JPH09164742A - ラベル剥取装置およびラベル剥取装置を備えたラベルプリンター - Google Patents
ラベル剥取装置およびラベル剥取装置を備えたラベルプリンターInfo
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- JPH09164742A JPH09164742A JP34865595A JP34865595A JPH09164742A JP H09164742 A JPH09164742 A JP H09164742A JP 34865595 A JP34865595 A JP 34865595A JP 34865595 A JP34865595 A JP 34865595A JP H09164742 A JPH09164742 A JP H09164742A
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- roller
- peeling
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- Common Mechanisms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 剥離紙が戻される時の該剥離紙の弛みを防止
して、安定したラベルの剥ぎ取りを実現すること。 【解決手段】 剥離紙Hに貼着されたラベルLに印刷を
施す印刷機構1と、駆動系5によって駆動される搬送ロ
ーラー21、22によって、前記ラベルLが貼着された
前記剥離紙Hをラベルガイド20に沿って搬送するとと
もに前記ラベルが剥ぎ取られた後次のラベルの印字開始
位置まで戻し得る搬送装置2と、前記ラベルガイド20
の一部が鋭角に曲げられ前記剥離紙Hから印刷が施され
た前記ラベルLを部分的に剥ぎ取る剥取部40と、前記
剥離紙Hに張力を付与する剥離ローラー41とを備えた
剥取装置4と、前記剥離ローラー41と前記駆動系5と
の間に配設され、該駆動系5からの回転駆動を前記剥離
紙Hの搬送方向のみ前記剥離ローラー41に伝達する一
方向伝達機構6とから成るラベル剥取装置およびラベル
剥取装置を備えたラベルプリンター。
して、安定したラベルの剥ぎ取りを実現すること。 【解決手段】 剥離紙Hに貼着されたラベルLに印刷を
施す印刷機構1と、駆動系5によって駆動される搬送ロ
ーラー21、22によって、前記ラベルLが貼着された
前記剥離紙Hをラベルガイド20に沿って搬送するとと
もに前記ラベルが剥ぎ取られた後次のラベルの印字開始
位置まで戻し得る搬送装置2と、前記ラベルガイド20
の一部が鋭角に曲げられ前記剥離紙Hから印刷が施され
た前記ラベルLを部分的に剥ぎ取る剥取部40と、前記
剥離紙Hに張力を付与する剥離ローラー41とを備えた
剥取装置4と、前記剥離ローラー41と前記駆動系5と
の間に配設され、該駆動系5からの回転駆動を前記剥離
紙Hの搬送方向のみ前記剥離ローラー41に伝達する一
方向伝達機構6とから成るラベル剥取装置およびラベル
剥取装置を備えたラベルプリンター。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剥離ローラーと駆
動源との間に配設された一方向伝達機構によって、前記
駆動源からの回転駆動を剥離紙の搬送方向のみ前記剥離
ローラーに伝達することにより、安定したラベルの剥離
を実現するラベル剥取装置およびラベル剥取装置を備え
たラベルプリンターに関するものである。
動源との間に配設された一方向伝達機構によって、前記
駆動源からの回転駆動を剥離紙の搬送方向のみ前記剥離
ローラーに伝達することにより、安定したラベルの剥離
を実現するラベル剥取装置およびラベル剥取装置を備え
たラベルプリンターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のラベル剥取装置を備えたラベルプ
リンターは、図11に示すように印刷機構Pによって剥
離紙Hを貼着されたラベルLに印刷され、駆動源(図示
せず)によって駆動される搬送ローラーSによって、印
刷された前記ラベルLが貼着された前記剥離紙Hをラベ
ルガイドGに沿って搬送される。
リンターは、図11に示すように印刷機構Pによって剥
離紙Hを貼着されたラベルLに印刷され、駆動源(図示
せず)によって駆動される搬送ローラーSによって、印
刷された前記ラベルLが貼着された前記剥離紙Hをラベ
ルガイドGに沿って搬送される。
【0003】剥離ローラーRによって前記剥離紙Hに張
力が付与された状態で前記ラベルガイドGの一部が鋭角
に曲げられた剥取部Tによって前記剥離紙Hから前記ラ
ベルLを部分的に剥ぎ取られ、該ラベルLが取り出され
た後、前記ラベルLの印字位置まで前記剥離紙Hが戻さ
れ、前記印刷機構Pによって前記ラベルLに印刷され
る。
力が付与された状態で前記ラベルガイドGの一部が鋭角
に曲げられた剥取部Tによって前記剥離紙Hから前記ラ
ベルLを部分的に剥ぎ取られ、該ラベルLが取り出され
た後、前記ラベルLの印字位置まで前記剥離紙Hが戻さ
れ、前記印刷機構Pによって前記ラベルLに印刷され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のラベル剥取
装置を備えたラベルプリンターは、前記剥離ローラーR
によって前記剥離紙Hに張力を付与するために、前記剥
離ローラーRの方が前記搬送ローラーSより周速が大き
く設定されているので、前記ラベルLが取り出された
後、前記ラベルLの印字位置まで前記剥離紙Hが戻され
ると図11に示すように剥離紙Hに弛みが生じ、前記剥
離紙Hの張力が不十分となり、極端な場合は前記剥取部
Tにおける前記剥離紙Hからの前記ラベルLの剥ぎ取り
に悪影響があるという問題があった。
装置を備えたラベルプリンターは、前記剥離ローラーR
によって前記剥離紙Hに張力を付与するために、前記剥
離ローラーRの方が前記搬送ローラーSより周速が大き
く設定されているので、前記ラベルLが取り出された
後、前記ラベルLの印字位置まで前記剥離紙Hが戻され
ると図11に示すように剥離紙Hに弛みが生じ、前記剥
離紙Hの張力が不十分となり、極端な場合は前記剥取部
Tにおける前記剥離紙Hからの前記ラベルLの剥ぎ取り
に悪影響があるという問題があった。
【0005】また従来のラベル剥取装置を備えたラベル
プリンターは、前記ラベルLの印字位置まで前記剥離紙
Hが戻されると、図11に示すように該剥離紙Hに弛み
が生じ、弛んだ前記剥離紙Hが、他部品に干渉するとい
う問題があった。
プリンターは、前記ラベルLの印字位置まで前記剥離紙
Hが戻されると、図11に示すように該剥離紙Hに弛み
が生じ、弛んだ前記剥離紙Hが、他部品に干渉するとい
う問題があった。
【0006】そこで本発明者らは、剥離ローラーと駆動
源との間に配設された一方向伝達機構によって、前記駆
動源からの回転駆動トルクを剥離紙の搬送方向のみ前記
剥離ローラーに伝達するという本発明の技術的思想に着
眼し、さらに研究開発を重ねた結果、前記剥離紙が戻さ
れる時の該剥離紙の弛みを防止して、安定したラベルの
剥ぎ取りを実現するとともに、弛んだ前記剥離紙の他部
品への干渉を防止するという目的を達成する本発明に到
達した。
源との間に配設された一方向伝達機構によって、前記駆
動源からの回転駆動トルクを剥離紙の搬送方向のみ前記
剥離ローラーに伝達するという本発明の技術的思想に着
眼し、さらに研究開発を重ねた結果、前記剥離紙が戻さ
れる時の該剥離紙の弛みを防止して、安定したラベルの
剥ぎ取りを実現するとともに、弛んだ前記剥離紙の他部
品への干渉を防止するという目的を達成する本発明に到
達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のラベル剥取装置は、ラベルが貼着された
剥離紙をラベルガイドに沿って搬送する駆動源によって
駆動され、逆方向への搬送を可能にする搬送ローラーを
備えた搬送装置と、前記ラベルガイドの一部が鋭角に曲
げられ前記剥離紙から前記ラベルを部分的に剥ぎ取る剥
取部と、前記剥離紙に張力を付与する剥離ローラーとを
備えた剥取装置と、前記剥離ローラーと前記駆動源との
間に配設され、該駆動源からの回転駆動を前記剥離紙の
搬送方向のみ前記剥離ローラーに伝達する一方向伝達機
構とから成るものである。
の第1発明)のラベル剥取装置は、ラベルが貼着された
剥離紙をラベルガイドに沿って搬送する駆動源によって
駆動され、逆方向への搬送を可能にする搬送ローラーを
備えた搬送装置と、前記ラベルガイドの一部が鋭角に曲
げられ前記剥離紙から前記ラベルを部分的に剥ぎ取る剥
