートを繰出部から順次繰り出し、繰り出された受像シ
ートおよびインクシートを順に露光ドラムに巻設して減
圧密着により保持し、インクシートの裏面から画像デー
ターに応じてレーザービームを照射し、インクシートに
てレーザービームを吸収し熱に変換し、変換した熱によ
りインクシートより受像シートに画像を転写形成する方
法である。
【0042】(インクシート)本発明に用いられるイン
クシートは、光熱変換機能およびインク(色材)転写機
能を有するフィルムであり、支持体上に少なくとも光熱
変換機能を有する光熱変換層及びインク層(光熱変換層
とインク層は同一の層でもよい)を有してなり、必要に
応じてこれらの層と支持体との間に蒸着層、クッション
層、剥離層等を有することができる。
【0043】支持体としては、剛性を有し、寸法安定性
が良く、画像形成の際の熱に耐えるものならば何でもよ
く、具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレート、ポリカーボネート、ナイロン、塩化
ビニル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポ
リプロピレン等のプラスチックフィルムを使用すること
ができる。
【0044】本発明では、レーザー光をインクシートの
裏面側から照射して画像を形成するので、支持体は透明
であることが望ましい。また支持体は、搬送に適した剛
性と柔軟性を有することが好ましい。
【0045】支持体の好ましい膜厚は70〜125μm
であり、かかる膜厚に調整することにより、本発明の効
果をより効果的に発揮する。
【0046】レーザー溶融熱転写法において、インク層
は、加熱時に溶融又は軟化して着色剤とバインダー等を
含有する層毎転写可能である層であり、完全な溶融状態
で転写しなくてもよい。
【0047】上記着色剤としては、例えば無機顔料(二
酸化チタン、カーボンブラック、グラファイト、酸化亜
鉛、プルシアンブルー、硫化カドミウム、酸化鉄ならび
に鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウムのクロム酸塩等)
及び有機顔料(アゾ系、チオインジゴ系、アントラキノ
ン系、アントアンスロン系、トリフェンジオキサジン系
の顔料、バット染料顔料、フタロシアニン顔料及びその
誘導体、キナクリドン顔料等)などの顔料ならびに染料
(酸性染料、直接染料、分散染料、油溶性染料、含金属
油溶性染料又は昇華性色素等)を挙げることができる。
【0048】例えばカラープルーフ材料とする場合、イ
エロー、マゼンタ、シアンがそれぞれ、C.I.210
95又はC.I.21090,C.I.15850:
1,C.I.74160の顔料が好ましく用いられる。
【0049】インク層における着色剤の含有率は、所望
の塗布膜厚で所望の濃度が得られるように調整すればよ
く、特に限定されないが、通常5〜70重量%の範囲内
にあり、好ましくは10〜60重量%である。
【0050】インク層のバインダーとしては、熱溶融性
物質、熱軟化性物質、熱可塑性樹脂等を挙げることがで
きる。
【0051】熱溶融性物質は、通常、柳本MJP−2型
を用いて測定した融点が40〜150℃の範囲内にある
固体又は半固体の物質である。具体的には、カルナウバ
蝋、木蝋、オウリキュリー蝋、エスパル蝋等の植物蝋;
蜜蝋、昆虫蝋、セラック蝋、鯨蝋等の動物蝋;パラフィ
ンワックス、マイクロクリスタルワックス、ポリエチレ
ンワックス、エステルワックス、酸ワックス等の石油
蝋;並びにモンタン蝋、オゾケライト、セレシン等の鉱
物蝋等のワックス類を挙げることができ、更にこれらの
ワックス類などの他に、パルミチン酸、ステアリン酸、
マルガリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸;パルミチルア
ルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、マルガニルアルコール、ミリシルアルコール、エイ
コサノール等の高級アルコール;パルミチン酸セチル、
パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチル、ステアリ
ン酸ミリシル等の高級脂肪酸エステル;アセトアミド、
プロピオン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン
酸アミド、アミドワックス等のアミド類;並びにステア
リルアミン、ベヘニルアミン、パルミチルアミン等の高
級アミン類などが挙げられる。
【0052】又、熱可塑性樹脂としては、スチレンアク
リル共重合体、エチレン系共重合体、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、
セルロース系樹脂、ロジン系樹脂、ポリビニルアルコー
ル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、アイオノマー
樹脂、石油系樹脂、および特開平6−312583号に
記載のインク層バインダー用樹脂等が挙げられ、特に、
融点又は軟化点が70〜150℃の樹脂が好ましく用い
