JPH04142959A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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Publication number
JPH04142959A
JPH04142959A JP26505190A JP26505190A JPH04142959A JP H04142959 A JPH04142959 A JP H04142959A JP 26505190 A JP26505190 A JP 26505190A JP 26505190 A JP26505190 A JP 26505190A JP H04142959 A JPH04142959 A JP H04142959A
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JP
Japan
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recording paper
roller
platen roller
sheet
pressure contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP26505190A
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English (en)
Inventor
Koji Shibuya
渋谷 浩治
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業−にの利用分野 本発明はインクフィルムを用いて記録紙に情報をプリン
トする熱転写記録装置に関する。
従来の技術 画像データに基いて記録紙に画像等の情報を形成するた
めに使用される熱転写記録装置は、サーマルプリンタと
も言われ、プラテンローラと、これに対して圧接及び圧
接解除可能となったサーマルヘッドとを有している。こ
れらプラテンローラとサーマルヘッドとの間には、記録
紙つまりペーパーと、インクフィルムつまりインクリボ
ンとがそれぞれ搬送されるようになっている。記録紙は
プラテンローラに巻き付いてこれの回転に伴って搬送さ
れ、インクフィルムは記録紙とサーマルヘッドとの間に
位置して巻き取り搬送されるようになっている。
記録紙をプラテンローラの外周面に、その円周方向所定
長さにわたり密着させて巻き付けるために、例えば、特
開昭58−140266号公報に示されるように、記録
紙をサーマルヘッドに密着させる圧接ローラが、プラテ
ンローラの記録紙密着領域の搬送方向上流端と下流端と
に圧接している。
発明が解決しようとする課題 このようなタイプの熱転写記録装置において、記録紙が
搬送される際には、記録紙のうち搬送時に先端となる部
分が、前記上流端の圧接ローラとプラテンローラとの間
を通過した後に、下流端の圧接ローラとプラテンローラ
との間に入り込むことになり、この際には、記録紙を湾
曲させる必要がある。記録紙を充分に湾曲させるように
ガイドしないと、下流端の圧接ローラとプラテンローラ
との間に記録紙の端部が入り込まずに、記録紙の搬送ト
ラブルつまりジャムを発生させることになる。
このジャムの発生を防止するために、記録紙をサーマル
ヘッドと圧接ローラとの間に案内させるためにガイド板
を設けることも考えられるが、サーマルヘッドを移動さ
せるための空間を確保する必要があり、ガイド板を設置
することが困難である。また、インクフィルムの走行路
とプラテンローラとの間の空間内に、ガイド板を設置す
るとしても、ガイド板の長さに限界があり、記録紙の先
端がガイド板の手前とインフィルムとの間の隙間を通り
抜けて、ジャムを発生させてしまう可能性もある。
本発明は熱転写記録装置においてプラテンローラに巻き
付けられた状態での記録紙のジャムの発生を防止し、記
録紙を確実に搬送し得るようにすることを目的とする。
課題を解決するだめの手段 上記目的を達成するための本発明は、プラテンローラと
これに対して圧接及び圧接解除自在となったサーマルヘ
ッドとを有し、記録紙を前記プラテンローラと前記サー
マルヘッドとの間に搬送すると共に、記録紙と前記サー
マルヘッドとの間にインクフィルムを搬送して前記記録
紙に画像情報を形成する熱転写記録装置において、前記
プラテンローラと前記インクフィルムとの間を通り、前