取部と、前記剥離紙に張力を付与する剥離ローラーとを
備えた剥取装置と、前記剥離ローラーと前記駆動源との
間に配設され、該駆動源からの回転駆動を前記剥離紙の
搬送方向のみ前記剥離ローラーに伝達する一方向伝達機
構とから成るものである。
【0008】本発明(請求項2に記載の第2発明)のラ
ベル剥取装置は、前記第1発明において、前記一方向伝
達機構が、前記剥離紙の搬送方向の正方向回転において
制御されたトルクを伝達するとともに、逆方向回転にお
いては空転するトルクリミッターによって構成されてい
るものである。
ベル剥取装置は、前記第1発明において、前記一方向伝
達機構が、前記剥離紙の搬送方向の正方向回転において
制御されたトルクを伝達するとともに、逆方向回転にお
いては空転するトルクリミッターによって構成されてい
るものである。
【0009】本発明(請求項3に記載の第3発明)のラ
ベル剥取装置は、前記第1発明において、前記一方向伝
達機構が、前記剥離紙の搬送方向の正方向回転において
回転を伝達するとともに、逆方向回転においては空転す
るワンウエイクラッチによって構成されているものであ
る。
ベル剥取装置は、前記第1発明において、前記一方向伝
達機構が、前記剥離紙の搬送方向の正方向回転において
回転を伝達するとともに、逆方向回転においては空転す
るワンウエイクラッチによって構成されているものであ
る。
【0010】本発明(請求項4に記載の第4発明)のラ
ベル剥取装置を備えたラベルプリンターは、ラベルが貼
着された剥離紙をラベルガイドに沿って搬送する駆動源
によって駆動され、前記ラベルが剥ぎ取られた後次のラ
ベルの印字開始位置まで戻し得る搬送ローラーを備えた
搬送装置と、前記搬送ローラーによって搬送される前記
剥離紙に貼着された前記ラベルに印刷を施す印刷機構
と、前記ラベルガイドの一部が鋭角に曲げられ前記剥離
紙から印刷が施された前記ラベルを部分的に剥ぎ取る剥
取部と、前記剥離紙に張力を付与する剥離ローラーとを
備えた剥取装置と、前記剥離ローラーと前記駆動源との
間に配設され、該駆動源からの回転駆動を前記剥離紙の
搬送方向のみ前記剥離ローラーに伝達する一方向伝達機
構とから成るものである。
ベル剥取装置を備えたラベルプリンターは、ラベルが貼
着された剥離紙をラベルガイドに沿って搬送する駆動源
によって駆動され、前記ラベルが剥ぎ取られた後次のラ
ベルの印字開始位置まで戻し得る搬送ローラーを備えた
搬送装置と、前記搬送ローラーによって搬送される前記
剥離紙に貼着された前記ラベルに印刷を施す印刷機構
と、前記ラベルガイドの一部が鋭角に曲げられ前記剥離
紙から印刷が施された前記ラベルを部分的に剥ぎ取る剥
取部と、前記剥離紙に張力を付与する剥離ローラーとを
備えた剥取装置と、前記剥離ローラーと前記駆動源との
間に配設され、該駆動源からの回転駆動を前記剥離紙の
搬送方向のみ前記剥離ローラーに伝達する一方向伝達機
構とから成るものである。
【0011】(作用)上記構成より成る第1発明のラベ
ル剥取装置は、駆動源によって駆動された前記搬送ロー
ラーによって、ラベルが貼着された剥離紙をラベルガイ
ドに沿って搬送され、前記一方向伝達機構を介して前記
駆動源からの回転駆動が伝達される前記剥離ローラーに
よって前記剥離紙に張力が付与された状態で、前記ラベ
ルガイドの一部が鋭角に曲げられた前記剥取部によって
前記剥離紙から前記ラベルが部分的に剥ぎ取られ取り出
された後、前記搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を
戻す方向に搬送されるとき、前記一方向伝達機構が、該
駆動源からの回転駆動を前記剥離ローラーに伝達しない
ため前記剥離ローラーが回転しないので、前記剥取部に
前記剥離紙の弛みが発生しないものである。
ル剥取装置は、駆動源によって駆動された前記搬送ロー
ラーによって、ラベルが貼着された剥離紙をラベルガイ
ドに沿って搬送され、前記一方向伝達機構を介して前記
駆動源からの回転駆動が伝達される前記剥離ローラーに
よって前記剥離紙に張力が付与された状態で、前記ラベ
ルガイドの一部が鋭角に曲げられた前記剥取部によって
前記剥離紙から前記ラベルが部分的に剥ぎ取られ取り出
された後、前記搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を
戻す方向に搬送されるとき、前記一方向伝達機構が、該
駆動源からの回転駆動を前記剥離ローラーに伝達しない
ため前記剥離ローラーが回転しないので、前記剥取部に
前記剥離紙の弛みが発生しないものである。
【0012】上記構成より成る第2発明のラベル剥取装
置は、駆動源によって駆動された前記搬送ローラーによ
って、ラベルが貼着された剥離紙をラベルガイドに沿っ
て搬送され、前記トルクリミッターにより前記剥離紙の
搬送方向の正方向回転においては前記駆動源からの回転
トルクが制御されて伝達される前記剥離ローラーによっ
て前記剥離紙に張力が付与された状態で、前記ラベルガ
イドの一部が鋭角に曲げられた前記剥取部によって前記
剥離紙から前記ラベルが部分的に剥ぎ取られ取り出され
た後、前記搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を戻す
方向に搬送されるとき、前記トルクリミッターが逆方向
回転においては空転して、該駆動源からの回転駆動を前
記剥離ローラーに伝達しないため前記剥離ローラーが回
転しないので、前記剥取部に前記剥離紙の弛みが発生し
ないものである。
置は、駆動源によって駆動された前記搬送ローラーによ
って、ラベルが貼着された剥離紙をラベルガイドに沿っ
て搬送され、前記トルクリミッターにより前記剥離紙の
搬送方向の正方向回転においては前記駆動源からの回転
トルクが制御されて伝達される前記剥離ローラーによっ
て前記剥離紙に張力が付与された状態で、前記ラベルガ
イドの一部が鋭角に曲げられた前記剥取部によって前記
剥離紙から前記ラベルが部分的に剥ぎ取られ取り出され
た後、前記搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を戻す
方向に搬送されるとき、前記トルクリミッターが逆方向
回転においては空転して、該駆動源からの回転駆動を前
記剥離ローラーに伝達しないため前記剥離ローラーが回
転しないので、前記剥取部に前記剥離紙の弛みが発生し
ないものである。
【0013】上記構成より成る第3発明のラベル剥取装
置は、駆動源によって駆動された前記搬送ローラーによ
って、ラベルが貼着された剥離紙をラベルガイドに沿っ
て搬送され、前記ワンウエイクラッチにより前記剥離紙
の搬送方向の正方向回転においては前記駆動源からの回
転駆動が伝達される前記剥離ローラーによって前記剥離
紙に張力が付与された状態で、前記ラベルガイドの一部
が鋭角に曲げられた前記剥取部によって前記剥離紙から
前記ラベルが部分的に剥ぎ取られ取り出された後、前記
搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を戻す方向に搬送
されるとき、前記ワンウエイクラッチが逆方向回転にお
いては空転して、該駆動源からの回転駆動を前記剥離ロ
ーラーに伝達しないため前記剥離ローラーが回転しない
ので、前記剥取部に前記剥離紙の弛みが発生しないもの
である。
置は、駆動源によって駆動された前記搬送ローラーによ
って、ラベルが貼着された剥離紙をラベルガイドに沿っ
て搬送され、前記ワンウエイクラッチにより前記剥離紙
の搬送方向の正方向回転においては前記駆動源からの回
転駆動が伝達される前記剥離ローラーによって前記剥離
紙に張力が付与された状態で、前記ラベルガイドの一部
が鋭角に曲げられた前記剥取部によって前記剥離紙から
前記ラベルが部分的に剥ぎ取られ取り出された後、前記
搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を戻す方向に搬送
されるとき、前記ワンウエイクラッチが逆方向回転にお
いては空転して、該駆動源からの回転駆動を前記剥離ロ
ーラーに伝達しないため前記剥離ローラーが回転しない
ので、前記剥取部に前記剥離紙の弛みが発生しないもの
である。
【0014】上記構成より成る第4発明のラベル剥取装
置を備えたラベルプリンターは、前記印刷機構によって
前記剥離紙に貼着された前記ラベルに印刷を施す、駆動
源によって駆動された前記搬送ローラーによって、印刷
が施された前記ラベルが貼着された剥離紙をラベルガイ
ドに沿って搬送され、前記一方向伝達機構を介して前記
駆動源からの回転駆動が伝達される前記剥離ローラーに
よって前記剥離紙に張力が付与された状態で、前記ラベ