られる。
【0053】また本発明では上記の熱可塑性樹脂以外に
天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、
クロロプレンゴム、ジエン系コポリマー等のエラストマ
ー類;エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジンフ
ェノール樹脂、水添ロジン等のロジン誘導体;並びにフ
ェノール樹脂、テルペン樹脂、シクロペンタジエン樹
脂、芳香族系炭化水素樹脂等の高分子化合物などを用い
ることもできる。
【0054】上記熱溶融性物質及び熱可塑性物質を適宜
に選択することにより、所望の熱軟化点あるいは熱溶融
点を有する熱転写性を有するインク層を形成することが
できる。
【0055】本発明においては、熱分解性の高いバイン
ダーを使用することにより、アブレーション転写により
画像形成も可能である。かかるバインダーとしては、平
衡条件下で測定されたときに望ましくは200℃以下の
温度で急速な酸触媒的部分分解を起こすポリマー物質が
挙げられ、具体的にはニトロセルロース類、ポリカーボ
ネート類およびJ.M.J.フレチェット(Freche
t)、F.ボーチャード(Bouchard)、J.M.ホーリ
ハン(Houlihan)、B.クリクズク(Kryczke)および
E.エイクラー(Eichler)、J.イメージング・サイ
エンス(Imaging Science)、30(2)、pp.59-64(1986)
に報告されているタイプのポリマー類、およびポリウレ
タン類、ポリエステル類、ポリオルトエステル類、およ
びポリアセタール類、並びにこれらの共重合体が含まれ
る。また、これらのポリマーは、その分解メカニズムと
共に、上述のホーリー等の出願により詳細に示されてい
る。
【0056】顔料の粒径を揃えることで高濃度が得られ
ることは特開昭62−158092号に開示されている
が、顔料の分散性を確保し、良好な色再現を得るため
に、各種分散剤を使用することが有効である。
【0057】その他の添加剤としては、インク層の可塑
化により感度アップを図る可塑剤の添加、インク層の塗
布性を向上させる界面活性剤の添加、インク層のブロッ
キングを防止するサブミクロンからミクロンオーダーの
粒子(マット材)の添加が可能である。
【0058】本発明において、インク層の膜厚は0.1
〜0.7μmである。かかる範囲に調整することによ
り、本発明の効果を良好に発揮する。
【0059】インク層中に光熱変換物質を添加できる場
合は、特に光熱変換層を必要としないが、光熱変換物質
が実質的に透明でない場合、転写画像の色再現性を考慮
してインク層と別に光熱変換層を設けることが望まし
い。光熱変換層はインク層に隣接して設けることができ
る。
【0060】光熱変換物質を使用する場合、光源によっ
ても異なるが、光を吸収し効率良く熱に変換する物質が
よく、例えば半導体レーザーを光源として使用する場
合、近赤外に吸収帯を有する物質が好ましく、近赤外光
吸収剤としては、例えばカーボンブラックやシアニン
系、ポリメチン系、アズレニウム系、スクワリリウム
系、チオピリリウム系、ナフトキノン系、アントラキノ
ン系色素等の有機化合物、フタロシアニン系、アゾ系、
チオアミド系の有機金属錯体などが好適に用いられ、具
体的には特開昭63−139191号、同64−335
47号、特開平1−160683号、同1−28075
0号、同1−293342号、同2−2074号、同3
−26593号、同3−30991号、同3−3489
1号、同3−36093号、同3−36094号、同3
−36095号、同3−42281号、同3−9758
9号、同3−103476号等に記載の化合物が挙げら
れる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
【0061】光熱変換層におけるバインダーとしては、
Tgが高く熱伝導率の高い樹脂、例えばポリメタクリル
酸メチル、ポリカーボネート、ポリスチレン、エチルセ
ルロース、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール、
ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテ
ルイミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、アラ
ミド等の一般的な耐熱性樹脂や、ポリチオフェン類、ポ
リアニリン類、ポリアセチレン類、ポリフェニレン類、
ポリフェニレン・スルフィド類、ポリピロール類、およ
び、これらの誘導体または、これらの混合物からなるポ
リマー化合物を使用することができる。
【0062】又、光熱変換層におけるバインダーとして
は、水溶性ポリマーも用いることができる。水溶性ポリ
マーはインク層との剥離性も良く、又、レーザー照射時
の耐熱性が良く、過度な加熱に対しても所謂飛散が少な
い点で好ましい。水溶性ポリマーを用いる場合には、光
熱変換物質を水溶性に変性(スルホ基の導入等により)
したり、水系分散することが望ましい。又、光熱変換層
へ各種の離型剤を含有させることで、光熱変換層とイン
