JP3039484B2 - ポリマー電池 - Google Patents
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Description
る。
ては、Ni−Cd電池、酸化銀電池、水銀電池、リチウ
ム電池等が用いられている。しかし、これらの電池の材
料は、有害重金属であったり、希有金属であったりして
公害あるいは資源の観点から問題があり、さらにエネル
ギー密度においても満足できるものではなかった。そこ
で、これらの問題を解決するために、特開昭55−16
1374号公報には、陰極活物質にアルカリ土類金属を
用い、陽極活物質にベンゾキノンを用いた電池が提案さ
れている。
て、特開昭59−166529号公報には、ポリピロー
ル又はポリピロール共重合体を用いたポリマー電池が開
示されている。この電池は、充放電の200サイクル以
上にわたって良好な可逆性を示し、電池の性能は低下せ
ず、開放回路電圧も4ヶ月間に渡ってほとんど劣化しな
かったと記載されている。
は、スルホン酸基を有する有機ドーパントが固定された
ポリアニリンポリマーからなる水溶液系バッテリー用の
電極が開示されている。この電池の充電−放電反応に
は、固定化されたアニオン性有機ドーパントの対イオン
であるプロトンの移動のみが関与し、アニオン性有機ド
ーパントは移動しないことが記載されている。そのた
め、アニオン性有機ドーパントの移動に伴うポリマーフ
ィルムの機械的ストレスが発生せず、その結果、より可
逆的電極キネティクス、より良い化学的安定性およびよ
り大きいエネルギー密度がもたらされるとある。
来技術では、ポリアニリンポリマーにアニオン性ドーパ
ントを固定しなければならないため、製造工程が増加
し、コスト高となる。また、他の従来の電極と同様に、
特に急速充放電およびサイクル特性に未だ改善の余地が
あった。
であり、かつサイクル特性に優れたポリマー電池を提供
することである。
的を達成するために種々の検討を重ねた結果、本発明を
完成した。
酸化還元反応に伴う電子授受を電気エネルギーとして取
り出す電極と、電解液または固体電解質もしくはゲル電
解質を有するポリマー電池において、前記電極を構成す
る正極および負極の活物質が、前記酸化還元反応に伴う
電子授受にプロトンの結合・脱離が関与し得る、窒素原
子を含むπ共役高分子または/及びキノン系化合物であ
り、前記電解液または固体電解質もしくはゲル電解質が
プロトンを含み、正極および負極の活物質の酸化還元反
応に伴う電子授受が、前記窒素原子に結合または配位し
ているプロトンあるいは生成したヒドロキシル基のプロ
トンの結合・脱離にのみ関与して行われるように、前記
電解液または固体電解質もしくはゲル電解質のプロトン
濃度が設定され動作電圧が制御されていることを特徴と
するポリマー電池に関する。
池を用いた充放電方法であって、正極および負極の活物
質の酸化還元反応に伴う電子授受が、前記窒素原子に結
合または配位しているプロトンあるいは生成したヒドロ
キシル基のプロトンの結合・脱離にのみ関与して行われ
るように充放電条件を制御することを特徴とするポリマ
ー電池の充放電方法に関する。また本発明は、少なくと
も、化合物の酸化還元反応に伴う電子授受を電気エネル
ギーとして取り出す電極と、電解液または固体電解質も
しくはゲル電解質を有するポリマー電池の製造方法にお
いて、前記電極を構成する正極および負極の活物質とし
て、前記酸化還元反応に伴う電子授受にプロトンの結合
・脱離が関与し得る、窒素原子を含むπ共役高分子また
は/及びキノン系化合物を用い、前記電解液または固体
電解質もしくはゲル電解質として、プロトンを含むもの
を用い、正極および負極の活物質の酸化還元反応に伴う
電子授受が、前記窒素原子に結合または配位しているプ
ロトンあるいは生成したヒドロキシル基のプロトンの結
合・脱離にのみ関与して行われるように、前記電解液ま
たは固体電解質もしくはゲル電解質のプロトン濃度を設
定して動作電圧を制御することを特徴とするポリマー電
池の製造方法に関する。
が可能であり、かつサイクル特性に優れる。
て詳細に説明する。
あるいは化合物を電極活物質に用い、そのプロトンの吸
