JP2000006489A - シート材処理装置 - Google Patents

シート材処理装置

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JP2000006489A
JP2000006489A JP18807098A JP18807098A JP2000006489A JP 2000006489 A JP2000006489 A JP 2000006489A JP 18807098 A JP18807098 A JP 18807098A JP 18807098 A JP18807098 A JP 18807098A JP 2000006489 A JP2000006489 A JP 2000006489A
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JP
Japan
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discharge
transport
sheet material
roller
amount
Prior art date
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JP18807098A
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Tetsuya Saito
哲也 斉藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】改行時の搬送手段と排出手段によるシート材の
搬送量を常に一定にし、シート材の全域にわたって良好
な処理が行えるようなシート材処理装置を提供する。 【解決手段】シート材5の後端が搬送ローラ6を通過す
る処理行に記録する前の改行においては、排紙ローラ1
7によるシート材5の搬送量F21を搬送ローラ6による
搬送量F1と同じかまたはそれ以上になるように駆動
し、シート材5の後端が搬送ローラ6を通過する処理行
とそれ以降の改行においては、排紙ローラ17によるシ
ート材5の搬送量F22を搬送ローラ6による搬送量F1
と同じになるように駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット方
式等のプリンタ等のように、搬送手段と排出手段によっ
て間欠的に搬送して改行し、印字等の処理を行う搬送機
構を備えたシート材処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在コンピュータのデータ出力端末等の
手段として、インクジェット方式のプリンタが広く用い
られている。
【0003】すなわち、図10に示すように、シート材
としての印字用紙100に印字処理する処理手段として
の印字ヘッド101と、印字用紙100を記録位置とし
ての印字位置に搬送するための搬送手段としての搬送ロ
ーラ102および搬送補助ローラ102aと、印字用紙
100を印字位置から排出するための排出手段としての
排紙ローラ103および排紙補助ローラ103aとを備
えている。
【0004】そして、印字ヘッド101による1行分の
印字が終了する毎に、搬送ローラ102及び排紙ローラ
103を駆動して印字用紙100を一行分間欠送りして
停止し、次の行の印字を行い、印字が終了すると、さら
に印字用紙100を1行分送って改行するようになって
いる。
【0005】搬送ローラ102には、LFモータ105
からモータギア106、中間ギア107およびLFギア
108を介して動力が伝達される。また、搬送ローラ1
02と排紙ローラ103間には伝達ローラ109が双方
に接触するように介挿され、搬送ローラ102に同期し
て排紙ローラ103が駆動される。
【0006】ところで、上記従来技術のプリンタでは、
印刷位置における印字用紙100のたるみを回避するた
めに、排紙ローラ103による印字用紙100の搬送量
を搬送ローラ102による搬送量より常に大きくしなけ