ク層との剥離性を上げ、感度を向上することもできる。
離型剤としては、シリコーン系の離型剤(ポリオキシア
ルキレン変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコ
ーンオイルなど)、弗素系の界面活性剤(パーフルオロ
燐酸エステル系界面活性剤)、その他、各種界面活性剤
等が有効である。
【0063】光熱変換層の膜厚は0.1〜3μmが好ま
しく、より好ましくは0.2〜1.0μmである。光熱
変換層における光熱転換物質の含有量は、通常、画像記
録に用いる光源の波長での吸光度が0.3〜3.0、更
に好ましくは0.7〜2.5になるように決めることが
できる。光熱変換層としてカーボンブラックを用いた場
合、光熱変換層の膜厚が1μmを超えると、インク層の
過熱による焦付きが起こらない代わりに感度が低下する
傾向にあるが、露光するレーザーのパワーや光熱変換層
の吸光度により変化するため適宜選択すればよい。
【0064】光熱変換層としては、この他にも蒸着層を
使用することも可能であり、カーボンブラック、特開昭
52−20842号に記載の金、銀、アルミニウム、ク
ロム、ニッケル、アンチモン、テルル、ビスマス、セレ
ン等のメタルブラックの蒸着層の他、周期律表のIb、
IIb、IIIa、IVb、Va、Vb、VIa、VI
b、VIIbおよびVIII族の金属元素、並びにこれ
らの合金、またはこれらの元素とIa、IIa及びII
Ib族の元素との合金、あるいはこれらの混合物の蒸着
層が挙げられ、特に望ましい金属にはAl、Bi、S
n、InまたはZnおよびこれらの合金、またはこれら
の金属と周期律表のIa、IIaおよびIIIb族の元
素との合金、またはこれらの混合物が含まれる。適当な
金属酸化物または硫化物には、Al、Bi、Sn、I
n、Zn、Ti、Cr、Mo、W、Co、Ir、Ni、
Pb、Pt、Cu、Ag、Au、ZrまたはTeの化合
物、またはこれらの混合物がある。また更に、金属フタ
ロシアニン類、金属ジチオレン類、アントラキノン類の
蒸着層も挙げられる。
【0065】蒸着層の膜厚は、500オングストローム
以内が好ましい。
【0066】なお、光熱変換物質はインク層の色材その
ものでもよく、又、上記のものに限定されず、様々な物
質が使用できる。光熱変換層が支持体下層との接着性に
劣る場合は、光照射時あるいは熱転写後に、受像シート
からインクシートを剥離する際、膜剥がれを起こし、色
濁りを起こすことがあるので、支持体下層との間に接着
層を設けることも可能である。
【0067】接着層としては、一般的にポリエステル、
ウレタン、ゼラチンなどの従来公知の接着剤が使用でき
る。又、同様な効果を得るために、接着層を設ける代わ
りにクッション層に粘着付与剤、接着剤を添加すること
もできる。
【0068】クッション層はインクシートと受像シート
との密着を増す目的で設けられる。このクッション層は
熱軟化性又は弾性を有する層であり、加熱により十分に
軟化変形しうるもの、又は低弾性率を有する材料あるい
はゴム弾性を有する材料を使用すればよい。
【0069】クッション層はクッション性を有する層で
あり、ここで言うクッション性を表す指針として、弾性
率や針入度を利用することができる。例えば、25℃に
おける弾性率が1〜250kg/mm2程度の、あるい
は、JIS K2530−1976に規定される針入度
が15〜500程度の層が、色校正用カラープルーフ画
像の形成に対して好適なクッション性を示すことが確認
されているが、要求される程度は目的とする画像の用途
に応じて変わるものである。
【0070】クッション層はTMA軟化点が70℃以下
であることが好ましく、より好ましくは60℃以下であ
る。
【0071】クッション層の好ましい特性は必ずしも素
材の種類のみで規定できるものではないが、素材自身の
特性が好ましいものとしては、ポリオレフィン樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタ
ジエン共重合体(SBR)、スチレン−エチレン−ブテ
ン−スチレン共重合体(SEBS)、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体(NBR)、ポリイソプレン樹脂
(IR)、スチレン−イソプレン共重合体(SIS)、
アクリル酸エステル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ブチルゴム、ポリノルボ
ルネン等が挙げられる。
【0072】これらの中でも、比較的低分子量のものが
本発明の要件を満たし易いが、素材との関連で必ずしも
限定できない。
【0073】又、上記以外の素材でも、各種添加剤を加
えることによりクッション層に好ましい特性が付与でき
る。このような添加剤としては、ワックス等の低融点物
質、可塑剤などが挙げられる。具体的にはフタル酸エス
テル、アジピン酸エステル、グリコールエステル、脂肪
酸エステル、燐酸エステル、塩素化パラフィン等が挙げ
られる。又、例えば「プラスチックおよびゴム用添加剤
実用便覧」、化学工業社(昭和45年発行)などに記載
の各種添加剤を添加することができる。
