JPH11348395A - プリンタのインクリボンゴミ付着防止方法およびそのプリンタ - Google Patents

プリンタのインクリボンゴミ付着防止方法およびそのプリンタ

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JPH11348395A
JPH11348395A JP10156186A JP15618698A JPH11348395A JP H11348395 A JPH11348395 A JP H11348395A JP 10156186 A JP10156186 A JP 10156186A JP 15618698 A JP15618698 A JP 15618698A JP H11348395 A JPH11348395 A JP H11348395A
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JP
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ribbon
ink ribbon
printer
dust
ink
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Application number
JP10156186A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Sawano
充 沢野
Hisao Oishi
尚生 大石
Osamu Shimizu
治 清水
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J33/00Apparatus or arrangements for feeding ink ribbons or like character-size impression-transfer material
    • B41J33/14Ribbon-feed devices or mechanisms
    • B41J33/40Ribbon-feed devices or mechanisms with arrangements for reversing the feed direction
    • B41J33/44Ribbon-feed devices or mechanisms with arrangements for reversing the feed direction automatically

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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミがインクリボンに付着しないようにし
て、画像ムラのない熱転写プリンタを提供する。 【解決手段】 インクリボン15を用いてサーマルヘッ
ド11等により記録材料16上にカラー画像を作成する
熱転写プリンタにおいて、プリント終了後は自動的に1
画面以内の長さだけインクリボンを巻き戻して、待機状
態にし、次のプリント時に自動的に巻き戻した長さだけ
インクリボンを繰り出してプリントするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクリボンを用い
てサーマルヘッドやレーザヘッドにより記録材料上にカ
ラー画像を作成するプリンタに関し、特にインクリボン
にゴミが付着しないようにしたゴミ付着防止方法および
そのプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドやレーザヘッド等により
画像やデータを記録するプリンターにおいては、記録材
料等に付着したゴミが仕上がりの画像、とくにカラー画
像の品質に重大な影響を与えることがある。例えば、図
9に示すように、トナーシートTと受像シートRを密着
させてレーザヘッドを用いて加熱し、剥離現像により生
成した画像をトナーシートTから受像シートRに転写す
る方式のプリンターで、トナーシートT上にゴミXが存
在する場合には、記録用レーザビームLのエネルギが減
衰したり遮断されたりして、ゴミXがある部分が記録さ
れなくて白ポツが発生したり、画像の細り、濃度低下等
が発生し、画像ムラとなってしまう。
【0003】また、図10に示すように、トナーシート
Tと受像シートRを密着させサーマルヘッドTHを用い