ればならず、印字用紙100の後端が搬送ローラ102
を通過して印字用紙100が排紙ローラ103のみによ
り搬送される場合は、搬送ローラ102を通過した後に
印刷が行われる部分では次のラインでの印刷領域との間
ですきまが生じ、良好な印刷が行える領域に制約をもた
らすという問題があった。
【0007】この問題の解決策の一つとして、従来から
印字用紙100が搬送ローラ102上にあることを検出
するセンサ104を設け、印字用紙100の後端が搬送
ローラ102を通過したことを検出した場合は、その後
の1行の改行のためのモータ105の回転角度を小さく
して、排紙ローラ103による搬送量が、搬送ローラ1
02によって行われていた規定の搬送量と同じになるよ
うにするという考えがある。
【0008】この考えによれば、印字用紙100の後端
が搬送ローラ102を通過した後もそれ以前と同じ搬送
量で改行が行われる。さらに、印刷が進むとやがて排紙
ローラ103からも外れてプリンタの外に排出され、1
ページ分の印刷が終了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、印字
用紙100の後端がちょうど改行と改行のあいだで搬送
ローラ102を通過するということはほとんど起こり得
ず、改行の途中で通過する。この場合、印字用紙100
の後端が完全に搬送ローラ102を通過する以前にモー
タ105の回転角度を小さくしてしまうとその前の印刷
行と重なってしまうので、印字用紙100の後端が搬送
ローラ102を通過する所の改行は規定の搬送量で搬送
せざるを得ない。
【0010】そうなると、印字用紙100の後端が改行
の途中で搬送ローラ102を通過すると、その改行にお
ける残りの部分の搬送は排紙ローラ103で規定より大
きい搬送量で行われるので、その次の行の印刷領域との
間にやはり隙間が生じる。従って、この考えでもやはり
印字用紙100の後端近くには印刷が良好に行えない領
域ができてしまうという欠点があった。
【0011】本発明は上記した従来技術の問題を解消す
るためになされたもので、その目的とするところは、改
行時の搬送手段と排出手段によるシート材の搬送量を常
に一定にし、シート材の全域にわたって良好な処理が行
えるようなシート材処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、シート材に所定の処理をするた
めの処理手段と、前記シート材を処理位置に搬送するた
めの搬送手段と、前記シート材を処理位置から排出する
ための排出手段と、前記シート材の一部が前記搬送手段
の位置にあることを検出する検出手段と、前記シート材
の後端が前記搬送手段を通過する処理行に記録する前の
改行においては、前記排出手段によるシート材の搬送量
を前記搬送手段による搬送量と同じかまたはそれ以上に
なるように駆動し、前記シート材の後端が前記搬送手段
を通過する処理行とそれ以降の改行においては、前記排
出手段によるシート材の搬送量を前記搬送手段による搬
送量と同じになるように駆動する駆動制御手段と、を備
えていることを特徴とする。
【0013】シート材後端が搬送手段を通過するまでは
排出手段による搬送量を搬送手段による搬送量より大き
くし、シート材後端が搬送手段を通過する直前及びそれ
以降は、排出手段による搬送量をそれ以前の搬送手段に
よる搬送量と同じに切り替える。これにより、シート材
の先端に処理がなされてから後端が排出手段を抜けるま
で、常に規定の搬送量で搬送されるので、シート材の全
域にわたって良好な処理がなされる。
【0014】駆動制御手段は、搬送手段と排出手段を駆
動する同一の駆動源と、1行改行を行う場合に前記搬送
手段の搬送量より前記排出手段の搬送量が大きくなるよ
うに前記駆動源の動力を前記排出手段に伝達する第1の
排出用伝達機構と、1行改行を行う場合に前記搬送手段
の搬送量と前記排出手段の搬送量が等しくなるように前
記駆動源の動力を前記排出手段に伝達する第2の排出用
伝達機構との、伝達経路の異なる2つの動力伝達機構を
備え、シート材の後端が前記搬送手段を通り過ぎるとき
