JPH106594A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JPH106594A
JPH106594A JP18131796A JP18131796A JPH106594A JP H106594 A JPH106594 A JP H106594A JP 18131796 A JP18131796 A JP 18131796A JP 18131796 A JP18131796 A JP 18131796A JP H106594 A JPH106594 A JP H106594A
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JP
Japan
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label
transport
roller
label paper
paper
Prior art date
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Application number
JP18131796A
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English (en)
Inventor
Masaki Hirano
正樹 平野
Minoru Sakaguchi
実 坂口
Takehiko Karasawa
武彦 柄澤
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送路上でラベル紙を逆搬送する際における
ラベル紙の弛みの発生を防止可能なラベルプリンタを提
供することを目的とする。 【解決手段】 ラベル紙2を正逆搬送可能に構成される
と共に少なくとも正搬送時において搬送用モータ34に
よってそれぞれ駆動される複数の搬送用ローラ13b,
15,17を搬送路12上に配設し、かつ複数の搬送用
ローラのそれぞれの周速比を搬送路の上流側から下流側
に向かうに従って順に大きく構成したラベルプリンタ1
において、ラベル紙の逆搬送時において搬送用モータに
よって逆転駆動される搬送用ローラのうちの最小の周速
比で形成された搬送ローラを除いた複数の搬送ローラの
うちの少なくとも1つは、ラベル紙を上流側から下流側
に正搬送するための駆動力のみを伝達するための一方向
クラッチ19bを介して搬送用モータ34によって駆動
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定サイズにカッ
トされた台紙やロール状の台紙に剥離可能に付着された
ラベルに所定の情報を印刷するラベルプリンタに関し、
詳しくは、台紙にラベルが付着されたラベル紙を搬送路
上で正逆搬送可能に構成されたラベルプリンタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロール状のラベル紙に付着された
ラベルに所定の情報を印刷するラベルプリンタでは、ラ
ベル紙を搬送するための搬送路の上流側(送り出し側)
から下流側(排出側)までの間においてラベル紙を正逆
搬送するための複数の搬送用ローラが配設されている。
この場合、搬送時において発生し易いラベル紙の弛みを
防止するために、各搬送用ローラの周速比は、下流側に
配設されているものほど大きくなっている。
【0003】この従来のラベルプリンタでは、外部装置
から印刷命令が出力されると、ラベル紙を正搬送し、搬
送路上に配設されている位置検出装置によってラベルの
通過を検出した後、印刷命令に応じたラベルの所定の位
置に所定内容の情報を印刷する。次いで、印刷命令に応
じた数のラベルに印刷を行った後、印刷を完了したラベ
ルを排出口から排出するための、排出口から所定の長さ
分だけラベル紙が排出されるように、ラベル紙を正搬送
する。これにより、使用者は、印刷後のラベルを台紙か
ら剥いだ後、希望する箇所にラベルを付着させることが
できる。一方、印刷再開時には、このラベルプリンタで
は、ラベルの無駄を防止するために、印刷を行ったラベ
ルの次のラベルから印刷を開始することができるよう
に、位置検出装置の上流側の待機位置にそのラベルが位
