JP2001310541A - 熱転写プリンタのリボンテンション調整機構 - Google Patents

熱転写プリンタのリボンテンション調整機構

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JP2001310541A
JP2001310541A JP2000129228A JP2000129228A JP2001310541A JP 2001310541 A JP2001310541 A JP 2001310541A JP 2000129228 A JP2000129228 A JP 2000129228A JP 2000129228 A JP2000129228 A JP 2000129228A JP 2001310541 A JP2001310541 A JP 2001310541A
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JP
Japan
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tension
ribbon
ink ribbon
thermal transfer
winding
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JP2000129228A
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Inventor
Akira Takahashi
高橋  彰
Yutaka Inokuchi
豊 井ノ口
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Heiwa Tokei Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Heiwa Tokei Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は,リボンテンション調整のための動力
手段を必要とせず、リボンテンションを一定に保つ機構
を提供することを目的とする。 【構成】インクリボン搬送路中に設けられたインクリボ
ンのテンションを検出する検出部と、前記検出部と連動
してリボンテンションを調整するクラッチのインクリボ
ンへの伝達力が変動するようにアクチュエータを構成
し、前記アクチュエータに取り付けられている加圧手段
により付加されるテンションと、前記検出部の設定され
たインクリボンのテンションとが釣り合うように動作す
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクリボンへ適正な
テンションを与えるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクリボンを用い熱転写して印刷する
サーマルプリンタは広く知られている。供給するインク
リボンへ付加するバックテンションと、インクリボン巻
き取り側に付加する巻き取りテンションは、印刷品質に
影響を及ぼす。インクリボンへのテンションが低すぎる
時には、リボンしわが発生してドット抜けが発生し印刷
品質が低下してしまう。また、インクリボンへのテンシ
ョンが高すぎる場合には、リボンがスリップしてしまい
リボンを搬送できなかったり、印字長が短くなってしま
う不具合が発生する。特開平7−89172号公報に示
されているように、インクリボンの使用開始時から終了
時点間での間で、リボン径が変化する事によって発生す
るインクリボンのテンションの変動を検出して、インク
リボンへのテンションを一定に保つように制御する機構
も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機構では、リボンテンションを検出するためのセンサ
と、センサの検出に基づいてテンションを調整するため
の動力機構がリボンホルダ側、巻き取り側それぞれに必
要であり、機構が複雑になってしまうという欠点があ
る。本発明は、リボンテンション調整のための動力手段
を必要とせず、リボンテンションを一定に保つ機構を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、本発明は、インクリボン搬送路中に設けられたイ
ンクリボンのテンションを検出する検出部と、前記検出
部と連動してリボンテンションを調整するクラッチのイ
ンクリボンへの伝達力が変動するようにアクチュエータ
を構成し、前記アクチュエータに取り付けられている加
圧手段により付加されるテンションと、前記検出部の設
定されたインクリボンのテンションとが釣り合うように
動作するように構成した。
【0005】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図1には本発明リボンテンション機構の概略の側面
透視図が、図2には概略の正面図が示されている。転写
部1には、図示しないサーマルヘッド保持手段によって
サーマルヘッド21が取り付けられており、プラテンロ
ーラ22に加圧されて熱転写印刷を行う事ができる。転
写フレーム10.11にはインクリボン12が供給側リ
ボンホルダ13に挿入されて取り付けられており、印刷
時にはリボンガイドローラ33.34.35.36を介
して、矢印A方向にインクリボン12が送られ、巻き取
り側リボンホルダ13に巻き取られる。リボンホルダ1
3は、供給側、巻き取り側どちらにも装着することがで
きる。
【0006】供給側リボンホルダ13の軸上には供給側
フリクションドラム14が供給側リボンホルダと一体に
回転するように取り付けられている。供給側フリクショ
ンドラム14にはベルトにフェルトなどのクラッチ材料
を貼り付けたベルトクラッチ15が巻き付けられてい
る。ベルトクラッチ15の一端には固定プレート22が
取り付けられており、固定プレート22は転写フレーム
10にネジ止めされている。転写フレーム10には長穴
が形成されており、固定位置を調整できるようになって
