JPH0541534B2 - - Google Patents

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JPH0541534B2
JPH0541534B2 JP2240783A JP2240783A JPH0541534B2 JP H0541534 B2 JPH0541534 B2 JP H0541534B2 JP 2240783 A JP2240783 A JP 2240783A JP 2240783 A JP2240783 A JP 2240783A JP H0541534 B2 JPH0541534 B2 JP H0541534B2
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JP
Japan
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unit
ribbon
reel
roller
transfer paper
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Application number
JP2240783A
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English (en)
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JPS59150772A (ja
Inventor
Masayoshi Nagashima
Hiroshi Yamane
Yoshinori Teraki
Shigeru Kitsukawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP2240783A priority Critical patent/JPS59150772A/ja
Publication of JPS59150772A publication Critical patent/JPS59150772A/ja
Publication of JPH0541534B2 publication Critical patent/JPH0541534B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、たとえば計算機やワードプロセツサ
の出力記録用に適用し得る記録装置の改良に関す
る。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近年、ノンインパクトプリント技術の1つとし
て、小型、安価で騒音もなく、しかも普通紙への
記録ができる熱転写式の記録装置が開発され、実
用化されている。
一方、熱転写式の記録装置において、装置全体
を熱転写材の張設路を境に上部ユニツトと下部ユ
ニツトとに2分割し、必要に応じて上部ユニツト
を下部ユニツトから離間すべく開閉可能としたも
のが実用化されつつある。この種上部ユニツト開
閉式のものは熱転写材の張設路が開放できるため
熱転写材の交換および被転写材のジヤム処理等が
極めて容易に行なえるとともに熱転写材の張設路
に沿つて配置されたサーマルヘツドその他装置の
保守が極めて容易に行なえるといつた長所がある
ところから多用される傾向にある。
しかしながら、従来供給カセツトは下部ユニツ
ト側に装置されており、供給カセツトの挿脱がし
ずらく、また、占有面積を大きく必要とするとい
つた問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は、上記事情にもとづきなされたもの
で、その目的とするところは、供給カセツトの挿
脱が容易に行なえ、占有面積が小さくてすむ記録
装置を提供しようとするものである。
〔発明の概要〕
本発明は、かかる目的を達成させるために、被
記録材に対して画像を形成する画像形成手段を内
蔵すると共に被記録材の移動路を略境として下部
ユニツトと上部ユニツトとに2分割され該上部ユ
ニツトを下部ユニツトから離間すべく一端側を枢
支端として傾斜状態に開放可能としたクラムシエ
ル型の装置本体と、 この装置本体の上記上部ユニツトの上面側かつ
上記枢支端側が傾斜上端となる傾斜状態で装着さ
れ上記画像形成手段に供給される被記録材を収容
した供給カセツトとを具備し、上記供給カセツト
の上記上部ユニツトに対する装着角度を、上記上
部ユニツトが傾斜状態に開放された状態において
上記枢支端側が傾斜上端となる傾斜状態を保つ角
度に設定したことを特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を図面に示す一実施例を参照して
