JP2571325Y2 - プリンタ装置の紙ガイド機構 - Google Patents

プリンタ装置の紙ガイド機構

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JP2571325Y2
JP2571325Y2 JP7945792U JP7945792U JP2571325Y2 JP 2571325 Y2 JP2571325 Y2 JP 2571325Y2 JP 7945792 U JP7945792 U JP 7945792U JP 7945792 U JP7945792 U JP 7945792U JP 2571325 Y2 JP2571325 Y2 JP 2571325Y2
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義高 鈴木
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリンタ装置の紙ガイ
ド機構に係り、特に、ジャミングがなく良好に記録紙を
搬送することができるプリンタ装置の紙ガイド機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】弾性体からなるプラテンローラと、この
プラテンローラに圧接するように設けられたサーマルヘ
ッドとの間に、記録紙及び転写紙を介在させ、この転写
紙のインクを記録紙に転写して画像を形成する転写型プ
リンタ装置が既に提供されている。そして、この種のプ
リンタ装置には記録紙をプラテンローラとサーマルヘッ
ドとの間に給紙する際に、また、画像形成後の記録紙を
排紙する際にその記録紙をガイドするための紙ガイド機
構が備えられている。従来のプリンタ装置の紙ガイド機
構の一例として、本出願人による先願、実願平3−12
065号に示すものがある。
【0003】図3〜図5は上記先願に示されている従来
の紙ガイド機構であり、以下、従来の紙ガイド機構につ
いて図3〜図5を用いて説明する。まず図5において、
記録紙1は図示せぬ給紙手段によって給紙ガイド2a,
2bに沿って移送され、プラテンローラ3とピンチロー
ラ4との間に送られ、記録紙1の先端を位置決めするス
トッパ5に当接して停止する。ここで、ストッパ5はガ
イド6に設けられており、記録紙1の移送方向に対して
ほぼ直角方向(紙面に対して直角方向)に回動自在にな
っている。また、プラテンローラ3の両端部には、図3
に示すように、記録紙1の幅より内側で、かつ、転写紙
7より外側の位置(無記録部分)に、プラテンローラ3
の外径とほぼ同径で、弾性材あるいはプラスチック材等
よりなる一対のリング12(12a,12b)が回転自
在に同軸保持されている。なお、図3においては、プラ
テンローラ3の片端部しか図示していないが、プラテン
ローラ3の図示せぬ他方の端部にもリング12は保持さ
れている。
【0004】さらに、プラテンローラ3の一端の軸上に
は図示せぬエンコーダが一体的に配設されており、エン
コーダの基準信号によって常に所定の位置で停止した
り、また、所定パルス量回転したところで記録開始する
ようになされている。また、図示せぬプリンタ装置のフ
レームには、リング12a,12bに圧接自在の一対の
クランパ13(13a,13b)が設けられており、か
つ、その圧接部には摩擦パッド14(14a,14b)
が形成されている。勿論、プラテンローラ3の図示せぬ
他方の端部にもクランパ13及び摩擦パッド14は設け
られている。
【0005】記録紙1の先端位置が決まったところで、
ピンチローラ4がプラテンローラ3に圧接し、記録紙1
がプラテンローラ3とピンチローラ4とによって確実に
挟持された後、ストッパ5が記録紙1の走行を妨げない
位置まで回動後退する。そして、プラテンローラ3が図
5中の矢印方向に回転し、記録紙1はガイド6を経てプ
ラテンローラ3と転写紙7との間に送られ、さらに、サ
ーマルヘッド8を通過して排紙ガイド9a,9b側へと
移送され、記録紙1の先端がクランパ13を通過したあ
たりでプラテンローラ3の回転が停止する。
【0006】そこで、クランパ13が図4に示す如くリ
ング12方向に回動することにより、クランパ13は記
録紙1を介してリング12に圧接し、摩擦パッド14と
リング12とによって記録紙1の両先端を挟持する。そ
して、サーマルヘッド8がプラテンローラ3から僅かに
離間するとともに、プラテンローラ3が図5中矢印と反
対方向に僅かに回転して停止する。このとき、リング1
2は、記録紙1を介して圧接したクランパ13の圧接力
によって停止しているため、記録紙1のたるみが吸収さ
れることになる。また、プラテンローラ3は記録紙1が
クランパ13から抜けない状態で回転が停止することは
言うまでもない。
【0007】その後、サーマルヘッド8がプラテンロー
ラ3に圧接し、クランパ13が図5に示すように記録紙
1の先端を解放し、再度、プラテンローラ3が矢印方向