の改行より以前の改行では、前記排出手段は前記第1の
排出用伝達機構により駆動され、前記シート材の後端が
前記搬送手段を通り過ぎるときの改行とそれ以降の改行
では、前記排出手段は前記第2の排出用伝達機構により
駆動されることを特徴とする。
【0015】搬送手段を駆動する搬送用駆動源とは別に
排出手段を駆動する排出用駆動源を有し、前記シート材
の後端が前記搬送手段を通り過ぎるときの改行より以前
の改行では、前記排出手段が前記搬送手段により搬送量
より大きい搬送量だけ駆動されるように前記排出用駆動
源を制御し、前記シート材の後端が前記搬送手段を通り
過ぎるときの改行とそれ以降の改行では、前記排出手段
を前記搬送手段による搬送量と等しい搬送量だけ駆動さ
れるように前記排出用駆動源を制御することを特徴とす
る。このようにすれば、装置構成を単純化できる。
【0016】処理手段はシート材に印字処理を行う手段
の場合には、シート材の全域にわたって良好な印刷が得
られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。 [実施の形態1]図1は本発明の実施の形態1のプリン
タの構成を模式的に示している。
【0018】すなわち、シート材としての印字用紙5に
印字処理するための処理手段としての印字ヘッド1と、
印字用紙5を印字ヘッド1と対向する印字位置に搬送す
るための搬送手段としての搬送ローラ6およびピンチロ
ーラ13と、印字用紙5を印字位置から排出するための
排出手段としての排紙ローラ17および排紙補助ローラ
18と、印字用紙5の一部が搬送ローラ6の位置にある
ことを検出する検出手段としての検出装置11Aと、印
字用紙5の後端が前記搬送ローラ6を通過する印字行に
印字する前の改行においては、排紙ローラ17による印
字用紙5の搬送量F2を前記搬送ローラ6による搬送量
F1と同じかまたはそれ以上になるように前記搬送ロー
ラ6および排紙ローラ17を駆動し、前記印字用紙5の
後端が搬送ローラ6を通過する印字行とそれ以降の改行
においては、排紙ローラ17による印字用紙6の搬送量
F2を搬送ローラ6による搬送量F1と同じになるよう
に駆動する駆動制御手段としての駆動制御機構50とを
備えている。
【0019】この実施の形態では、駆動制御機構50
は、搬送ローラ6と排紙ローラ17を駆動する同一の駆
動源としてのモータ8と、1行改行を行う場合に搬送ロ
ーラ6の搬送量F1より排紙ローラ17の搬送量F2が
大きくなるようにモータ8の動力を排紙ローラ17に伝
達する第1排紙用伝達機構61と、1行改行を行う場合
に搬送ローラ6の搬送量F1と排紙ローラ17の搬送量
F2が等しくなるようにモータ8の動力を排紙ローラ1
7に伝達する第2排紙用伝達機構62との、伝達経路の
異なる2つの排紙用伝達機構と、第1,第2排紙用伝達
機構61,62を切換えるための切換え機構64と、前
記検出装置11Aからの信号に基づいて切換えを行う改
行行数を演算して切換え機構を制御するCPU等の制御
部51と、を備えている。制御部51はモータの駆動に
ついても制御する。
【0020】また、搬送ローラ6については搬送用伝達
機構63を介してモータ8の動力が伝達されている。
【0021】図5は本発明のプリンタの概略構成を示す
斜視図である。
【0022】印字ヘッド1はインクを内部に有し、キャ
リア2に対して脱着可能に保持されている。キャリア2
は、プラテン9に対向して平行運動できるようにガイド
シャフト4とガイドレール部3aによりシャーシ3上に
支持されている。
【0023】給紙装置21は本体22に取り付けられて
いて、印字用紙5をプリンタの搬送手段としての搬送ロ
ーラ6と搬送補助ローラ13とのニップ部まで送り込
む。
【0024】印字用紙5が搬送ローラ6により所定位置
まで送り込まれた後、キャリア2はベルト24を介して
キャリアモータ23により駆動され、印刷を行うべきイ
メージデータにしたがって印字ヘッド1からインクを吐
出しながらキャリア2を往復運動することにより、印字
用紙5の所望の位置にインクを付着させる。
