JP3027250B2 - プリンタの紙送り制御方法 - Google Patents

プリンタの紙送り制御方法

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JP3027250B2
JP3027250B2 JP3276894A JP27689491A JP3027250B2 JP 3027250 B2 JP3027250 B2 JP 3027250B2 JP 3276894 A JP3276894 A JP 3276894A JP 27689491 A JP27689491 A JP 27689491A JP 3027250 B2 JP3027250 B2 JP 3027250B2
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実 水谷
正一 渡辺
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプロケット穴付連続
印字用紙を使用するプリンタの紙送り制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6および図7は、従来のプリンタにお
ける要部構成を示すもので、図6はその斜視図、図7は
その側面図である。図6および図7において、このプリ
ンタでは、印字位置にプラテン101と、このプラテン
101と対向して印字ヘッド102およびリボンプロテ
クタ103が配設されている。また、このプラテン10
1は、パルスモータ104によって回転されるもので、
プラテン101の回転軸105とパルスモータ104の
出力ギヤ106との間にはベルト107が張設されてい
て、このベルト107でパルスモータ104の回転を伝
達できる状態になっている。
【0003】また、印字位置の下側には、プラテン10
1の背面側から前面にわたってプラテン101を囲むよ
うにして設けられたペーパーシュート108と、印字媒
体としての連続印字用紙109をペーパーシュート10
8の下面に沿ってプラテン101の背面側から前面側に
おける印字位置へ導くためのシートガイド110とが配
設されている。なお、連続印字用紙109には、左右両
側にスプロケット穴113(図6参照)がそれぞれ等間
隔で繰り返し形成されており、また長さ方向の途中には
切り離しを容易にするためのミシン目が入れられてい
る。そして、このスプロケット穴付の連続印字用紙10
9は、シートガイド110の背後で左右両側に配設され
た一対のピントラクタ111のピン112にスプロケッ
ト穴113が係合した状態にセットされ、ピントラクタ
111が駆動されるとピン112によって送られるもの
で、各ピントラクタ111の駆動源にはプラテン101
と同じパルスモータ104が使用される。すなわち、ピ
ントラクタ111の回転軸114とプラテン101の回
転軸105との間にはギヤ115,116,117,1
18が介装されており、プラテン101に伝達されたパ
ルスモータ104からの駆動力が回転軸105,ギヤ1
15,116,117,118を介してピントラクタ1
11に伝達される状態になっている。加えて、シートガ
イド110の近傍にはペーパーセンサ119が設けられ
ている。このペーパーセンサ119は、一端が支軸12
0で回動可能に支持され、他端がシートガイド110と
ペーパーシュート108との間に突出されたセンサカム
121と、このセンサカム121がシートガイド110
の外側へ回動されると遮断されて出力信号がオフ(OFF)
からオン(ON)に変化するフォトセンサ122とで構成さ
れている。
【0004】一方、印字位置の上側には、リボンプロテ
クタ103の上方に位置して、図示せぬカバーより突出
されたガイドリブ123およびペーパーカッター124
等が配設されているとともに、プラテン101の上方に
位置してセパレータフレーム125等が配設されてい
る。また、このセパレータフレーム125には、シャフ
ト126がプラテン101と平行な状態で回転可能に取
り付けられている。さらに、シャフト126には、連続
印字用紙109をガイドリブ123と挟持して送るため
の複数(本実施例では4つ)の排出ローラ127が点在
した状態で一体回転可能に取り付けられているととも
に、この両端にギヤ128が一体回転可能に取り付けら