記インクフィルムに案内された記録紙の端部が入り込む
空間を前記プラテンローラとの間で形成する退避位置及
び、記録紙を介して前記プラテンローラに圧接する圧接
位置に移動自在の補助ローラを有する熱転写記録装置で
ある。
作用 記録紙が搬送されると、その端部がインクフィルムに案
内されて、プラテンローラと、これから離れて退避位置
の補助ローラとの間で形成される空間内に達する。その
後に、補助ローラがプラテンローラに圧接し、補助ロー
ラとプラテンローラとにより記録紙は一部が大きく湾曲
した状態で搬送される。したがって、記録紙を大きく湾
曲させるためのガイド部材を用いることなく、確実に記
録紙を搬送することができる。
実施例 以下、一実施例に係る熱転写記録紙装置に基いて本発明
の詳細な説明する。
第1図及び第2図は熱転写記録装置の要部を示す断面図
であり、図示しない装置のハウジング内には、プラテン
ローラー0が回転自在に取付けられており、支持軸11
にはサーマルヘッド12を有するヘッドベース13が支
持軸11を中心に揺動自在に取付けられている。したが
って、ヘッドベース13が支持軸11を中心として揺動
移動すると、第2図に示されるように、サーマルヘッド
12はプラテンローラ10に圧接する位置と、第1図に
示されるように圧接を解除する位置とに移動自在となっ
ている。
支持軸11には、圧接用ブラケット14が揺動自在に取
付けられており、ヘッドベース13にはリフト用ブラケ
ット15が固着されている。そして、ヘッドベース13
を揺動駆動するために、回転軸16には相互にほぼ90
°の位相となって、圧接用カム17aとリフト用カム1
7bとが取付けられ、第1図に示されるように、リフト
用カム17bがリフト用ブラケット15に接触すると、
サーマルヘッド12の圧接が解除される。また、第2図
に示されるように、圧接用カム17aが圧接用ブラケッ
ト14に接触すると、サーマルヘッド12はプラテンロ
ーラ10に圧接する。圧接力は圧接用ブラケット14と
へラドベース13との間に装着された圧縮コイルばね1
8により設定される。
インクフィルム20は、供給側インクフィルムロール2
1から繰り出されて巻取側インクフィルムロール22に
巻き付けられることにより、矢印で示す方向に搬送され
る。両方のロール21.22は装置のハウジング内に着
脱自在となっている。
このインクフィルム20の搬送路を形成すべく、プラテ
ンローラ10の近傍には、ガイドローラ23.24.2
5が回転自在に設けられている。ガイドローラ24とへ
ラドベース13に形成された剥離部13aによって、サ
ーマルヘッド12がどの位置となっても、インクフィル
ム20は、プラテンローラ]0の外周面の一部に接触す
るように、案内される。
駆動ローラ26aとこれに圧接する従動ローラ26bと
を有する搬送ローラ対26か、プラテンローラ10のロ
ール22側に隣接させて配置されており、図示しない給
紙部から第1図において矢印Aの方向に給紙されたシー
ト状の記録紙Rは、搬送ローラ対26の近傍に備えられ
たガイド板27に案内されて、搬送ローラ対26によっ
てプラテンローラ10とインクフィルム20との間に送
り込まれる。
搬送ローラ対26の下方には、記録紙Rのうちプラテン
ローラ10を通った部分を収容するために、2枚のガイ
ド板28a、28bが設けられ、これらの間に記録紙収
容スペース29が形成されている。したがって、搬送ロ
ーラ対26によって前進搬送され、プラテンローラ10
を通過した記録紙Rは、大きく湾曲してから、この収容
スペース29内に収容されるので、熱転写記録装置を大
型化することなく、記録紙Rを収容することができる。
図示する熱転写記録装置にあっては、記録紙Rに画像情
報を形成する際には、まず、第1図に示すように、記録
紙Rを給紙部から取り出して矢印Aで示す方向に搬送す
る。これにより、第2図に示すように、記録紙Rは収容
スペース29に収容されることになり、この状態から矢
印Bで示す方向に記録紙を戻し搬送しながら画像を形成
するようにしている。つまり、戻し印字方式となってい
る。また、図示する記録装置は、記録紙Rにカラー画像
を形成するようにしているので、インクフィルム20は
、イエロー、マゼンタ及びシアンの3色のインク層が、
この順でベースフィルムに塗布されて形成されており、
1枚の記録紙Rには3回重ねてプリントがなされる。し
たがって、記録紙Rは複数回、前進搬送と戻し搬送とを