脱着により充放電を行うものである。したがって、正極
活物質および負極活物質は、その酸化還元反応にプロト
ンの吸脱着のみが関与し得る高分子あるいは化合物を用
いる。
合物(活物質)は、窒素原子を含むπ共役系高分子、あ
るいはキノン系化合物である。正極と負極の両方をこれ
らの化合物の一方で構成してもよいし、正極をいずれか
一方、負極を他方の化合物で構成してもよい。あるい
は、一つの電極を両方の化合物で構成してもよい。
にアミノ基を有する高分子が好ましい。例えば下式のよ
うなポリアニリンのような芳香族ポリアミンやその誘導
体が挙げられる。
の好ましいものは、芳香環内に窒素原子を有する高分子
である。例えば下式のような、ポリピロール、ポリピリ
ジン、ポリピリミジン、それらの誘導体等が挙げられ
る。
誘導体としては、化学重合によって作製されたものが好
ましい。この理由は次に通りである。
る。したがって、電極に導電性付加材(導電性補助剤)
を添加する必要があるが、電解重合により作製されるポ
リアニリン等は膜状であるため、導電性付加材を電極内
に均一に分散することができない。これに対し、化学重
合によって作製されるポリアニリン等は粉末状で得るこ
とが容易であるため、導電性付加材を均一に混合・分散
でき、且つその添加量を任意に制御できる。したがっ
て、化学重合によって作製されたポリアニリン等を用い
た場合は、導電性付加材を添加することで、ポリアニリ
ン等が還元状態となるときでも電極の抵抗を抑制でき、
急速な重放電が可能な電池が作製できる。
うな、ベンゾキノンやナフトキノン、アントラキノン、
インダントロン、及びこれらの誘導体が挙げられる。
独立に、水素原子、アルキル基、フェニル基、水酸基、
アルコキシ基、ニトロ基、スルホン酸基、アミノ基、ハ
ロゲン原子、シアノ基等を示す。
発現するためのドーパントは、有機化合物、無機化合物
のどちらでも可能であり、ドーパントの種類は、高分子
にドーピングされ得る限り限定されない。上記活物質に
用いられるヒドロキシル基を有する化合物については、
導電性補助剤としてカーボン等を混合する。
源を含む水溶液や非水溶液、またはプロトン伝導性を有
する固体電解質やゲル電解質を用いることができ、その
種類は特に限定されない。
が、本発明はこれらに限定するものではない。
である。
は、ともにポリビニルスルホン酸をドープしたポリアニ
リン(以下「PAn/PVS」と略す。)であり、厚さはそれ
ぞれ50μmとした。正極活物質2及び負極活物質3はそ
れぞれ、電解液4の1Mポリビニルスルホン酸(PVS
A)水溶液を含浸してある。また、これらの電極活物質
は導電性フィルムからなる集電体1上に成膜してあり、
厚さ25μmのイオン透過性で絶縁性の多孔質セパレー
タ5を介して対向配置してある。ここで、集電体上に活
物質を成膜して得たものを電極とする。
極の作製、(2)電極の前処理、及び(3)電池の組立の3つ
のステップから成る。以下に各ステップについて説明す
る。
ポリマー電池に用いた電極の作製方法について説明す
る。
3は、有機ドーパントであるポリビニルスルホン酸をド
ープしたポリアニリン(PAn/PVS)である。このPAn/PVS
は、化学重合により作製した未ドープのポリアニリン粉
末に6M PVSA水溶液を添加して70℃の温浴中で
6時間放置してドーピングを行い、洗浄・乾燥して得
た。
してのカーボン粉末5wt%及びバインダーとしてのポリ
フッ化ビニリデン(PVDF)15wt%にDMF溶媒を加え
て混合し、スラリーを作製した。
リーン印刷法により成膜し、120℃で30分間乾燥さ
せて2×2cm2の電極を得た。
水溶液を正極活物質2及び負極活物質3に15分間、減
圧含浸させた。
て図2及び図3を用いて説明する。図3は、電極活物質
の電気化学的特性を調べるために用いた測定用セルの模
式図である。図3の測定用セルにおいて、電解液34と
して1M PVSA水溶液、及び参照電極31として銀
/塩化銀電極、作用電極32にPAn/PVS電極を配し、PAn
/PVS電極の電気化学的特性を確認した。
たPAn/PVS電極のサイクリックボルタモグラム(以下
「CV」と略す。)である。
電極の自然電位を測定した。このときの電位は約+0.