【0074】これら添加剤の添加量等は、ベースとなる
クッション層素材との組合せで好ましい物性を発現させ
るのに必要な量を選択すればよく、特に限定されないが
一般的に、クッション層素材量の10重量%以下、更に
5重量%以下が好ましい。
【0075】クッション層は或る程度の厚さを持たせる
ために塗布(ブレードコーター、ロールコーター、バー
コーター、カーテンコーター、グラビアコーター等)あ
るいはラミネート(例えばホットメルトによる押出しラ
ミネーション法等)、フィルムの貼合せなどにより行
い、更に表面平滑性を出すために、塗布にて仕上げるこ
ともできる。
【0076】又、特殊なクッション層として熱軟化性あ
るいは熱可塑性の樹脂を発泡させたボイド構造の樹脂層
を用いることも可能である。
【0077】表面平滑性が必須な目止めクッション層を
更に形成する場合、これは各種塗布方式によってコーテ
ィングを行うことが望ましい。
【0078】クッション層の膜厚は0.5〜10μmが
好ましく、より好ましくは1〜7μmである。
【0079】(受像シート)本発明のレーザー熱転写記
録方法に使用される受像シートは、基本的に支持体上に
受像層を有するものであればよいが、中でも支持体の一
方の面にバックコート層、他方の面にクッション層、受
像層を順次積層した構成から成る受像シートが好まし
い。
【0080】受像シートに用いられる支持体としては、
寸法安定性が良く画像形成の際の熱に耐えるものならば
何でもよく、具体的には特開昭63−193886号2
頁左下欄12〜18行に記載のフィルム又はシートを使
用することができる。支持体は、搬送に適した剛性と柔
軟性を有することが好ましい。
【0081】支持体の膜厚は75〜150μmが好まし
く、更に好ましくは75〜125μmである。
【0082】バックコート層に用いられるバインダーと
しては、ゼラチン、ポリビニルアルコール、メチルセル
ロース、ニトロセルロース、アセチルセルロース、芳香
族ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ア
ルキド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、弗素樹
脂、ポリイミド樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ウ
レタン変性シリコーン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、テフロン樹脂、ポリ
ビニルブチラール樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリビニル
アセテート、ポリカーボネート、有機硼素化合物、芳香
族エステル類、弗化ポリウレタン、ポリエーテルスルホ
ンなど汎用ポリマーを使用することができる。
【0083】バックコート層のバインダーとして架橋可
能な水溶性バインダーを用い、架橋させることは、マッ
ト材の粉落ち防止やバックコートの耐傷性の向上に効果
がある。又、保存時のブロッキングにも効果が大きい。
【0084】この架橋手段は、用いる架橋剤の特性に応
じて、熱、活性光線、圧力の何れか一つ又は組合せなど
を特に限定なく採ることができる。場合によっては、支
持体への接着性を付与するため、支持体のバックコート
層を設ける側に任意の接着層を設けてもよい。
【0085】バックコート層に好ましく添加されるマッ
ト材としては、有機又は無機の微粒子が使用できる。有
機系マット材としては、ポリメチルメタクリレート(P
MMA)、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、その他のラジカル重合系ポリマーの微粒子、ポリエ
ステル、ポリカーボネートなど縮合ポリマーの微粒子な
どが挙げられる。
【0086】バックコート層は0.5〜5g/m2程度の
付量で設けられることが好ましい。0.5g/m2未満で
は塗布性が不安定で、マット材の粉落ち等の問題が生じ
易い。又、5g/m2を大きく超えて塗布されると好適な
マット材の粒径が非常に大きくなり、保存時にバックコ
ートによる受像層面のエンボス化が生じ、特に薄膜のイ
ンク層を転写する熱転写では記録画像の抜けやムラが生
じ易くなる。
【0087】マット材は、その数平均粒径が、バックコ
ート層のバインダーのみの膜厚よりも2.5〜20μm
大きいものが好ましい。マット材の中でも、8μm以上
の粒径の粒子が5mg/m2以上が必要で、好ましくは6
〜600mg/m2である。これによって特に異物故障が
改善される。又、粒径分布の標準偏差を数平均粒径で割
った値σ/rn(=粒径分布の変動係数)が0.3以下
となるような、粒径分布の狭いものを用いることで、異
常に大きい粒径を有する粒子により発生する欠陥を改善
できる上、より少ない添加量で所望の性能が得られる。
この変動係数は0.15以下であることが更に好まし
い。
【0088】バックコート層には、搬送ロールとの摩擦
帯電による異物の付着を防止するため、帯電防止剤を添
加することが好ましい。帯電防止剤としては、カチオン