【0025】1行分の印刷が終わる度に、印字用紙搬送
機構により印字用紙5が所定量搬送され、印刷動作を繰
り返すことで1ページ分の印刷ができ、印刷し終わった
印字用紙5は本体22の外に排出される。
【0026】図3および図4は、本発明の実施の形態1
の印字用紙搬送機構の概略構成を具体的に示す側面図で
ある。
【0027】すなわち、搬送ローラ6はシャーシ3の両
側の側面に回転可能に支持されていて、LFモータ8に
直結された駆動ギア8a−中間ギア15−LFギア7を
介してLFモータ8によって駆動される。ピンチローラ
ホルダ14はピンチローラ13を軸中心に回転可能なよ
うに保持し、軸部14aを中心に回転できるようにシャ
ーシ3に取り付けられており、図示していないバネの反
力によってピンチローラ13を搬送ローラ6に押しつけ
ている。これら、中間ギア15,LFギア7等が上記し
た搬送用伝達機構63を構成している。
【0028】また、シャーシ3にはセンサレバー10が
回転可能に取り付けられていて、PCB12上のインタ
ーラプタ11にスリット部10aが入り込み可能となっ
ている。これらインターラプタ11とスリット部10a
が本発明の検出手段としての検出装置11Aを構成して
いる。
【0029】一方、排紙ローラ17は、LFモータ8の
軸中心を中心として揺動可能に支持されたギアホルダ2
6に保持された2つのギア、つまり第1排紙中間ギア2
5Aと第2排紙中間ギア25Bのいずれかにより、LF
モータ8の駆動力を伝達することで駆動される。第1排
紙中間ギア25Aは前記第1排紙用伝達機構61の一部
を構成するもので、この第1排紙用伝達機構61は、L
Fモータ8のモータ軸に直結された駆動ギア8a−第1
排紙中間ギア25A−排紙ローラ17に固定された排紙
ローラギア19により構成される。また、第2排紙中間
ギア25Bは前記第2配置伝達機構62の一部を構成す
るもので、この第2排紙用伝達機構62は、駆動ギア8
a−第2排紙中間ギア25B−排紙ローラギア19によ
り構成される。
【0030】ここで、第1排紙中間ギア25Aと第2排
紙中間ギア25Bの歯数はそれぞれ異なり、排紙ローラ
17が第1排紙中間ギア25Aを介して駆動されるとき
は1行あたりの改行のときの搬送量F2が搬送ローラ6
による搬送量F1より大きくなり(F2>F1)、第2
排紙中間ギア25Bを介して駆動されるときは1行あた
りの改行のときの搬送量F2が搬送ローラ6による搬送
量F1に等しくなるように設定されている(F2=F
1)。
【0031】そして、ギアホルダ26を不図示のソレノ
イド等のトリガ手段によって揺動させることによって、
第1排紙中間ギア25Aと第2排紙中間ギア25Bが選
択的に排紙ローラギア19に噛み合うように構成されて
いる。この実施の形態では、スプリング28によって常
に第1排紙中間ギア25Aが排紙ローラギア19に噛み
合うように付勢し(図中半時計回り方向)、トリガ手段
によってスプリング28の付勢力に抗して図中時計回り
方向に回転させて第1排紙中間ギア25Aを排紙ローラ
ギア19から離間させ第2排紙中間ギア25Bを排紙ロ
ーラギア19に噛み合わせるようになっている。
【0032】次に、上記プリンタの印字動作について説
明する。
【0033】給紙装置21により印字用紙5が送り込ま
れてくると、センサレバー10を上に押し上げるため
に、図3のようにスリット部10aがインタラプタ11
からはずれてオンの状態になり、印字用紙5が送り込ま
れたことを検出する。印字用紙5はさらに給紙装置21
によって搬送され、搬送ローラ6とピンチローラ13の
接点に到達する。
【0034】ここで、LFモータ8を駆動して搬送ロー
ラ6を時計回り方向に回転させると、印字用紙5の先端
が搬送ローラ6とピンチローラ13に挟み込まれ、右方
向への搬送が行われる。印字用紙5が印字位置まで搬送
され、シャーシ3に固定されているプラテン9によって
概略平面になるように保持される。
【0035】ここで印字ヘッド1からインクを噴出させ
ながらキャリア2を往復運動させて印刷を行う。
