JP2003112834A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及び画像形成装置

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JP2003112834A
JP2003112834A JP2001308641A JP2001308641A JP2003112834A JP 2003112834 A JP2003112834 A JP 2003112834A JP 2001308641 A JP2001308641 A JP 2001308641A JP 2001308641 A JP2001308641 A JP 2001308641A JP 2003112834 A JP2003112834 A JP 2003112834A
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Yoshinori Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙押えコロでシートの搬送時の摩擦負荷を軽
減させ、シートの給紙・分離性能の向上、小型化及びコ
ストダウンをはかる。 【解決手段】 給紙ローラ7で送られるシートS1を次
位のシートS2から分離する分離パッド11と、前記給
紙ローラ7の円弧部7aが前記分離パッド11と接して
いないときに該分離パッド11に圧接する紙押えコロ1
2とを備えた給紙装置であって、給紙スタッカ8に積載
されたシートSの先端から分離パッド11と前記紙押え
コロ12との挟持部までの距離をA、給紙ローラ7の円
弧部7aと前記シートSとの接触点から分離パッド11
を保持するパッドホルダ14の後端までの距離をBとす
るとき、A>Bとなるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積載されたシート
を1枚づつ分離して給紙する給紙装置及びこの給紙装置
を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の記録媒体上に画像を形成するインクジェット方式等
の画像形成装置に装備される給紙装置としては、例え
ば、実公平0−3396号公報あるいは特開平10−7
272号公報に開示されている技術がある。これらの技
術は、摩擦パッドに対抗して円柱体の一部を切欠きして
円弧部と直線部からなる断面D形状の給紙ローラを配置
し、この給紙ローラの円弧部が摩擦パッドと接触してい
ないとき、すなわち、直線部が摩擦パッドに対向してい
るときに、紙押えコロを摩擦パッドの付勢力よりも弱い
付勢力で摩擦パッドに向けて付勢し、この状態で印字し
た後搬送ローラで搬送するようにしている。これによ
り、搬送ローラでのシート搬送時の摩擦負荷を軽減し
て、シート搬送精度の向上と分離性能を向上させる技術
が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
紙押えコロでシートの搬送時の摩擦負荷を軽減させ、か
つ紙押えコロと摩擦パッドとの圧接でシートが重なって
送られるいわゆる重送を防止してはいる。ところで、こ
のような給紙装置では、給紙されるシートの先端が分離
パッドと紙押えコロとの間を通過するときには、分離パ
ッドと紙押えコロを離間させる必要がある。また、シー
トの先端が分離パッドと紙押えコロとの間を通過した
後、前記給紙ローラの円弧部と分離パッドとによるシー
トの圧接が解除される前に紙押えコロを分離パッドに当
接させる必要がある。このため、給紙ローラの軸に固定
したカム手段を設け、このカム手段の回転で紙押えコロ
を作動させる構成をとっている。このために、従来の給
紙装置では、構成が複雑で部品点数が多くなり、装置の
大型化及びコストアップという問題があった。
【0004】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、紙押えコロでシートの搬送時の摩擦負荷を軽
減させ、シートの給紙・分離性能の向上、小型化及びコ
ストダウンをはかった給紙装置及び画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、給紙されるシートを積載する給紙スタッ
カと、円弧部と直線部とを有する断面D形状をなし、前
記給紙スタッカに対向する位置に配置された給紙ローラ
と、前記給紙ローラの円弧部の回転軌跡に位置して該円
弧部との間でシートを挟持し、前記給紙ローラで送られ
るシートを次位のシートから分離する分離パッドと、前
記給紙ローラの円弧部が前記分離パッドと接していない
ときに前記分離パッドに圧接する紙押えコロとを備えた
給紙装置であって、前記給紙スタッカに積載されたシー
トの先端から前記分離パッドと前記紙押えコロとの挟持