35Vであった。次に参照電極31に対し、自然電位か
ら酸化側に+0.5Vまで10mV/secで電位を掃引し、
続けて還元側に+0.05Vまで電位を掃引した後、再
び酸化側に電位を掃引した。この+0.05〜+0.5
Vまでの電位掃引を繰り返したものが図2(a)のCV
である。さらに同様に+0.8Vまで掃引を繰り返した
CVが図2(b)である。図2(b)では、掃引を繰り
返す度に還元電位側のピーク電流値の減少(図中の矢
印)が確認された。したがって、+0.5V以上で起こ
る酸化還元反応は不可逆な反応であり、ポリアニリンの
劣化が起こっていることが確認された。
4V付近の酸化ピークを正極での充電、+0.1V付近
の還元ピークを負極の充電反応として用いた。
0.35V付近にあるため、自然電位から充電を開始す
ると正極に不可逆な反応の起こる電位が印加される可能
性がある。そこで、電池を作製する前に次のような電極
活物質の前処理を行い正極の過酸化を防いだ。すなわち
本実施例では、電極活物質の前処理として、図3の測定
用セルを用いて正極側の電極に+0.5V、負極側の電
極に+0.1Vをそれぞれ5分間印加する処理を行っ
た。
して、先に説明した前処理を行った充電状態の電極を、
図1のセパレータ5を介して正極と負極を対向させ、電
池を完成した。
について、図2及び下記の(化9)式を参照して説明す
る。
を用いたポリマー電池の充放電機構を示す。ポリアニリ
ンは、酸化反応により窒素原子上の電子を引き抜かれ、
窒素原子に結合または配位したプロトンが脱離し電解液
中へ放出され、芳香族型のポリアニリンがキノイド構造
へ変化する。この酸化反応が正極の充電機構である。
ら電子を受け取り、窒素原子に電解液中のプロトンが吸
着し、キノイド構造のポリアニリンが芳香族型へ変化す
ることによって起こる。この還元反応が負極の放電機構
となる。
充放電機構は上記の機構の逆となる。つまり還元反応が
充電、酸化反応が放電となる。
が、キノイド構造をとることでポリアニリンの電子伝導
性が発現する(図2(a)の酸化ピークで、(化9)式
の反応(I)に対応する。)。さらに酸化すると、電解
液中のアニオンがドープされ(図2(b)の酸化電位側
に現れている第2酸化ピークで、(化9)式の反応(I
I)に対応する。)、ポリアニリンは再び絶縁状態へ移
行するが、水溶液中におけるこの反応は前述したように
不可逆である。それ故、第2酸化還元反応を利用すると
良好なサイクル特性が得られない。
極反応に着眼し、可逆性が得られる第1酸化還元反応、
つまり活物質の電子移動を伴うプロトンの結合・脱離に
よる充放電機構のみを利用できるようにした電池であ
る。
ル特性に関する試験結果を、従来技術により製作した後
述の比較例1及び2の電池の結果とともに表1に示す。
なお、試験条件は表1中に記す。また、表1における容
量は、電極活物質あたりの重量(両極を合わせた重量あ
たり)で換算した。容量出現率は、理論容量に対する得
られた容量の割合を示す。
加に伴い大きく減少しており、比較例2の電池は放電可
能な電流が非常に小さかった。これらの結果は急速充放
電ができない電池であることを示している。
加しても容量の減少率は小さかった。さらに、1000サイ
クル後の容量出現率は、比較例1の初期値より大きく、
本実施例の初期値に対する減少率も小さかった。つま
り、本実施例の電池は急速充放電が可能であり、且つサ
イクル特性に優れた電池であることが表1からわかる。
する。
る理由として次の2点が挙げられる。まず1つめは、本
発明の電池の充放電の速度はプロトンの移動が律速とな
るが、このプロトンは従来の電池に用いられるアルカリ
金属イオンやアルカリ土類金属イオンよりも拡散係数が
大きいという点である。2つめは、プロトンのイオンサ
イズが小さいため、ポリマー内部におけるプロトン結合
・脱離によるポリアニリンの体積変化が小さく、且つ、
本発明に係る動作電圧ではアニオン性ドーパントはほと
んど移動しないためポリアニリンの体積変化がほとんど
ない点である。つまり、イオンサイズが大きいとポリマ
ー内部へのイオンの吸脱着の際に、またアニオン性ドー
