JP2008030376A - 熱転写印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクリボンの巻き戻しを行う昇華型カラープリンタにおいて、印刷時のインクリボンの弛みを防止しつつ、駆動源に不要な負荷がかかるのを防止する。
【解決手段】昇華型カラープリンタは、未使用のインクリボンが巻かれている供給ローラ50と、供給ローラ50のインクリボンを転写部を通過させて巻き取る巻取りローラを備えている。巻取りローラの駆動源として、巻取り用DCモータが設けられ、供給ローラ50の駆動源として、巻戻し用DCモータが設けられる。供給ローラ50と巻戻し用DCモータとの間に介在された負荷調整歯車71には、トルクリミッタ81とワンウェイクラッチ82が取り付けられる。このトルクリミッタ81とワンウェイクラッチ82により、インクリボンの印刷搬送時に供給ローラ50の回転に負荷を与えてインクリボンに張力を与え、インクリボンの巻き戻し時には供給ローラ50の前記負荷を解除する。
【選択図】図4
【解決手段】昇華型カラープリンタは、未使用のインクリボンが巻かれている供給ローラ50と、供給ローラ50のインクリボンを転写部を通過させて巻き取る巻取りローラを備えている。巻取りローラの駆動源として、巻取り用DCモータが設けられ、供給ローラ50の駆動源として、巻戻し用DCモータが設けられる。供給ローラ50と巻戻し用DCモータとの間に介在された負荷調整歯車71には、トルクリミッタ81とワンウェイクラッチ82が取り付けられる。このトルクリミッタ81とワンウェイクラッチ82により、インクリボンの印刷搬送時に供給ローラ50の回転に負荷を与えてインクリボンに張力を与え、インクリボンの巻き戻し時には供給ローラ50の前記負荷を解除する。
【選択図】図4
Description
本発明は、熱転写印刷装置に関する。
従来より、高画質の文字や画像などの印刷には、熱溶融式や熱昇華式などの熱転写印刷装置(サーマルプリンタ)が用いられている。サーマルプリンタは、印刷紙とインクリボンを重ねた状態で、サーマルヘッドをインクリボンに押し付けて、インクリボンのインクを昇華又は溶融させて印刷用紙に転写し所定の画像を印刷するものである。
インクリボンは、印刷用紙であるロール紙と同程度の幅を有するロール状に形成され、その表面には例えば長手方向に沿って黄色(Y色)のインク面、マゼンダ色(M色)のインク面、シアン色(C色)のインク面がこの順に繰り返して塗布されている。サーマルプリンタは、未使用のインクリボンが巻かれた供給ローラと、使用済みのインクリボンを巻き取る巻取りローラを備えている。印刷時には、インクリボンを供給ローラから巻取りローラに搬送し、その途中にあるサーマルヘッドにおいて、Y色、M色、C色の順に各色のインクを印刷用紙の所定の印刷面に重ねて転写していくことにより、印刷用紙に所定の画像を印刷できる。
また、上述のサーマルプリンタは、印刷用紙の各印刷面に対しY色のインクの転写から行うので、イニシャル動作として、インクリボンにおけるY色のインク面の頭出しを行う機能を備えている。このY色のインク面の頭出しは、例えば各Y色のインク面の先頭部に黒色のマークが取り付けられ、インクリボンを現在の位置から巻取りローラ側に送り出して黒色のマークをセンサにより検出することにより行われている。また、この黒色のマークの態様を適宜変えることにより、インクリボン切れや、インクリボンの種類の不適合なども検出している。
従来、上述のY色のインク面の頭出しは、印刷開始命令と共に行われていたが、この場合、例えば印刷開始命令後にインクリボン切れやインクリボンの不適合が確認されるため、その後に印刷を停止する必要があり、印刷動作が円滑に行われなくなる。このため、Y色のインク面の頭出しは、前回の印刷終了時に事前に行われていることが望ましい。
しかし、Y色のインク面の頭出しを印刷終了時に行った場合、その後に例えば何らかの理由で電源のON/OFF、印刷用紙の補充用扉の開閉などが行われイニシャル動作が再実行されると、再度Y色のインク面の頭出しが行われ、インクリボンが巻取りローラ側に送られる。この場合、未使用のインク面が巻取りローラに巻き取られることになり、インクリボンの一部が無駄になる。