いる。ベルトクラッチ15のもう一端は、固定プレート
23が取り付けられており、テンションプレート17に
設けられている軸18によって軸支されている。
【0007】テンションプレート17は転写フレーム1
0に設けられているピン19に回動可能に軸支されてお
り、同じく転写フレームに設けられているシャフト20
と、テンションプレート17に設けられている長穴21
によって回動範囲を規制されている。テンションプレー
ト17に取り付けられているピン25と、転写フレーム
10に取り付けられているピン26に引っ張りバネ24
が掛けられている。テンションプレート17と転写フレ
ーム11側にピン56で回動可能に軸支されているテン
ションプレート28は、連結板27によって一体に動作
するように取り付けられている。また、テンションプレ
ート17と28には、リボンガイドローラ33が回転可
能に取り付けられている。
【0008】テンションプレート17は、インクリボン
12がゆるんでいる時には、引っ張りバネ24によって
図中矢印Bのa方向に加圧されている。この時ベルトク
ラッチ15も引っ張りバネ24によって張られているの
で、供給側フリクションドラム14には摩擦抵抗が付加
され、インクリボン12へ付加するテンションが高まっ
ている。
【0009】インクリボン12のテンションが強くな
り、リボンガイドローラ33に付加されている引っ張り
バネ24によるテンションを上回ると、テンションプレ
ート17は、図中矢印Bのb方向に引っ張られる。この
時には、ベルトクラッチ15は供給側フリクションドラ
ム14との摩擦抵抗が少なくなるように作用し、インク
リボン12へ付加するテンションが減少する。
【0010】このように構成されているので、テンショ
ンプレート17に取り付けられている引っ張りバネ24
による、リボンガイドローラ33に作用しているテンシ
ョンと、インクリボンのテンションとが釣り合って、常
に一定のテンションをインクリボンに付加することがで
きる。
【0011】次に、巻き取り側リボンホルダの駆動機構
について説明する。供給側と同様に、巻き取り側リボン
ホルダ13の軸上には巻き取り側フリクションドラム4
0が取り付けられている。巻き取り側フリクションドラ
ム40にはベルトクラッチ41が巻き付けられている。
ベルトクラッチ41の一端には固定プレート43が取り
付けられており、固定プレート43は転写フレーム10
にネジ止めされている。転写フレーム10には長穴が形
成されており、固定位置を調整できるようになってい
る。ベルトクラッチ41のもう一端は、固定プレート4
4が取り付けられており、テンションプレート45に設
けられている軸46によって軸支されている。
【0012】テンションプレート45は転写フレーム1
0に設けられているピン47に回動可能に軸支されてお
り、同じく転写フレームに設けられているシャフト48
と、テンションプレート45に設けられている長穴49
によって回動範囲を規制されている。テンションプレー
ト45に取り付けられているピン52と、転写フレーム
10に取り付けられているピン51に引っ張りバネ50
が掛けられている。テンションプレート45と転写フレ
ーム11側の図示しないテンションプレートは、連結板
53によって一体に動作するように取り付けられてい
る。また、テンションプレート45と転写フレーム11
側のテンションプレートには、リボンガイドローラ36
が回転可能に取り付けられている。プラテン22の駆動
動力源から印刷方向のみ動力を伝達する、図示しないワ
ンウエイクラッチを介してベルト57によって、プーリ
58に巻き取りのための動力が伝達される。
【0013】図3には巻き取り側フリクションドラム4
0の動力伝達機構部が示されている。プーリ58と、か
さ歯車61は圧入されて固定されており、シャフト65
に回転可能に保持されている。巻き取り側フリクション
ドラム40には、かさ歯車62.63.64が取り付け
られており、かさ歯車64はシャフト65にピン66で
固定されている。また、リボンホルダ13を取り付ける
ホビン67もピン68でシャフトに固定されている。リ
ボンホルダ13はホビン67と軸受け69に着脱可能に
構成されている。
【0014】次に、インクリボン巻き取り力の伝達に付
いて説明する。巻き取り側フリクションドラム40がベ
ルトクラッチ41によって止められている場合には、ベ
ルト57からの動力は、プーリ58と一体に取り付けら
れているかさ歯車61から、かさ歯車62.63へ伝達
され、かさ歯車64を介してシャフト65が回転し、シ
ャフトに固定されているホビン67が回転することによ
って、リボンホルダ13が回転してリボンを巻き取るこ
とができる。
【0015】巻き取り側フリクションドラム40がベル
トクラッチ41がゆるんで回転している場合には、ベル
ト57から動力は伝達されるが、かさ歯車61からかさ
歯車62.63へ動力が伝達され、巻き取り側フリクシ
ョンドラム40が回転して、かさ歯車64は回転しない
ため、インクリボンの巻き取りは行われない。
【0016】ベルト57から供給される動力は、インク
リボンのテンションが弱い場合にはリボンホルダ13へ
直接伝達されるが、インクリボンのテンションが高くな
ってテンションプレート45が図中矢印Cのb方向へ回
転すると、供給側と同様に、ベルトクラッチ41がゆる
んで巻き取り側フリクションドラム40が滑って伝達動
力を逃がすように動作し、常に一定の巻き取りテンショ
ンを保つことができる。
【0017】紙送りのバックフィードが行われた場合に
は、プラテン動力側からはワンウエイクラッチによって
動力の伝達は遮断されている。インクリボンが巻き戻さ
れるとリボンガイドローラ36が図中矢印Cのb方向に
引っ張られてベルトクラッチ41がゆるみインクリボン
へのテンションが弱くなり、リボンガイドローラ36が
a方向に移動する。同様の動作を繰り返すことによっ
て、バックフィード時も常に一定のリボンテンションを
付加することができる。インクリボン供給側は、インク
リボンが引き戻されたままになるが、周知のリボン巻き