れている。なお、上記ギヤ128は、ギヤ129を介し
てギヤ115と動力連結されており、またプラテン10
1およびピントラクタ111と連動して回転する状態に
なっている。加えて、排出ローラ127での印字用紙送
り量は、ピントラクタ111での送り量に対して約10
パーセント(%)程度大きく設定してある。
【0005】図8は、図6および図7に示したプリンタ
の要部回路構成を示すブロック図で、マイクロプロセッ
サを搭載してなる制御回路(CPU)130に、上記パ
ルスモータ104,ペーパーセンサ119,印字ヘッド
102を接続させており、制御回路130内に予めプロ
グラムされた制御手順に従って実行処理されるものであ
る。図9は、その制御回路130内にプログラムされた
上記プリンタにおける紙送り制御手順の一例を示してい
る。
【0006】そこで、図9と共に図6および図7に示し
たプリンタの紙送り動作を次に説明する。図9に示すフ
ローチャートは、プリンタがショートティアモードに設
定されている時の制御手順を示すもので、まず左右のス
プロケット穴113をピン112に係合させた状態で連
続印字用紙109を左右一対のピントラクタ111にセ
ットし、図示せぬペーパーローディングスイッチによっ
て紙送り制御系の電源をオンする(ステップST10
1)。これにより、パルスモータ104が回転し、プラ
テン101,排出ローラ127と共にピントラクタ11
1が駆動され、このピントラクタ111によって連続印
字用紙109がシートガイド110とペーパーシュート
108との間に送られる。そして、連続印字用紙109
の先端が図7中の符号Cで示す位置まで送られてペーパ
ーセンサ119のセンサカム121にぶつかると、セン
サカム121が支軸120を支点にしてシートガイド1
10の外側へ回動され、フォトセンサ122を遮断す
る。すると、フォトセンサ122の出力がオフ(OFF) か
らオン(ON)に切り換わり、連続印字用紙109の先端が
図7中の符号Dで示す位置に到達するまで、すなわち距
離L1だけに送られるようにパルスモータ104を回転
させて停止し(ステップST102,103)、印字命
令が外部より送られて来るのを待つ。次いで、印字命令
が外部より送られて来ると印字を開始する(ステップS
T104,105)。また、改行命令を受ける毎に改行
命令量Fミリメートル(mm)だけ紙送りしながら印字を行
い(ステップST106)、外部からの印字命令が停止
すると印字を終了する(ステップST107)。そし
て、連続印字用紙109の先端が距離L3だけ進んで排
出ローラ127とガイドリブ123との間に到達する
と、この排出ローラ127による紙送りを伴って改行送
りされる。次に、外部からの印字命令が停止すると印字
動作が停止し、プリンタメニューにより予め設定されて
いる0.3 〜2秒程度の時間、印字命令を待つ(ステップ
ST108)。ここで、命令があればステップST10
4へ戻って印字を開始し、命令がなければ連続印字用紙
109のミシン目がペーパーカッター124と対応する
距離L2となる位置(図7中の符号E)まで連続印字用
紙109を送る(ステップST109)。また、その後
再び外部より印字命令が送られて来ると(ステップST
110)、パルスモータ104を逆回転させて連続印字
用紙109のミシン目が図7中の符号Dと対応する位置
まで戻し(ステップST111)、ステップST105
より同じ動作を繰り返す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプリンタにおける紙送りの制御では、連続印字
用紙109がピントラクタ111によって送られ、連続
印字用紙109の先端が図7中の符号Dの位置となる印
字を開始する。そして、さらに符号Aの位置まで送られ
るとガイドリブ123にぶつかり、このガイドリブ12
3との接触により連続印字用紙109がたるみ、シート
ガイド110の上面に沿って送られることになる。ま
た、さらに印字が進んで改行が順次行われ、連続印字用
紙109が排出ローラ127とガイドリブ123によっ
て挟持されると、この排出ローラ127によっても送ら
れるようになる。すると、排出ローラ127による送り
量は、ピントラクタ111による送り量よりも10パー
セント程度大きく設定されているので、連続印字用紙1
09のたるみは徐々になくなり、連続印字用紙109は