説明する。第1図は熱転写記録装置全体の構成を
概略的に示すもので、図中1は装置本体で、この
装置本体1の上面部にはトレイ2が、また、この
後方部位には供給カセツト3が装着されている。
また、装置本体1内の上記トレイ2の装着部に対
応する位置にはプラテンローラ4が設けられてい
るとともにこのプラテンローラ4の下側にはプラ
テンローラ4の軸方向に沿つて図示しない発熱部
をラインドツト状に形成したサーマルヘツド5が
設けられている。
また、装置本体1内には熱転写材としてのロー
ル状の熱転写リボン6を繰出し可能に収納するリ
ボン収納部7、およびこのリボン収納部7から繰
出された熱転写リボン6を順次巻取るリボン巻取
部8が設けられている。
そして、リボン収納部7のロール(巻芯)9に
巻回され、繰出された熱転写リボン6は送りロー
ラ対10,10およびガイドローラ11に順次巻
掛けられてプラテンローラ4とサーマルヘツド5
との間に導びかれ、ついで小径の剥離ローラ12
を介してプラテンローラ4から急激に離間するよ
うに折返したのちガイドローラ13に巻掛けらた
状態でリボン巻取部8のロール(巻芯)14に巻
取られる構成となつている。
一方、上記ガイドローラ11の近傍にはアライ
ニングローラ対12,12が配設されていて、前
記供給カセツト3から取出しローラ15を介して
取出し供給された被転写材(被記録材)としての
転写紙Pをプラテンローラ4と熱転写リボン6と
の間に送り込む構成となつている。
また、剥離ローラ12の近傍には押えローラ1
6、ガイド板対17,17、および排出ローラ対
18,18が配設されていて、熱転写リボン6が
剥離された後の転写紙Pをトレイ2に導びくよう
になつている。
さらに、リボン張設路の送りローラ対10,1
0より下流側にはリボン終り検知器19が、ま
た、剥離ローラ12より下流側にはリボンたる
み/切れ検知器20が設けられているとともに供
給カセツト3とアライニングローラ対12,12
との間には転写紙検知器21が設けられている。
また、図中22は上記取出しローラ15、アラ
イニングローラ12、プラテンローラ4、排出ロ
ーラ18、およびロール14を保持する巻取リー
ル23の駆動源としてのパルスモータであり、2
4は電源部、25は制御部、26は表示/操作入
力部、27は排熱フアンである。
また、第2図に示すように上記制御部25はヘ
ツド駆動回路28を介してサーマルヘツド5が、
また、モータ駆動回路29を介してパルスモータ
22がそれぞれ接続されているとともに前記転写
紙検知器21、リボン終り検知器19、リボンた
るみ/切れ検知器20、表示/操作部26、後述
する電源スイツチ30のON−OFF動作に応じて
ON−OFF動作する上部ユニツト開閉検出器3
1、および計算機やワードプロセツサ等の外部機
器32等と接続された構成となつている。
しかして、外部の計算機やワードプロセツサ等
から記録命令が出されることにより、この記録装
置が動作し、転写紙Pに記録されることになる。
すなわち、記録命令により、パルスモータ22が
駆動して後述するように駆動力が伝達されて取出
しローラ15が反時計方向に回転し、供給カセツ
ト3内の最上部の転写紙Pが取出され、停止中の
アライニングローラ対12,12の転接部に当接
し、ここで転写紙Pの先端がアライニングされ
る。一方、転写紙搬送路上に配置した転写紙検出
器21によつて先端が検出され、所定時間経過す
ると上記パルスモータ22が逆回転する。そし
て、後述するように駆動力が伝達されることによ
りアライニングローラ対12,12が駆動され、
熱転写リボンPとプラテンローラ4との接触開始
点に向つて転写紙Pが送られる。転写紙Pはプラ
テンローラ4と熱転写リボン6との間に挾まれて
サーマルヘツド5の発熱部に向つて送られる。こ
の部分においてはサーマルヘツド5、熱転写リボ
ン6、転写紙P、プラテンローラ4は順に並び互
いに密着状態になつているとともに転写紙Pがサ
ーマルヘツド5の発熱部に達すると予め定められ
たタイミングを取つてサーマルヘツド5による加
熱記録が開始される。つまり、この部分におい
て、熱転写リボン6上のインクがサーマルヘツド
5により加熱溶融され転写紙Pに転写される。こ
のように、熱転写リボン6と転写紙Pの移送とサ
ーマルヘツド5による記録動作を行なうことによ
り転写紙Pに必要事項が記録されることになる。
また、転写紙Pおよび熱転写リボン6は剥離ロ
ーラ12部において互いに分離され、転写紙Pは
押えローラ16部を経てガイド板対17,17お
よび排出ローラ対18,18を介してトレイ2上
に排出される。一方、熱転写リボン6はリボン巻
取部8のロール(巻芯)14に巻取られるもので
ある。