部までの距離をA、前記給紙ローラの円弧部と前記シー
トとの接触点から分離パッドを保持するパッドホルダの
後端までの距離をBとするとき、A>Bとなるように構
成されていることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、前記紙押えコロの直径が
前記給紙ローラの直径よりも小さく、かつ前記給紙ロー
ラと同軸に回転自在に設けられていることを特徴とす
る。
【0007】また、本発明は、前記紙押えコロは、前記
分離パッド付勢手段よりも弱い力で前記分離パッドに向
けて付勢されていることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記給紙ローラと前記シ
ートとの摩擦係数をμ1、前記分離パッドと前記シート
との摩擦係数をμ2、前記シート同士の摩擦係数をμ
3、としたとき、μ1>μ2>μ3であることを特徴と
する。
【0009】また、本発明の画像形成装置は、請求項1
乃至請求項4のいずれか1項記載の給紙装置を備えたこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明の画像形成装置は、前記給紙
装置は、被記録紙あるいは画像読取り対象としての原稿
であるシートを給紙するものであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る給紙装置の実
施の形態を図面とともに説明する。
【0012】本発明に係る給紙装置は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置の給紙装置として使
用するものであり、画像形成対象としての紙、フィルム
等のシートや、画像読取り対象としての原稿等のシート
を複数枚積載された給紙スタッカから給紙し、1枚づつ
分離を行ない、画像形成手段や画像読取り部に向けて搬
送するものである。なお、本実施の形態では画像形成対
象としての紙等のシートを画像形成手段に搬送する画像
形成装置(プリンタ)を例示して説明する。
【0013】図1は、本発明の第1実施の形態の給紙装
置Aの全体斜視図、図2は側面概念図である。
【0014】図1及び図2において、本実施の形態の画
像形成手段1は、インクジェット方式を用いており、キ
ャリッジ2がガイド手段3に軸支され、モータ(図示せ
ず)の駆動によりシートSの幅方向(主走査方向)に往
復移動可能になっている。このキャリッジ2に画信号に
応じてインクを吐出し得るインクジェット記録ヘッド1
が搭載されている。これにより、搬送されたシートSに
対してキャリッジ2を主走査方向に移動させると共に、
記録ヘッド1からインクを吐出して画像記録を行うよう
になっている。
【0015】送紙ローラ4はシートSの搬送を行うため
のローラで、画像形成手段1の搬送方向上流側でシャー
シ(図示せず)に回動自在に軸支され、表面にはゴムが
設けられている。この送紙ローラ4は、パルスモータ
(図示せず)と連結されて回転駆動される。送紙ローラ
4のシート搬送路を挟んで対抗する位置には回動自在の
ピンチローラ5が複数個設けられている。前記ピンチロ
ーラ5は押圧手段(図示せず)によって送紙ローラ4に押
圧されている。
【0016】送紙ローラ4の搬送方向上流側には、シャ
ーシ(図示せず)に軸支され、駆動手段(図示せず)に
より回転する回転軸19に取付けられた給紙ローラ7が
設けられている。この給紙ローラ7はシートSを送紙ロ
ーラ4まで搬送するためのもので、図2及び図3に示す
ように、シートSを給送する円弧部7aと、後述する分
離パッド11上にスタックされたシートSから離間する
直線部7bとからなる断面略D型の形状をしている。こ
れにより、駆動ギア列や駆動切替えのタイミング等の機
構を簡易化すると共に、オペレータが給紙スタッカ8に
シートSを装填し易くしている。円弧部7aの表面には
ゴム、発泡ウレタン等の高摩擦材(摩擦係数μ1)20
が設けられている。
【0017】給紙スタッカ8は、自動給紙されるシート
Sを積載する前下がりの積載部8aと、前記給紙ローラ
7に対向する給送8bを有している。積載部8a上には
シートSを対向する給紙ローラ7に付勢するための圧板
9が設けられている。圧板9は回転軸9aに回動自在に
設けられ、給紙ローラ7に向う方向にばね等の付勢手段
10により常時付勢されている。そして、圧板9に固定
したピン25とカム等の規制手段26により給紙ローラ
7に対して、圧接した状態(図3の実線位置)と離間し
た状態(図3の破線位置)の2つの位置を往復動作するこ
とができる。
【0018】圧板9のシート搬送方向下流側で給紙ロー
ラ7の円弧部7aの回転軌跡中には表面の摩擦係数がμ
2である分離パッド11がパッドホルダ14に固定され
た状態で設けられている。パッドホルダ14は回転軸1
6に取付けられ、パッド付勢手段17により、給紙ロー