シートガイド110の上面より離れペーパーシュート1
08の下面に沿うようになる。
【0008】この影響に付いて、図10を用いてさらに
説明すると、この場合における連続印字用紙109のピ
ントラクタ111による紙送り量が改行命令量(F) に対
して比例していれば、図10中に実際に連続印字用紙1
09が送られる量を点線で、ビントラクタ111による
紙送り量を実線で示すように、実際に連続印字用紙10
9が送られる量は、この連続印字用紙109がガイドリ
ブ123と排出ローラ127との間に噛まれる距離L3
までの間は、たるみが発生するので量δ2(約0.5 ミリ
メートル程度)だけ少なくなり、また噛まれた後は量δ
1(約2ミリメートル程度)だけ多くなる。このような
紙送り量の変化は、連続印字用紙109のたるみが無く
なる(送り量Fミリメートルの位置で約300ミリメー
トル位)と安定するが、プリンタがショートティアモー
ドに設定されているとき等は、連続印字用紙109がミ
シン目の部分でカットされると再び不安定な状態になる
ことになる。このため、改行精度が不安定で印字位置ず
れ等を引き起こし易く、印字品位を低下させる原因の1
つになっていた。
【0009】そこで、この不安定な紙送りを改善する方
法として、シートガイド110とペーパーシュート10
8の間隔を狭くする方法、またはピントラクタ111に
対する排出ローラ127の送り量を少なくする方法等が
考えられる。しかし、前者の方法では複写紙等、厚い紙
を送ることができなくなり、後者の方法では改行精度が
悪くなり、またペーパージャムを起こし易くなると言う
問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はスプロケット穴付連続印字用紙を
使用するプリンタの紙送りによる改行精度不良および印
字位置ずれを無くし、印字品位を向上させることのでき
るプリンタの紙送り制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、印字位置に印字ヘッドと対向して配置された
プラテンと、このプラテンを挟んで前後の位置にそれぞ
れ配設されたピントラクタおよび排出ローラとを備え、
改行命令を受ける毎に前記プラテンと前記ピントラクタ
と前記排出ローラとを駆動して一定量である改行命令量
分だけスプロケット穴付連続印字用紙を搬送するととも
に、前記排出ローラによる連続印字用紙送り量が前記ピ
ントラクタによる連続印字用紙送り量よりも大きく設定
してある用紙送り機構と、前記印字位置と前記ピントラ
クタとの間で前記連続印字用紙の先端を検出するペーパ
ーセンサと、が設けられたプリンタの紙送り制御方法に
おいて、前記ペーパーセンサが前記連続印字用紙の先端
を検知して該先端を前記印字位置に位置付け、前記先端
が前記印字位置から前記排出ローラに達する距離送られ
るまでの間は前記連続印字用紙を改行命令量よりも多く
送るように前記ピントラクタの駆動量に対し第1の補正
をし、前記先端が前記排出ローラに達した後所定距離送
られるまでの間は前記連続印字用紙を改行命令量よりも
少なく送るように前記ピントラクタの駆動量に対し第2
の補正をし、前記第1の補正および前記第2の補正によ
り前記連続印字用紙が搬送される量と前記改行命令量と
がほぼ一致するようにしたものである。
【0012】
【作用】これによれば、連続印字用紙の先端をペーパー
センサが検知すると、その先端を印字位置に位置付けた
、その先端が排出ローラに達するまではピントラクタ
の駆動量に対し第1の補正をし、その後先端が所定距離
送られるまでの間はピントラクタの駆動量に対し第2の
補正をして、連続印字用紙が実際に搬送される量と改行
命令量とがほぼ一致するようにする。つまり、連続印字
用紙の先端を排出ローラが挟持する前後で、ピントラク
タの駆動量に対する補正量を変化させることにより、印
字位置において連続印字用紙が送られる量と改行命令量
とをほぼ一致させる。これにより、例えば用紙ローディ
ング直後のように連続印字用紙が排出ローラに挟持され
ておらず用紙送り機構内でたるみが発生する場合であっ
ても、そのたるみの影響による印字位置ずれの発生等を
防ぐことが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図2および図3は、本発明に係る紙送