に回転して、所定パルス量回転したところで記録開始と
なる。そして、記録紙1の先端は排紙ガイド9a,9b
に沿って図示せぬ排紙ローラ側へと導かれ、また、転写
紙7は剥しローラ11を経て矢印方向に巻取られて一色
目の記録が終了する。このとき、記録紙1の後端が、プ
ラテンローラ3とピンチローラ4の圧接によって挟持さ
れている状態で記録が終了するようになされている。
【0008】さらにその後、サーマルヘッド8がプラテ
ンローラ3から離間するとともに、プラテンローラ3が
逆回転(図5中矢印と反対方向)し、記録紙1の後端が
給紙ガイド2a,2bに沿って戻され、記録紙1の先端
がストッパ5を通過したところでプラテンローラ3の回
転が停止し、さらに、ストッパ5が最初の状態、つま
り、図5の状態に戻った後、ピンチローラ4がプラテン
ローラ3から離間する。ピンチローラ4の離間によって
自由になった記録紙1は、自重によってその先端がスト
ッパ5に当たって先端の位置決めが自動的になされ、プ
ラテンローラ3も再度所定位置まで回転して停止する。
【0009】以上の繰り返しによって、複数色の転写記
録が行われ、最後の記録が完了した後サーマルヘッド8
はプラテンローラ3から離間し、同時に、図示せぬ排紙
ローラの回転によって記録紙1は所定位置に排出され
る。また、プラテンローラ3はサーマルヘッド8の離間
後初期設定位置まで回転して停止し、ピンチローラ4も
プラテンローラ3から離間する。さらに、ストッパ5も
図5の状態に戻り、次の転写記録が可能な状態となる。
このように、従来のプリンタ装置の紙ガイド機構におい
ては、プラテンローラ3に対して記録紙1の給紙方向上
流側に設けられた1対の給紙ガイド2a,2bが記録紙
1の給紙経路を形成しており、記録紙1はこの給紙経路
に沿ってプラテンローラ3とサーマルヘッド8との間に
搬送される。そして、プラテンローラ3に対して記録紙
1の給紙方向下流側に設けられた1対の排紙ガイド9
a,9bが記録紙1の排紙経路を形成し、記録紙1はこ
の排紙経路に沿って排紙される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプリンタ装置の紙ガイド機構においては、図5
に示すように、上側(記録紙1の非記録面側)の給紙ガ
イド2aとプラテンローラ3との間には空隙Aがあり、
また、上側(記録紙1の非記録面側)の排紙ガイド9b
とプラテンローラ3との間には空隙Bがあるため、記録
紙1を正逆方向に搬送する際に記録紙1が空隙A,Bに
巻き込むことがあり、ジャミングを発生してしまうとい
う問題点があった。この問題は、プラテンローラ3の表
面材質が摩擦係数の大きいゴムで、記録紙1がOHP用
の腰の弱い透明フィルムの場合に特に発生しやすい。本
考案はこのような問題点に鑑みなされたものであり、ジ
ャミングがなく良好に記録紙を搬送することができるプ
リンタ装置の紙ガイド機構を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、記録紙を巻回して回転駆
動するプラテンローラと、このプラテンローラに転写紙
及び前記記録紙を介して圧接するサーマルヘッドと、前
記プラテンローラに前記記録紙を圧接するピンチローラ
とを備え、前記プラテンローラとともに前記記録紙を正
逆方向に移送して記録するプリンタ装置において、前記
プラテンローラに対して前記記録紙の給紙方向上流側に
設けられ、前記記録紙の給紙経路を形成する1対の給紙
ガイドと、前記プラテンローラに対して前記記録紙の給
紙方向下流側に設けられ、前記記録紙の排紙経路を形成
する1対の排紙ガイドと、前記記録紙の幅より内側で前
記プラテンローラの両端軸に遊嵌され、前記記録紙の非
記録面側の前記給紙ガイドに向かって突出した第1の突
片、及び前記記録紙の非記録面側の前記排紙ガイドに向
かって突出した第2の突片を有する、前記プラテンロー
ラと略同径のガイドリングとを備えて構成されることを
特徴とするプリンタ装置の紙ガイド機構を提供するもの
である。
【0012】
【実施例】以下、本考案のプリンタ装置の紙ガイド機構
について、添付図面を参照して説明する。図1は本考案
のプリンタ装置の紙ガイド機構の一実施例を示す側面平
面図、図2は本考案のプリンタ装置の紙ガイド機構の一
実施例を示す部分斜視図である。また、図1及び図2に
おいて、図3〜図5と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0013】図2に示すように、プラテンローラ3の両
端部のプラテンローラ3と記録紙1を挟持するためのリ
ング12(12a,12b)との間には、記録紙1の幅
より内側で、かつ、転写紙7より外側の位置(無記録部
分)に、プラテンローラ3の外径とほぼ同径で、プラス
チック材等よりなる一対のガイドリング15(15a,
15b)がプラテンローラ3の軸に遊嵌されている。な
