JP2509008Y2 - 紙送り機構 - Google Patents

紙送り機構

Info

Publication number
JP2509008Y2
JP2509008Y2 JP15823388U JP15823388U JP2509008Y2 JP 2509008 Y2 JP2509008 Y2 JP 2509008Y2 JP 15823388 U JP15823388 U JP 15823388U JP 15823388 U JP15823388 U JP 15823388U JP 2509008 Y2 JP2509008 Y2 JP 2509008Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper feed
roller
feed roller
pin tractor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15823388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0278353U (ja
Inventor
博之 石川
勉 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP15823388U priority Critical patent/JP2509008Y2/ja
Publication of JPH0278353U publication Critical patent/JPH0278353U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2509008Y2 publication Critical patent/JP2509008Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプリンタの紙送り機構に関する。
〔従来の技術〕
従来のプリンタの紙送り機構は、実開昭62-203043に
示すようにプラテンとスプロケットが同時に作動する構
造となっており、スプロケットによって紙送りされる用
紙は常にプラテンに巻き付いていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の機構に於いてはスプロケットとプラテンが同時
に作動する為、部品の公差等のばらつきによりスプロケ
ット部の紙送り量が、プラテン部の紙送り量よりも大き
くなる時がある。このような場合、用紙に於いてはプラ
テンとスプロケットの間で多大なテンションが生じ、用
紙の破損につながる。また、紙送り力をUPさせるため
に、摩擦係数の高いプラテンを使用しようとした場合に
於いても、用紙のすべりが悪くスプロケットとプラテン
の間にテンションが生じて穴の破損が生じるため摩擦係
数の高いプラテンの使用ができなかった。したがって以
上の様なテンションの発生を防止するため、厳密なロー
ラーの径と摩擦係数の管理が必要であった。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本考案の紙送り機構は、紙送
りを行うべく動作する紙送りローラと、紙送りローラの
用紙排出側に配され、印字部を経た連続伝票用紙を紙送
りするピントラクタ手段と、紙送りローラの用紙供給側
に配され、少なくともピントラクタ手段の回転中は回転
し、当接する連続伝票用紙を摩擦によって紙送りローラ
側に供給する用紙供給ローラとを有し、連続伝票用紙の
紙送り量は、 供給ローラの紙送り量>ピントラクタ手段の紙送り量>
紙送りローラの紙送り量であることを特徴とする。
〔作用〕
本考案の上記の構成によれば、供給ローラの紙送り量
はピントラクタ手段及び紙送りローラの紙送り量より多
いので、連続伝票用紙は紙送りローラに巻き付くことが
なく、又、ピントラクタ手段の紙送り量が紙送りローラ
の紙送り量よりも多いので、ピントラクタ手段と紙送り
ローラ間の連続伝票用紙は弛むことがない。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図は本考案の紙送り機構の伝達機構部を示す。
2は紙送りローラ軸3に固着され紙送り伝え歯車1か
ら動力を伝達されており紙案内13にセットされている紙
送り歯車、4はピントラクタフレーム12に固定されたス
プロケット伝え歯車軸5に軸支され紙送り歯車2と噛合
しているスプロケット伝え歯車、6はピントラクタフレ
ーム12に軸支されたスプロケット軸7に固着されスプロ
ケット伝え歯車4と噛合しているスプロケット歯車、8
はピントラクタフレーム12に固定された補助ローラ伝え
歯車軸9に軸支されスプロケット伝え歯車4と噛合して
いる補助ローラ伝え歯車,10はピントラクタフレーム12
に軸支された補助ローラ軸11に固着され補助ローラ伝え
歯車8と噛合している補助ローラ歯車である。つづい
て、紙経路ならびに紙送り付近の説明を行う。
第2図は本考案の紙送り機構の紙経路の断面図を示
す。
14は補助ローラ軸11に圧入されている供給ローラ、15
は紙送りローラ軸3に固着されている紙送りローラ、16