パントが移動すると電極内外に拡散する際に、ポリマー
にかかる機械的ストレスが大きくなり、反応速度の低下
やポリマーの劣化の原因となるが、本発明はイオンサイ
ズの小さいプロトンが電子移動をともなって結合・脱離
し、アニオン性ドーパントが移動しないためこのような
問題は発生しない。以上の理由から良好な急速充放電が
可能となる。
られる理由は次の2点が挙げられる。まず1つめは、プ
ロトンのイオンサイズが小さいため他のイオンと比べて
プロトンの結合・脱離による電極活物質の体積変化や構
造変化が小さく、且つ、本発明に係る動作電圧ではアニ
オン性ドーパントはほとんど移動しないため電極活物質
の体積変化や構造変化がほとんどなく、また、活物質の
体積変化に伴う活物質層−集電体界面の接触抵抗の増加
等が抑制される点である。また2つめは、ポリアニリン
を用いた場合、水溶液中での第2酸化ピークにはポリア
ニリンの過酸化が起こるため不可逆な反応が含まれる
が、本発明のポリマー電池では過酸化の起こらない第1
酸化ピークを利用するという点である。以上の理由から
良好なサイクル特性が得られるようになる。
リフルオロ酢酸を含むプロピレンカーボネート(PC)
溶液を用い、電極の前処理を後述のように行った以外は
実施例1と同様なポリマー電池を作製した。
の測定用セルで測定したPAn/PVS電極のCVである。非
水溶液中では、ポリアニリンの酸化電位側での酸化還元
反応((化9)式の反応(II)に対応する。)は可逆で
あった。また図4における電位掃引範囲においてはポリ
アニリンの劣化は確認されなかった。したがって、この
+0.8V付近の酸化還元反応は可逆反応であるといえ
る。図4から、還元電位側の酸化還元反応の電位と酸化
電位側の酸化還元反応の電位差が図2(b)の場合より
も大きくなることが確認された。したがって本実施例で
は、実施例1よりも大きな作動電圧を取ることできる。
正極は銀線に対し+0.5V、負極は−0.1Vをそれ
ぞれ印加して電極活物質を充電状態にしてから、実施例
1と同様にして電池を作製した。
の反応とは異なり、酸化電位側での酸化還元反応は可逆
な反応である。しかし、本発明はプロトンの結合・脱離
を利用した電池であり、アニオンのドープ・脱ドープに
よる第2酸化還元ピークは必ずしも利用しないため、本
実施例の動作原理は実施例1と同様である。
ル特性に関する試験結果を表1に示す(試験条件は表1
中に記す)。
出現率が初期値に対して78%と減少率が小さく、本実
施例についても良好なサイクル特性が得られた。比較例
に示す従来の電池と比べても良好なサイクル特性が得ら
れた。
く、エネルギー密度が向上した。その理由は、PC溶液
中では、プロトンの吸脱着による還元電位側の酸化還元
反応と、アニオンドープ・脱ドープによる酸化電位側の
酸化還元反応との電位差が大きくなっており、かつその
反応が可逆であるため、作動電圧を実施例1の0.4V
よりも大きな0.6V程度とできるためである。
ビニルスルホン酸をドープしたポリピリジン(以下「Pp
y/PVS」と略す。)を用い、その前処理を後述のように
した以外は実施例1と同様にしてポリマー電池を作製し
た。但し、ポリピリジンの理論容量はポリアニリンの理
論容量の約4倍であるため、正極と負極の重量バランス
は、単位重量あたりで最大の容量が得られる重量比にな
るように構成した。つまり、正極4に対して負極1とし
た。また、この重量比から理論容量を算出した。
製した。化学重合により作製したポリピリジン粉末に、
6M PVSA水溶液を添加して70℃の温浴中で6時
間放置してドーピングを行い、このPpy/PVSを洗浄・乾
燥してPpy/PVS粉末を得た。このPpy/PVS粉末80wt%、
カーボン粉末5wt%、バインダーとしてポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)15wt%にDMF溶媒を加えて混合し、
スラリーを作製した。このスラリーを集電体上にスクリ
ーン印刷法により成膜し、120℃で30分間乾燥させ
て電極を得た。