ルガイドの一部が鋭角に曲げられた前記剥取部によって
前記剥離紙から印刷が施された前記ラベルが部分的に剥
ぎ取られ取り出された後、次のラベルの印字開始位置ま
で戻すため前記搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を
戻す方向に搬送されるとき、前記一方向伝達機構が、該
駆動源からの回転駆動を前記剥離ローラーに伝達しない
ため前記剥離ローラーが回転しないので、前記剥取部に
前記剥離紙の弛みが発生しないものである。
置を備えたラベルプリンターは、前記印刷機構によって
前記剥離紙に貼着された前記ラベルに印刷を施す、駆動
源によって駆動された前記搬送ローラーによって、印刷
が施された前記ラベルが貼着された剥離紙をラベルガイ
ドに沿って搬送され、前記一方向伝達機構を介して前記
駆動源からの回転駆動が伝達される前記剥離ローラーに
よって前記剥離紙に張力が付与された状態で、前記ラベ
ルガイドの一部が鋭角に曲げられた前記剥取部によって
前記剥離紙から印刷が施された前記ラベルが部分的に剥
ぎ取られ取り出された後、次のラベルの印字開始位置ま
で戻すため前記搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を
戻す方向に搬送されるとき、前記一方向伝達機構が、該
駆動源からの回転駆動を前記剥離ローラーに伝達しない
ため前記剥離ローラーが回転しないので、前記剥取部に
前記剥離紙の弛みが発生しないものである。
【0015】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のラベル剥取
装置は、前記搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を戻
す方向に搬送されるとき、前記一方向伝達機構が、該駆
動源からの回転駆動を前記剥離ローラーに伝達しないた
め前記剥離ローラーが回転しないので、前記剥取部にお
ける前記剥離紙の弛みの発生を防止して、安定したラベ
ルの剥ぎ取りを実現するとともに、弛んだ前記剥離紙の
他部品への干渉を防止するという効果を奏する。
装置は、前記搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を戻
す方向に搬送されるとき、前記一方向伝達機構が、該駆
動源からの回転駆動を前記剥離ローラーに伝達しないた
め前記剥離ローラーが回転しないので、前記剥取部にお
ける前記剥離紙の弛みの発生を防止して、安定したラベ
ルの剥ぎ取りを実現するとともに、弛んだ前記剥離紙の
他部品への干渉を防止するという効果を奏する。
【0016】上記作用を奏する第2発明のラベル剥取装
置は、前記トルクリミッターにより正方向回転において
は前記駆動源からの回転トルクが制御されて前記剥離ロ
ーラーに伝達駆動して、前記剥離紙に適切な張力が付与
された状態で前記剥取部によって前記剥離紙から前記ラ
ベルが部分的に剥ぎ取られ取り出されるとともに、前記
搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を戻す方向に搬送
されるとき、前記トルクリミッターが逆方向回転におい
ては空転して、該駆動源からの回転駆動を前記剥離ロー
ラーに伝達しないため前記剥離ローラーが回転しないの
で、前記剥取部における前記剥離紙の弛みの発生を防止
して、一層安定したラベルの剥ぎ取りを実現するととも
に、弛んだ前記剥離紙の他部品への干渉を防止するとい
う効果を奏する。
置は、前記トルクリミッターにより正方向回転において
は前記駆動源からの回転トルクが制御されて前記剥離ロ
ーラーに伝達駆動して、前記剥離紙に適切な張力が付与
された状態で前記剥取部によって前記剥離紙から前記ラ
ベルが部分的に剥ぎ取られ取り出されるとともに、前記
搬送ローラーが逆回転され前記剥離紙を戻す方向に搬送
されるとき、前記トルクリミッターが逆方向回転におい
ては空転して、該駆動源からの回転駆動を前記剥離ロー
ラーに伝達しないため前記剥離ローラーが回転しないの
で、前記剥取部における前記剥離紙の弛みの発生を防止
して、一層安定したラベルの剥ぎ取りを実現するととも
に、弛んだ前記剥離紙の他部品への干渉を防止するとい
う効果を奏する。
【0017】上記作用を奏する第3発明のラベル剥取装
置は、前記ワンウエイクラッチにより正方向回転におい
ては前記駆動源からの回転が前記剥離ローラーに伝達さ
れ、前記剥離紙に張力が付与された状態で前記剥取部に
よって前記剥離紙から前記ラベルが部分的に剥ぎ取られ
取り出されるとともに、前記搬送ローラーが逆回転され
前記剥離紙を戻す方向に搬送されるとき、前記ワンウエ
イクラッチが逆方向回転においては空転して、該駆動源
からの回転駆動を前記剥離ローラーに伝達しないため前
記剥離ローラーが回転しないので、前記剥取部における
前記剥離紙の弛みの発生を防止して、安定したラベルの
剥ぎ取りを実現するとともに、弛んだ前記剥離紙の他部
品への干渉を防止するという効果を奏する。
置は、前記ワンウエイクラッチにより正方向回転におい
ては前記駆動源からの回転が前記剥離ローラーに伝達さ
れ、前記剥離紙に張力が付与された状態で前記剥取部に
よって前記剥離紙から前記ラベルが部分的に剥ぎ取られ
取り出されるとともに、前記搬送ローラーが逆回転され
前記剥離紙を戻す方向に搬送されるとき、前記ワンウエ
イクラッチが逆方向回転においては空転して、該駆動源
からの回転駆動を前記剥離ローラーに伝達しないため前
記剥離ローラーが回転しないので、前記剥取部における
前記剥離紙の弛みの発生を防止して、安定したラベルの
剥ぎ取りを実現するとともに、弛んだ前記剥離紙の他部
品への干渉を防止するという効果を奏する。
【0018】上記作用を奏する第4発明のラベル剥取装
置を備えたラベルプリンターは、前記一方向伝達機構を
介して前記駆動源からの回転駆動が伝達される前記剥離
ローラーによって前記剥離紙に張力が付与された状態
で、前記ラベルガイドの一部が鋭角に曲げられた前記剥
取部において前記剥離紙から印刷が施された前記ラベル
が部分的に剥ぎ取られ取り出された後、次のラベルの印
字開始位置まで戻すため前記搬送ローラーが逆回転され
前記剥離紙を戻す方向に搬送されるとき、前記一方向伝
達機構が、該駆動源からの回転駆動を前記剥離ローラー
に伝達しないため前記剥離ローラーが回転しないので、
前記剥取部に前記剥離紙の弛みが発生を防止して、安定
した印刷が施された前記ラベルの剥ぎ取りを実現すると
ともに、弛んだ前記剥離紙の他部品への干渉を防止する
という効果を奏する。
置を備えたラベルプリンターは、前記一方向伝達機構を
介して前記駆動源からの回転駆動が伝達される前記剥離
ローラーによって前記剥離紙に張力が付与された状態
で、前記ラベルガイドの一部が鋭角に曲げられた前記剥
取部において前記剥離紙から印刷が施された前記ラベル
が部分的に剥ぎ取られ取り出された後、次のラベルの印
字開始位置まで戻すため前記搬送ローラーが逆回転され
前記剥離紙を戻す方向に搬送されるとき、前記一方向伝
達機構が、該駆動源からの回転駆動を前記剥離ローラー
に伝達しないため前記剥離ローラーが回転しないので、
前記剥取部に前記剥離紙の弛みが発生を防止して、安定
した印刷が施された前記ラベルの剥ぎ取りを実現すると
ともに、弛んだ前記剥離紙の他部品への干渉を防止する
という効果を奏する。
【0019】
【実施形態】以下本発明の実施の形態につき、図面を用
いて説明する。
いて説明する。
【0020】(第1実施形態)本第1実施形態のラベル
剥取装置およびラベル剥取装置を備えたラベルプリンタ
ーは、図1ないし図7に示すように剥離紙Hに貼着され
たラベルLに印刷を施す印刷機構1と、駆動系5によっ
て駆動される搬送ローラー21、22によって、前記ラ
ベルLが貼着された前記剥離紙Hをラベルガイド20に
沿って搬送するとともに前記ラベルが剥ぎ取られた後次
のラベルの印字開始位置まで戻し得る搬送装置2と、前
記ラベルガイド20の一部が鋭角に曲げられ前記剥離紙
Hから印刷が施された前記ラベルLを部分的に剥ぎ取る
剥取部40と、前記剥離紙Hに張力を付与する剥離ロー
ラー41とを備えた剥取装置4と、前記剥離ローラー4
1と前記駆動系5との間に配設され、該駆動系5からの
回転駆動を前記剥離紙Hの搬送方向のみ前記剥離ローラ
ー41に伝達する一方向伝達機構6とから成るものであ
る。
剥取装置およびラベル剥取装置を備えたラベルプリンタ
ーは、図1ないし図7に示すように剥離紙Hに貼着され
たラベルLに印刷を施す印刷機構1と、駆動系5によっ
て駆動される搬送ローラー21、22によって、前記ラ