系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面
活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子の他、「11
290の化学商品」化学工業日報社、875〜876頁
等に記載の化合物などが広く用いられる。
【0089】バックコート層に併用できる帯電防止剤と
しては、上記の物質の中でも、カーボンブラック、酸化
亜鉛、酸化チタン、酸化錫などの金属酸化物、有機半導
体などの導電性微粒子が好ましく用いられる。特に、導
電性微粒子を用いることは、帯電防止剤のバックコート
層からの解離がなく、環境によらず安定した帯電防止効
果が得られるために好ましい。
【0090】又、バックコート層には、塗布性や離型性
を付与するために、各種活性剤、シリコンオイル、弗素
系樹脂等の離型剤などを添加することも可能である。
【0091】バックコート層は、クッション層及び受像
層のTMA(Thermomechanical Analysis)により測定
した軟化点が70℃以下である場合に特に好ましい。
【0092】TMA軟化点は、測定対象物を一定の昇温
速度で、一定の荷重を掛けながら昇温し、対象物の位相
を観測することにより求める。本発明においては、測定
対象物の位相が変化し始める温度を以てTMA軟化点と
定義する。TMAによる軟化点の測定は、理学電気社製
Thermoflexなどの装置を用いて行うことがで
きる。
【0093】受像シートに設けられるクッション層は、
インクシートで用いたものと同様のものを用いることが
できる。但し、膜厚としては10〜50μmとインクシ
ートと比較して厚い方が好ましい。
【0094】次に受像シートを構成する受像層について
説明する。受像層は、バインダーと必要に応じて添加さ
れる各種添加剤から成る。
【0095】受像層は、TMA測定による軟化点が70
℃以下が好ましく、より好ましくは60℃以下である。
【0096】受像層バインダーの具体例としては、ポリ
酢酸ビニルエマルジョン系接着剤、クロロプレン系接着
剤、エポキシ樹脂系接着剤等の接着剤、天然ゴム、クロ
ロプレンゴム系、ブチルゴム系、ポリアクリル酸エステ
ル系、ニトリルゴム系、ポリサルファイド系、シリコン
ゴム系、石油系樹脂などの粘着材、再生ゴム、塩化ビニ
ル系樹脂、SBR、ポリブタジエン樹脂、ポリイソプレ
ン、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルエーテル、
アイオノマー樹脂、SIS、SEBS、アクリル樹脂、
エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−アクリル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル樹脂(EVA)、塩ビグ
ラフトEVA樹脂、EVAグラフト塩ビ樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレ
フィン樹脂、各種変性オレフィン、ポリビニルブチラー
ル等が挙げられる。
【0097】受像層のバインダー膜厚は0.8〜2.5
μmが好ましい。
【0098】受像層はマット材を含有することが好まし
い。マット材は、数平均粒径が、受像層のマット材の存
在しない部分の平均膜厚より1.5〜5.5μm大きい
ことが好ましく、添加量は0.02〜0.2g/m2が好
ましい。この程度のマット材を添加することは、薄膜の
インク層を用いる熱転写において適度の密着性を保持す
るのに好ましく、特にレーザー熱転写記録において好ま
しい。
【0099】より好ましいマット材は、数平均粒径が受
像層のマット材の存在しない部分の平均膜厚より1.5
〜5.5μm大きいもので、かつ、この範囲の粒径の粒
子が70個数%以上含まれることがより好ましい。
【0100】受像シートには、受像層とクッション層と
の間に剥離層を設けることもできる。剥離層は、受像シ
ートから画像を形成した受像層を最終支持体に再転写す
る場合に特に有効である。
【0101】剥離層のバインダーとしては、具体的にポ
リオレフィン、ポリエステル、ポリビニルアセタール、
ポリビニルホルマール、ポリパラバン酸、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリカーボネート、エチルセルロース、ニ
トロセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、ポリ塩化ビニル、ウレタン樹脂、フッ素
系樹脂、ポリスチレン,アクリロニトリルスチレン等の
スチレン類及びこれら樹脂を架橋したもの、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、
ポリエーテルスルホン、アラミド等のTgが65℃以上
の熱硬化性樹脂及びそれら樹脂の硬化物が挙げられる。
硬化剤としてはイソシアナート、メラミン等の一般的硬
化剤を使用することができる。
【0102】上記物性に合わせて剥離層のバインダーを
選ぶとポリカーボネート、アセタール、エチルセルロー
スが保存性の点で好ましく、更に受像層にアクリル系樹
