JP2004291395A - 給紙方法及び装置 - Google Patents

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roll paper
lever
torque limiter
paper
shaft
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Takeshi Namiki
剛 並木
Masatoshi Ito
昌利 伊藤
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Mutoh Industries Ltd
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Mutoh Industries Ltd
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Abstract

【課題】用紙の種類が替わっても用紙ごとに最適のバックテンションが付与されるようにする。
【解決手段】給紙側にロール紙26を装着したロール紙ホルダ軸22を回転自在に支承し、ロール紙26の繰り出し部を駆動ローラ30と加圧ローラ32とにより挟持し駆動ローラ30の回転によってロール紙を作業部に引き出す。給紙側に複数のトルクリミッタ8,16を設け、複数のトルクリミッタ8,16を互いに結合及び結合解除可能としてロール紙26の種類に応じてバックテンションを変更できるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェットプリンタなどのロール紙を使用した記録装置に用いられる給紙方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、給紙装置として、ロール紙にバックテンションを掛ける構成のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
またロール紙が装着されたロール紙軸体にトルクリミッタが入ったものがある(例えば特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−221108号公報(第1ページ、第1図)
【特許文献2】
特開2001−163495号公報(第5ページ、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のバックテンションが一定の給紙装置では、用紙の種類が替わったとき、用紙に対応してバックテンションを変化させることができない。また、多少はトルクリミッタの調整範囲内でバックテンションの調整は可能かも知れないが、この調整範囲を越えた大きな変化に対応することができない。そのため、用紙の種類に対応した高精度の給紙を行うことができなかった。また、ロール紙軸にトルクリミッタを入れたものは、その負荷は一定であり、用紙が替わったときには対応できないのでロール紙軸を何本も用意しなければならずコスト高となるという問題点があった。
本発明は上記問題点を解決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、給紙側にロール紙を装着したロール紙ホルダ軸を回転自在に支承し、前記ロール紙の繰り出し部を駆動ローラと加圧ローラとにより挟持し、該駆動ローラの回転によって前記ロール紙を作業部に引き出し、前記ロール紙ホルダ軸にトルクリミッタの制動力を付与し、前記ロール紙にバックテンションをかけるようにした給紙方法において、給紙側に複数のトルクリミッタを設け、該複数のトルクリミッタを互いに結合及び結合解除可能としてロール紙の種類に応じてバックテンションを変更できるようにしたものである。また本発明は、ロール紙を装着したロール紙ホルダ軸を回転自在に支承する給紙側の基板に設けられた軸支承部と、前記基板側に設けられ入力軸に固着された回転伝達体が前記ロール紙ホルダ軸の端部に固定された回転伝達体に脱着自在に結合する第1のトルクリミッタと、前記基板側に揺動可能に支承されたレバーと、該レバーの揺動によって入力軸に固着された回転伝達体が前記第1のトルクリミッタの回転伝達体と結合及び結合が解除されるよう支持された第2のトルクリミッタと、前記レバーを揺動方向に駆動するレバー操作部とを備えたものである。
また本発明は、前記回転体がギアであることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
符号2はインクジェットプリンタなどの記録装置の給紙部側に配設されたロール紙ホルダ部であり、左右両側に固設された一対の基板4(他方は図示省略)の軸装着凹部4aにそれぞれ一対の載置ローラ6,6が回転自在に軸支されている。8はロール紙ホルダ部2の基板4に固定された第1のトルクリミッタであり、これの入力軸に固定されたギア10が前記軸装着凹部4aの延長線上に配置されている。12はレバーであり、前記基板4に回転自在に軸(14)支されている。
【0007】
前記レバー12には第2のトルクリミッタ16が固定されている。前記レバー12は、ばね18によって、前記基板4を支点として図1中、反時計方向に付勢され、この付勢力によって、前記トルクリミッタ16の入力軸に固着されたギア20が前記ギア10に噛み合っている。前記レバー12には、該レバー12を図1中、時計方向に回動し該回動位置に解除可能に係止するソレノイドなどのレバー操作手段(図示省略)が設けられている。前記トルクリミッタ8,16は、入力軸に所定の値以上のトルクが付与されると、入力軸は回転を開始し、加えられたトルクに従って回動自在となるものである。
【0008】
22はロール紙ホルダ軸であり、その両端近傍の一対のフランジ部24間にロール紙26のロール部が装着されている。前記ロール紙ホルダ軸22の両端は、前記基板4側のローラ6,6上に載置され、該ローラ6,6に回転自在に支承されている。前記ロール紙ホルダ軸22の端部には、ギア28が固定され、該ギア28は、前記トルクリミッタ8のギア10に脱着自在に噛み合っている。尚、ロール紙ホルダ部2を左右対称の構造を有するように構成しても良いし、また、図示省略したロール紙ホルダ軸の他端を単に一対の載置ローラで回転自在に支承する構造とし、一端側のみトルクリミッタを設けた構成としても良い。又、レバー12の揺動係止動作は、解除可能な係止機構を設け、手操作で操作し得るように構成しても良い。
【0009】
上記した構成において、ロール紙の種類に応じ、通常のバックテンションを設定する場合には、レバー12を図2中、軸14を中心として、時計方向に揺動し、トルクリミッタ16とトルクリミッタ8との結合を解除し、レバー12を解除位置に係止する。また、通常よりも更にバックテンションを増大させたい場合には、レバー12の上記係止を解除する。これにより、レバー12は、ばね18の力によって、反時計方向に揺動し、トルクリミッタ16のギア20が、トルクリミッタ8のギア10に噛み合う。
【0010】
図1に示すように、ロール紙26を繰り出し、この繰り出し部をプリンタの駆動ローラ30と加圧ローラ32間に挟持させ、駆動ローラ30を図中、反時計方向に回動すると、ロール紙26は、トルクリミッタ8及び/又はトルクリミッタ16により所定のバックテンションを付与された状態で、プラテン34上に繰り出され、インクジェット型記録ヘッド36によって印字が行われる。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く構成したので、異なった用紙ごとに最適のバックテンションを簡単に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である給紙装置の実施形態を示す側面説明図である。
【図2】本発明である給紙装置の実施形態を示す側面説明図である。
【図3】本発明である給紙装置の実施形態を示す外観説明図である。
【符号の説明】
2 ロール紙ホルダ部
4 基板
6 載置ローラ
8 トルクリミッタ
10 ギア
12 レバー
14 軸
16 トルクリミッタ
18 ばね
20 ギア
22 ロール紙ホルダ軸
24 フランジ部
26 ロール紙
28 ギア
30 駆動ローラ
32 加圧ローラ
34 プラテン
36 記録ヘッド