ベルLが貼着された前記剥離紙Hをラベルガイド20に
沿って搬送するとともに前記ラベルが剥ぎ取られた後次
のラベルの印字開始位置まで戻し得る搬送装置2と、前
記ラベルガイド20の一部が鋭角に曲げられ前記剥離紙
Hから印刷が施された前記ラベルLを部分的に剥ぎ取る
剥取部40と、前記剥離紙Hに張力を付与する剥離ロー
ラー41とを備えた剥取装置4と、前記剥離ローラー4
1と前記駆動系5との間に配設され、該駆動系5からの
回転駆動を前記剥離紙Hの搬送方向のみ前記剥離ローラ
ー41に伝達する一方向伝達機構6とから成るものであ
る。
【0021】前記印刷機構1は、図1ないし図7に示す
ように前記ラベルガイド20の上方に配設され入力され
た電気的入力に応じて熱エネルギーによって前記剥離紙
Hに貼着された前記ラベルLに印字するサーマルヘッド
11と、前記駆動系5を構成するステッピングモーター
50により歯車列53および歯車列51を介して回転駆
動され、DCギヤードモーター52により歯車列521
を介して回転駆動されるカム522によって図中上下動
して前記サーマルヘッド11に前記剥離紙Hに貼着され
た前記ラベルLを密着させるプラテンロール12と、前
記駆動系5を構成するステッピングモーター51により
歯車列55を介して回転駆動され、前記サーマルヘッド
における印字に用いられるインクリボンを巻き取るイン
クリボン巻取ローラー13(図7に示す)とによって構
成される。
ように前記ラベルガイド20の上方に配設され入力され
た電気的入力に応じて熱エネルギーによって前記剥離紙
Hに貼着された前記ラベルLに印字するサーマルヘッド
11と、前記駆動系5を構成するステッピングモーター
50により歯車列53および歯車列51を介して回転駆
動され、DCギヤードモーター52により歯車列521
を介して回転駆動されるカム522によって図中上下動
して前記サーマルヘッド11に前記剥離紙Hに貼着され
た前記ラベルLを密着させるプラテンロール12と、前
記駆動系5を構成するステッピングモーター51により
歯車列55を介して回転駆動され、前記サーマルヘッド
における印字に用いられるインクリボンを巻き取るイン
クリボン巻取ローラー13(図7に示す)とによって構
成される。
【0022】前記搬送装置2は、図1ないし図7に示す
ように前記駆動系5を構成するステッピングモーター5
0により歯車列53を介して回転駆動され、前記ラベル
Lが貼着された前記剥離紙Hを挾着して上下に対向した
一対の搬送ローラー21、22によって構成され、前記
剥離紙Hを図中左方(図1ないし図6)に一定速度で搬
送するとともに、前記ラベルLの印字開始位置まで戻す
時には図中右方(図1ないし図6)に一定速度で搬送し
得る構成より成るものである。
ように前記駆動系5を構成するステッピングモーター5
0により歯車列53を介して回転駆動され、前記ラベル
Lが貼着された前記剥離紙Hを挾着して上下に対向した
一対の搬送ローラー21、22によって構成され、前記
剥離紙Hを図中左方(図1ないし図6)に一定速度で搬
送するとともに、前記ラベルLの印字開始位置まで戻す
時には図中右方(図1ないし図6)に一定速度で搬送し
得る構成より成るものである。
【0023】ラベル検知センサー3は、図1ないし図6
に示されるように前記ラベルガイド20の剥取部40と
前記プラテンロール12との間の前記ラベルガイド20
に穿設した孔部23の下部に配設され、前記ラベルガイ
ド20上を搬送される前記剥離紙Hに貼着された前記ラ
ベルLの位置および該ラベルLのサイズを検知するとと
もに、該ラベルLの印字位置までの送り量を判定し得る
構成より成るものである。
に示されるように前記ラベルガイド20の剥取部40と
前記プラテンロール12との間の前記ラベルガイド20
に穿設した孔部23の下部に配設され、前記ラベルガイ
ド20上を搬送される前記剥離紙Hに貼着された前記ラ
ベルLの位置および該ラベルLのサイズを検知するとと
もに、該ラベルLの印字位置までの送り量を判定し得る
構成より成るものである。
【0024】前記剥取装置4は、図1ないし図7に示さ
れるように前記ラベルガイド20の図中左端のV字状の
エッジ部によって構成され、前記剥離紙Hを鋭角に曲げ
前記剥離紙Hに貼着された前記ラベルLを部分的に剥離
させ得る前記剥取部40によって構成されるものであ
る。
れるように前記ラベルガイド20の図中左端のV字状の
エッジ部によって構成され、前記剥離紙Hを鋭角に曲げ
前記剥離紙Hに貼着された前記ラベルLを部分的に剥離
させ得る前記剥取部40によって構成されるものであ
る。
【0025】前記剥取装置4を構成する前記剥離ローラ
ーは、図1ないし図7に示されるように前記剥取部40
の下方に配設され、貼着された前記ラベルLが剥ぎ取ら
れた前記剥離紙Hを挾着して左右に対向した一対の剥離
ローラー41、42によって構成され、該一対の剥離ロ
ーラー41、42の前記剥離紙Hを挾着する挾着面は、
傾斜した前記ラベルガイド20より右方にオフセットさ
れている。
ーは、図1ないし図7に示されるように前記剥取部40
の下方に配設され、貼着された前記ラベルLが剥ぎ取ら
れた前記剥離紙Hを挾着して左右に対向した一対の剥離
ローラー41、42によって構成され、該一対の剥離ロ
ーラー41、42の前記剥離紙Hを挾着する挾着面は、
傾斜した前記ラベルガイド20より右方にオフセットさ
れている。
【0026】前記一対の剥離ローラー41、42は、前
記駆動系5を構成するステッピングモーター50により
歯車列53および歯車列54を介して回転駆動され、前
記剥離紙Hを図中下方に前記剥離紙Hに張力を付与する
ため前記搬送ローラー21、22の周速より大きい一定
速度で搬送し得る構成より成るものである。例えば前記
搬送ローラー41および前記ブラテンロール12の径を
5とした時、前記剥離ローラー41の径を20パーセン
トアップの6に設定されている。
記駆動系5を構成するステッピングモーター50により
歯車列53および歯車列54を介して回転駆動され、前
記剥離紙Hを図中下方に前記剥離紙Hに張力を付与する
ため前記搬送ローラー21、22の周速より大きい一定
速度で搬送し得る構成より成るものである。例えば前記
搬送ローラー41および前記ブラテンロール12の径を
5とした時、前記剥離ローラー41の径を20パーセン
トアップの6に設定されている。
【0027】前記一方向伝達機構6は、図1ないし図7
に示すように前記剥離ローラー41と前記歯車列54と
の間に介挿され、前記剥離紙に張力を付与する正方向回
転においては制御されたトルクを伝達するとともに、逆
方向回転においては空転するトルクリミッター61によ
って構成されているものである。
に示すように前記剥離ローラー41と前記歯車列54と
の間に介挿され、前記剥離紙に張力を付与する正方向回
転においては制御されたトルクを伝達するとともに、逆
方向回転においては空転するトルクリミッター61によ
って構成されているものである。
【0028】該トルクリミッター61は、図8に示すよ
うにワンウエイクラッチ機構を応用したローラー摩擦式
のトルクリミッターとバネ式クラッチの機構の組み合わ
せより成り、正回転はトルクリミッターとして機能し、
逆回転は空転するように構成されている。
うにワンウエイクラッチ機構を応用したローラー摩擦式
のトルクリミッターとバネ式クラッチの機構の組み合わ
せより成り、正回転はトルクリミッターとして機能し、
逆回転は空転するように構成されている。
【0029】前記トルクリミッター61は、図8に示す
ように中心部に配設される内輪611と、外側に配設さ
れる外筒612と、該外筒612の内部に介挿されるコ
イルバネ613と、トルクを設定する蓋部材614とか
ら成り、前記内輪611と外筒612との間に作用する
トルクが小さい時は該内輪611と外筒612とが共回
りし、作用するトルクが大きくなると、設定された一定
のトルクを保ちながら相対回転し得る機構より成るもの
である。
ように中心部に配設される内輪611と、外側に配設さ
れる外筒612と、該外筒612の内部に介挿されるコ
イルバネ613と、トルクを設定する蓋部材614とか
ら成り、前記内輪611と外筒612との間に作用する
トルクが小さい時は該内輪611と外筒612とが共回
りし、作用するトルクが大きくなると、設定された一定
のトルクを保ちながら相対回転し得る機構より成るもの
である。
【0030】該トルクリミッター61のトルク発生の原
理は、前記コイルバネ613の前記内輪611に対する
緊縛力の利用であり、その緊縛力によって空転方向への
回転トルクを制御するもので、前記コイルバネ613に
径差をつけ、小径部分をトルク発生部、大径部分をトル