はスプロケットフレーム18に軸支され用紙を押える役目
を成す紙押えカバー、17はピン17-1を有しスプロケット
軸7に軸支されスプロケットフレーム18によってスラス
ト方向の位置決めをされているスプロケットホイール、
19はピントラクタフレーム12に軸支され、後部ローラ20
と前部ローラ21を軸支しているセパレータ、22は紙押え
ばね23によって与えられる矢印ア方向への力で紙送りロ
ーラ15に用紙を押え付ける役目を成す紙押えローラで,
紙押えローラ22は用紙を押え付けている状態と用紙から
離れている状態(レリーズ状態)の2状態に切り換えす
ることができる。第2図ではレリーズ状態にある。ま
た、本考案の紙送り機構は、ピントラクタフレーム12を
取り外すことにより紙案内13から分離する構造である。
尚、第2図に於いてピントラクタフレーム12を取り除く
ことにより、同時に取り除かれる部分は一点鎖線で囲っ
た部分である。以下この一点鎖線の部分をピントラクタ
ユニットと称す。
つづいて、第2図の紙送り部分に於ける紙送り量の関
係について説明する。紙送り歯車2が回転することによ
って生ずる供給ローラ14および紙送りローラ15およびス
プロケットホイール17における紙送り量の関係は〔供給
ローラ14の紙送り量>スプロケットホイール17の紙送り
量>紙送りローラ15の紙送り量〕の関係にある。以下動
作について説明する。第2図に於いてピントラクタユニ
ットを取り除いた時の紙送りに関する動作説明を行う。
第1図に於いて、紙送りローラ軸3に固着されている紙
送り歯車2は、紙送り伝え歯車1の動力を伝達され矢印
a方向に回転し、また、第2図のように用紙は紙案内13
にそって挿入され紙送りローラ15に巻きつき、紙押えロ
ーラ22が、紙押えばね23の力をうけ矢印ア方向への力
で、紙送りローラ15に用紙を押えつけることにより紙送
りされる。
次に、ピントラクタユニットを取り付けた時の紙送り
に関する動作について説明を行う。
第1図に於いて、紙送り歯車2が矢印a方向へ回転す
ると、スプロケット歯車6は矢印c方向へ回転する。ま
た、補助ローラ歯車10はe方向に回転する。したがって
第2図に於いては、スプロケットホイール17は矢印g方
向に回転し供給ローラ14は矢印b方向に回転する。
つづいて、用紙が送られる経路について説明を行う。
供給ローラ14によって送られた用紙は〔供給ローラ14
の送り量>紙送りローラ15の送り量〕のごとく用紙送り
される為用紙は第3図に示すように紙送りローラ15に巻
きつくことなく紙案内13にそいながら送られ、その用紙
はスプロケットホイール17によって紙送りされる。
また供給ローラ14による用紙供給が過供給になった場
合には第4図に示す状態となる。第4図から判るように
供給ローラ14から紙案内13までの間に用紙のたるみが発
生する為、供給ローラ14の紙の巻き付け角が減少し、供
給ローラ14と用紙との間でスリップが発生しやすくな
り、用紙は供給ローラ14によって供給されにくくなる。
しかし、スプロケットホイール17によって用紙送りがな
され、供給ローラ14から紙案内13までの間に用紙のたる
みがなくなり再び第3図に示す状態になると再び供給ロ
ーラ14によって紙送りされる。
したがって、いかなる状態に於いても、用紙は紙送り
ローラ15に巻き付くことはなく、スプロケットホイール
17によって紙送りされる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、紙送りを行うべく動作する紙送
りローラと、紙送りローラの用紙排出側に配され、印字
部を経た連続伝票用紙を紙送りするピントラクタ手段
と、紙送りローラの用紙供給側に配され、少なくともピ
ントラクタ手段の回転中は回転し、当接する連続伝票用
紙を摩擦によって紙送りローラ側に供給する用紙供給ロ
ーラとを有し、連続伝票用紙の紙送り量は、 供給ローラの紙送り量>ピントラクタ手段の紙送り量>
紙送りローラの紙送り量であるので、ピントラクタ手段
により紙送りされて連続伝票用紙を供給する上流側の紙
の弛みが無くなると、連続伝票用紙は供給ローラ及び紙
送りローラに接するが、供給ローラの紙送り量は紙送り
ローラの紙送り量より多いことから、再び弛みが生じ連
続伝票用紙が紙送りローラに巻き付くことがなく、ピン
トラクタ手段の紙送り時の負荷とならなく、連続伝票用
紙の破損、穴の破損を生じなく紙送りの信頼性が大きく
向上する。
また、連続伝票用紙が供給ローラよりも紙送りローラ
に接するのが僅かな時間だけ例え早かったとしても、ピ
ントラクタ手段の紙送り量が紙送りローラの紙送り量よ
り多いので、ピントラクタ手段と紙送りローラ間で記録
紙が弛むことがないことから、連続伝票用紙を搬送しな
がら印字するプリンタでは高い印字品質が保たれ、或は
連続伝票用紙の搬送方向と直交方向にキャリッジが移動
するプリンタではキャリッジに連続伝票用紙が引っかか
るジャムが発生することもない。
又更には、厳密な部品の管理も不要で且つ簡単な機
構、供給ローラの制御も不要なことより、廉価で設計の
自由度が大きい2種類の紙の紙送りする紙送り機構を提
供することができその効果は大きいものである。また、