また、本発明の装置は第3図に示すように装置
本体1が下カバー1aと上カバー1bとに2分割
されているとともに内部機構部も下ベース側組立
体33と上ベース側組立体34とに2分割され、
装置全体として第1ユニツトとしての上部ユニツ
ト35と第2ユニツトとしての下部ユニツト36
とに2分割された構成となつている。
上ベース側組立体34および下ベース側組立体
33は第4図および第5図に示すように、それぞ
れのサイドフレーム37a,37bおよび38
a,38bの一端側が枢支軸39を介して回動自
在に連結された状態となつているとともに上サイ
ドフレーム37a,37bと下サイドフレーム3
8a,38bとがガイド杆40と圧縮スプリング
41からなる押上支持機構42,42によつて連
結されていて、上ベース側組立体34を常時上方
に押上げる構成となつている。
そして、第6図に示すように上ベース側組立体
34およびこれを被包する上カバー1aからなる
上部ユニツト35を上方に回動変位させることが
できるようになつている。この上部ユニツト35
側には供給カセツト3、取出しローラ15、アラ
イニングローラ対12,12、プラテンローラ
4、押えローラ16、ガイド板対17,17、排
出ローラ対18,18、トレイ2、転写紙検知器
21、およびリボンたるみ/切れ検知器20等が
組込まれているため、上部ユニツト35を上方に
回動して下部ユニツト36から離間させることに
より熱転写リボン6の張設路が十分に露出される
ことになる。しかして、この状態にすることによ
り熱転写リボン6の交換等のメインテナンスや熱
転写リボン6の張設路に沿う部分のメインテナン
スが極めて容易に行なうことができるものであ
る。また、上部ユニツト35を開くことにより転
写紙移送路も十分に開放されることとなり、万が
一何らかの原因で転写紙Pがジヤムつたとしても
容易に取り除くことができる。このとき、第6図
に示すように供給カセツト3の上部ユニツト35
に対する装着角度をαとし、上部ユニツト35の
下部ユニツト36に対する開放角度をβとしたと
きα≧βとなるようになつていて、上部ユニツト
35の開放時に供給カセツト3が水平もしくはそ
れより立つた状態となつていて供給カセツト3お
よびこの内部に収納された転写紙Pのずれ等が生
じないようになつている。また、供給カセツト3
をいちいち押さえなくてもよく操作性が向上し得
る構成となつている。
一方、上部ユニツト35の自由端側は通常第3
図に示すようにロツク機構44を介して下部ユニ
ツト36に固定されていて、上部ユニツト35が
何らかの外力によつて不用意に開かないようにな
つている。すなわち、第4図および第5図にも示
すように上ベース側組立体34の自由端側にはフ
ツク45が、また、下ベース側組立体33の上記
フツク45取付位置に対向してフツク掛止バー4
6がそれぞれ設けられており、上ベース側組立体
34の自由端側を押上支持機構42,42の押上
力に抗して押下げると第3図に示すようにフツク
45がフツク掛止バー46に掛止するようになつ
ている。
また、上記フツク45はフツク取付バー47に
取付けられており、このフツク取付バー47をそ
の両端部に取着されたフツク解除レバー48a,
48bを介して回動することによりフツク掛止バ
ー46から外れる構成となつており、上部ユニツ
ト35は押上支持機構42,42の押上力により
自動的に上方に回動変位するようになつている。
つぎに、前記パルスモータ22を駆動源とする
各ローラ部への動力伝達系を第4図および第5図
を参照して説明する。まず、第4図に示すように
プラテンローラ4が取着されたプラテンローラ軸
4a、アライニングローラ12が取着されたアラ
イニングローラ軸12a、および排出ローラ18
が取着された排出ローラ軸18aの一端側にはス
プロケツト49,50、および51が取着されて
いてこれらスプロケツト49,50,51はこれ
らに掛渡された無端状のチエーン52を介して互
いに連動するようになつている。したがつて、プ
ラテンローラ軸4aが駆動されるとプラテンロー
ラ4、アライニングローラ、および排出ローラ1
8が同時に駆動されるようになつている。
また、第5図に示すようにプラテンローラ軸4
aの他端側には一方向クラツチ53およびゴム層
54を順次介して第1従動歯車55が取着されて
いて、この第1従動歯車55には上記パルスモー
タ22の駆動軸22aに取着された駆動歯車56
と無端状の歯付ベルト57を介して連動するよう
になつている。また、この歯付ベルト57は第2
従動歯車58およびテンシヨン歯車59に掛渡さ
れた状態になつていて、パルスモータ22が駆動
されることにより第2従動歯車58も駆動される
ようになつている。第2の従動歯車58は一方向