定したPpy/PVSの1M PVSA水溶液中でのCVであ
る。Ppy/PVSは負極活物質として利用するため、前処理
として参照電極に対して−0.3Vを印加してから実施
例1と同様にして電池を作製した。
め、動作原理は実施例1と同様である。
電極の充放電について説明する。ポリビニルスルホン酸
をドープしたポリピリジン(Ppy/PVS)を負極活物質と
して用いたときの反応機構は下記のとおりである。
トンの結合・脱離によって充放電が行われる。還元反応
により、ポリピリジンが電子を受け取り、窒素原子に溶
液中のプロトンが結合あるいは配位する。これが充電機
構である。また、酸化反応により窒素原子から電子が引
き抜かれ、プロトンが脱離し溶液中に放出される。これ
が放電機構である。
験結果を表1に示す(試験条件は表1に記す)。本実施
例の電池は、1000サイクル後においても良好なサイクル
特性が得られた。また、本実施例では実施例1よりエネ
ルギー密度が向上している。その理由は、ポリピリジン
の酸化還元電位がポリアニリンの第1酸化還元電位より
も負電位側にあるために、実施例1よりも作動電圧を大
きくできるためである。
代わりに、本実施例では0.5Mのトリフルオロ酢酸を
含むPC溶液を用いた以外は実施例3と同様にして電池
を作製した。電極活物質は、正極を実施例1に、負極を
実施例3に記載した方法でそれぞれ作製した。なお、本
実施例においても、ポリピリジンの理論容量はポリアニ
リンの理論容量の約4倍であるため、正極と負極の重量
バランスは、単位重量あたりで最大の容量が得られる重
量比になるように構成した。つまり、正極4に対して負
極1とした。また、この重量比から理論容量を算出し
た。図5(b)は、参照電極として銀/銀イオン電極を
用いた図3の測定用セルで測定したPpy/PVS電極のCV
である。
酢酸を含むPC溶液中で、図3の測定用セルを用いて参
照電極に対し正極のPAn/PVSに+0.5V、負極のPpy/P
VSに−2.5Vをそれぞれ印加して行った。本実施例の
電池は実施例3と同様にして組立てた。
実施例2、負極のPpy/PVSは実施例3と同様である。
イクル特性に関する試験結果を表1に示す(試験条件は
表1に記す)。本実施例においてはエネルギー密度が著
しく向上している。これは作動電圧を大きくできるため
である。
系の電池を作製した。正極の作製方法は実施例1と同様
に行った。
性高分子ではないため、導電性補助剤としてカーボンを
添加し、さらにバインダーを加えて混合し、次のように
して電気伝導性を有する電極を作製した。アントラキノ
ン粉末50wt%、カーボン粉末40wt%、バインダーとし
てPVDF10wt%の混合比で、それにDMFを加えて
スラリーを作製した。作製したスラリーを集電体上にス
クリーン印刷法により成膜し、120℃で30分間乾燥
させて厚さ50μmの電極を得た。
真空含浸させ、次いで電極の前処理として、図3の測定
用セルを用いて参照電極に対して正極に+0.5V、負
極に0Vを印加し、電極を充電状態としてから、実施例
1と同様に組立てて本実施例の電池を得た。
n/PVS電極の動作原理は実施例1の正極と同様である。
について説明する。(化11)式はアントラキノンの反
応機構を示す。
重結合部位の電子が引き抜かれ、結合が開裂し酸素原子
が負電荷を帯びる。そして溶液中のプロトンが結合して
ヒドロキシル基となる。これがアントラキノンを負極活
物質としたときの放電機構である。また、還元すること
で酸素原子は再び二重結合を形成し、プロトンは溶液中
へ放出される。これがアントラキノンを電極としたとき
の充電機構である。
イクル特性に関する試験結果を表1に示す(試験条件は
表1に記す)。本実施例の電池は、1000サイクル後にお
いても容量出現率は初期値に対して73%であり、その減
少率は小さく、良好なサイクル特性が得られた。
1より向上している。その理由は、実施例1比較して理
論容量が大きいためである。アントラキノンは1分子内
に反応部位を2つ有しており、その酸化還元反応は2電
子反応である。したがって、単位重量あたりの容量が大