かかる問題を解消するために、初期動作時にインクリボンを逆方向に所定量巻き戻し、その後インクリボンを送り出してY色のインク面の頭出しを行うことが提案されている(特許文献1参照)。
ところで、通常の印刷時にインクリボンを巻取りローラ側に搬送する場合、インクリボンの弛みを防止するため、インクリボンに一定の張力を掛ける必要がある。この場合、例えば供給ローラの回転に機械的に負荷をかけることが考えられる。しかしながら、単純に供給ローラの回転に負荷をかけると、上述したようにインクリボンを巻き戻す場合にも供給ローラに負荷がかかってしまう。こうなると、巻き戻し時の駆動源に不要な負荷がかかり、例えば駆動モータの消費電力が増大してランニングコストが増大する。また、駆動源に過剰な負担がかかって駆動源の寿命を短くしかねない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、インクリボンの巻き戻しを行う熱転写印刷装置において、印刷時のインクリボンの弛みを防止しつつ、駆動源に不要な負荷がかかるのを防止することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、複数色のインクが繰り返し塗布されているインクリボンを、供給ローラから送出し転写部を通過させて巻取りローラにより巻き取り、その転写部において熱によりインクリボンのインクを印刷用紙に転写して印刷する熱転写印刷装置であって、供給ローラを逆回転させ、インクリボンを前記供給ローラ側に所定量巻き戻す巻戻し機構と、インクリボンを前記巻取りローラ側に搬送する印刷時には前記供給ローラの回転に負荷を与えて前記インクリボンに張力を与え、かつ前記巻戻し機構による巻き戻し時には前記供給ローラの前記負荷を解除する負荷制御機構と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷搬送時に供給ローラの回転に負荷を与えてインクリボンに張力を与え、巻き戻し時にはその供給ローラの負荷を解除できるので、巻き戻しのための駆動源に不要な負荷がかかるのを防止し、例えば駆動モータの消費電力を低減でき、また駆動源への負担も低減できる。
前記負荷制御機構は、前記供給ローラに連動する歯車と、前記歯車の回転軸に取り付けられたトルクリミッタ及びワンウェイクラッチを有し、前記歯車は、その回転軸に対して回転自在であり、前記トルクリミッタは、内輪部と外輪部を有し、その内輪部と外輪部は、作用するトルクが小さい場合に供回りすなわち一緒に回転し、所定以上のトルクが作用した場合に内輪部と外輪部の間で一定のトルクを維持しながら相対的に回転し、前記ワンウェイクラッチは、前記回転軸に対して一方向にのみ回転し、前記トルクリミッタの外輪部は、前記歯車に固定され、前記トルクリミッタの内輪部は、前記ワンウェイクラッチに固定されていてもよい。
前記供給ローラと巻取りローラは、別々の駆動源を有し、前記供給ローラの駆動源と前記供給ローラは、連動状態と非連動状態を切り替え可能であってもよい。
前記熱転写印刷装置は、前記供給ローラの駆動源に従動する遊星歯車列と、前記供給ローラの回転に連動する連動歯車を、さらに有し、前記遊星歯車列の遊星歯車を前記連動歯車に対し着脱することにより、前記連動状態と非連動状態が切り替わるようにしてもよい。
前記熱転写印刷装置は、前記インクリボンの巻き戻し時に前記供給ローラよりも前記巻取りローラの回転速度を遅くする回転制御部を有するようにしてもよい。
前記熱転写印刷装置は、前記複数色のインクのうちの最初のインクの先頭位置に設けられた前記インクリボンのマークを検出する検出手段をさらに有し、一の画像の印刷が終了した後に、インクリボンを前記巻取りローラ側の印刷方向に搬送し、前記検出手段によってインクリボンにおける次の最初のインクのマークを検出して当該次の最初のインクの頭出しを行い、その後前記巻戻し機構によって前記インクリボンを所定量巻き戻して待機させるようにしてもよい。