クラツチ60を介して取出しローラ15が取着さ
れた取出しローラ軸15aと図示しない歯車機構
を介して連動するようになつている。そして、パ
ルスモータ22の駆動軸22が正方向に駆動され
るとその駆動力は歯付ベルト57、第2従動歯車
58、歯車機構(図示せず)を介して取出しロー
ラ軸15aに伝達され、さらにその駆動力が一方
向クラツチ60を介して取出しローラ15に伝達
されるようになつている。また、パルスモータ2
2の駆動軸22aが逆回転するとその駆動力は歯
付ベルト57、第1従動歯車55、ゴム層54、
一方向クラツチ53を順次介してプラテンローラ
軸4aに伝達され、さらに前述したようにプラテ
ンローラ4、アライニングローラ12、排出ロー
ラ18に伝達されることになる。
また、第1従動歯車55と一体の第3従動歯車
61は第5図の2点鎖線で示すように下ベース側
組立体33側に設けられた第4従動歯車62と噛
合するようになつていて第4従動歯車62にその
回転力を伝達し得る構成となつている。この第4
従動歯車62は回転軸63に取着されており、第
4従動歯車62の回転力はこの回転軸63、スプ
ロケツト64、チエーン65、およびスプロケツ
ト66を介して巻取リール23の駆動軸23aに
伝達され、後述するように熱転写リボン6が巻回
されたロール14を巻取り方向に回転させるよう
な構成となつている。
また、第4図および第5図に示すように上ベー
ス側組立体34のサイドベース37a,37bの
自由端下面側には位置決めガイド片67,67が
突設されていて、上部ユニツト35を閉じたとき
これらガイド片67,67が下ベース側組立体3
3のサイドベース38a,38bの外側に位置し
て上ベース側組立体34を下ベース側組立体33
上の決められた位置に確実に案内するようになつ
ている。
また、第5図に示すように上ベース側組立体3
4の一方のサイドベース37bの中間部下面には
ガイド兼用スイツチ押圧片68が突設されていて
下ベース側組立体33側に組込まれた電源スイツ
チ(ACスイツチ)30の作動子30aを押圧す
る構成となつている。上記電源スイツチ30は上
記ガイド兼用スイツチ押圧片68の挿脱用スリツ
ト69を有した保護ケース70で囲繞されてお
り、上ベース側組立体34の位置がずれた状態に
あつてはケースの上面に当接してガイド兼用スイ
ツイ押圧片68の下端部がスリツト69内に入り
込ます上ベース側組立体34のそれ以上の閉動作
を規制するとともに電源スイツチ30がONしな
いようになつている。
また、第7図は下ベース側組立体33の平面図
であり、前記サーマルヘツド5は第4図にも示す
ようにリボン収納部7とリボン巻取部8との間に
配置され、ヘツド支持機構71により長手方向に
沿つて揺動可能に支持されているとともにこのヘ
ツド支持機構71はヘツド押上スプリング72,
72を介して常時所定方向に回動するよう付勢さ
れたヘツド支持軸73に取付けられている。そし
て、サーマルヘツド5がプラテンローラ4に対し
て均一に当接し得る構成となつている。
上記リボン収納部7は断面略U字状のガイド板
74により形成される空間部75と、この空間部
75に収容されたロール(巻芯)9を保持する繰
出しリール76とから構成され、また、リボン巻
取部8はガイド板77,78間に形成された空間
部79と、この空間部79に収容されたロール
(巻芯)14を保持する巻取リール23からなつ
ている。
また、上記繰出しリール76はロール9の一端
側を保持する第1リールユニツト76aと他端側
を保持する第2リールユニツト76bとから構成
されている。また、巻取リール23はロール14
の一端側を保持する第3リールユニツト23aと
他端側を保持する第4リールユニツト23bとか
ら構成されている。
つぎに、第8図を参照して第1リールユニツト
76aおよび第2リールユニツト76bの構成を
説明する。まず、第1リールユニツト76aはサ
イドフレーム38bに一端を固定した支軸80に
対して回転可能に取付けられたリール本体81
と、このリール本体81側に常時台形コイルばね
82を介して押圧されたデイスク83と、このデ
イスク83とリール本体81との相互対向面部に
設けられたブレーキ84とを備えた構成となつて
いる。上記ブレーキ84はデイスク83側に固着
されたステンレス材85と、リール本体81側に
固着されたポリエステル基材の不織布(商品名東
レエクセーヌ)86とから構成されている。
なお、上記リール本体81にはロール9の端面
に形成された切欠部と係合する回転防止突起87
が突設されていてロール9とリール本体81との
間にすべりが生じないような構成となつている。
また、第2リールユニツト76bはサイドフレ
