JP3548326B2 - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚セットしたシートを一枚ずつ分離給送するシート給送装置及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ等の画像形成装置に装備される記録装置には、コストダウンを主目的として、給紙ローラと搬送ローラを共用し、1本の大径の給送ローラによって給紙から記録領域までのシート搬送を行うものがある。この従来の記録装置は、例えば特開平1 −139286号公報に記載されているように、回転駆動される給送ローラが給送ローラの下部にセットされた用紙束より用紙を送り出して給紙を行うと共に、用紙を給送ローラの外周に沿ってUターンするように搬送し、上記給送ローラの上側に設けられた記録手段の記録領域まで給送ローラにより用紙を搬送するように構成されている。
【0003】
上記給送ローラは、駆動軸に対して複数のゴムローラ部が嵌め込まれる構成になっており、大径の給送ローラでもあまり重量が大きくならないように構成されている。これによれば、非常に少ない部品で給紙搬送部が構成できるため、大幅なコストダウンが図れるほかに、大径ローラの採用でかなり厚い紙でもUターン搬送できる。また小径ローラと同じ精度で大径ローラを作った場合、径に対する誤差比率は小さくなり、搬送精度は向上する。
【0004】
一方、給紙分離手段としては、特開昭62−105834号公報に記載されているように、駆動される給送ローラに回転可能な分離ローラを圧接し、分離ローラにトルクリミッタを取り付け、そのトルクリミッタの制動トルクによって用紙を分離するようにしたものがある。これによれば、分離パットを用いた給紙分離手段よりも耐久性に優れ、パットと用紙のびびりによる変音もなく、安定した給紙を行うことができる。
【0005】
また、最近では前記分離ローラを可動式にし、用紙の分離給紙動作終了後に、分離ローラを前記駆動される給送ローラから退避させるようにし、分離ローラで分離された後続紙が続けて引き込まれてしまう現象(連送)を防止するようにしたものが開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記分離ローラ可動式におけるシート分離作用を更に発展させたものであり、その目的とするところは、シートの連れ重送を効果的に防止し得るシート給送装置及びこれを用いた画像形成装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、複数のシートを支持するシート支持手段と、前記シート支持手段からシートを送り出し、更に画像形成手段に向けて搬送する給送回転体と、前記給送回転体との間でシートを分離するための分離部材と、前記分離部材をシート分離状態と前記給送回転体から離間する退避状態との間で移動させる移動手段と、前記給送回転体の外周に沿って形成されるシート給送路のガイド面から突出し、重送シートに接触可能な突出部と、を有し、前記突出部は、前記給送回転体に対向する位置に配置され前記分離部材は、シート分離状態のとき、前記突出部のシート搬送方向に直交する方向に重なる位置で、該突出部よりも高く前記ガイド面から突出することを特徴とする。
【0008】
上記構成にあっては、分離部材がシート分離状態にあるときは給送回転体と分離部材との作用によって複数枚セットしたシートが一枚ずつ分離給送される。このとき、突出部はシート給送経路から隠れるためにシート給送を妨げることはない。一方、分離部材が給送回転体から退避した状態に移動すると、前記突出部がシート給送経路上のガイド面に突出しているために、シート同士の摩擦力の大きな媒体で、給送されるシートに連れ重送(引き込まれた)される場合でも、後続シートは前記突出部によって止められる。このため、連れ重送が効果的に防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態を図面を参照して具体的に説明する。
【0010】
〔第1実施形態〕
図1乃至図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。尚、図1はシート給送装置の全体斜視図である。また、図2は同給送装置の分離機構退避時の側面からの概念図である。図3は同給送装置の分離機構作動時の側面からの概念図である。図4及び図5は分離機構作動時の側面からの概念図のうち、分離機構近傍のみを示した図である。また、図6はシート給送装置を用いた画像形成装置の説明図である。ここでは、先ずシート給送装置の構成について説明し、次にこのシート給送装置を用いた画像形成装置の構成について説明する。
【0011】
{シート給送装置}
本実施形態に係るシート給送装置は、分離部材としてトルクリミッタを用いた可動式の分離ローラを用いている。
【0012】
図1乃至図3において、圧板1はスタッカ2上のシートSを給送時に給送ローラ3に押圧する機能を持っている。この圧板1は、シート搬送方向上流側に軸1aを持ち、この軸1aでフレーム4に軸支され、軸1aを中心に揺動可能である。また、圧板1は下面より圧板バネ5により図2の左回り( 給送ローラ3に押圧する) 方向に付勢されている。