ク調整部として機能する。
理は、前記コイルバネ613の前記内輪611に対する
緊縛力の利用であり、その緊縛力によって空転方向への
回転トルクを制御するもので、前記コイルバネ613に
径差をつけ、小径部分をトルク発生部、大径部分をトル
ク調整部として機能する。
【0031】トルクの設定は、前記外筒612に対して
前記蓋部材614を相対回転して、前記大径部を捩じ
り、その捩じり力によって前記小径部を縮径させて前記
内輪611に対する緊縛力を与える構成より成るもので
ある。
前記蓋部材614を相対回転して、前記大径部を捩じ
り、その捩じり力によって前記小径部を縮径させて前記
内輪611に対する緊縛力を与える構成より成るもので
ある。
【0032】すなわち本第1実施形態においては、前記
トルクの設定は、正方向回転で70±10mN・m、逆
方向回転で12.7±7mN・mに設定すれば良いが、
一例として正方向回転で70±4mN・m、逆方向回転
で12.7±3mN・mに設定されている。
トルクの設定は、正方向回転で70±10mN・m、逆
方向回転で12.7±7mN・mに設定すれば良いが、
一例として正方向回転で70±4mN・m、逆方向回転
で12.7±3mN・mに設定されている。
【0033】その結果正方向回転で剥離ローラー41
は、10±2Nの搬送力を発生し、前記搬送ローラー2
1は、33±2Nの搬送力を発生し、搬送速度は、搬送
ローラー21およびプラテンロール12にならうことに
なり、ラベル剥離時に印字してもリードレジ精度、印字
精度に影響を与えないように構成されている。
は、10±2Nの搬送力を発生し、前記搬送ローラー2
1は、33±2Nの搬送力を発生し、搬送速度は、搬送
ローラー21およびプラテンロール12にならうことに
なり、ラベル剥離時に印字してもリードレジ精度、印字
精度に影響を与えないように構成されている。
【0034】上記構成より成る第1実施形態のラベル剥
取装置およびそれを備えたラベルプリンターは、前記ラ
ベルLが貼着された前記剥離紙Hを前記搬送ローラー2
1、22および前記剥離ローラー41、42により、前
記ラベルガイド20に沿って図中左方に搬送させると
き、前記ラベル検知センサー3が前記剥離紙Hに貼着さ
れた前記ラベルLの位置を検知し、該ラベルLのサイズ
を検知するとともに、前記ラベルLの印字位置までの送
り量を判定する。
取装置およびそれを備えたラベルプリンターは、前記ラ
ベルLが貼着された前記剥離紙Hを前記搬送ローラー2
1、22および前記剥離ローラー41、42により、前
記ラベルガイド20に沿って図中左方に搬送させると
き、前記ラベル検知センサー3が前記剥離紙Hに貼着さ
れた前記ラベルLの位置を検知し、該ラベルLのサイズ
を検知するとともに、前記ラベルLの印字位置までの送
り量を判定する。
【0035】なお、前記剥離紙Hに張力が作用した状態
で搬送させるため、上述のように前記歯車列53、54
のギア比が設定されているので、前記剥離ローラー4
1、42の周速が前記搬送ローラー21、22の周速よ
りも速く設定されている。
で搬送させるため、上述のように前記歯車列53、54
のギア比が設定されているので、前記剥離ローラー4
1、42の周速が前記搬送ローラー21、22の周速よ
りも速く設定されている。
【0036】該剥離ローラー41、42と搬送ローラー
21、22の上記速度差は、前記剥離ローラー41に前
記トルクリミッター61を取付けることにより吸収され
る。該トルクリミッター61は、前記剥離紙Hの搬送方
向(図中左方)正方向回転でトルクが作動し、前記剥離
紙Hを図中左方に搬送する場合は前記剥離ローラー41
が回転駆動され、前記剥離紙Hを図中右方に戻す場合の
反対方向回転は空転するものである。
21、22の上記速度差は、前記剥離ローラー41に前
記トルクリミッター61を取付けることにより吸収され
る。該トルクリミッター61は、前記剥離紙Hの搬送方
向(図中左方)正方向回転でトルクが作動し、前記剥離
紙Hを図中左方に搬送する場合は前記剥離ローラー41
が回転駆動され、前記剥離紙Hを図中右方に戻す場合の
反対方向回転は空転するものである。
【0037】図3に示されるように前記ラベルLが印字
位置まで搬送されると、前記プラテンロール12が上方
に移動して、前記サーマルヘッド11に前記ラベルLを
密着させつつ搬送する。同時に該サーマルヘッド11に
よって電気入力に応じた熱エネルギーにより該ラベルL
に所定の印字が施される。
位置まで搬送されると、前記プラテンロール12が上方
に移動して、前記サーマルヘッド11に前記ラベルLを
密着させつつ搬送する。同時に該サーマルヘッド11に
よって電気入力に応じた熱エネルギーにより該ラベルL
に所定の印字が施される。
【0038】図4に示されるように、前記プラテンロー
ル12が前記サーマルヘッド11より離れ、再び、前記
ラベルガイド20に沿って搬送されるとき、前記ラベル
検知センサー3によって、前記ラベルLの位置が検知さ
れ、該ラベルLのサイズが検知され、前記ラベルガイド
20の前記剥取部40おいて前記ラベルLが前記剥離紙
5から剥離するかを判断して、該ラベルLが剥離する送
り量を判定する。
ル12が前記サーマルヘッド11より離れ、再び、前記
ラベルガイド20に沿って搬送されるとき、前記ラベル
検知センサー3によって、前記ラベルLの位置が検知さ
れ、該ラベルLのサイズが検知され、前記ラベルガイド
20の前記剥取部40おいて前記ラベルLが前記剥離紙
5から剥離するかを判断して、該ラベルLが剥離する送
り量を判定する。
【0039】図5に示されるように、前記ラベルLと前
記剥離紙Hがその送り量分だけ前記搬送ローラー21、
22および前記トルクリミッター61によって回転駆動
される前記剥離ローラー41によって搬送された後、前
記搬送ローラー21、22と前記剥離ローラー41、4
2は停止される。この時ラベルLの先端は、剥離状態に
あり、後端は前記剥離紙Hに貼着された状態である。こ
の突出した状態のラベルLが、取り出されることにな
る。
記剥離紙Hがその送り量分だけ前記搬送ローラー21、
22および前記トルクリミッター61によって回転駆動
される前記剥離ローラー41によって搬送された後、前
記搬送ローラー21、22と前記剥離ローラー41、4
2は停止される。この時ラベルLの先端は、剥離状態に
あり、後端は前記剥離紙Hに貼着された状態である。こ
の突出した状態のラベルLが、取り出されることにな
る。
【0040】前記ラベルLが取り出された後、次の動作
に移行する。その判断は、一枚毎にユーザーがスイッチ
を押すことにより行うか、またはセンサー等にてラベル
が所定位置にないことを検知することになるが、本第1
実施形態においては上述のようにラベル検知センサー3
によって検知するものである。
に移行する。その判断は、一枚毎にユーザーがスイッチ
を押すことにより行うか、またはセンサー等にてラベル
が所定位置にないことを検知することになるが、本第1
実施形態においては上述のようにラベル検知センサー3
によって検知するものである。
【0041】図6に示されるように、前記ラベル検知セ
ンサー3は、図9に示される前記剥離紙H上の黒マーク
を読むことにより、前記ラベルLの位置とサイズを検知
し、どれだけ前記剥離紙Hを搬送すればラベルLが印字
開始位置に到達するかが判定される。
ンサー3は、図9に示される前記剥離紙H上の黒マーク
を読むことにより、前記ラベルLの位置とサイズを検知
し、どれだけ前記剥離紙Hを搬送すればラベルLが印字
開始位置に到達するかが判定される。
【0042】上記判定により、前記ラベルLが印字開始
位置に位置するためには、前記剥離紙Hを戻す必要があ
る場合は、前記搬送ローラー21、22および前記剥離
ローラー41が逆方向(図中右方)に回転駆動される
が、前記剥離ローラー41は、前記トルクリミッター6
1が空転して前記駆動系5によって回転駆動されない
(停止状態)ので、前記剥離紙Hは前記搬送ローラー2
1、22によって図中右方に搬送されるため、図6に示
すように前記剥離紙Hの弛みが発生しないものである。
位置に位置するためには、前記剥離紙Hを戻す必要があ
る場合は、前記搬送ローラー21、22および前記剥離
ローラー41が逆方向(図中右方)に回転駆動される
が、前記剥離ローラー41は、前記トルクリミッター6
1が空転して前記駆動系5によって回転駆動されない
(停止状態)ので、前記剥離紙Hは前記搬送ローラー2
1、22によって図中右方に搬送されるため、図6に示
すように前記剥離紙Hの弛みが発生しないものである。
【0043】すなわち図6において、上記従来装置と異