脂を用いるとレーザー熱転写後の画像を再転写する際に
剥離性良好となり特に好ましい。
【0103】又、別に、冷却時に受像層との接着性が極
めて低くなる層を剥離層として利用することができる。
具体的には、ワックス類、バインダー等の熱溶融性化合
物や熱可塑性樹脂を主成分とする層とすることができ
る。
【0104】熱溶融性化合物としては、特開昭63−1
93886号に記載の物質等がある。特にマイクロクリ
スタリンワックス、パラフィンワックス、カルナバワッ
クスなどが好ましく用いられる。熱可塑性樹脂として
は、エチレン−酢酸ビニル系樹脂等のエチレン系共重合
体、セルロース系樹脂等が好ましく用いられる。
【0105】このような剥離層には添加剤として、高級
脂肪酸、高級アルコール、高級脂肪酸エステル、アミド
類、高級アミン等を必要に応じて加えることができる。
【0106】剥離層の別の構成は、加熱時に溶融又は軟
化することによって、それ自体が凝集破壊することで剥
離性を持つ層である。このような剥離層には過冷却物質
を含有させることが好ましい。
【0107】過冷却物質としては、ポリ−ε−カプロラ
クトン、ポリオキシエチレン、ベンゾトリアゾール、ト
リベンジルアミン、バニリン等が挙げられる。
【0108】更に、別の構成の剥離性層では、受像層と
の接着性を低下させるような化合物を含ませる。このよ
うな化合物としては、シリコーンオイルなどのシリコン
系樹脂;テフロン、弗素含有アクリル樹脂等の弗素系樹
脂;ポリシロキサン樹脂;ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアセタール、ポリビニルホルマール等のアセター
ル系樹脂;ポリエチレンワックス、アミドワックス等の
固形ワックス類;弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤
等を挙げることができる。
【0109】剥離層の形成方法としては、前記素材を溶
媒に溶解又はラテックス状に分散したものをブレードコ
ーター、ロールコーター、バーコーター、カーテンコー
ター、グラビアコーター、等の塗布法、ホットメルトに
よる押出しラミネーション法などが適用でき、クッショ
ン層上に塗布し形成することができる。又は、仮ベース
上に前記素材を溶媒に溶解又はラテックス状に分散した
ものを、上記の方法で塗布したものとクッション層とを
貼り合わせた後に仮ベースを剥離して形成する方法があ
る。
【0110】剥離層の膜厚は0.3〜3.0μmが好ま
しい。膜厚が大きすぎるとクッション層の性能が現れ難
くなるため、剥離層の種類により調整することが必要で
ある。
【0111】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳説する
が、かかる実施例によって本発明が限定されるものでは
ない。なお以下の実施例において、「部」とあるのは特
に断りがない限り「重量部」を意味している。
【0112】<インクシート1の作成>厚さ100μmのダ
イヤホイルヘキスト社製PET(ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、T100,#100)を支持体として、その上に
下記組成の塗布液をリバースロールコーターによって塗
布、乾燥して、乾燥後厚み7μmの中間層(クッション
層)を形成した。
【0113】 (中間層塗布液) SEBS(クレイトンG1657、シェル化学社製) 14部 タッキファイヤー(スーパーエステルA100、荒川化学社製) 6部 メチルエチルケトン 10部 トルエン 80部
【0114】次いで、中間層上に、下記処方の光熱変換
層塗布液をワイヤーバーコーティングにより塗布、乾燥
して、波長810nmの透過吸収率が0.8の光熱変換層を形
成した。調液手順はPVAの水溶液に所定量の水とイソ
プロピルアルコールを添加した後、カーボンブラック分
散物を徐々添加して粒径の増大を抑えた。
【0115】 (光熱変換層塗布液) PVA(ゴーセノールEG-30、日本合成化学社製)の10重量%水溶液 63部 カーボンブラック分散物(SD-9020、大日本インキ社製) 9部 水 10部 イソプロプルアルコール 18部
【0116】次いで、光熱変換層上に、下記処方のイン
ク層塗布液を乾燥膜厚が0.5〜0.55μmとなるよ
うに塗布し、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
インク層を形成した。本実施例ではマゼンタインクシー
トを使用した。
【0117】 (インク層塗布液)イエローインク層 イエロー顔料分散物 50部 (MHIエロー#608、御国色素社製:メチルエチルケトン分散物:固形分34% 、顔料30%) スチレン/アクリル樹脂(ハイマーSBM73F、三洋化成社製)の40重量%MEK溶 液 20.5部 EVA(EV-40Y、三井デュポンポリケミカル社製)の10重量%MEK溶液 6.6部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS-382、旭硝子社製) 0.3部 メチルエチルケトン 5.6部 シクロヘキサノン 17部