ーム38aに一端を固定した支軸88に回転自在
に取付けられたリール本体89と、このリール本
体89を常時第1リールユニツト側76aに押圧
する台形コイルばね90を有した構成となつてい
る。なお、第8図においてはリール本体89がロ
ール9の端部を保持した状態となつており、台形
コイルばね90の付勢力に抗して押下げられた状
態を示している。
また、第2リールユニツト76bの支軸88の
中途部がテーパ部88aを介して小径に形成され
ているため図中θの範囲で示すようにリール本体
89が揺動可能となつており、ロール9の着脱が
容易に行なえるようになつている。
しかして、第1、第2のリールユニツト76
a,76bによつて両端を保持されたロール9は
ブレーキ84の摩擦抵抗により所定の力が加わら
ないと回転しないこととなり、ロール9に巻回さ
れた熱転写リボン6の不用意な繰出しが防止され
るとともに熱転写リボン6に所定のテンシヨンが
加わつてたるみのない良好な張設状態が維持でき
ることになる。
また、上記巻取り側のロール14の他端部を保
持する第4リールユニツト23bは上述の繰出し
側のロール9の他端部を保持する第2リールユニ
ツト76bと同一構成であるため説明を省略し、
第3リールユニツト23aを第9図を参照して説
明する。すなわち、サイドフレーム38bには軸
受91が取着され、この軸受91を介して前述の
駆動軸92が回転自在に軸支されている。この駆
動軸92の一端にはスプロケツト66が嵌着さ
れ、他端にはリール本体93が回転可能に取付け
られている。さらに、リール本体93の裏面側に
位置してデイスク94が外嵌されている。このデ
イスク94の内径部に形成された係合溝95,9
5には駆動軸92を径方向に貫通するピン96の
両端部が係合していて、駆動軸92と一体にデイ
スク94が回転するようになつている。また、リ
ール本体93とデイスク94との間には前述の第
1リールユニツト76aと同様にステンレス材8
5およびポリエステル基材の不織布86からなる
ブレーキ84が設けられ、デイスク94の回転力
がこのブレーキ84を介してリール本体93に伝
達されるようになつている。なお、デイスク94
は駆動軸92に外嵌されたばね受97により小径
端側が保持された台形コイルばね98によつてリ
ール本体93側に押圧される構成となつている。
しかして、上記のように繰出しリール76およ
び巻取リール23のブレーキ84としてステンレ
ス材85とポリエステル基材の不織布86を使用
したからトルクの伝達が極めて安定した状態で行
なえることになる。また、ブレーキ84の摺動面
相互を圧接させるための押圧スプリングとして台
形コイルばね82,90,98を使用したからば
ね部の専有スペースが非常に小さくなり、各リー
ルユニツト76a,76b,23a,23bを薄
形にできるとともに台形コイルばねにより押圧さ
れる部材の変位量を比較的大きくとれ、ロール
9,14の着脱が極めて容易に行なえることにな
る。
また、第10図および第11図は供給カセツト
3を一部切欠して示す平面図および側面図であ
る。図中100は供給カセツト本体であり、この
供給カセツト本体100内前部(図中左側)には
内部に収納した転写紙Pの取出し方向端部を支承
する中板101が配置されている。この中板10
1は3個の中板押上ばね102,103,104
によつて常時上方に押上げられていて、最上端の
転写紙Pの取出し方向端両隅部がレバー105,
105を介して回動自在に支承された分離爪10
6,106に当接するようになつている。
また、カセツト本体100内の後部には内部に
収納される転写紙Pの後端を押えるストツパ10
7が配設されている。このストツパ107は前後
方向(図中左右方向に移動可能で、かつ位置決め
機構108によつて転写紙Pのサイズ、たとえば
レター、A−4、リーガルの3種類のサイズに合
つた位置に固定できるようになつている。上記ス
トツパ107には先端部にマグネツト109を取
着した連結棒110が連結されていて、このマグ
ネツト109の位置を上ガイド側組立体34側に
配置した検出器(図示しない)により磁気的に検
出することにより転写紙Pのサイズを自動的に検
出できるようになつている。また、カセツト本体
100の前部両側にはガイド枠111,111が
取着されている。
なお、112はカセツト本体100の上部に前
端を除く部分を覆うカバーであり、カセツト本体
100に対して着脱可能に取着されている。
また、第12図および第13図は上記供給カセ
ツト3のカバー112上かつ前後方向に摺動化に
取付けられた手差しガイドを示し、この手差しガ
イド113はガイド本体114の前端側(図中右
端側)の両側部にはローラ押上ガイド115,1
15が設けられている。さらに、前端中央部には