【0036】1回の搬送動作による搬送量は、図1に示
すように、1行あたりのヘッド1の印字用紙搬送方向の
印刷領域幅Pに合わせて規定される。印字用紙6は印字
位置を過ぎた後はプラテン9上に回転可能に保持された
排紙ローラ17と排紙ローラ17に当接して従動する排
紙補助ローラ18に挟まれ、印字用紙5のその後に印字
を行う部分にたるみが起きないように保持される。
【0037】この改行動作を、図2に示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0038】印字用紙5の後端が搬送ローラ7を通過す
る以前は、微弱な付勢力をもつバネ28によりギアブラ
ケット26は、第1排紙用伝達機構61の第1排紙中間
ギア25Aが排紙ローラギア19と噛み合うように付勢
されている。この状態でLFモータ8で搬送ローラ6を
駆動して印字用紙5の搬送を行うと、排紙ローラ17は
搬送ローラ6より大きい搬送量で搬送を行うので、印字
用紙5が印字位置でたるむことなく保持される(ステッ
プ1,2参照)。また、排紙補助ローラ18の排紙ロー
ラ17への押しつけ力は、排紙ローラ17と印字用紙5
との間の摩擦が搬送ローラ6と印字用紙5との間の摩擦
力より小さくなるように設定されており、このために排
紙ローラ17による搬送量が搬送ローラ6による搬送量
より大きく設定されても、この状態では実際には印字用
紙5と搬送ローラ17との間でスリップが起きるので、
規定より多く搬送されることはない。これらの作用によ
り良好な印刷が行われる。
【0039】印刷が進むと、図4のように、印字用紙5
の後端はセンサレバー10を通り過ぎて、インターラプ
タ11内にスリット部10aが入り込んでオフ状態とな
る。この位置と印字用紙5の後端が搬送ローラ6とピン
チローラ13の接点との距離L1は不変であるので(図
1参照)、インターラプタ11がオフになったのを検出
してから印字用紙5を何行搬送すると後端が搬送ローラ
6を通過するかが分かるので、この印刷用紙5の後端が
搬送ローラ6を通過する改行行数(xj)を演算する
(ステップ3参照)。
【0040】このインターラプタ11の信号の切り替わ
りの情報に基づいて、次の改行の途中で印字用紙5が搬
送ローラ6を通りすぎると判定された場合(ステップ
4,5参照)、図示していないトリガー手段のような切
換え機構64によりギアホルダ26が時計回りに回動
し、第1排紙中間ギア25Aが排紙ローラギア19から
外れ、代わりに第2排紙中間ギア25Bが噛み合う。
【0041】この状態で排紙ローラ17を駆動すると、
搬送ローラ6による搬送量に等しい搬送量で印字用紙5
を搬送するようになる(ステップ6参照)。LFモータ
8が回転している間は、第2排紙中間ギア25Bと排紙
ローラギア19の歯面間の摩擦力がバネ28の付勢力に
打ち勝つので、ギアホルダ26は図4の状態で保持され
る。改行が終わってLFモータ8が停止すると、この摩
擦力が無くなるので、バネ28の力によりギアホルダは
反時計回りに回動して図3の状態に戻る。後端が搬送ロ
ーラ6を通過する所の改行、及びその後の改行時はこの
動作を繰り返すことにより、後端が搬送ローラ6を通過
する所の改行、及びその後も、印字用紙5の1行あたり
の搬送量は搬送ローラ6と排紙ローラ17の両方で搬送
されていたときと全く同じにすることができる。
【0042】この状態からさらに印刷動作を繰り返すと
印字用紙5は排紙ローラ17も通過して本体22の外に
排出されて1ページ分の印刷が終了する(ステップ7参
照)。 [実施の形態2]図6は本発明の実施の形態2のプリン
タの構成を模式的に示している。
【0043】すなわち、被記録材としての印字用紙5に
印字するための記録手段としての印字ヘッド1と、印字
用紙5を印字位置に搬送するための搬送手段としての搬
送ローラ6およびピンチローラ13と、印字用紙5を印
字位置から排出するための排出手段としての排紙ローラ
17および排紙補助ローラ18と、印字用紙5の一部が
搬送ローラ6の位置にあることを検出する検出手段とし
ての検出装置11Aと、印字用紙5の後端が前記搬送ロ