Claims (3)

  1. 給紙側にロール紙を装着したロール紙ホルダ軸を回転自在に支承し、前記ロール紙の繰り出し部を駆動ローラと加圧ローラとにより挟持し、該駆動ローラの回転によって前記ロール紙を作業部に引き出し、前記ロール紙ホルダ軸にトルクリミッタの制動力を付与し、前記ロール紙にバックテンションをかけるようにした給紙方法において、給紙側に複数のトルクリミッタを設け、該複数のトルクリミッタを互いに結合及び結合解除可能としてロール紙の種類に応じてバックテンションを変更できるようにしたことを特徴とする給紙方法。
  2. ロール紙を装着したロール紙ホルダ軸を回転自在に支承する給紙側の基板に設けられた軸支承部と、前記基板側に設けられ入力軸に固着された回転伝達体が前記ロール紙ホルダ軸の端部に固定された回転伝達体に脱着自在に結合する第1のトルクリミッタと、前記基板側に揺動可能に支承されたレバーと、該レバーの揺動によって入力軸に固着された回転伝達体が前記第1のトルクリミッタの回転伝達体と結合及び結合が解除されるよう支持された第2のトルクリミッタと、前記レバーを揺動方向に駆動するレバー操作部とを備えたことを特徴とする給紙装置。
  3. 前記回転体がギアであることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
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