JP2002255420A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2002255420A
JP2002255420A JP2001049738A JP2001049738A JP2002255420A JP 2002255420 A JP2002255420 A JP 2002255420A JP 2001049738 A JP2001049738 A JP 2001049738A JP 2001049738 A JP2001049738 A JP 2001049738A JP 2002255420 A JP2002255420 A JP 2002255420A
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recording paper
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JP2001049738A
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Sachio Shibata
佐知夫 柴田
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Graphtec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減するとともに、安価とし、か
つ装置の小型化を図る。 【解決手段】 給紙部4から給紙された記録紙5は、プ
ラテンローラ26とサーマルヘッド32とによって移送
および印字がなされ、カッター35によって切断され
る。給紙部4には、ロール状の記録紙5を保持するロー
ル保持部材43と、摩擦パッド75が対接する摩擦部材
42とが同軸上に回転自在に支持されている。摩擦部材
42とロール保持部材43との間には、ねじりコイルば
ね44が介装されている。ねじりコイルばね44の最大
ねじりモーメントが、摩擦パッド75と摩擦部材42と
の間の摩擦力よりも大きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の記録を行っ
た後、記録紙を逆方向に所定量移送し次の記録を行う形
式の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の記録装置として、例えば、複数
色の色を重ねて記録する多色記録装置や、あるいは無駄
紙の発生を極力低減させるため、連続した記録紙に記録
部によって記録し、記録した部分を切断した後、記録部
と切断した部位との間に発生する未記録部分を逆方向に
移送し、この未記録部分にも次の記録を行う記録装置が
ある。このような記録装置においては、記録紙を逆方向
に移送した後、記録部から記録紙移送方向上流側に弛み
が発生する。通常、無端状の記録紙を使用した記録装置
には、記録紙の蛇行を防止するために所定のバックテン
ションが付与されている。したがって、このような弛み
が存在すると、次の記録において、先ず弛み部分が移送
されながら記録され、次いでバックテンションが付与さ
れた部分の記録紙が移送されながら記録されることにな
る。このため、弛み部分の弛みが解消された時点で、記
録紙の負荷が急激に変化するので、この時点において記
録品質が著しく損なわれるおそれがあり、何らかの対策
を施す必要があった。
【0003】図4は従来の記録装置の概略の構成を示す
側面図である。同図において、21は正・逆方向に駆動
されるモータであって、このモータ21の駆動は、この
モータ21のモータ軸に軸着された小径プーリ22と大
径プーリ24との間に張設されたベルト23を介してギ
ア25に伝達される。ギア25にはプラテンローラ26
のギア27が噛合し、プラテンローラ26は図中、時計
・反時計方向に回転駆動する。
【0004】32はサーマルヘッドであって、圧縮コイ
ルばね33の弾発力によってプラテンローラ32の周面
に圧接され、プラテンローラ26が回転することによっ
て、プラテンローラ26とサーマルヘッド32とに挟ま
れた記録紙5が矢印A−B方向に移送される。したがっ
て、サーマルヘッド32とプラテンローラ26とによっ
て記録部6が構成されるとともに、この記録部が移送手
段としても機能する。35はカッターであって、記録部
6から記録紙5の移送方向下流側に間隔Lだけ隔てて設
けられ、記録紙5の移送方向を横切るように移動可能に
取り付けられ、記録紙5の表面から裏面側に移動し記録
紙5を切断する。
【0005】80は巻回された記録紙5を保持するフラ
ンジであって、このフランジ80の軸81は装置のフラ
ンジ受け82に回転自在に支持され、このフランジ80
の外周面にはギアが形成されている。83はテンション
ローラであって、フランジ80側の給紙ロールから記録
