JP2003312936A - ラベルプリンタのラベル剥離装置 - Google Patents
ラベルプリンタのラベル剥離装置Info
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- JP2003312936A JP2003312936A JP2002127887A JP2002127887A JP2003312936A JP 2003312936 A JP2003312936 A JP 2003312936A JP 2002127887 A JP2002127887 A JP 2002127887A JP 2002127887 A JP2002127887 A JP 2002127887A JP 2003312936 A JP2003312936 A JP 2003312936A
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Abstract
２ないし台紙１０の弛みの発生を防止して安定したラベ
ル連続体２の移送および印字、ならびにラベル１３の剥
離を行い、コストダウンが可能なラベルプリンタ２０の
ラベル剥離装置を提供すること。 【解決手段】ベアリング式ワンウェイクラッチを使用せ
ずに、より廉化で組立て作業が簡単なラベル剥離装置と
して、剥離用ローラ７との間に帯状の台紙１２を挟持す
る従動ローラ８と、を有し、従動ローラ８と剥離用ロー
ラ７とが圧接状態において、剥離用ローラ７の正回転時
にはこの従動ローラ８が剥離用ローラ７に対して食込み
方向の回転となるように設けたことを特徴とする。
Description
ラベル剥離装置にかかるもので、とくにラベル連続体の
移送を正逆方向に行うラベルプリンタのラベル剥離装置
に関するものである。
にもとづき概説する。図２は、ラベルプリンタ１の概略
側面図であって、ラベルプリンタ１は、ラベル連続体２
の供給部３と、印字部１７と、プラテンローラ５と、転
向ピンなどによる剥離用転向部材６と、剥離用ローラ７
および従動ローラ８と、駆動モータ９と、中間ギア１０
と、巻取り軸１１を有する。
紙）に複数枚のラベル１３を仮着した構成である。この
ラベル連続体２およびその台紙１２を移送する駆動機構
は、プラテンローラ５のプラテンローラ用ギア１４と、
剥離用ローラ７の剥離ローラ用ギア１５との間に中間ギ
ア１０を設けて、駆動モータ９による駆動によりプラテ
ンローラ５および剥離用ローラ７を同一回転方向に駆動
可能としている。
て、駆動モータ９の駆動により中間ギア１０を介してプ
ラテンローラ５および剥離用ローラ７を回転駆動し、ラ
ベル連続体２を上流の供給部３から印字部１７のサーマ
ルヘッド４（印字ヘッド）およびプラテンローラ５によ
り挟持するように供給して、移送とともに印字を行い、
剥離用転向部材６の位置で台紙１２のみを転向させてラ
ベル１３を剥離し、台紙１２を剥離用ローラ７および従
動ローラ８の間に挟持して移送し、帯状の台紙１２は巻
取り軸１１で巻き取られる。
離ローラ用ギア１５のギア比を変えることにより（プラ
テンローラ用ギア１４と中間ギア１０とのギア比を、剥
離ローラ用ギア１５と中間ギア１０とのギア比より大き
くしてある）、下流側の剥離用ローラ７および従動ロー
ラ８による台紙１２の移送量が、上流側のプラテンロー
ラ５によるラベル連続体２の移送量より多くなるように
して、プラテンローラ５から剥離用転向部材６および剥
離用ローラ７までの部分において、ラベル連続体２およ
びその台紙１２に弛みが生じないように構成している。
ローラ７における上述のような正回転によるラベル連続
体２の移送および印字とは別に、駆動モータ９を逆回転
させて印字を行わない状態でラベル連続体２を上流側に
わずかに戻すように移送し、ラベル１２への印字開始位
置を調節する、いわゆるバックフィードと呼ばれる操作
を行う場合がある。このバックフィードを行う場合に
は、プラテンローラ５および剥離用ローラ７における上
記ギア比の相違により、剥離用ローラ７および従動ロー
ラ８の方がプラテンローラ５よりラベル連続体２を多く
逆転方向（上流側方向）に戻すように移送するため、剥
離用転向部材６の前後の部分におけるラベル連続体２お
よび台紙１２に弛みが生じ、つぎの正回転時におけるラ
ベル１３への印字およびその剥離作用に支障が発生する
という問題がある。
式ワンウェイクラッチ１６などを設けることにより、駆
動モータ９の正回転時には剥離用ローラ７をプラテンロ
ーラ５と同様に駆動し、逆回転時には剥離用ローラ７に
は回転力を伝達しないようにして回転フリーとし、プラ
テンローラ５のみを回転可能としてラベル連続体２ない
し台紙１２の弛み発生を防止していたが、ベアリング式