本発明によれば、印刷時のインクリボンの弛みを防止しつつ、駆動源に不要な負荷がかかるのを防止できるので、例えば駆動源の消費電力を低減し、ランニングコストを低減できる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる熱転写印刷装置としての昇華型カラープリンタ1の内部構成の概略を示す側面図である。
昇華型カラープリンタ1は、外周を覆うケース2を有している。例えばケース2の正面側(図1の左側)には、印刷後の印刷用紙としてのロール紙Rを排出する排出口2aが形成されている。また、ケース2の排出口2aの下側には、ロール紙Rの補充用ドア2bが形成されている。
例えばケース2内の底部の中央付近には、ロール紙Rを保持して回転させる給紙ローラ10が設けられている。給紙ローラ10の上方側には、搬送ローラ11、転向ローラ12が下から順に設けられている。搬送ローラ11は、その回転により給紙ローラ10のロール紙Rを上方に向けて送出できる。転向ローラ12は、搬送ローラ11により上方に向けて送出されたロール紙Rを排出口2a側(図1の左側)の水平方向に方向転換できる。転向ローラ12の外側には、転向ローラ12の外形に沿った円弧状の壁面を有するガイド部材13が設けられている。ロール紙Rは、転向ローラ12とガイド部材13の間を通って水平方向に方向転換される。
転向ローラ12の排出口2a側には、搬送ローラ20、プラテンローラ21及びガイド板22が順に設けられている。搬送ローラ20は、転向ローラ12を通過したロール紙Rをさらに排出口2a側に向けて水平方向に送出できる。プラテンローラ12の上方は、後述するサーマルヘッド30が対向配置されている。
ガイド板22は、ロール紙Rを上下から挟むように排出口2aに向かって形成され、プラテンローラ21において印刷されたロール紙Rを排出口2aに誘導できる。例えばガイド板22の途中には、ロール紙Rの先端の印刷された部分を切断する切断機31が設けられている。
例えば搬送ローラ11、20は、ケース2の背面側(図1の右側)に設けられたステッピングモータ40により駆動する。例えば搬送ローラ11、20には、それぞれプーリ41が取り付けられている。それらのプーリ41には、ステッピングモータ40により回転する回転ベルト42が掛けられている。ステッピングモータ40によりベルト42を回転させ、プーリ41を回転させ、搬送ローラ11、20を回転させて、ロール紙Rを搬送できる。
ケース2内の上部には、例えば正面側から背面側に向けて順に供給ローラ50と巻取りローラ51が設けられている。供給ローラ50は、未使用のインクリボンIが巻かれているものであり、巻取りローラ51は、使用済みのインクリボンIが巻き取られるものである。供給ローラ50と巻取りローラ51との間には、サーマルヘッド30が配置されており、供給ローラ50から送出されたインクリボンIをサーマルヘッド30とプラテンローラ21との間(転写部P)を通過させ、その後巻取りローラ51により巻き取ることができる。サーマルヘッド30は、インクリボンIをロール紙Rに押し付けて、そのサーマルヘッド30の熱によりインクリボンIのインクを昇華させて、そのインクをロール紙Rに転写できる。
ここで、供給ローラ50と巻取りローラ51の駆動機構について説明する。例えば図2に示すように巻取りローラ51には、巻取り駆動用歯車60が取り付けられている。巻取り駆動用歯車60は、例えば複数の中間歯車61、62、63を介在して駆動源である巻取り用DCモータ64に連動している。この巻取り用DCモータ64の駆動力により、中間歯車61、62、63及び巻取り駆動用歯車60を回転させ、巻取りローラ51を回転させて、供給ローラ50のインクリボンIを巻取りローラ51に巻き取ることができる。
供給ローラ50には、例えば巻戻し駆動用歯車70が取り付けられている。巻戻し駆動用歯車70には、歯車及び連動歯車としての負荷調整歯車71が接続されている。また、負荷調整歯車71には、遊星歯車72aと太陽歯車72bから構成される遊星歯車列72が隣接され、太陽歯車72bに対して遊星歯車72aを公転させることにより遊星歯車72aと負荷調整歯車71が着脱自在になっている。太陽歯車72bは、駆動源である巻戻し用DCモータ73に接続されている。巻戻し用DCモータ73の太陽歯車72bとの接続部には、ウォームギアが取り付けられている。図3に示すように巻戻し用DCモータ73の駆動力により、太陽歯車72bに対して遊星歯車72aを公転させ、遊星歯車72aを負荷調整歯車71に接続することにより、負荷調整歯車71及び巻戻し駆動用歯車70を回転させ、供給ローラ50を回転させて、インクリボンIを供給ローラ50側に巻き戻すことができる。なお、本実施の形態においては、例えば巻戻し駆動用歯車70、負荷調整歯車71、遊星歯車列72及び巻戻し用DCモータ73により巻戻し機構が構成されている。