ラ7へ向かう方向に付勢されている。また、パッドホル
ダ14は給紙ローラ7との圧接点よりもやや給紙ローラ
7側へオーバーラップする位置で停止するようなパッド
規制手段23が設けられている。ここで、シート同士の
摩擦係数をμ3とした場合、μ1>μ2>μ3の関係が
成立つように分離パッド11の表面の摩擦係数μ2を設
定している。
【0019】給紙ローラ7の円弧部7aと分離パッド1
1との圧接部近傍にはコロホルダ13に回転自在に取付
けられた紙押えコロ12が配置されている。コロホルダ
13は、分離パッド11の分離面に対して垂直方向に長
孔13aが設けられ、この長孔13aが給紙ローラ7の
軸16に移動自在に嵌めこまれ、これにより、紙押えコ
ロ12は分離パッド11の分離面に対して略垂直方向に
のみ移動するようになっている。
【0020】また、コロホルダ13はコロ付勢手段18
によって、分離パッド11へ向かう方向へ前記パッド付
勢手段17よりも弱い付勢力で付勢されており、この付
勢によって、紙押えコロ12が分離パッド11へ押し付
けられている。コロホルダ13の移動は前記長孔13a
の端部で規制され、紙押えコロ12が給紙ローラの円弧
部7a回転軌跡の半径よりも内側のみで移動するように
されている。これにより、給紙ローラの円弧部7aが分
離パッド11と圧接しているときは、紙押えコロ12は
分離パッド11と離間しており、給紙ローラの直線部7
bが分離パッド11と対面しているときのみ紙押えコロ
12が分離パッド11と圧接するように構成している。
【0021】図3に示すように、積載シートSの先端か
ら分離パッド11と紙押えコロ12との挟持部までの距
離をA、給紙ローラ7の円弧部7aと積載シートSとの
接触点からパッドホルダ14の後端部までの距離をBと
したとき、A>Bとなるように構成している。
【0022】次に、上記構成に基づいてシートSの給紙
・分離の動作について詳細に説明する。
【0023】図2に示すように、待機状態のときは給紙
スタッカ8上の圧板9は給紙ローラ7から待避した状態
となっており、給紙ローラ7の直線部7bが圧板9、分
離パッド11と対向した状態になっている。このとき、
分離パッド11は、パッド付勢手段17によってパッド
ホルダ14を介して給紙ローラ7へ向かう方向へ付勢さ
れているが、パッド規制手段により回転を規制されてい
るため、図2、図3に示す位置に停止した状態となって
いる。また、このとき給紙ローラ7の円弧部7aは分離
パッド11に圧接していないため、紙押えコロ12はコ
ロ付勢手段18(図3参照)によって、パッド付勢手段
17よりも弱い付勢力で分離パッド11に圧接した状態
となっている。
【0024】給紙装置Sが給紙命令を受けると、図3に
示すように、駆動手段により給紙ローラ7が図3の時計
回り方向21に回転駆動する。このとき、給紙スタッカ
8上の圧板9は規制手段26の規制が解除され、給紙ス
タッカ8上のシートSを給紙ローラ7の円弧部7aに圧
接させる。これにより、回転駆動する給紙ローラ7の円
弧部7aとシートSとの間に摩擦力が生じ、その摩擦力
によって給紙スタッカ8上のシートSは給紙ローラ7の
回転方向に搬送される。
【0025】前述したように、積載シートの先端から分
離パッド11と紙押えコロ12との挟持部までの距離を
A、給紙ローラの円弧部7aと積載シートSとの接触点
からパッドホルダ14までの距離をBとしたとき、A>
Bの関係であるため、給紙ローラ7がさらに回転駆動を
続けると、給送されるシートSの先端部が分離パッド1
1と紙押えコロ12の挟持部に到達するよりも先に、給
紙ローラの円弧部7aがパッドホルダ14に当接し、図
4に示すようにパッドホルダ14及び分離パッド11は
給紙ローラの円弧部7aに押され、パッド付勢手段17
の付勢に抗して、分離パッド11が紙押えコロ12と離
間する位置に押し下げられる。
【0026】さらに給紙ローラ7が矢印21方向に回転
駆動を続けることで、給送されるシートSの先端部は分
離パッド11と紙押えコロ12の挟持部付近に到達する
が、そのとき既に分離パッド11と紙押えコロ12は離
間しているため、給送されるシートSの先端部がシート
搬送路の妨げとなる紙押えコロ12と分離パッド11と
の挟持部に当ることなく通過でき、これにより、シート
Sの先端部の折れや、シートジャムを効果的に防止する
ことができる。
【0027】そして、図5に示すように、給紙ローラ7
との摩擦で給紙されるシートSは、給紙ローラの円弧部
7aと分離パッド11との挟持部に送られる。このと
き、給紙ローラの円弧部7aと分離パッド11との挟持
部に送られたシートが最上位のシートS1の1枚のみで
ある場合は、給紙ローラ7の摩擦係数μ1>分離パッド
11の摩擦係数μ2なので、摩擦力の差でシートSの搬
送がなされる。
【0028】一方、図6に示すように、給紙ローラ7の