きくなり、エネルギー密度が向上する効果が得られる。
代わりに、プロトン伝導性固体電解質ナフィオンに実施
例2で用いた0.5Mのトリフルオロ酢酸を含むPC溶
液を少量添加したゲル電解質を用いた電池である。
化還元反応は実施例1と同様であるが、電極へのプロト
ンの供給と電極からのプロトンの放出が、溶液とではな
くゲル電解質とで行われる。
イクル特性に関する試験結果を表1に示す(試験条件は
表1に記す)。本実施例の電池は、容量出現率が、電解
液を用いる実施例1より若干低い。この結果は、溶液よ
りもゲル電解質のイオン導電率が数桁低いためである。
電池からの液漏れが抑制される。また、液漏れが抑制さ
れるため金属ケース外装の必要性がなく簡易な外装が可
能となるため、フィルム状でフレキシブルな形状の電池
を得ることが可能になる。
を混合し成膜した電極を用いた電池である。
した。このPAn/PVS粉末70wt%、アントラキノン10wt
%、導電性補助剤のカーボン粉末5wt%、バインダーとし
てのポリフッ化ビニリデン(PVDF)15wt%にDMF溶
媒を加えて混合し、スラリーを作製した。このスラリー
を集電体上にスクリーン印刷法により成膜し、120℃
で30分間乾燥させて電極を得た。
PVSA水溶液を用いた。電解液を集電体上の正極活
物質および負極活物質に15分間真空含浸させ、実施例
1と同様の電極の前処理を行って電極を充電状態として
から、セパレータを介して対向配置して電池を完成させ
た。
と電極活物質間のプロトン授受を促進するメディエータ
として機能する。その媒介機能は、ポリアニリンの窒素
原子とアントラキノンの酸素原子との相互作用により、
酸化還元反応速度が促進されるものである。
イクル特性に関する試験結果を表1に示す(試験条件は
表1に記す)。
ネルギー密度が向上することである。これは、1分子あ
たり2電子反応をするキノンを複合しているため理論容
量が大きくなるからであり、さらに、ポリアニリンの窒
素原子の正電荷と反応部位近傍に存在するハイドロキノ
ンの負電荷の触媒作用により反応が促進され容量出現率
が向上したためである。
電容量の減少率が小さいことである。これは、ポリアニ
リンの窒素原子の正電荷と反応部位近傍に存在するハイ
ドロキノンの負電荷の触媒作用により、これらの酸化還
元反応が促進され、急速充放電に反応が追従できたから
である。
の容量出現率も初期値に対し88%と非常に減少率が小
さく、本実施例についても他の本発明実施例と同様、良
好なサイクル特性が得られた。
アニリン電極を正極材料とし、亜鉛を負極材料とした。
電解液には水溶液を用いた。
ル特性が悪かった。その理由は、ポリアニリンの水溶液
中での酸化還元反応では、第2酸化ピークで不可逆な反
応が起こる0.8V vs. SCEまでサイクルしているた
め、ポリアニリンの過酸化が起こっていると考えられる
からである。
ルギー密度が低くなった。その理由は、本発明で用いた
有機化合物よりも比重が大きい金属を用いているためで
ある。
ボンを負極に用いた。電解液としては、過塩素酸リチウ
ムを含んだプロピレンカーボネート、エチレンカーボネ
ートの混合溶媒を用いた。
た。その理由は、正極ではアニオンのドープ、負極では
電極内へのカチオンのインターカレーションによる反応
であるからである。
ル特性が悪かった。その理由は、上記のドープやインタ
ーカレーションには電極活物質の体積変化や構造変化を
伴うため、良好なサイクル特性が得られないためであ
る。
よれば、急速な充放電が可能となり、良好なサイクル特
性が得られる。
るプロトンは、従来の電池に用いられるアルカリ金属や
アルカリ土類金属のカチオンに比べ、水溶液中での拡散
係数が大きいためである。
明に係るプロトンが、アルカリ金属やアルカリ土類金属
のカチオンや、それらと塩を形成するアニオンに比べて
イオンサイズが小さく、プロトンの吸脱着による電極活
物質の体積変化や構造変化が小さく、且つ、本発明に係
る動作電圧ではアニオン性ドーパントはほとんど移動し
ないため電極活物質の体積変化や構造変化がほとんどな
く、また、活物質の体積変化に伴う電極活物質−集電体