部6に引き出された記録紙5に弛みが生じないように緊
張させるものである。84はペーパーセンサであって、
テンションローラ83と記録部6との間に位置付けら
れ、記録紙5の有無を検出するものである。
【0006】85はモータであって、このモータ85の
モータ軸に軸着されたギア86とフランジ80のギアと
の間には、中間ギア87が介装されており、この中間ギ
ア87には、フランジ80が図中時計方向に回転したと
きに、回転伝達が遮断される一方向クラッチが設けられ
ている。88はフランジ80の回転量を検出する回転量
検出センサである。
【0007】このような構成において、プラテンローラ
26とサーマルヘッド32との間に記録紙5を挟み、モ
ータ21を正方向に駆動すると、プラテンローラ26が
矢印A方向に回転するので、記録紙5が矢印A方向に移
動するとともに、記録が行われ、所定の記録が終了する
と、カッター35が作動して記録紙5を切断する。モー
タ21が逆方向に駆動し、プラテンローラ26が矢印B
方向に回転するとともに、モータ85が駆動しフランジ
80が矢印B方向に回転する。記録紙5が矢印B方向に
移送され、回転量検出センサ88によって記録紙5が距
離Lだけ移送されたことを検出すると、モータ21とモ
ータ85の駆動が停止する。このように、給紙部Cにお
いて、記録紙5を矢印B方向に移送するとともに、記録
部6の記録紙5の移送方向上流側において、モータ85
によって記録紙5を矢印B方向に移送していることによ
り、記録部6の記録紙5の移送方向上流側において記録
紙5が弛むようなことがない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の記録装
置においては、記録部6の記録紙5の移送方向上流側に
おいて記録紙5の弛みを除去するのに、記録紙5を巻き
戻すためのモータ85、一方向クラッチを有するギア8
7、ギアが形成されたフランジ80等を必要としてい
た。このため、部品点数が増加するだけでなく高価とな
り、かつ装置が大型化するという問題があった。
【0009】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、第1の目的は部品点数を削減することに
ある。第2の目的は安価とすることにある、第3の目的
は装置の小型化を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、連続した記録紙を供給する
供給ロールと、この供給ロールから記録紙を移送する移
送手段と、この移送手段によって正方向に移送された記
録紙に記録を行う記録部とからなり、前記記録部で記録
した記録紙を所定量逆方向に移送して次の記録を行う記
録装置において、前記供給ロールを保持するロール保持
部材と、このロール保持部材を回転自在に支持しこのロ
ール保持部材と同軸上で回転自在に支持された摩擦部材
と、この摩擦部材に作用し移送される記録紙にバックテ
ンションを付与するバックテンション付与手段とを備
え、前記ロール保持部材と前記摩擦部材とを、移送され
る記録紙にバックテンションを付与する方向に付勢する
付勢手段を介して連結したものである。したがって、記
録紙を移送し始めると、バックテンション付与部材によ
って摩擦部材は回転が停止し、ロール保持部材のみが回
転する。このとき、ねじりコイルばねによってロール保
持部材に反移送方向の負荷がかかるので、記録紙にはバ
ックテンションが付与される。記録紙が逆方向に移送さ
れると、ねじりコイルばねに蓄積されたねじりモーメン
トによって、記録部の記録紙移送方向上流側で弛みが発
生しない。
【0011】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記付勢手段をねじりコイルばねと
したものである。したがって、1個のねじりコイルばね
によってロール保持部材のバックテンションを付与でき
る。
【0012】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記摩擦部材に作用する前記付勢手
段の最大付勢力による記録紙への反移送力を、前記バッ
クテンション付与手段が付与するバックテンションによ
る記録紙への反移送力よりも大きく設定したものであ
る。したがって、記録紙が移送され、ねじりコイルばね
のねじりモーメントがバックテンションの摩擦力よりも
大きくなると、摩擦部材がロール保持部材と一体的に回
転する。すなわち、記録紙に付与されるバックテンショ
ンが最初ねじりコイルばねのねじりモーメントによって
行われ、途中からバックテンション付与部材に変更す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明に係る記録装置の構成
を示す側面図、図2は同じく要部の断面図、図3は同じ
く要部を分解して示す斜視図である。