円弧部7aと分離パッド11との挟持部に送られたシー
トが最上位のシートS1と次位のシートS2の2枚であ
る場合は、給紙ローラ7の摩擦係数μ1>分離パッド1
1の摩擦係数μ2>シート同士の摩擦係数μ3なので、
摩擦力の差でシートS1,S2間で滑りが生じ、最上位
のシートS1のみが搬送され、次位のシートS2は分離
パッド11上で停滞させられ、シートの1枚分離が行な
われる。
【0029】給紙ローラ7がさらに回転を続け、図7に
示すように、最上位のシートS1の先端が送紙ローラ4
とピンチローラ5の挟持部まで搬送されると、圧板9が
付勢手段10の付勢力に抗して退避させられ(図3の鎖
線の位置)、圧板9の給紙ローラ7への圧接が解除され
る。またこのとき、図7に示すように、給紙ローラの円
弧部7aが分離パッド11の位置から抜けると、給紙ロ
ーラ7の円弧部7aによって押えられていた分離パッド
11がパッド付勢手段17の付勢で初期の状態に戻り、
再び紙押えコロ12と分離パッド11が搬送されるシー
トS1を介して圧接した状態となる。
【0030】その後、給紙ローラ7が一回転して、回転
駆動を停止して、給紙装置は図1及び図2の待機状態と
なる。
【0031】給紙装置によるシートの給紙・分離動作が
終了すると、最上位のシートS1は送紙ローラ4の一行
毎にキャリッジ2を主走査方向に移動させるとともに、
画像形成手段1からインクを吐出して画像記録を行う。
給紙装置の待機時には、紙押えコロ12と分離パッド1
1とで搬送されるシートS1を圧接した状態となってい
るため、印字中に搬送される最上位のシートS1に与え
る摩擦負荷を小さくすることができ、シートの搬送精度
の悪化に起因する印字画像の質の劣化を効果的に防止す
ることができると共に、次位のシートS2が摩擦力の差
で分離パッド11と紙押えコロ12との挟持部で停滞さ
せられるため、最上位のシートS1につられて重送を起
こす、いわゆるつれ重送をも効果的に防止することがで
きる。
【0032】以上説明したように、本実施の形態では、
給紙スタッカ8に積載されたシートSの先端から分離パ
ッド11と紙押えコロ12との挟持部までの距離をA、
給紙ローラの円弧部7aと積載シートSとの接触点から
パッドホルダ14までの距離をBとしたとき、A>Bの
関係であるため、給送されるシートSの先端部がシート
搬送路の妨げとなる紙押えコロ12と分離パッド11と
の挟持部に当接することなく通過でき、これにより、シ
ートSの先端部の折れや、シートジャムを効果的に防止
することができる。
【0033】また、印字中は、給紙装置は待機状態とな
り、紙押えコロ12と分離パッド11が搬送されるシー
トS1を介して圧接した状態となっているため、印字中
に搬送される最上位のシートS1に与える摩擦負荷を小
さくすることができ、印字中のシート搬送精度の悪化に
起因する印字画像の質の劣化を効果的に防止することが
できると同時に、次位のシートS2が摩擦力の差で分離
パッド11と紙押えコロ12との挟持部で停滞させられ
るため、最上位のシートS1につれられて重送をおこす
つれ重送をも効果的に防止することができる。
【0034】さらに、分離手段の構造を容易とすること
で、給紙装置の部品点数の削減、コストダウン、小型
化、更には組み立て性に優れた給紙装置及び給紙装置を
備えた画像形成装置を提供することができる。
【0035】図8は、本発明の給紙装置の第2実施の形
態を示す。なお、第1実施の形態では、紙押えコロ12
をパッド付勢手段17よりも弱い付勢力のコロ付勢手段
18で分離パッド11へ付勢する構成であるが、第2実
施の形態では、紙押えコロ15を給紙ローラ7と同軸に
回転自在で、かつ、その半径をD1、給紙ローラの円弧
部7aの半径をD2としたとき、D1<D2となる構成
としたものである。なお、半径D1は、図3における回
転軸20の軸中心19aと紙押えコロ15の下端面との
間の距離Rに等しい。
【0036】また、分離パッド11に残った次位のシー
トS2を給紙スタッカ8に戻す戻し手段を付加しても同
様の効果を得ることができる。
【0037】さらにまた、この給紙装置Aは画像形成に
用いる場合のみならず、例えば複数枚の原稿を1枚ずつ
分離・給送して画像を読取る読取り装置にも用いること
も可能である。
【0038】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、積載シートの先端から分離パッドと紙押えコロとの
挟持部までの距離をA、給紙ローラの円弧部と積載シー
トとの接触点からパッドホルダまでの距離をBとしたと
き、A>Bとしたので、給送されるシートの先端部が紙
押えコロに到達した時点では分離パッドは既に押し下げ
られており、シートはシート搬送路の妨げとなる紙押え
コロと分離パッドとの挟持部に当接することなく通過で
きるため、シートの先端部の折れや、シートジャムを効