置するようにラベル紙を逆搬送させた後、印刷命令に従
い、ラベル紙を正搬送させつつ印刷を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ラベルプリンタには、以下の問題点がある。すなわち、
従来のラベルプリンタでは、搬送用ローラの周速比が下
流側に配設されているものほど大きいため、搬送路上で
ラベル紙を逆搬送する場合に、上流の待機位置と下流側
との間でラベル紙に弛みが発生してしまう。この結果、
図4に示すように、例えば、本来、ラベルLの先端から
長さAの位置に印刷すべき情報Dが、同図および図5に
示すように、印刷を開始した直後のラベルL(ラベル紙
の先端に位置するラベルL)ほど、ラベルLの先端側に
印刷されてしまうという印刷位置ズレが発生するという
問題点がある。また、特に弛みが大きい場合には、紙詰
まりの原因ともなってしまうという問題点がある。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、搬送路上でラベル紙を逆搬送する際に
おけるラベル紙の弛みの発生を防止可能なラベルプリン
タを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のラベルプリンタは、ラベルが台紙に剥離可
能に付着されたラベル紙を正逆搬送可能に構成されると
共に少なくとも正搬送時において搬送用モータによって
それぞれ駆動される複数の搬送用ローラを搬送路上に配
設し、かつ複数の搬送用ローラのそれぞれの周速比を搬
送路の上流側から下流側に向かうに従って順に大きく構
成したラベルプリンタにおいて、ラベル紙の逆搬送時に
おいて搬送用モータによって逆転駆動される搬送用ロー
ラのうちの最小の周速比で形成された搬送ローラを除い
た複数の搬送ローラのうちの少なくとも1つは、ラベル
紙を上流側から下流側に正搬送するための駆動力のみを
伝達するための一方向クラッチを介して搬送用モータに
よって駆動されることを特徴とする。
【0007】このラベルプリンタでは、ラベル紙が搬送
路を正搬送される際には、上流側から下流側に向かうほ
ど搬送ローラの周速比が大きいため、ラベル紙に弛みが
発生しない。一方、ラベル紙を搬送路上で逆搬送する際
には、ラベル紙上の印刷対象であるラベルが上流側の所
定の待機位置に位置するまで、複数の搬送用ローラによ
って搬送される。この場合、搬送用モータによって逆転
駆動される搬送用ローラのうちの最小の周速比で形成さ
れた搬送ローラを除いた複数の搬送ローラのうちの少な
くとも1つは、一方向クラッチを介して搬送用モータに
よって駆動されている。このため、その搬送用ローラ
は、ラベル紙の逆搬送時にラベル紙によって逆回転され
るローラ軸の回転速度が、一方向クラッチがないとした
場合において搬送用モータによって逆回転されるローラ
軸の逆回転速度と等しくなるまでは、一方向クラッチに
よってその逆回転が制限されない。言い替えれば、逆搬
送時におけるそのローラ軸側から見て、そのローラ軸を
駆動する駆動力伝達機構の駆動系が正回転状態になるま
では、その搬送用ローラは逆回転が可能な状態に維持さ
れる。したがって、ラベル紙は、その搬送用ローラによ
ってバックテンションを加えられた状態で逆搬送され
る。このため、上流側の搬送用ローラと下流側の搬送用
ローラとの間においてのラベル紙の弛みの発生が確実に
阻止される。
【0008】請求項2記載のラベルプリンタは、請求項
1記載のラベルプリンタにおいて、少なくとも1つの搬
送用ローラは、最大の周速比を有する搬送用ローラであ
ることを特徴とする。
【0009】このラベルプリンタでは、逆搬送時におい
てラベル紙の弛みの発生に最も拘わる最大の周速比を有
する搬送ローラが一方向クラッチを介して搬送用モータ
によって駆動されている。このため、ラベル紙の弛みの
発生を有効に防止する。
【0010】請求項3記載のラベルプリンタは、請求項
1または2記載のラベルプリンタにおいて、一方向クラ
ッチは、ローラ型一方向クラッチであることを特徴とす
る。
【0011】このラベルプリンタでは、汎用の一方向ク
ラッチによって安価に構成することができると共に、例
えば、駆動力伝達用ギヤなどに内蔵させることができる