り制御方法を適用したプリンタにおける要部構成を示す
もので、図2はその斜視図、図3はその側面図である。
図2および図3において、このプリンタでは、印字位置
にプラテン1と、このプラテン1と対向して印字ヘッド
2およびリボンプロテクタ3が配設されている。また、
このプラテン1は、駆動手段としてのパルスモータ4に
よって回転されるもので、プラテン1の回転軸5とパル
スモータ4の出力ギヤ6との間にはベルト7が張設され
ていて、このベルト7でパルスモータ4の回転を伝達で
きる状態になっている。
【0014】また、印字位置の下側には、プラテン1の
背面側から前面にわたってプラテン1を囲むようにして
設けられたペーパーシュート8と、印字媒体としての連
続印字用紙9をペーパーシュート8の下面に沿ってプラ
テン1の背面側から前面側における印字位置へ導くため
のシートガイド10とが配設されている。なお、連続印
字用紙9には、左右両側にスプロケット穴13(図2参
照)がそれぞれ等間隔で繰り返し形成されており、また
長さ方向の途中には切り離しを容易にするためのミシン
目が入れられている。そして、このスプロケット穴付の
連続印字用紙9は、シートガイド10の背後で左右両側
に配設されている一対のピントラクタ11のピン12に
スプロケット穴13が係合した状態にセットされ、ピン
トラクタ11が駆動されるとピン12によって送られる
もので、各ピントラクタ11の駆動源にはプラテン1と
同じパルスモータ4が使用される。すなわち、ピントラ
クタ11の回転軸14とプラテン1の回転軸5との間に
はギヤ15,16,17,18が介装されており、プラ
テン1に伝達されたパルスモータ4からの駆動力が回転
軸5,ギヤ15,16,17,18を介してピントラク
タ11に伝達される状態になっている。加えて、シート
ガイド10の近傍にはペーパーセンサ19が設けられて
いる。このペーパーセンサ19は、一端が支軸20で回
動可能に支持され、他端がシートガイド10とペーパー
シュート8との間に突出されたセンサカム21と、この
センサカム21がシートガイド10の外側へ回動される
と遮断されて出力信号がオフ(OFF) からオン(ON)に変化
するフォトセンサ22とで構成されている。
【0015】一方、印字位置の上側には、リボンプロテ
クタ3の上方に位置して、図示せぬカバーより突出され
たガイドリブ23およびペーパーカッター24等が配設
されているとともに、プラテン1の上方に位置してセパ
レータフレーム25等が配設されている。また、このセ
パレータフレーム25には、シャフト26がプラテン1
と平行な状態で回転可能に取り付けられている。さら
に、シャフト26には、連続印字用紙9をガイドリブ2
3と挟持して送るための複数(本実施例では4つ)の排
出ローラ27が点在した状態で一体回転可能に取り付け
られているとともに、この両端にギヤ28が一体回転可
能に取り付けられている。なお、上記ギヤ28は、ギヤ
29を介してギヤ15と動力連結されており、またプラ
テン1およびピントラクタ11と連動して回転する状態
になっている。加えて、排出ローラ27での印字用紙送
り量は、ピントラクタ11での送り量に対して約10パ
ーセント(%)程度大きく設定してある。
【0016】図4は、図2および図3に示したプリンタ
の要部回路構成を示すブロック図で、マイクロプロセッ
サを搭載してなる制御回路(CPU)30に、上記パル
スモータ4,ペーパーセンサ19,印字ヘッド2を接続
させており、制御回路30内に予めプログラムされた制
御手順に従って実行処理されるものである。図1は、そ
の制御回路30内にプログラムされた上記プリンタにお
ける紙送り制御手順の一例を示している。
【0017】そこで、図1と共に図2および図3に示し
たプリンタの紙送り動作を次に説明する。図1に示すフ
ローチャートは、プリンタがショートティアモードに設
定されている時の制御手順を示すもので、まず左右のス
プロケット穴13をピン12に係合させた状態で連続印
字用紙9を左右一対のピントラクタ11にセットし、図
示せぬペーパーローディングスイッチによって紙送り制
御系の電源をオンする(ステップST1)。これによ
り、パルスモータ4が回転し、プラテン1,排出ローラ
27と共にピントラクタ11が駆動され、このピントラ
クタ11によって連続印字用紙9がシートガイド10と
ペーパーシュート8との間に送られる。そして、連続印