負荷調整歯車71は、回転軸80に対して回転自在に取り付けられている。その負荷調整歯車71の回転軸80には、図4に示すようにトルクリミッタ81とワンウェイクラッチ82が取り付けられている。トルクリミッタ81は、内輪部81aと外輪部81bを有し、内輪部81aと外輪部81bとの間にかかるトルクが小さい場合には内輪部81aと外輪部81bが供回りし、内輪部81aと外輪部81bとの間に一定以上のトルクがかかった場合には一定のトルクを維持した状態で内輪部81aと外輪部81bが相対的に回転するものである。ワンウェイクラッチ82は、軸に対して一方向の回転のみを許容するものである。
トルクリミッタ81とワンウェイクラッチ82は、負荷調整歯車71の内側に嵌め込まれている。トルクリミッタ81の外輪部81bは、負荷調整歯車71に固定されている。ワンウェイクラッチ82は、ブッシュ83を介してトルクリミッタ81の内輪部81aに固定されている。ワンウェイクラッチ82は、回転軸80に対してA方向(図4に示す)にのみ回転する。つまりワンウェイクラッチ82は、供給ローラ50の巻戻し駆動用歯車70が逆のB方向(図3、図4に示す)に回転し、インクリボンIが供給ローラ50側に巻き戻される場合にのみ回転する。したがって、図3に示したように巻戻し用DCモータ73が駆動し、インクリボンIを巻き戻す場合には、図4に示すようにワンウェイクラッチ82が回転軸80に対し自由に回転するので、ワンウェイクラッチ82、トルクリミッタ81及び負荷調整歯車71が回転軸80に対して一体となってA方向に自由に回転する。このとき、トルクリミッタ81の内輪部81aと外輪部81bとの間には小さいトルクしか作用しないので、内輪部81aと外輪部81bが供回りし、トルクリミッタ81による負荷が作用しない。
一方、図5に示すようにワンウェイクラッチ82にB方向の回転力が加わる場合、つまり供給ローラ50の巻戻し駆動用歯車70がA方向に回転し、インクリボンIが巻取りローラ51側に巻き取られる場合(図2に示す)には、ワンウェイクラッチ82は、回転軸80に対して固定されるので、トルクリミッタ81の内輪部81aも固定される。そして、内輪部81aと外輪部81bとの間に一定以上のトルクがかかるので、内輪部81aに対し外輪部81bと負荷調整歯車71が一体となってB方向に回転する。このとき、トルクリミッタ81の作用により内輪部81aと外輪部81bとの間に一定のトルクが作用するので、負荷調整歯車71やそれに接続された巻戻し駆動用歯車70、供給ローラ50の回転に負荷がかかる。なお、本実施の形態においては、例えば負荷調整歯車71、回転軸80、トルクリミッタ81及びワンウェイクラッチ82により負荷制御機構が構成されている。
図1に示すように例えばサーマルヘッド30の供給ローラ50側には、インクリボンIの頭出しを行うための検出手段としてのセンサ90が設けられている。インクリボンIは、例えば図6に示すように長手方向に沿ってイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の3色のインク面Y、M、Cと保護材などが塗布されたオーバーコート面Eがこの順で繰り返し形成されており、ロール紙Rにはインク面Yから順に転写される。インクリボンIの最初のインクであるインク面Yの最前部には、例えば所定のスリットを有する黒帯のマークFが形成され、そのマークFをセンサ90で検出することにより、インク面Yの先頭位置を認識してインク面Yの頭出しを行うことができる。また、インクリボンIの最後のインク面YのマークFには、識別可能な別態様のスリットが形成されており、このスリットのマークFを検出することによりインクリボン切れを検出できる。また、例えば所定のマークFが検出されないことにより、インクリボンIの種類の不適合も検出できる。検出センサ90により検出されたマークFの情報は、後述する回転制御部としてのプリンタ制御部100に出力される。