【0014】図1において、全体を符号1で示す記録装
置は、装置本体2と、この装置本体2の上部側を開閉自
在とするカバー3と、記録紙5を記録部6に給紙する給
紙部4とによって概略構成されている。装置本体2内に
は、正・逆方向に駆動するモータ21が備えられ、この
モータ21の駆動は、このモータ21のモータ軸に軸着
された小径プーリ22と大径プーリ24との間に張設さ
れたベルト23を介して、ギア25に伝達される。ギア
25にはプラテンローラ26のギア27が噛合し、プラ
テンローラ26は図中、時計・反時計方向に回転駆動す
る。
【0015】カバー3は装置本体2の両側板(図示せ
ず)に横架された軸31を回転中心として開閉自在に支
持され、このカバー3の内側には、圧縮コイルばね33
を介してサーマルヘッド32が取り付けられている。カ
バー3を閉じることにより、圧縮コイルばね33の弾発
力によってサーマルヘッド32がプラテンローラ26に
圧接され、プラテンローラ26が回転することによっ
て、プラテンローラ26とサーマルヘッド32とに挟ま
れた記録紙5が矢印A−B方向に移送される。したがっ
て、サーマルヘッド32とプラテンローラ26とによっ
て記録部6が構成されるとともに、この記録部6が移送
手段としても機能する。35はカッターであって、記録
部6から記録紙5の移送方向下流側(図中矢印A方向)
に間隔Lだけ隔てて設けられ、記録紙5の移送方向を横
切るように移動可能に取り付けられ、記録紙5の表面か
ら裏面側に移動し記録紙5を切断する。
【0016】次に、図1ないし図3に基づいて本発明の
特徴である記録紙5にバックテンションを付与する給紙
部4の構造を説明する。図2に示すように、給紙部4
は、ロール状に巻回された記録紙5を保持するフランジ
40と、このフランジ40を回転自在に支持するフラン
ジ受け部材41とによって概略構成されている。そし
て、本発明の特徴とするところは、フランジ40を摩擦
部材42とロール保持部材43とに分割し、これら摩擦
部材42とロール保持部材43とを、記録紙5にバック
テンションを付与するねじりコイルばね44を介して同
軸上に一体化した点にある。
【0017】図1および図2に示すように、フランジ受
け41には、上方が開口した略U字状の軸受溝51が設
けられ、図示を省略しているが、このフランジ受け41
は左右一対設けられ、それぞれ装置筺体の両側板(図示
せず)に互いに対向するように固定されている。
【0018】図2および図3に示すように、摩擦部材4
2は浅底の有底円筒状に形成され、底部裏面の中央に軸
55が突設され、底部表面の中央に円筒状の基部56が
突設されている。この基部56の先端には、この基部5
6の外径よりもわずかに小さい外径をもつように形成さ
れた円筒状の支持部57が突設されており、これら支持
部57と基部56の境界には段部58が形成され、支持
部57の先端側には、先端にくさび状の係合部を有する
複数本の弾性係合片59が分岐するように複数個突設さ
れている。また、この摩擦部材42の底部表面には、小
軸60が突設されている。
【0019】図2および図3に示すように、ロール保持
部材43は浅底の有底円筒状に形成され、このロール保
持部43の外径は、上述した摩擦部材42の外径よりも
大きく形成されている。図3に示すように、このロール
保持部材43の底部表面には、ロール保持部材43の外
径よりも小さい外径をもつように形成された有底円筒状
の基台66が突設され、この基台66の深さはロール保
持部材43の深さよりも浅く形成されている。この基台
66の中央には裏面側に向かって突設された軸受筒部6
7が設けられ、基台66の表面の外周縁には小孔68が
穿孔されており、基台66の裏面には円筒状の保持部6
9が突設され、この保持部69には記録紙5を巻回して
いる軸芯部材70が嵌合固定されている。
【0020】図3に示すように、ねじりコイルばね44
の一端には巻回部72が形成され、他端には折曲部73
が折り曲げ形成されている。図2において、75は摩擦
パッドであって支持板76を介してフランジ受け41に
固定されており、後述するように、この摩擦パッド75
は記録紙5にバックテンションを付与するように摩擦部
材42の周面に対接する。
【0021】このような構成において、図3に示すよう
に、ねじりコイルばね44を摩擦部材42の基部56に
巻回し、弾性係合片59を弾性変形させながら、支持部
57をロール保持部材43の軸受筒部67内に係入す
る。弾性係合片59の先端の係合部を軸受筒部67の先
端に係合することにより、支持部57を回転中心として
ロール保持部材43が摩擦部材42に回転自在に支持さ
れる。このとき、ねじりコイルばね44の巻回部72を
摩擦部材42の小軸60に係入し、他端の折曲部73を
ロール保持部材43の小孔68に係入することにより、
摩擦部材42とロール保持部材43とがねじりコイルば