字用紙9の先端が図3中の符号Cで示す位置まで送られ
てペーパーセンサ19のセンサカム21にぶつかると、
センサカム21が支軸20を支点にしてシートガイド1
0の外側へ回動され、フォトセンサ22を遮断する。す
ると、フォトセンサ22の出力がオフ(OFF) からオン(O
N)に切り換わり、連続印字用紙9の先端の位置が記憶さ
れると共に、図3中の符号Dで示す位置に到達するま
で、すなわち距離L1だけ送られるようにパルスモータ
4を回転させて停止し、印字命令が外部より送られて来
るのを待つ。
【0018】次いで、印字命令が外部より送られて来る
と印字を開始する(ステップST2,3,4,5)。そ
して、改行命令を受ける毎に改行命令量Fミリメートル
(mm)分だけ紙送りをしながら印字を行う。なお、ここ
での紙送りは、図5に改行命令量と実際に連続印字用紙
9が送られる量を示すようにして行われる。すなわち、
連続印字用紙がピントラクタ11によって送られ、連続
印字用紙9の先端が図3中の符号Aの位置まで送られる
とガイドリブ23にぶつかり、排出ローラ27とガイド
リブ23との間に噛まれる距離L3までの間は、このガ
イドリブ23との接触によって連続印字用紙9にたるみ
が発生することによって量δ2だけ連続印字用紙9を多
く送り、連続印字用紙9が排出ローラ27とガイドリブ
23との間に噛まれて引張られて、シートガイド10と
ペーパーシュート8との間の連続印字用紙9のたるみが
無くなるまでの距離Fミリメートル(mm)までの間は量δ
1だけ連続印字用紙9を少なく送るといった改行命令に
補正をかけた紙送りを行う。このようにして、改行命令
に補正をかけた紙送りが行われ、この紙送り量が距離F
ミリメートル以上になったら(ステップST6)、次に
改行命令量とプリンタの紙送り量が同じになるように通
常の紙送りがなされ(ステップST7)、改行命令を受
ける毎にFミリメートルだけ紙送りしながら印字を行い
(ステップST8)、外部からの印字命令が停止すると
印字を終了する(ステップST9)。そして、外部から
の印字命令が停止したら、プリンタメニューにより予め
設定されている0.3 〜2秒程度の時間、印字命令を待つ
(ステップST10)。
【0019】ここで、命令があればステップST11を
経てステップST7へ戻って印字を開始し、命令がなけ
れば連続印字用紙9のミシン目がペーパーカッター24
と対応する位置(図3中の符号E)までのある距離Lだ
け連続印字用紙9を送る(ステップST12)。また、
その後再び外部より印字命令が送られて来ると(ステッ
プST13)、パルスモータ4を逆転させて連続印字用
紙9のミシン目が図3中の符号Dで示す距離L2となる
位置まで戻す。このとき、ミシン目で連続印字用紙9が
カットされていると、印字するときには補正をした紙送
りを行わなければならないため、さらに連続印字用紙9
を距離L1ミリメートルだけ逆に送り(ステップST1
4)、連続印字用紙9がカットされたか否かをペーパー
センサ19により検出する(ステップST16)。ペー
パーセンサ19の出力がオフ(OFF) の場合はカットされ
ていると判断し、ステップST17で距離L1ミリメー
トルだけ送った後ステップST4へ移行し、上記補正に
よる紙送りを行う。これに対して、ペーパーセンサ19
の出力がオン(ON)の場合はカットされていないと判断
し、ステップST18で距離L1ミリメートルだけ送っ
た後、ステップST7へ移行し、通常の紙送りによる印
字を行う。この動作は、プリンタの動作中繰り返され
る。
【0020】一方、電源をオンしたとき既に連続印字用
紙9がペーパーセンサ19に検知される位置にあると
き、すなわちステップST2でペーパーセンサ19がオ
ン(ON)であると判断された場合は、連続印字用紙9の先
端を検知するために、寸法Fと寸法L1を加えた距離と
なる寸法L4ミリメートル、すなわちL4=F+L1だ
け逆向きに連続印字用紙9を送る(ステップST1
5)。そして、ペーパーセンサ19によって連続印字用
紙9の先端を検知したときは連続印字用紙9を距離L4
ミリメートル送り元の位置に戻した後、検知するまで逆
向きに送った距離をL5ミリメートルとすると、L2−
L5だけ上記の補正した紙送りを行う。また、この間、
連続印字用紙9の先端をペーパーセンサ19によって検
知しなかったときは、距離L4ミリメートル送った後、