【0013】
給送ローラ3はシートSのピックアップ給送及びシートSの搬送を行う為の給送回転体であり、フレーム4に回動自在に軸支され、表面にはゴム3aが設けられている。また、この給送ローラ4は、不図示のパルスモータと連結され駆動される。
【0014】
分離ローラ6はシートSの分離を行うための分離部材を構成するものであり、ホルダ7に軸支され、軸に不図示のクラッチバネが配置され、所定以上のトルクが加えられた時のみ図2の右回りに回動可能となっている。ここで、分離ローラ6自体は駆動力を持っていない。また、分離ローラ6の表面にはゴムが設けられている。
【0015】
前記分離ローラ6は移動手段によってシート分離状態の位置と退避状態の位置とに移動可能になっている。これを具体的に説明すると、分離ローラ6を軸支したホルダ7は、軸7aでフレーム4に軸支され、バネ8で図2の右回り( 給送ローラ3に押圧する) 方向に付勢されている。このホルダ7の先端には、リブ7bが設けられ、リブ7bが通常圧板1に規制されることによって、ホルダ7の揺動を規制している。
【0016】
しかし、圧板1が揺動することによって、リブ7bの規制も解除され、ホルダ7も揺動する。即ち、圧板1が上がり、給送ローラ3に押圧されている場合は、ホルダ7も上がり、分離ローラ6は図3に示すように給送ローラ3に押圧されるが(シート分離状態)、圧板1が下がり、給送ローラ3から退避している場合は、分離ローラ6は図2に示すようにホルダ7と共に下がり、給送ローラ3から退避する(退避状態)。
【0017】
また、前記フレーム4にはシート給送路9のガイド面上に突出する突出部4aにが設けられている。この突出部4aは、シートSの連れ重送を防止するためのもので、シート給送路9上で分離ローラ6の下流側近傍であって、シート給送路9上のガイド面より突出した状態に設けられている。そして、給送動作時、即ち分離ローラ6が給送ローラ3に押圧されている状態では、分離ローラ6に隠れてシートSの給送を妨げない状態となり、分離ローラ6が退避したときはシート給送路9上に現れるようにしてある。
【0018】
次に上記構成において、シートSを給送した場合について説明する。図2に示すように、給送待機の状態の時は圧板1は不図示の規制部材に規制され、バネ5の付勢に抗して下がり、給送ローラ3から退避した状態になっている。ここで、分離ローラ6もホルダ7とともに圧板1に規制されているので下がり、給送ローラ3から退避した状態となっている。
【0019】
次に給送時の状態を図3に示す。不図示のパルスモータが給送ローラ3に駆動を与え、給送ローラ3が給送方向( 図3の右回り) に駆動し、ここで不図示の規制部材を解除することで、圧板1の規制が解除され、圧板1の下に設けられたバネ5の付勢によって圧板1が軸1aを中心に図3の左回り方向に、圧板1上のシートSが給送ローラ3に突き当たるまで揺動する。これにより、圧板1上のシートSは駆動している給送ローラ3に押圧され、給送ローラ3とシートSとの間に摩擦力が生じ、その摩擦力によってスタッカ2上のシートSの最上位の1枚、あるいは、それにつられ上位の複数枚がピックアップされ、給送ローラ3の回転方向に給送される。この時、圧板1が上がると、ホルダ7のリブ7bの規制が解除され、ホルダ7はバネ8の付勢により軸7a を中心に図3の右回り方向に揺動し、分離ローラ6は給送ローラ3に押圧され、その摩擦力によって分離ローラ6は図3の右回り方向に従動的に回動する。また、このとき前述したようにシート給送路9上にある突出部4aは分離ローラ6に隠れるため、給送されたシートSの進行を妨げることはない。
【0020】
一方、図4に示すように、シートSは給送ローラ3により、分離ローラ6と給送ローラ3の圧接部へ送られる。この時、給送ローラ3と分離ローラ6の間にシートSが1枚だけある場合には、分離ローラ6に作用する回転トルクがクラッチバネの制動トルクを越えるような所定以上の大きさとなり、分離ローラ6が給送ローラ3の回転に従動する。一方、給送ローラ3と分離ローラ6との間にシートSが2枚ある場合には、分離ローラ6に作用する回転トルクがクラッチバネの制動力により阻止される。従って、給送ローラ3と分離ローラ6との間にある2枚のシートSのうちの下のシートSb が分離ローラ6で停滞させられて、上のシートSa だけが給送ローラ3によって給送される。
【0021】
シートSが分離ローラ6の下流側にあるピンチローラによって狭持されて分離・給送動作が終了すると、不図示の規制部材により圧板1が下げられ始め、同時に分離ローラ6も給送ローラ3から離間し、突出部4aがシート給送路9上に現れる。この時、図5に示すように、分離された後続シートSb は、分離ローラ6と給送ローラ3との狭持部近傍に残っている。
【0022】
ここで、前記突出部4aがないとすると、分離ローラが退避すると、後続シートSb を止めていた摩擦力が無くなるため、後続シートSb が給送されたシートSa との摩擦力で、引き込まれて( 連れ重送) しまうおそれがある。しかし、本実施形態によれば、引き込まれようとする後続シートSb は、シート給送路9上の突出部4aの先端部に突き当たる。この時、後続シートSb は、突出部4aの先端部で止り、効果的に連れ重送を防止することができる。