ため、駆動力の伝達機構を小型に構成することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るラベルプリンタ(以下、「プリンタ」という)
の好適な実施の形態について説明する。
【0013】図1は、プリンタ1の主要機構部品の側断
面図を示している。このプリンタ1では、オペレータが
別体の情報入力装置(例えば、パーソナルコンピュータ
など)において文字や図形の印刷データをキーボートに
よって入力すると、その印刷データに基づいて、台紙に
予め粘着されているラベルに希望する文字や図形などが
印刷される。この後、オペレータは、印刷したラベルを
台紙から剥離して任意の場所に粘着させることができ
る。
【0014】次に、プリンタ1の概要構成を図1を用い
て説明する。
【0015】プリンタ1は、同図に示すように、台紙B
にラベルLが付着されたラベル紙2をロール状に巻き回
して形成されたロール紙3を支持する一対の板状のロー
ル紙支持ガイド10と、ロール紙3から繰り出されたラ
ベル紙2の幅方向の移動を規制する一対の板状のラベル
紙送りガイド11と、搬送路12上に配設されラベル紙
2を搬送するための複数のガイドローラ(本発明におけ
る搬送用ローラに相当する)13a,13b,15およ
びピンチローラ14a,14b,16と、本発明におけ
る下流側の搬送用ローラに相当する排出ローラ17およ
びピンチローラ18と、搬送路12上を搬送されるラベ
ル紙2に光を照射する発光素子20、およびラベル紙2
を透過した照射光を受光する受光素子21からなるホト
センサ22と、サーマルヘッド(以下、単に「ヘッド」
という)24と、ヘッド24に対向すると共に印刷時に
ヘッド24と相俟ってラベル紙2を挟み込むプラテンロ
ーラ26と、ラベル紙2上のラベルLを排出させるため
のラベル排出口28と、ガイドローラ30およびピンチ
ローラ31を介して台紙Bを排出させるための台紙排出
口32と、不図示のギア機構を介してガイドローラ13
a,13b,15,30、排出ローラ17およびプラテ
ンローラ26を回転させる搬送用モータ34(以下、
「モータ34」という)とが配設されている。
【0016】なお、ガイドローラ13b、ガイドローラ
15およびプラテンローラ26の各周速比は、排出ロー
ラ17の周速比を値「1」とした場合、それぞれ値
「0.979」、値「0.987」および値「0.99
4」となっており、ラベル排出口28側に位置するロー
ラほど周速比が大きくなっている。これにより、正搬送
時におけるラベル紙2の弛みが防止されている。
【0017】また、排出ローラ17を駆動する駆動力伝
達機構19は、図3に示すように、ギヤ機構を介してモ
ータ34によって回転させられる不図示の駆動歯車と噛
合する被動歯車19aと、被動歯車19a内に一体的に
形成された一方向クラッチ19bとで構成されている。
一方向クラッチ19bは、摩擦型の汎用小形ローラ型ク
ラッチであって、被動歯車19a内に形成されることに
よって、駆動力伝達機構19の小型化を可能にする。ま
た、一方向クラッチ19bは、トルク伝達時には、保持
器に支えられた板バネによって、針状のコロが被動歯車
19aの内面に押し付けられることによって、被動歯車
19aに伝達されたモータ34の駆動力をくさび作用で
ローラ軸17aに伝達し、オーバラン時には、コロが被
動歯車19aの内面から離れることによって、被動歯車
19aをローラ軸17aに対して空転させる。これによ
り、一方向クラッチ19bは、ラベル紙2を上流側から
下流側に正搬送するためのモータ34の駆動力を排出ロ
ーラ17のローラ軸17aに伝達することによって、ロ
ーラ軸17aを同図に示す矢印の向きに回転させ、その
逆の向きの駆動力の伝達を阻止する。
【0018】一方、ボディ下部には、ヘッド24の印刷
に対する各種制御や発光素子20の照射量の設定などを
実行する制御装置36が配設され、ボディ上部には、ヘ
ッド24が取り付けられると共に、転写リボンRが収納
された転写リボンカセット38が着脱自在に装着されて
いる。
【0019】次に、図2を参照して、制御装置36の主
な構成と動作について説明する。
【0020】図2に示すように、制御装置36は、プロ