果的に防止することができる。
【0039】また、分離パッドと紙押えコロを離間及び
当接させる手段としてカム機構等の複雑な構成が不要で
あるため、装置の小型化、部品点数の削減及びコストダ
ウンを図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙装置の一実施の形態を示す斜視図
である。
【図2】一実施の形態の給紙装置の側面図である。
【図3】給紙ローラ部分の側面図である。
【図4】図3に続く給紙動作時の給紙ローラ部分の側面
図である。
【図5】図4に続く給紙動作時の給紙ローラ部分の側面
図である。
【図6】図5に続く給紙動作時の給紙ローラ部分の側面
図である。
【図7】図6に続く給紙動作時の給紙ローラ部分の側面
図である。
【図8】本発明の給紙装置の他の実施の形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 画像形成手段 2 キャリッジ 3 ガイド手段 4 送紙ローラ 5 ピンチローラ 7 給紙ローラ 7a 給紙ローラの円弧部 7b 給紙ローラの直線部 8 給紙スタッカ 9 圧板 10 付勢手段 11 分離パッド 12 紙押えコロ 13 コロホルダ 14 パッドホルダ 15 紙押えコロ(別形態)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C059 AA03 AA05 AA22 AA26 3F343 FA02 FA03 FB03 FB04 FC01 FC17 GA03 GB01 GC01 GD01 JA03 JA16 JA17 JD08 JD22 JD40 KB04 KB17 LA04 LA14 LA16 LB08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙されるシートを積載する給紙スタッ
    カと、円弧部と切欠部とを有し、前記給紙スタッカに対
    向する位置に配置された給紙ローラと、前記給紙ローラ
    の円弧部の回転軌跡に位置して該円弧部との間でシート
    を挟持し、前記給紙ローラで送られるシートを次位のシ
    ートから分離する分離パッドと、前記給紙ローラの円弧
    部が前記分離パッドと接していないときに前記分離パッ
    ドに圧接する紙押えコロとを備えた給紙装置であって、 前記給紙スタッカに積載されたシートの先端から前記分
    離パッドと前記紙押えコロとの挟持部までの距離をA、
    前記給紙ローラの円弧部と前記シートとの接触点から分
    離パッドを保持するパッドホルダの後端までの距離をB
    とするとき、A>Bとなるように構成されていることを
    特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】前記紙押えコロの直径が前記給紙ローラの
    直径よりも小さく、かつ前記給紙ローラと同軸に回転自
    在に設けられていることを特徴とする請求項1記載の給
    紙装置。
  3. 【請求項3】 前記紙押えコロは、前記分離パッドに対
    して進退自在に配置され、該分離パッド付勢手段よりも
    弱い力で前記分離パッドに向けて付勢されていることを
    特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙ローラと前記シートとの摩擦係
    数をμ1、前記分離パッドと前記シートとの摩擦係数を
    μ2、前記シート同士の摩擦係数をμ3、としたとき、
    μ1>μ2>μ3であることを特徴とする請求項1記載
    の給紙装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記
    載の給紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記給紙装置は、被記録紙あるいは画像
    読取り対象としての原稿であるシートを給紙するもので
    あることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063075A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Oki Electric Ind Co Ltd 紙葉類分離構造

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JP2008063075A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Oki Electric Ind Co Ltd 紙葉類分離構造

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