お、図2においては、プラテンローラ3の片端部しか図
示していないが、プラテンローラ3の図示せぬ他方の端
部にもガイドリング15は遊嵌されている。
【0014】このガイドリング15について図1を用い
てさらに説明する。なお、図1においては、説明の都合
上、リング12を省略して図示している。ガイドリング
15(15a,15b)には、前述した空隙Aを塞ぐよ
うに、記録紙1の非記録面側の給紙ガイド2aに向かっ
て突出した第1の突片16が形成され、さらに、前述し
た空隙Bを塞ぐように、記録紙1の非記録面側の排紙ガ
イド9bに向かって突出した第2の突片17が形成され
ている。このように形成されるガイドリング15は上記
のようにプラテンローラ3の軸に遊嵌されているので、
プラテンローラ3の回転に何ら支障もなく、常に同じ姿
勢を保つ。
【0015】従って、上述のように、記録紙1をプラテ
ンローラ3とともに正逆方向に移送して記録する際、た
とえ記録紙1がプラテンローラ3に張り付いたような状
態であっても、プラテンローラ3の両端軸に遊嵌された
ガイドリング15の突片16,17の作用によって記録
紙1はプラテンローラ3より良好に剥離され、定められ
た搬送路に導くことができる。このように、本考案のプ
リンタ装置の紙ガイド機構によれば、極めて簡単な構成
でジャミングを防止できる。
【0016】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案のプ
リンタ装置の紙ガイド機構は、プラテンローラに対して
記録紙の給紙方向上流側に設けられ、記録紙の給紙経路
を形成する1対の給紙ガイドと、プラテンローラに対し
て記録紙の給紙方向下流側に設けられ、記録紙の排紙経
路を形成する1対の排紙ガイドと、記録紙の幅より内側
でプラテンローラの両端軸に遊嵌され、記録紙の非記録
面側の給紙ガイドに向かって突出した第1の突片、及び
記録紙の非記録面側の排紙ガイドに向かって突出した第
2の突片を有する、プラテンローラと略同径のガイドリ
ングとを備えて構成したので、極めて簡単な構成で記録
紙をプラテンローラより剥離して定められた搬送路に導
くことができ、よって、ジャミングがなく良好に記録紙
を搬送することができる。また、プラテンローラの表面
材質として摩擦係数の大きいものを用いることが可能と
なるので、レジストレーションの良好な画質を得ること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプリンタ装置の紙ガイド機構の一実施
例を示す側面平面図である。
【図2】本考案のプリンタ装置の紙ガイド機構の一実施
例を示す部分斜視図である。
【図3】従来のプリンタ装置の紙ガイド機構の一例を示
す部分斜視図である。
【図4】従来のプリンタ装置の紙ガイド機構の一例を示
す側面平面図である。
【図5】従来のプリンタ装置の紙ガイド機構の一例を示
す側面平面図である。
【符号の説明】
1 記録紙 2(2a,2b) 給紙ガイド 3 プラテンローラ 4 ピンチローラ 7 転写紙 8 サーマルヘッド 9(9a,9b) 排紙ガイド 15(15a,15b) ガイドリング 16 第1の突片 17 第2の突片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙を巻回して回転駆動するプラテンロ
    ーラと、 このプラテンローラに転写紙及び前記記録紙を介して圧
    接するサーマルヘッドと、 前記プラテンローラに前記記録紙を圧接するピンチロー
    ラとを備え、 前記プラテンローラとともに前記記録紙を正逆方向に移
    送して記録するプリンタ装置において、 前記プラテンローラに対して前記記録紙の給紙方向上流
    側に設けられ、前記記録紙の給紙経路を形成する1対の
    給紙ガイドと、 前記プラテンローラに対して前記記録紙の給紙方向下流
    側に設けられ、前記記録紙の排紙経路を形成する1対の
    排紙ガイドと、 前記記録紙の幅より内側で前記プラテンローラの両端軸
    に遊嵌され、前記記録紙の非記録面側の前記給紙ガイド
    に向かって突出した第1の突片、及び前記記録紙の非記
    録面側の前記排紙ガイドに向かって突出した第2の突片
    を有する、前記プラテンローラと略同径のガイドリング
    とを備えて構成されることを特徴とするプリンタ装置の
    紙ガイド機構。
JP7945792U 1992-10-22 1992-10-22 プリンタ装置の紙ガイド機構 Expired - Lifetime JP2571325Y2 (ja)

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JPH0636852U JPH0636852U (ja) 1994-05-17
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