繰り返すことになる。両方向の搬送において、常に搬送
ローラ対26は記録紙Rを挟持し続け、プリントがなさ
れる際における記録紙Rの搬送は、搬送ローラ対26の
搬送速度が基準となる。
プリントがなされるときには記録紙Rは矢印Bの方向に
戻し搬送がなされるので、戻し搬送する方向を基準とし
て、以下の説明では、戻す際に先端となる部分を記録紙
Rの先端部とする。したがって、第1回目のプリントの
ために給紙部から繰り出された記録紙Rを収容スペース
29内にまで前進搬送する際には、この搬送時には先端
となっている後端部は、搬送ローラ対26とプラテンロ
ーラ]0とによってインクフィルム20に案内されなが
ら、プラテンローラ1oの外周面にならって湾曲しつつ
搬送される。記録紙Rの後端部がインクフィルム20の
案内から離れる位置には、この後端部が入り込むことに
なる空間3oをプラテンローラ10との間で形成すべく
、補助ローラ31がプラテンローラ10に向けて圧接移
動自在となっている。つまり、この補助ローラ31は第
1図に示すように、記録紙Rの後端部が入り込むことに
なる空間30を形成する退避位置と、第2図は示される
ように、記録紙Rを介してプラテンローラ10に圧接す
る圧接位置とに移動自在となっている。したがって、記
録紙Rは第1図に示す状態では、大きく湾曲した状態と
なっておらず、補助ローラ31がプラテンローラ1oに
圧接することによって初めて所定の湾曲状態となるので
、プラテンローラ10とサーマルヘッド12との間には
、記録紙Rをプラテンローラ1oの外周面になられせて
大きく湾曲させるためのガイド部材を用いることなく、
ジャムの発生を防止しつつ円滑に記録紙Rを収容スペー
ス29内に搬送することが達成される。
ガイド板27の近傍には、搬送ローラ対26の給紙部側
に位置させて、記録紙先端検出センサーS1が設置され
、この位置に記録紙Rが位置している場合には、このセ
ンサーS1はオン信号を発する。また、記録紙Rの一部
が収容スペース29内に収容されたことを検出するため
に、記録紙後端検出センサーS2がガイド板28aに隣
接させて配置されている。インクフィルム2oにおける
イエローのインクの部分の先端部の位置を位置決めする
際に、インクフィルム20の一方の側端部に付されたイ
エローマークを検出するためにイエロー検出センサーS
3がガイドローラ23.24の位置に設けられている。
そして、マゼンタ及びシアンのインクの部分の先端の位
置決めをするために、これらのマークがインクフィルム
20の他方の側端部に付されており、マゼンタ、シアン
検出センサーS4が前記センサーS3に対向する位置に
設けられている。
次に、上述した熱転写記録装置を作動するための駆動部
の構造を、第3図を参照して説明する。
図示するように、二股となった揺動レバー33は、その
基端部に設けられた支持軸34を中心に揺動自在となっ
ており、一方の先端部に補助ローラ31が取付けられて
いる。そして、この揺動レバー33には図示しないばね
部材により、補助ローラ31をプラテンローラ10に押
し付ける方向の弾発力が付勢されている。記録紙搬送モ
ータM1の主軸に固着されたプーリー35と、駆動ロー
ラ26aに一体の回転軸36に固着されたプーリー37
と、支持軸34に回転自在に取付けられたプーリー38
とには、ベルト39が掛は渡されている。プーリー37
と一体となったプーリー40と、プラテンローラ10に
一体となったプーリー41には、ベルト42が掛は渡さ
れている。したがって、記録紙搬送モータM1によって
プーリー35を図中時計方向、つまり給紙方向Qに回転
させると、駆動ローラ26aとプラテンローラ10は記
録紙Rを前進搬送する方向に回転し、反時計方向、つま
り印字方向Pに回転させると、記録紙Rを戻し搬送する
方向に回転することになる。
このモータM1の時計方向Qの回転を補助ローラ31に
伝達し、逆方向Pの回転を伝達しないようにするために
、第4図(A)に示されるように、プーリー38に一方
向クラッチ、つまりワンウェイクラッチ44を介して連
結されたプーリー45と、補助ローラ31に一体となっ
たプーリー46とには、ゴム製のローブ47がたすき掛
け、つまりクロス状態となって掛は渡されている。した
がって、モータM1の時計方向Qの回転は、プーリー4
5、及び補助ローラ31を、それぞれQ a sQb方
向に伝達されるが、モータM1の逆方向Pの回転は一方
向クラッチ44の作用によって補助ローラ31には伝達
されない。