ね44を介して同軸上に一体化される。
【0022】図2に示すように、摩擦部材42の軸55
をフランジ受け部材41の軸受溝51内に係入すること
により、摩擦部材42がフランジ受け部材41に回転自
在に支持されるとともに、摩擦部材42の外周部が摩擦
パッド75に対接する。この摩擦パッド75と摩擦部材
42との間の摩擦力は、後述するようにロール保持部材
43のみが回転することによりねじりコイルばね44に
ねじりモーメントが蓄積された際の最大ねじりモーメン
トよりも小さく設定されている。また、記録紙5を矢印
A方向に移送する際、摩擦パッド75と摩擦部材42と
の間の摩擦力よりもねじりコイルばね44の最大ねじり
モーメントが小さい間は、摩擦部材42は回転せずにロ
ール保持部材43のみが回転するが、このときのロール
保持部材43の最大回転角度(ストローク)は、カッタ
ー35と記録部6との間の間隔Lよりも大きく設定され
ている。
【0023】このように構成された給紙部4において
は、図1において、サーマルヘッド32によって記録紙
5に印字するために、記録紙5が矢印A方向に移送され
ると、摩擦部材42は摩擦パッド75との間の摩擦力に
よって回転が規制されているので、ロール保持部材43
のみが矢印A方向に回転する。したがって、小軸60の
位置は変化せず、小孔68のみが矢印A方向に回動する
ので、ねじりコイルばね45のねじりモーメントが徐々
に蓄積されるので、記録紙5に矢印B方向のテンショ
ン、すなわち、記録紙5の移送方向Aと反対方向のバッ
クテンションが付与される。
【0024】さらに、記録紙5が矢印A方向に移送され
ると、摩擦パッド75と摩擦部材42との間の摩擦力
が、ねじりコイルばね44の最大ねじりモーメントより
も小さく設定されているので、ねじりコイルばね44に
記録紙5の反移送方向への所定のねじりモーメントが蓄
積されたときに、摩擦パッド75と摩擦部材42との間
の摩擦力よりも大きくなる。したがって、ねじりコイル
ばね44に所定のねじりモーメントが蓄積された状態
で、摩擦部材42がこのねじりコイルばね44を介して
ロール保持部材43と一体的に回転を開始する。換言す
れば、矢印A方向に移送される記録紙5には、ねじりコ
イルばね44に所定のねじりモーメントが蓄積された状
態を保って、摩擦部材42の摩擦力がバックテンション
として付与される。
【0025】この状態で、矢印A方向に移送された記録
紙5にはサーマルヘッド32を通過するときに印字がな
され、所定の印字が終了すると、記録紙5をさらに記録
部6とカッター35までの間隔Lだけ矢印A方向に移送
し、カッター35によって記録紙5を切断する。しかる
後、モータ21を逆方向に駆動し、プラテンローラ26
を矢印B方向に回転させ、記録紙5を記録部6とカッタ
ー35までの間隔Lだけ矢印A方向に移送した分矢印B
方向に移送する。
【0026】ここで、ねじりコイルばね44に記録紙5
の反移送方向への所定のねじりモーメントが蓄積されて
いることにより、このねじりモーメントによって記録紙
5が弛むことなく、矢印B方向に移送される。このと
き、摩擦部材42は摩擦パッド75との摩擦力によって
回転が停止し、ロール保持部材43のみが矢印B方向に
回転するので、ねじりコイルばね44に蓄積されていた
ねじりモーメントが徐々に小さくなって、記録紙5に対
するバックテンションが小さくなる。
【0027】ここで、摩擦パッド75と摩擦部材42と
の間の摩擦力を、ねじりコイルばね44の最大ねじりモ
ーメントよりも小さく設定していることにより、プラテ
ンローラ26を矢印A方向に回転させ、記録紙5も矢印
A方向に移送して、記録紙5に次の記録を行うときに、
摩擦部材42は摩擦パッド75の摩擦力によって回転が
停止している。したがって、ロール保持部材43のみが
回転し、ねじりコイルばね44のねじりモーメントによ
って記録紙5にバックテンションが付与され、ねじりコ
イルばね44のねじりモーメントが摩擦パッド75の摩
擦力よりも大きくなると、摩擦部材42がロール保持部
材43と一体的に回転する。すなわち、記録紙5に付与
されるバックテンションが、最初はねじりコイルばね4
4のねじりモーメントによって行われ、途中から摩擦部
材75の摩擦力に変更する。このため、記録紙5の移送
開始時には、摩擦パッド75の大きな摩擦力が負荷とな
って急激に記録紙5にかかることなく、ねじりコイルば
ね44のねじりモーメントによって徐々に付与されるこ
とにより、移送負荷が一定に保たれ、記録紙5は安定し
た移送が行われので、印字品質が向上する。
【0028】このように、本発明においては、記録紙5
の弛みを除去するために、フランジ40を摩擦部材42
とロール保持部材43とに分割し、これら摩擦部材42
とロール保持部材43とを、記録紙5にバックテンショ
ンを付与するねじりコイルばね44を介して同軸上に一
体化したものである。したがって、記録紙5にバックテ