ーラ6を通過する印字行に印字する前の改行において
は、排紙ローラ17による印字用紙5の搬送量F2を前
記搬送ローラ6による搬送量F1と同じかまたはそれ以
上になるように前記搬送ローラ6および排紙ローラ17
を駆動し、前記印字用紙5の後端が搬送ローラ6を通過
する印字行とそれ以降の改行においては、排紙ローラ1
7による印字用紙6の搬送量F2を搬送ローラ6による
搬送量F1と同じになるように駆動する駆動制御手段と
しての駆動制御機構70とを備えている。
【0044】この実施の形態では、駆動制御機構70
が、搬送ローラ6を駆動する搬送用駆動源としての搬送
用モータ8とは別に排出手段としての排紙ローラ17を
駆動する排出用駆動源としての排出用モータ20を有
し、前記検出装置11Aからの信号に基づいて、印刷用
紙5の後端が搬送ローラ6を通り過ぎるときの改行より
以前の改行では、排紙ローラ17が搬送ローラ6の搬送
量F1より大きい搬送量F2だけ駆動されるように排出
用モータ20を制御し、印刷用紙5の後端が搬送ローラ
8を通り過ぎるときの改行とそれ以降の改行では、前記
排紙ローラ17を搬送ローラ6による搬送量と等しい搬
送量だけ駆動されるように排紙用モータ20を制御する
制御部71と、を備えている。
【0045】また、搬送ローラ6については搬送用伝達
機構63を介してモータ8の動力が伝達され、排紙ロー
ラ17については排紙用伝達機構65によってモータ8
の動力が伝達されるようになっている。
【0046】図8および図9は、本発明の実施の形態2
の印字用紙搬送機構の概略構成を具体的に示す側面図で
ある。
【0047】すなわち、搬送ローラ6はシャーシ3の両
側の側面に回転可能に支持されていて、LFモータ8に
直結された駆動ギア8a−中間ギア15−LFギア7を
介してLFモータ8によって駆動される。ピンチローラ
ホルダ14はピンチローラ13を軸中心に回転可能なよ
うに保持し、軸部14aを中心に回転できるようにシャ
ーシ3に取り付けられており、図示していないバネの反
力によってピンチローラ13を搬送ローラ6に押しつけ
ている。これら、中間ギア15,LFギア7等が上記し
た搬送用伝達機構63を構成している。
【0048】また、シャーシ3にはセンサレバー10が
回転可能に取り付けられていて、PCB12上のインタ
ーラプタ11にスリット部10aが入り込み可能となっ
ている。これらインターラプタ11とスリット部10a
が本発明の検出手段としての検出装置11Aを構成して
いる。
【0049】排紙ローラ17は、排紙ローラモータ20
の直結された駆動ギア20a−排紙中間ギア19−排紙
ローラギア19によって構成される排紙用伝達機構65
によって排紙ローラモータ20の動力が伝達され、搬送
ローラ6と同方向に回転する。 ここで、排紙ローラモ
ータ20による改行時の搬送量は、搬送ローラ6による
搬送量F1よりも大きい第1の搬送量F21(F2>F
1)、搬送ローラ6による搬送量F1と等しい第2の搬
送量F22とに切換え可能となっている(F22=F
1)。
【0050】次に、上記プリンタの印字動作について説
明する。
【0051】給紙装置21により印字用紙5が送り込ま
れてくると、センサレバー10を上に押し上げるため
に、図3のようにスリット部10aがインタラプタ11
からはずれてオンの状態になり、印字用紙5が送り込ま
れたことを検出する。印字用紙5はさらに給紙装置21
によって搬送され、搬送ローラ6とピンチローラ13の
接点に到達する。
【0052】ここで、LFモータ8を駆動して搬送ロー
ラ6を時計回り方向に回転させると、印字用紙5の先端
が搬送ローラ6とピンチローラ13に挟み込まれ、右方
向への搬送が行われる。印字用紙5が印字位置まで搬送
され、シャーシ3に固定されているプラテン9によって
概略平面になるように保持され、ここで印字ヘッド1か
らインクを噴出させながらキャリア2を往復運動させて
印刷を行う。
【0053】1回の搬送動作による搬送量は、図6に示
すように、1行あたりのヘッド1の印字用紙搬送方向の
印刷領域幅Pに合わせて規定される。印字用紙6は印字