なるのは、取付けた前記トルクリミッター61を正方向
回転でトルクが作動し、反対方向回転で空転する構成よ
り成るので、巻き戻し搬送の場合は前記歯車列54によ
り、前記剥離ローラー41に駆動を与えようとしても、
前記トルクリミッター61が空転するため、前記剥離ロ
ーラー41に駆動トルクは伝達されない。前記剥離ロー
ラー41が、前記剥離紙Hを巻き戻し搬送することはな
く、前記搬送ローラー21のみで搬送することになる。
なるのは、取付けた前記トルクリミッター61を正方向
回転でトルクが作動し、反対方向回転で空転する構成よ
り成るので、巻き戻し搬送の場合は前記歯車列54によ
り、前記剥離ローラー41に駆動を与えようとしても、
前記トルクリミッター61が空転するため、前記剥離ロ
ーラー41に駆動トルクは伝達されない。前記剥離ロー
ラー41が、前記剥離紙Hを巻き戻し搬送することはな
く、前記搬送ローラー21のみで搬送することになる。
【0044】該剥離ローラー41は、前記搬送ローラー
21が搬送する前記剥離紙Hにより引っ張られ巻き戻し
方向に回転するが、前記剥離ローラー41と該剥離ロー
ラー41を支持する軸受間に摩擦抵抗が存在するため、
該剥離ローラー41は静止しようとする。そのため、前
記剥離ローラー41と前記搬送ローラー21が前記剥離
紙Hを引っ張ることになり、該剥離紙Hは適度に張った
まま巻き戻し搬送される。
21が搬送する前記剥離紙Hにより引っ張られ巻き戻し
方向に回転するが、前記剥離ローラー41と該剥離ロー
ラー41を支持する軸受間に摩擦抵抗が存在するため、
該剥離ローラー41は静止しようとする。そのため、前
記剥離ローラー41と前記搬送ローラー21が前記剥離
紙Hを引っ張ることになり、該剥離紙Hは適度に張った
まま巻き戻し搬送される。
【0045】上記作用を奏する第1実施形態のラベル剥
取装置は、前記搬送ローラー21が逆回転され前記剥離
紙Hを戻す方向に搬送されるとき、前記一方向伝達機構
6が、前記駆動源としての前記ステッピングモーター5
0からの駆動トルクが前記剥離ローラー41に伝達され
ないため、前記剥離ローラー41が回転しないので、前
記剥取部40における前記剥離紙Hの弛みの発生を防止
して、安定した前記ラベルLの剥ぎ取りを実現するとと
もに、弛んだ前記剥離紙Hの他部品への干渉を防止する
という効果を奏する。
取装置は、前記搬送ローラー21が逆回転され前記剥離
紙Hを戻す方向に搬送されるとき、前記一方向伝達機構
6が、前記駆動源としての前記ステッピングモーター5
0からの駆動トルクが前記剥離ローラー41に伝達され
ないため、前記剥離ローラー41が回転しないので、前
記剥取部40における前記剥離紙Hの弛みの発生を防止
して、安定した前記ラベルLの剥ぎ取りを実現するとと
もに、弛んだ前記剥離紙Hの他部品への干渉を防止する
という効果を奏する。
【0046】また第1実施形態のラベル剥取装置は、前
記トルクリミッター61により正方向回転においては前
記ステッピングモーター50からの回転トルクが制御さ
れて前記剥離ローラー41が駆動され、前記剥離紙Hに
適切な張力が付与された状態で前記剥取部40によって
前記剥離紙Hから前記ラベルLが部分的に剥ぎ取られ取
り出されるとともに、前記搬送ローラー21が逆回転さ
れ前記剥離紙Hを戻す方向に搬送されるとき、前記トル
クリミッター61が逆方向回転においては空転して、前
記トルクリミッター61に伝達された駆動トルクが前記
剥離ローラー41に伝達されないため前記剥離ローラー
41が回転しないので、前記剥取部40における前記剥
離紙Hの弛みの発生を防止して、一層安定した前記ラベ
ルLの剥ぎ取りを実現するとともに、弛んだ前記剥離紙
Hの他部品への干渉を防止するという効果を奏する。
記トルクリミッター61により正方向回転においては前
記ステッピングモーター50からの回転トルクが制御さ
れて前記剥離ローラー41が駆動され、前記剥離紙Hに
適切な張力が付与された状態で前記剥取部40によって
前記剥離紙Hから前記ラベルLが部分的に剥ぎ取られ取
り出されるとともに、前記搬送ローラー21が逆回転さ
れ前記剥離紙Hを戻す方向に搬送されるとき、前記トル
クリミッター61が逆方向回転においては空転して、前
記トルクリミッター61に伝達された駆動トルクが前記
剥離ローラー41に伝達されないため前記剥離ローラー
41が回転しないので、前記剥取部40における前記剥
離紙Hの弛みの発生を防止して、一層安定した前記ラベ
ルLの剥ぎ取りを実現するとともに、弛んだ前記剥離紙
Hの他部品への干渉を防止するという効果を奏する。
【0047】さらに第1実施形態のラベル剥取装置を備
えたラベルプリンターは、前記一方向伝達機構6を介し
て前記駆動源としての前記ステッピングモーター50に
より回転駆動される前記剥離ローラー41によって前記
剥離紙Hに張力が付与された状態で、前記ラベルガイド
20の一部が鋭角に曲げられた前記剥取部40において
前記剥離紙Hから印刷が施された前記ラベルLが部分的
に剥ぎ取られ取り出された後、次のラベルLの印字開始
位置まで戻すため前記搬送ローラー21が逆回転され前
記剥離紙Hを戻す方向に搬送されるとき、前記一方向伝
達機構6が、前記ステッピングモーター50からの回転
トルクを前記剥離ローラー41に伝達しないため前記剥
離ローラーが回転しないので、前記剥取部40に前記剥
離紙Hの弛みの発生を防止して、安定した印刷が施され
た前記ラベルLの剥ぎ取りを実現するとともに、弛んだ
前記剥離紙Hの他部品への干渉を防止するという効果を
奏する。
えたラベルプリンターは、前記一方向伝達機構6を介し
て前記駆動源としての前記ステッピングモーター50に
より回転駆動される前記剥離ローラー41によって前記
剥離紙Hに張力が付与された状態で、前記ラベルガイド
20の一部が鋭角に曲げられた前記剥取部40において
前記剥離紙Hから印刷が施された前記ラベルLが部分的
に剥ぎ取られ取り出された後、次のラベルLの印字開始
位置まで戻すため前記搬送ローラー21が逆回転され前
記剥離紙Hを戻す方向に搬送されるとき、前記一方向伝
達機構6が、前記ステッピングモーター50からの回転
トルクを前記剥離ローラー41に伝達しないため前記剥
離ローラーが回転しないので、前記剥取部40に前記剥
離紙Hの弛みの発生を防止して、安定した印刷が施され
た前記ラベルLの剥ぎ取りを実現するとともに、弛んだ
前記剥離紙Hの他部品への干渉を防止するという効果を
奏する。
【0048】また第1実施形態のラベルプリンターは、
前記一方向伝達機構6を正方向回転においては上述のよ
うに設定されたトルクを伝達するとともに逆方向回転に
おいては空転する前記トルクリミッター61によって構
成したので、正方向回転用の歯車列および逆方向回転用
の歯車列の2個の歯車列を不要にして、構造をシンプル
にするとともにコストを下げるという効果を奏する。
前記一方向伝達機構6を正方向回転においては上述のよ
うに設定されたトルクを伝達するとともに逆方向回転に
おいては空転する前記トルクリミッター61によって構
成したので、正方向回転用の歯車列および逆方向回転用
の歯車列の2個の歯車列を不要にして、構造をシンプル
にするとともにコストを下げるという効果を奏する。
【0049】さらに第1実施形態のラベルプリンター
は、前記剥離紙Hに張力を付与するための前記剥離ロー
ラー41、42と搬送ローラー21、22の上記速度差
は、前記剥離ローラー41に配設され、前記内輪611
と外筒612と間に作用するトルクが小さい時は該内輪
611と外筒612とが共回りし、作用するトルクが大
きくなると、設定された一定のトルクを保ちながら相対
回転し得る前記トルクリミッター61によって吸収され
るという効果を奏する。
は、前記剥離紙Hに張力を付与するための前記剥離ロー
ラー41、42と搬送ローラー21、22の上記速度差
は、前記剥離ローラー41に配設され、前記内輪611
と外筒612と間に作用するトルクが小さい時は該内輪
611と外筒612とが共回りし、作用するトルクが大
きくなると、設定された一定のトルクを保ちながら相対
回転し得る前記トルクリミッター61によって吸収され
るという効果を奏する。
【0050】また第1実施形態のラベルプリンターは、
前記ラベル検知センサー3を前記剥取部40と前記印刷
機構1との間に配設して、前記剥取部40に近づけたの
で、前記ラベルLの停止位置を安定させるという効果を
奏する。
前記ラベル検知センサー3を前記剥取部40と前記印刷
機構1との間に配設して、前記剥取部40に近づけたの
で、前記ラベルLの停止位置を安定させるという効果を
奏する。
【0051】さらに第1実施形態のラベルプリンター