取り機構を供給側フリクションドラム14に設ければイ
ンクリボンを巻き戻すことができる。
【0018】図4には本発明第2の実施例が示されてい
る。転写フレーム10に歯車71.72がそれぞれ軸7
3.74によって取り付けられている。歯車71.72
には軸75.76が圧入されて取り付けられており、軸
74.75の図中上側にはバネ24.50のフックが掛
けられており、下側には突出して転写フレーム10に形
成されている溝77.78と係合して円周上を略180
度回動可能に構成されている。軸75.76の位置を変
えることにより、引っ張りバネ24.50の角度及び長
さを変えることができる。
【0019】転写フレーム10の図に示されている裏面
側には、軸75.76が突出しており、この軸を円弧状
に移動させることによって、インクリボンへ付加するテ
ンションを調整することができる。また、歯車71.7
2によって連動されているため、バックテンションと巻
き取りテンションを同時に調整することができる。ここ
ではバックテンションと巻き取りテンションが連動して
変更できるように構成したが、歯車71.72がかみ合
わないようにすれば、独立して調整することも可能であ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明の構成によれば、インクリボンの
巻き径によってリボンテンションが変わらず常に一定の
ため、設定するリボンテンションを低くすることがで
き、リボンテンションの影響による印刷長の変化を抑え
ることができる。さらに、インクリボンのテンションの
調整は機械的に行えるため、本体に電源が入ってない状
態において、インクリボンの交換を行って、巻き取り側
リボンホルダを回してインクリボンをセットするような
場合でも、一定のリボンテンションを保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクリボン転写機構の側面を示す概
略の透視図である。
【図2】本発明インクリボン転写機構の図1の正面を示
す概略図である。
【図3】本発明の巻き取り部の動力伝達を説明するため
の部分断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
10 転写フレーム 14 供給側フリクションドラム 15 ベルトクラッチ 17 テンションプレート 24 引っ張りバネ 40 巻き取り側フリクションドラム 41 ベルトクラッチ 45 テンションプレート 50 引っ張りバネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボン搬送路中に設けられたイン
    クリボンのテンションを検出する検出部と、前記検出部
    と連動してリボンテンションを調整するクラッチのイン
    クリボンへの伝達力が変動するようにアクチュエータを
    構成し、前記アクチュエータに取り付けられている加圧
    手段により付加されるテンションと、前記検出部の設定
    されたインクリボンのテンションとが釣り合うように動
    作するように構成したことを特徴とする熱転写プリンタ
    のリボンテンション調整機構。
  2. 【請求項2】 リボン巻き取りの為の動力がデファレン
    シャルギアとクラッチを介してリボン巻き取りの為の機
    構へ伝達されることを特徴とする熱転写プリンタのリボ
    ンテンション調整機構。
  3. 【請求項3】 リボンテンションの強弱調整をクラッチ
    として使用しているベルトの長さを調整することにより
    行うことを特徴とする請求項1記載の熱転写プリンタの
    リボンテンション調整機構。
  4. 【請求項4】 リボンテンションの強弱調整を前記アク
    チュエータに張掛けられている前記バネの角度を変える
    ことにより行うことを特徴とする請求項1記載の熱転写
    プリンタのリボンテンション調整機構。
  5. 【請求項5】 ホルダー側のバックテンションと巻き取
    り側の巻き取りテンションとを連動して切り替えるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の熱転写プリ
    ンタのリボンテンション調整機構。
JP2000129228A 2000-04-28 2000-04-28 熱転写プリンタのリボンテンション調整機構 Pending JP2001310541A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000129228A JP2001310541A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 熱転写プリンタのリボンテンション調整機構
US09/843,784 US6648527B2 (en) 2000-04-28 2001-04-30 Mechanism for adjusting tension of an inked ribbon of a printer
US10/653,095 US6877918B2 (en) 2000-04-28 2003-09-03 Mechanism for adjusting tension of an inked ribbon of a printer

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014233968A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 イーデーエム株式会社 サーマルプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014233968A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 イーデーエム株式会社 サーマルプリンタ

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