て加熱し、剥離現像により生成した画像をトナーシート
Tから受像シートRに転写する方式のプリンターで、ト
ナーシートT上にゴミXが存在する場合には、ゴミXの
ある部分では、サーマルヘッドTHから記録媒体(Tお
よびR)への熱エネルギの伝達量が減衰したり遮断され
たりして、ゴミXがある部分が記録されずに、白ポツ・
白スジが発生したり、画像の細り、濃度低下等が発生
し、画像ムラとなってしまった。なお、矢印Cは、トナ
ーシートTと受像シートRのサーマルヘッドに対する移
送方向である。
【0004】そこで従来は、上述のような障害を発生さ
せるトナーシート上に付着しているゴミを除去するため
に、トナーシートのレーザヘッドまたはサーマルヘッド
の手前に粘着ローラを配置して、この粘着ローラによっ
てトナーシート上のゴミを除去するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにすることに
より、上述のようなレーザヘッドまたはサーマルヘッド
の手前でトナーシートのゴミを粘着ローラによってある
程度除去することができたが、しかしながら、何等かの
理由でトナーシートが帯電していたり、ゴミ自体が帯電
していた場合には、粘着ローラを用いてもゴミを完全に
除去することは困難であった。また、粘着ローラを設け
ることは装置のコストアップを招くことになり、粘着ロ
ーラを良好な状態に維持することは管理者の手を煩わせ
ることになるという問題があった。本発明の目的は、従
来の技術における上述のような問題を根本的に解消する
もので、ゴミがトナーシートに付着することを防止でき
るゴミ付着防止方法およびそのプリンタを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、インクリボンを用いて記録
材料上に画像を作成するプリンタにおいて、インクリボ
ンのセット終了後および/又は毎プリント終了後に、次
回のプリントに用いるインクリボン部分にゴミが付着し
ないように当該インクリボン部分をリボン供給部方向に
巻き戻すことを特徴としている。また、請求項2記載の
発明は、請求項1項記載のプリンタのインクリボンゴミ
付着防止方法において、前記インクリボンのセット終了
後の巻き戻しの場合に巻き戻す余裕のないインクリボン
のときは、そのままの状態に保ち、第1回目のプリント
開始時に次のプリント開始位置までインクリボンを空送
りすることを特徴としている。さらに、請求項3記載の
発明は、インクリボンを用いて記録材料上に画像を作成
するプリンタにおいて、インクリボンのセット終了後お
よび/又は毎プリント終了後に、所定の長さだけインク
リボンを自動的に巻き戻す手段を設けたことを特徴とし
ている。そして、請求項4記載の発明は、請求項3記載
のプリンタにおいて、前記画像がカラー画像であること
を特徴としている。また、請求項5記載の発明は、請求
項3又は4記載のプリンタにおいて、前記所定の長さが
1画面以内の長さであることを特徴としている。さら
に、請求項6記載の発明は、請求項3〜5のいずれか1
項記載のプリンタにおいて、次のプリント開始時に前記
巻き戻した長さだけインクリボンを自動的に繰り出す手
段を設けたことを特徴としている。そして、請求項7記
載の発明は、請求項3〜6のいずれか1項記載のプリン
タが熱転写プリンタであることを特徴としている。
【0007】以上のように、本発明に係るプリンタにお
いては、インクリボンを使用するまで、実際に使用する
部分をゴミのつきやすい搬送部から離しておくので、実
際に使用する部分にゴミが付着する確率も低下する。こ
れにより、装置のコストアップを招くことなく、また、
管理者の手を煩わせることもなしに、画像の細り、濃度
低下等に起因する画像ムラ、画質の低下を防止すること
ができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図11は、熱転写プリンタ
において用いられる多色のインクリボン15(いわゆ
る、「だんだらリボン」、以下、単に「リボン」とい
う)の構成を示す図である。このリボンは、図11に示
すように、K(黒)、C(シアン)、M(マゼンタ)、
Y(イエロー)の各色のインクがサイクリックに塗布さ
れているものである。図11中のK1、C1、M1、Y
1で1画面4色のプリントサイクルの構成を示し、続い
て第2回目のプリントサイクルのK2、C2、・・・が
続く。各色の開始直前の無インク領域にある黒色のマー
クは色識別のためのものである。図11では3ビット使