【0118】マゼンタインク層 マゼンタ顔料分散物 45部 (MHIマゼンタ#527、御国色素社製:メチルエチルケトン分散物:固形分23 %、顔料20%) スチレン/アクリル樹脂(ハイマーSBM73F、三洋化成社製)の40重量%MEK溶 液 24.1部 EVA(EV-40Y、三井デュポンポリケミカル社製)の10重量%MEK溶液 8.8部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS-382、旭硝子社製) 0.4部 メチルエチルケトン 10.2部 シクロヘキサノン 12.8部
【0119】シアンインク層 シアン顔料分散物 14.5部 (MHIブルー#454、御国色素社製:メチルエチルケトン分散物:固形分35% 、顔料30%) スチレン/アクリル樹脂(ハイマーSBM73F、三洋化成社製)の40重量%MEK溶 液 34.7部 EVA(EV-40Y、三井デュポンポリケミカル社製)の10重量%MEK溶液 8.8部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS-382、旭硝子社製) 0.4部 メチルエチルケトン 20.0部 シクロヘキサノン 21.6部
【0120】ブラックインク層 ブラック顔料分散物 17部 (MHIブラック#220、御国色素社製:メチルエチルケトン分散物:固形分38 %、顔料33%) スチレン/アクリル樹脂(ハイマーSBM73F、三洋化成社製)の40重量%MEK溶 液 29.1部 EVA(EV-40Y、三井デュポンポリケミカル社製)の10重量%MEK溶液 8.8部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS-382、旭硝子社製) 0.3部 メチルエチルケトン 24.5部 シクロヘキサノン 15.3部
【0121】次いで上記インクシートの裏面に下記処方
のバックコート層を塗布形成し、インクシート1を得
た。
【0122】 (バックコート層塗工液) PVA(ゴーセノールEG-30、日本合成化学社製)の10重量%水溶液 8.1部 メラミン樹脂(スミレーズレジン613:住友化学社製) 0.8部 アミン塩(スミレーズレジンACX-P:住友化学社製) 0.1部 フッ素樹脂(スミレーズレジンFP-150:住友化学社製) 0.5部 マット材の10重量%分散物 0.5部 (サイリシア470*:富士シリシア科学社製)
【0123】(インクシート2の作成)厚さ100μmのダ
イヤホイルヘキスト社製PET(ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、T100,#100)を支持体として、透過率5
0%となるようにアルミ蒸着処理をした。次いで、下記
組成のインク層塗工液をワイヤーバーにより塗布、乾燥
して、膜厚0.3μmのインク層を形成し、インクシー
トを形成し、その裏面にインクシート1と同様にバック
コート層を形成し、インクシート2を得た。
【0124】 (インク層塗工液) ニトロセルロース 0.3部 2,5−ジメチル−3−ヘキシル−2,5−ジオール 0.3部 IR-820B 0.5部 MHIブルー#454(固形分35%) 5部 メチルエチルケトン 3部 シクロヘキサノン 0.9部
【0125】<受像シート1の作成>厚さ100μmのPET
(前出、T-100)に、下記バックコート層塗工液をワイ
ヤーバーコーティングにて塗工・乾燥して、乾燥膜厚
0.6μmとなるように塗布し、その裏面にアクリル系
ラテックス(カネボウNSC社製、ヨドゾールAD92K)を乾
燥後膜厚約35μmの厚みになるようにアプリケーターに
て塗工しクッション層を形成した。
【0126】次いで、クッション層の上に以下の組成の
剥離層塗工液をワイヤーバーコーティングにて塗工、乾
燥して、乾燥後膜厚が1.3μmの剥離層を形成した。
【0127】 (バックコート層塗工液) PVA(ゴーセノールEG-30、日本合成化学社製)の10重量%水溶液 9.4部 マット材(平均粒径5.6μmのPMMA粒子) 0.6部 水 90部
【0128】 (剥離層塗工液) エチルセルロース(ダウ・ケミカル社製、エトセル10) 10部 イソプロピルアルコール 90部
【0129】次いで剥離層の上に、下記処方の受像層を
マット材の存在しない部分の乾燥膜厚が1.2μmとな
るように塗布し、受像シート1を得た。
【0130】 (受像層塗工液) アクリル樹脂ラテックス(カネボウNSC社製、ヨドゾールA5805、樹脂分55%) 30.4部 マット材(MX-300、総研化学社製)の25重量%水溶液 1.9部 フッ素系樹脂(FP-150: 前出) 5.7部 水 60部 イソプロピルアルコール 2部
【0131】実施例1〜6,比較例1,2 表1に示すようなインクシート1、2と受像シート1の
組み合わせで、レーザー熱転写画像形成試験を行った。
【0132】インクシート1、2と受像シート1はロー
ル巻きされた状態で、包材に収納した。
【0133】使用した包材の材質、透湿度、酸素透過
度、表面比抵抗、包材膜厚は表1に示した通りである。
【0134】またインクシートは3インチのコアにロー
ル巻きし、インク層面を外向きにした場合と内向きにし