ンションを付与する部材をフランジ40内に収納できる
ので、従来のように、給紙部4と記録部6との間に設け
る必要がないから、装置の小型化を図ることができる。
また、記録紙5の弛みを除去するのに、従来必要として
いた記録紙5を巻き戻すためのモータや一方向クラッチ
を有するギアまたはギアが形成されたフランジ等を必要
としないので、装置が簡素化されるだけでなく、部品点
数が削減されかつ装置が安価となる。しかも、バックテ
ンションを付与する付勢部材をねじりコイルばね44と
したことにより、部品点数が最小限となり、部品点数が
削減される。
【0029】カッター35で記録紙5を切断した後、記
録紙5を逆方向に移送し次の記録を行うようにしたが、
記録紙5を切断することなく記録紙5を逆方向に移送し
次の記録を行うようにして複数色の色を重ね合わせて記
録するようにしてもよい。また、ねじりコイルばね45
によってロール保持部材43にバックテンションを付与
したが、引張りコイルばねあるいは圧縮コイルばねでも
よく、種々の設計変更が可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、装置が簡素化されるだけでなく、部品点数
が削減されかつ装置が安価となるとともに、装置の小型
化を図ることもできる。
【0031】また、請求項2に係る発明によれば、部品
点数が削減される。
【0032】また、請求項3に係る発明によれば、記録
紙へのバックテンションが急激に変化するようなことが
ないので、移送負荷が一定に保たれ、このため印字品質
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る記録装置の構成を示す側面図で
ある。
【図2】 本発明に係る記録装置の構成を示す要部の断
面図である。
【図3】 本発明に係る記録装置の構成を示す要部を分
解して示す斜視図である。
【図4】 従来の記録装置の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1…記録装置、4…給紙部、5…記録紙、6…記録部、
26…プラテンローラ、32…サーマルヘッド、35…
カッター、40…フランジ、41…フランジ受け、42
…摩擦部材、43…ロール保持部材、44…ねじりコイ
ルばね、60…小軸、68…小孔、75…摩擦パッド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した記録紙を供給する供給ロール
    と、この供給ロールから記録紙を移送する移送手段と、
    この移送手段によって正方向に移送された記録紙に記録
    を行う記録部とからなり、前記記録部で記録した記録紙
    を所定量逆方向に移送して次の記録を行う記録装置にお
    いて、前記供給ロールを保持するロール保持部材と、こ
    のロール保持部材を回転自在に支持しこのロール保持部
    材と同軸上で回転自在に支持された摩擦部材と、この摩
    擦部材に作用し移送される記録紙にバックテンションを
    付与するバックテンション付与手段とを備え、前記ロー
    ル保持部材と前記摩擦部材とを、移送される記録紙にバ
    ックテンションを付与する方向に付勢する付勢手段を介
    して一体化したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録装置において、前記
    付勢手段をねじりコイルばねとしたことを特徴とする記
    録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録紙において、前記摩
    擦部材に作用する前記付勢手段の最大付勢力による記録
    紙への反移送力を、前記バックテンション付与手段が付
    与するバックテンションによる記録紙への反移送力より
    も大きく設定したことを特徴とする記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009119686A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Ricoh Co Ltd ロール搬送装置及び画像形成装置
WO2016140440A1 (ko) * 2015-03-05 2016-09-09 주식회사 빅솔론 프린터

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JP2009119686A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Ricoh Co Ltd ロール搬送装置及び画像形成装置
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