用して、例えば、Kは上から1、0、0で、Cは1、
1、0で、Mは0、0、1で、Yは1、0、1となって
いる。この色識別マークをリボンを挟んで対向配置され
ている図示しない発光ダイオードとフォトトランジスタ
との対から成るフォトカプラーで読み取り、次は何色か
をプリンター内のCPU(図示なし)に知らせる。
【0009】図1〜図4は、本発明の一実施の形態を説
明する図で、図1は熱転写プリンター内のリボン15の
移動を示す平面図である。図1(a)はプリント終了時
のリボンの状態、図1(b)は次回のプリントまでの待
機中のリボンの状態、図1(c)は次回のプリント開始
時のリボンの状態、をそれぞれ示している。点線の四角
は記録ヘッドの位置を示している。図2〜図4は熱転写
プリンターの要部と共にリボンの移動を示す正面図であ
る。図2は図1(a)に対応するプリント終了時の状
態、図3は図1(b)に対応する次回のプリントまでの
待機中のリボンの状態、図4は図1(c)に対応する次
回のプリント開始時のリボンの状態、をそれぞれ示して
いる。図2〜図4において、11はサーマルヘッド、1
2はプラテン、15はリボン、13はリボン15の供給
部、14はリボン15の巻取部、16は受像シート、1
7はキャプスタンローラを示している。また、矢印Sは
次回のプリント時のリボンのプリントスタートの位置、
すなわちリボンの先頭部(図1で言えば、K8の先端)
を示している。
【0010】上述のように構成されている熱転写プリン
タの動作の概要は、以下の通りである。図2において、
供給部(図示なし)から供給される受像シート16と供
給部13から供給されるリボン15とを、受像シート1
6の受像面とリボン15のインク面とを重ね合わせて
(なお、図では、リボンの説明上、受像シート16と離
間させて描いてあるが、実際はサーマルヘッド11の下
においては重なっている。)、サーマルヘッド11とプ
ラテン12の間に送り、この間をリボン15と受像シー
ト16とが移動しながら所定の画像データに基づいて駆
動されるサーマルヘッド11によりまずKの熱転写が受
像シート16の上に行なわれる。Kの熱転写が終了した
らリボン15は剥離バーにて受像シート16から剥離さ
れて、巻取部14でKの長さ分だけ巻き取られる。一
方、受像シート16は逆送されて、その先端がリボン1
5の次のインクCの先端と位置合わせされた状態で重ね
合わせられ、再びサーマルヘッド11とプラテン12の
間を移動しながら所定の画像データに基づいて次のCの
熱転写が受像シート16の上に行なわれる。以下、同様
に、MとYについても熱転写が受像シート16の上に行
なわれる。このようにして、K、C、M、Yの各色の熱
転写終了後は、受像シート16は剥離バーにてリボン1
5から剥離されて、キャプスタンローラ17を経て図示
しない取出し部に送られる。リボン15はK、C、M、
Yの1回プリント分がリボン巻取部14に巻き取られ
る。
【0011】このように、従来の熱転写プリンタにおい
ては、前のプリントが終了した時点でのリボン15の位
置は、図1(a)に示すように、次回のプリント開始位
置であるK8の先端部がサーマルヘッド11の直前に来
て、次回のプリントを待っている状態となっていた。し
かしながら、次回のプリント時までリボン15をこの位
置に放置しておくと、待機時や、リボンセット時、蓋の
開閉時にリボン15のインクK8の上にゴミが付着し、
図9および図10で説明した白ポツ、白スジ等の画像ト
ラブルが発生した。
【0012】そこで、本実施の形態に係る熱転写プリン
タにおいては、前のプリントが終了した直後に所定の長
さだけインクリボンを自動的に巻き戻すようにしたもの
である。 すなわち、プリント終了時のリボン15の状態を表
す図1(a)および図2において、インクM7とインク
Y7の熱転写を終えた時点で、ヘッド11の直前には次
のプリント時のスタート位置SであるインクK8の先頭
が来ている。 本発明では図1(b)および図3に示すように、リ
ボン15を約1画面分だけ矢印方向へ巻き戻して、ヘッ
ド11の下にはすでに熱転写を終えたインクY7を置
き、次のプリント時のスタート位置SであるインクK8
の先頭はリボン供給部13付近まで戻った状態で待機さ
せるものである。したがって、インクY7の上にはゴミ
が積もっても、次のプリント時のインクK8の上にゴミ
は積もらない。 そして、次のプリント開始時に、図1(c)および
図4に示すように、さきに巻き戻した分だけリボン15