ワンウェイクラッチ１６が高価であるという問題があ
る。
における印字面積を節約することができるという長所が
あり、ラベルプリンタ１の運転上、全体のコストダウン
にはこれを採用することが望ましいにもかかわらず、ベ
アリング式ワンウェイクラッチ１６の採用で、コストア
ップになってしまうという問題がある。
諸問題にかんがみなされたもので、コストダウンが可能
なラベルプリンタのラベル剥離装置を提供することを課
題とする。
ラッチを用いずとも、バックフィード操作時におけるラ
ベル連続体ないし台紙の弛みの発生を防止して安定した
ラベル連続体の移送および印字、ならびにラベルの剥離
が可能なラベルプリンタのラベル剥離装置を提供するこ
とを課題とする。
に、請求項１に記載のラベルプリンタのラベル剥離装置
は、帯状の台紙に複数枚のラベルを仮着したラベル連続
体の供給部と、前記ラベルに印字を行う印字ヘッドと、
この印字ヘッドとの間に前記ラベル連続体を挟持して移
送するプラテンローラと、前記台紙を転向させる剥離用
転向部材と、この転向した前記台紙を挟持して移送する
剥離用ローラおよび従動ローラと、を有するとともに、
前記供給部から前記ラベル連続体を所定の移送方向に移
送し、前記台紙から前記ラベルを剥離するためのラベル
プリンタのラベル剥離装置であって、従動ローラと剥離
用ローラとが圧接状態において、剥離用ローラの正回転
時には、従動ローラが剥離用ローラに対して食込み方向
の回転となり、剥離用ローラの逆回転時には逃げ方向の
回転となるように設けたことを特徴とする。
剥離装置は、前記剥離用ローラとの間に前記台紙を挟持
する従動ローラと、従動ローラアームと、従動ローラア
ームに従動ローラを回動自在に軸支する従動ローラ軸
と、従動ローラアームの回動支点となるアーム軸と、従
動ローラを剥離用ローラに押圧するための押圧ばねと、
を有し、従動ローラと剥離用ローラとが圧接状態におい
て、従動ローラアームの回動支点であるアーム軸の中心
と従動ローラの中心を結ぶ直線に対し、その従動ローラ
の中心と剥離用ローラの中心を結ぶ直線とがなす角度が
鈍角になるように設定されたことを特徴とする。
ラベルプリンタのラベル剥離装置を図１にもとづき説明
する。ただし、図２と同様の部分には同一符号を付し、
その詳述はこれを省略する。図１は、ラベルプリンタ２
０の概略側面図であり、ラベルプリンタ２０は、既述の
ラベル連続体２の供給部３、印字部１７、プラテンロー
ラ５、剥離用転向部材６、従動ローラ部２１、剥離用ロ
ーラ７および剥離ローラ用ギア２２、駆動モータ９、中
間ギア１０、巻取り軸１１などを有する。
ド支持アーム２８と、ヘッド回動軸２９と、ヘッド押圧
ばね３０と、によりこれを構成する。すなわち、ヘッド
支持アーム２８にサーマルヘッド４が支持され、ヘッド
支持アーム２８の回動支点となるヘッド回動軸２９と、
サーマルヘッド４をプラテンローラ５へ押圧するための
ヘッド押圧ばね３０とが備わっている。
と、従動ローラアーム２３と、従動ローラ軸２４と、ア
ーム軸２５と、押圧ばね２６と、によりこれを構成す
る。すなわち、従動ローラアーム２３の一端部に従動ロ
ーラ８が従動ローラ軸２４をもって回動自在に支持さ
れ、従動ローラアーム２３の他端部には、従動ローラが
剥離用ローラ７への押圧用の押圧ばね２６が懸架されて
いる。また、従動ローラアーム２３は従動ローラアーム
２３の長手方向略中央付近のアーム軸２５で回動可能に
支持されている。
は、常に正逆回転をともに一体となって回転する。すな
わち、駆動モータ９の正逆回転駆動力は、中間ギア１
０、剥離ローラ用ギア２２を介して剥離用ローラ７がプ
ラテンローラ５とともに正逆方向に回転する。なお、プ
ラテンローラ用ギア１４と中間ギア１０とのギア比と、
剥離ローラ用ギア１５と中間ギア１０とのギア比を等し
くしている。
係について説明すると、剥離用転向部材６で転向された
台紙１２が最初に接する剥離用ローラ７の外周点Ｐに対
し、従動ローラ８が下方側から圧接され、従動ローラア
ーム２３の回動支点であるアーム軸２５の中心と従動ロ
ーラ８の回転軸である従動ローラ軸２４の中心を結ぶ直
線Ｌに対して、その従動ローラ軸２４の中心と、剥離用
ローラ７の中心を結ぶ直線Ｍとがなす角度βが鈍角にな
るように設定している。
が剥離用ローラ７と従動ローラ８とで狭持され、剥離用
ローラ７の正回転において、従動ローラ８は剥離用ロー
ラ７に対して食込み方向の回転となり、従動ローラ８は
剥離用ローラ７とほとんど滑りを生ずることなく回転さ
れ、既定量の台紙移送となる。一方、プラテンローラ５
も正回転となり、プラテンローラ５とサーマルヘッド４
とでラベル連続体２が狭持され移送されるが、サーマル
ヘッド４はプラテンローラ５に対しヘッド回動軸２９を