【0023】
以上説明したように、本実施形態では、シート同士の摩擦係数の大きな媒体を給送する場合でも、シート給送路9上に突出部4aを設けることで、分離ローラの退避後、突出部4aにより後続シートSb を阻止し、連れ重送を効果的に防止することができる。また、給送・分離時には、分離ローラ6に隠れるため、シートの給送を妨げることはない。
【0024】
{画像形成装置}
図6は前述したシート給送装置を用いた画像形成装置の一例を示すものである。この画像形成装置は前述したシート給送装置によって給送されたシートSを給送ローラ3とピンチローラ10によって画像形成手段へと搬送して所定画像を形成する。
【0025】
本実施形態の画像形成手段はインクジェット記録方式を用いており、キャリッジ11が図6の紙面垂直方向に往復移動可能になっており、このキャリッジ11に画信号に応じてインクを吐出し得るインクジェット記録ヘッド12が搭載されている。これにより、搬送されたシートSに対してキャリッジ11を移動させると共に、記録ヘッド12からインクを吐出して画像記録を行い、そのシートSを排出ローラ対13によって排出スタッカ14へ排出する。
【0026】
また、この画像形成装置には装置上部に原稿読取部を有しており、原稿Gを搬送ローラ15によって搬送すると共に、光学系16によって搬送される原稿Gに記載された情報を読み取り、その情報を前記画像形成手段へ、又は他の画像形成装置の画像形成手段へ伝送し得るようになっている。
【0027】
尚、画像形成手段としては前記インクジェット記録方式に限定する必要はなく、他にも電子写真方式、熱転写記録方式等、種々の方式を用いてもよい。
【0028】
〔第2実施形態〕
次にシート給送装置の他の実施形態について図7を参照して説明する。この実施形態に係る装置は前述した第1実施形態の突出部4aの近傍に後続シートSb を押し戻すための戻し部材である戻しレバー17を設けたものであり、他の構成は第1実施形態と同一であるために第1実施形態と同一機能を有する部材は同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0029】
図7において、戻しレバー17は揺動軸17a を中心に揺動自在にフレーム4、或いはホルダ7等の突出部4aの近傍に取り付けられている。また、戻しレバー17は、引っ張りバネ18により給送方向上流側に付勢され、図7の二点鎖線に示すように、ストッパ19に当接した状態にある。
【0030】
上記構成において、シートSを給送する場合について説明すると、給送待機の状態では、分離ローラ6( 図7においては図示せず)は第1実施形態と同様に給送ローラ3から退避した状態となっている。このとき戻しレバー17は、バネ18に付勢されてストッパ19に当接している。
【0031】
次に給送の状態では、圧板1はバネ5の付勢によって、圧板上のシートSが給送ローラ3に突き当たるまで揺動し、シートSは駆動している給送ローラ3に押圧され、給送ローラ3との摩擦力によってスタッカ2上のシートSの最上位の1枚、あるいは、それにつられ上位の複数枚がピックアップされ、給送ローラ3の回転方向に給送される。この時、分離ローラは給送ローラ3に押圧され、また、シート給送路9上にある突出部4aは分離ローラ6に隠れるため、給送されたシートSの進行を妨げることはない。
【0032】
一方、図7に示すように、シートSは給送ローラ3により、分離ローラ6と給送ローラ3の圧接部へ送られ、シートの分離が行われる。その後、シートSは給送路9上にある戻しレバー17に突き当たる。この時、最上位のシートSa は分離ローラ6と給送ローラ3とに狭持されているため、戻しレバー17をバネ18の付勢に抗して給送方向下流側に押し( 図7の実線の状態) 給送される。
【0033】
シートSが分離ローラの下流側にあるピンチローラ10によって狭持されて分離・給送動作が終了すると、分離ローラ6は給送ローラ3から離間し、突出部4aはシート給送路9上に現れる。このとき図7に示すように、分離された後続シートSb は、分離ローラ6と給送ローラ3との狭持部近傍に残っているが、第1実施形態で説明したように、引き込まれようとする後続シートSb は、シート給送路9上の突出部4aの先端部に突き当たるため、連れ重送を防止することができる。
【0034】
そして、本実施形態にあっては、1枚目のシートSa が戻しレバー17上を通過すると、戻しレバー17はバネ18に給送方向上流側に付勢されているため、再びストッパ19に当接する位置( 図7の二点鎖線) まで戻る。この時、突出部4aの先端部近傍に残っている後続シートSb は、戻しレバー17によって給送方向上流側に押されることにより給送スタッカ2上に戻される。これによって、シート同士の摩擦係数が大きい場合に、突出部4aに先端が当接した後続シートSb が1枚目のシートSa の搬送によって引っ張られることに起因するシート先端折れを効果的に防止することができ、安定した給送を行うことができる。
【0035】