を矢印方向に繰り出して、ゴミが積もったインクY7は
巻き取り、ヘッドの下にはリボン供給部13付近まで戻
しておいた次のプリント時のスタート位置Sであるイン
クK8の先頭部が来ている。この状態は、図1(a)と
近い状態である。
【0013】図5は、この本発明の第1実施の形態に係
る動作のフローを説明する図である。まず、51でプリ
ントをスタートすると、プリント実行(53)に先立っ
て52で先に巻き戻した分だけインクリボンを繰り出し
て、スタート位置Sをサーマルヘッドやレーザヘッドの
記録位置へ移動させる。その後、53でプリントを実行
する。プリントが終了したら(54)、終了(56)す
る前に55でインクリボンを約1画面分巻き戻し、その
後、56で終了する。
【0014】これにより、本実施の形態に係る熱転写プ
リンタにおいては、リボン15の次に使用すべき部分
が、リボン15の供給部13に巻き込まれた状態に保た
れることになり、リボン15上にゴミが積もることがな
くなり、ゴミの付着に起因する前述のような画像ムラ等
が予防できるという効果が得られる。
【0015】次に、本発明の他の実施の形態を図6およ
び図7を用いて説明する。本実施の形態に係る熱転写プ
リンタの構成は、図2〜図4に示した先の実施の形態に
係る熱転写プリンタの構成と同じである。先の実施の形
態に係る熱転写プリンタとの相違する点は、先の実施の
形態がプリント終了後における待機であるのに対して、
本実施の形態はリボン交換後における待機である。従来
は、リボンの交換をするために熱転写プリンタの蓋(こ
の蓋の裏側には記録ヘッドが固定されており、蓋の開動
作で記録ヘッドも持ち上げられるので、記録ヘッドの下
部にあったインクリボンが簡単に取り出せるようにな
る。)を開け、熱転写プリンタの蓋側に設置されている
リボンホルダーを取り外し、リボンホルダーから旧リボ
ンを取り出して新しいリボンをリボンホルダーにセット
した後、このリボンホルダーをプリンタに納めて、プリ
ンタの蓋を閉じると、プリンタの蓋の閉鎖動作で記録ヘ
ッドはリボン15の真上へ移動する。この移動動作の終
了でプリント開始位置であるリボン15のK8の先端部
がサーマルヘッド11の真下に来て、プリントを待つプ
リント待機状態となっていた。しかしながら、次のプリ
ント時までリボン15をこの状態に放置しておくと、先
の実施の形態において説明したのと同じ理由でリボン1
5のインクK1の上にゴミが付着し、図9および図10
で説明した白ポツ、白スジ等の画像トラブルが発生し
た。そこで、本実施の形態に係る熱転写プリンタにおい
ては、新しいリボンをセットが終了した直後に所定の長
さだけインクリボンを自動的に巻き戻すようにしたもの
である。 すなわち、新しいリボン15のセット終了時のリボ
ンの状態を表す図6(a)において、ヘッド11の直前
にはプリント時のスタート位置SであるインクK1の先
頭が来ている。 本発明では図6(b)に示すように、リボン15を
約1画面分だけ矢印方向へ巻き戻して、ヘッド11の下
にはインクK1に先行する未使用のインクか又はインク
未塗布部分Y0が置かれ、次のプリント時のスタート位
置SであるインクK1の先頭はリボン供給部まで戻った
状態で待機させるものである。したがって、Y0の上に
はゴミが積もってもインクK1の上にゴミは積もらな
い。 そして、プリント開始時に、図6(c)に示すよう
に、さきに巻き戻した分だけリボン15を矢印方向に繰
り出し、ゴミが積もったY0は巻き取り、ヘッドの下に
はリボン供給部まで戻しておいた次のプリント時のスタ
ート位置SであるインクK1の先頭部が来ている。この
状態は、図6(a)と近い状態である。
【0016】図7は、この本発明の第2実施の形態に係
る動作のフローを説明する図である。まず、71でリボ
ンの交換をするために熱転写プリンタの蓋を開け、熱転
写プリンタの蓋側に設置されているリボンホルダーを熱
転写プリンタから取り外すと、センサが動作して、リボ
ンのセット動作監視フローがスタートする。72で、こ
のセンサが蓋の閉鎖動作を感知するまではセット動作が
終了しないと判断する。リボンホルダーから旧リボンを
取り出し新しいリボンをセットした後、リボンホルダー
をプリンタに取り付けて、プリンタの蓋を閉じると、セ
ンサが動作してセット終了が確認される(73)。そう
すると74でリボンを約1画面分巻き戻し、所定の巻き
戻しに要する時間内に巻き戻れば(75)、76で次の
プリントスタート信号が来るのを待っている。プリント