以上の構成の昇華型カラープリンタ1の動作制御は、図2及び図3に示すプリンタ制御部100において行われている。プリンタ制御部100は、CPUやメモリなどを備え、記録されたプログラムに基づいて昇華型カラープリンタ1のステッピングモータ40、DCモータ64、73などの駆動系の動作を制御して後述する印刷動作やイニシャル動作などを実行できる。
次に、以上のように構成された昇華型カラープリンタ1の動作について説明する。図7は、この昇華型カラープリンタ1の動作プロセスを示すフロー図である。印刷動作が開始されると、図2に示すように供給ローラ50の未使用のインクリボンIがサーマルヘッド30とプラテンローラ21との間の転写部Pを通って巻取りローラ51側に搬送される。インクリボンIのインク面Y、M、C、オーバーコート面Eがこの順でサーマルヘッド30の転写部Pに順次に送られ、その都度サーマルヘッド30がインクリボンIに押し付けられ、各インクや保護材がロール紙Rの所定の印刷面に順次転写される。この各インクや保護材の転写の際には、各インク面Y、M、Cやオーバーコート面Eとロール紙Rの印刷面は、サーマルヘッド30の転写部Pの下方を同じ速度で同期して搬送される。一のインク面の転写が終了した後に一旦ロール紙Rだけが逆方向に戻され、次のインク面とロール紙Rの印刷面が位置合わせされ、それから再びそのインク面と印刷面が同じ印刷方向に同期して搬送される。これを繰り返すことにより、転写部Pのロール紙Rの印刷面に各色のインクが転写され、所定の画像が印刷される(図7の工程S1)。
この印刷時には、巻取り用DCモータ64が作動し、その駆動力により中間歯車61、62、63が回転し、巻取り駆動用歯車60がインクリボンIを巻き取る方向のA方向(図2の反時計回り)に回転する。また、供給ローラ50側では、遊星歯車列72の遊星歯車72aが負荷調整歯車71から離れており、巻取りローラ51側の駆動力のみにより供給ローラ50がインクリボンIを送り出す方向のA方向に回転する。こうして供給ローラ50のインクリボンIが巻取りロール50側に搬送される。また、このとき負荷調整歯車71には、B方向(図2の時計回り)の回転力が加わるので、図5に示すように負荷調整歯車71のワンウェイクラッチ82が回転軸80に固定され、トルクリミッタ81が作動して、トルクリミッタ81の外輪部81bと負荷調整歯車71が一体となって一定のトルクがかかった状態で回転する。これにより、巻戻し駆動用歯車70と供給ローラ50の回転に負荷がかかり、インクリボンIに張力がかかる。
印刷が終了すると、インクリボンIの次のインク面Yの頭出しが行われる(図7の工程S2)。インク面Yの頭出しは、印刷時と同様にインクリボンIが巻取りローラ51側に送られ、センサ90によりインク面Yの最前部のマークFを検出することにより行われる。このマークFの検出により、インクリボンIの終了やインクリボンIの不適合も検出できる。
インク面Yの頭出しが行われた後、続いて図3に示すようにインクリボンIが供給ローラ50側に所定量巻き戻される(図7の工程S3)。これにより、印刷終了時に頭出しされた次の未使用のインク面Yの位置が供給ローラ50側に戻され、待機状態となる。
この巻き戻し時には、巻戻し用DCモータ73が作動し、その回転力により遊星歯車列72の太陽歯車72bがA方向(図3の反時計回り)に回転する。これにより遊星歯車72aが太陽歯車72bに対しA方向に公転し、負荷調整用歯車71に接続される。遊星歯車72aは、B方向(図3の時計回り)に回転し、負荷調整歯車71は、A方向に回転し、巻戻し駆動用歯車70と供給ローラ50がB方向に回転して、インクリボンIが巻き戻される。この際、巻取り用DCモータ64も巻戻し用DCモータ73と同期して作動し、巻取りローラ51がB方向に回転してインクリボンIが送り出される。このとき、巻取り用DCモータ64は、巻戻し用DCモータ73よりも回転速度が遅く設定され、インクリボンIに張力が掛けられる。