は、次のラベルLの印字開始位置まで戻すため前記ラベ
ルLの巻き戻し搬送状態から、正方向搬送に転じるとき
前記剥離紙Hにすでに張力が作用した状態であるため、
安定した前記ラベルLの剥離を可能にするとともに、弛
んだ前記剥離紙H分のスペースを確保する必要がなく、
省スペースを実現するという効果を奏する。
は、次のラベルLの印字開始位置まで戻すため前記ラベ
ルLの巻き戻し搬送状態から、正方向搬送に転じるとき
前記剥離紙Hにすでに張力が作用した状態であるため、
安定した前記ラベルLの剥離を可能にするとともに、弛
んだ前記剥離紙H分のスペースを確保する必要がなく、
省スペースを実現するという効果を奏する。
【0052】(第2実施形態)本第2実施形態のラベル
剥取装置は、第1実施形態において用いた前記一方向伝
達機構6を構成するトルクリミッターの代わりに、図1
0に示すようにワンウエイクラッチを用いた点が相違す
るものであり、相違する点のみ説明する。
剥取装置は、第1実施形態において用いた前記一方向伝
達機構6を構成するトルクリミッターの代わりに、図1
0に示すようにワンウエイクラッチを用いた点が相違す
るものであり、相違する点のみ説明する。
【0053】図10に示すように前記ステッピングモー
ター50の出力軸に正回転方向時に係合する第1のワン
ウエイクラッチ56と逆回転方向時に係合する第2のワ
ンウエイクラッチ57を並設して、それぞれ前記剥離紙
Hを搬送する正回転時において前記剥離紙Hの搬送時に
張力を付与する速度差を形成するために前記剥離ローラ
ー41、42の周速を前記搬送ローラー21、22の周
速よりも大きくする正回転歯車列58と、次のラベルL
の印字開始位置まで戻す負回転時において前記剥離ロー
ラー41、42の周速と前記搬送ローラー21、22の
周速とを等しくする負回転歯車列59とに回転連絡され
ている。
ター50の出力軸に正回転方向時に係合する第1のワン
ウエイクラッチ56と逆回転方向時に係合する第2のワ
ンウエイクラッチ57を並設して、それぞれ前記剥離紙
Hを搬送する正回転時において前記剥離紙Hの搬送時に
張力を付与する速度差を形成するために前記剥離ローラ
ー41、42の周速を前記搬送ローラー21、22の周
速よりも大きくする正回転歯車列58と、次のラベルL
の印字開始位置まで戻す負回転時において前記剥離ロー
ラー41、42の周速と前記搬送ローラー21、22の
周速とを等しくする負回転歯車列59とに回転連絡され
ている。
【0054】上記構成より成る第2実施形態のラベル剥
取装置は、前記剥離紙Hを搬送する正回転方向時におい
ては、前記ステッピングモーター50の出力軸に配設さ
れた第1のワンウエイクラッチ56が係合して前記正回
転歯車列58を介して前記剥離ローラー41を回転駆動
して前記剥離紙Hの搬送時に張力を付与するものであ
る。
取装置は、前記剥離紙Hを搬送する正回転方向時におい
ては、前記ステッピングモーター50の出力軸に配設さ
れた第1のワンウエイクラッチ56が係合して前記正回
転歯車列58を介して前記剥離ローラー41を回転駆動
して前記剥離紙Hの搬送時に張力を付与するものであ
る。
【0055】次のラベルLの印字開始位置まで戻すため
に前記剥離紙Hを戻す負回転時において、前記ステッピ
ングモーター50の出力軸に配設された第2のワンウエ
イクラッチ57が係合して前記負回転歯車列59を介し
て前記剥離ローラー41を前記搬送ローラー21と同一
の周速で回転駆動し、前記剥離紙Hの弛みの発生を防止
するものである。
に前記剥離紙Hを戻す負回転時において、前記ステッピ
ングモーター50の出力軸に配設された第2のワンウエ
イクラッチ57が係合して前記負回転歯車列59を介し
て前記剥離ローラー41を前記搬送ローラー21と同一
の周速で回転駆動し、前記剥離紙Hの弛みの発生を防止
するものである。
【0056】上記作用を奏する第1実施形態のラベル剥
取装置は、前記第1のワンウエイクラッチ57が係合す
る正方向回転においては前記ステッピングモーター50
からの回転が前記正回転歯車列58を介して前記剥離ロ
ーラー41に伝達され、前記剥離紙Hに張力が付与され
た状態で前記剥取部40によって前記剥離紙Hから前記
ラベルLが部分的に剥ぎ取られ取り出されることを可能
にするという効果を奏する。
取装置は、前記第1のワンウエイクラッチ57が係合す
る正方向回転においては前記ステッピングモーター50
からの回転が前記正回転歯車列58を介して前記剥離ロ
ーラー41に伝達され、前記剥離紙Hに張力が付与され
た状態で前記剥取部40によって前記剥離紙Hから前記
ラベルLが部分的に剥ぎ取られ取り出されることを可能
にするという効果を奏する。
【0057】また第2実施形態のラベル剥取装置は、前
記搬送ローラー21が逆回転され前記剥離紙Hを戻す方
向に搬送されるとき、前記第2のワンウエイクラッチ5
7が係合する逆方向回転においては、前記ステッピング
モーター50からの回転が前記負回転歯車列59を介し
て前記剥離ローラー41に伝達され前記剥離ローラー4
1が前記搬送ローラー21と同一の周速で逆回転するの
で、前記剥取部40における前記剥離紙Hの弛みの発生
を防止して、安定したラベルLの剥ぎ取りを実現すると
ともに、弛んだ前記剥離紙Hの他部品への干渉を防止す
るという効果を奏する。
記搬送ローラー21が逆回転され前記剥離紙Hを戻す方
向に搬送されるとき、前記第2のワンウエイクラッチ5
7が係合する逆方向回転においては、前記ステッピング
モーター50からの回転が前記負回転歯車列59を介し
て前記剥離ローラー41に伝達され前記剥離ローラー4
1が前記搬送ローラー21と同一の周速で逆回転するの
で、前記剥取部40における前記剥離紙Hの弛みの発生
を防止して、安定したラベルLの剥ぎ取りを実現すると
ともに、弛んだ前記剥離紙Hの他部品への干渉を防止す
るという効果を奏する。
【0058】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0059】上記第2実施形態においては、一例として
第2のワンウエイクラッチが係合して前記負回転歯車列
を介して前記剥離ローラーを前記搬送ローラーと同一の
周速で回転駆動し、前記剥離紙Hの弛みの発生を防止す
る例について説明したが、本発明としてはそれに限定す
るものではなく、前記負回転歯車列を介して前記剥離ロ
ーラーを前記搬送ローラーより若干低い周速で回転駆動
して、前記剥離紙に僅かな張力を付与する態様を採用す
ることが出来るものである。
第2のワンウエイクラッチが係合して前記負回転歯車列
を介して前記剥離ローラーを前記搬送ローラーと同一の
周速で回転駆動し、前記剥離紙Hの弛みの発生を防止す
る例について説明したが、本発明としてはそれに限定す
るものではなく、前記負回転歯車列を介して前記剥離ロ
ーラーを前記搬送ローラーより若干低い周速で回転駆動
して、前記剥離紙に僅かな張力を付与する態様を採用す
ることが出来るものである。
【図1】本発明の第1実施形態装置を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本第1実施形態装置において剥離紙に貼着され
たラベルがサーマルヘッドに到達した状態を示す側面図
である。
たラベルがサーマルヘッドに到達した状態を示す側面図
である。
【図3】本第1実施形態装置においてサーマルヘッドに
よって剥離紙に貼着されたラベルに印字が施されている
状態を示す側面図である。
よって剥離紙に貼着されたラベルに印字が施されている
状態を示す側面図である。
【図4】本第1実施形態装置において印字が施されたラ
ベルがラベル検知センサーに到達した状態を示す側面図
である。
ベルがラベル検知センサーに到達した状態を示す側面図
である。
【図5】本第1実施形態装置において印字が施されたラ
ベルが剥取部によって部分的に剥ぎ取られた状態を示す
側面図である。
ベルが剥取部によって部分的に剥ぎ取られた状態を示す
側面図である。
【図6】本第1実施形態装置において剥離紙に貼着され
た次のラベルが印字開始位置まで戻された状態を示す側
面図である。
た次のラベルが印字開始位置まで戻された状態を示す側
面図である。
【図7】本第1実施形態装置における駆動系を示すスケ
ルトン図である。
ルトン図である。
【図8】本第1実施形態装置におけるトルクリミッター
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図9】本第1実施形態装置における剥離紙に貼着され
たラベルおよび黒マークを示す説明図である。
たラベルおよび黒マークを示す説明図である。
【図10】本発明の第2実施形態装置の要部を示すスケ
ルトン図である。