支点としＡ方向（逃げ方向）に作用し、一定の滑りを生
ずることから、剥離用ローラ７と従動ローラ８とでの移
送が主移送手段となる。ラベル連続体２をバックフィー
ド、即ち、剥離用ローラ７の逆回転において、従動ロー
ラ８は剥離用ローラ７に対し逃げ方向の回転となり、従
動ローラ８は剥離用ローラ７に対してほぼ一定の滑りを
生じながら回転し、プラテンローラ５も逆回転となり、
プラテンローラ５とサーマルヘッド４とでラベル連続体
２が狭持され移送されるが、サーマルヘッド４はプラテ
ンローラ５に対しヘッド回動軸２９を支点としＢ方向
（食込み方向）に作用することから、ほとんど滑りを生
ずることなく、プラテンローラ５とサーマルヘッド４と
での移送が主移送手段となる。
ラ５との正回転において、従動ローラ８の食込みとサー
マルヘッド４の逃げ作用の特性である移送量の差を生か
し、剥離用転向部材６を挟んだ上流側と下流側とでラベ
ル連続体２ないし台紙１２の弛みが発生することはな
く、ラベル連続体２を上流側から下流側に移送し、ラベ
ル１３への印字および剥離をおこなう。一方、剥離用ロ
ーラ７とプラテンローラ５との逆回転においても、サー
マルヘッド４の食込みと従動ローラ８の逃げ作用の特性
である移送量の差を生かし、剥離用転向部材６を挟んだ
上流側のラベル連続体２および下流側の台紙１２に弛み
が発生することはない。
ーラに従来のベアリング式ワンウェイクラッチを使用せ
ず、剥離用ローラの回転方向によって従動ローラが剥離
用ローラに対して食込み側と逃げ側とに作用するように
構成したことで、コスト低減にてバックフィード操作時
におけるラベル連続体および台紙の弛みの発生を防止す
ることができ、安定したラベル剥離機能を実現すること
ができる。
ンタ（図１） ２ ラベル連続体 ２１ 従動ローラ
部 ３ 供給部 ２２ 剥離ローラ
用ギア ４ サーマルヘッド（印字ヘッド） ２３ 従動ローラ
アーム ５ プラテンローラ ２４ 従動ローラ
軸 ６ 剥離用転向部材 ２５ アーム軸 ７ 剥離用ローラ ２６ 押圧ばね ８ 従動ローラ ２８ ヘッド支持
アーム ９ 駆動モータ ２９ ヘッド回動
軸 １０ 中間ギア ３０ ヘッド押圧
ばね １１ 巻取り軸 １２ 台紙（剥離紙） １３ ラベル １４ プラテンローラ用ギア １７ 印字部
Claims (2)
- 【請求項１】帯状の台紙に複数枚のラベルを仮着したラ
ベル連続体の供給部と、前記ラベルに印字を行う印字ヘ
ッドと、この印字ヘッドとの間に前記ラベル連続体を挟
持して移送するプラテンローラと、前記台紙を転向させ
る剥離用転向部材と、この転向した前記台紙を挟持して
移送する剥離用ローラおよび従動ローラと、を有すると
ともに、前記供給部から前記ラベル連続体を所定の移送
方向に移送し、前記台紙から前記ラベルを剥離するため
のラベルプリンタのラベル剥離装置であって、従動ロー
ラと剥離用ローラとが圧接状態において、剥離用ローラ
の正回転時には、従動ローラが剥離用ローラに対して食
込み方向の回転となり、剥離用ローラの逆回転時には逃
げ方向の回転となるように設けたことを特徴とするラベ
ルプリンタのラベル剥離装置。 - 【請求項２】前記剥離用ローラとの間に前記台紙を挟持
する従動ローラと、従動ローラアームと、従動ローラア
ームに従動ローラを回動自在に軸支する従動ローラ軸
と、従動ローラアームの回動支点となるアーム軸と、従
動ローラを剥離用ローラに押圧するための押圧ばねと、
を有し、従動ローラと剥離用ローラとが圧接状態におい
て、従動ローラアームの回動支点であるアーム軸の中心
と従動ローラの中心を結ぶ直線に対し、その従動ローラ
の中心と剥離用ローラの中心を結ぶ直線とがなす角度が
鈍角になるように設定されたことを特徴とする請求項１
に記載のラベルプリンタのラベル剥離装置。
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|---|---|---|---|
| JP2002127887A JP3998179B2 (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | ラベルプリンタのラベル剥離装置 |
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Cited By (2)
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- 2002-04-30 JP JP2002127887A patent/JP3998179B2/ja not_active Expired - Fee Related
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