た場合について試験し、それぞれ表1に示した。
【0135】感度変動率については、以下のように評価
した。
【0136】感度は50μm幅のライン(露光部)とス
ペース(未露光部)を出力し、50μm:50μmが再現
する最小の露光エネルギーS(mJ/cm2)とした。感度変
動は温度23℃において、湿度20%、湿度50%、湿
度80%にインクシートと受像シートを1週間放置後の
感度S20、S50、S80で、下記式で計算した。 |S20− S80|×100(%)/ S50
【0137】評価基準は以下の通りである。 ◎:感度変動率≦10% ○:10%<感度変動率≦20% △:20%<感度変動率≦30% ×:30%<感度変動率
【0138】画像欠陥については、インク層の欠落がな
いかどうかで、目視評価した。その結果を表1に示し
た。
【0139】
【表1】
【0140】
【発明の効果】本発明によれば、高湿、または低湿環境
下に置いても、インクシートと受像シートからなる画像
形成材料の感度の変動を抑制し、画像欠陥を防止できる
レーザー熱転写記録方法及びこの方法に用いるインクシ
ートや受像シートの包材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】受像シートとインクシートを重ねて露光ドラム
に巻き付けた状態を示す図
【図2】露光ドラムの基本的構成を示す概略断面図
【図3】受像シートとインクシートを露光部に繰り出
し、カットしている状態を示す全体構成図
【符号の説明】 1:圧力ロール 2:吸引孔 3:インクシート 3−1:イエローシート 3−2:マゼンタシート 3−3:シアンシート 3−4:ブラックシート 4:受像シート 5:繰出部 6:繰出部 7:露光ドラム 8:レーザー光による光学的書き込み手段 9:筺体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク層面が外側に巻回され包材に収納さ
    れたロール状のインクシートと受像層面が外側に巻回さ
    れ包材に収納されたロール状の受像シートの各々を該包
    材から取り出して露光記録装置に繰り出し、インク層を
    有する面と受像層を有する面を対面するようにインクシ
    ートと受像シートを重ね合わせて前記露光記録装置の露
    光ドラムに保持し、画像情報に応じたレーザー光を照射
    してインクシートにてレーザー光を吸収し熱に変換し、
    変換した熱により受像シートに画像を転写形成するレー
    ザー熱転写記録方法において、該包材の透湿度が温度2
    5℃、相対湿度90%の条件下で200kg・cm/m2・24hrs
    以下であり、且つ該包材の膜厚が50〜200μmであること
    を特徴とするレーザー熱転写記録方法。
  2. 【請求項2】包材の酸素透過度が温度23℃の条件下で
    10cm3・0.1mm/m2・24hrs・atm以下であることを特徴
    とする請求項1記載のレーザー熱転写記録方法。
  3. 【請求項3】包材の表面比抵抗が温度23℃、相対湿度
    23%の条件下で2×109Ω/cm2以下であることを特徴
    とする請求項1又は2記載のレーザー熱転写記録方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の包材が単
    独素材ではなく、異なる素材からなり、且つ少なくとも
    2層以上の層構成を有する複合フィルムであることを特
    徴とするレーザー熱転写記録方法。
  5. 【請求項5】インク層を有する面と受像層を有する面を
    対面するようにインクシートと受像シートを重ね合わせ
    て前記露光記録装置の露光ドラムに保持し、画像情報に
    応じたレーザー光を照射してインクシートにてレーザー
    光を吸収し熱に変換し、変換した熱により受像シートに
    画像を転写形成するレーザー熱転写記録方法に用いられ
    るロール状のインクシートとロール状の受像シートを収
    納する包材において、該包材内においてロール状のイン
    クシートはインク層面が外側に巻回され且つロール状の
    受像シートは受像層面が外側に巻回されており、該包材
    の透湿度が温度25℃、相対湿度90%の条件下で200k
    g・cm/m2・24hrs以下であり、且つ該包材の膜厚が50〜
    200μmであることを特徴とする包材。
  6. 【請求項6】包材の酸素透過度が温度23℃の条件下で
    10cm3・0.1mm/m2・24hrs・atm以下であることを特徴
    とする請求項5記載の包材。
  7. 【請求項7】包材の表面比抵抗が温度23℃、相対湿度
    23%の条件下で2×109Ω/cm2以下であることを特徴
    とする請求項5又は6記載の包材。
  8. 【請求項8】請求項5〜7のいずれかに記載の包材が単
    独素材ではなく、異なる素材からなり、且つ少なくとも
    2層以上の層構成を有する複合フィルムであることを特
    徴とする包材。
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