マグネツト116が取着されていて、このマグネ
ツト116の位置を上ガイド側組立体34側に配
置した検出器(図示しない)により磁気的に検出
することにより、手差しガイド113が手差し可
能位置にあるか否かを自動的に検出できるように
なつている。また、ガイド本体114の一側には
基準ガイド体117が、他側には可動ガイド本体
118が取着されている。上記可動ガイド体11
8は転写紙Pの手差し方向と直交する方向にスラ
イド自在となつているとともにロツク機構119
により転写紙Pのサイズに応じた位置に固定でき
るようになつている。
一方、第14図には上ガイド側組立体34の平
面図であり、上記供給カセツト3の先端部が挿入
される部分の両側部には供給カセツト3の先端両
側部に形成されたガイド枠111,111部を案
内するカセツトガイド120,120が設けられ
ていて供給カセツト3を定位置に保持できるよう
になつている。また、カセツトガイド120,1
20の近傍、すなわち、取出しローラ軸15の両
端部にはガイドローラ121,121が取付けら
れていて、上記手差しガイド113を取出しロー
ラ15,15側に押込むことにより、これらガイ
ドローラ121,121の下にローラ押上げガイ
ド115,115が入り込み、取出しローラ軸1
5aが取出しローラ軸押下スプリング122の付
勢力に抗して上方に押上げられる構成となつてい
る。このとき、図示しない歯車機構の歯車相互の
噛合が解除され取出しローラ軸15aの回転力が
伝達されないようになつている。
なお、123は手差しの有無を検知する検知レ
バー、124は紙無し検知用レバーである。ま
た、125,126は供給カセツト3のストツパ
107のセツト位置に対応して設けられた紙サイ
ズセンサであり、上記ストツパ107の位置決め
により取出しローラ軸15a、その他の駆動を制
御するようになつている。
また、第15図に示すように前述の供給カセツ
ト3の転写紙Pの収容量をl1とし、トレイ2によ
る転写紙Pの収容量をl2としたときl1≦l2の関係
になつており、無人運転ができるようになつてい
る。
また、第16図に示すようにアライニングロー
ラ対12,12による転写紙Pの移送速度v1をプ
ラテンローラ4による転写紙Pの移送速度v2より
速く(v1>v2)、たとえば35cm送つて1cm程度余
分に送れるようにスプロケツト49,50の歯数
と径の違いにより設定されていて、アライニング
ローラ対12,12とプラテンローラ4間で転写
紙Pが若干たわむようになつている。
そして、パルスモータ22を駆動源として生じ
る転写紙Pの振動を軽減し、騒音を極力小さくす
るようになつている。
また、熱転写リボン6のたるみ/切れ検知器2
0は第17図に示すように熱転写リボン6の移送
路の下面に沿つて設けられたリボンガイド130
と、このリボンガイド130の上方に支軸131
を介して揺動自在に枢支され、かつその一端が自
重によつてリボンガイド130に形成された切欠
部132内に入り込む方向に付勢された検出レバ
ー133と、この検出レバー133の他端の動き
を検知するフオトインタラプタスイツチ134と
から構成されている。そして、熱転写リボン6が
たるんだり、切れたりすると検出レバー133が
2点鎖線の状態から実線状態に変位してスイツチ
134によりこのことが検知されることになる。
また、熱転写リボン6は第18図に示すように
エンドマーク135,135付与部以後に次頁分
の記録を可能とする寸法L(Lは〔最大1頁長〕−
〔検知器21とヘツド間距離〕より大)の予備部
分(図中斜線で示す部分)136を有していて、
エンドマーク135,135がリボン終り検知器
21によつて検知されても印字を続行させること
ができ、転写紙Pへの記録を途中で停止すること
なく1頁分の記録を完了させることができるもの
である。
なお、熱転写リボン6は、第19図に示すよう
にポリエステル系フイルム137の片面にポリエ
チレン系ワツクスのインク層138を形成したも
のであり、上記エンドマーク135,135はイ
ンク層138の一部を除去したものである。
なお、本発明は上記実施例に限るものでない。
すなわち、熱転写式の記録装置としたが、上部ユ
ニツトと下部ユニツトとの離間すべく開閉可能な
構成であればどのようなものであつてもよい。
その他、本発明は本発明の要旨を変えない範囲
で種々変形実施可能なことは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように、被記録材を収
容した供給カセツトを、上部ユニツト上面側かつ
傾斜状態に装着するようにしたから、供給カセツ
トの挿脱が容易に行えるとともに従来のように下