即ち、本実施形態ではシート同士の摩擦係数の大きな媒体を給送する場合でも、シート給送路9上に突出部4aを設けることで、分離ローラ6の退避後、突出部4aにより後続シートSb を阻止し、連れ重送を効果的に防止することができると共に、給送・分離時には、分離ローラ6に隠れるため、シートの給送を妨げることはない。更に本実施形態では、突出部4aの近傍に残っている後続シートを、戻しレバー17により給送スタッカ2上に戻すため、シートの先端折れを効果的に防止することができ、安定した給送を行うことができる。
【0036】
〔他の実施形態〕
尚、前述した実施形態では分離部材としてトルクリミッタにより一定以上の一定以上の負荷がかかると回転可能な分離ローラを用いた例を示したが、この分離部材は必ずしも回転するものでなく、例えば分離パットのようなものであってもよい。
【0037】
また、給送回転体としては前述した実施形態にようにローラ状のものに限定する必要はなく、回転ベルト等で構成してもよいものである。
【0038】
更に、前述したシート給送装置は画像形成装置に用いる場合のみならず、例えば複数枚の原稿を一枚ずつ分離給送して読み取る読取装置等にも好適に用いることが可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明は前述したように、分離部材の退避によって発生する連れ重送を効果的に防止し、給送機構の信頼性を向上させることができる。このため、本発明に係るシート給送装置を用いた画像形成装置にあっては、重送を生ずることなく円滑な画像形成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すシート給送装置の全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すシート給送装置の分離ローラが退避状態のときの側面からの概念図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すシート給送装置の分離ローラが分離状態のときの側面からの概念図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すシート給送装置の分離ローラが分離状態のときの側面からの部分拡大概念図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すシート給送装置の分離ローラが退避状態のときの側面からの部分拡大概念図である。
【図6】本発明に係るシート給送装置を用いた画像形成装置の全体説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示すシート給送装置の側面からの概念図である。
【符号の説明】
1…圧板
1a…軸
2…スタッカ
3…給送ローラ
3a…ゴム
4…フレーム
4a…突出部
5…圧板バネ
6…分離ローラ
7…ホルダ
7a…軸
7b…リブ
8…バネ
9…シート給送路
10…ピンチローラ
11…キャリッジ
12…記録ヘッド
13…排出ローラ
14…排出スタッカ
15…原稿搬送ローラ
16…光学系
17…戻しレバー
17a…軸
18…バネ
19…ストッパ

Claims (5)

  1. 複数のシートを支持するシート支持手段と、
    前記シート支持手段からシートを送り出し、更に画像形成手段に向けて搬送する給送回転体と、
    前記給送回転体との間でシートを分離するための分離部材と、
    前記分離部材をシート分離状態と前記給送回転体から離間する退避状態との間で移動させる移動手段と、
    前記給送回転体の外周に沿って形成されるシート給送路のガイド面から突出し、重送シートに接触可能な突出部と、
    を有し、
    前記突出部は、前記給送回転体に対向する位置に配置され
    前記分離部材は、シート分離状態のとき、前記突出部のシート搬送方向に直交する方向に重なる位置で、該突出部よりも高く前記ガイド面から突出することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記突出部は前記分離部材の近傍であって、前記分離部材よりもシート給送方向下流側に設けてあることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記分離部材は、一定以上の負荷がかかると回転可能な回転部材であることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  4. 前記突出部の近傍に、前記分離部材がシート分離状態から退避状態へ移動するときに重送されたシートを押し戻すための戻し部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のシート給送装置。
  5. 給送したシートに画像を形成する画像形成装置において、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のシート給送装置と、前記シート給送装置によって給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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