界面の接触抵抗の増加が抑制されるからである。
スルホン酸溶液中でのサイクリックボルタモグラムであ
る(掃引速度10mV/sec)。
調べるために用いた測定用セルの模式図である。
極の0.5Mトリフルオロ酢酸プロピレンカーボネート
溶液中でのサイクリックボルタモグラムである(掃引速
度10mV/sec)。
極のサイクリックボルタモグラムである(掃引速度10mV
/sec)。図5(a)は1Mのポリビニルスルホン酸水
溶液中、図5(b)は0.5Mトリフルオロ酢酸プロピ
レンカーボネート溶液中のものである。
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも、化合物の酸化還元反応に伴
う電子授受を電気エネルギーとして取り出す電極と、電
解液または固体電解質もしくはゲル電解質を有するポリ
マー電池において、 前記電極を構成する正極および負極の活物質が、前記酸
化還元反応に伴う電子授受にプロトンの結合・脱離が関
与し得る、窒素原子を含むπ共役高分子または/及びキ
ノン系化合物であり、 前記電解液または固体電解質もしくはゲル電解質がプロ
トンを含み、正極および負極の活物質 の酸化還元反応に伴う電子授受
が、前記窒素原子に結合または配位しているプロトンあ
るいは生成したヒドロキシル基のプロトンの結合・脱離
にのみ関与して行われるように、前記電解液または固体
電解質もしくはゲル電解質のプロトン濃度が設定され動
作電圧が制御されていることを特徴とするポリマー電
池。 - 【請求項2】 電極を構成する窒素原子を含むπ共役高
分子が分子内にアミノ基を有する高分子である請求項1
記載のポリマー電池。 - 【請求項3】 電極を構成する窒素原子を含むπ共役高
分子がポリアニリン及びその誘導体から選ばれる高分子
である請求項1記載のポリマー電池。 - 【請求項4】 電極を構成する窒素原子を含むπ共役高
分子が、化学重合によって作製されたポリアニリン及び
その誘導体から選ばれる高分子である請求項1記載のポ
リマー電池。 - 【請求項5】 電極を構成する窒素原子を含むπ共役高
分子が芳香環内に窒素原子を有する高分子である請求項
1記載のポリマー電池。 - 【請求項6】 電極を構成する窒素原子を含むπ共役高
分子が、ポリピロール、ポリピリジン及びポリピリミジ
ン並びにこれらの誘導体から選ばれる高分子である請求
項1記載のポリマー電池。 - 【請求項7】 電極を構成するキノン系化合物がアント
ラキノン、ナフトキノン及びベンゾキノン並びにこれら
の誘導体から選ばれる化合物である請求項1記載のポリ
マー電池。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のポ
リマー電池を用いた 充放電方法であって、 正極および負極の活物質 の酸化還元反応に伴う電子授受
が、前記窒素原子に結合または配位しているプロトンあ
るいは生成したヒドロキシル基のプロトンの結合・脱離
にのみ関与して行われるように充放電条件を制御するこ
とを特徴とするポリマー電池の充放電方法。 - 【請求項9】 少なくとも、化合物の酸化還元反応に伴
う電子授受を電気エネルギーとして取り出す電極と、電
解液または固体電解質もしくはゲル電解質を有するポリ
マー電池の製造方法において、 前記電極を構成する正極および負極の活物質として、前
記酸化還元反応に伴う電子授受にプロトンの結合・脱離
が関与し得る、窒素原子を含むπ共役高分子または/及
びキノン系化合物を用い、 前記電解液または固体電解質もしくはゲル電解質とし
て、プロトンを含むものを用い、 正極および負極の活物質の酸化還元反応に伴う電子授受
が、前記窒素原子に結合または配位しているプロトンあ
るいは生成したヒドロキシル基のプロトンの結合・脱離
にのみ関与して行われるように、前記電解液または固体
電解質もしくはゲル電解質のプロトン濃度を設定して動
作電圧を制御することを特徴とするポリマー電池の製造
方法。
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