スタート信号が来たら、図5で示したフローの52へ飛
び、インクリボンのスタート位置を記録ヘッドの真下ま
で繰り出した後、プリントを実行する。
【0017】このように、本実施の形態に係る熱転写プ
リンタにおいては、新しいリボンセット後にもリボン1
5の使用すべきK1が、リボン15の供給部13に巻き
込まれた状態に保たれることになり、K1上にゴミが積
もることがなくなり、ゴミの付着に起因する前述のよう
な画像ムラ等が予防できるという効果が得られる。
【0018】以上の説明は、セットされた新しいリボン
15がその先頭部に約1画面分巻き戻す余裕がある場合
であるが、万が一操作者がリボン15のセット時にこの
余裕を持たせてセットすることをうっかり忘れた場合に
は、かかる巻き戻し動作はできなくなる。その場合の解
決策が本発明の第3実施の形態である。すなわち、イン
クリボンのセット終了後の巻き戻しの場合に巻き戻す余
裕があるかどうか巻き戻してみて(図7のフロー7
5)、巻き戻った場合には先のように75へ進むが、巻
き戻してみて巻き戻らなかった場合(75のNOの場
合)にはそのままの状態に保って待機状態とする(7
7)。そして、第1回目のプリント開始時に(78)プ
リント1回分の長さ(すなわち、K、C、M、Yの1プ
リント分)以内の長さだけインクリボンを空送りするも
のである(79)。空送りしたあと、図5で示したフロ
ーの53へ飛び、プリントを実行する。このように、第
3実施の形態に係る熱転写プリンタにおいては、新しい
リボンが余裕なくセットされ場合であっても、最初のプ
リント時にリボン15のゴミが付着している可能性のあ
るK1を使用せずに、次のK2を使用するので、ゴミの
付着に起因する前述のような画像ムラ等が予防できると
いう効果が得られる。
【0019】図8は、以上の本発明に係るインクリボン
をリボン供給部へ所定長さ自動的に巻き戻す自動巻き戻
し手段、およびインクリボンをリボン巻取部へ所定長さ
自動的に繰り出する自動繰り出し手段を説明するための
ブロック図である。図8において、14がリボン巻取
部、13がリボン供給部であり、それぞれに駆動用のモ
ータ81、82と、モータの回転数を検出するエンコー
ダ83、84と、モータを駆動するモータドライバ8
5、86と、を備え、各モータ制御をするためにCPU
を用いた共用のモータ制御装置87と、を備えている。
モータ制御装置87には、プリンタ制御装置88からの
インクリボン繰り出し命令およびインクリボン巻取りし
命令が入力され、また、エンコーダ83、84からモー
タの回転数情報が入力され、それに基づいてモータを何
回転させるべきかの演算を行ない、各モータードライバ
85、86に制御指令を出力する。モータドライバ8
5、86は各制御指令に基づいてモータ81、82を駆
動する。そこで、例えば、1画面分巻き戻す必要が生じ
たときは、プリンタ制御装置88から1画面分の巻き戻
し命令がモータ制御装置87に送られ、モータ制御装置
87では、1画面分巻き戻すにはモータ82を何回転さ
せるか演算して、制御指令をモータドライバ86に送
り、モータドライバ86はその制御指令でモータ82を
駆動する。エンコーダ84からの回転数の信号によって
モータ82が所定の回転数に達したことがわかったら、
モータ制御装置87からモータドライバ86に停止信号
が出され、巻き戻し動作は終了する。また、繰り出し動
作もまったく同様である。
【0020】なお、上記各実施の形態はいずれも本発明
の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定され
るべきものではないことは言うまでもないことである。
例えば、リボンの巻き戻し長さは、1画面で説明した
が、記録ヘッドとリボン供給部との間の距離がこれより
長い場合、あるいはリボンの構成によって2画面又はそ
れ以上戻すことは当然行われることである。
【0021】以上は、熱転写プリンターの例を記した
が、インクリボンを使用して転写する方式のプリンタで
あれば、エネルギー源が熱以外のものであっても適用で
きる。例えば、通電転写、フォトポリマの硬化などを利
用する光露光プリンタ(LCDプリンタ、LEDプリン
タ、LDプリンタ)等が挙げられる。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、インクリボンのセット終了後、および/又は、
毎プリント終了後に、次回のプリントに用いるインクリ
ボン部分にゴミが付着しないように当該インクリボン部