また、このとき負荷調整歯車71にはA方向の回転力が加わるので、図4に示すように負荷調整歯車71のワンウェイクラッチ82が回転軸80に対してフリーに回転でき、ワンウェイクラッチ82、トルクリミッタ81及び負荷調整歯車71が一体となって回転する。このため、トルクリミッタ81の内輪部81aと外輪部81bとの間にトルクが作用せず、トルクリミッタ81による供給ローラ50に対する負荷が解除される。
その後、次の印刷が行われる際には、再度インクリボンIが巻取りローラ51側に送られ、インク面Yの頭出しが行われる(図7の工程S4)。このインク面Yの頭出しは、上述したようにセンサ90によりマークFを検出することにより行われる。このインク面Yの頭出しでは、上述したように予めインクリボンIが所定量巻き戻されているので、前回の印刷で使用されたインク面の直後のインク面Yが頭出しされる。インク面Yの頭出しが終了すると、次の印刷が開始される。
一方、例えば上述のインクリボンIの巻き戻し(図7の工程S3)の後に、電源がOFFされ再びONされた時や、ロール紙Rの交換後にロール紙補充用ドア2bを閉鎖した時などには、イニシャル動作が行われる。イニシャル動作では、インクリボンIが巻取りローラ51側に送られ、インク面Yの頭出しが行われる(図7の工程S5)。続いて、インクリボンIが供給ローラ50側に所定量巻き戻され(図7の工程S6)、待機状態となる。その後、次の印刷が行われる際には、インク面Yの頭出し(図7の工程S4)が行われてから、次の印刷が開始される。
なお、以上の昇華型カラープリンタ1の動作は、プリンタ制御部100による駆動系の制御により行われる。
以上の実施の形態によれば、供給ローラ50側の負荷調整歯車71において回転ローラ50の回転に負荷を与えたりその負荷を解除したりできるので、印刷時にインクリボンIが巻取りローラ51に巻き取られる際に回転ローラ50の回転に負荷を与えて、インクリボンIの弛みを防止できる。また、インクリボンIの巻き戻し時に、供給ローラ50の回転の負荷を解除して、巻戻し用DCモータ73にかかる負荷を低減できる。この結果、インクリボンIの巻き戻し機能を備えた昇華型カラープリンタ1において、巻戻し用DCモータ73の電力消費量を低減でき、また巻戻し用DCモータ73に対する負担も低減できる。
負荷調整歯車71の内側にトルクリミッタ81とワンウェイクラッチ82を設けたので、比較的簡単な機構で、供給ローラ50に対する負荷の付与と解除を行うことができる。
インクリボンIを巻取りローラ51により巻き取る際に、巻戻し用DCモータ73と供給ローラ50の連動を解除し、巻取り用DCモータ64のみで巻き取りを行うようにしたので、例えば印刷時にインクリボンIの送り位置や送り速度を厳格に制御でき、この結果、ロール紙Rに対する印画を高い品質で行うことができる。また、所定の画像を印刷するたびにインクリボンIの巻き戻しを行っても駆動源の負担になることがない。
巻戻し用DCモータ73と供給ローラ50との間に遊星歯車列72を設けて、遊星歯車72aを負荷調整歯車71に対して着脱自在にしたので、巻戻し用DCモータ73と供給ローラ50の連動状態と非連動状態の切り替えを、巻戻し用DCモータ73の回転力を用いて簡単に行うことができる。
インクリボンIを供給ローラ50側に巻き戻す際に、巻取り用DCモータ64の回転速度を巻戻し用DCモータ73よりも遅く設定したので、この際にもインクリボンIの弛みを防止できる。
また、上記実施の形態では、一の画像の印刷が終了した後に、巻取り用DCモータ64によりインクリボンIを印刷方向に搬送し、センサ90によってインクリボンIの次のインク面YのマークFを検出して次のインク面Yの頭出しを行い、その後に巻戻し用DCモータ73等によってインクリボンIを所定量巻き戻して待機させている。このため、その後に例えばプリンタ電源がOFFされ再びONされた場合のようにイニシャル動作が行われ再度インク面Yの頭出しが行われたときに、前回の印刷で使用されたインク面の直後のインク面Yが頭出しされるので、インクリボンIの無駄がなくなる。また、印刷後に長時間の待機時間があったとしても、インクリボンIの未使用の部分の表面に埃などの異物が付着することを抑制でき、次の印刷画面に影響を与えることがない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば以上の実施の形態において、巻取り用モータ、巻戻し用モータにDCモータを使用していたが、ステッピングモータを使用してもよく、この場合、回転数や回転速度の調整が容易になる。また、以上の実施の形態では、昇華型カラープリンタ1について説明したが、本発明は、熱溶融型などの他の熱転写印刷装置にも適用できる。