グラム記憶用の内部ROMを有し各種制御処理を実行す
るマイクロコンピュータ(以下、「CPU」という)4
0と、ラベル紙2の台紙BやラベルLを判別するための
基準データなどを記憶するEEPROM(Electrically
Erasable PROM)であるメモリ41と、受光素子21か
ら出力される電圧値に対する受光データDrを記憶する
RAM42と、2つのD/A変換部43,44と、A/
D変換部45と、コンパレータ46と、抵抗47,48
とを備えている。
【0021】この制御装置36では、CPU40が、メ
モリ41に記憶されている基準データDref をD/A変
換部44に出力することによって、ラベルLと台紙Bと
を判別するための基準電圧がコンパレータ46のプラス
入力に設定される。一方、CPU40は、メモリ41に
記憶されている電圧データDvをD/A変換部43に出
力することによって発光素子20を所定の輝度で点灯さ
せる。コンパレータ46は、受光素子21によって検出
された検出電圧と基準電圧とを比較することによって判
別信号をCPU40に出力する。この結果、CPU40
は、コンパレータ46から出力される判別信号がハイレ
ベルのときに、ラベルLがホトセンサ22を通過したこ
とを判別することができる。また、CPU40は、A/
D変換部45が検出電圧をアナログ−ディジタル変換し
た受光データDrとメモリ41に記憶されている台紙B
の通過を判別するための基準データとを比較することに
よって、台紙Bがホトセンサ22を通過したことを判別
することができるようになっている。
【0022】また、メモリ41は、モータ34が所定回
転速度のときにおいて、ラベルLがガイドローラ13b
からガイドローラ15に搬送されるまで、ガイドローラ
15からプラテンローラ26に搬送されるまで、および
プラテンローラ26から排出ローラ17に搬送されるま
でのそれぞれのタイマ値を記憶している。このため、C
PU40は、モータ34を所定回転速度で回転させてい
るときに、これらのタイマ値と、内蔵タイマの計測値と
を比較することによって、印刷対象のラベルLが通過し
ている位置を判別することができる。この結果、CPU
40は、各タイマ値にオフセット値を加減算することに
よって、ラベルLに印刷する際の印刷位置を補正するこ
とができる。
【0023】次に、プリンタ1の全体的な動作について
説明する。
【0024】装置外部から制御装置36に印刷命令が出
力されると、CPU40は、モータ34を駆動すること
によって、ガイドローラ13a,13b,15,30、
排出ローラ17およびプラテンローラ26を回転させ
る。これに伴って、ロール紙3から繰り出されたラベル
紙2が搬送路12上を正搬送される。ラベル紙2がホト
センサ22を通過する際には、発光素子20によって照
射された照射光がラベル紙2を透過することによって、
受光素子21が透過光を受光する。この場合、CPU4
0は、コンパレータ46の判別信号に基づいてラベル紙
2上のラベルLの先端部の位置を検出する。ラベルLが
ヘッド24の位置まで搬送されると、転写リボンRがヘ
ッド24とラベル紙2との間に供給され、CPU40の
制御下で、ヘッド24によってラベルLに印刷が行われ
る。次いで、台紙Bがガイドローラ30およびピンチロ
ーラ31間に挟み込まれることによって、台紙Bからラ
ベルLが自動的に剥離され、ラベルLがラベル排出口2
8から搬出されると共に、台紙Bが台紙排出口32から
排出される。次いで、所定数のラベルLが印刷されたと
きに、CPU40の制御により、プラテンローラ26か
ら離間するようにヘッド24が上動し、これにより、印
刷が終了する。
【0025】一方、印刷の再開時には、CPU40は、
印刷を行ったラベルの次のラベルから印刷を開始するた
めに、モータ34を逆回転させることによって、ラベル
紙2を逆搬送させる。この場合、ヘッド24とプラテン
ローラ26とは互いに離間しており、ラベル紙2は、主
として、ガイドローラ13b,15によって逆搬送され
る。一方、排出ローラ17は、一方向クラッチ19bを
介してモータ34に駆動されるため、逆搬送の際には、
モータ34によっては逆回転させられない。この際、排
出ローラ17は、ラベル紙2の逆搬送によって逆回転さ