用紙が紙送りローラに巻きつかない構造になっているた
め、従来の厳密な紙送りローラの径と摩擦係数の管理が
不要となりコストダウンにもつながる。
さらには、用紙が紙案内にそって送られ、紙送りロー
ラに巻きつかない構造になっていることから紙送りロー
ラの任意な表面状態(摩擦係数の大小等)の選択ができ
設計の自由度が向上される。
以上述べたように本考案によれば、用紙の穴の破損を
防ぐほか、部品のコストダウン、さらには設計の自由度
が向上され、非常に大きな効果が得られたといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す紙送り機構の伝達機構
部を示す図である。第2図は同じく紙送り機構の紙経路
を示す断面図である。第3図は紙経路に於ける紙案内の
断面図を示す。第4図は供給ローラと用紙のスリップ時
を示す断面図である。 2……紙送り歯車 13……紙案内 14……供給ローラ 15……紙送りローラ 17……スプロケットホイール 22……紙押えローラ 23……紙押えばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙送りを行うべく動作する紙送りローラ
    と、 前記紙送りローラの用紙排出側に配され、印字部を経た
    連続伝票用紙を紙送りするピントラクタ手段と、 前記紙送りローラの用紙供給側に配され、少なくとも前
    記ピントラクタ手段の回転中は回転し、当接する前記連
    続伝票用紙を摩擦によって前記紙送りローラ側に供給す
    る用紙供給ローラとを有し、 前記連続伝票用紙の紙送り量は、 前記供給ローラの紙送り量>前記ピントラクタ手段の紙
    送り量>前記紙送りローラの紙送り量 であることを特徴とする紙送り機構。
JP15823388U 1988-12-05 1988-12-05 紙送り機構 Expired - Lifetime JP2509008Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15823388U JP2509008Y2 (ja) 1988-12-05 1988-12-05 紙送り機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15823388U JP2509008Y2 (ja) 1988-12-05 1988-12-05 紙送り機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0278353U JPH0278353U (ja) 1990-06-15
JP2509008Y2 true JP2509008Y2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=31438373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15823388U Expired - Lifetime JP2509008Y2 (ja) 1988-12-05 1988-12-05 紙送り機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2509008Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0278353U (ja) 1990-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05301405A (ja) 印字装置のカーボンリボン弛み防止機構
JP2544485B2 (ja) プリンタ
JP4995553B2 (ja) 印刷装置
JP2509008Y2 (ja) 紙送り機構
JPS6127841A (ja) 自動給紙装置
JP2595966B2 (ja) プリンタの紙送り装置
JPH0756200Y2 (ja) プリンタにおける紙送り装置
JP2594910B2 (ja) プリンタ
JP3542698B2 (ja) 紙送り装置
JPH07117320A (ja) プリンタ
JP2577814Y2 (ja) プリンタの紙送り機構
JPS6280085A (ja) 記録装置
JPS6127840A (ja) 自動給紙装置
JP2003312936A (ja) ラベルプリンタのラベル剥離装置
JPH03138242A (ja) 紙送り装置
JPH0320124Y2 (ja)
JPH01159280A (ja) プリンタの紙送り機構
JP2571325Y2 (ja) プリンタ装置の紙ガイド機構
JP3013449B2 (ja) 印刷装置の記録紙送り装置
JPS62240576A (ja) 熱転写プリンタ
JP2002255420A (ja) 記録装置
JPH0469263A (ja) 熱転写記録装置
JPH04142959A (ja) 熱転写記録装置
JPH05169781A (ja) プリンタ
JPH10244723A (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term