本発明は、インクリボンの巻き戻しを行う熱転写印刷装置において、印刷時のインクリボンの弛みを防止しつつ、駆動源に不要な負荷がかかるのを防止する際に有用である。
1 昇華型カラープリンタ
30 サーマルヘッド
50 供給ローラ
51 巻取りローラ
64 巻取り用DCモータ
71 負荷調整用歯車
73 巻戻し用DCモータ
72 遊星歯車列
P 転写部
R ロール紙
I インクリボン
30 サーマルヘッド
50 供給ローラ
51 巻取りローラ
64 巻取り用DCモータ
71 負荷調整用歯車
73 巻戻し用DCモータ
72 遊星歯車列
P 転写部
R ロール紙
I インクリボン
Claims (6)
- 複数色のインクが繰り返し塗布されているインクリボンを、供給ローラから送出し転写部を通過させて巻取りローラにより巻き取り、その転写部において熱によりインクリボンのインクを印刷用紙に転写して印刷する熱転写印刷装置であって、
供給ローラを逆回転させ、インクリボンを前記供給ローラ側に所定量巻き戻す巻戻し機構と、
インクリボンを前記巻取りローラ側に搬送する印刷時には前記供給ローラの回転に負荷を与えて前記インクリボンに張力を与え、かつ前記巻戻し機構による巻き戻し時には前記供給ローラの前記負荷を解除する負荷制御機構と、を有することを特徴とする、熱転写印刷装置。 - 前記負荷制御機構は、前記供給ローラに連動する歯車と、前記歯車の回転軸に取り付けられたトルクリミッタ及びワンウェイクラッチを有し、
前記歯車は、その回転軸に対して回転自在であり、
前記トルクリミッタは、内輪部と外輪部を有し、その内輪部と外輪部は、作用するトルクが小さい場合に供回りし、所定以上のトルクが作用した場合に内輪部と外輪部の間で一定のトルクを維持しながら相対的に回転し、
前記ワンウェイクラッチは、前記回転軸に対して一方向にのみ回転し、
前記トルクリミッタの外輪部は、前記歯車に固定され、前記トルクリミッタの内輪部は、前記ワンウェイクラッチに固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の熱転写印刷装置。 - 前記供給ローラと巻取りローラは、別々の駆動源を有し、
前記供給ローラの駆動源と前記供給ローラは、連動状態と非連動状態を切り替え可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の熱転写印刷装置。 - 前記供給ローラの駆動源に従動する遊星歯車列と、
前記供給ローラの回転に連動する連動歯車を、さらに有し、
前記遊星歯車列の遊星歯車を前記連動歯車に対し着脱することにより、前記連動状態と非連動状態が切り替わることを特徴とする、請求項3に記載の熱転写印刷装置。 - 前記インクリボンの巻き戻し時に前記供給ローラよりも前記巻取りローラの回転速度を遅くする回転制御部を有することを特徴する、請求項1〜4のいずれかに記載の熱転写印刷装置。
- 前記複数色のインクのうちの最初のインクの先頭位置に設けられた前記インクリボンのマークを検出する検出手段をさらに有し、
一の画像の印刷が終了した後に、インクリボンを前記巻取りローラ側の印刷方向に搬送し、前記検出手段によってインクリボンにおける次の最初のインクのマークを検出して当該次の最初のインクの頭出しを行い、その後前記巻戻し機構によって前記インクリボンを所定量巻き戻して待機させることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の熱転写印刷装置。
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