分をリボン供給部方向に巻き戻すようにしたので、ゴミ
の付着そのものを防止することができ、また、ゴミが付
着した可能性のある箇所は空送りして使用しないように
したので、白抜き・画像ムラのないきれいな熱転写プリ
ントができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーマルプリンターにおける本発明の第1実施
の形態に係るリボンの動きを示す平面図である。
【図2】サーマルプリンターにおけるプリント終了時の
リボンの状態を示す正面図である。
【図3】サーマルプリンターにおける本発明の一実施の
形態に係るプリント待機中のリボンの状態を示す正面図
である。
【図4】プリント再開時のリボンの状態を示す正面図で
ある。
【図5】図1の本発明の第1実施の形態に係る動作のフ
ローを説明する図である。
【図6】サーマルプリンターにおける本発明の第2実施
の形態に係るリボンの動きを示す平面図である。
【図7】図6の本発明の第2実施の形態に係る動作のフ
ローを説明する図である。
【図8】インクリボンをリボン供給部およびリボン巻取
部に所定長さ移動させる動作を説明するためのブロック
図である。
【図9】レーザープリンターでのゴミの問題点を説明す
る図である。
【図10】サーマルプリンターでのゴミの問題点を説明
する図である。
【図11】熱転写プリンタに用いられるK、C、M、Y
のリボンを示す平面図である。
【符号の説明】
11 サーマルヘッド 12 プラテン 13 リボン供給部 14 リボン巻取部 15 リボン 16 受像シート 17 キャプスタンローラ 81、82 駆動用のモータ 83、84 エンコーダ 85、86 モータドライバ 87 モータ制御装置 88 プリンタ制御装置 TH サーマルヘッド L 記録用レーザ光線 T トナーシート R 受像シート X ゴミ A 画像抜け B 画像ムラ C トナーシートと受像シートの移送方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボンを用いて記録材料上に画像
    を作成するプリンタにおいて、 インクリボンのセット終了後および/又は毎プリント終
    了後に、次回のプリントに用いるインクリボン部分にゴ
    ミが付着しないように当該インクリボン部分をリボン供
    給部方向に巻き戻すことを特徴とするプリンタのインク
    リボンゴミ付着防止方法。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載のプリンタのインクリボ
    ンゴミ付着防止方法において、 前記インクリボンのセット終了後の巻き戻しの場合に巻
    き戻す余裕のないインクリボンのときは、そのままの状
    態に保ち、第1回目のプリント開始時に次のプリント開
    始位置までインクリボンを空送りすることを特徴とする
    プリンタのインクリボンゴミ付着防止方法。
  3. 【請求項3】 インクリボンを用いて記録材料上に画像
    を作成するプリンタにおいて、 インクリボンのセット終了後および/又は毎プリント終
    了後に、所定の長さだけインクリボンを自動的に巻き戻
    す手段を設けたことを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプリンタにおいて、 前記画像がカラー画像であることを特徴とするプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のプリンタにおい
    て、 前記所定の長さが1画面以内の長さであることを特徴と
    するプリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項記載のプリ
    ンタにおいて、次のプリント開始時に前記巻き戻した長
    さだけインクリボンを自動的に繰り出す手段を設けたこ
    とを特徴とするプリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれか1項記載のプリ
    ンタが熱転写プリンタであることを特徴とするプリン
    タ。
JP10156186A 1998-06-04 1998-06-04 プリンタのインクリボンゴミ付着防止方法およびそのプリンタ Pending JPH11348395A (ja)

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