位置を過ぎた後はプラテン9上に回転可能に保持された
排紙ローラ17と排紙ローラ17に当接して従動する排
紙補助ローラ18に挟まれ、印字用紙5のその後に印字
を行う部分にたるみが起きないように保持される。
【0054】この改行動作を、図2に示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0055】印字用紙5の後端が搬送ローラ7を通過す
る以前は、排紙ローラモータ20によって排紙ローラ1
7は搬送ローラ6より大きい搬送量F21で搬送を行う
ので、印字用紙5が印字位置でたるむことなく保持され
る(ステップ1,2参照)。また、排紙補助ローラ18
の排紙ローラ17への押しつけ力は、排紙ローラ17と
印字用紙5との間の摩擦が搬送ローラ6と印字用紙5と
の間の摩擦力より小さくなるように設定されており、こ
のために排紙ローラ17による搬送量が搬送ローラ6に
よる搬送量より大きく設定されても、この状態では実際
には印字用紙5と搬送ローラ17との間でスリップが起
きるので、規定より多く搬送されることはない。これら
の作用により良好な印刷が行われる。
【0056】印刷が進むと、図9のように、印字用紙5
の後端はセンサレバー10を通り過ぎて、インターラプ
タ11内にスリット部10aが入り込んでオフ状態とな
る。この位置と印字用紙5の後端が搬送ローラ6とピン
チローラ13の接点との距離L1は不変であるので(図
6参照)、インターラプタ11がオフになったのを検出
してから印字用紙5を何行搬送すると後端が搬送ローラ
6を通過するかが分かるので、この印刷用紙5の後端が
搬送ローラ6を通過する改行行数(xj)を演算する
(ステップ3参照)。
【0057】このインターラプタ11の信号の切り替わ
りの情報に基づいて、次の改行の途中で印字用紙5が搬
送ローラ6を通りすぎると判定された場合(ステップ
4,5参照)、排紙ローラモータ20の回転角度が、排
紙ローラ17の搬送量が搬送ローラ6による搬送量に等
しくなるように排紙ローラ17を駆動するだけの角度に
切り換えられる。これによって、後端が搬送ローラ6を
通過する所の改行、及びその後の改行時も、印字用紙5
の1行あたりの搬送量は搬送ローラ6と排紙ローラ17
の両方で搬送されていたときと全く同じにすることがで
きる。
【0058】この状態からさらに印刷動作を繰り返すと
印字用紙5は排紙ローラ17も通過して本体22の外に
排出されて1ページ分の印刷が終了する(ステップ7参
照)。
【0059】なお、上記実施の形態では搬送ローラの規
定の搬送量に対して排紙ローラの搬送量を制御している
が、逆に排紙ローラを規定に搬送量として相対的に搬送
ローラの搬送量を制御するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート材後端が搬送手段を通過するまでは排出手段によ
る搬送量を搬送手段による搬送量より大きくし、シート
材後端が搬送手段を通過する行及びそれ以後の排出手段
のみで搬送されるようになった後は、排出手段による搬
送量を搬送手段による搬送量と同じになるように駆動す
るように制御する駆動制御手段を設けたので、シート材
が搬送手段を通過するところの行の改行も規定の搬送量
で行え、シート材の先端から後端まで正規の搬送量で搬
送ができるので、シート材全域にわたって良好な処理が
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のプリンタの模式的構
成図である。
【図2】 図1の装置の改行動作手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 図1のプリンタの用紙搬送機構の具体的構成
を示すもので、特に用紙後端検出前の状態の側面図であ
る。
【図4】 図3の用紙後端検出後の側面図である。
【図5】 図1の構成を有する具体的なプリンタの概略
斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態2のプリンタの模式的構