サーマルヘッド12を第2図に示す圧接位置と、第1図
に示す圧接解除位置とに駆動するため、サーマルヘッド
駆動モータM2の主軸に固着されたプーリー50と、圧
接用とリフト用の2つのカム17a、17bが一体の回
転軸16に取付けられたプーリー51とには、ベルト5
2が掛は渡されている。2つのカム17 a、 17 
bが第3図に示される回動位置となっているときは、第
2図に相当してサーマルヘッド12はプラテンローラ1
゜に圧接した状態となっている。この状態のもとで、モ
ータM2を反時計方向、っまり圧接解除方向Hに回転さ
せると、回転軸16は対応する方向Haに回転する。逆
に、カム17a、17bが第1図に示される圧接解除状
態のもとで、モータM2を時計方向、つまり圧接方向■
に回転させると、サーマルヘッド12の圧接動作がなれ
さる。
インクフィルム20の巻取搬送は、フィルム巻取モータ
M3によってなされる。このモータM3の主軸に固着さ
れた歯車55は、巻取側インクフィルムロール22を駆
動するための巻取軸56に設けられた歯車57と噛合っ
ており、モータM3を図中反時計方向、つまり巻取方向
Fに駆動すると、巻取軸56にはインクフィルム20を
巻き取る方向Faの回転が伝達される。しかし、時計方
向GにモータM3の主軸が駆動された場合には、この方
向の回転が巻取軸56には伝達されないようにすべく、
巻取軸56と歯車56との間には、一方向クラッチ58
か組込まれている。
揺動レバー33の他力の先端部に当接する補助ローラ移
動用カム60が支持軸61に取付けられ、このカム60
を回転させることによって、第3図に実線で示されるよ
うに、補助ローラ31をプラテンローラ10に圧接させ
る位置と、二点鎖線で示されるように、補助ローラ31
の圧接を解除させる位置とに、揺動レバー33を駆動さ
せる。補助ローラ31が第3図に示されるように、圧接
した状態から、圧接を解除させる際には、サーマルヘッ
ド駆動用モータM2によってカム60を矢印にで示す方
向に回転させる。また、圧接が解除された状態から、圧
接させる際には、フィルt8巻取モータM3によってカ
ム60を引続き同一の方向Kに回転させる。
支持軸61に一体となった歯車62に噛合う歯車63が
支持軸64に一方向クラッチ65を介して取付けられ、
第4図(B)に示すように、この支持軸64に取付けら
れたプーリー66と、フィルム巻取モータM3の主軸に
固着されたプーリー67とにベルト68が掛は渡されて
いる。したがって、モータM3の主軸が矢印Gで示す時
計方向に回転すると、その回転は一方向クラッチ58の
作用により巻取軸56には伝達されないが、プーリー6
6が回転することによって支持軸64はモータM3の主
軸と同方向Gaに回転し、この結果、歯車62を介して
カム60は矢印にで示す方向に回転する。カム60が第
3図に示す位置、つまり補助ローラ31を圧接させる位
置まで回転すると、その位置が補助ローラ用カム位置検
出センサーS5によって検出される。
この圧接位置から、カム60を更に矢印にで示す方向に
回転させて、カム60により揺動レバー33を揺動させ
ることによって圧接を解除させるために、支持軸70に
一方向クラッチ71を介して取付けられた歯車72は歯
車62に噛合っている。そして、第4図(B)に示され
るように、支持軸70に取付けられたプーリー73と、
前記プーリー50とにベルト74が掛は渡されている。
1に のベルト74はたすき掛けとなっており、サーマルヘッ
ド用モータM2の主軸がサーマルヘッド圧着解除方向H
に回転したときにのみ、一方向クラッチ71の作用によ
って、モータM2の駆動が歯車72のHb力方向回転に
伝達され、結果的にカム60は矢印にの方向に回転し、
カム60は圧接解除状態となる。
モータM2によってカム60を回転させるときには、歯
車63が回転してもその回転は、一方向クラッチ65の
作用により支持軸64に伝達されず、結果的にベルト6
8は駆動されない。また、モータM3によってカム60
を回転させるときには、歯車63.62か回転してもそ
の回転は、方向クラッチ71の作用により支持軸70に
は伝達されず、結果的にベルト74は駆動されない。
尚、−ヒ述したベルト39.42.52.68.74を
ロープ47と同様なゴム製のロープやチェーン等に変更
しても良く、ロープ47をベルトやチェーンに代えても
良い。
次に、第5図に示すタイムチャートを参照して、図示す
る熱転写記録装置による画像形成手順について説明する