部ユニツト側に装着するもののように挿脱用のス
ペースを装置本体の側方に確保する必要がなく占
有面積が少なくて済む。
さらに、供給カセツトの上部ユニツトに対する
装着角度を、上部ユニツトが傾斜状態に開放され
た状態において上部ユニツトの枢支端側が傾斜上
端となる傾斜状態を保つ角度に設定したから、上
部ユニツトの開放時における供給カセツトおよび
供給カセツト内に収容された被記録材のずれを防
止でき、被記録材の供給動作を損なうことがな
く、また、上部ユニツトの開放する度に供給カセ
ツトを押さえなくとも良く操作性の向上が計れる
といつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は装置全体の構成を示す概略的縦断正面図、第2
図は同じく制御系を示すブロツク図、第3図はカ
バーを切除して示す内部組立体の正面図、第4図
は上ベース側組立体を開いた状態の内部組立体の
正面図、第5図は同じく上ベース側組立体を開い
た状態の内部組立体の背面図、第6図は上部ユニ
ツトを開いた状態の装置の概略的縦断正面図、第
7図は下ベース側組立体の平面図、第8図は繰出
しリールを示す断面図、第9図は巻取リールの一
方のリールユニツトを示す断面図、第10図は供
給カセツトを一部切欠して示す平面図、第11図
は同じく側面図、第12図は手差しガイドの平面
図、第13図は同じく側面図、第14図は上ベー
ス側組立体の平面図、第15図は供給カセツトと
トレイの転写紙収容量の関係を説明する説明図、
第16図は転写紙の供給状態を説明する説明図、
第17図はリボンたるみ/切れ検知器の概略的斜
視図、第18図は熱転写リボンの終端部を示す概
略的斜視図、第19図は熱転写リボンの断面図で
ある。 3……供給カセツト、6……熱転写材、35…
…上部ユニツト、36……下部ユニツト、135
……エンドマーク、136……予備部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被記録材に対して画像を形成する画像形成手
    段を内蔵すると共に被記録材の移動路を略境とし
    て下部ユニツトと上部ユニツトとに2分割され該
    上部ユニツトを下部ユニツトから離間すべく一端
    側を枢支端として傾斜状態に開放可能としたクラ
    ムシエル型の装置本体と、 この装置本体の上記上部ユニツトの上面側かつ
    上記枢支端側が傾斜上端となる傾斜状態で装着さ
    れ上記画像形成手段に供給される被記録材を収容
    した供給カセツトと、 を具備し、 上記供給カセツトの上記上部ユニツトに対する
    装着角度を、上記上部ユニツトが傾斜状態に開放
    された状態において上記枢支端側が傾斜上端とな
    る傾斜状態を保つ角度に設定したことを特徴とす
    る画像形成装置。
JP2240783A 1983-02-14 1983-02-14 画像形成装置 Granted JPS59150772A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2240783A JPS59150772A (ja) 1983-02-14 1983-02-14 画像形成装置

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JP2240783A JPS59150772A (ja) 1983-02-14 1983-02-14 画像形成装置

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JPS59150772A JPS59150772A (ja) 1984-08-29
JPH0541534B2 true JPH0541534B2 (ja) 1993-06-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61114936A (ja) * 1984-11-12 1986-06-02 Tokyo Electric Co Ltd 静電写真プリンタの給紙装置
JPS61145662U (ja) * 1985-02-28 1986-09-08
JPS6266966A (ja) * 1985-09-20 1987-03-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱転写記録装置
US5348407A (en) * 1992-05-19 1994-09-20 Hewlett-Packard Company Snap-on control panel

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