成図である。
【図7】 図6の装置の改行動作手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 図6のプリンタの用紙搬送機構の具体的構成
を示すもので、特に用紙後端検出前の状態の側面図であ
る。
【図9】 図8の用紙後端検出後の側面図である。
【図10】 従来のプリンタの印字用紙搬送機構を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 印刷ヘッド(記録手段) 5 印刷用紙(シート材) 6 搬送ローラ(搬送手段) 8 LFモータ 10 センサレバー 11 インタラプタ 11A 検出装置 13 ピンチローラ(搬送手段) 17 排紙ローラ(排出手段) 18 排紙補助ローラ(排出手段) 50 駆動制御機構 51 制御部 61 第1排紙用伝達機構 62 第2排紙用伝達機構 63 搬送用伝達機構 64 切換え機構 F1 搬送ローラの搬送量 F21,F22 排紙ローラの搬送量 20 排紙ローラモータ 70 駆動制御機構 71 制御部 65 排紙用伝達機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材に所定の処理をするための処理
    手段と、 前記シート材を処理位置に搬送するための搬送手段と、 前記シート材を処理位置から排出するための排出手段
    と、 前記シート材の一部が前記搬送手段の位置にあることを
    検出する検出手段と、 前記シート材の後端が前記搬送手段を通過する処理行に
    処理する前の改行においては、前記排出手段によるシー
    ト材の搬送量を前記搬送手段による搬送量と同じかまた
    はそれ以上になるように駆動し、前記シート材の後端が
    前記搬送手段を通過する処理行とそれ以降の改行におい
    ては、前記排出手段によるシート材の搬送量を前記搬送
    手段による搬送量と同じになるように駆動する駆動制御
    手段と、を備えていることを特徴とするシート材処理装
    置。
  2. 【請求項2】 駆動制御手段は、搬送手段と排出手段を
    駆動する同一の駆動源と、1行改行を行う場合に前記搬
    送手段の搬送量より前記排出手段の搬送量が大きくなる
    ように前記駆動源の動力を前記排出手段に伝達する第1
    排出用伝達機構と、1行改行を行う場合に前記搬送手段
    の搬送量と前記排出手段の搬送量が等しくなるように前
    記駆動源の動力を前記排出手段に伝達する第2排出用伝
    達機構との、伝達経路の異なる2つの動力伝達機構を備
    え、 シート材の後端が前記搬送手段を通り過ぎるときの改行
    より以前の改行では、前記排出手段は前記第1の排出用
    伝達機構により駆動され、前記シート材の後端が前記搬
    送手段を通り過ぎるときの改行とそれ以降の改行では、
    前記排出手段は前記第2の排出用伝達機構により駆動さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のシート材処理装
    置。
  3. 【請求項3】 搬送手段を駆動する搬送用駆動源とは別
    に排出手段を駆動する排出用駆動源を有し、前記シート
    材の後端が前記搬送手段を通り過ぎるときの改行より以
    前の改行では、前記排出手段が前記搬送手段により搬送
    量より大きい搬送量だけ駆動されるように前記排出用駆
    動源を制御し、前記シート材の後端が前記搬送手段を通
    り過ぎるときの改行とそれ以降の改行では、前記排出手
    段を前記搬送手段による搬送量と等しい搬送量だけ駆動
    されるように前記排出用駆動源を制御することを特徴と
    する請求項1記載のシート材処理装置。
  4. 【請求項4】 処理手段はシート材に印字処理を行う手
    段である請求項1,2または3に記載のシート材処理装
    置。
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