プリント指令がプリトン開始スイッチのオンによって発
せられると、記録紙搬送モータM1が第3図において矢
印Qで示す方向に駆動され、搬送ローラ対26と、プラ
テンローラ10が記録紙Rを前進搬送する方向に高速で
回転する。プリント指令が発せられる前には、予めイン
クフィルム20のイエローの部分の頭出しがなされてお
り、イエロー検出センサーS3はオンとなっている。給
紙動作により、給紙部から繰り出された記録紙Rは、搬
送ローラ対26に向かって給紙され、この搬送ローラ対
26に挾み込まれた後に、インクフィルム20と、これ
が接触しているプラテンローラ10との間に搬送される
。このように搬送ローラ対26によって記録紙Rが挾み
込まれているときには、第5図に示されるように、記録
紙先端検出センサーS1はオンとなっている。また、第
1図に示すように補助ローラ31はプラテンローラ10
からは離れており、搬送ローラ対26とプラチンローラ
10の回転によって、記録紙Rはインクフィルム20に
案内されながら、記録紙Rの前進搬送方向の先端部がプ
ラテンローラ10と補助ローラ31との間の空間30内
に達する。
引続く前進搬送によって、記録紙Rはガイド板28a、
28bの間の収容空間29内の奥にまで搬送され、記録
紙後端検出センサーS2が第5図において時刻T1のと
きにオンすると、フィルム巻取モータM3が第3図にお
いて補助ローラ圧接方向Gに駆動される。これにより、
第3図において二点鎖線で示す位置から、カム60が矢
印に方向に回転し、第2.3図に示すように補助ローラ
31は圧接位置となる。この位置となると、T2の時点
で、補助ローラ用カム位置検出センサーS5がオンし、
フィルム巻取モータM3は停止する。
したがって、これ以降の記録紙Rの前進搬送は、矢印Q
a力方向回転した状態の補助ローラ31が、記録紙Rを
介してプラテンローラ10に圧接した状態でなされる。
記録紙Rの前進搬送によって、この搬送時には後端とな
っており、プリント時に戻し搬送される際には先端とな
る記録紙の先端部が、記録紙先端検出センサーS1の位
置となると、T3の時点で、このセンサーS1はオフに
切り代り、直ちに記録紙搬送モータM1は停止する。こ
のモータM1の停止から所定の遅延時間t1が経過した
後に、サーマルヘッド駆動用モータM2がサーマルヘッ
ド圧着方向Iに駆動される。このモータM2の駆動によ
り、カム17a、17bが第2図に示される位置となる
と、サーマルヘッド用カム位置検出センサーがサーマル
ヘッド12の圧接をT4の時点で検知し、サーマルヘッ
ド駆動用モータM2は停止する。
このモータM2の停止から所定の遅延時間t2の後に、
記録紙搬送モータM1をT5の時点で記録紙Rを戻し搬
送する方向Pに駆動すると共に、フィルム巻取モータM
3をフィルム巻取方向Fに駆動する。モータM1によっ
て記録紙Rが戻されると、記録先端検出センサーS1が
T6の時点でオンとなり、サーマルヘッド12には画像
データが印加されて、まず第1色目のイエローの画像が
記録紙Rに形成される。上述のように、T5の時点で記
録紙搬送モータM1と同時にフィルム巻取モータM3も
駆動されることになるが、フィルム巻取モータM3に対
しては、初めは規定電流値よりも低い電流を流し、徐々
に電流値を1−昇させる。
そして、記録紙先端検出センサーS1がオンした時点(
T6)で規定電流が通電されるように設定されている。
これにより、インクリボン20には急激に張力が加えら
れないようにしている。
画像形成の開始に伴って、インクフィルム20のイエロ
一部分の位置を示すマークの部分が、イエローマーク検
出センサーS3の位置から離れることになる(T7)。
イエロー画像の形成が終了すると(T8 ’) 、記録
紙Rの後端部が、サーマルヘッド12の剥離部13aの
位置となるまで記録紙Rを戻すための遅延時間t3が経
過した後に、記録紙搬送モータM1は停止する(T9)
。このモータM1が停止したら、直にサーマルヘッド駆
動モータM2を圧接解除方向Hに駆動する。これにより
、サーマルヘッド12がプラテンローラ10に対する圧
接を解除してサーマルヘッド用カム位置検出センサーが
オフとなると共に、カム60が矢印方向に回転されて、
補助ローラ用カム位置検出センサーS5もオフとなる。
サーマルヘッド用カム位置検出センサーがサーマルヘッ
ド12の解除位置を、TIOの時点で検出したならば、
サーマルヘッド駆動モータM2を停止する(Tll)。