ステップST7へ移行し改行命令量と紙送り量が等しい
紙送りを行い印字することになる。
【0021】したがって、上記実施例に示したような紙
送りの制御を行うことにより、連続印字用紙9がローデ
ィングされた直後の印字において発生する改行精度不良
や印字位置ずれを防ぐことができ、またショートティア
設定時においても同様に安定した紙送りを行うことがで
きる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプリ
ンタの紙送り制御方法によれば、ペーパーセンサが連続
印字用紙の先端を検知してその先端を印字位置に位置付
け、ピントラクタの駆動量を補正して連続印字用紙が実
際に搬送される量と改行命令量とがほぼ一致するように
したので、改行精度を向上させて印字位置ずれを無くす
ことができ、例えば連続印字用紙がローディングされた
直後やプリンタがショートティアモードに設定されてい
る場合であっても、連続印字用紙を正確に送ることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプリンタにおける紙送り制御
手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明を適用した同上プリンタの要部構成を示
す斜視図である。
【図3】図2に示した同上要部構成の概略側面図であ
る。
【図4】本発明を適用した同上プリンタの回路構成ブロ
ック図である。
【図5】本発明の実施例に係る改行命令量と実際の紙送
り量との関係を示す図である。
【図6】従来プリンタの要部構成を示す斜視図である。
【図7】図6に示した同上要部構成の概略側面図であ
る。
【図8】図6および図7に示した同上プリンタの回路構
成ブロック図である。
【図9】従来プリンタにおける紙送り制御手順の一例を
示すフローチャートである。
【図10】従来プリンタにおける改行命令量と実際の紙
送り量との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 プラテン 2 印字ヘッド 4 パルスモータ(駆動手段) 9 連続印字用紙 11 ピントラクタ 19 ペーパーセンサ 27 排出ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−274576(JP,A) 特開 平3−158275(JP,A) 特開 平3−216369(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 11/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字位置に印字ヘッドと対向して配置さ
    れたプラテンと、このプラテンを挟んで前後の位置にそ
    れぞれ配設されたピントラクタおよび排出ローラとを備
    え、改行命令を受ける毎に前記プラテンと前記ピントラ
    クタと前記排出ローラとを駆動して一定量である改行命
    令量分だけスプロケット穴付連続印字用紙を搬送すると
    ともに、前記排出ローラによる連続印字用紙送り量が前
    記ピントラクタによる連続印字用紙送り量よりも大きく
    設定してある用紙送り機構と、前記印字位置と前記ピン
    トラクタとの間で前記連続印字用紙の先端を検出するペ
    ーパーセンサと、が設けられたプリンタの紙送り制御方
    法において、 前記ペーパーセンサが前記連続印字用紙の先端を検知し
    て該先端を前記印字位置に位置付け、前記先端が前記印字位置から前記排出ローラに達する距
    離送られるまでの間は前記連続印字用紙を改行命令量よ
    りも多く送るように前記ピントラクタの駆動量に対し第
    1の補正をし、 前記先端が前記排出ローラに達した後所定距離送られる
    までの間は前記連続印字用紙を改行命令量よりも少なく
    送るように前記ピントラクタの駆動量に対し第2の補正
    をし、 前記第1の補正および前記第2の補正により前記連続印
    字用紙が搬送される量 と前記改行命令量とがほぼ一致す
    るようにしたことを特徴とするプリンタの紙送り制御方
    法。
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