れるローラ軸17aの回転速度が、一方向クラッチ19
がないとした場合においてモータ34によって逆回転さ
れるローラ軸17aの逆回転速度と等しくなるまでは、
一方向クラッチ19bによってその逆回転が制限されな
い。したがって、ラベル紙2は、ピンチローラ18の押
圧によってバックテンションを加えられた状態で逆搬送
される。このため、ガイドローラ15と排出ローラ17
との間においてのラベル紙2の弛みの発生が確実に防止
されている。
【0026】CPU40は、コンパレータ46からの判
別信号を監視することによってラベルLの後端部の通過
を検出し、次いで、所定時間搬送させることによって、
印刷対象のラベルLをガイドローラ13bの上流側の待
機位置に待機させる。次に、CPU40は、ラベル排出
口28に配設されている不図示のホトセンサのセンサ信
号により、排出ローラ17よりも下流の位置に台紙Bが
あるか否かを判別する。あると判別した場合は、CPU
40は、ラベルLのみが剥がされて台紙Bは切断されて
いないものと判別する。
【0027】次いで、CPU40は、台紙Bが切断され
ていないと判別した場合には、ヘッド24を下動させて
プラテンローラ26とヘッド24によってラベル紙2を
挟持させた後、上記した正搬送の場合と同じようにし
て、印刷命令に従い、所定数のラベルに印刷する。
【0028】一方、CPU40は、台紙Bが切断されて
いると判別した場合には、以下の印刷位置補正処理を実
行する。すなわち、かかる場合に、正搬送の場合と同じ
ようにして搬送すると、ガイドローラ13b,15、プ
ラテンローラ26および排出ローラ17の周速比の違い
によって、搬送開始直後のラベル紙2の搬送速度のほう
が搬送開始後所定時間を経過したときの搬送速度よりも
低下する。このため、印刷を開始した直後のラベルL
(ラベル紙2の先端に位置するラベルL)ほど、ラベル
Lの後端側に印刷されてしまい、本来的に印刷すべき位
置とずれてしまう。このため、CPU40は、正搬送時
において参照するメモリ41内のタイマ値にオフセット
値を加えて、周速比の違いに起因するラベル2の搬送速
度を補正する。具体的には、CPU40は、ガイドロー
ラ13bからガイドローラ15までの搬送時間に対応す
るタイマ値、およびガイドローラ15からプラテンロー
ラ26までの搬送時間に対応するタイマ値にそれぞれオ
フセット値を加算することにより、ガイドローラ13b
からプラテンローラ26までの搬送時間が長くなるよう
に補正し、これにより、印刷位置のずれを防止してい
る。次いで、CPU40は、ラベル排出口28に配設さ
れているホトセンサのセンサ信号を監視することによ
り、台紙Bが排出ローラ17およびピンチローラ18に
よって挟持されたか否かを判別し、挟持されたと判別し
たときに、印刷位置補正処理を終了して、メモリ41の
各タイマ値に基づいて印刷する。
【0029】以上のように、本実施形態に係るプリンタ
1では、排出ローラ17が一方向クラッチ19bを介し
てモータ34によって駆動されているため、ラベル紙2
を搬送路12上で逆搬送する際に、ラベル紙2にバック
テンションを与えることにより、ガイドローラ13bと
排出ローラ17との間においてのラベル紙2の弛みの発
生を確実に防止することができる。
【0030】また、逆搬送後の正搬送時において、少な
くとも排出ローラ17とピンチローラ18との間にラベ
ル紙2が介在しない場合に、CPU40が印刷位置補正
処理を行うことによって、印字位置のずれを確実に防止
することができる。
【0031】以上、本発明の好適な実施形態について種
々述べてきたが、本発明は上述する実施形態に限定され
るものではなく、適宜改変することができる。例えば、
本実施形態では、排出ローラ17にのみ一方向クラッチ
19を設けているが、これに限らず、ガイドローラ15
にも一方向クラッチを設けてもよい。かかる場合には、
ガイドローラ13bとガイドローラ15との間、および
ガイドローラ15と排出ローラ17との間におけるラベ
ル紙2の弛みの発生を確実に防止することができる。
【0032】また、一方向クラッチは、摩擦クラッチに
限らず、かみあいクラッチを用いることもできるし、機
械的のみならず、電気的および油圧・空圧式によるもの