このようにして、イエロー画像の形成が終了した後も、
フィルム巻取モータM3は巻取方向Fに回転しており、
所定時間t4後に、シアン及びマゼンタの色の先端を検
出するセンサーS4がマゼンタの先端を、T12の時点
で検出したならば、フィルム巻取モータM3を停止させ
て、次のマゼンタの画像を重ねて形成するために、前述
と同様に記録紙Rを再度前進搬送する。このようにして
、イエロー、マゼンタ、及びシアンの3色の画像が重ね
てプリントされると、1枚の記録紙に対する画像形成工
程が完了する。
尚、前記3色のインクに加えて、これらの中間色のイン
クが塗布された合計6色のインク部分を有するインクフ
ィルムや、ブラックか塗布されたインクフィルムを用い
るようにしても良い。また、カラー画像を形成する場合
のみならず、重ね印字を行なわず、単一色の画像を形成
する場合にも本発明を適用することも可能である。更に
、この熱転写記録装置は、ライン形のサーマルヘッドに
よるライン印字方式以外に、シリアル印字方式とするこ
とも可能である。
発明の効果 以」二のように、補助ローラはプラテンローラに圧接す
る位置と、離れる退避位置とに移動自在となっており、
補助ローラがプラテンローラから離れた状態のもとで、
記録紙がプラテンローラの部分にまでインクフィルムに
案内されて搬送された後には、補助ローラとプラテンロ
ーラとにより記録紙は搬送されることになるので、ガイ
ド部利を用いることなく、狭いスペース内で記録紙を大
きく湾曲させて案内させることができ、ジャムを発生さ
せることなく、記録紙を確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はサーマルヘッドがプラテンローラから離れた状
態における熱転写記録装置の概略構造を示す断面図、第
2図はサーマルヘッドが圧接した状態における第1図と
同様の断面図、第3図は熱転写記録装置の駆動機構を示
す正面図、第4図(A)は第3図における補助ローラ駆
動部を示す斜視図、第4図(B)は第3図におけるカム
駆動部を示す斜視図、第5図は熱転写記録装置における
各部材の作動タイミングを示すタイムチャートである。 10・・・プラテンローラ、12・・・サーマルヘッド
、20・・・インクフィルム、24・・・ガイドローラ
、30・・・空間、31・・・補助ローラ、Ml・・・
記録紙搬送モータ、M2・・・サーマルヘッド駆動モー
タ、M3・・・フィルム巻取モータ、Sl・・・記録先
端検出センサー、S2・・・記録後端検出センサー、S
3・・・イエ0−検出センサー、S4・・・マセ゛ンタ
、シアン検出センサー、S5・・・補助ローラ用カム位
置検出センザー、R・・・記録紙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラテンローラとこれに対して圧接及び圧接解除自在と
    なったサーマルヘッドとを有し、記録紙を前記プラテン
    ローラと前記サーマルヘッドとの間に搬送すると共に、
    記録紙と前記サーマルヘッドとの間にインクフィルムを
    搬送して前記記録紙に画像情報を形成する熱転写記録装
    置において、前記プラテンローラと前記インクフィルム
    との間を通り、前記インクフィルムに案内された記録紙
    の端部が入り込む空間を前記プラテンローラとの間で形
    成する退避位置及び、記録紙を介して前記プラテンロー
    ラに圧接する圧接位置に移動自在の補助ローラを有する
    熱転写記録装置。
JP26505190A 1990-10-04 1990-10-04 熱転写記録装置 Pending JPH04142959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26505190A JPH04142959A (ja) 1990-10-04 1990-10-04 熱転写記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26505190A JPH04142959A (ja) 1990-10-04 1990-10-04 熱転写記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04142959A true JPH04142959A (ja) 1992-05-15

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