ルトン図である。
【図11】従来装置において剥離紙に貼着された次のラ
ベルが印字開始位置まで戻され、剥離紙に弛みが生じた
状態を示す側面図である。
ベルが印字開始位置まで戻され、剥離紙に弛みが生じた
状態を示す側面図である。
1 印刷機構 2 搬送装置 4 剥取装置 5 駆動系 6 一方向伝達機構 20 ラベルガイド 21、22 搬送ローラー 40 剥取部 41 剥離ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯村 純 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ラベルが貼着された剥離紙をラベルガイ
ドに沿って搬送する駆動源によって駆動され、逆方向へ
の搬送を可能にする搬送ローラーを備えた搬送装置と、 前記ラベルガイドの一部が鋭角に曲げられ前記剥離紙か
ら前記ラベルを部分的に剥ぎ取る剥取部と、前記剥離紙
に張力を付与する剥離ローラーとを備えた剥取装置と、 前記剥離ローラーと前記駆動源との間に配設され、該駆
動源からの回転駆動を前記剥離紙の搬送方向のみ前記剥
離ローラーに伝達する一方向伝達機構とから成ることを
特徴とするラベル剥取装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記一方向伝達機構が、前記剥離紙の搬送方向の正方向
回転において制御されたトルクを伝達するとともに、逆
方向回転においては空転するトルクリミッターによって
構成されていることを特徴とするラベル剥取装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記一方向伝達機構が、前記剥離紙の搬送方向の正方向
回転において回転を伝達するとともに、逆方向回転にお
いては空転するワンウエイクラッチによって構成されて
いることを特徴とするラベル剥取装置。 - 【請求項4】 ラベルが貼着された剥離紙をラベルガイ
ドに沿って搬送する駆動源によって駆動され、前記ラベ
ルが剥ぎ取られた後次のラベルの印字開始位置まで戻し
得る搬送ローラーを備えた搬送装置と、 前記搬送ローラーによって搬送される前記剥離紙に貼着
された前記ラベルに印刷を施す印刷機構と、 前記ラベルガイドの一部が鋭角に曲げられ前記剥離紙か
ら印刷が施された前記ラベルを部分的に剥ぎ取る剥取部
と、前記剥離紙に張力を付与する剥離ローラーとを備え
た剥取装置と、 前記剥離ローラーと前記駆動源との間に配設され、該駆
動源からの回転駆動を前記剥離紙の搬送方向のみ前記剥
離ローラーに伝達する一方向伝達機構とから成ることを
特徴とするラベル剥取装置を備えたラベルプリンター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34865595A JPH09164742A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | ラベル剥取装置およびラベル剥取装置を備えたラベルプリンター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34865595A JPH09164742A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | ラベル剥取装置およびラベル剥取装置を備えたラベルプリンター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09164742A true JPH09164742A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18398471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34865595A Pending JPH09164742A (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | ラベル剥取装置およびラベル剥取装置を備えたラベルプリンター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09164742A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003128027A (ja) * | 2001-10-25 | 2003-05-08 | Sato Corp | ラベル貼付け機におけるラベル自動継ぎ装置およびラベル自動継ぎ方法 |
JP2005266180A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Brother Ind Ltd | テープ印刷装置用テープ |
JP2006123923A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Star Micronics Co Ltd | ラベル用紙のラベル剥離方法およびラベルプリンタ |
JP2007090765A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Sato Corp | 剥離装置 |
US7867593B2 (en) | 2004-03-17 | 2011-01-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape for tape printer |
JP2011207008A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Sato Knowledge & Intellectual Property Institute | プリンタ |
WO2024183782A1 (zh) * | 2023-03-09 | 2024-09-12 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 标签打印机 |
-
1995
- 1995-12-18 JP JP34865595A patent/JPH09164742A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003128027A (ja) * | 2001-10-25 | 2003-05-08 | Sato Corp | ラベル貼付け機におけるラベル自動継ぎ装置およびラベル自動継ぎ方法 |
JP2005266180A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Brother Ind Ltd | テープ印刷装置用テープ |
US7867593B2 (en) | 2004-03-17 | 2011-01-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape for tape printer |
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JP4594697B2 (ja) * | 2004-10-26 | 2010-12-08 | スター精密株式会社 | ラベル用紙のラベル剥離方法およびラベルプリンタ |
US7905976B2 (en) | 2004-10-26 | 2011-03-15 | Star Micronics Co., Ltd. | Label peeling method for label paper sheet and label printer |
JP2007090765A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Sato Corp | 剥離装置 |
JP4593424B2 (ja) * | 2005-09-29 | 2010-12-08 | 株式会社サトー | 剥離装置 |
JP2011207008A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Sato Knowledge & Intellectual Property Institute | プリンタ |
WO2024183782A1 (zh) * | 2023-03-09 | 2024-09-12 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 标签打印机 |
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