のすべてを用いることができる。
【0033】また、この実施形態では、ラベル紙2とし
てロール紙3を用いた例について説明したが、これに限
らず、本発明は、所定のサイズに予めカットされた枚葉
ラベル紙に印刷するラベルプリンタに適用することもで
きる。
【0034】さらに、本実施形態では、排出ローラ17
とピンチローラ18とでラベル紙2を挟持した状態で正
逆搬送する例について説明したが、本発明は、これに限
定されず、例えば、板状部材によって搬送路を形成させ
ると共に板状部材に排出ローラを押圧させ、逆搬送時に
は、これらの両者によるバックテンションをラベル紙2
に加えるように構成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のラベルプ
リンタによれば、搬送用ローラの下流側の少なくとも1
つに一方向クラッチを設けたため、逆搬送時における上
流側の搬送用ローラと下流側の搬送用ローラとの間にお
いてのラベル紙の弛みの発生を確実に防止することがで
きる。
【0036】また、請求項2記載のラベルプリンタによ
れば、最大の周速比を有する搬送用ローラに一方向クラ
ッチを設けたため、ラベル紙の弛みの発生を有効に防止
することができる。
【0037】さらに、請求項3記載のラベルプリンタに
よれば、汎用の一方向クラッチによって安価に構成する
ことができると共に、例えば、駆動力伝達用ギヤなどに
内蔵させることによって駆動力の伝達機構を小型化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るラベルプリンタの内部構造の
概要を示す断面図である。
【図2】本実施形態に係るラベルプリンタの制御装置の
回路図である。
【図3】本実施形態に係るラベルプリンタの駆動力伝達
機構の一部の斜視図である。
【図4】ラベルの印刷時における位置ズレを説明するた
めのラベル紙の上面図である。
【図5】位置ズレと印刷時間の関係を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 2 ラベル紙 12 搬送路 13b ガイドローラ 15 ガイドローラ 17 排出ローラ 19b 一方向クラッチ 34 搬送用モータ B 台紙 L ラベル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルが台紙に剥離可能に付着されたラ
    ベル紙を正逆搬送可能に構成されると共に少なくとも正
    搬送時において搬送用モータによってそれぞれ駆動され
    る複数の搬送用ローラを搬送路上に配設し、かつ当該複
    数の搬送用ローラのそれぞれの周速比を前記搬送路の上
    流側から下流側に向かうに従って順に大きく構成したラ
    ベルプリンタにおいて、 前記ラベル紙の逆搬送時において前記搬送用モータによ
    って逆転駆動される前記搬送用ローラのうちの最小の前
    記周速比で形成された搬送ローラを除いた前記複数の搬
    送ローラのうちの少なくとも1つは、前記ラベル紙を前
    記上流側から下流側に正搬送するための駆動力のみを伝
    達するための一方向クラッチを介して前記搬送用モータ
    によって駆動されることを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1つの搬送用ローラは、
    最大の前記周速比を有する搬送用ローラであることを特
    徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記一方向クラッチは、ローラ型一方向
    クラッチであることを特徴とする請求項1または2記載
    のラベルプリンタ。
JP18131796A 1996-06-20 1996-06-20 ラベルプリンタ Pending JPH106594A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100414444B1 (ko) * 2001-05-07 2004-01-07 장상빈 계산기의 레이블 출력장치
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